説明

情報表示装置

【課題】表示パネルにソフトウェアキーボードを表示させることなく、文字等の入力を行うことができ、表示エリアの制約の問題を解消することができる情報表示装置を提供する。
【解決手段】両面表示パネル部4と、タッチパネル部を備える本体部10と、を有する情報表示装置であって、両面表示パネル部が、第1表示面4−1および第2表示面4−2を有するとともにタッチパネル部を備える本体部と開閉可能に接合され、両面表示パネル部を本体部に対し閉じた状態で、両面表示パネル部の第1表示面の表示に基づき、第1表示面を介してタッチパネル部への入力操作が可能であるとともに、両面表示パネル部を本体部に対し開いた状態で、両面表示パネル部の第2表示面の表示に基づき、タッチパネル部へ直接入力操作すること、および、タッチパネル部を直接操作して入力した情報を、両面表示パネル部の第2表示面に表示することの少なくとも一方または双方が可能であるよう構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、両面表示パネル部と、タッチパネル部を備える本体部と、を有する情報表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、表示パネル部とタッチパネル部とを一体に構成し、表示パネル部の表示に基づき、表示パネル部を介してタッチパネル部への入力操作を行う情報表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図11(a)、(b)はそれぞれ従来の情報表示装置の一例の構成を説明するための図である。図11(a)に示す例では、電子回路基板51と、電磁誘導式タッチパネル521(電磁誘導式デジタイザともいう)と、電磁誘導式タッチパネル521上に設けられた表示パネル53とで情報表示装置が構成され、専用ペン54を用いて、表示パネル53に表示されたメニューを選択したり、手書き入力等を可能にしている。また、図11(b)に示す例では、電子回路基板51と、抵抗膜式タッチパネル522と、抵抗膜式タッチパネル522上に設けられたフレキシブル表示パネル55とで情報表示装置が構成され、指等で、フレキシブル表示パネル56に表示されたメニューを選択する等の入力を可能にしている。図11(b)に示す例は、図11(a)に示す例と比べて、専用ペン54を使う必要がなく、使用時の利便性が向上する。また、フレキシブル表示パネルを用いることで、光透過率の低い抵抗膜式タッチパネルを表示パネルの下に配置することができ、表示品位を全く劣化させずに、かつ、低コスト化を図れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−41223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した図11(a)、(b)に示す従来の情報表示装置では、文字入力等を行おうとすると、ソフトウェアキーボードを画面に表示する必要があった。図12は従来の情報表示装置において表示パネル53(55)にソフトウェアキーボード56を表示した状態の一例を説明するための図である。そのため、図12に示すように、文字入力等のためにソフトウェアキーボード56を表示パネル53(55)の画面に表示すると、本来の表示エリアが非常に制約されてしまう問題があった。
【0006】
本発明の目的は上述した問題点を解消して、表示パネルにソフトウェアキーボードを表示させることなく、文字等の入力を行うことができ、表示エリアの制約の問題を解消することができる情報表示装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の情報表示装置は、両面表示パネル部と、タッチパネル部を備える本体部と、を有する情報表示装置であって、前記両面表示パネル部が、第1表示面および第2表示面を有するとともに前記タッチパネル部を備える本体部と開閉可能に接合され、前記両面表示パネル部を前記本体部に対し閉じた状態で、前記両面表示パネル部の第1表示面の表示に基づき、前記第1表示面を介して前記タッチパネル部への入力操作が可能であるとともに、前記両面表示パネル部を前記本体部に対し開いた状態で、前記両面表示パネル部の第2表示面の表示に基づき、前記タッチパネル部へ直接入力操作すること、および、前記タッチパネル部を直接操作して入力した情報を、前記両面表示パネル部の第2表示面に表示することの少なくとも一方または双方が可能である。
【0008】
また、本発明の情報表示装置の好適例としては、タッチパネル部が入力補助手段を備え、入力補助手段が、両面表示パネル部を本体部に対し開いた状態で、
