説明

小分子組成物、及びその組成物を使用して薬物効率を高めるための方法

特定の実施態様において、薬物効率を高めるための組成物、及び方法を提供すること。特定の実施態様では、複合体は、様々な疾患の治療における組成物、及び方法のために提供され、式1:D−L−S(1)、又は式2:D−L−S’(2)(式中、Dは薬物成分であり、Lは、存在していてもいなくてもよく、非放出性リンカー成分であり、Sは、ヘキソキナーゼ、タンパク質キナーゼ、又はリピドキナーゼ以外のキナーゼに対する基質であり、S’は、ヘキソキナーゼ、タンパク質キナーゼ、又はリピドキナーゼ以外のホスホトランスフェラーゼに対する基質である。)を有する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬物と、場合によっては放出不可能なリンカーを介して該薬物に放出不可能に結合されたタンパク質キナーゼ、又はリピドキナーゼに対する基質とを含む複合体。
【請求項2】
薬物の高率の生物活性が複合体に保持される、請求項1に記載の複合体。
【請求項3】
50%を上回る生物活性が複合体に保持される、請求項1、又は2に記載の複合体。
【請求項4】
20%を上回る生物活性が複合体に保持される、請求項1から3のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項5】
5%を上回る生物活性が複合体に保持される、請求項1から4のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項6】
(基質)t、(リンカー)q、及び(薬物)dを含み、少なくとも1つの基質成分が、場合によっては放出不可能なリンカーを介して少なくとも1つの薬物に結合され、tは1から6で、qは0から6で、dは1から6である、請求項1から5のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項7】
該キナーゼが、過発現され、過度の活性を有し、又は標的系において望ましくない活性を示す、請求項1から6のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項8】
キナーゼは、ACAMPSに関連する状態に関連している、請求項1から7のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項9】
該基質は、ヌクレオシドキナーゼに対する基質である、請求項1から8のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項10】
該基質は、チミジンキナーゼ、デオキシシチジンキナーゼ、又はデオキシグアノシンキナーゼに対する基質である、請求項1から9のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項11】
該基質は、ウイルス性チミジンキナーゼ、又はヒトチミジンキナーゼに対する基質である、請求項1から10のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項12】
該基質は、天然、又は非天然ヌクレオシドである、請求項1から11のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項13】
該基質は、チミジンホスホリラーゼ、又はシチジンデアミナーゼの作用によってチミジンキナーゼ、又はデオキシシチジンキナーゼの基質に変換される天然、又は非天然ヌクレオシドである、請求項1から12のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項14】
該ヌクレオシドは、ピリミジン、又はプリンヌクレオシド、あるいは医薬として許容し得るその誘導体である、請求項9に記載の複合体。
【請求項15】
該ヌクレオシドは、ピリミジンヌクレオシド、又は医薬として許容し得るその誘導体である、請求項9、又は14の複合体。
【請求項16】
該ヌクレオシドは、プリンヌクレオシド、又は医薬として許容し得るその誘導体である、請求項9、又は14に記載の複合体。
【請求項17】
該ヌクレオシドは、デオキシリボース糖に共有結合したピリミジンである、請求項9、14、又は15のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項18】
該ヌクレオシドは、リボース糖に共有結合したピリミジンである、請求項9、14、又は15のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項19】
該ヌクレオシドは、デオキシリボース糖に共有結合したプリンを含む、請求項9に記載の複合体。
【請求項20】
該ヌクレオシドは、リボース糖に共有結合したプリンを含む、請求項9に記載の複合体。
【請求項21】
該ヌクレオシドは、シトシン、ウリジン、チミジン、グアノシン、アデノシン、又は医薬として許容し得るその誘導体から選択される塩基を含む、請求項9に記載の複合体。
【請求項22】
該ヌクレオシドはチミジンである、請求項9に記載の複合体。
【請求項23】
該基質は、チミジンキナーゼに対するヌクレオシド、又はヌクレオシド類似体基質である、請求項1に記載の複合体。
【請求項24】
該基質は、ヒトチミジンTK−1、又はウイルス性TKに対するヌクレオシド、又はヌクレオシド類似体基質である、請求項1、又は23に記載の複合体。
【請求項25】
該薬物は、細胞毒性剤である、請求項1から24のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項26】
該薬物は標識である、請求項1から24のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項27】
該薬物は、抗感染薬、駆虫薬、抗原虫薬、抗マラリア薬、抗アメーバ薬、抗レーシュマニア薬、抗トリコモナス薬、抗トリパノソーマ薬、スルホンアミド、抗ミコバクテリア薬、又は抗ウイルス薬である、請求項1から24のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項28】
該薬物は、アルキル化剤、植物アルカロイド、代謝拮抗薬、抗生物質、マイクロチューブ、又はチューブリン結合剤である、請求項1から24のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項29】
該薬物は、中枢神経系抑制薬、及び刺激薬、気管薬、薬理学的作用薬、心血管薬、血液、及び造血系薬、胃腸薬、ならびに局所的に作用する化学療法薬である、請求項1から24のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項30】
該薬物は、以下の薬物のクラス、すなわち
a)アントラシクリンファミリーの薬物、
b)ビンカアルカロイド薬、
c)マイトマイシン、
d)ブレオマイシン、
e)細胞毒性ヌクレオシド、
f)プテリジンファミリーの薬物、
g)ジイネン、
h)エストラムスチン、
i)シクロホスファミド、
j)タキサン、
k)ポドフィロトキシン、
l)メイタンサノイド、
m)エポチロン、ならびに
n)コンブレタスタチン、及び類似体、
又は医薬として許容し得るその誘導体の中から選択される、請求項1から24のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項31】
該薬物は、以下の薬物、すなわち
a)ドキソルビシン、
b)カルミノミシン、
c)ダウノルビシン、
d)アミノプテリン、
e)メトトレキセート、
f)メトプテリン、
g)ジクロロメトトレキセート、
h)マイトマイシンC、
i)ポルフィロミシン、
j)5−フルオロウラシル、
k)6−メルカプトプリン、
l)シトシンアラビノシド、
m)ポドフィロトキシン、
n)エトポシド、
o)リン酸エトポシド、
p)メルファラン、
q)ビンブラスチン、
r)ビンクリスチン、
s)ロイロシジン、
t)ビンデシン、
u)エストラムスチン、
v)シスプラチン、
w)シクロホスファミド、
x)パクリタキセル、
y)ロイロシット、
z)4−デスアセチルビンブラスチン、
aa)エポチロンB、
bb)ドセタキセル、
cc)メイタンサノール、
dd)エポチロンA、ならびに
ee)コンブレタスタチン、及び類似体、
又は医薬として許容し得るその誘導体の中から選択される、請求項1から24のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項32】
放出不可能なリンカーを含む、請求項1から21のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項33】
該リンカーは、直鎖、又は非環状部分、環状部分、芳香族環、又はそれらの組合せを含む、請求項1から32のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項34】
該リンカーは、直鎖、又は非環状部分を含む、請求項1から33のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項35】
該リンカーは、最大50個の主鎖原子を含む、請求項34に記載の複合体。
【請求項36】
該リンカーは、最大30個の主鎖原子を含む、請求項34、又は35に記載の複合体。
【請求項37】
該リンカーは、最大20個の主鎖原子を含む、請求項34から36のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項38】
該リンカーは、最大10個の主鎖原子を含む、請求項34から37のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項39】
該リンカーは、最大5個の主鎖原子を含む、請求項34から38のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項40】
該リンカーは、エチレングリコール、又は直鎖アルケレン鎖のオリゴマー、あるいはそれらの混合物を含む、請求項34から39のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項41】
該リンカーは、ポリエチレングリコールを含む、請求項40の複合体。
【請求項42】
該ポリエチレングリコールは、鎖に5、11、13、14、22、又は29個の原子を含む、請求項41に記載の複合体。
【請求項43】
該ポリエチレングリコールは、鎖に5、11、13、又は29個の原子を含む、請求項41、又は42に記載の複合体。
【請求項44】
該リンカーは、鎖に1から50個の炭素原子を含む直鎖アルケレン鎖を含む、請求項40に記載の複合体。
【請求項45】
該リンカーは、アルケレン鎖に2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12個の炭素原子を含む直鎖アルケレン鎖を含む、請求項40、又は44に記載の複合体。
【請求項46】
該リンカーは、アルケレン鎖に3、4、5、6、7、8、又は9個の炭素原子を含む直鎖アルケレン鎖を含む、請求項40、又は44に記載の複合体。
【請求項47】
式(D)−(L)−(S)、又は医薬として許容し得るその誘導体(式中、Dは薬物成分、Lは放出不可能なリンカー、Sは、ヘキソキナーゼ、タンパク質キナーゼ、又はリピドキナーゼ以外のキナーゼに対する基質である)を有する、請求項1から46のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項48】
式(D)−(L)−(N)、又は医薬として許容し得るその誘導体(式中、Dは薬物成分であり、Lは放出不可能なリンカーであり、Nは天然、又は非天然ヌクレオシドである)を有する、請求項1から14のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項49】
式S−P−L−D、又は医薬として許容し得るその誘導体(式中、Sはリボース、デオキシリボース、又はその類似体であり、Pはプリン、ピリミジン、又はその類似体である)を有する、請求項1から24、及び48のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項50】
式P−S−L−D、又は医薬として許容し得るその誘導体(式中、Sはリボース、デオキシリボース、又はその類似体であり、Pはプリン、ピリミジン、又はその類似体である)を有する、請求項1から24、及び48のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項51】
下記式を有する、又は医薬として許容し得るその誘導体である、請求項48に記載の複合体:
【化1】

