説明

情報提供システム、情報提供方法および車載情報端末

【課題】
車両の乗員が要求する情報を提供する情報提供者を検索するための検索条件を設定する操作が必要ない情報提供システムを提供する。
【解決手段】
車両に設置されたナビゲーション装置1は、乗員の個人情報や、乗員が要求する情報の種別、車両の走行情報を、ネットワーク4を経由して情報センタ2へ送信する。情報センタ2では、乗員の個人情報や乗員が要求する情報の種別、車両の走行情報に基づいて、乗員が要求する情報を提供する情報提供者の検索を行う。検索された情報提供者は、情報発信端末3によって情報センタ2へ乗員の要求する情報を発信する。そして、情報センタ2からネットワークを経由してナビゲーション装置1に送信される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置などの車載情報端末を用いて、所望の情報を取得することができる情報提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、パソコンで利用されているメッセンジャーなどのコミュニケーションツールが開示され、この従来技術では、オンラインでグループを形成し、一度形成したグループ間で簡単に対話することが可能である。また、従来技術では、グループの再編成もできる。
【特許文献1】特開2004−164599号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来技術は、インターネット操作や対話グループの設定をキーボード入力の操作で行うことを想定しているので、車内で同様な操作を行うことは難しい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、情報センタでは、各種情報を提供する情報提供者をその情報の種別とともに登録し、車載情報端末では、乗員が所望する各種情報の種別を入力し、情報センタでは、入力された種別に該当する情報提供者を検索して乗員に提示し、車載情報端末では、提示された情報提供者の中からいずれかの情報提供者を選択して指示し、情報センタでは、選択指示された情報提供者に対して、乗員が情報を要求していることを通知し、携帯情報端末から、情報提供者がその情報を乗員に送信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
第1の発明によれば、情報を提供する情報提供者をその情報の種別とともに情報センタに登録しておき、車載情報端末から乗員が情報の種別を入力すると、情報センタは、該当する情報提供者を検索して乗員に提示し、乗員は提示された情報提供者の中からいずれかの情報提供者を選択して指示し、情報センタは、選択指示された情報提供者へ乗員が情報を要求していることを通知し、情報提供者が携帯情報端末によって、乗員の要求する情報を送信する。したがって、乗員は、所望の情報種別を入力するだけで、車内から各種を情報を簡単に入手できる。
また、第2の発明によれば、情報提供者の個人情報を提供する情報の種別とともに情報センタに記憶し、乗員の個人情報を車載情報端末に記憶し、車載情報端末から情報の種別を入力して乗員個人情報と共に情報センタへ送信すると、情報センタでは、入力された種別と、乗員の個人情報と、情報提供者の個人情報とに基づいて、該当する情報提供者を検索して乗員に提示し、乗員は提示された情報提供者の中からいずれかの情報提供者を選択して指示し、情報センタでは、選択指示された情報提供者に対して、乗員が情報を要求していることを通知し、情報提供者が携帯情報端末によって、乗員の要求する情報を送信する。したがって、第2の発明でも、乗員は、所望の情報種別を入力するだけで、車内から各種を情報を簡単に入手できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の実施形態による情報提供システムの構成を図1に示す。図1の情報提供システムは、車両に搭載されたナビゲーション装置1と、情報センタ2と、所定の情報を発信する情報提供者の情報発信端末3とにより構成される。ここで、情報提供者とは、ナビゲーション装置1を搭載した車両の乗員が要求する情報を提供する人であり、コールセンタのオペレータ、店舗の受付、コンテンツプロバイダの自動応答システムなども含まれる。また、ほかの車両に搭乗した乗員も含まれる。
【0007】
車両に搭載されたナビゲーション装置1は、乗員の個人情報や乗員の要求する情報の種別に関する情報などをネットワーク4を介して、情報センタ2へ送信する。情報センタ2では、その情報に基づいて情報提供者の検索を行う。また、情報発信端末3では、情報提供者の発信した情報が、ネットワーク4を介して、さらに情報センタ2を経由して、ナビゲーション装置1に送信される。このような情報交換を行うことによって、ナビゲーション装置1と情報発信端末3とは、情報センタ2を介してメッセージの交換を行うことができる。
【0008】
情報センタ2は、情報処理部21、情報記憶部22および情報入出力部23を有する。情報処理部21は、情報センタ2における様々な情報処理を行う装置であり、情報記憶部22は、情報センタ2における様々な情報を記憶する装置である。そして、情報入出力部23はネットワーク4を介して情報センタ2に送られてきた情報を入力して情報処理部21に送出したり、また、情報処理部21で作成された情報や情報記憶部22に記憶されている情報をネットワーク4へ出力する装置である。