両面表示パネル部の第2表示面の表示に基づき、タッチパネル部へ直接入力操作する際に用いられる補助手段となること、および、タッチパネル部を直接操作して入力した情報を、両面表示パネル部の第2表示面に表示する際に用いられる補助手段となることの少なくとも一方または双方であること、入力補助手段が、キーボード・プリント・シートであること、タッチパネル部が非感圧式タッチパネルであること、タッチパネル部が感圧式タッチパネルであるとともに、両面表示パネル部がフレキシブルであること、両面表示パネル部の開閉状態を検出する分離検出手段を備え、分離検出手段が検出した開閉状態の結果に応じて、両面表示パネル部の表示面を選択して、第1表示面または第2表示面のいずれかに正立画像を表示する機能および分離検出手段が検出した開閉状態の結果に応じて、タッチパネル部の入力方法を切り替える機能を有すること、両面表示パネル部が、1枚の両面表示パネルであって、両面表示パネルが、2枚の透明基板を対向配置した基板間に、帯電性粒子を含んだ粒子群を表示媒体として配置し、粒子群を電界で移動させて情報を表示する両面表示パネルであること、がある。
【発明の効果】
【0009】
本発明の情報表示装置によれば、両面表示パネル部が、第1表示面および第2表示面を有するとともにタッチパネル部を備える本体部と開閉可能に接合され、両面表示パネル部を本体部に対し閉じた状態で、両面表示パネル部の第1表示面の表示に基づき、第1表示面を介してタッチパネル部への入力操作が可能であるとともに、両面表示パネル部を本体部に対し開いた状態で、両面表示パネル部の第2表示面の表示に基づき、タッチパネル部へ直接入力操作すること、および、タッチパネル部を直接操作して入力した情報を、両面表示パネル部の第2表示面に表示することの少なくとも一方または双方が可能であることで、表示パネルにソフトウェアキーボードを表示させることなく、文字等の入力を行うことができ、表示エリアの制約の問題を解消することができる情報表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の情報表示装置の一例の構成を説明するための図である。
【図2】(a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示装置において両面表示パネル部が閉じた状態の一例を説明するための図である。
【図3】(a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示装置において両面表示パネル部が開いた状態の一例を説明するための図である。
【図4】本発明の情報表示装置の他の例の構成を説明するための図である。
【図5】本発明の情報表示装置のさらに他の例の構成を説明するための図である。
【図6】本発明の情報表示装置における入力補助手段としてのキーボード・プリント・シートの一例を説明するための図である。
【図7】(a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示装置における両面表示パネル部の一例を説明するための図である。
【図8】(a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示装置で用いる表示メモリー性のある表示媒体として帯電性粒子を含んだ粒子群を用いた情報表示用パネルの一例を説明するための図である。
【図9】本発明の情報表示装置で用いる表示メモリー性のある表示媒体として帯電性粒子を含んだ粒子群を用いた情報表示用パネルの他の例を説明するための図である。
【図10】本発明の情報表示装置で用いる表示メモリー性のある表示媒体として帯電性粒子を含んだ粒子群を用いた情報表示用パネルのさらに他の例を説明するための図である。
【図11】(a)、(b)はそれぞれ従来の情報表示装置の一例の構成を説明するための図である。
【図12】従来の情報表示装置において表示パネルにソフトウェアキーボードを表示した状態の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
<本発明の情報表示装置の構成について>
図1は本発明の情報表示装置の一例の構成を説明するための図である。図1に示す例では、情報表示装置を、駆動回路部および電源部を備える電子回路基板1と、電子回路基板1上に設けられたタッチパネル部(電磁誘導式デジタイザ2)を備えた本体部10と、電磁誘導式デジタイザ2の上に設けられた入力補助手段としてのキーボード・プリント・シート3と、本体部10に可動部6を介して接合された表示パネル部としての両面表示パネル部4と、で構成している。また、5は電磁誘導式デジタイザ2に入力するために利用する専用ペンである。
【0012】
図1に示す本発明の情報表示装置において、特徴となる部分は、表示パネル部が、本体部10に設けられた可動部6により本体部10に対し開閉可能に設けられた両面表示パネル部であって、第1表示面4−1および第2表示面4−2を有する両面表示パネル部4として構成されている点である。すなわち、ノート型PCのように、両面表示パネル部4を立ち上げ可能な構造を有している。
【0013】
