説明

建設機械のトラックフレーム構造

【課題】強度の保証及び品質の保証が容易な一体形状の鋳造による建設機械のトラックフレーム構造の提供。
【解決手段】走行装置を支持するサイドフレーム(14)と、上部構造体を支持するセンターフレーム(16)と、そのセンターフレーム(16)と前記サイドフレーム(14)とを接続する接続部(15)、とで構成される建設機械のトラックフレーム構造において、前記接続部(15)は開断面構造となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、走行装置を支持するサイドフレームと、上部構造体を支持するセンターフレームと、そのセンターフレームと前記サイドフレームとを接続する接続部とで構成される建設機械のトラックフレーム構造に関する。
【背景技術】
【0002】
図24は本発明のフレーム構造が適用される建設機械1を側面図で例示している。
図24において、走行装置としてクローラ(履帯)2が下部に設けられている。図24において、建設機械として、例えば、自走式の掘削機械が例示されている。
上部に、掘削機械10を制御する手段(図示しない)と、クローラ走行を制御する手段(図示しない)とが収容されている上部構造体8が配置されている。
その上部構造体8とクローラ2との間に、トラックフレーム3が配置されている。
【0003】
トラックフレーム3は、図25に示すように、センターフレーム6と、サイドフレーム4と、接続部5とで構成されている。
センターフレーム6は、上部構造体8を水平方向に旋回自在に支持している。
サイドフレーム4は、クローラ2を支持している。
接続部5は、センターフレーム6とサイドフレーム4とを強度的に接続している。
【0004】
図26でも示すように、クローラ2をサイドフレーム4が内部から支持し、上部構造体8を下方からセンターフレーム6が支持し、筒状の接続部5がサイドフレーム4とセンターフレーム6とを接続している。
【0005】
接続部5は、図27に示す例では、左右のサイドフレーム4のそれぞれに各2個ずつ接続され、センターフレーム6とサイドフレーム4とを強度的に接続するとともに、センターフレーム6の地上高を確保するために、4脚の低い櫓状に配置されている。
【0006】
図28は従来の接続部5の断面(図29のX−X)を例示したもので、中空4角状の断面51(a)、中空円状の断面52(b)、中空楕円状の断面53(c)、中空山形状の断面54(d)等があって、何れも閉断面形状で形成されている。
【0007】
トラックフレーム3は、図29の例では、センターフレーム6、接続部5及びサイドフレーム4が一体に鋳造されている。
図29の例では、接続部5が閉断面形状なので、中子の位置やガス抜き等で鋳型の構造が複雑になり鋳造コストが高くなる欠点があった。
また製造上の複雑化による品質の確保が、例えば鋳巣欠陥の目視検知が困難であり、溶接等の補強に作業者の手が入らない等があって、品質の確保が困難な欠点があった。
【0008】
図30に示すトラックフレーム3Bでは、センターフレーム6a、接続部5a及びサイドフレーム4aを別々に製造し、溶接やボルト締結によって一体に接合する例を示している。このトラックフレーム3Bは、溶接Wpによる溶接強度の確保と、締結による工数の増加が問題となる欠点があった。
【0009】
トラックフレームに関する従来の技術としては接続部を鋳鋼鋳物にし、断面形状を閉断面にする技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、接続部の断面形状が閉断面形状なので、中子の位置やガス抜き等で鋳型の構造が複雑になり鋳造コストが高くなり、鋳巣欠陥の目視検知が困難であり、溶接等の補強に作業者の手が入らない等、品質の確保が困難である。
【0010】
また、接続部とセンターフレームとの接合、接続部とサイドフレームとの結合に関する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、締結その他の結合を行うことによる工数の増加が製造コストを高騰せしめる、という問題が存在する。
【特許文献1】特開2004−189003号公報
