説明

抗ウイルス化合物

本発明は、抗ウイルス化合物、かかる化合物を含む組成物、およびかかる化合物の投与を含む治療方法、ならびにかかる化合物の調製に有用なプロセスおよび中間体に関する。本発明はまた、医学療法で用いる(好ましくは、HCVの阻害またはHCV活性に関連する容態の処置で用いる)本発明の化合物ならびに哺乳動物におけるHCV阻害またはHCV活性に関連する容態の処置に有用な薬物の製造のための本発明の化合物の使用を提供する。本発明はさらに、HCV活性に関連する容態を罹患した哺乳動物にHCV阻害に有効な量の本発明の化合物を投与する工程を含む、HCVの阻害方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化374】

(式中、
は、1つまたは複数のAで任意選択的に置換されたH、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ハロアルキル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、−C(O)NHS(O)−、または−S(O)−から独立して選択され、
は、
a)−C(Y)(A)、
b)(C2〜10)アルキル、(C3〜7)シクロアルキル、または(C1〜4)アルキル−(C3〜7)シクロアルキル、ここで、該シクロアルキルおよびアルキル−シクロアルキルは、(C1〜3)アルキルで任意選択的に一置換、二置換、または三置換されていてもよいか、
該アルキル、シクロアルキル、およびアルキル−シクロアルキルは、ヒドロキシおよびO−(C1〜4)アルキルから選択される置換基で任意選択的に一置換または二置換されていてもよいか、
各該アルキル基は、ハロゲンで任意選択的に一置換、二置換、または三置換されていてもよいか、
各該シクロアルキル基は、5、6、または7員であり、相互に直接連結しない1つまたは2つの−CH−基は、Rが少なくとも2つのC原子を介して付着するN原子にO原子が連結するように−O−によって任意選択的に置換されていてもよい、
c)フェニル、(C1〜3)アルキル−フェニル、ヘテロアリール、または(C1〜3)アルキル−ヘテロアリール、
ここで、該ヘテロアリール基は、N、O、およびSから選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5または6員であり、該フェニル基およびヘテロアリール基は、ハロゲン、−OH、(C1〜4)アルキル、O−(C1〜4)アルキル、S−(C1〜4)アルキル、−NH、−CF、−NH((C1〜4)アルキル)および−N((C1〜4)アルキル)、−CONH、および−CONH−(C1〜4)アルキルから選択される置換基で任意選択的に一置換、二置換、または三置換されていてもよく、該(C1〜3)アルキルは、1つまたは複数のハロゲンで任意選択的に置換されていてもよい、
d)−S(O)(A)、または
e)−C(Y)−X−Yから選択され、
はHまたは(C1〜6)アルキルであり、
は、独立して、O、S、N(A)、N(O)(A)、N(OA)、N(O)(OA)、またはN(N(A)(A))であり、
Zは、O、S、またはNRであり、
は、HCV NS3セリンプロテアーゼドメインの伸長S2領域に適合する三次元形状を有する有機基であり、
2bは、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニルであり、
はAであるか、QおよびZ2aがそれらが結合する原子と一緒になって複素環を形成し、該複素環は1つまたは複数のオキソ(=O)、R、またはAで任意選択的に置換されていてもよく、
各Xは、独立して、結合、O、S、またはNRであり、
Yは多炭素環または多複素環であり、該多炭素環または多複素環は、1つまたは複数のR、ハロ、カルボキシ、ヒドロキシ、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、(C1〜10)アルコキシカルボニル、NR、SR、S(O)R、またはS(O)で任意選択的に置換され、
各Rは、独立して、−P(Y)(OA)(OA)、−P(Y)(OA)(N(A)、−P(Y)(A)(OA)、−P(Y)(A)(N(A)、またはP(Y)(N(A)(N(A)であり、
各Yは、独立して、O、S、またはNRであり、