このように、両面表示パネル部4を可動部6により本体部10に対し開閉状態をとれるよう構成することにより、まず、図2(a)、(b)に示すように両面表示パネル部4を本体部10に対し閉じた状態で、両面表示パネル部4の第1表示面4−1の表示に基づき、専用ペン5で第1表示面4−1に表示されたメニュー等にタッチすることで、第1表示面4−1を介してタッチパネル部としての電磁誘導式デジタイザ2への入力操作が可能となる。また、図3(a)、(b)に示すように両面表示パネル部4を本体部10に対し開いた状態で、両面表示パネル部4の第2表示面4−2の表示に基づき、キーボード・プリント・シート3を利用して、専用ペン5でキーボード・プリント・シート3の所望の位置をタッチすることで、直接タッチパネル部としての電磁誘導式デジタイザ2への入力操作が可能となる。また、本例では、入力補助手段としてキーボードによる入力を模擬したためキーボード・プリント・シート3を利用したが、ユーザの要望に応じて入力補助手段としてキーボード以外のプリント・シートを用いることもできる。
【0014】
可動部6は、携帯電話機などで公知の蝶番構造としたり、両面表示パネル部4とタッチパネル部を備えた本体部10とを、1枚のフレキシブルなシートを介して接合した構造としたりできる。この場合、接合された両面表示パネル部4とタッチパネル部を備えた本体部10とが重なり合うときにその位置関係が変わらないようにすることが肝要である。その理由は、位置関係がくずれると、表示画面とタッチパネル面の位置座標が異なるようになって、指示に対応した表示が行なえなくなるためである。
【0015】
図1に示す本発明の情報表示装置では、両面表示パネル部4を閉じた状態では、従来の情報表示装置と同様に、第1表示面4−1に対して情報の表示および入力操作を行うことができ、文字入力等を行う際は、両面表示パネル部4を開けた状態とし、両面表示パネル部4の第2表示面4−2の表示に基づき、キーボード・プリント・シート3を利用して、直接電磁誘導式デジタイザ2への文字等の入力操作を行うことができるため、表示パネルにソフトウェアキーボードを表示させることなく、文字等の入力を行うことができ、表示エリアの制約の問題を解消することができる。
【0016】
なお、図1においては、両面表示パネル部4を1枚の両面表示パネルで構成した例を示している。この場合、第1表示面4−1および第2表示面4−2には互いに正逆反転した画像が同時に表示される(図8参照)。そのため、両面表示パネル部4と本体部10との間に、両面表示パネル部4の本体部10に対する開閉状態を検出する、言い換えると、両面表示パネル部4と本体部とが重なっている(閉じている)か、分離している(開いている)かを検出する分離検出手段(図1では図示せず)を設け、分離検出手段による開閉状態検出結果に応じて、両面表示パネル部4の正立画像を表示する表示面および入力方法を切り換えることが好ましい。例えば、図1に示す例では、分離検出手段による開閉状態検出結果に応じて、両面表示パネル部4を閉じた状態では第1表示面4−1に正立画像を表示し、両面表示パネル部4を開けた状態では第2表示面4−2に正立画像を表示するよう構成することが好ましい。同様に、分離検出手段の開閉状態検出結果に応じて、両面表示パネル部4を閉じた状態では第1表示面4−1に表示された情報に対する入力操作を入力として取り込み、両面表示パネル部4を開けた状態ではキーボード・プリント・シート3に対する入力操作を入力として取り込むよう構成することが好ましい。
【0017】
分離検出手段としては、両面表示パネルが閉じられたときに押し込まれ、両面表示パネルが開かれたときにとび出す、弾性部材を利用した機械的なスイッチを用いることもできるし、圧力センサー方式、光センサー方式などを用いることもできる。また、分離検出手段を設ける場所については特に制限がなく、両面表示パネル側に設けてもよいし、タッチパネル部を有する本体部側に設けてもよいし、両面表示パネル側およびタッチパネル部を有する本体部側の双方に設け、その協働に基づくようにしてもよい。
【0018】
図4および図5はそれぞれ本発明の情報表示装置の他の例の構成を説明するための図である。図4に示す例では、本発明の情報表示装置を、駆動回路部および電源部を備える電子回路基板1と、電子回路基板1上に設けられたタッチパネル部としての感圧式タッチパネル7と、感圧式タッチパネル7の上に設けられた入力補助手段としてのキーボード・プリント・シート3と、キーボード・プリント・シート3を備えた本体部10に設けられた可動部6を介して接続されたフレキシブルな表示パネル部としての両面表示パネル部4と、で構成している。また、図5に示す例では、本発明の情報表示装置を、駆動回路部および電源部を備える電子回路基板1と、電子回路基板1上に設けられた入力補助手段としてのキーボード・プリント・シート3と、キーボード・プリント・シート3の上に設けられたタッチパネル部としての透明感圧式タッチパネル8を備えた本体部10に設けられた可動部6を介して接合されたフレキシブルな表示パネル部としての両面表示パネル部4と、で構成している。
【0019】
図4および図5に示す例は、図1に示す電磁誘導式デジタイザを用いた例と比べて、感圧式タッチパネルを利用しているため、専用ペン5を用いずに指等で簡単に入力操作を行うことができる。また、図5に示すように、透明感圧式タッチパネル8を用いることで、キーボード・プリント・シート3はタッチパネルの下に配置することができ、透明感圧式タッチパネル8がユーザ側に配置されることで、入力時により軽い力で正確な入力が可能となる。
【0020】
