説明

情報配信装置、携帯端末、情報配信システム、情報配信方法、ユーザインタフェース設定方法およびプログラム

【課題】サービス事業者の主導のもとで、携帯端末のユーザインタフェース画面を必要な期間変更することが可能になり、ユーザの作業負担増を防止可能な情報配信装置、携帯端末、情報配信方法およびユーザインタフェース設定方法を提供する。
【解決手段】サーバ1は、携帯端末2から予め定められた項目についての状況を示す状況情報を受信する受信部11と、受信部11にて受信された状況情報が示す状況が、予め定められた特定状況であると、ユーザインタフェース画面を示すユーザインタフェース情報と、ユーザインタフェース画面の表示を終了するための終了条件を示す終了条件情報とを、携帯端末2に送信する情報管理部12と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報配信装置、携帯端末、情報配信システム、情報配信方法、ユーザインタフェース設定方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機等の携帯端末では、ユーザの好みに応じて、メニュー画面などのユーザインタフェース画面を変更することが可能である。
【0003】
携帯端末のメニュー画面を変更する手法としては、ユーザが携帯端末にプリインストールされている機能を使用してメニュー画面を変更する手法と、ユーザが携帯端末を専用サイトに接続して専用サイトから好みのメニュー画面を携帯端末にダウンロードする手法とがある。
【0004】
専用サイトからのデータのダウンロードに関連する技術として、特許文献1には、移動体通信機器とデータ配信サーバとを有する配信データ管理システムが記載されている。
【0005】
このデータ配信サーバは、移動体通信機器からデータを要求されると、要求されたデータと、要求されたデータを利用可能な期間またはエリアに関する情報とを、移動体通信機器に送信する。この移動体通信機器は、現在時刻が、データを利用可能な期間を経過している場合、または、現在位置が、データを利用可能なエリアから外れている場合に、データ配信サーバからのデータを削除する。
【0006】
一方、携帯端末を利用したサービスを提供する事業者は、店舗やテーマパークなどの自らサービスを提供する空間にユーザがいるとき、または、現在時刻がサービスを提供可能な時間帯であるとき等に、ユーザがよりサービスを受けやすい環境をユーザに提供することを望んでいる。
【0007】
そのための手法として、サービス事業者の主導のもとで、ユーザが有する携帯端末のユーザインタフェース画面を、ユーザがサービスを受けやすいユーザインタフェース画面に変更する手法が求められている。サービス事業者の主導のもとでユーザインタフェース画面を変更する場合には、ユーザインタフェース画面を携帯端末に設定するためのユーザインタフェース情報を、携帯端末にPush(プッシュ)配信する機能が必要となる。
【0008】
特許文献2には、ユーザインタフェース情報を携帯端末にPush配信するサーバが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2006−119768号公報
【特許文献2】特開2008−131434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
携帯端末のメニュー画面を変更する手法、および、特許文献1に記載のデータ配信手法では、携帯端末のユーザインタフェース画面を変更するためには、ユーザが自ら携帯端末を操作する必要がある。このため、サービス事業者の主導のもとで、携帯端末のユーザインタフェース画面を変更することはできない。
【0011】
一方、特許文献2に記載のサーバは、ユーザインタフェース情報を携帯端末にPush配信する。このため、サービス事業者は、特許文献2に記載のサーバを使用すれば、サービス事業者の主導のもとで、携帯端末のユーザインタフェース画面を、ユーザがサービスを受けやすいユーザインタフェース画面に変更することが可能になる。
【0012】
しかしながら、特許文献2に記載の技術では、携帯端末は、Push配信されたユーザインタフェース情報に応じたユーザインタフェース画面を、新たなユーザインタフェース情報を受信するまで表示し続けることになる。
【0013】
Push配信されたユーザインタフェース情報に応じたユーザインタフェース画面は、ユーザの意思とは関係なく、サービス事業者によって設定された画面である。このため、Push配信されたユーザインタフェース情報に応じたユーザインタフェース画面が必要以上に表示され続ける場合、ユーザ自身がユーザインタフェース画面を変更するという余分な作業を行う必要が生じるという課題が生じる。
【0014】
本発明の目的は、上述した課題を解決可能な、情報配信装置、携帯端末、情報配信方法、ユーザインタフェース設定方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の情報配信装置は、携帯端末から、予め定められた項目についての状況を示す状況情報を受信する受信手段と、前記受信手段にて受信された状況情報が示す状況が、予め定められた特定状況であると、ユーザインタフェース画面を示すユーザインタフェース情報と、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了するための終了条件を示す終了条件情報とを、前記携帯端末に送信する情報管理手段と、を含む。
【0016】