【特許文献2】特開2004−175289号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は上述した様な課題に応えるものであり、強度の保証及び品質の保証が容易な一体形状の鋳造による建設機械のトラックフレーム構造の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の建設機械のトラックフレーム構造によれば、走行装置を支持するサイドフレーム(14)と、上部構造体(8)を支持するセンターフレーム(16)と、そのセンターフレーム(16)と前記サイドフレーム(14)とを接続する接続部(15)とで構成される建設機械のトラックフレームに構造おいて、前記接続部(15)は開口を有する開断面構造である。(請求項1)。
ここで走行装置としては、例えば、クローラ(履帯)或いは車輪等が存在する。
【0013】
前記接続部(15)の断面形状は、逆U字状に形成されていることが好ましい(請求項2)。換言すれば、開口部が下方を向いた形状に形成することが好ましい。
そして、前記逆U字状の断面形状は、湾曲した部分及び直線から構成することが可能であり(例えば、図2参照)、或いは、円弧のみから形成する(例えば、図4参照)ことも可能である。
さらに、前記逆U字状の断面形状は、中心線(CL)に対して左右対称に形成しても良いし(例えば、図2、図4参照)、或いは、中心線に対して左右非対称に形成しても良い(図5、図6参照)。
【0014】
前記接続部(15)の断面形状は、頂部が水平な平面に形成することもできる(図3参照)。
【0015】
前記接続部(15)の断面形状は、開口部の外方に鍔状の補強部が設けられていることが好ましい(請求項3)。
【0016】
前記接続部は内部に複数のリブが設けられていることが好ましい(請求項4)。
実施に際しては、接続部の上下方向にリブを設けることが好ましい。なお、リブの数量については、強度上の要請と、加工コストの高騰防止を満たすように設定されるのが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
上述した本発明によれば、以下の効果を備えている。
(1) センターフレームとサイドフレームとを接続する接続部が下方に開口された開断面構造なので(請求項1)、鋳造が容易でかつ接続部内の異常部の点検及び補修が容易な利点がある。
(2) 上記によって、センターフレームとサイドフレーム及び接続部からなるトラックフレームが容易に一体に鋳造できる利点がある。
(3) したがって、溶接が不要となり品質信頼性が向上すると共に、コストダウンできる利点がある。
(4) 鋳造のトラックフレームによって制振性が向上し、騒音、乗り心地が改善できる利点がある。
(5) 接続部の断面形状を「逆U字状」に形成すれば(請求項2)、建設作業時或いは屋外保管時に接続部の上部に泥土等が堆積しない利点がある。
(6) 接続部の断面形状を頂部が水平な平面に形成すれば、剛性及び強度が大きくなる利点がある。
(7) 接続部の断面形状を、開口部の外方に鍔状の補強部を設けて形成すれば(請求項3)、接続部の剛性及び強度が効果的に向上する利点がある。
(8) 接続部の内部に複数のリブを設ければ(請求項4)、接続部の強度が効果的に向上する利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1では、一体に鋳造されたトラックフレーム13の正面視断面を示している。トラックフレーム13は、サイドフレーム14、14と、センターフレーム16と、接続部15とで構成されている。
【0019】
サイドフレーム14、14は、走行装置であるクローラ2、2をそれぞれ支持している。
センターフレーム16は上部構造体8を水平方向に旋回自在に支持している。上部構造体8は、クローラの走行制御手段(図示しない)と、作業装置の掘削機械を制御する手段(図示しない)とを収容している。
接続部15は、センターフレーム16とサイドフレーム14とを接続している。
【0020】
図2、図3では、図1における接続部15の断面aを例示している。
図2において、符号15Aは接続部15の断面形状を示しており、該断面形状15Aは、全体に逆U字状(中空な山状)に形成されており、接続部15の中心線CLに対して左右対称となっている。
【0021】
断面形状15Aでは、突起した頂部15aに、第1の傾斜部15bが緩やかに傾斜して傘状に形成されている。その第1の傾斜部15bの端部15cが、傾斜の急な第2の傾斜部15dに接続している。
第2の傾斜部15dの下端部15eの内部に、開口部15gが形成されている。
【0022】
また、第2の傾斜部15dの下端部15eには、水平方向外方に延びる鍔状の補強部15fが設けられている。