電磁誘導式デジタイザに代えて感圧式タッチパネルを利用する際は、両面表示パネルをフレキシブルに構成する。これにより、閉じた状態で、両面表示パネル越しに、その裏(下)にある感圧式タッチパネルを操作できる。なお、両面表示パネルだけがフレキシブルに構成されていればよく、フレキシブルな両面表示パネルを枠体に挟んで補強した構造の両面表示パネル部とすることができる。
【0021】
<入力補助手段について>
図6は本発明の情報表示装置における入力補助手段としてのキーボード・プリント・シートの一例を説明するための図である。図6に示す例では、キーボード・プリント・シート3として、シート11上に、文字入力用のキーボード12およびメニュー選択や手書き入力用のタッチパッド13の画像が印刷されている。各キーのタッチパネル上の位置は予め記憶されており、ユーザが所定の位置を入力することで、タッチパネルを介して両面表示パネル部の第2表示面の例えばカーソルの位置に、対応する文字を表示するよう構成されている。
【0022】
なお、キーボード・プリント・シート3に印刷しておく画像は、ユーザの入力を補助するものであれば何でも良く、この例に限定されない。メニューなどであっても良いし、場合によっては入力補助手段を使用しなくてもよい。また、複数のキーボード・プリント・シートを差し替えて交換式としてもよい。その場合は、海外向け製品用に言語切り替えも容易となる。さらに、固定的に使用する場合は、タッチパネルに直接印刷してもよい。
【0023】
<両面表示パネルの構成について>
図7(a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示装置における両面表示パネル部の一例を説明するための図である。図7(a)では1枚の両面表示パネルで両面表示パネル部4とする例を示し、図7(b)では2枚の片面表示パネルを背中合わせに貼り合わせて両面表示パネル部とする例を示している。
【0024】
本発明の情報表示装置に用いる図7(a)に示した両面表示パネル部において、第1表示面に正立画像を表示するとともに第2表示面に反転画像を表示する両面表示パネル部を閉じた状態から開けた状態にする際は、第2表示面に正立画像を表示する必要がある。後述する帯電粒子移動型の情報表示用パネルであれば原理的に両面表示が可能であり、図7(a)に示すように、1枚のパネルを使用することができる。両面表示パネル部を開いて本体部と分離された状態を検知した場合は、ソフトウェアまたはハードウェアにより画像データの反転処理を行い、第1表示面に反転画像を表示させ、第2表示面に正立画像を表示することができる。両面表示パネル部を開いたときは、第1表示面を見る必要がないときなので、第1表示面が表示している画像が反転状態になっていても不都合はない。この両面表示パネル部を1枚の両面表示パネルで構成すれば、パネルを薄く構成しやすくなり、フレキシブルな両面表示パネル部を容易に得られるので好ましい。
【0025】
一方、裏面に画像表示ができない片面表示パネルを使用する場合は、片面表示パネルを2枚使用し、図7(b)に示すように、それぞれの裏面同士を貼り合わせて一体化することにより、両面表示パネル部を得ることができる。この場合は、前述のソフトウェアまたはハードウェア処理を不要とすることもできる。また、両面表示パネル部を2枚の表示パネルで構成する場合も、2枚のパネルをともに薄くてフレキシブルなパネルにして、両面表示パネル部全体を薄く、フレキシブルに構成することが好ましい。本発明の情報表示装置では、図7(a)に示す1枚の表示パネルの例も、図7(b)に示す2枚の表示パネルを貼り合わせた例も、いずれも好適に使用することができる。
【0026】
<本発明の情報表示装置で両面表示パネル部に好適に用いられる情報表示用パネルについて>
まず、本発明の情報表示装置で両面表示パネル部に好適に用いられる情報表示用パネルの例として、帯電性粒子を含んだ粒子群を表示媒体として用いる情報表示用パネルの一例について説明する。上記情報表示用パネルでは、対向する2枚の基板間の空間に封入した表示媒体に電界が付与される。付与された電界方向に沿って、表示媒体が電界による力やクーロン力などによって引き寄せられ、表示媒体が電界方向の変化によって移動することにより、画像等の情報表示がなされる。従って、表示媒体が、均一に移動し、かつ、繰り返し表示情報を書き換える時あるいは表示情報を継続して表示する時の安定性を維持できるように、表示パネルを設計する必要がある。ここで、表示媒体を構成する粒子にかかる力は、粒子同士のクーロン力により引き付けあう力の他に、電極や基板との電気鏡像力、分子間力、液架橋力、重力などが考えられる。
【0027】