本発明の携帯端末は、ユーザインタフェース画面を表示可能な携帯端末であって、表示手段と、上記情報配信装置に、予め定められた項目についての状況を示す状況情報を送信する送信手段と、前記情報配信装置から、ユーザインタフェース画面を示すユーザインタフェース情報と前記ユーザインタフェース画面の表示を終了するための終了条件を示す終了条件情報とを受信すると、当該ユーザインタフェース情報に基づいて前記ユーザインタフェース画面を前記表示手段に表示し、その後、自端末が前記終了条件情報にて示された終了条件を満たすと、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了する制御手段と、を含む。
【0017】
本発明の情報配信システムは、情報配信装置と、ユーザインタフェース画面を表示可能な携帯端末と、を含む情報配信システムであって、前記情報配信装置は、前記携帯端末から、予め定められた項目についての状況を示す状況情報を受信する受信手段と、前記受信手段にて受信された状況情報が示す状況が、予め定められた特定状況であると、ユーザインタフェース画面を示すユーザインタフェース情報と、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了するための終了条件を示す終了条件情報とを、前記携帯端末に送信する情報管理手段と、を含み、前記携帯端末は、表示手段と、前記情報配信装置に、前記状況情報を送信する送信手段と、前記情報配信装置から、前記ユーザインタフェース情報と前記終了条件情報とを受信すると、当該ユーザインタフェース情報に基づいて前記ユーザインタフェース画面を前記表示手段に表示し、その後、自端末が前記終了条件情報にて示された終了条件を満たすと、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了する制御手段と、を含む。
【0018】
本発明の情報配信方法は、情報配信装置での情報配信方法であって、携帯端末から、予め定められた項目についての状況を示す状況情報を受信する受信ステップと、前記状況情報が示す状況が、予め定められた特定状況であると、ユーザインタフェース画面を示すユーザインタフェース情報と、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了するための終了条件を示す終了条件情報とを、前記携帯端末に送信する情報管理ステップと、を含む。
【0019】
本発明のユーザインタフェース設定方法は、ユーザインタフェース画面を表示可能な携帯端末でのユーザインタフェース設定方法であって、上記情報配信装置に、予め定められた項目についての状況を示す状況情報を送信する送信ステップと、前記情報配信装置から、ユーザインタフェース画面を示すユーザインタフェース情報と前記ユーザインタフェース画面の表示を終了するための終了条件を示す終了条件情報とを受信すると、当該ユーザインタフェース情報に基づいて前記ユーザインタフェース画面を表示手段に表示し、その後、自端末が前記終了条件情報にて示された終了条件を満たすと、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了する制御ステップと、を含む。
【0020】
本発明のプログラムは、コンピュータに、携帯端末から、予め定められた項目についての状況を示す状況情報を受信する受信手順と、前記状況情報が示す状況が予め定められた特定状況であると、ユーザインタフェース画面を示すユーザインタフェース情報と、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了するための終了条件を示す終了条件情報とを、前記携帯端末に送信する情報管理手順と、を実行させるためのプログラムである。
【0021】
本発明のプログラムは、ユーザインタフェース画面を表示可能なコンピュータに、上記情報配信装置に、予め定められた項目についての状況を示す状況情報を送信する送信手順と、前記情報配信装置から、ユーザインタフェース画面を示すユーザインタフェース情報と前記ユーザインタフェース画面の表示を終了するための終了条件を示す終了条件情報とを受信すると、当該ユーザインタフェース情報に基づいて前記ユーザインタフェース画面を表示手段に表示し、その後、前記コンピュータが前記終了条件情報にて示された終了条件を満たすと、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了する制御手順と、を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、サービス事業者の主導のもとで、携帯端末のユーザインタフェース画面を必要な期間変更することが可能になり、ユーザの作業負担を増やすことを防止可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の第1実施形態の情報配信システムを示したブロック図である。
【図2】第1実施形態の情報配信システムの動作を説明するためのブロック図である。
【図3】第1実施形態の情報配信システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】ライフサイクル情報の一例を示した説明図である。
【図5】第2実施形態の情報配信システムの動作を説明するためのブロック図である。
【図6】第2実施形態の情報配信システムの動作を説明するためのブロック図である。
【図7】第2実施形態の情報配信システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施形態を説明する。
【0025】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の情報配信装置の一例であるユーザインタフェース情報管理サーバ(以下、単に「サーバ」と称する)1と、携帯端末2と、を含む情報配信システムを示したブロック図である。
【0026】