【0009】
情報センタ2の情報記憶部22は、情報センタ2を介して相互にメッセージの交換ができるメンバーの個人情報を格納した個人情報データベース24として利用される。このメンバーには、乗員に情報を提供する情報提供者が含まれる。個人情報データベース24に格納されるメンバーの個人情報は、メンバー登録の際に情報記憶部22に格納される。図2を参照すると、個人情報データベース24には、メンバーを識別する「ID」、「年齢」、「性別」、居住している「地域」、「職業」、「趣味」、「特技」、ほかのメンバーに情報提供できる「提供情報の種別」、「情報提供の内容」、「プロフィール」など、メンバーの個人情報が登録されている。この「提供情報の種別」には、「情報提供の内容」について「個人情報データベース24に格納されている個人情報の登録の更新は定期的に行うか、または、個人情報の登録内容に変更が生じたときに適宜更新、つまり所定のタイミングで更新される。
【0010】
本発明の実施形態によるナビゲーション装置1の構成を図3に示す。図3のナビゲーション装置1は、地図表示などの通常のナビゲーション機能のほかに、通信装置を利用して、無線電波によって情報センタ2へ情報を送信したり、また、情報センタ2を介して情報発信端末3からの情報を受信することができる機能を備えている。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、入力装置17、通信装置18およびディスクドライブ19を有している。ディスクドライブ19には、地図データが記録されたDVD−ROM110が装填される。地図データは、地図表示用データ、経路探索用データなどを含む。地図表示用データは、広域から詳細まで複数の縮尺の地図データを有し、乗員の要求にしたがって、表示地図の縮尺を変更することができる。
【0011】
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。この制御回路11がDVD−ROM110に記憶された地図データに基づいて所定の経路探索処理を行うと、その処理結果が推奨経路として表示モニタ16に表示される。
【0012】
RAM13には、乗員の個人情報が記憶される。記憶される乗員の個人情報は、乗員を特定する「ID」、「年齢」、「性別」、居住している「地域」、「職業」、「趣味」、「特技」などである。これらの情報は入力装置17により車両走行前に入力される。
【0013】
現在地検出装置14は車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、車両の進行方位を検出する振動ジャイロ14a、車速を検出する車速センサ14b、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ14cなどからなる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定するとともに、地図上にその現在地を表示する。
【0014】
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはディスクドライブ19によって読み込まれるDVD−ROM110に記憶された地図データに基づいて、適宜生成される。ナビゲーション装置1は、このようにして生成された画像データを用いることによって地図表示など行うことができる。
【0015】
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の道路地図などの各種情報を画面表示としてナビゲーション装置1の乗員に提供する。また、通信装置18において受信した情報提供者からのメッセージを表示することができる。入力装置17は、乗員が目的地の設定などを行うための各種入力スイッチを有し、これは操作パネルやリモコンなどによって実現される。乗員は、表示モニタ16に表示される画面指示に従って入力装置17を操作することにより、地名や地図上の位置を指定して目的地を設定し、その目的地までの経路探索をナビゲーション装置1に開始させることができる。また、入力装置17を操作することにより情報提供者に送るメッセージをナビゲーション装置1に入力することができる。
【0016】
目的地が乗員により設定されると、ナビゲーション装置1は、GPSセンサ14cにより検出された現在地を出発地として目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。このようにして求められたルート(以下、探索ルートという)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、乗員は地図上の探索ルートを画面上で認識することができる。また、ナビゲーション装置1は、探索ルートに従って車両が走行できるように、乗員に対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を誘導する。
【0017】
通信装置18は、制御回路11から出力される情報を無線電波を利用してネットワーク4に送信する。また、ネットワーク4を通じて発信されて無線電波による情報を受信して、制御回路11へ出力する。
【0018】