各RおよびRは、独立して、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、または(C1〜10)アルコキシカルボニルであり、該(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、または(C1〜10)アルコキシカルボニルは、1つまたは複数のR、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、または(C1〜10)アルコキシで任意選択的に置換されるか、RおよびRがそれらが結合する窒素と一緒になってピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリノ環、またはチオモルホリノ環を形成し、
各Rは、独立して、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、または(C1〜10)アルコキシカルボニルであり、
2aは、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、ハロアルキル、(C1〜10)アルキル−S(=O)−(C1〜10)アルキル、またはシクロアルキルであり、Z2aの任意の炭素原子は、O、S、S(=O)、S(=O)、またはNから選択されるヘテロ原子で任意選択的に置換されていてもよく、任意のシクロアルキルは、1つまたは複数の(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、ハロアルキル、F、Cl、Br、またはIで任意選択的に置換されるか、Z2aは、1つまたは複数のR、R、Q、またはAと複素環を任意選択的に形成し、
は、PRT、H、−OH、−C(O)OH、シアノ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、アミド、イミド、イミノ、ハロゲン、CF、CHCF、シクロアルキル、ニトロ、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、複素環、−C(A、−C(A−C(O)A、−C(O)A、−C(O)OA、−O(A)、−N(A、−S(A)、−CHP(Y)(A)(OA)、−CHP(Y)(A)(N(A)、−CHP(Y)(OA)(OA)、−OCHP(Y)(OA)(OA)、−OCHP(Y)(A)(OA)、−OCHP(Y)(A)(N(A)、−C(O)OCHP(Y)(OA)(OA)、−C(O)OCHP(Y)(A)(OA)、−C(O)OCHP(Y)(A)(N(A)、−CHP(Y)(OA)(N(A)、−OCHP(Y)(OA)(N(A)、−C(O)OCHP(Y)(OA)(N(A)、−CHP(Y)(N(A)(N(A)、−C(O)OCHP(Y)(N(A)(N(A)、−OCHP(Y)(N(A)(N(A)、−(CH−複素環、−(CHC(O)Oアルキル、−O−(CH−O−C(O)−Oアルキル、−O−(CH−O−C(O)−(CH−アルキル、−(CHO−C(O)−O−アルキル、−(CHO−C(O)−O−シクロアルキル、−N(H)C(Me)C(O)O−アルキル、SR、S(O)R、S(O)、またはアルコキシアリールスルホンアミドから独立して選択され、
ここで、各Aは、1〜4個の、Rで任意選択的に置換された、−R、−P(Y)(OA)(OA)、−P(Y)(OA)(N(A)、−P(Y)(A)(OA)、−P(Y)(A)(N(A)、またはP(Y)(N(A)(N(A)、−C(=O)N(A)、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、炭素環、複素環、アラルキル、アリールスルホンアミド、アリールアルキルスルホンアミド、アリールオキシスルホンアミド、アリールオキシアルキルスルホンアミド、アリールオキシアリールスルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アルキルオキシスルホンアミド、アルキルオキシアルキルスルホンアミド、アリールチオ、−(CH複素環、−(CH−C(O)O−アルキル、−O(CHOC(O)Oアルキル、−O−(CH−O−C(O)−(CH−アルキル、−(CH−O−C(O)−O−アルキル、−(CH−O−C(O)−O−シクロアルキル、−N(H)C(CH)C(O)O−アルキル、またはアルコキシアリールスルホンアミドで任意選択的に置換されていてもよく、
任意選択的に、AおよびQのそれぞれ独立した例が1つまたは複数のA基またはQ基と一緒になって環を形成することができ、
は、PRT、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、アミノ酸、アルコキシ、アリールオキシ、シアノ、ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アルキルスルホンアミド、またはアリールスルホンアミドから独立して選択され、各AはAで任意選択的に置換され、
はAであり、
mは0〜6であり、
但し、式Iの化合物が化合物:
【化375】