図1において、サーバ1は、コンテキスト情報受信部(以下、単に「受信部」と称する)11と、情報管理部12と、を含む。情報管理部12は、ライフサイクル管理部(以下、単に「管理部」と称する)12aと、ユーザインタフェース情報管理/送信部(以下、単に「管理/送信部」と称する)12bと、格納部12cと、を含む。
【0027】
受信部11は、一般的に受信手段と呼ぶことができる。
【0028】
受信部11は、携帯端末2から送信されたコンテキスト(状況)情報を受信する。コンテキスト(状況)情報は、予め定められた項目についての状況を示す状況情報と呼ぶことができる。本実施形態では、コンテキスト情報として、携帯端末2の現在位置(項目)を示す位置情報が用いられる。なお、項目は、携帯端末2の現在位置に限らず適宜変更可能である。
【0029】
情報管理部12は、一般的に情報管理手段と呼ぶことができる。
【0030】
情報管理部12は、受信部11にて受信された位置情報が示す位置が、予め定められたエリア内(予め定められた特定状況)であると、ユーザインタフェース画面を示すユーザインタフェース情報と、ユーザインタフェース画面の表示を終了するための条件(以下「終了条件」と称する)を示すライフサイクル情報とを、携帯端末2に送信する。ライフサイクル情報は、終了条件情報の一例である。終了条件は、例えば、携帯端末2の位置が予め定められた領域外であるときにユーザインタフェース画面の表示を終了することを示す領域条件を含む。
【0031】
なお、ユーザインタフェース情報とライフサイクル情報とは、格納手段の一例である格納部12cに予め格納されていてもよい。また、受信部11にて受信された位置情報が示す位置が予め定められたエリア内である場合に、情報管理部12が、ユーザインタフェース情報とライフサイクル情報とを生成してもよい。
【0032】
また、情報管理部12は、位置情報が示す位置がエリア内であると、ユーザインタフェース画面を利用する期間を問い合わせる旨の問合せ情報(以下、単に「問合せ情報」と称する)を、携帯端末2に送信する。情報管理部12は、問合せ情報に対する応答を受信すると、その応答にて示された期間が経過した際にユーザインタフェース画面の表示を終了することを示す期間条件を生成する。情報管理部12は、その期間条件を終了条件として示す終了条件情報とユーザインタフェース情報とを、携帯端末2に送信し、かつ、その応答にて示された期間に応じた特典(例えば、電子クーポン券)を、インセンティブとして、携帯端末2に送信して携帯端末2のユーザに与えてもよい。なお、特典は、電子クーポン券に限らず、期限延長データなどの電子情報の特典であればよく、適宜変更可能である。
【0033】
管理部12aは、携帯端末2に送信するライフサイクル情報を管理する。
【0034】
管理/送信部12bは、格納部12c内にユーザインタフェース情報とライフサイクル情報とを互いに関連づけて格納し、格納部12c内のユーザインタフェース情報とライフサイクル情報とを、プッシュ(Push)型で携帯端末2に送信する。
【0035】
なお、サーバ1は、例えばコンピュータであり、コンピュータであるサーバ1が、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを読み取り実行することにより、受信部11および情報管理部12として機能する。なお、受信部11と情報管理部12のそれぞれは、専用のハードウェアにより実現されてもよい。
【0036】
携帯端末2は、例えば、携帯電話機またはPDA(Personal Digital Assistants)であり、表示部21と、送信部22と、制御部23と、を含む。送信部22は、GPS(Global Positioning System)22aと、非接触IC(Integrated Circuit)カード22bと、タイマ22cと、コンテキスト処理部(以下、単に「処理部」と称する)22dと、コンテキスト情報送信部(以下、単に「送信部」と称する)22eと、を含む。制御部23は、ユーザインタフェース情報受信/管理部(以下、単に「受信/管理部」と称する)23aと、格納部23bと、ライフサイクル管理部23cと、を含む。
【0037】
表示部21は、一般的に表示手段と呼ぶことができる。表示部21は、例えば、種々の画面(例えば、複数種類のユーザインタフェース画面)を択一的に表示する。
【0038】
送信部22は、一般的に送信手段と呼ぶことができる。送信部22は、コンテキスト情報の一例である携帯端末2の現在位置を示す位置情報を、サーバ1に送信する。
【0039】
GPS22aは、GPS信号を用いて現在位置を検出し、現在位置を示す位置情報を、処理部22dに出力する。
【0040】
非接触ICカード22bは、電子マネーを搭載し、この電子マネーを用いた物品の購入を可能にする。非接触ICカード22bは、例えば、電子マネーの残額を示す残額情報を、処理部22dに出力する。
【0041】
タイマ22cは、現在時刻を示す時刻情報を、処理部22dに出力する。
【0042】
処理部22dは、GPS22aからの位置情報、非接触ICカード22bからの残額情報、および、タイマ22cからの時刻情報のそれぞれを、コンテキスト情報として受け付ける。処理部22dは、位置情報と残額情報と時刻情報とを、制御部23(具体的には、管理部23c)に出力し、位置情報を、送信部22eに出力する。
【0043】
送信部22eは、処理部22dから受け付けた位置情報を、例えば、一定時間間隔で、サーバ1に送信する。
【0044】
制御部23は、一般的に制御手段と呼ぶことができる。
【0045】
制御部23は、サーバ1から、ユーザインタフェース情報とライフサイクル情報とを受信すると、ユーザインタフェース情報に基づいてユーザインタフェース画面を表示部21に表示する。制御部23は、その後、携帯端末2がライフサイクル情報にて示された終了条件を満たすと、ユーザインタフェース画面の表示を終了する。
【0046】