ディスクドライブ19は、装填されたDVD−ROM110から、表示モニタ16に地図を表示させるための地図データを読み出す。なお、DVD−ROM以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより地図データを読み出してもよい。
【0019】
本発明の実施形態による情報発信端末3の構成を図4に示す。図4の情報発信端末3は、制御回路31、ROM32、RAM33、表示モニタ34、入力装置35および通信装置36を有している。制御回路31は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、RAM33を作業エリアとしてROM32に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。たとえば、入力装置35により入力したメッセージを通信装置36へ出力したり、通信装置36で受信したメッセージを表示モニタ34に表示する。
【0020】
表示モニタ34は、情報センタ2から送信されたメッセージや情報提供者が入力したメッセージを表示する。入力装置35は、乗員がメッセージの入力などを行うための各種入力スイッチを有し、これは操作パネルやリモコンなどによって実現される。通信装置36は、制御回路31から出力されるメッセージを有線の回線または無線電波を利用してネットワーク4に送信する。また、通信装置36は、ネットワーク4を通じて発信されたメッセージを受信して、制御回路31へ出力する。
【0021】
次に、本発明の実施形態の情報提供システムにおいて、ナビゲーション装置1を搭載した車両の乗員が、ナビゲーション装置1を用いて、情報提供者から情報の提供を受けるための乗員の操作を図5〜7を参照して説明する。
【0022】
図5は、情報提供者から情報の提供を受ける際に、表示モニタ16に表示される不図示の情報提供ボタンを選択すると表示される表示画面である。表示モニタ16の表示画面は、自車位置51を表示した地図領域52と、情報提供メニューが表示される情報提供メニュー領域53とに2分される。地図領域52には、自車位置近傍の地図と自車位置マークとが表示される。情報提供メニュー領域53には、情報提供メニューボタン54〜58が表示される。ここで、情報提供メニューボタン54〜58とは、乗員が要求する情報の種別を入力するためのボタンであり、入力装置17で選択操作される。
【0023】
情報提供メニューボタン54〜58の中から「食事をしたいボタン」54を選択して操作すると、自車位置周辺に居住している情報提供者から飲食店の情報を受けることができる。このとき、情報の種別として「飲食店」が入力される。また、「道を聞きたいボタン」55を選択して操作すると、自車位置周辺に居住している情報提供者から、道路に関する情報を受けることができる。このとき、情報の種別として「道路案内」が入力される。また、「宿を予約したいボタン」56を選択して操作すると、経路探索時に設定した目的地周辺の地域に住んでいる情報提供者から、宿泊地に関する情報を入手したり、または、宿泊施設であるホテルなどに宿泊の予約を直接行うことができる。このとき、情報の種別として「宿泊施設」が入力される。「話し相手を探したいボタン」57を選択して操作すると、乗員と共通の話題を有する情報提供者とメッセージの交換などを通じて対話を行うことができる。このとき、情報の種別として「話し相手」が入力される。
【0024】
たとえば、情報探索メニューボタン54〜58の中から「食事をしたいボタン」54を選択して操作すると、情報の種別として飲食店が入力されることから、個人情報データベース24の「提供情報の種別」が飲食店である情報提供者が検索される。そして、図6に示すように「提供情報の種別」が飲食店である情報提供者の情報提供候補者リストが表示モニタ16に提示される。情報提供者リストには、情報センタ2の個人情報データベース24に格納されている「ID」、「年齢」、「地域」および「提供情報の内容」が表示される。乗員は、情報提供候補者リストに提示されているリストの中から、「提供情報の内容」や「年齢」などを参考にしながら、入力装置17を用いて情報提供者を選択指示する。
【0025】
情報提供候補者リストに表示されている情報提供者のうちの「△△三郎」を選択すると、図7に示すようなメッセージ画面が表示モニタ16に表示される。メッセージ画面には、乗員である「○×五郎」からのメッセージ71とともに、情報提供者である「△△太郎」からのメッセージ72が表示される。そして、情報提供者からのメッセージを通じて情報提供者と対話を行い、そして食事をするための店の情報を取得することができる。なお、メッセージ71は、「食事をしたいボタン」54を選択して操作すると自動的に情報提供者の情報発信端末3に発信されるものであり、メッセージ72は情報提供者が情報発信端末に入力したメッセージである。
【0026】
次に、本発明の実施形態の情報提供システムにおける情報提供の方法を、図8を参照して説明する。図8は、本発明の実施形態の情報提供システムを構成するナビゲーション装置1と、情報センタ2と、情報発信端末3との間で情報を交換する過程を説明するための図である。
【0027】