図8(a)、(b)はそれぞれ本発明の情報表示装置で用いる表示メモリー性のある表示媒体として帯電性粒子を含んだ粒子群を用いた情報表示用パネルの一例を説明するための図である。図8(a)、(b)に示す例では、少なくとも光学的反射率および帯電性を有する粒子を含んだ粒子群として構成した少なくとも2種類の表示媒体(ここでは負帯電性白色粒子23Waを含んだ粒子群として構成した白色表示媒体23Wと正帯電性黒色粒子23Baを含んだ粒子群として構成した黒色表示媒体23Bを示す)を、隔壁24で形成された各セル27において、背面側の透明なパネル基板21に設けた透明電極25(ストライプ電極)と観察側の透明なパネル基板22に設けた透明電極26(ストライプ電極)とが対向直交交差して形成する画素電極対の間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板21、22と垂直に移動させる。そして、図8(a)に示すように白色表示媒体23Wを観察者に視認させて白色の表示を、あるいは、図8(b)に示すように黒色表示媒体23Bを観察者に視認させて黒色の表示を、白黒のドットでマトリックス表示している。本例では、同時に、図8(a)の例では裏面側に反転画像の黒色の表示を、図8(b)の例では裏面側に反転画像の白色の表示を行うことができる。なお、図8(a)、(b)において、手前にある隔壁は省略している。また、28は接着剤である。さらに、ここではセルと画素(ドット)とが1対1に対応する例を示しているが、セルと画素とを対応させない構成にしてもよい。また、ここではセル空間を空気で満たしているが、その他の気体でも真空でもよい。また、絶縁液体で満たしてもよい。
【0028】
図9および図10はそれぞれ本発明の情報表示装置で両面表示パネル部に好適に用いられる情報表示用パネルの他の例を説明するための図である。図9および図10に示す例において、図8(a)、(b)に示す例と同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。図9および図10に示す例において、図8(a)、(b)に示す例と異なる点は、透明なパネル基板21、22のそれぞれに、各セルに対応して、赤色カラーフィルター31R(32R)、緑色カラーフィルター31G(32G)、青色カラーフィルター31BL(32BL)を設けた点である。
【0029】
図9に示す例では、両面表示パネルの第1表示面および第2表示面となる基板を、パネル内側から、透明ストライプ電極26/透明フィルム200/透明粘着材34およびカラーフィルター(32R、32G、32BL)/透明シート36と、透明ストライプ電極25/透明フィルム100/透明粘着材33およびカラーフィルター(31R、31G、31BL)/透明シート35と、でそれぞれ構成している。これにより、カラー表示が可能な薄型の両面表示パネル部が得られる。この両面表示パネル部は、モノクローム両面表示パネル(透明フィルム100、200がパネル基板になる)の外側にカラーフィルター(32R、32G、32BL)およびカラーフィルター(31R、31G、31BL)をそれぞれ形成するようにして得ることもできる。
【0030】
また、図10に示す例では、両面表示パネルの第1表示面および第2表示面となる基板を、パネル内側から、カラーフィルター(32R、32G、32BL)/透明ストライプ電極26/透明フィルム200と、カラーフィルター(31R、31G、31BL)/透明ストライプ電極25/透明フィルム100と、でそれぞれ構成している。これにより、カラー表示が可能な両面表示パネル部が得られる。
【0031】
上記いずれの例の場合においても、透明基板21、22をフレキシブルな樹脂基板としたり、透明フィルム100、200および透明シート35、36をフレキシブルな樹脂フィルムおよびフレキシブルな樹脂シートとすれば、フレキシブルな、1枚の両面表示パネルとすることができる。なお、図9に示す例において、透明フィルム100、200はできるだけ薄くすると、図面を斜め方向から見た時の視野ずれによる混色が抑えられるので好ましく、透明フィルム100、200の厚さは、25μm〜200μmにする。図9および図10に示す例では、一方の表示面にカラーの正立画像を表示するとともに、他方の表示面にカラーの反転画像を表示することができる。
【0032】
<本発明の情報表示装置で両面表示パネル部に好適に用いられる情報表示用パネルの他の構成について>
両面表示パネル部の第1表示面および第2表示面を構成する透明な基板には、ガラスやポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、トリアセチルセルロース(TAC)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等のアクリル系樹脂などが好適である。
【0033】
上記例示した基板材料の屈折率は、ガラス(屈折率1.47)、ポリエチレンテレフタレート(屈折率1.65)、ポリエチレンナフタレート(屈折率1.67)、トリアセチルセルロース(屈折率1.49)、ポリカーボネート(屈折率1.63)、ポリエーテルサルフォン(屈折率1.68)、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂(屈折率1.49〜1.55)であり、これらは十分な透明性を有する透明材料として用いられる。
【0034】
両面表示パネル部全体を薄く、フレキシブルに構成すれば、両面表示パネル部越しにタッチパネル部を操作できるようになる。その場合、両面表示パネル部を構成する基板をすべて薄くフレキシブルにすることが好ましく、上記例示した樹脂材料基板が好ましい。両面表示パネル部を1枚の両面表示パネルで構成すれば、2枚の片面表示パネルを貼り合わせて構成した両面表示パネル部に比べて、さらに、薄く、フレキシブルにできるので好ましい。