なお、制御部23は、サーバ1から、問合せ情報を受信すると、ユーザインタフェース画面を利用する期間を問い合わせる旨の問合せを表示部21に表示(出力)し、その後、期間を示す期間情報をユーザから受け付けると、その期間を示す応答をサーバ1に送信する。
【0047】
受信/管理部23aは、サーバ1から、ユーザインタフェース情報とライフサイクル情報とを受信すると、そのユーザインタフェース情報とライフサイクル情報とを格納部23bに格納する。受信/管理部23aは、ライフサイクル情報に基づいて、ユーザインタフェース情報を管理する。受信/管理部23aは、格納部23b内のユーザインタフェース情報とライフサイクル情報とを管理部23cに出力する。
【0048】
管理部23cは、受信/管理部23aからユーザインタフェース情報とライフサイクル情報とを受け付けると、ユーザインタフェース情報に従ってユーザインタフェース画面を表示部21に表示する。
【0049】
また、管理部23cは、処理部22dからの情報(位置情報と残額情報と時刻情報)によって表される携帯端末2の状況がライフサイクル情報にて示された終了条件を満たすと、ユーザインタフェース画面の表示を終了する。
【0050】
なお、受信/管理部23aは、サーバ1から問合せ情報を受信すると、その問合せ情報を管理部23cに出力する。管理部23cは、問合せ情報を受け付けると、ユーザインタフェース画面を利用する期間を問い合わせる旨の問合せを表示部21に表示し、その後、期間を示す期間情報を、入力部(不図示)等を介してユーザから受け付けると、その期間情報を受信/管理部23aに出力する。受信/管理部23aは、管理部23cから期間情報を受け付けると、期間情報にて示された期間を示す応答をサーバ1に送信する。
【0051】
携帯端末2は、例えばコンピュータであり、コンピュータである携帯端末2が、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを読み取り実行することにより、送信部22および制御部23として機能する。なお、送信部22と制御部23のそれぞれは、専用のハードウェアにより実現されてもよい。
【0052】
次に、動作を説明する。
【0053】
図2は、ABCパーク(テーマパーク)などのサービス提供施設の運営者が、携帯端末2がABCパーク内に存在するときだけ有効となる起動メニュー(ユーザインタフェース画面)を、サーバ1から携帯端末2に配信する場合の動作を説明するためのブロック図である。図3は、サーバ1と携帯端末2の動作を説明するためにフローチャートである。図2および3において、図1に示したものと同一構成のものには同一符号を付してある。
【0054】
携帯端末2を携帯しているユーザが、エリア201に入ると、携帯端末2では、送信部22eが、処理部22dから受け付けたコンテキスト情報(ここでは位置情報)を、サーバ1に通知する(ステップ301)。通知タイミングは、一定間隔ごとに行うことが考えられる。
【0055】
なお、非接触ICカード22bが入場券情報を格納している場合、携帯端末2は、ABCパークの入場ゲートを介して、入場券情報をサーバ1に通知してもよい。この場合、サーバ1は、ABCパークの入場ゲートを介して、入場券情報を受信することによって、携帯端末2を携帯しているユーザがABCパークのエリア201内にいると判定する。
【0056】
サーバ1では、受信部11がエリア201内を示す位置情報を受信すると、管理部12aは、携帯端末2を携帯しているユーザがABCパークのエリア201内にいると判定し、サービスに適合したライフサイクル情報を生成する(ステップ307)。
【0057】
図4は、ライフサイクル情報のフォーマットを示した図である。
【0058】
図4に示すように、ライフサイクル情報には、携帯端末2にダウンロードされるユーザインタフェース情報(ここでは起動メニュー画面を示す情報)の扱いを決定するための情報(対象ユーザインタフェース(I/F)名と、判定条件、ライフサイクル動作)が記述されている。
【0059】
対象ユーザインタフェース(I/F)名は、ライフサイクル情報にて扱いが決定されるユーザインタフェース情報の名称である。
【0060】
判定条件は、終了条件の一例であり、ユーザインタフェース画面の表示を終了するための携帯端末2のコンテキスト(状況:例えば、日時、位置、非接触ICカードの情報)を示す。
【0061】
サービス提供者(サービス提供施設の運営者)が特定の場所でサービスを提供する場合、判定条件は、例えば、携帯端末2がその特定の場所から離れた状況を示す。
【0062】
また、サービス提供者が特定の時間帯でサービスを提供する場合、判定条件は、例えば、携帯端末2がカウントしている時刻がその特定の時間帯から外れた状況を示す。
【0063】
また、サービス提供者が商品を販売するサービスを提供する場合、判定条件は、例えば、携帯端末2が搭載している電子マネーの残高がある値(例えば、500円)以下になった状況を示す。
【0064】
なお、これらの判定条件は、サーバ1内にデフォルトとして格納されてもよいし、管理部12aによって生成されてもよい。
【0065】
管理部12aが判定条件を生成する状況では、管理部12aが、携帯端末2からさらにユーザの属性情報(例えば、年齢)を受け付け、そのユーザの属性情報に応じて、判定条件を変更するようにしてもよい。例えば、ユーザの年齢に応じて、ユーザインタフェース画面の表示を終了するための基準となる電子マネーの残高を変更してもよい。
【0066】
ライフサイクル動作は、ユーザインタフェース画面の表示を終了するための動作(例えば、削除動作、機能停止動作、表示切替動作)を示す。
【0067】
本実施形態では、判定条件として、携帯端末がABCパークのエリア201をはずれたことを示す。ライフサイクル動作は、ユーザインタフェース画面の削除を示す。このため、携帯端末がABCパークのエリア201をはずれた場合、起動メニュー(ユーザインタフェース画面)が削除される。