ステップS801では、RAM13に記憶されている乗員の個人情報が情報センタ2に送信される。図5の情報提供メニューボタン54〜58のいずれかが選択されると、つまり、乗員が要求する情報の種別を入力すると、ステップS802では、ナビゲーション装置1において要求する情報の種別情報が作成される。ここで、種別情報とは、それぞれの情報提供メニューボタン54〜58に表示されている情報の種別に関する情報である。たとえば、「食事をしたいボタン」54を選択すると、「乗員が要求する情報の種別は飲食店である。」という種別情報が作成される。そして、この種別情報は情報センタ2に送信される。
【0028】
ステップS803では、ナビゲーション装置1において、車両の走行情報を作成する。ここで作成される走行情報を図9に示す。走行情報90には、車両に搭乗している乗員の「ID」とともに、経路探索で設定した「目的地」、「車両の位置」の情報、現在の「年月日」および「時間」の情報、「走行目的」の情報などが含まれる。そして、走行情報は情報センタ2に送信される。ステップS804では、情報センタ2において、ナビゲーション装置1より送信された乗員の個人情報と、種別情報と、走行情報とに基づいて、情報記憶部22に記憶されている個人情報データベース24の情報提供者の個人情報より、乗員の要求する情報を発信する情報提供者を検索する。そして、検索結果である情報提供候補者リストの情報をナビゲーション装置1に送信する。
【0029】
ステップS805では、ナビゲーション装置1において、情報提供候補者リストの中から情報提供を受ける情報提供者を選択指示する。そして、選択指示した情報提供者を選択情報として情報センタ2に送信する。ステップS806では、情報センタ2において、情報の提供を情報提供者に依頼するための情報要求メッセージを作成する。そして、情報提供者の情報発信端末3にこのメッセージを送信する。ステップS807では、情報発信端末3において、情報提供者のメッセージを情報センタ2に発信する。そして、ステップS808では、情報センタ2において、このメッセージをナビゲーション装置1へ転送する。
【0030】
ステップS809では、ナビゲーション装置1において、情報提供者から送信されたメッセージを受信する。乗員は情報提供者のメッセージを通して所望の情報を得ることができる。さらに、情報提供者に対して問合せを行う場合は、乗員は、入力装置17を使用して問合せやメッセージをナビゲーション装置1に入力し、そして、ステップS810でメッセージを情報センタ2に発信する。ステップS811では、情報センタ2において、メッセージを情報発信端末3に転送する。そして、ステップS812において、情報発信端末3でメッセージが受信される。このメッセージの返答メールも上述した手順と同様に処理され、ナビゲーション装置1に表示される。このように、情報センタ2を介して、ナビゲーション装置1と情報発信端末3との間でメッセージの交換による対話を通じて、乗員はさらに詳しい情報を得ることができる。
【0031】
次に、本発明の実施形態の情報提供システムを構成するナビゲーション装置1、情報センタ2および情報発信端末3の情報の交換を行う際のそれぞれの処理を説明する。図10のフローチャートを参照して、ナビゲーション装置1の処理を説明する。図10の処理は、表示モニタ16に情報提供メニューボタン54〜58が表示されるとスタートするプログラムを制御回路11で実行して行われる。
【0032】
ステップS1001では、情報提供メニューボタン54〜58のうちの一つのボタンが選択されたか判定を行う。選択された場合は、ステップS1001が肯定判定され、ステップS1002へ進む。選択されない場合は、ステップS1001を繰り返し実行する。ステップS1002では、RAM13に記憶されている乗員の個人情報を通信装置18に出力する。そして、通信装置18は、乗員要求情報を情報センタ2へ送信する。
【0033】
ステップS1003では、選択された情報提供メニューボタン54〜58に基づいて種別情報が作成される。ステップS1004では、種別情報を通信装置18に出力する。そして、通信装置18は、乗員要求情報を情報センタ2へ送信する。ステップS1005では、現在地検出装置14によって、車両の現在位置する位置座標を検出する。ステップS1006では、車両の位置座標よりDVD−ROM110に記憶されている地図データを参照して、車両の現在地を検索する。S1007では、車両の現在地と、経路探索で設定された目的地の情報と、現在の年月日時間とにより走行情報を作成する。ステップS1008では、走行情報を通信装置18に出力する。そして、通信装置18は、走行情報を情報センタ2へ送信する。
【0034】
ステップS1009では、情報提供候補者リストの情報が通信装置18で受信されて制御回路11に入力されたか判定を行う。入力された場合は、ステップS1009が肯定判定され、ステップS1010へ進む。入力されていない場合は、ステップS1009を繰り返し実行する。ステップS1010では、情報提供候補者リストに表示されている情報提供者のうちのひとりが、入力装置17によって選択されたか判定を行う。選択された場合は、ステップS1010が肯定判定され、ステップS1011へ進む。選択されない場合は、ステップS1010を繰り返し実行する。ステップS1011では、選択された情報提供者の情報である選択情報を通信装置18に出力する。そして、通信装置18は、選択情報を情報センタ2に送信する。
【0035】