補強部15fの上部15foは、第2の傾斜部15dに緩やかに傾斜して連続している。
上部15foと第2の傾斜部15dに緩やか連続しているために、泥土、水等が滞留しないように構成されている。
【0023】
図3において、符号15Bは、接続部15の別形状の断面形状を示している。
断面形状15Bは、頂部がほぼ水平なハット状の中空な山状に形成された断面であり、接続部15の中心線CLに対して左右対称である。
図3における断面形状15Bでは、水平な頂部15jの端部15kがほぼ垂直な壁部15mにほぼ直角に接続している。壁部15mの下端部15nの内方に、開口部15oが形成されている。
【0024】
また、壁部15mの下端部15nに、水平方向外方に延びる鍔状の補強部15pが設けられている。
補強部15pの上部15poは、壁部15mに緩やかに傾斜して連続している。
上部15poと壁部15mは緩やか連続しているために、補強部15pに泥土、水等が滞留しないようになっている。
【0025】
図4は、図2で示す接続部15の断面15Aの変形例を示している。図4において、全体を符号15A−1で示す断面形状は、全体は逆U字状である点では図2の断面形状15Aと共通するが、図4の断面形状15A−1は全体が円弧或いは湾曲部で形成されており、楕円形を半分に分割した形状となっている。
なお、図4の断面形状15A−1は、接続部15の中心線CLに対して左右対称に形成されている。
【0026】
図5も接続部15の断面形状を示している。図4で示す断面形状15A−1は中心線CLに対して左右対称に形成されているのに対して、図5において全体を符号15A−2で示す断面形状では、接続部15の中心線CLに対して左右非対称である。
なお、図5の断面形状15A−2も、図3の断面形状15A−1と同様に、円弧或いは湾曲部で形成されているが、開口部近傍は直線状であってもよい。
【0027】
図6も接続部15の断面形状を示しており、図6において全体を符号15A−3で示す断面形状は、図2の断面形状15Aと同様に直線状の傾斜部を有している。この傾斜部は円弧状であってもよい。図2の断面形状15Aは接続部15の中心線CLに対して左右対称であるが、図6の断面形状15A−3は中心線CLに対して左右非対称である。
【0028】
図2〜図6で示す断面形状は、開口部が図中の下方にあるが、接続部15の断面の開口部が側方にある場合の例を、図7、図8に示している。
図7において、断面形状15Cは、図2における断面形状15Aを90度だけ回転した形状となっている。そして、端部15eの開口部15gの上下方向外方には、鍔状の補強部15fが設けられている。
【0029】
図8は、図7の断面形状15Cを変形した断面形状15Dを示している。
図8の断面形状15Dは、図7で示す断面形状15Cの上下寸法と左右寸法の比率を変化させた形状であり、図8中の左右方向を短縮或いは圧縮した形状となっている。そして、開口部15gの上下方向外方に鍔状の補強部15f1が設けられている。
【0030】
図9で示す断面形状15Eは、図2における断面形状15Aの開口部15g或いは中心線CLが、鉛直方向に対して時計まわりに回動した形状をしている。ここで、第2の傾斜部15dが水平線Lhに対して為す角度θ1を30°にしたものが、図9における断面形状15Eである。
【0031】
図10は、第2の傾斜部15dと水平線とが為す角度θ1が0°の場合を示している。但し、図2における断面形状15Aの開口部15gを時計まわりに回動させる角度は、図10で示す場合よりも小さい場合があり得る。
ここで、接続部15における泥落ちを良好にするためには、図10の断面形状15Fよりも、図9の断面形状15Eの方が好適である。
なお、図9、図10においては、開口部15gの中心線は鉛直方向から時計まわりに回動した様に構成されているが、反時計まわりに回動する様に構成されていてもよい。
【0032】
図7、図8で示した断面形状15C及び断面形状15Dのように開口部が真横を向く様に構成することも可能であるが、図9、図10で示した断面形状の様に開口部が下方を向いている方が好ましい。図9、図10で示した断面形状であれば開口部に泥等が侵入し難く、仮に侵入したとしても直ちに落下するからである。
なお、第2の傾斜部15dと水平線とが為す角度θ1は、10°〜90°の範囲内であるのが好ましい。
なお、建設機械の使用時の部材点検、或いは補修等に際しては、断面形状15Fの方が、断面形状15Eよりも断面内部の看視が容易である。