(式中、R、R、R、及びRは、それぞれ独立してY、H、ヒドロキシ、ハロゲン、アジド、炭素原子数が1から6で場合によってはヘテロ原子を含むアルキル、炭素原子数が2から6のアルケニル、又は炭素原子数が2から6のアルキニルであり、
はY、H、炭素原子数が1から6で場合によってはヘテロ原子を含むアルキル、炭素原子数が2から6のアルケニル、炭素原子数が2から6のアルキニル、炭素原子数が3から6のシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、又はハロゲンであり、
RはY、H、又は炭素原子数が1から6のアルキル、炭素原子数が2から6のアルケニル、又は炭素原子数が2から6のアルキニルであり、
WはCR、又はOであり、R、及びRは、それぞれ独立して、H、又は炭素原子数が1から6のアルキルであり、
YはL−D(式中、Lは、存在していてもいなくてもよく、放出不可能なリンカーであり、Dは薬物成分である)であり、
R、及びRからRは、R、及びRからRの少なくとも1つがYになり、R、及びRからRの少なくとも1つがOHになるように選択され、
、及びRからRは、非置換であるか、又はそれぞれ独立してQから選択される1から4個の置換基で置換され、
は、ハロゲン、擬ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チア、ニトリル、ニトロ、ホルミル、メルカプト、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカルボニルアルキル、アルキル、ハロアルキル、ポリハロアルキル、アミノアルキル、ジアミノアルキル、1から2個の二重結合を含むアルケニル、1から2個の三重結合を含むアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、アルキルジアリールシリル、トリアリールシリル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルキル、アラルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニルアルキル、アリールカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルコキシ、ペルフルオロアルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アラルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アラルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、アラルコキシカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アルキルアリールアミノカルボニルオキシ、ジアリールアミノカルボニルオキシ、グアニジノ、イソチオウレイド、ウレイド、N−アルキルウレイド、N−アリールウレイド、N’−アルキルウレイド、N’,N’−ジアルキルウレイド、N’−アルキル−N’−アリールウレイド、N’,N’−ジアリールウレイド、N’−アリールウレイド、N,N’−ジアルキルウレイド、N−アルキル−N’−アリールウレイド、N−アリール−N’−アルキルウレイド、N,N’−ジアリールウレイド、N,N’,N’−トリアルキルウレイド、N,N’−ジアルキル−N’−アリールウレイド、N−アルキル−N’,N’−ジアリールウレイド、N−アリール−N’,N’−ジアルキルウレイド、N,N’−ジアリール−N’−アルキルウレイド、N,N’,N’−トリアリールウレイド、アミジノ、アルキルアミジノ、アリールアミジノ、アミノチオカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、アリールアミノチオカルボニル、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アリールアミノアルキル、ジアリールアミノアルキル、アルキルアリールアミノアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アラルコキシカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノアルキル、アリールオキシカルボニルアミノアルキル、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールスルホニルアミノ、ヘテロシクリルスルホニルアミノ、ヘテロアリールチオ、アジド、−N515253、P(R50、P(=O)(R50、OP(=O)(R50、−NR60C(=O)R63、ジアルキルホスホニル、アルキルアリールホスホニル、ジアリールホスホニル、ヒドロキシホスホニル、アルキルチオ、アリールチオ、ペルフルオロアルキルチオ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、チオシアノ、イソチオシアノ、アルキルスルフィニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルフィニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、ヒドロキシスルホニルオキシ、アルコキシスルホニルオキシ、アミノスルホニルオキシ、アルキルアミノスルホニルオキシ、ジアルキルアミノスルホニルオキシ、アリールアミノスルホニルオキシ、ジアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヒドロキシスルホニル、アルコキシスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ジアリールアミノスルホニル、又はアルキルアリールアミノスルホニルであり、あるいは1,2、又は1,3配置で原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンジオキシ(すなわち−O−(CH−O−)、チオアルキレンオキシ(すなわち−S−(CH−O−)、又はアルキレンジチオキシ(すなわち−S−(CH−S−)(式中、yは1、又は2である)を形成し、あるいは同一の原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンを形成し、
各々のQは、独立して、非置換であるか、あるいはそれぞれQから選択される1個、2個、又は3個の置換基で置換され、
各々のQは、独立して、ハロゲン、擬ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チア、ニトリル、ニトロ、ホルミル、メルカプト、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカルボニルアルキル、アルキル、ハロアルキル、ポリハロアルキル、アミノアルキル、ジアミノアルキル、1から2個の二重結合を含むアルケニル、1から2個の三重結合を含むアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、アルキルジアリールシリル、トリアリールシリル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルキル、アラルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニルアルキル、アリールカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルコキシ、ペルフルオロアルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アラルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アラルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、アラルコキシカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アルキルアリールアミノカルボニルオキシ、ジアリールアミノカルボニルオキシ、グアニジノ、イソチオウレイド、ウレイド、N−アルキルウレイド、N−アリールウレイド、N’−アルキルウレイド、N’,N’−ジアルキルウレイド、N’−アルキル−N’−アリールウレイド、N’,N’−ジアリールウレイド、N’−アリールウレイド、N,N’−ジアルキルウレイド、N−アルキル−N’−アリールウレイド、N−アリール−N’−アルキルウレイド、N,N’−ジアリールウレイド、N,N’,N’−トリアルキルウレイド、N,N’−ジアルキル−N’−アリールウレイド、N−アルキル−N’,N’−ジアリールウレイド、N−アリール−N’,N’−ジアルキルウレイド、N,N’−ジアリール−N’−アルキルウレイド、N,N’,N’−トリアリールウレイド、アミジノ、アルキルアミジノ、アリールアミジノ、アミノチオカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、アリールアミノチオカルボニル、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アリールアミノアルキル、ジアリールアミノアルキル、アルキルアリールアミノアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アラルコキシカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノアルキル、アリールオキシカルボニルアミノアルキル、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールスルホニルアミノ、ヘテロシクリルスルホニルアミノ、ヘテロアリールチオ、アジド、−N515253、P(R50、P(=O)(R50、OP(=O)(R50、−NR60C(=O)R63、ジアルキルホスホニル、アルキルアリールホスホニル、ジアリールホスホニル、ヒドロキシホスホニル、アルキルチオ、アリールチオ、ペルフルオロアルキルチオ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、チオシアノ、イソチオシアノ、アルキルスルフィニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルフィニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、ヒドロキシスルホニルオキシ、アルコキシスルホニルオキシ、アミノスルホニルオキシ、アルキルアミノスルホニルオキシ、ジアルキルアミノスルホニルオキシ、アリールアミノスルホニルオキシ、ジアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヒドロキシスルホニル、アルコキシスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ジアリールアミノスルホニル、又はアルキルアリールアミノスルホニルであり、あるいは1,2、又は1,3配置で原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンジオキシ(すなわち−O−(CH−O−)、チオアルキレンオキシ(すなわち−S−(CH−O−)、又はアルキレンジチオキシ(すなわち−S−(CH−S−)(式中、yは1、又は2である)を形成し、あるいは同一の原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンを形成し、
50は、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、又はNR7071(式中、R70、及びR71は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、又はヘテロシクリル、であり、あるいはR70とR71は、ともにアルキレン、アザアルキレン、オキサアルキレン、又はチアアルキレンを形成する)であり、
51、R52、及びR53は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、
60は、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、
63は、アルコキシ、アラルコキシ、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、又はNR7071である。)。
【請求項52】
は、Y、H、ヒドロキシ、ハロゲン、アジド、炭素原子数が1から6で場合によってはヘテロ原子を含むアルキル、炭素原子数が2から6のアルケニル、又は炭素原子数が2から6のアルキニルである、請求項51に記載の複合体。
【請求項53】
はOHである、請求項51、又は52に記載の複合体。
【請求項54】
はヒドロキシである、請求項51に記載の複合体。
【請求項55】
はYである、請求項51に記載の複合体。
【請求項56】
はヒドロキシである、請求項51に記載の複合体。
【請求項57】
はHである、請求項51に記載の複合体。
【請求項58】
はYである、請求項51に記載の複合体。
【請求項59】
はHである、請求項51に記載の複合体。
【請求項60】
はヒドロキシである、請求項51に記載の複合体。
【請求項61】
はYである、請求項51に記載の複合体。
【請求項62】
はHである、請求項51に記載の複合体。
【請求項63】
は、炭素原子数が1から6のアルキルである、請求項51に記載の複合体。
【請求項64】
はメチルである、請求項51に記載の複合体。
【請求項65】
はYである、請求項51に記載の複合体。
【請求項66】
R2はハロゲンである、請求項51に記載の複合体。
【請求項67】
Rは、炭素原子数が1から6のアルキルである、請求項51に記載の複合体。
【請求項68】
RはYである、請求項51に記載の複合体。
【請求項69】
Wは、CR、又はOである、請求項51に記載の複合体。
【請求項70】
WはOである、請求項51に記載の複合体。
【請求項71】
WはCRである、請求項51に記載の複合体。
【請求項72】
、及びRは、それぞれHである、請求項51に記載の複合体。
【請求項73】
Yは−L−Dである、請求項51に記載の複合体。
【請求項74】
YはDである、請求項51に記載の複合体。
【請求項75】
−L−は、二官能アルケレン鎖、又は二官能ポリエチレングリコール鎖から選択される、請求項51に記載の複合体。
【請求項76】
−L−は、−O−(L)−(式中、Lは放出不可能なリンカーである)である、請求項51に記載の複合体。
【請求項77】
−L−は、二官能アルケレン鎖、又は二官能ポリエチレングリコール鎖から選択される、請求項51に記載の複合体。
【請求項78】
下記式を有する、又は医薬として許容し得るその誘導体である、請求項51に記載の複合体:
【化2】