ステップS1012では、情報発信端末3から発信されたメッセージを表示モニタ16に表示して処理を終了する。メッセージの交換による対話をさらに続ける場合は、ステップS1012でメッセージが表示モニタ16に表示された後、さらに入力装置17によってメッセージを入力して通信装置18に出力する。そして、情報発信端末3から発信されたメッセージを表示モニタ16に表示する。
【0036】
次に、図11のフローチャートを参照して、情報センタ2の処理を説明する。図11の処理は、所定のプログラムを情報処理部21で実行して行われる。
【0037】
ステップS1101では、ナビゲーション装置1から送信された乗員の個人情報、種別情報、走行情報が情報入出力部23より入力されたか判定を行う。入力された場合は、ステップS1101が肯定判定され、ステップS1102へ進む。入力されていない場合は、ステップS1101を繰り返し実行する。
【0038】
ステップS1102では、ナビゲーション装置1から送信された乗員の個人情報、種別情報および走行情報とに基づいて、個人情報データベース24より、乗員の要求する情報を提供する情報提供者の検索を行う。
【0039】
たとえば、横浜市内を走行中に発信した種別情報が飲食店に関するものであるときは、次のようにして、情報提供者の検索を行う。種別情報は、飲食店に関するものであるので、検索キーワードを「飲食店」として、「提供情報の種別」の項目の検索を行う。走行情報は、横浜市内を走行しているというものであるので、次に、検索キーワードを「横浜市」として、「地域」の項目の検索を行う。このようにして、個人情報データベース24より、神奈川県横浜市の飲食店について詳しく知っている情報提供者を検索することができる。
【0040】
また、神奈川県足柄下郡箱根町を目的地として走行中に発信した種別情報が宿泊施設に関するものであるときは、次のようにして、情報提供者の検索を行う。種別情報は、宿泊施設に関するものであるので、検索キーワードを「宿泊施設」として、「提供情報の種別」の項目の検索を行う。走行情報は、目的地が神奈川県足柄下郡箱根町であるというものであるので、次に、検索キーワードを「箱根町」として、「地域」の項目を検索する。このように検索することで、神奈川県足柄下郡箱根町の宿泊施設について詳しく知っている情報提供者を検索することができる。
【0041】
また、走行中に発信した種別情報が話し相手に関するものであり、乗員の個人情報に、「自動車の調子が悪い」という情報を有している場合は、次のように情報提供者の検索を行う。種別情報は、「話し相手」に関するものであるので、検索キーワードを「話し相手」として、「提供情報の種別」の項目の検索を行う。乗員の個人情報に、「自動車の調子が悪い」という情報を有しているので、次に、「自動車整備」とか「自動車修理」、「車検」など自動車の修理や整備に関するものをキーワードとして、「提供情報の内容」の項目を検索する。このように検索することで、話し相手になり、自動車について相談することのできる情報提供者を検索することができる。
【0042】
ステップS1103では、検索された情報提供者の情報提供候補者リストを作成する。ステップS1104では、情報提供候補者リストを情報入出力部23に出力する。そして、情報提供候補者リストは、ナビゲーション装置1に送信される。ステップS1105では、ナビゲーション装置1から送信された選択情報が入力されたか判定を行う。入力された場合は、ステップS1105が肯定判定され、ステップS1106へ進む。入力されていない場合は、ステップS1105を繰り返し実行する。
【0043】
ステップS1106では、種別情報に基づいて情報要求メッセージを作成する。たとえば、種別情報が、飲食店に関する情報を要求するものであるときは、次のようにして情報要求メッセージを作成する。この実施の形態では、あらかじめ、乗員が要求する情報に対応したメッセージを作成しておき、情報記憶部22に記憶しておく。たとえば、飲食店に関する情報が要求される場合は、「はじめまして、○○です。今、□□を通過しています。食事をしたいのですが、お店を教えてください。」というメッセージを記憶しておく。そして、情報要求メッセージを作成するときは、○○の箇所に個人情報データベースに格納されている乗員のIDを、□□の部分には走行情報に含まれている車両の位置を文字として合成する。ここで、IDが「○×五郎」で、車両の位置が「神奈川県横浜市○○」の場合は、図7のメッセージ71が合成される。そして、情報要求メッセージが作成される。
【0044】
ステップS1107では、情報要求メッセージを情報入出力部23に出力して、選択された情報提供者の情報発信端末3に情報要求メッセージを送信する。ステップS1108では、情報発信端末3から情報提供者のメッセージが情報処理部21に入力されたか判定を行う。入力された場合は、ステップS1108が肯定判定され、ステップS1109へ進む。入力されていない場合は、ステップS1108を繰り返し実行する。
【0045】
S1109では、ステップS1108で入力された情報提供者のメッセージをナビゲーション装置1へ転送して、処理は終了する。メッセージの交換による対話がさらに続く場合は、ナビゲーション装置1から送信されたメッセージを情報発信端末3に転送し、また、情報発信端末3から送信されたメッセージをナビゲーション装置1に転送し、これを繰り返す。