【0035】
両面表示パネル部を構成する基板の厚さは、フレキシブルパネルにするという観点でも、両面表示パネル部越しにタッチパネルを操作するという観点でも、できるだけ薄いことが好ましいが、薄すぎるとパネル強度が下がったり、製造時のハンドリングが困難になったりするので、20μm〜500μmの範囲とし、20μm〜150μmの範囲とすることが好ましい。
【0036】
両面表示パネル部を構成する表示パネルは、2枚の基板間にギャップを形成し、このギャップ間に表示媒体を配置する構成を採る。このギャップを確保するために隔壁を設ける。表示媒体を粒子群で構成した場合には、粒子群が偏らないように基板間の空間をセルに区切るためにも隔壁を設ける。この隔壁を形成するときには、ドライフィルムレジスト材を用いたフォトリソグラフィー技術が好適に用いられる。一例として、アルフォNIT2(ニチゴーモートン社製)やPDF300(新日鐵化学社製)をドライフィルムレジスト材として使用することができる。これらのドライフィルムレジスト材に各種顔料を配合しておけば、所望の色の隔壁とすることができる。
【0037】
パネル基板間ギャップ確保用の隔壁は、幅を20μm〜100μmの範囲とし、高さを2μm〜500μmの範囲とするとともに、セル形成用の隔壁は、幅を5μm〜30μmの範囲とし、高さを2μm〜500μmの範囲とすることが好ましい。セル形成用の隔壁の高さは、パネル基板間ギャップ確保用の隔壁の高さ以下とする。
【0038】
両面表示パネル部を構成する表示パネルを、上記した範囲の厚さでフレキシブルな材料の基板および上記した範囲の高さの隔壁で構成すれば、本発明を達成できる両面表示パネル部が得られる。
【0039】
両面表示パネル部の表示画面領域に対向して配置する画素を構成する導電膜において、観察側に設ける透明導電膜材料としては、酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム、亜鉛ドープ酸化インジウム(IZO)、アルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)、アンチモン錫酸化物(ATO)、導電性酸化錫、導電性酸化亜鉛等の透明導電金属酸化物類、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、poly(3,4-ethylenedioxythiophene)-poly-(styrenesulfonate)(PEDOT:PSS)等の透明導電性高分子類が挙げられる。
【0040】
両面表示パネル部を2枚の片面表示パネルを合わせて構成する場合には、背面側に設ける導電膜材料は透明であってもよいし、透明でなくてもよい。導電膜材料としては、酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム、亜鉛ドープ酸化インジウム(IZO)、アルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)、アンチモン錫酸化物(ATO)、導電性酸化錫、導電性酸化亜鉛等の導電金属酸化物類、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、poly(3,4-ethylenedioxythiophene)-poly-(styrenesulfonate)(PEDOT:PSS)等の導電性高分子類や、金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、クロム等の金属や、これらの金属を主成分とする合金が挙げられる。
【0041】
両面表示パネル部をフレキシブルに構成する場合には、第1表示面、第2表示面のいずれに設ける電極も透明でフレキシブルな材料の薄膜で形成することが好ましい。前記した酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム、亜鉛ドープ酸化インジウム(IZO)、アルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)、アンチモン錫酸化物(ATO)、導電性酸化錫、導電性酸化亜鉛等の透明導電金属酸化物類のように可とう性に乏しい材料の場合には膜厚を薄くしてフレキシブル性を向上させたり、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、poly(3,4-ethylenedioxythiophene)-poly-(styrenesulfonate)(PEDOT:PSS)等のフレキシブルであるが、電気抵抗が導電性金属に比べると高い透明導電性高分子類であれば膜厚を、1μm〜50μmの範囲で、電気抵抗が高くならないように調整したりして用いられる。
【0042】