(式中、R、及びRはヒドロキシであり、RはHであり、RはH、又はヒドロキシであり、RはH、又は炭素原子数が1から6のアルキルであり、WはOである。)。
【請求項79】
下記式を有する、又は医薬として許容し得るその誘導体である、請求項51に記載の複合体:
【化3】


【請求項80】
下記式を有する、又は医薬として許容し得るその誘導体である、請求項1に記載の複合体:
【化4】

(式中、R1a、R3a、R4a、及びR5aは、それぞれ独立してY、H、ヒドロキシ、ハロゲン、アジド、炭素原子数が1から6で場合によってはヘテロ原子を含むアルキル、炭素原子数が2から6のアルケニル、又は炭素原子数が2から6のアルキニルであり、
2aはY、H、炭素原子数が1から6で場合によってはヘテロ原子を含むアルキル、炭素原子数が2から6のアルケニル、炭素原子数が2から6のアルキニル、炭素原子数が3から6のシクロアルキル、アリール、又はヘテロアリールであり、
Yは、L−D(式中、Lは、存在していてもいなくてもよく、放出不可能なリンカーであり、Dは薬物成分である)であり、
1aからR5aは、R1aからR5aの少なくとも1つがYになり、R1a、R3aからR5aの少なくとも1つがOHになるように選択され、
、及びRは、それぞれ独立して、Y、H、又は炭素原子数が1から6のアルキルであり、
は、H、又は炭素原子数が1から6のアルキルであり、
は、CR、又はOであり、R、及びRは、それぞれ独立して、H、又は炭素原子数が1から6のアルキルであり、
1aからR5a、R、R、及びRは、非置換であるか、又はQから選択される1から4個の置換基で置換され、
は、ハロゲン、擬ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チア、ニトリル、ニトロ、ホルミル、メルカプト、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカルボニルアルキル、アルキル、ハロアルキル、ポリハロアルキル、アミノアルキル、ジアミノアルキル、1から2個の二重結合を含むアルケニル、1から2個の三重結合を含むアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、アルキルジアリールシリル、トリアリールシリル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルキル、アラルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニルアルキル、アリールカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルコキシ、ペルフルオロアルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アラルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アラルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、アラルコキシカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アルキルアリールアミノカルボニルオキシ、ジアリールアミノカルボニルオキシ、グアニジノ、イソチオウレイド、ウレイド、N−アルキルウレイド、N−アリールウレイド、N’−アルキルウレイド、N’,N’−ジアルキルウレイド、N’−アルキル−N’−アリールウレイド、N’,N’−ジアリールウレイド、N’−アリールウレイド、N,N’−ジアルキルウレイド、N−アルキル−N’−アリールウレイド、N−アリール−N’−アルキルウレイド、N,N’−ジアリールウレイド、N,N’,N’−トリアルキルウレイド、N,N’−ジアルキル−N’−アリールウレイド、N−アルキル−N’,N’−ジアリールウレイド、N−アリール−N’,N’−ジアルキルウレイド、N,N’−ジアリール−N’−アルキルウレイド、N,N’,N’−トリアリールウレイド、アミジノ、アルキルアミジノ、アリールアミジノ、アミノチオカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、アリールアミノチオカルボニル、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アリールアミノアルキル、ジアリールアミノアルキル、アルキルアリールアミノアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アラルコキシカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノアルキル、アリールオキシカルボニルアミノアルキル、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールスルホニルアミノ、ヘテロシクリルスルホニルアミノ、ヘテロアリールチオ、アジド、−N515253、P(R50、P(=O)(R50、OP(=O)(R50、−NR60C(=O)R63、ジアルキルホスホニル、アルキルアリールホスホニル、ジアリールホスホニル、ヒドロキシホスホニル、アルキルチオ、アリールチオ、ペルフルオロアルキルチオ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、チオシアノ、イソチオシアノ、アルキルスルフィニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルフィニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、ヒドロキシスルホニルオキシ、アルコキシスルホニルオキシ、アミノスルホニルオキシ、アルキルアミノスルホニルオキシ、ジアルキルアミノスルホニルオキシ、アリールアミノスルホニルオキシ、ジアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヒドロキシスルホニル、アルコキシスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ジアリールアミノスルホニル、又はアルキルアリールアミノスルホニルであり、あるいは1,2、又は1,3配置で原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンジオキシ(すなわち−O−(CH−O−)、チオアルキレンオキシ(すなわち−S−(CH−O−)、又はアルキレンジチオキシ(すなわち−S−(CH−S−)(式中、yは1、又は2である)を形成し、あるいは同一の原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンを形成し、
各々のQは、独立して、非置換であるか、あるいはそれぞれQから選択される1個、2個、又は3個の置換基で置換され、
各々のQは、独立して、ハロゲン、擬ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チア、ニトリル、ニトロ、ホルミル、メルカプト、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカルボニルアルキル、アルキル、ハロアルキル、ポリハロアルキル、アミノアルキル、ジアミノアルキル、1から2個の二重結合を含むアルケニル、1から2個の三重結合を含むアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、アルキルジアリールシリル、トリアリールシリル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルキル、アラルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニルアルキル、アリールカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルコキシ、ペルフルオロアルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アラルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アラルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、アラルコキシカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アルキルアリールアミノカルボニルオキシ、ジアリールアミノカルボニルオキシ、グアニジノ、イソチオウレイド、ウレイド、N−アルキルウレイド、N−アリールウレイド、N’−アルキルウレイド、N’,N’−ジアルキルウレイド、N’−アルキル−N’−アリールウレイド、N’,N’−ジアリールウレイド、N’−アリールウレイド、N,N’−ジアルキルウレイド、N−アルキル−N’−アリールウレイド、N−アリール−N’−アルキルウレイド、N,N’−ジアリールウレイド、N,N’,N’−トリアルキルウレイド、N,N’−ジアルキル−N’−アリールウレイド、N−アルキル−N’,N’−ジアリールウレイド、N−アリール−N’,N’−ジアルキルウレイド、N,N’−ジアリール−N’−アルキルウレイド、N,N’,N’−トリアリールウレイド、アミジノ、アルキルアミジノ、アリールアミジノ、アミノチオカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、アリールアミノチオカルボニル、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アリールアミノアルキル、ジアリールアミノアルキル、アルキルアリールアミノアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アラルコキシカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノアルキル、アリールオキシカルボニルアミノアルキル、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールスルホニルアミノ、ヘテロシクリルスルホニルアミノ、ヘテロアリールチオ、アジド、−N515253、P(R50、P(=O)(R50、OP(=O)(R50、−NR60C(=O)R63、ジアルキルホスホニル、アルキルアリールホスホニル、ジアリールホスホニル、ヒドロキシホスホニル、アルキルチオ、アリールチオ、ペルフルオロアルキルチオ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、チオシアノ、イソチオシアノ、アルキルスルフィニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルフィニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、ヒドロキシスルホニルオキシ、アルコキシスルホニルオキシ、アミノスルホニルオキシ、アルキルアミノスルホニルオキシ、ジアルキルアミノスルホニルオキシ、アリールアミノスルホニルオキシ、ジアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヒドロキシスルホニル、アルコキシスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ジアリールアミノスルホニル、又はアルキルアリールアミノスルホニルであり、あるいは1,2、又は1,3配置で原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンジオキシ(すなわち−O−(CH−O−)、チオアルキレンオキシ(すなわち−S−(CH−O−)、又はアルキレンジチオキシ(すなわち−S−(CH−S−)(式中、yは1、又は2である)を形成し、あるいは同一の原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンを形成し、
50は、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、又はNR7071(式中、R70、及びR71は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、又はヘテロシクリル、であり、あるいはR70とR71は、ともにアルキレン、アザアルキレン、オキサアルキレン、又はチアアルキレンを形成する)であり、
51、R52、及びR53は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、
60は、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、
63は、アルコキシ、アラルコキシ、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、又はNR7071である。)。
【請求項81】
1aはOHであり、かつW=0である、請求項80に記載の複合体。
【請求項82】
下記式を有する、又は医薬として許容し得るその誘導体である、請求項1に記載の複合体:
【化5】

