説明

投映表示機能付き撮像装置及び携帯型撮影投映機

【課題】撮影機能と投映表示機能とを選択する切替機構を簡素化してガタのない切替機構とするとともに切替えスペースの節約を図った投映表示機能付き撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像投映ユニット30は、撮像投映レンズ12の光軸上に反射面32を有するミラー31が回転自在に支持される。ミラー31によって前記光軸に対して左右90度に振り分けられた一方の側に結像面34を有するCCD33が配置され、他方の側には投映画像が形成されるLCDパネル35、偏光板36、拡散板37からなる画像形成部38と、これに照明光を照射する光源ランプ39が配置される。ミラー31は、撮影モードでは撮像投映レンズ12に入射した撮影光を結像面34に反射する第1位置31aとなり、投映モードでは、反射面32がLCDパネル35の側に45°傾いた第2位置となってLCDパネル35に形成された画像を撮像投映レンズ12に導く第2光路が形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機やデジタルカメラに搭載され、撮影した画像をスクリーン等に投映表示可能な投映表示機能付き撮像装置及び携帯型撮影投映機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、パーソナルコンピュータや電子手帳あるいは携帯電話機等の携帯電子機器に、デジタルカメラに用いられる撮像レンズやイメージセンサなどからなるカメラモジュールが組み込まれ、本来の機能の他に撮影機能が付加された携帯電子機器が急速に普及している。中でも、カメラ付き携帯電話機の普及は著しく、撮影された被写体像の画像データは、電話機本体内に設けられたフラッシュメモリ等に記録される。携帯電話機の動作モードを撮影済み画像を表示させる再生モードに切り替ることで、撮影済み画像を液晶モニタに表示させることができ、これにより撮影した画像をその場で確認することができる。
【0003】
しかしながら、カメラ付き携帯電話機に設けられている液晶モニタは、小型であるため画像の確認がしにくいという問題がある。また、一度に多数の人に見せることができないためプレゼンテーションなどに使用することができない。これを解決するための一例が下記特許文献1に示されている。ここには、従来のカメラモジュールに搭載されるイメージセンサの横に、光源と液晶ライトプロジェクタが併設され、光学レンズを共用して撮像機能と投映表示機能を合わせ持つカメラモジュールが記載されている。光学レンズの結像面にイメージセンサを配置したときはカメラとして、光学レンズの結像面位置にLCDパネルを配置したときはプロジェクタとして機能する。このような投映表示機能一体型カメラモジュールを携帯電話機に組み込むことで、携帯電話機を手持ち可能な携帯型プロジェクタとして使用することができ、撮影した画像をスクリーン等に投映表示して、多数の人に対するプレゼンテーションなどに用いることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−036843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献記載のカメラモジュールは、イメージセンサと液晶パネルが搭載された基板を動かして、光学レンズの結像点にイメージセンサと液晶パネルのいずれかを配置して撮像機能と投映機能を切替える構成であり、前記基板を動かす移動機構を必要とするため、移動機構のガタによってイメージセンサあるいは液晶パネルが光軸に対してズレたり傾いたりすることが懸念される。更に、カメラ付き携帯電話機は手で持った状態で使用されるため、持ち運び時や使用時の手振れ等による振動によって、前述のガタが拡大することも懸念される。
【0006】