パネル基板に設ける導電膜の形成方法としては、上記例示の材料をスパッタリング法、真空蒸着法、CVD(化学蒸着)法、塗布法等で薄膜状に形成する方法や金属箔(例えば圧延銅箔)をラミネートする方法、導電剤を溶媒や合成樹脂バインダーに混合して塗布したりする方法が用いられる。パターン形成可能で導電性である上記材料を好適に用いることができる。なお、観察側の表示画面領域に設ける導電膜の厚みは、導電性が確保でき光透過性に支障がなければ良く、0.01μm〜10μmが好ましく、0.05μm〜5μmがより好ましい。また、観察側の表示画面領域以外に設ける導電膜の厚みは、導電性が確保できれば良く、0.01μm〜10μmが好ましく、0.05μm〜5μmがより好ましい。
【0043】
透明な導電膜として好適なITO等の金属酸化物系の導電性材料は、金属材料に比べて可とう性が小さい。観察側の表示画面領域に設ける金属酸化物系の透明導電膜には、透明導電膜中での断線防止のため、金属細線と併用することが好ましい。特に、透明導電膜をライン状とする場合には、透明導電膜中で断線が発生しやすいのでその防止のため、金属細線と併用することが好ましい。この金属細線の幅は、1μm〜10μmとすれば表示視認性の妨げとならないので好ましい。観察側の表示画面領域以外に設ける導電膜は光透過性を考慮する必要がないので電気抵抗が小さく、可とう性にも優れた前記金属材料が好適に用いられ、その厚みは電気抵抗および生産性、コストの観点から、0.01μm〜10μmに設計される。
【0044】
<本発明の情報表示装置の情報表示用パネルで用いられる表示媒体の一例について>
本発明に係る両面表示パネル部を構成する表示パネルにおいて、粒子群を表示媒体とする場合、その粒子群は、平均粒子径d(0.5)が、1μm〜20μmの範囲であり、一種類の粒子で構成したり、複数種類の粒子を組み合わせて構成したりする。平均粒子径d(0.5)がこの範囲より大きいと表示上の鮮明さに欠け、この範囲より小さいと粒子同士の凝集力が大きくなりすぎるために表示媒体としての移動に支障をきたすようになる。
【0045】
さらに、表示媒体とする粒子(粒子群)の粒子径分布に関して、下記式に示される粒子径分布Spanを5未満、好ましくは3未満とする。
Span=(d(0.9)−d(0.1))/d(0.5)
(但し、d(0.5)は粒子の50%がこれより大きく、50%がこれより小さいという粒子径をμmで表した数値、d(0.1)はこれ以下の粒子の比率が10%である粒子径をμmで表した数値、d(0.9)はこれ以下の粒子が90%である粒子径をμmで表した数値である。)
Spanを5以下の範囲に納めることにより、表示媒体を構成する粒子のサイズが揃い、表示媒体としての均一な移動が可能となる。
【0046】
さらにまた、表示媒体として複数の粒子群を使用する場合には、使用した粒子群の内、最大の平均粒子径d(0.5)を示す粒子群の平均粒子径d(0.5)に対する、最小の平均粒子径d(0.5)を示す粒子群の平均粒子径d(0.5)の比を10以下とする。たとえ粒子径分布Spanを小さくしたとしても、複数の粒子群は表示媒体として互いに反対方向に動くので、互いの粒子群を構成している粒子サイズが近い方が表示媒体として容易に移動できるようになるので好適であり、それがこの範囲となる。
【0047】
なお、上記表示媒体用粒子の粒子径分布および粒子径は、レーザー回折/散乱法などから求めることができる。測定対象となる粒子にレーザー光を照射すると空間的に回折/散乱光の光強度分布パターンが生じ、この光強度パターンは粒子径と対応関係があることから、粒子径および粒子径分布が測定できる。ここで、粒子径および粒子径分布は、体積基準分布から得られたものである。具体的には、Mastersizer2000(Malvern Instruments Ltd.)測定機を用いて、窒素気流中に粒子を投入し、付属の解析ソフト(Mie理論を用いた体積基準分布を基本としたソフト)にて、平均粒子径および粒子径分布の測定を行なうことができる。
【0048】
さらに、帯電性粒子を含んだ粒子群を表示媒体として、気体中(真空中を含む)空間で駆動させる方式とする場合には、パネル基板間の表示媒体を取り巻く空隙部分の気体の管理が重要であり、表示安定性向上に寄与する。具体的には、空隙部分の気体の湿度について、25℃における相対湿度を60%RH以下、好ましくは50%RH以下とすることが重要である。
この空隙部分とは、図8に示す対向する基板21、基板22に挟まれる部分から、電極25、26、表示媒体23B、23Wの占有部分、隔壁24の占有部分、パネル基板間のシール部分を除いた、いわゆる表示媒体が接する気体部分を指すものとする。
空隙部分の気体(真空を含む)は、先に述べた湿度領域であれば、その種類は問わないが、乾燥空気、乾燥窒素、乾燥アルゴン、乾燥ヘリウム、乾燥二酸化炭素、乾燥メタンなどが好適である。この気体は、その湿度が保持されるようにパネル基板間に封入することが必要であり、例えば、表示媒体の充填、パネルの組み立てなどを所定湿度環境下にて行い、さらに、外からの湿度侵入を防ぐシール剤、シール方法を施すことが肝要である。
【0049】
本発明に係る両面表示パネル部を構成する表示パネルにおいて、基板と基板との間隔は、表示媒体が駆動できて、表示コントラストを維持できればよいが、通常2μm〜500μm、好ましくは5μm〜200μmに、表示媒体とする粒子群を構成する粒子の大きさや充填量に合わせて調整される。