【0046】
次に、図12のフローチャートを参照して、情報発信端末3の処理を説明する。図12の処理は、情報発信端末3を起動するとスタートするプログラムを制御回路31で実行して行われる。
【0047】
ステップS1201では、情報センタ2から発信された情報要求メッセージが入力されたか判定を行う。入力された場合は、ステップS1201が肯定判定され、ステップS1202へ進む。入力されていない場合は、ステップS1201を繰り返し実行する。ステップS1202では、入力装置35によってメッセージが入力されたか判定を行う。情報提供者は、入力装置35によって入力するメッセージによって、情報要求に対する回答を行う。入力された場合は、ステップS1202が肯定判定され、ステップS1203へ進む。入力されない場合は、ステップS1202を繰り返し実行する。ステップS1203では、入力されたメッセージを通信装置36に出力し、情報センタ2へ送信する。そして、処理は終了する。
【0048】
メッセージの交換による対話をさらに続ける場合は、ナビゲーション装置1からのメッセージを表示モニタ34に表示した後、さらに入力装置35によってメッセージを入力して通信装置36に出力する。
【0049】
以上の実施の形態による情報提供システムは次のような作用効果を奏する。
(1)情報を提供する情報提供者をその情報の種別とともに情報センタ2に登録しておき、ナビゲーション装置1から乗員が情報提供メニューボタン54〜58を選択すると、情報センタ2は、該当する情報提供者を検索して乗員に提示し、乗員は提示された情報提供者の中からいずれかの情報提供者を選択して指示し、情報センタ2は、選択指示された情報提供者へ乗員が情報を要求していることを通知し、情報提供者が情報発信端末3によって、乗員の要求する情報を送信する。したがって、乗員は、所望の情報提供メニューボタン54〜58を選択するだけで、車内から各種の情報を簡単に入手できる。そして、運転操作の妨げとなる、情報提供者を検索するための検索条件設定操作を行う必要がない。すなわち、ボタン一つで操作できるからキーボードからIDやキーワード入力などの操作が不要である。
(2)情報提供者の個人情報を提供する情報の種別とともに情報センタ2に記憶し、乗員の個人情報をナビゲーション装置1に記憶し、ナビゲーション装置1から種別情報を入力して乗員の個人情報と共に情報センタ2へ送信すると、情報センタ2では、入力された種別情報と、乗員の個人情報と、情報提供者の個人情報とに基づいて、該当する情報提供者を検索して乗員に情報提供者リストとして提示し、乗員は提示された情報提供者の中からいずれかの情報提供者を選択して指示し、情報センタ2では、選択指示された情報提供者に対して、乗員が情報を要求していることを通知し、情報提供者が情報発信端末3によって、乗員の要求する情報を送信する。したがって、乗員は、所望の情報提供メニューボタン54〜58を選択するだけで、車内から各種の情報を簡単に入手できる。そして、運転操作の妨げとなる、情報提供者を検索するための検索条件設定操作を行う必要がない。すなわち、ボタン一つで操作できるからキーボードからIDやキーワード入力などの操作が不要である。
(3)ナビゲーション装置1から送信される乗員の個人情報、走行情報および種別情報、情報センタ2の情報記憶部22の個人情報データベース24に格納されている個人情報といった多くの情報に基づいて情報提供者の検索を行うので、乗員が要求する情報を知っている的確な情報提供者を選択することができる。
(4)ナビゲーション装置1を使用して情報提供者から情報を得ることができるので、従来のキーボード入力で行っていた情報提供者との通信接続が可能となる。
(5)情提供報者の個人情報を個人情報データベース24に項目に分けて格納するので、情報提供者の分類分けが可能となり、情報提供者の検索がより容易になる。
(6)個人情報データベース24における個人情報を定期的に、もしくは、情報提供者の状況が変化したときに適宜更新するようにした。したがって、いろいろな場面で個人情報データベース24に格納されている個人情報を更新することで、より状況に対応した情報提供者の分類分けが可能となり、情報提供者の検索がより容易になる。
【0050】
以上の実施の形態を次のように変形することができる。
(1)情報センタ2を介するメッセージ交換によって、乗員が情報を得ることに代えて、情報センタ2から情報提供者のアドレスを通知し、インターネットを通じて、直接電子メールで情報提供者にメッセージを送信したり、情報提供者のホームページに接続することによって情報を得るようにしてもよい。また、情報センタ2から情報提供者の電話番号を通知し、電話によって情報が得られるようにしてもよい。
(2)個人情報データベース24には、メンバーを識別するID、年齢、性別、居住している地域、職業、趣味、特技、ほかのメンバーに情報提供できる提供情報の種別、提供情報の内容、プロフィールなどの項目についてのメンバーの個人情報が格納されているものとして説明したが、情報提供者を検索するために必要な項目であれば、上記実施の形態に限定されない。RAM13に記憶されている乗員の個人情報も情報提供者を検索するために必要な項目であれば、上記実施の形態に限定されない。また、ナビゲーション装置1から送信される走行情報も、情報提供者を検索するために必要な情報であれば、上記実施形態に限定されない。たとえば、探索経路の情報や天気の情報を加えてもよい。