でないことを条件とする)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項2】
は、HCV NS3セリンプロテアーゼドメインの伸長S2領域のヒスチジン57、アスパラギン酸81、アルギニン155、およびアスパラギン酸168に対応する1つまたは複数の残基との好ましい相互作用を有する有機基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
は、HCV NS3セリンプロテアーゼドメインの伸長S2領域のチロシン56、バリン78、およびアスパラギン酸79に対応する1つまたは複数の残基との好ましい相互作用を有する有機基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
はAである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
は、
【化376】

(式中、
各Lは、独立して、CHまたはNであり、各Zは、1つまたは複数のAで任意選択的に置換される)から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
は−Z−Q基であり、ここで、Zは直接結合、−O−、−S−、−S(=O)、−S(=O)、−C(=O)−、−C(=O)O−、または−OC(=O)−であり、Qは少なくとも1つの環が芳香族である二環式[4.4.0]環系であり、該環系は1つまたは複数の炭素原子を含み、且つ該環系中に1つまたは複数のO、S、S(=O)、S(=O)、−N=、または−N(A)−を任意選択的に含み、各Aは、独立して、AまたはZへの結合点であり、該環系は1つまたは複数の炭素原子上でAで任意選択的に置換される、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
は−Z−Q基であり、ここで、Zは直接結合、−O−、−S−、−C(=O)−、−C(=O)O−、または−OC(=O)−であり、Qは少なくとも1つの環が芳香族である二環式[4.4.0]環系であり、該環系は1つまたは複数の炭素原子を含み、且つ該環系中に1つまたは複数の−N=または−N(A)−を任意選択的に含み、該環系は1つまたは複数の炭素原子上でAで任意選択的に置換される、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
は−Z−Q基であり、ここで、Zは直接結合、−O−、−S−、−C(=O)−、−C(=O)O−、または−OC(=O)−であり、Qは両方の環が芳香族である二環式[4.4.0]環系であり、該環系は1つまたは複数の炭素原子を含み、且つ該環系中に1つまたは複数の−N=を任意選択的に含み、該環系は1つまたは複数の炭素原子上でAで任意選択的に置換される、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
は−Z−Q基であり、ここで、Zは直接結合、−O−、−S−、−C(=O)−、−C(=O)O−、または−OC(=O)−であり、Qは両方の環が芳香族である二環式[4.4.0]環系であり、該環系は1つまたは複数の炭素原子を含み、且つ該環系中に1、2、3、または4個の−N=を含み、該環系は1つまたは複数の炭素原子上でAで任意選択的に置換される、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
は−Z−Q基であり、ここで、Zは直接結合、−O−、−S−、−C(=O)−、−C(=O)O−、または−OC(=O)−であり、Qは両方の環が芳香族である二環式[4.4.0]環系であり、該環系は1つまたは複数の炭素原子を含み、且つ該環系中に1または2個の−N=を含み、該環系は1つまたは複数の炭素原子上でAで任意選択的に置換される、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
は−Z−Q基であり、ここで、Zは直接結合、−O−、−S−、−C(=O)−、−C(=O)O−、または−OC(=O)−であり、Qは1つまたは複数のAで任意選択的に置換される1−ナフチル環系または2−ナフチル環系である、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
は−Z−Q基であり、ここで、Zは直接結合、−O−、−S−、−S(=O)、−S(=O)、−C(=O)−、−C(=O)O−、または−OC(=O)−であり、Qは少なくとも1つの環が芳香族である二環式[4.3.0]環系であり、該環系は1つまたは複数の炭素原子を含み、且つ該環系中に1つまたは複数のO、S、S(=O)、S(=O)、−N=、または−N(A)−を任意選択的に含み、各Aは、独立して、AまたはZへの結合点であり、該環系は1つまたは複数の炭素原子上でAで任意選択的に置換される、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
は直接結合、−O−、または−OC(=O)−である、請求項6〜12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
は直接結合である、請求項6〜12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
は−O−である、請求項6〜12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項16】
は−C(=O)O−である、請求項6〜12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
は、
【化377】