本発明は上記問題を解決するためのものであり、撮影機能と投映表示機能とを選択する切替機構を簡素化してガタのない切替機構とするとともに切替えスペースの節約を図った投映表示機能付き撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による投映表示機能付き撮像装置は、光学レンズによって被写体像が結像される結像面を備え、前記結像面に結像された被写体像を撮像信号として出力するイメージセンサと、前記撮像信号を基にした画像データが記憶される記憶手段と、前記記憶手段から読み出された前記画像データを表示して、光源より照射された照明光を前記画像データに応じた画像光とする画像形成部と、前記光学レンズから射出された被写体光を前記イメージセンサに導く第1位置と、前記画像形成部から射出された前記画像光を前記光学レンズに導いて前記画像光をスクリーンに投映させる第2位置とに変位自在な反射部材と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
前記反射部材は1つの反射面を備えるとともに回転自在に軸支され前記反射面の姿勢を替えることによって前記第1位置又は第2位置に切替えられるようにすると良い。あるいは、前記イメージセンサを前記光学レンズの光軸上に配置するとともに、1つの反射面を備えた前記反射部材を、前記画像形成部から射出された前記画像光を前記光学レンズに向けて反射する第2位置と、前記光学レンズから射出された被写体光が前記イメージセンサの前記結像面に結像されることを妨げないように前記第2位置から退避した第1位置とに移動自在に設けるようにすると良い。または、前記反射部材を前記第1位置と前記第2位置との間で移動自在に設けるとともに、前記第1位置で前記光学レンズから射出された被写体光を前記イメージセンサに向けて反射する第1反射面と、前記第2位置で前記画像形成部から射出された前記画像光を前記光学レンズに向けて反射する第2反射面とを形成すると良く、前記第1反射面と第2反射面は、互いに90°に形成されるとともに、前記光学レンズの光軸に対してそれぞれ45°の傾きを持って配置されるようにすると良い。
【0009】
前記投映表示機能付き撮像装置は、被写体までの距離を検出するAF検出手段を備え、前記AF検出手段によって前記光学レンズのピント合わせを行った後に、前記反射部材を前記第2位置に変位させるようにすると良い。本発明による携帯型撮影投映機は、前記投映表示機能付き撮像装置のいずれか1つを備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、簡素化されたガタのない構成で切替えスペースの節約を図った撮影機能と投映表示機能とを切替え可能な投映表示機能付き撮像装置及び携帯型撮影投映機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明によるデジタルカメラを前から見た斜視外観図である。
【図2】本発明によるデジタルカメラを後から見た斜視外観図である。
【図3】本発明による投映表示機能付き撮像装置の第1光路が形成された構成を示す図である。
【図4】第2光路が形成された構成を示す図である。
【図5】デジタルカメラの電気的構成を示す図である。
【図6】図3,4の作用を説明する模式図である。
【図7】変形例を説明する模式図である。
【図8】別の実施形態を説明する模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1及び図2に示すように、撮影機能と投映表示機能とを備えたデジタルカメラ(携帯型撮影投映機)10は、略直方体形状のカメラ本体11の前面に、撮像投映レンズ(光学レンズ)12と、ストロボ発光部13、ファインダ対物窓14とが設けられ、カメラ本体11の上面には、電源ボタン15、カメラ機能(撮影モード)とプロジェクタ機能(投映モード)を切替える撮影投映切替ボタン16及びシャッタボタン17が設けられている。カメラ本体11の背面には、撮影画像を表示するLCD表示パネル18、ファインダ接眼窓19、撮影モードと再生モードとを切替える撮影再生切替ボタン20、撮像投映レンズ12のズーミングを行うズームボタン21、再生モードでの再生画像の送り又は戻りを行わせる送りボタン22と戻りボタン23などの他に撮影準備や投映準備あるいは再生画面に関する操作などを行う各種操作ボタン24,25,26が設けられている。送りボタン22と戻りボタン23は投映モードにおいては投映画像のピント合わせを手動で行うピント調節ボタンとなる。また、カメラ本体11の底面には、画像データが記憶されるメモリカード27が着脱自在に装填されるスロット(図示せず)が設けられ、撮影された画像データがメモリカード27に書き込まれて保存される。
【0013】