(式中、R3c、及びR4cは、それぞれ独立して、Y、H、炭素原子数が1から6で場合によってはヘテロ原子を含むアルキル、炭素原子数が2から6のアルケニル、又は炭素原子数が2から6のアルキニルであり、
2cは、Y、H、炭素原子数が1から6で場合によってはヘテロ原子を含むアルキル、炭素原子数が2から6のアルケニル、炭素原子数が2から6のアルキニル、炭素原子数が3から6のシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、又はハロゲンであり、
はY、H、又は炭素原子数が1から6のアルキルであり、
Yは、L−D(式中、Lは、存在していてもいなくてもよく、放出不可能なリンカーであり、Dは薬物成分である)であり、
は、CR、又はOであり、R、及びRは、それぞれ独立して、H、又は炭素原子数が1から6のアルキルであり、
3c〜R4c、及びRは、R1cからR4cの少なくとも1つ、又はRがYになるように選択され、
3c〜R2c、及びRは、非置換、Qから選択される1から4個の置換基で置換され、
は、ハロゲン、擬ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チア、ニトリル、ニトロ、ホルミル、メルカプト、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカルボニルアルキル、アルキル、ハロアルキル、ポリハロアルキル、アミノアルキル、ジアミノアルキル、1から2個の二重結合を含むアルケニル、1から2個の三重結合を含むアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、アルキルジアリールシリル、トリアリールシリル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルキル、アラルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニルアルキル、アリールカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルコキシ、ペルフルオロアルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アラルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アラルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、アラルコキシカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アルキルアリールアミノカルボニルオキシ、ジアリールアミノカルボニルオキシ、グアニジノ、イソチオウレイド、ウレイド、N−アルキルウレイド、N−アリールウレイド、N’−アルキルウレイド、N’,N’−ジアルキルウレイド、N’−アルキル−N’−アリールウレイド、N’,N’−ジアリールウレイド、N’−アリールウレイド、N,N’−ジアルキルウレイド、N−アルキル−N’−アリールウレイド、N−アリール−N’−アルキルウレイド、N,N’−ジアリールウレイド、N,N’,N’−トリアルキルウレイド、N,N’−ジアルキル−N’−アリールウレイド、N−アルキル−N’,N’−ジアリールウレイド、N−アリール−N’,N’−ジアルキルウレイド、N,N’−ジアリール−N’−アルキルウレイド、N,N’,N’−トリアリールウレイド、アミジノ、アルキルアミジノ、アリールアミジノ、アミノチオカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、アリールアミノチオカルボニル、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アリールアミノアルキル、ジアリールアミノアルキル、アルキルアリールアミノアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アラルコキシカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノアルキル、アリールオキシカルボニルアミノアルキル、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールスルホニルアミノ、ヘテロシクリルスルホニルアミノ、ヘテロアリールチオ、アジド、−N515253、P(R50、P(=O)(R50、OP(=O)(R50、−NR60C(=O)R63、ジアルキルホスホニル、アルキルアリールホスホニル、ジアリールホスホニル、ヒドロキシホスホニル、アルキルチオ、アリールチオ、ペルフルオロアルキルチオ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、チオシアノ、イソチオシアノ、アルキルスルフィニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルフィニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、ヒドロキシスルホニルオキシ、アルコキシスルホニルオキシ、アミノスルホニルオキシ、アルキルアミノスルホニルオキシ、ジアルキルアミノスルホニルオキシ、アリールアミノスルホニルオキシ、ジアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヒドロキシスルホニル、アルコキシスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ジアリールアミノスルホニル、又はアルキルアリールアミノスルホニルであり、あるいは1,2、又は1,3配置で原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンジオキシ(すなわち−O−(CH−O−)、チオアルキレンオキシ(すなわち−S−(CH−O−)、又はアルキレンジチオキシ(すなわち−S−(CH−S−)(式中、yは1、又は2である)を形成し、あるいは同一の原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンを形成し、
各々のQは、独立して、非置換であるか、あるいはそれぞれQから選択される1個、2個、又は3個の置換基で置換され、
各々のQは、独立して、ハロゲン、擬ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チア、ニトリル、ニトロ、ホルミル、メルカプト、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカルボニルアルキル、アルキル、ハロアルキル、ポリハロアルキル、アミノアルキル、ジアミノアルキル、1から2個の二重結合を含むアルケニル、1から2個の三重結合を含むアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、アルキルジアリールシリル、トリアリールシリル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルキル、アラルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニルアルキル、アリールカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルコキシ、ペルフルオロアルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アラルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アラルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、アラルコキシカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アルキルアリールアミノカルボニルオキシ、ジアリールアミノカルボニルオキシ、グアニジノ、イソチオウレイド、ウレイド、N−アルキルウレイド、N−アリールウレイド、N’−アルキルウレイド、N’,N’−ジアルキルウレイド、N’−アルキル−N’−アリールウレイド、N’,N’−ジアリールウレイド、N’−アリールウレイド、N,N’−ジアルキルウレイド、N−アルキル−N’−アリールウレイド、N−アリール−N’−アルキルウレイド、N,N’−ジアリールウレイド、N,N’,N’−トリアルキルウレイド、N,N’−ジアルキル−N’−アリールウレイド、N−アルキル−N’,N’−ジアリールウレイド、N−アリール−N’,N’−ジアルキルウレイド、N,N’−ジアリール−N’−アルキルウレイド、N,N’,N’−トリアリールウレイド、アミジノ、アルキルアミジノ、アリールアミジノ、アミノチオカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、アリールアミノチオカルボニル、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アリールアミノアルキル、ジアリールアミノアルキル、アルキルアリールアミノアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アラルコキシカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノアルキル、アリールオキシカルボニルアミノアルキル、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールスルホニルアミノ、ヘテロシクリルスルホニルアミノ、ヘテロアリールチオ、アジド、−N515253、P(R50、P(=O)(R50、OP(=O)(R50、−NR60C(=O)R63、ジアルキルホスホニル、アルキルアリールホスホニル、ジアリールホスホニル、ヒドロキシホスホニル、アルキルチオ、アリールチオ、ペルフルオロアルキルチオ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、チオシアノ、イソチオシアノ、アルキルスルフィニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルフィニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、ヒドロキシスルホニルオキシ、アルコキシスルホニルオキシ、アミノスルホニルオキシ、アルキルアミノスルホニルオキシ、ジアルキルアミノスルホニルオキシ、アリールアミノスルホニルオキシ、ジアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヒドロキシスルホニル、アルコキシスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ジアリールアミノスルホニル、又はアルキルアリールアミノスルホニルであり、あるいは1,2、又は1,3配置で原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンジオキシ(すなわち−O−(CH−O−)、チオアルキレンオキシ(すなわち−S−(CH−O−)、又はアルキレンジチオキシ(すなわち−S−(CH−S−)(式中、yは1、又は2である)を形成し、あるいは同一の原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンを形成し、
50は、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、又はNR7071(式中、R70、及びR71は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、又はヘテロシクリル、であり、あるいはR70とR71は、ともにアルキレン、アザアルキレン、オキサアルキレン、又はチアアルキレンを形成する)であり、
51、R52、及びR53は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、
60は、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、
63は、アルコキシ、アラルコキシ、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、又はNR7071である。)。
【請求項83】
下記式を有する、又は医薬として許容し得るその誘導体である、請求項1に記載の複合体:
【化6】