【0068】
サーバ1では、管理/送信部12bが、ライフサイクル情報とユーザインタフェース情報を合わせて携帯端末2に送信する(ステップ308)。
【0069】
携帯端末2では、受信/管理部23aが、サーバ1から送信されたライフサイクル情報およびユーザインタフェース情報を受信すると(ステップ302)、管理部23cは、受信/管理部23aにて受信されたライフサイクル情報およびユーザインタフェース情報に従って、エリア201内でしか使うことができない起動メニュー(ユーザインタフェース画面)を、他のユーザインタフェース画面に替えて、表示部21に表示する(ステップ303)。
【0070】
その後、携帯端末2を携帯しているユーザが、ABCパークのエリア201からはずれた場合には(ステップ304)、携帯端末2では、管理部23cが、ライフサイクル情報の記述に従って処理を行い、起動メニューの削除を行う(ステップ305)。
【0071】
携帯端末2を携帯しているユーザがABCパークのエリア201からはずれたか否かは、例えば、GPS22aからの位置情報に基づいて判定される。
【0072】
なお、非接触ICカード22bが入場券情報を格納している場合、携帯端末2は、ABCパークの退場ゲートに入場券情報を通知することによって、携帯端末2を携帯しているユーザがABCパークのエリア201からはずれたと判定してもよい。
【0073】
本実施形態によれば、サーバ1内の情報管理部12は、受信部11にて受信された位置情報が示す位置が、予め定められたエリア内であると、ユーザインタフェース情報とライフサイクル情報とを、携帯端末2に送信する。携帯端末2内の制御部23は、サーバ1から、ユーザインタフェース情報とライフサイクル情報とを受信すると、ユーザインタフェース情報に基づいてユーザインタフェース画面を表示部21に表示する。その後、携帯端末2がライフサイクル情報にて示された終了条件を満たすと、制御部23は、ユーザインタフェース画面の表示を終了する。
【0074】
このため、サービス事業者が、自ら制御の下で、携帯端末に起動メニューなどを示すユーザインタフェース情報をダウンロードして実行させることが可能になる。
【0075】
また、ユーザが現在利用中のユーザインタフェース画面を利用できるエリアを離れた場合など、サービス事業者が意図的にユーザインタフェース情報を削除したい場合に、サービス事業者が、自ら制御の下で、ユーザインタフェース情報を削除することが可能になる。
【0076】
また、終了条件が、携帯端末2の位置が予め定められた領域外であるときにユーザインタフェース画面の表示を終了することを示す領域条件を含む場合、例えば、携帯端末2がサービス提供領域外にいるときでも、ライフサイクル情報で記述されたタイミングで起動メニュー(ユーザインタフェース画面)を削除することが可能になる。
【0077】
また、情報管理部12は、ユーザからの応答にて示された期間が経過したことを終了条件とすることができる。このため、終了条件をユーザが決めることが可能になる。
【0078】
また、情報管理部12が、ユーザからの応答にて示された期間に応じた特典を、インセンティブとして、携帯端末2のユーザに与えてもよい。この場合、例えば、ユーザが、長い期間、ユーザインタフェース情報に応じたユーザインタフェース画面を使用することを促すことが可能になる。
【0079】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態の情報配信システムについて説明する。
【0080】
第2実施形態の情報配信システム内のサーバ1および携帯端末2の構成は、基本的に第1実施形態のサーバ1および携帯端末2と同様であるが、携帯端末2内の非接触ICカード22bにて物品が購入された際に、ユーザインタフェース情報に応じたユーザインタフェース画面の表示期間を長くする点が、第1実施形態と異なる。以下、第2実施形態の情報配信システムについて、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0081】
図5〜図7を用いて、第2実施形態の情報配信システム内のサーバ1および携帯端末2の構成および動作の流れを説明する。本実施形態では、携帯端末2を携帯しているユーザが、エリア(XYZショップ)501にいるときに、携帯端末に内蔵されている非接触ICカード機能を使用して物品を購入することを想定している。
【0082】
まず、携帯端末2を携帯しているユーザが、XYZショップのエリア501内に入ると、携帯端末2は、第1実施形態で説明したように、コンテキスト情報(位置情報)を、サーバ1に通知する。サーバ1は、第1実施形態で説明したように、コンテキスト情報(位置情報)を受信すると、ライフサイクル情報とユーザインタフェース情報を合わせて携帯端末2に送信する(ステップ705)。携帯端末2は、サーバ1から送信されたユーザインタフェース情報およびライフサイクル情報を取得する(ステップ701)。
【0083】
携帯端末2は、第1実施形態で説明したように、ライフサイクル情報およびユーザインタフェース情報に従って、エリア501でしか使うことができない起動メニュー(ユーザインタフェース画面)を、他のユーザインタフェース画面に替えて、表示部21に表示する(ステップ702)。ユーザインタフェース画面は、具体的には、プレミアムなショップ専用起動メニュー画面などである。
【0084】
携帯端末2のユーザが、非接触ICカード22bに搭載された電子マネーを使ってXYZショップで物品を購入するために、POS(Point of sale)端末502に接続されているリーダ502aに携帯端末2をタッチすると(ステップ703)、携帯端末2に搭載された電子マネーで物品が購入された旨の購入情報が、物品購入サーバ3に通知される。