表示媒体とする粒子群に帯電性粒子を用いる場合は、基板と基板との間隔は10μm〜200μm、好ましくは10μm〜100μmの範囲で調整される。さらに、基板間の気体中空間における表示媒体の体積占有率は5〜70%が好ましく、さらに好ましくは5〜60%である。70%を超える場合には表示媒体としての粒子の移動に支障をきたし、5%未満の場合にはコントラストが不明確となり易い。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明の情報表示装置は、タッチパネル入力が可能な表示パネルとして、ノートパソコンや電子手帳、携帯情報端末であるPDA(Personal Digital Assistant、あるいは、Personal Data Assistantと表現される)、携帯電話、ハンディーターミナルや携帯型メディアプレーヤーなどに使用することができる。
【符号の説明】
【0051】
1 電子回路基板
2 電磁誘導式デジタイザ
3 キーボード・プリント・シート
4 両面表示パネル部
4−1 第1表示面
4−2 第2表示面
5 専用ペン
6 可動部
7 感圧式タッチパネル
8 透明感圧式タッチパネル
9 片面表示パネル
10 タッチパネル部を備えた本体部
11 シート
12 キーボード
13 タッチパッド
21、22 透明なパネル基板
23W 白色表示媒体
23Wa 負帯電性白色粒子
23B 黒色表示媒体
23Ba 正帯電性黒色粒子
24 隔壁
25、26 透明電極
27 セル
28 接着剤
31R、32R 赤色カラーフィルター
31G、32G 緑色カラーフィルター
31BL、32BL 青色カラーフィルター
33、34 透明粘着材
35、36 透明シート
100、200 透明フィルム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
両面表示パネル部と、タッチパネル部を備える本体部と、を有する情報表示装置であって、前記両面表示パネル部が、第1表示面および第2表示面を有するとともに前記タッチパネル部を備える本体部と開閉可能に接合され、前記両面表示パネル部を前記本体部に対し閉じた状態で、前記両面表示パネル部の第1表示面の表示に基づき、前記第1表示面を介して前記タッチパネル部への入力操作が可能であるとともに、前記両面表示パネル部を前記本体部に対し開いた状態で、前記両面表示パネル部の第2表示面の表示に基づき、前記タッチパネル部へ直接入力操作すること、および、前記タッチパネル部を直接操作して入力した情報を、前記両面表示パネル部の第2表示面に表示することの少なくとも一方または双方が可能である情報表示装置。
【請求項2】
前記タッチパネル部が入力補助手段を備え、前記入力補助手段が、前記両面表示パネル部を前記本体部に対し開いた状態で、前記両面表示パネル部の第2表示面の表示に基づき、前記タッチパネル部へ直接入力操作する際に用いられる補助手段となること、および、前記タッチパネル部を直接操作して入力した情報を、前記両面表示パネル部の第2表示面に表示する際に用いられる補助手段となることの少なくとも一方または双方である請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項3】
前記入力補助手段が、キーボード・プリント・シートである請求項2に記載の情報表示装置。
【請求項4】
前記タッチパネル部が非感圧式タッチパネルである請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報表示装置。
【請求項5】
前記タッチパネル部が感圧式タッチパネルであるとともに、前記両面表示パネル部がフレキシブルである請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報表示装置。
【請求項6】
前記両面表示パネル部の開閉状態を検出する分離検出手段を備え、前記分離検出手段が検出した開閉状態の結果に応じて、前記両面表示パネル部の表示面を選択して、第1表示面または第2表示面のいずれかに正立画像を表示する機能および前記分離検出手段が検出した開閉状態の結果に応じて、前記タッチパネル部の入力方法を切り替える機能を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報表示装置。
【請求項7】
前記両面表示パネル部が、1枚の両面表示パネルであって、前記両面表示パネルが、2枚の透明基板を対向配置した基板間に、帯電性粒子を含んだ粒子群を表示媒体として配置し、前記粒子群を電界で移動させて情報を表示する両面表示パネルである請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−3386(P2012−3386A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−136039(P2010−136039)
【出願日】平成22年6月15日(2010.6.15)
【出願人】(000005278)株式会社ブリヂストン (11,469)
【Fターム(参考)】