(式中、R1d、R3d、R4d、及びR5dは、それぞれ独立してY、H、ヒドロキシ、ハロゲン、アジド、炭素原子数が1から6で場合によってはヘテロ原子を含むアルキル、炭素原子数が2から6のアルケニル、又は炭素原子数が2から6のアルキニルであり、
7dはY、H、ヒドロキシ、ハロゲン、アジド、炭素原子数が1から6で場合によってはヘテロ原子を含むアルキル、炭素原子数が2から6のアルケニル、炭素原子数が2から6のアルキニル、NR、又はSRであり、
8dはY、H、ハロゲン、又はNRであり、
9dはY、H、又は炭素原子数が1から6のアルキルであり、
Yは、L−D(式中、Lは、存在していてもいなくてもよく、放出不可能なリンカーであり、Dは薬物成分である)であり、
1dからR9dは、R1d、R3d、R4d、R5d、又はR7dの少なくとも1つがYであり、R1d、R3d、R4d、R5d、又はR7dの少なくとも1つがOHであり、
、R、及びRは、それぞれ独立して、Y、H、又は炭素原子数が1から6のアルキルであり、
は、H、又は炭素原子数が1から6のアルキルであり、
は、CR、又はOであり、R、及びRは、それぞれ独立して、H、又は炭素原子数が1から6のアルキルであり、
、Z、及びZは、それぞれ独立して、C、又はNであり、
1dからR9d、R、R、及びRは、非置換であるか、又はQから選択される1から4個の置換基で置換され
は、ハロゲン、擬ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チア、ニトリル、ニトロ、ホルミル、メルカプト、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカルボニルアルキル、アルキル、ハロアルキル、ポリハロアルキル、アミノアルキル、ジアミノアルキル、1から2個の二重結合を含むアルケニル、1から2個の三重結合を含むアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、アルキルジアリールシリル、トリアリールシリル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルキル、アラルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニルアルキル、アリールカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルコキシ、ペルフルオロアルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アラルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アラルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、アラルコキシカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アルキルアリールアミノカルボニルオキシ、ジアリールアミノカルボニルオキシ、グアニジノ、イソチオウレイド、ウレイド、N−アルキルウレイド、N−アリールウレイド、N’−アルキルウレイド、N’,N’−ジアルキルウレイド、N’−アルキル−N’−アリールウレイド、N’,N’−ジアリールウレイド、N’−アリールウレイド、N,N’−ジアルキルウレイド、N−アルキル−N’−アリールウレイド、N−アリール−N’−アルキルウレイド、N,N’−ジアリールウレイド、N,N’,N’−トリアルキルウレイド、N,N’−ジアルキル−N’−アリールウレイド、N−アルキル−N’,N’−ジアリールウレイド、N−アリール−N’,N’−ジアルキルウレイド、N,N’−ジアリール−N’−アルキルウレイド、N,N’,N’−トリアリールウレイド、アミジノ、アルキルアミジノ、アリールアミジノ、アミノチオカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、アリールアミノチオカルボニル、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アリールアミノアルキル、ジアリールアミノアルキル、アルキルアリールアミノアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アラルコキシカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノアルキル、アリールオキシカルボニルアミノアルキル、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールスルホニルアミノ、ヘテロシクリルスルホニルアミノ、ヘテロアリールチオ、アジド、−N515253、P(R50、P(=O)(R50、OP(=O)(R50、−NR60C(=O)R63、ジアルキルホスホニル、アルキルアリールホスホニル、ジアリールホスホニル、ヒドロキシホスホニル、アルキルチオ、アリールチオ、ペルフルオロアルキルチオ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、チオシアノ、イソチオシアノ、アルキルスルフィニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルフィニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、ヒドロキシスルホニルオキシ、アルコキシスルホニルオキシ、アミノスルホニルオキシ、アルキルアミノスルホニルオキシ、ジアルキルアミノスルホニルオキシ、アリールアミノスルホニルオキシ、ジアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヒドロキシスルホニル、アルコキシスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ジアリールアミノスルホニル、又はアルキルアリールアミノスルホニルであり、あるいは1,2、又は1,3配置で原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンジオキシ(すなわち−O−(CH−O−)、チオアルキレンオキシ(すなわち−S−(CH−O−)、又はアルキレンジチオキシ(すなわち−S−(CH−S−)(式中、yは1、又は2である)を形成し、あるいは同一の原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンを形成し、
各々のQは、独立して、非置換であるか、あるいはそれぞれQから選択される1個、2個、又は3個の置換基で置換され、
各々のQは、独立して、ハロゲン、擬ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チア、ニトリル、ニトロ、ホルミル、メルカプト、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカルボニルアルキル、アルキル、ハロアルキル、ポリハロアルキル、アミノアルキル、ジアミノアルキル、1から2個の二重結合を含むアルケニル、1から2個の三重結合を含むアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、アルキルジアリールシリル、トリアリールシリル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルキル、アラルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニルアルキル、アリールカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルコキシ、ペルフルオロアルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アラルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アラルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、アラルコキシカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アルキルアリールアミノカルボニルオキシ、ジアリールアミノカルボニルオキシ、グアニジノ、イソチオウレイド、ウレイド、N−アルキルウレイド、N−アリールウレイド、N’−アルキルウレイド、N’,N’−ジアルキルウレイド、N’−アルキル−N’−アリールウレイド、N’,N’−ジアリールウレイド、N’−アリールウレイド、N,N’−ジアルキルウレイド、N−アルキル−N’−アリールウレイド、N−アリール−N’−アルキルウレイド、N,N’−ジアリールウレイド、N,N’,N’−トリアルキルウレイド、N,N’−ジアルキル−N’−アリールウレイド、N−アルキル−N’,N’−ジアリールウレイド、N−アリール−N’,N’−ジアルキルウレイド、N,N’−ジアリール−N’−アルキルウレイド、N,N’,N’−トリアリールウレイド、アミジノ、アルキルアミジノ、アリールアミジノ、アミノチオカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、アリールアミノチオカルボニル、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アリールアミノアルキル、ジアリールアミノアルキル、アルキルアリールアミノアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アラルコキシカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノアルキル、アリールオキシカルボニルアミノアルキル、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールスルホニルアミノ、ヘテロシクリルスルホニルアミノ、ヘテロアリールチオ、アジド、−N515253、P(R50、P(=O)(R50、OP(=O)(R50、−NR60C(=O)R63、ジアルキルホスホニル、アルキルアリールホスホニル、ジアリールホスホニル、ヒドロキシホスホニル、アルキルチオ、アリールチオ、ペルフルオロアルキルチオ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、チオシアノ、イソチオシアノ、アルキルスルフィニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルフィニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、ヒドロキシスルホニルオキシ、アルコキシスルホニルオキシ、アミノスルホニルオキシ、アルキルアミノスルホニルオキシ、ジアルキルアミノスルホニルオキシ、アリールアミノスルホニルオキシ、ジアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヒドロキシスルホニル、アルコキシスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ジアリールアミノスルホニル、又はアルキルアリールアミノスルホニルであり、あるいは1,2、又は1,3配置で原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンジオキシ(すなわち−O−(CH−O−)、チオアルキレンオキシ(すなわち−S−(CH−O−)、又はアルキレンジチオキシ(すなわち−S−(CH−S−)(式中、yは1、又は2である)を形成し、あるいは同一の原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンを形成し、
50は、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、又はNR7071(式中、R70、及びR71は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、又はヘテロシクリル、であり、あるいはR70とR71は、ともにアルキレン、アザアルキレン、オキサアルキレン、又はチアアルキレンを形成する)であり、
51、R52、及びR53は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、
60は、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、
63は、アルコキシ、アラルコキシ、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、又はNR7071である。)。
【請求項84】
1dはOHであり、WはOであり、R9dはYである、請求項83に記載の複合体。
【請求項85】
下記式、又は医薬として許容し得るその誘導体を有する、請求項1に記載の複合体:
【化7】