【0033】
図11、12は、強度確保の面から、断面形状の幅と高さの好ましい比率を検討するための図である。
回転した断面形状15Gを示す図11においては、幅方向長さgと上下方向長さhの比率は、概ね0.5≦h/g≦3がよく、さらに好ましくは1≦h/g≦3がよい。
また、回転しない断面形状15Hを示す図12においては、幅方向長さgと上下方向長さhの比率は、概ね0.5≦h/g≦3がよく、さらに好ましくは1≦h/g≦3がよい。
【0034】
次に、図13、図14を参照して、開口部の外方に設ける鍔状の補強部の好ましい位置を定性的に検討する。
図13に示す断面形状では、頂部15a及び傾斜部15dによって開口部15gを包囲して、補強部15fが傾斜部15dの水平方向外方に設けられている。これに対して図14に示す断面形状では、補強部15fiが開口部15gの内方にも設けられている。
【0035】
補強部15fと補強部15fiを鋳造の容易さから比較すると、図14の補強部15fiは、型抜きにやや難がある。
また、図14の補強部15fiは、縦軸y−yに対して補強部15fiまでの距離が小さいため、材料力学的に若干問題がある。
しかし、接続部の配置や他部品との干渉回避のために、図14の補強部15fiを設けることが好ましい場合もある。
【0036】
次に、図15〜図18を参照して、鍔状の補強部15f等の好ましい形状を、定量的に検討する。
例えば、図15に示す断面形状において、傾斜部15dの下端部15eに補強部15fがない場合には、下端部15eの内接円φ1は傾斜部15dの肉厚t1と同じである。
図16の断面形状においては、補強部15fの外方への長さをt2とすると、適切な比率は1.5t1≦t2≦5t1である。
【0037】
図17の形状においては、補強部15fの厚さをt3とすると、適切な比率はt1≦t3が好ましく、適切な範囲としては1.5t1≦t3である。
【0038】
図18の形状においては、補強部15feの内接円φ2では、その内接円φ2と傾斜部15dの外面を緩やかなRで連続する場合は1.5t1≒1.5φ1≦φ2が適切である。
【0039】
図19は、図1における接続部15のリブ20を検討するために、模式的に示している。
図19では、サイドフレーム14と、センターフレーム16とを接続する接続部15の内部を図示している。
図19の例では、4個のリブ20が軸線に対してほぼ垂直に設けられ、適宜の距離をおいて並列に設けられている。
【0040】
図19においては、リブ20は4個であるが、接続部15の長さを勘案して、実施に際しては2〜3個がよい。
リブ20の厚さBは、接続部15の長さ、断面形状、肉厚等を勘案して設けられる。
また、リブ20の厚さBは、抜き勾配を勘案した厚さにすることが好ましい。
【0041】
リブ20の取り付けピッチaと、リブ幅fとは、f≦a≦4fがよく、さらにはf≦a≦2fが好ましい。ピッチb、c、d、eについてもピッチaと同様である。
このようにしてリブ20の形状、ピッチa、b・・、肉厚Bを、適宜に決めることによって、トラックフレ−ム13の全重量を最適に軽減できる。
【0042】
次に、図20〜図23を参照して、リブの形状の実施例を説明する。
図20〜図23において、接続部15の断面(図1におけるa断面)の断面形状15Aを示している。
図20に示すリブ20aは、接続部15の頂部15aの内側から、下端部15eの底部15zまで、内部全域に亘って設けられている。この形状は強度的に最も好ましく、接続部15にかかる建設作業時の上下、左右、ねじり等の各種荷重によって生じる接続部15の断面形状15Aの変形を抑えて、強度を保証する効果が大きい。
【0043】
図21に示すリブ20bは、接続部15の頂部15aの内側から、下端部15eの底部15zよりやや上方のリブ底部15z1まで設けられている。底部15zと、リブ底部15z1の間の空間15sが、配管、配索を容易にしている。
【0044】
図22に示すリブ20cは、接続部15の頂部15aの内側から、下端部15eの底部15zよりやや上方の第1のリブ底部21に設けられている。
第1のリブ底部21に、円弧状の第2のリブ底部22が設けられている。底部15zと第1、第2のリブ底部21、22の間の空間15tが、配管、配索を容易にしている。
【0045】
図23に示すリブ20dは、接続部15の頂部15aの内側から、下端部15eの底部15zよりやや上方のリブ底部23に設けられている。