【0085】
購入が確認されると、物品購入サーバ3は、その購入情報をサーバ1に通知する。サーバ1では、管理部12aは、物品購入サーバ3から購入情報を受信すると(ステップ706)、その購入情報に従って、送信済みのライフサイクル情報が示す終了条件と異なる特定終了条件(例えば、ライフサイクル情報の表示期間が、終了条件が示す表示期間よりも長いことを示す条件)を示した特定終了条件情報を生成する。管理部12aは、ライフサイクル情報を特定終了条件情報に更新する(ステップ707)。
【0086】
管理/送信部12bは、ユーザインタフェース情報と更新後のライフサイクル情報(特定終了条件情報)を、携帯端末2に送信する(ステップ708)。
【0087】
このとき、送信済みのユーザインタフェース情報と異なるユーザインタフェース情報(以下「新たなユーザインタフェース情報」と称する)が、インセンティブとして送信されてもよい。
【0088】
新たなユーザインタフェース情報にて示されるユーザインタフェース画面では、例えば、送信済みのユーザインタフェース情報にて示されるユーザインタフェース画面では表示されなかったキャラクタやアプリケーションが表示される。
【0089】
携帯端末2では、受信/管理部23aは、ユーザインタフェース情報と更新後のライフサイクル情報(特定終了条件情報)を受信すると、格納部23b内のライフサイクル情報を、更新後のライフサイクル情報に書き換え、また、更新後のライフサイクル情報を管理部23cに出力する。
【0090】
管理部23cは、ユーザインタフェース情報と更新後のライフサイクル情報を受け付けると、ユーザインタフェース情報に応じたユーザインタフェース画面を表示部21に表示する(図6参照)。
【0091】
続いて、管理部23cは、更新前のライフサイクル情報が示す終了条件を、更新後のライフサイクル情報が示す特定終了条件に更新する。続いて、管理部23cは、更新後の特定終了条件に従って、第1実施形態と同様に、ユーザインタフェース画面の終了タイミングを制御する。よって、携帯端末2にあるプレミアムなショップ専用起動メニューの利用期間が更新される。
【0092】
本実施形態によれば、サーバ1内の情報管理部12は、携帯端末2にユーザインタフェース情報およびライフサイクル情報を送信した後に、購入情報を受信すると、特定終了条件情報である更新後のライフサイクル情報を、携帯端末2に送信する。携帯端末2では、制御部23は、サーバ1から更新後のライフサイクル情報を受信した場合、自端末が更新後のライフサイクル情報にて示された特定終了条件を満たすと、ユーザインタフェース画面の表示を終了する。
【0093】
この場合、サービス事業者は、ユーザインタフェース画面を利用できる期間を動的に延長することが可能になる。
【0094】
なお、携帯端末2は、以前に取得されたユーザインタフェース情報を用いてもよいし、ライフサイクル情報と同時に取得されたユーザインタフェース情報を用いてもよい。
【0095】
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0096】
1 ユーザインタフェース情報管理サーバ
11 コンテキスト情報受信部
12 情報管理部
12a ライフサイクル管理部
12b ユーザインタフェース情報管理/送信部
12c 格納部
2 携帯端末
21 表示部
22 送信部
22a GPS
22b 非接触ICカード
22c タイマ
22d コンテキスト処理部
22e コンテキスト情報送信部
23 制御部
23a ユーザインタフェース情報受信/管理部
23b 格納部
23c ライフサイクル管理部
3 物品購入サーバ
502 POS
502a リーダ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末から、予め定められた項目についての状況を示す状況情報を受信する受信手段と、
前記受信手段にて受信された状況情報が示す状況が、予め定められた特定状況であると、ユーザインタフェース画面を示すユーザインタフェース情報と、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了するための終了条件を示す終了条件情報とを、前記携帯端末に送信する情報管理手段と、を含む情報配信装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報配信装置において、
前記情報管理手段は、前記携帯端末に前記ユーザインタフェース情報および前記終了条件情報を送信した後に、前記携帯端末に搭載された電子マネーで物品が購入された旨の購入情報を受信すると、前記終了条件情報に示された終了条件と異なる特定終了条件を示した特定終了条件情報を、前記携帯端末に送信する、情報配信装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の情報配信装置において、
前記情報管理手段は、前記状況情報が示す状況が前記特定状況であると、前記ユーザインタフェース画面を利用する期間を問い合わせる旨の問合せ情報を、前記携帯端末に送信し、その後、前記問合せ情報に対する応答を受信すると、当該応答にて示された期間が経過したことを前記終了条件とし、当該終了条件を示す終了条件情報と、前記ユーザインタフェース情報とを、前記携帯端末に送信する、情報配信装置。
【請求項4】
請求項3に記載の情報配信装置において、
前記情報管理手段は、前記応答にて示された期間に応じた特典を、前記携帯端末に送信する、情報配信装置。
【請求項5】
ユーザインタフェース画面を表示可能な携帯端末であって、
表示手段と、
請求項1から4のいずれか1項に記載の情報配信装置に、予め定められた項目についての状況を示す状況情報を送信する送信手段と、