図3及び図4に示すように、前記デジタルカメラ10は、前記撮像投映レンズ12とその後方に配置された撮像投映ユニット30からなる投映表示機能付き撮像装置29を備える。撮像投映ユニット30は、前記撮像投映レンズ12の光軸上に反射面32を有するミラー(反射部材)31が回転自在に支持され、前記ミラー31によって前記光軸に対して左右90度に振り分けられた一方の側には被写体像が結像される結像面34を前記ミラー31に向けて配置されたCCD(イメージセンサ)33が設けられ、他方の側には投映画像が形成されるLCDパネル35、偏光板36、拡散板37からなる画像形成部38と、これに照明光を照射する光源ランプ39が配置される。図3に示すように、撮影投映切替ボタン16によって撮影モードが選択されると、撮影投映切替ボタン16の操作力によって前記ミラー31が回転されて反射面32を前記CCD33の側に45°傾けた第1位置31aとなり、前記撮像投映レンズ12に入射した撮影光が前記反射面32で反射して前記CCD33の結像面34に被写体像を結像する第1光路41が形成される。また、図4に示すように、撮影投映切替ボタン16によって投映モードが選択されると、前記ミラー31は、前記反射面32を前記LCDパネル35の側に45°傾けた第2位置31bとなり、前記光源ランプ39の照明光が前記LCDパネル35を透過して前記反射面32で反射し前記撮像投映レンズ12を通って前方のスクリーン69(図6参照)に前記LCDパネル35に形成された画像を投映する第2光路42が形成される。なお、前記ミラー31の切替を内蔵モータによって行わせるようにしても良い。また、光源ランプ39は高輝度LEDなど他の光源であっても差し支えない。
【0014】
図5に示すように、CPU50には、前記撮影投映切替ボタン16、前記シャッタボタン17と、前記撮影再生切替ボタン20、ズームボタン21、送りボタン22、戻りボタン23、及び各種操作ボタン24〜26の操作信号が入力され、撮像投映レンズ12のピント調節を行うステッピングモータ51を制御するモータドライバ52と、前記撮像投映レンズ12によって前記結像面34に結像された被写体像を撮像信号として出力するCCD33と、前記ストロボ発光部13の発光を制御するストロボ制御回路53とが接続される。この他に、CDS(相関二重サンプリング回路)54、AMP(増幅回路)55、A/D変換器56、画像信号処理回路57、圧縮伸長処理回路58、AE・AWB検出回路59、AF検出回路60、ROM61、RAM62、SDRAM(記憶手段)63、前記LCD表示パネル18及び前記LCDパネル35を制御するLCDドライバ64,65、及びメディアコントローラ66など撮影及び画像処理に必要な各種回路がデータバス67を介してCPU50に接続されるが、これらの基本的な機能についてはデジタルカメラにおいて周知であるため詳細な説明を省略する。
【0015】
前記CPU50は、前記ROM61に記憶されたシーケンスプログラムをワークメモリである前記RAM62に読み出して、これらの制御を実行する。前記CCD33から出力された撮像信号はCDS54に入力され、AMP55、A/D変換器56を経た後に、データバス67を介してSDRAM63に一時的にストアされる。画像信号処理回路57は、SDRAM63から前記撮像信号のデータを読み出して、階調変換、γ補正処理などの各種画像処理を施した後に、画像データとしてSDRAM63に再度記録する。SDRAM63に記録された画像データは、LCDドライバ64でアナログのコンポジット信号に変換され、LCD表示パネル18にスルー画として表示される。前記画像データは、所定の圧縮形式(例えばJPEG形式)で画像圧縮が施された後に、メディアコントローラ66を経由してメモリカード27に記憶される。メモリカード27に記憶された画像データは、読み出されてSDRAM63に再度記録することができる。また、前記撮影投映切替ボタン16によって投映モードが選択された場合には、SDRAM63に記録された画像データが前記LCDパネル35に表示され、前記光源ランプ39の照明光によってLCDパネル35に表示された画像が、前記撮像投映レンズ12から前方のスクリーン69に向かって投映される。
【0016】
次に、デジタルカメラ10による画像の撮影と撮影した画像の投映表示に関する手順及び作用について説明する。使用する画像を撮影するときは前記撮影投映切替ボタン16と前記撮影再生切替ボタン20の両方を撮影モードにする。撮影の手順については、通常のデジタルカメラと同じであるため省略するが、撮影された画像は前記SDRAM63に記憶される。あるいは、前記スロットにメモリカード27が装填され、そこに保存された画像が読み出されて前記SDRAM63に記憶されたものを使用しても良い。