(3)以上の実施の形態では、ナビゲーション装置1から種別情報が送信された後に、走行情報を送信するようにしたが、同時に送信してもよいし、運転開始時に送信してもよい。また、以上の実施の形態では、乗員の個人情報はナビゲーション装置1から情報センタ2に送信したが、乗員の個人情報をあらかじめ情報センタ2の個人情報データベース22に記憶しておいてもよい。
(4)以上の実施の形態では、ナビゲーション装置1が、位置を検出したり情報を情報センタ2に送信していたが、車載用情報端末であれば、ナビゲーション装置に限定されない。たとえば、車両に搭載したGPS機能付きの情報端末を用いてもよい。また、情報発信端末3は、文字によるメッセージが送信できる文字情報端末であれば特に限定されず、携帯電話、PDAなどの携帯情報端末、パーソナルコンピュータなどでもよい。とくに、携帯情報端末では、情報提供者は常に所持していることが多いので、情報を要求するメッセージが情報提供者に届く可能性が高いので好ましい。
(5)種別情報のみによって情報提供者の検索を行い、情報提供候補者リストから情報提供者を選択してもよい。情報提供者リストに表示される情報提供者の数は多くなる場合もあるが、検索の結果、情報提供者の該当者なしという、誰にも情報を提供してもらえないという状況を回避することができる。
(6)情報提供者を検索するための種別情報に基づく検索キーワードは、情報提供メニューボタン54〜58が表示される情報を提供する情報提供者が検索できれば、上記実施の形態に限定されない。また、検索を行う項目も、情報提供メニューボタン54〜58が表示される情報を提供する情報提供者が検索できれば、「提供情報の種別」の項目に限定されない。たとえば、種別情報が飲食店に関するものであるときは、検索キーワードを「食事」、「グルメ」、「寿司」など食事に関するものとし、「提供情報の内容」の項目の検索を行って情報提供者の検索を行ってもよい。
(7)乗員の要求する情報であれば、情報提供メニューボタン54〜58の内容は上記実施の形態に限定されない。たとえば、「映画を見たいボタン」や「靴を買いたいボタン」などでもよい。
【0051】
特許請求の範囲の要素と実施の形態との対応関係を説明する。
本発明の登録手段は情報記憶部22に対応し、入力手段は情報提供メニューボタン54〜58に対応する。提示手段は表示モニタ16に対応し、指示手段は入力装置17に対応する。通知手段は情報入出力部23に対応し、情報提供手段は通信装置36に対応する。位置検出手段は、乗員要求情報送信手段は通信装置18に対応する。提供情報登録手段は情報記憶部22に対応し、情報提供者探索手段は情報処理部21に対応する。情報提供者情報送信手段は車両位置検出装置14に対応する。情報提供者個人情報記憶手段は情報記憶部22に対応し、乗員個人情報記憶手段はRAM13に対応する。送信手段は通信装置18に対応する。車載情報端末はナビゲーション装置1に対応し、携帯情報端末は情報発信端末3に対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係になんら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の実施形態による情報提供システムの構成を示す図である。
【図2】個人情報データベースを説明するための図である。
【図3】本発明の実施形態による情報提供システムを構成するナビゲーション装置の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態による情報提供システムを構成する情報発信端末の構成を示す図である。
【図5】情報提供ボタンを選択したときに表示される表示モニタの表示画面を示す図である。
【図6】情報提供候補者リストを表示したときの表示モニタの表示画面を示す図である。
【図7】メッセージ画面を表示したときの表示モニタの表示画面を示す図である。
【図8】本発明の実施形態による情報提供システムの情報提供の方法を説明するための図である。
【図9】ナビゲーション装置から送信される走行情報を説明するための図である。
【図10】情報提供システムにおけるナビゲーション装置の処理過程を説明するためのフローチャートである。
【図11】情報提供システムにおける情報センタの処理過程を説明するためのフローチャートである。
【図12】情報提供システムにおける情報発信端末の処理過程を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0053】
1 ナビゲーション装置
11 制御回路
12,32 ROM
13,33 RAM
14 現在地検出装置
15 画像メモリ
16 表示モニタ
17,35 入力装置
18,36 通信装置
19 ディスクドライブ
110 DVD−ROM
2 情報センタ
21 情報処理部
22 情報記憶部
23 情報入出力部
4 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車載情報端末と、情報センタと、携帯情報端末との間で各種情報を授受することにより乗員が所望する各種情報を提供する情報提供システムにおいて、
前記情報センタに設けられ、情報を提供する情報提供者をその情報の種別とともに登録する登録手段と、