前記情報配信装置から、ユーザインタフェース画面を示すユーザインタフェース情報と前記ユーザインタフェース画面の表示を終了するための終了条件を示す終了条件情報とを受信すると、当該ユーザインタフェース情報に基づいて前記ユーザインタフェース画面を前記表示手段に表示し、その後、自端末が前記終了条件情報にて示された終了条件を満たすと、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了する制御手段と、を含む携帯端末。
【請求項6】
請求項5に記載の携帯端末において、
前記送信手段は、請求項2に記載の情報配信装置に前記状況情報を送信し、
前記制御手段は、前記情報配信装置から、前記終了条件情報に示された終了条件と異なる特定終了条件を示した特定終了条件情報を受信した場合、自端末が前記特定終了条件情報にて示された特定終了条件を満たすと、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了する、携帯端末。
【請求項7】
請求項5に記載の携帯端末において、
前記送信手段は、請求項3または4に記載の情報配信装置に前記状況情報を送信し、
前記制御手段は、前記情報配信装置から、前記ユーザインタフェース画面を利用する期間を問い合わせる旨の問合せ情報を受信すると、前記期間を問い合わせる旨の問合せを出力し、その後、前記期間を示す期間情報を受け付けると、当該期間を示す応答を前記情報配信装置に送信する、携帯端末。
【請求項8】
情報配信装置と、ユーザインタフェース画面を表示可能な携帯端末と、を含む情報配信システムであって、
前記情報配信装置は、
前記携帯端末から、予め定められた項目についての状況を示す状況情報を受信する受信手段と、
前記受信手段にて受信された状況情報が示す状況が、予め定められた特定状況であると、ユーザインタフェース画面を示すユーザインタフェース情報と、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了するための終了条件を示す終了条件情報とを、前記携帯端末に送信する情報管理手段と、を含み、
前記携帯端末は、
表示手段と、
前記情報配信装置に、前記状況情報を送信する送信手段と、
前記情報配信装置から、前記ユーザインタフェース情報と前記終了条件情報とを受信すると、当該ユーザインタフェース情報に基づいて前記ユーザインタフェース画面を前記表示手段に表示し、その後、自端末が前記終了条件情報にて示された終了条件を満たすと、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了する制御手段と、を含む、情報配信システム。
【請求項9】
請求項8に記載の情報配信システムにおいて、
前記情報管理手段は、前記携帯端末に前記ユーザインタフェース情報および前記終了条件情報を送信した後に、前記携帯端末に搭載された電子マネーで物品が購入された旨の購入情報を受信すると、前記終了条件情報に示された終了条件と異なる特定終了条件を示した特定終了条件情報を、前記携帯端末に送信し、
前記制御手段は、前記情報配信装置から、前記特定終了条件情報を受信した場合、自端末が前記特定終了条件情報にて示された特定終了条件を満たすと、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了する、情報配信システム。
【請求項10】
請求項8または9に記載の情報配信システムにおいて、
前記情報管理手段は、前記状況情報が示す状況が前記特定状況であると、前記ユーザインタフェース画面を利用する期間を問い合わせる旨の問合せ情報を、前記携帯端末に送信し、その後、前記問合せ情報に対する応答を受信すると、当該応答にて示された期間が経過したことを前記終了条件とし、当該終了条件を示す終了条件情報と、前記ユーザインタフェース情報とを、前記携帯端末に送信し、
前記制御手段は、前記情報配信装置から、前記問合せ情報を受信すると、前記期間を問い合わせる旨の問合せを出力し、その後、前記期間を示す期間情報を受け付けると、当該期間を示す応答を前記情報配信装置に送信する、情報配信システム。
【請求項11】
請求項10に記載の情報配信システムにおいて、
前記情報管理手段は、前記応答にて示された期間に応じた特典を、前記携帯端末に送信する、情報配信システム。
【請求項12】
情報配信装置での情報配信方法であって、
携帯端末から、予め定められた項目についての状況を示す状況情報を受信する受信ステップと、
前記状況情報が示す状況が、予め定められた特定状況であると、ユーザインタフェース画面を示すユーザインタフェース情報と、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了するための終了条件を示す終了条件情報とを、前記携帯端末に送信する情報管理ステップと、を含む情報配信方法。
【請求項13】
請求項12に記載の情報配信方法において、
前記情報管理ステップでは、前記携帯端末に前記ユーザインタフェース情報および前記終了条件情報を送信した後に、前記携帯端末に搭載された電子マネーで物品が購入された旨の購入情報を受信すると、前記終了条件情報に示された終了条件と異なる特定終了条件を示した特定終了条件情報を、前記携帯端末に送信する、情報配信方法。
【請求項14】
請求項12または13に記載の情報配信方法において、
前記情報管理ステップでは、前記状況情報が示す状況が前記特定状況であると、前記ユーザインタフェース画面を利用する期間を問い合わせる旨の問合せ情報を、前記携帯端末に送信し、その後、前記問合せ情報に対する応答を受信すると、当該応答にて示された期間が経過したことを前記終了条件とし、当該終了条件を示す終了条件情報と、前記ユーザインタフェース情報とを、前記携帯端末に送信する、情報配信方法。
【請求項15】
請求項14に記載の情報配信方法において、