【0017】
図6に示すように、前記撮影投映切替ボタン16を投映モードにすると、前記ミラー31は、反射面32を前記LCDパネル35の側に傾けた第2位置31bとなって前記第2光路42が形成される。また、前記撮影再生切替ボタン20の選択に係わりなく再生モードになって前記SDRAM63に記憶した画像が前記LCD表示パネル18に表示されるとともに前記LCDパネル35に形成される。同時に前記光源ランプ39が点灯し、光源ランプ39の発する照明光が前記拡散板37、偏光板36を透過して前記LCDパネル35に照射される。照射された照明光は画像が形成されたLCDパネル35を透過することで画像光となってLCDパネル35から射出され、前記第2光路を形成した前記ミラー31の反射面32で反射されて前記撮像投映レンズ12に入射し、前記撮像投映レンズ12を通って前方のスクリーン69に投映される。このとき、投映された画像がピンボケであった場合は、前記送りボタン22又は前記戻りボタン23を操作してピントを調節することができる。
【0018】
なお、前記ピント合わせを自動的に行うようにすることもできる。前記撮影投映切替ボタン16によって投映モードが選択されると、各種操作ボタン24〜26の中の1つ、例えば操作ボタン24がピント合わせボタン24として設定される。このピント合わせボタン24を押圧すると一時的に撮影モードになって前記ミラー31が反転し、反射面32を前記CCD33の側に傾けた第1位置31aとなって前記第1光路41が形成され、前記LCD表示パネル18にスルー画が表示されるとともにAF検出回路60によってAF検出が実行され、前記撮像投映レンズ12のピント合わせが行われる。このとき前記撮像投映レンズ12がスクリーン69の中央を狙っていると、ピント合わせに誤差を生じることがあるためスクリーン69の枠など画像がハッキリしたものを写すようにすると良い。ピント合わせを行った後に前記ピント合わせボタン24の押圧を解除すると投映モードに戻り、前記ミラー31が第2位置31bとなって前記第2光路42が形成される。
【0019】
前記実施形態は、撮像投映レンズ12の光軸に対して、CCD33とLCDパネル35を左右に配置し、前記撮像投映レンズ12に入射した撮影光を前記ミラー31の反射面32で左右いずれかに反射されるように構成したが、CCD33とLCDパネル35のいずれか一方を撮像投映レンズ12の光軸上に配置しても良い。例えば、図7に示すように、撮像投映ユニット70は、LCDパネル35を前述の実施形態と同じ位置に配置し、CCD33を撮像投映レンズ12の光軸上に配置して、撮像投映レンズ12から直進する光路を第1光路71とし、ミラー73(反射部材)を前記第1光路71上から退避した第1位置73aから前記第2位置31bと同じ位置である第1光路71上の第2位置73bに移動自在な構成となっている。ミラー73が前記第2位置73bに挿入されることで前述の第2光路42と同じ第2光路72が形成される。
【0020】
次に、本発明による投映表示機能付き撮像装置の別の実施形態について説明する。なお、図8に示すように、前述の実施形態と同じ部材は同じ記号を用いる。前述の実施形態と異なる点は、撮像投映ユニット80を構成する反射部材が第1反射面81と第2反射面82とを備えた反射プリズム83であり、反射プリズム83が前記撮像投映レンズ12に対して垂直な方向に移動する点である。前記反射プリズム83は、前記第1反射面81と第2反射面82とが互いに90°をなすように形成され、前記撮像投映レンズ12の光軸に対してそれぞれ45°の傾きを持って配置される。撮影モードが選択されたときには、前記反射プリズム83の第1反射面81が前記撮像投映レンズ12の光軸上となる第1位置83aに配置されて第1光路41が形成され、前記撮像投映レンズ12が射出した光をCCD33に向けて反射する。投映モードが選択されたときには、前記第2反射面82が前記撮像投映レンズ12の光軸上となる第2位置83bに移動して第2光路42が形成され、前記LCDパネル35の射出する画像光を前記撮像投映レンズ12に向けて反射する。
【0021】
