説明

感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びに、これを用いたレジスト膜及びパターン形成方法

【課題】ブリッジ前寸法等の解像力、LWR及びDOFに優れると共に、感度及びPED安定性も良好な感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びに、これを用いたレジスト膜及びパターン形成方法の提供。
【解決手段】下記一般式(EI)で表される構造の繰り返し単位を有する樹脂(A)を含有する感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びに、これを用いたレジスト膜及びパターン形成方法。


E1、RE2及びRE3は各々独立に、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。RE1とRE2は結合して環を形成していても良い。RE4及びRE5は各々独立に、水素原子、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。RE6及びRE7は各々独立に、水素原子又は一価の有機基を表す。Bc1は単結合又は2価の連結基を表す。RE4、RE5、RE6、RE7及びBC1はそれぞれ結合して環を形成していても良い。*は前記樹脂(A)の主鎖又は側鎖連結の結合手。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(EI)で表される構造を有する繰り返し単位を有する樹脂(A)を含有する、感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【化1】

一般式(EI)において、RE1、RE2及びRE3は各々独立に、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。RE1とRE2は結合して環を形成していても良い。
E4及びRE5は各々独立に、水素原子、アルキル基又はシクロアルキル基を表す。
E6及びRE7は各々独立に、水素原子又は一価の有機基を表す。
c1は単結合又は2価の連結基を表す。RE4、RE5、RE6、RE7及びBC1はそれぞれ結合して環を形成していても良い。但し、BC1とRE4、RE5、RE6又はRE7とが結合して環を形成する場合、BC1は3価の連結基を表し、BC1とRE4、RE5、RE6及びRE7のいずれか2つとが結合して環を形成する場合、BC1は4価の連結基を表す。
*は前記樹脂(A)の主鎖又は側鎖に連結する結合手を表す。
【請求項2】
前記一般式(EI)で表される構造を有する繰り返し単位が、下記一般式(EII−1)又は(EII−2)で表される繰り返し単位である、請求項1に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【化2】

一般式(EII−1)及び(EII−2)において、RE8は水素原子又はアルキル基を表す。
Wは各々独立に、アルキレン基、酸素原子及び硫黄原子のいずれかを表す。
nは0又は1を表す。
mは0又は1を表す。
E1〜RE7及びBc1は、前記一般式(EI)におけるRE1〜RE7及びBc1と同義である。
【請求項3】
前記樹脂(A)が、前記一般式(EI)で表される構造を有する繰り返し単位以外に、更に下記一般式(a)〜(c)のいずれかで表される構造を有する繰り返し単位を含有する、請求項1又は2に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【化3】


式中、P及びPは、それぞれ独立して、酸の作用により分解し脱離する1価の基を表す。
は、酸の作用により分解し脱離するz価の基を表す。zは2又は3を表す。
*は前記樹脂(A)の主鎖又は側鎖に連結する結合手を表す。
前記一般式(a)で表される構造は、酸の作用により分解してカルボキシル基を発生する。
前記一般式(b)で表される構造は、酸の作用により分解して1個のアルコール性水酸基を発生する。
前記一般式(c)で表される構造は、酸の作用により分解して2個又は3個のアルコール性水酸基を発生する。
【請求項4】
前記樹脂(A)が更に、ラクトン構造を有する繰り返し単位を含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【請求項5】
前記樹脂(A)が更に、水酸基又はシアノ基を有する繰り返し単位を含有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【請求項6】
前記水酸基又はシアノ基を有する繰り返し単位が、少なくとも一つの水酸基で置換されたアダマンチル基を有する繰り返し単位である、請求項5に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【請求項7】
更に、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物を含有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【請求項8】
前記一般式(EI)において、RE3がアルキル基であり、RE1とRE2とが結合して環を形成している、請求項1〜7のいずれか一項に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【請求項9】
更に、フッ素原子及び珪素原子の少なくともいずれかを有する疎水性樹脂(E)を含有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか一項に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物を用いて形成されたレジスト膜。
【請求項11】
請求項10に記載のレジスト膜を露光する工程、及び現像液を用いて現像する工程を含むパターン形成方法。
【請求項12】
有機溶剤を含む現像液で現像し、ネガ型パターンを形成する、請求項11に記載のパターン形成方法。
【請求項13】
前記露光する工程における露光が、液浸露光である、請求項11又は12に記載のパターン形成方法。

【公開番号】特開2012−137698(P2012−137698A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−291381(P2010−291381)
【出願日】平成22年12月27日(2010.12.27)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】