前記情報管理ステップでは、前記応答にて示された期間に応じた特典を、前記携帯端末に送信する、情報配信方法。
【請求項16】
ユーザインタフェース画面を表示可能な携帯端末でのユーザインタフェース設定方法であって、
請求項1から4のいずれか1項に記載の情報配信装置に、予め定められた項目についての状況を示す状況情報を送信する送信ステップと、
前記情報配信装置から、ユーザインタフェース画面を示すユーザインタフェース情報と前記ユーザインタフェース画面の表示を終了するための終了条件を示す終了条件情報とを受信すると、当該ユーザインタフェース情報に基づいて前記ユーザインタフェース画面を表示手段に表示し、その後、自端末が前記終了条件情報にて示された終了条件を満たすと、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了する制御ステップと、を含むユーザインタフェース設定方法。
【請求項17】
請求項16に記載のユーザインタフェース設定方法において、
前記送信ステップでは、請求項2に記載の情報配信装置に前記状況情報を送信し、
前記制御ステップでは、前記情報配信装置から、前記終了条件情報に示された終了条件と異なる特定終了条件を示した特定終了条件情報を受信した場合、自端末が前記特定終了条件情報にて示された特定終了条件を満たすと、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了する、ユーザインタフェース設定方法。
【請求項18】
請求項16に記載のユーザインタフェース設定方法において、
前記送信ステップでは、請求項3または4に記載の情報配信装置に前記状況情報を送信し、
前記制御ステップでは、前記情報配信装置から、前記ユーザインタフェース画面を利用する期間を問い合わせる旨の問合せ情報を受信すると、前記期間を問い合わせる旨の問合せを出力し、その後、前記期間を示す期間情報を受け付けると、当該期間を示す応答を前記情報配信装置に送信する、ユーザインタフェース設定方法。
【請求項19】
コンピュータに、
携帯端末から、予め定められた項目についての状況を示す状況情報を受信する受信手順と、
前記状況情報が示す状況が予め定められた特定状況であると、ユーザインタフェース画面を示すユーザインタフェース情報と、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了するための終了条件を示す終了条件情報とを、前記携帯端末に送信する情報管理手順と、を実行させるためのプログラム。
【請求項20】
請求項19に記載のプログラムにおいて、
前記情報管理手順では、前記携帯端末に前記ユーザインタフェース情報および前記終了条件情報を送信した後に、前記携帯端末に搭載された電子マネーで物品が購入された旨の購入情報を受信すると、前記終了条件情報に示された終了条件と異なる特定終了条件を示した特定終了条件情報を、前記携帯端末に送信する、プログラム。
【請求項21】
請求項19または20に記載のプログラムにおいて、
前記情報管理手順では、前記状況情報が示す状況が前記特定状況であると、前記ユーザインタフェース画面を利用する期間を問い合わせる旨の問合せ情報を、前記携帯端末に送信し、その後、前記問合せ情報に対する応答を受信すると、当該応答にて示された期間が経過したことを前記終了条件とし、当該終了条件を示す終了条件情報と、前記ユーザインタフェース情報とを、前記携帯端末に送信する、プログラム。
【請求項22】
請求項21に記載のプログラムにおいて、
前記情報管理手順では、前記応答にて示された期間に応じた特典を、前記携帯端末に送信する、プログラム。
【請求項23】
ユーザインタフェース画面を表示可能なコンピュータに、
請求項1から4のいずれか1項に記載の情報配信装置に、予め定められた項目についての状況を示す状況情報を送信する送信手順と、
前記情報配信装置から、ユーザインタフェース画面を示すユーザインタフェース情報と前記ユーザインタフェース画面の表示を終了するための終了条件を示す終了条件情報とを受信すると、当該ユーザインタフェース情報に基づいて前記ユーザインタフェース画面を表示手段に表示し、その後、前記コンピュータが前記終了条件情報にて示された終了条件を満たすと、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了する制御手順と、を実行させるためのプログラム。
【請求項24】
請求項23に記載のプログラムにおいて、
前記送信手順では、請求項2に記載の情報配信装置に前記状況情報を送信し、
前記制御手順では、前記情報配信装置から、前記終了条件情報に示された終了条件と異なる特定終了条件を示した特定終了条件情報を受信した場合、前記コンピュータが前記特定終了条件情報にて示された特定終了条件を満たすと、前記ユーザインタフェース画面の表示を終了する、プログラム。
【請求項25】
請求項23に記載のプログラムにおいて、
前記送信手順では、請求項3または4に記載の情報配信装置に前記状況情報を送信し、
前記制御手順では、前記情報配信装置から、前記ユーザインタフェース画面を利用する期間を問い合わせる旨の問合せ情報を受信すると、前記期間を問い合わせる旨の問合せを出力し、その後、前記期間を示す期間情報を受け付けると、当該期間を示す応答を前記情報配信装置に送信する、プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2010−250729(P2010−250729A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−101844(P2009−101844)
【出願日】平成21年4月20日(2009.4.20)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】