前述の実施形態は、投映表示機能付き撮像装置を備えた携帯型撮影投映機としてデジタルカメラ10を挙げて説明したが、本発明による投映表示機能付き撮像装置を備えた携帯型撮影投映機はデジタルカメラに限るものではなく、どのような携帯型電子機器であっても良く、例えば、携帯電話機に本発明による投映表示機能付き撮像装置を備えるようにすることもできる。
【符号の説明】
【0022】
10 デジタルカメラ(携帯型撮影投映機)
11 カメラ本体
12 撮像投映レンズ(光学レンズ)
16 撮影投映切替ボタン
17 シャッタボタン
18 LCD表示パネル
20 撮影再生切替ボタン
29 投映表示機能付き撮像装置
30,70,80 撮像投映ユニット
31,73 ミラー(反射部材)
31a,73a,83a 第1位置
31b,73b,83b 第2位置
32,73 反射面
33 CCD(イメージセンサ)
34 結像面
35 LCDパネル(画像形成部)
36 偏光板
37 拡散板
38 画像形成部
39 光源ランプ
41,71 第1光路
42,72 第2光路
50 CPU
60 AF検出回路(AF検出手段)
63 SDRAM(撮像信号の記憶手段)
69 スクリーン
81 第1反射面
82 第2反射面
83 反射プリズム(反射部材)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学レンズによって被写体像が結像される結像面を備え、前記結像面に結像された被写体像を撮像信号として出力するイメージセンサと、
前記撮像信号を基にした画像データが記憶される記憶手段と、
前記記憶手段から読み出された前記画像データを表示して、光源より照射された照明光を前記画像データに応じた画像光とする画像形成部と、
前記光学レンズから射出された被写体光を前記イメージセンサに導く第1位置と、前記画像形成部から射出された前記画像光を前記光学レンズに導いて前記画像光をスクリーンに投映させる第2位置とに変位自在な反射部材と、
を備えたことを特徴とする投映表示機能付き撮像装置。
【請求項2】
前記反射部材は1つの反射面を備えるとともに回転自在に軸支され、前記反射面の姿勢を替えることによって前記第1位置又は第2位置に切替えられることを特徴とする請求項1記載の投映表示機能付き撮像装置。
【請求項3】
前記イメージセンサは前記光学レンズの光軸上に配置され、
前記反射部材は、1つの反射面を備えるとともに、前記画像形成部から射出された前記画像光を前記光学レンズに向けて反射する第2位置と、前記光学レンズから射出された被写体光が前記イメージセンサの前記結像面に結像されることを妨げないように前記第2位置から退避した第1位置とに移動自在に設けられたことを特徴とする請求項1記載の投映表示機能付き撮像装置。
【請求項4】
前記反射部材は、前記第1位置で前記光学レンズから射出された被写体光を前記イメージセンサに向けて反射する第1反射面と、前記第2位置で前記画像形成部から射出された前記画像光を前記光学レンズに向けて反射する第2反射面とを備え、前記第1位置と前記第2位置との間で移動自在に設けられたことを特徴とする請求項1記載の投映表示機能付き撮像装置。
【請求項5】
前記第1反射面と第2反射面は、互いに90°に形成されるとともに、前記光学レンズの光軸に対してそれぞれ45°の傾きを持って配置されることを特徴とする請求項4記載の投映表示機能付き撮像装置。
【請求項6】
被写体までの距離を検出するAF検出手段を備え、前記AF検出手段によって前記光学レンズのピント合わせを行った後に、前記反射部材を前記第2位置に変位させることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の投映表示機能付き撮像装置。
【請求項7】
請求項1乃至6いずれかに記載の投映表示機能付き撮像装置を備えた携帯型撮影投映機。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−171699(P2010−171699A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−11881(P2009−11881)
【出願日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【出願人】(000005430)フジノン株式会社 (2,231)
【Fターム(参考)】