前記車載情報端末に設けられ、乗員が情報の種別を入力する入力手段と、
前記情報センタに設けられ、前記入力手段で入力された種別に該当する情報提供者を検索して乗員に提示する提示手段と、
前記車載情報端末に設けられ、前記提示手段で提示された情報提供者の中からいずれかの情報提供者を選択して指示する指示手段と、
前記情報センタに設けられ、前記指示手段で選択指示された情報提供者に対して、乗員が情報を要求していることを通知する通知手段と、
前記携帯情報端末に設けられ、前記通知手段で通知を受けた情報提供者がその情報を乗員に送信する情報提供手段とを備えることを特徴とする情報提供システム。
【請求項2】
請求項1の情報提供システムにおいて、
前記車載情報端末は、車両の位置を検出する位置検出手段をさらに備え、
前記提示手段は、前記位置検出手段で検出された車両の位置と、前記入力手段で入力した情報の種別と、前記登録手段に登録されている情報提供者と情報の種別とに基づいて、前記情報提供者を検索して乗員に提示することを特徴とする情報提供システム。
【請求項3】
車載情報端末と、情報センタと、携帯情報端末との間で各種情報を授受することにより乗員が所望する各種情報を提供する情報提供システムにおいて、
前記情報センタに設けられ、情報提供者の個人情報を提供する情報の種別と共に記憶する情報提供者個人情報記憶手段と、
前記車載情報端末に設けられ、乗員の個人情報を記憶する乗員個人情報記憶手段と、
前記車載情報端末に設けられ、乗員が情報の種別を入力する入力手段と、
前記車載情報端末に設けられ、前記入力された情報の種別および前記乗員個人情報を情報センタへ送信する送信手段と、
前記情報センタに設けられ、前記送信手段で送信されてくる種別および前記乗員の個人情報と、前記情報提供者の個人情報および情報種別とに基づいて、該当する情報提供者を検索して乗員に提示する提示手段と、
前記車載情報端末に設けられ、前記提示手段で提示された情報提供者の中からいずれかの情報提供者を選択して指示する指示手段と、
前記情報センタに設けられ、前記指示手段で選択指示された情報提供者に対して、乗員が情報を要求していることを通知する通知手段と、
前記携帯情報端末に設けられ、前記通知手段で通知を受けた情報提供者がその情報を乗員に送信する情報提供手段とを備えることを特徴とする情報提供システム。
【請求項4】
請求項1または2に記載された情報提供システムにおいて、
前記登録手段によって登録された前記情報提供者の提供する情報およびその情報の種別は、所定のタイミングで更新されることを特徴とする情報提供システム。
【請求項5】
請求項3に記載された情報提供システムにおいて、
前記情報提供者個人情報記憶手段によって記憶された前記情報提供者の個人情報、提供する情報およびその情報の種別と、
前記乗員個人情報記憶手段によって記憶された乗員の個人情報とは、所定のタイミングで更新されることを特徴とする情報提供システム。
【請求項6】
請求項1〜5に記載された情報提供システムに用いられる車載情報端末。
【請求項7】
車載情報端末と、情報センタと、携帯情報端末との間で各種情報を授受することにより乗員が所望する各種情報を提供する情報提供方法において、
前記情報センタでは、前記各種情報を提供する情報提供者をその情報の種別とともに登録し、
前記車載情報端末では、前記乗員が所望する各種情報の種別を入力し、
前記情報センタでは、入力された種別に該当する情報提供者を検索して前記乗員に提示し、
前記車載情報端末では、提示された情報提供者の中からいずれかの情報提供者を選択して指示し、
前記情報センタでは、選択指示された情報提供者に対して、前記乗員が情報を要求していることを通知し、
前記携帯情報端末から、情報提供者がその情報を前記乗員に送信することを特徴とする情報提供方法。
【請求項8】
車載情報端末と、情報センタと、携帯情報端末との間で各種情報を授受することにより乗員が所望する各種情報を提供する情報提供方法において、
前記情報センタでは、情報提供者の個人情報を記憶し、
前記車載情報端末では、前記乗員の個人情報を記憶し、
前記車載情報端末では、前記乗員が情報の種別を入力し、
前記車載情報端末では、入力した情報の種別ととともに乗員個人情報を情報センタへ送信し、
前記情報センタでは、前記送信されてくる情報の種別および前記乗員の個人情報と、前記情報提供者の個人情報とに基づいて、該当する情報提供者を検索して乗員に提示し、
前記車載情報端末では、前記提示された情報提供者の中からいずれかの情報提供者を選択して指示し、
前記情報センタでは、前記選択指示された情報提供者に対して、前記乗員が情報を要求していることを通知し、
前記携帯情報端末では、前記通知を受けた情報提供者がその情報を前記乗員に送信することを特徴とする情報提供法方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2006−184086(P2006−184086A)
【公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−376619(P2004−376619)
【出願日】平成16年12月27日(2004.12.27)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】