リブ20dの中央部に円形の切欠け孔24が設けられている。切欠け孔24はリブ20dの重量軽減に効果があるとともに、配管、配索を容易にしている。
なお、図23に示すリブ20dでは、リブ底部23は図23の上方に向って凹んだ形状となっているが、リブ底部23を平坦に形成することができる。
【0046】
なお、トラックフレーム5は、必ずしも一体鋳造に限定することなく、製造、組立、或いは分解点検等に必要であれば、一部を締結で一体にすることも可能である。
【0047】
すなわち、図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない旨を付記する。
例えば、図示の実施形態ではクローラ走行の建設機械を説明したが、建設機械としてはパワークレーン、穴掘り建柱機械、高所作業機械、コンクリートポンプ機械を搭載した自走式のものについても適用可能である。
また、走行形式としては、図示の実施形態ではクローラ走行車両が例示されているが、車輪駆動タイプの建設機械についても本発明の適用が可能であることを付記する。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明のトラックフレームを示す正面断面図。
【図2】図1の接続部のa断面図。
【図3】接続部の別形状の断面図。
【図4】接続部の断面形状のその他の例を示す断面図。
【図5】接続部の断面形状における別の例を示す断面図。
【図6】接続部の断面形状におけるさらに別の例を示す断面図。
【図7】接続部のさらにその他の形状の断面図。
【図8】接続部のさらに別形状の断面図。
【図9】接続部の傾斜した形状の断面図。
【図10】接続部の傾斜した形状の断面図。
【図11】接続部の断面の比率を示す説明図。
【図12】接続部の断面の比率を示す別の説明図。
【図13】接続部のツバの好ましい位置に関する説明図。
【図14】接続部のツバの位置に関する説明図。
【図15】接続部のツバの好ましい形状に関する説明図。
【図16】接続部のツバの好ましい形状に関する説明図。
【図17】接続部のツバの好ましい形状に関する説明図。
【図18】接続部のツバの好ましい形状に関する説明図。
【図19】接続部のリブの好ましい配置に関する説明図。
【図20】接続部のリブの形状図。
【図21】接続部のリブの別の形状図。
【図22】接続部のリブのさらに別の形状図。
【図23】接続部のリブのさらに別の形状図。
【図24】本発明が適用される建設機械の側面図。
【図25】図24に装着されるトラックフレームとその周辺を示す側面図。
【図26】図25の正面図。
【図27】図25の上面図。
【図28】接続部の従来の断面図。
【図29】トラックフレームを一体に鋳造した従来の構造例を示す正面断面図。
【図30】トラックフレームを分割製造後に溶接接合して一体にした従来の構造例を示す正面断面図。
【符号の説明】
【0049】
1・・・・建設機械
2・・・・クローラ(履帯)
3、13・・・・トラックフレーム
4、14・・・・サイドフレーム
5、15・・・・接続部
6、16・・・・センターフレーム
8・・・・上部構造体
10・・・作業装置
20・・・リブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行装置を支持するサイドフレームと、上部構造体を支持するセンターフレームと、そのセンターフレームと前記サイドフレームとを接続する接続部とで構成される建設機械のトラックフレーム構造において、前記接続部は開口を有する開断面構造であることを特徴とする建設機械のトラックフレーム構造。
【請求項2】
前記接続部の断面形状は、逆U字状に形成されている請求項1の建設機械のトラックフレーム構造。
【請求項3】
前記接続部の断面形状は、開口部の外方に鍔状の補強部が設けられている請求項1または2の何れか1項の建設機械のトラックフレーム構造。
【請求項4】
前記接続部は、内部に複数のリブが設けられている請求項1〜3の何れか1項の建設機械のトラックフレーム構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公開番号】特開2007−223343(P2007−223343A)
【公開日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−43302(P2006−43302)
【出願日】平成18年2月21日(2006.2.21)
【出願人】(000110251)トピー工業株式会社 (255)
【Fターム(参考)】