(式中、R1e、R3e、R4e、及びR5eは、それぞれ独立して、Y、H、ヒドロキシ、ハロゲン、アジド、炭素原子数が1から6で場合によってはヘテロ原子を含むアルキル、炭素原子数が2から6のアルケニル、又は炭素原子数が2から6のアルキニルであり、
2eはY、H、炭素原子数が1から6で場合によってはヘテロ原子を含むアルキル、炭素原子数が2から6のアルケニル、炭素原子数が2から6のアルキニル、又は炭素原子数が3から6のシクロアルキルであり、
8eは、Y、H、ハロゲン、NR、又はSRであり、
9eは、Y、H、又は炭素原子数が1から6のアルキルであり、
Yは、L−D(式中、Lは、存在していてもいなくてもよく、放出不可能なリンカーであり、Dは薬物成分である)であり、
、R、及びRは、それぞれ独立して、Y、H、又は炭素原子数が1から6のアルキルであり、
1eからR5e、R8e、及びR9eは、R1eからR5e、R8e、及びR9eの少なくとも1つがYになり、R1e、R3e、R4e、及びR5eの少なくとも1つがOHになるように選択され、
は、CR、又はOであり、R、及びRは、それぞれ独立して、H、又は炭素原子数が1から6のアルキルであり、
1a、Z2a、及びZ3aは、それぞれ独立して、C、又はNであり、
1eからR5e、R8e、及びR9eは、非置換であるか、又はQから選択される1から4個の置換基で置換され、
は、ハロゲン、擬ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チア、ニトリル、ニトロ、ホルミル、メルカプト、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカルボニルアルキル、アルキル、ハロアルキル、ポリハロアルキル、アミノアルキル、ジアミノアルキル、1から2個の二重結合を含むアルケニル、1から2個の三重結合を含むアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、アルキルジアリールシリル、トリアリールシリル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルキル、アラルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニルアルキル、アリールカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルコキシ、ペルフルオロアルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アラルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アラルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、アラルコキシカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アルキルアリールアミノカルボニルオキシ、ジアリールアミノカルボニルオキシ、グアニジノ、イソチオウレイド、ウレイド、N−アルキルウレイド、N−アリールウレイド、N’−アルキルウレイド、N’,N’−ジアルキルウレイド、N’−アルキル−N’−アリールウレイド、N’,N’−ジアリールウレイド、N’−アリールウレイド、N,N’−ジアルキルウレイド、N−アルキル−N’−アリールウレイド、N−アリール−N’−アルキルウレイド、N,N’−ジアリールウレイド、N,N’,N’−トリアルキルウレイド、N,N’−ジアルキル−N’−アリールウレイド、N−アルキル−N’,N’−ジアリールウレイド、N−アリール−N’,N’−ジアルキルウレイド、N,N’−ジアリール−N’−アルキルウレイド、N,N’,N’−トリアリールウレイド、アミジノ、アルキルアミジノ、アリールアミジノ、アミノチオカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、アリールアミノチオカルボニル、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アリールアミノアルキル、ジアリールアミノアルキル、アルキルアリールアミノアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アラルコキシカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノアルキル、アリールオキシカルボニルアミノアルキル、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールスルホニルアミノ、ヘテロシクリルスルホニルアミノ、ヘテロアリールチオ、アジド、−N515253、P(R50、P(=O)(R50、OP(=O)(R50、−NR60C(=O)R63、ジアルキルホスホニル、アルキルアリールホスホニル、ジアリールホスホニル、ヒドロキシホスホニル、アルキルチオ、アリールチオ、ペルフルオロアルキルチオ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、チオシアノ、イソチオシアノ、アルキルスルフィニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルフィニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、ヒドロキシスルホニルオキシ、アルコキシスルホニルオキシ、アミノスルホニルオキシ、アルキルアミノスルホニルオキシ、ジアルキルアミノスルホニルオキシ、アリールアミノスルホニルオキシ、ジアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヒドロキシスルホニル、アルコキシスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ジアリールアミノスルホニル、又はアルキルアリールアミノスルホニルであり、あるいは1,2、又は1,3配置で原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンジオキシ(すなわち−O−(CH−O−)、チオアルキレンオキシ(すなわち−S−(CH−O−)、又はアルキレンジチオキシ(すなわち−S−(CH−S−)(式中、yは1、又は2である)を形成し、あるいは同一の原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンを形成し、
各々のQは、独立して、非置換であるか、あるいはそれぞれQから選択される1個、2個、又は3個の置換基で置換され、
各々のQは、独立して、ハロゲン、擬ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チア、ニトリル、ニトロ、ホルミル、メルカプト、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカルボニルアルキル、アルキル、ハロアルキル、ポリハロアルキル、アミノアルキル、ジアミノアルキル、1から2個の二重結合を含むアルケニル、1から2個の三重結合を含むアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、アルキルジアリールシリル、トリアリールシリル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルキル、アラルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニルアルキル、アリールカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルコキシ、ペルフルオロアルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アラルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アラルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、アラルコキシカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アルキルアリールアミノカルボニルオキシ、ジアリールアミノカルボニルオキシ、グアニジノ、イソチオウレイド、ウレイド、N−アルキルウレイド、N−アリールウレイド、N’−アルキルウレイド、N’,N’−ジアルキルウレイド、N’−アルキル−N’−アリールウレイド、N’,N’−ジアリールウレイド、N’−アリールウレイド、N,N’−ジアルキルウレイド、N−アルキル−N’−アリールウレイド、N−アリール−N’−アルキルウレイド、N,N’−ジアリールウレイド、N,N’,N’−トリアルキルウレイド、N,N’−ジアルキル−N’−アリールウレイド、N−アルキル−N’,N’−ジアリールウレイド、N−アリール−N’,N’−ジアルキルウレイド、N,N’−ジアリール−N’−アルキルウレイド、N,N’,N’−トリアリールウレイド、アミジノ、アルキルアミジノ、アリールアミジノ、アミノチオカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、アリールアミノチオカルボニル、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アリールアミノアルキル、ジアリールアミノアルキル、アルキルアリールアミノアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アラルコキシカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノアルキル、アリールオキシカルボニルアミノアルキル、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールスルホニルアミノ、ヘテロシクリルスルホニルアミノ、ヘテロアリールチオ、アジド、−N515253、P(R50、P(=O)(R50、OP(=O)(R50、−NR60C(=O)R63、ジアルキルホスホニル、アルキルアリールホスホニル、ジアリールホスホニル、ヒドロキシホスホニル、アルキルチオ、アリールチオ、ペルフルオロアルキルチオ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、チオシアノ、イソチオシアノ、アルキルスルフィニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルフィニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、ヒドロキシスルホニルオキシ、アルコキシスルホニルオキシ、アミノスルホニルオキシ、アルキルアミノスルホニルオキシ、ジアルキルアミノスルホニルオキシ、アリールアミノスルホニルオキシ、ジアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヒドロキシスルホニル、アルコキシスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ジアリールアミノスルホニル、又はアルキルアリールアミノスルホニルであり、あるいは1,2、又は1,3配置で原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンジオキシ(すなわち−O−(CH−O−)、チオアルキレンオキシ(すなわち−S−(CH−O−)、又はアルキレンジチオキシ(すなわち−S−(CH−S−)(式中、yは1、又は2である)を形成し、あるいは同一の原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンを形成し、
50は、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アルキル、ヘテロアリール、ヘテリシクリル、アリール、又はNR7071(式中、R70、及びR71は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、又はヘテロシクリル、であり、あるいはR70とR71は、ともにアルキレン、アザアルキレン、オキサアルキレン、又はチアアルキレンを形成する)であり、
51、R52、及びR53は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、
60は、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、
63は、アルコキシ、アラルコキシ、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、又はNR7071である。)。
【請求項86】
1eはOHであり、WはOであり、かつR9eはYである、請求項85に記載の複合体。
【請求項87】
下記式を有する、又は医薬として許容し得るその誘導体である、請求項1に記載の複合体:
【化8】

(式中、R6fは、炭素原子数が1から10で場合によってはヘテロ原子を含むアルキル、炭素原子数が2から10のアルケニル、又は炭素原子数が2から10のアルキニルであり、
1fは、Y、又はヒドロキシであり、
7fはY、H、ヒドロキシ、ハロゲン、アジド、炭素原子数が1から6で場合によってはヘテロ原子を含むアルキル、炭素原子数が2から6のアルケニル、炭素原子数が2から6のアルキニル、NR、又はSRであり、
8fはY、H、ハロゲン、NR、又はSRであり、
9cはY、H、又は炭素原子数が1から6のアルキルであり、
Yは、L−D(式中、Lは、存在していてもいなくてもよく、放出不可能なリンカーであり、Dは薬物成分である)であり、
7fからR8f、及びR9fは、R1f、R7f、R8f、及びR9fの少なくとも1つがYになり、R7f、及びR1fの少なくとも1つがOHになるように選択され、
、R、及びRは、それぞれ独立して、Y、H、又は炭素原子数が1から6のアルキルであり、
1f、Z2f、及びZ3fは、それぞれ独立して、C、又はNであり、
7f、R8f、及びR9fは、非置換であるか、又はQから選択される1から4個の置換基で置換され、
は、ハロゲン、擬ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チア、ニトリル、ニトロ、ホルミル、メルカプト、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカルボニルアルキル、アルキル、ハロアルキル、ポリハロアルキル、アミノアルキル、ジアミノアルキル、1から2個の二重結合を含むアルケニル、1から2個の三重結合を含むアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、アルキルジアリールシリル、トリアリールシリル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルキル、アラルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニルアルキル、アリールカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルコキシ、ペルフルオロアルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アラルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アラルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、アラルコキシカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アルキルアリールアミノカルボニルオキシ、ジアリールアミノカルボニルオキシ、グアニジノ、イソチオウレイド、ウレイド、N−アルキルウレイド、N−アリールウレイド、N’−アルキルウレイド、N’,N’−ジアルキルウレイド、N’−アルキル−N’−アリールウレイド、N’,N’−ジアリールウレイド、N’−アリールウレイド、N,N’−ジアルキルウレイド、N−アルキル−N’−アリールウレイド、N−アリール−N’−アルキルウレイド、N,N’−ジアリールウレイド、N,N’,N’−トリアルキルウレイド、N,N’−ジアルキル−N’−アリールウレイド、N−アルキル−N’,N’−ジアリールウレイド、N−アリール−N’,N’−ジアルキルウレイド、N,N’−ジアリール−N’−アルキルウレイド、N,N’,N’−トリアリールウレイド、アミジノ、アルキルアミジノ、アリールアミジノ、アミノチオカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、アリールアミノチオカルボニル、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アリールアミノアルキル、ジアリールアミノアルキル、アルキルアリールアミノアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アラルコキシカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノアルキル、アリールオキシカルボニルアミノアルキル、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールスルホニルアミノ、ヘテロシクリルスルホニルアミノ、ヘテロアリールチオ、アジド、−N515253、P(R50、P(=O)(R50、OP(=O)(R50、−NR60C(=O)R63、ジアルキルホスホニル、アルキルアリールホスホニル、ジアリールホスホニル、ヒドロキシホスホニル、アルキルチオ、アリールチオ、ペルフルオロアルキルチオ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、チオシアノ、イソチオシアノ、アルキルスルフィニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルフィニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、ヒドロキシスルホニルオキシ、アルコキシスルホニルオキシ、アミノスルホニルオキシ、アルキルアミノスルホニルオキシ、ジアルキルアミノスルホニルオキシ、アリールアミノスルホニルオキシ、ジアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヒドロキシスルホニル、アルコキシスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ジアリールアミノスルホニル、又はアルキルアリールアミノスルホニルであり、あるいは1,2、又は1,3配置で原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンジオキシ(すなわち−O−(CH−O−)、チオアルキレンオキシ(すなわち−S−(CH−O−)、又はアルキレンジチオキシ(すなわち−S−(CH−S−)(式中、yは1、又は2である)を形成し、あるいは同一の原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンを形成し、
各々のQは、独立して、非置換であるか、あるいはそれぞれQから選択される1個、2個、又は3個の置換基で置換され、
各々のQは、独立して、ハロゲン、擬ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、チア、ニトリル、ニトロ、ホルミル、メルカプト、ヒドロキシカルボニル、ヒドロキシカルボニルアルキル、アルキル、ハロアルキル、ポリハロアルキル、アミノアルキル、ジアミノアルキル、1から2個の二重結合を含むアルケニル、1から2個の三重結合を含むアルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニル、ヘテロアリールアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、アルキルジアリールシリル、トリアリールシリル、アルキリデン、アリールアルキリデン、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アリールオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルアルキル、アラルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニルアルキル、アリールカルボニルアルキル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルコキシ、ペルフルオロアルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アラルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アラルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、アラルコキシカルボニルオキシ、アミノカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニルオキシ、ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アルキルアリールアミノカルボニルオキシ、ジアリールアミノカルボニルオキシ、グアニジノ、イソチオウレイド、ウレイド、N−アルキルウレイド、N−アリールウレイド、N’−アルキルウレイド、N’,N’−ジアルキルウレイド、N’−アルキル−N’−アリールウレイド、N’,N’−ジアリールウレイド、N’−アリールウレイド、N,N’−ジアルキルウレイド、N−アルキル−N’−アリールウレイド、N−アリール−N’−アルキルウレイド、N,N’−ジアリールウレイド、N,N’,N’−トリアルキルウレイド、N,N’−ジアルキル−N’−アリールウレイド、N−アルキル−N’,N’−ジアリールウレイド、N−アリール−N’,N’−ジアルキルウレイド、N,N’−ジアリール−N’−アルキルウレイド、N,N’,N’−トリアリールウレイド、アミジノ、アルキルアミジノ、アリールアミジノ、アミノチオカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、アリールアミノチオカルボニル、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アリールアミノアルキル、ジアリールアミノアルキル、アルキルアリールアミノアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アラルコキシカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノアルキル、アリールオキシカルボニルアミノアルキル、アリールオキシアリールカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールスルホニルアミノ、ヘテロシクリルスルホニルアミノ、ヘテロアリールチオ、アジド、−N515253、P(R50、P(=O)(R50、OP(=O)(R50、−NR60C(=O)R63、ジアルキルホスホニル、アルキルアリールホスホニル、ジアリールホスホニル、ヒドロキシホスホニル、アルキルチオ、アリールチオ、ペルフルオロアルキルチオ、ヒドロキシカルボニルアルキルチオ、チオシアノ、イソチオシアノ、アルキルスルフィニルオキシ、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルフィニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、ヒドロキシスルホニルオキシ、アルコキシスルホニルオキシ、アミノスルホニルオキシ、アルキルアミノスルホニルオキシ、ジアルキルアミノスルホニルオキシ、アリールアミノスルホニルオキシ、ジアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルアリールアミノスルホニルオキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヒドロキシスルホニル、アルコキシスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、ジアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ジアリールアミノスルホニル、又はアルキルアリールアミノスルホニルであり、あるいは1,2、又は1,3配置で原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンジオキシ(すなわち−O−(CH−O−)、チオアルキレンオキシ(すなわち−S−(CH−O−)、又はアルキレンジチオキシ(すなわち−S−(CH−S−)(式中、yは1、又は2である)を形成し、あるいは同一の原子を置換する2つのQ基は、ともにアルキレンを形成し、
50は、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、又はNR7071(式中、R70、及びR71は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、又はヘテロシクリル、であり、あるいはR70とR71は、ともにアルキレン、アザアルキレン、オキサアルキレン、又はチアアルキレンを形成する)であり、
51、R52、及びR53は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、
60は、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクリル、又はヘテロシクリルアルキルであり、
63は、アルコキシ、アラルコキシ、アルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリール、又はNR7071である。)。
【請求項88】
非複合薬物に比べて細胞毒性選択性指数が改善されている、請求項1から87のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項89】
細胞毒性選択性指数が、約1.5倍から約100倍を上回るレベルまで改善されている、請求項1に記載の複合体。
【請求項90】
請求項1に記載の複合体、又は医薬として許容し得るその誘導体の有効量を患者に投与するステップを含む、ACAMPSによって引き起こされた状態を治療する方法。
【請求項91】
ACAMPS状態は、腫瘍細胞、内皮細胞、B細胞、T細胞、マクロファージ、好中球、好酸球、好塩基球、単球、血小板、線維芽細胞、他の結合組織細胞、骨芽細胞、破骨細胞、及びこれらの細胞型の前駆体の望ましくない、又は異常な活性化、遊走、増殖、又は生存によって特徴づけられる、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
ACAMPS状態は、癌、冠動脈再狭窄、骨粗鬆症、慢性炎症、又は自己免疫疾患である、請求項90、又は91に記載の方法。
【請求項93】
自己免疫疾患は、関節リウマチ、喘息、乾癬、炎症性腸疾患、全身エリテマトーデス、全身皮膚筋炎、炎症性眼疾患、自己免疫性血液疾患、多発性硬化症、脈管炎、特発性ネフローゼ症候群、移植拒絶、又は移植片対宿主疾患である、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
前記癌は、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭扁平上皮癌、首扁平上皮癌、結腸直腸癌、前立腺癌、乳癌、急性リンパ性白血病、成人急性骨髄性白血病、成人非ホジキンリンパ腫、脳腫瘍、子宮頚癌、小児癌、小児肉腫、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、食道癌、毛様細胞白血病、腎臓癌、肝臓癌、多発性骨髄腫、神経芽細胞腫、口腔癌、膵臓癌、原発性中枢神経系リンパ腫、皮膚癌、又は小細胞肺癌である、請求項92に記載の方法。
【請求項95】
前記癌は、脳幹神経膠腫、小脳星状細胞腫、脳星状細胞腫、上衣細胞腫、ユーイング肉腫、胚細胞腫瘍、ホジキン病、ALL、AML、肝臓癌、髄芽腫、神経芽細胞腫、非ホジキンリンパ腫、骨肉腫、骨悪性線維性組織球腫、網膜芽細胞腫、横紋筋肉腫、軟部組織肉腫、テント上原発性神経外胚葉、及び松果体部腫瘍、視覚路、及び視床下部神経膠腫、ウィルムス腫瘍、又は他の小児腎臓癌である、請求項92に記載の方法。
【請求項96】
前記癌は、骨、脳、胸、消化、及び胃腸系、内分泌系、血液、肺、呼吸系、胸部、筋骨格系、又は皮膚に由来するか、又はそれに転移する、請求項92に記載の方法。
【請求項97】
前記癌は、乳癌、肺癌、前立腺癌、卵巣癌、食道癌、膀胱癌、肝癌、神経芽細胞腫、リンパ腫、精巣癌、腎臓癌、白血病、直腸結腸癌、及び頭頚部癌から選択される、請求項92に記載の方法。
【請求項98】
標的系に選択的に蓄積することが可能なキナーゼ基質を識別するための方法であって、
a)過発現され、過度の活性を有し、標的系において望ましくない活性を示すキナーゼに1つ、又は複数の請求項1の複合体を接触させるステップと、
b)1つ、又は複数の複合体に対するキナーゼの活性を測定するステップとを含む方法。
【請求項99】
c)標的系における複合体の1つ、又は複数の第1の量を測定するステップと、
d)非標的系における1つ、又は複数の複合体の1つ、又は複数の第2の量を測定するステップとを含む、請求項98に記載の方法。
【請求項100】
1つ、又は複数の複合体は、検出可能な標識を備える、請求項98、又は99に記載の方法。
【請求項101】
該標識は、放射性、又は蛍光標識である、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
該標的系は、ACAMPS状態に関連している、請求項98から101のいずれか一項に記載の方法。
【請求項103】
該標的系は、関連する癌、炎症、血管形成、自己免疫症候群、移植拒絶、又は骨粗鬆症である、請求項98から102のいずれか一項に記載の方法。
【請求項104】
該標的系は細胞である、請求項98から103のいずれか一項に記載の方法。
【請求項105】
該細胞は、腫瘍細胞、又は腫瘍関連内皮細胞である、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
該標的系に対して選択的毒性を発揮することが可能な複合体を識別するための方法であって、
a)1つ、又は複数の請求項1の複合体を標的系に接触させるステップと、
b)標的系に対する1つ、又は複数の複合体の細胞毒性を測定するステップとを含む方法。
【請求項107】
該標的系は、癌、炎症、血管形成、自己免疫症候群、移植拒絶、又は骨粗鬆症に関連している、請求項106に記載の方法。
【請求項108】
該標的系は細胞である、請求項106、又は107に記載の方法。
【請求項109】
該細胞は、腫瘍細胞、又は腫瘍関連内皮細胞である、請求項107に記載の方法。
【請求項110】
該薬物成分は抗癌薬である、請求項106から109のいずれか一項に記載の方法。
【請求項111】
薬物効率を高める方法であって、請求項1から89のいずれか一項に記載の複合体の治療有効量を標的系、又は器官に投与することにより、非複合体薬物に比べて薬物効率を向上させることを含む方法。
【請求項112】
下記式を有する、又は医薬として許容し得るその誘導体である、請求項1から30のいずれか一項に記載の複合体:
【化9】

(式中、L’はアルキレン、又はPEGである。)。
【請求項113】
下記式を有する、又は医薬として許容し得るその誘導体である、請求項1から30のいずれか一項に記載の複合体:
【化10】

(式中、L’はアルキレン、又はPEGである。)。
【請求項114】
下記式を有する、又は医薬として許容し得るその誘導体である、請求項1に記載の複合体:
【化11】

(式中、n、及びmは、それぞれ独立して、1から10である。)。
【請求項115】
下記式を有する、又は医薬として許容し得るその誘導体である、請求項1に記載の複合体:
【化12】

(式中、L’はアルキレン、又はPEGである。)。
【請求項116】
下記式を有する、又は医薬として許容し得るその誘導体である、請求項1に記載の複合体:
【化13】

(式中、L’、及びL’’は、それぞれ独立して、アルキレン、又はPEGである。)。
【請求項117】
下記式を有する、請求項1に記載の複合体:
【化14】


【請求項118】
表4〜6から選択される化合物。
【請求項119】
包装資材と、ACAMPSに関連している1つ、又は複数の症状の治療、予防、又は改善に使用される、包装資材に収容された請求項1に記載の複合体、又は医薬として許容し得るその誘導体と、当該化合物、又は医薬として許容し得るその誘導体が、ACAMPSに関連している1つ、又は複数の症状の治療、予防、又は改善に使用されることを示す標識とを備える製造品。
【請求項120】
医薬として許容し得る担体に請求項1に記載の複合体を備える薬剤組成物。
【請求項121】
前記基質は、チミジンホスホリラーゼ、又はシチジンデアミラーゼの作用によって、チミジンキナーゼ、又はデオキシシチジンキナーゼの基質に変換される天然、又は非天然ヌクレオシド塩基である、請求項1に記載の複合体。

【公表番号】特表2007−522094(P2007−522094A)
【公表日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−527154(P2006−527154)
【出願日】平成16年9月22日(2004.9.22)
【国際出願番号】PCT/US2004/031147
【国際公開番号】WO2005/030258
【国際公開日】平成17年4月7日(2005.4.7)
【出願人】(506092617)アシドフィル エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】