【化378】

【化379】

から選択される、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項18】
は、
【化380】

から選択される、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項19】
は、
【化381】

【化382】

【化383】

【化384】

【化385】

【化386】

から選択される、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項20】
は、
【化387】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
は、以下の構造:
【化388】

から選択され、
各Rは、R、H、ハロ、−O(A)、トリフルオロメトキシ、NR、C(=O)NR、S(=O)NR、または(C1〜10)アルキルであり、ここで、該(C1〜10)アルキルの1つまたは複数の炭素原子は、O、S、S(=O)、S(=O)、またはNRで任意選択的に置換され、該(C1〜10)アルキルは、1つまたは複数のヒドロキシ、ハロ、シアノ、NR、C(=O)NR、(C1〜10)アルコキシ、カルボキシ、(C1〜10)アルコキシカルボニル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルで任意選択的に置換されるか、RおよびRがそれらが結合する原子と一緒になって1つまたは複数のO、S、またはNRを含む5員または6員の複素環を形成し、
各Rは、R、H、F、Cl、Br、I、CF、(C1〜10)アルキル、またはXRであり、
各Rは、R、H、シアノ、F、Cl、Br、I、−C(=O)NR、C(=O)NR、NR、SR、S(O)R、またはS(O)、S(=O)NR、(C1〜10)アルコキシ、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、該アリールまたはヘテロアリールは、ハロ、ヒドロキシ、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、(C1〜10)アルコキシカルボニル、NR;SR、S(O)R、またはS(O)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択的に置換され、Rの任意の(C1〜10)アルコキシは、1つまたは複数のハロ、(C1〜6)アルコキシ、またはNRで任意選択的に置換され、
およびRは、それぞれ独立して、1つまたは複数のハロで任意選択的に置換されたH、(C1〜10)アルキル、またはアリールであり、
各Rは、H、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、(C1〜10)アルコキシカルボニル、NR、SR、S(O)R、またはS(O)であり、
各Rは、H、NR、C(=O)NR、S(=O)NR、A、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、(C1〜10)アルコキシカルボニル、NR、SR、S(O)R、またはS(O)であり、
各Rは、H、A、C(=O)NR、またはS(=O)NRであり、
各Rは、1つまたは複数のF、Cl、Br、I、(C1〜10)アルキル、または(C1〜10)アルコキシで任意選択的に置換されたH、シアノ、F、Cl、Br、I、−C(=O)NR、−C(=O)NR、(C1〜10)アルコキシ、シクロアルキル、またはフェニルであり、
各Lは、独立して、CHまたはNであり、
EまたはDのうちの一方はO、S、またはNRであり、他方のEまたはDはCRまたはNであり、
各RおよびRは、独立して、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、S(=O)、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、または(C1〜10)アルコキシカルボニルであり、該(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、または(C1〜10)アルコキシカルボニルは、1つまたは複数のR、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、または(C1〜10)アルコキシで任意選択的に置換されるか、RおよびRがそれらが結合する窒素と一緒になってピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリノ環、またはチオモルホリノ環を形成し、該ピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリノ環、またはチオモルホリノ環の1つまたは複数の炭素原子は、S(=O)、S(=O)、またはC(=O)で任意選択的に置換され、
各Rは、R、H、F、Cl、Br、I、CF、(C1〜10)アルキル、またはXRであり、
各RおよびRは、独立して、Hまたは(C1〜10)アルキルであるか、RおよびRがそれらが結合する窒素と一緒になってアゼチジン環、ピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリン環、またはチオモルホリン環を形成し、該環はヒドロキシで任意選択的に置換され、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、またはシクロアルキルであり、Rは1つまたは複数のRで任意選択的に置換され、
各Rは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アリールチオ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、NR、−C(=O)NR、または−C(=O)ORであり、各アリールおよびヘテロアリールは、1つまたは複数のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイルオキシ、ハロアルキル、またはハロアルコキシで任意選択的に置換され、Rの各アルキルは、1つまたは複数のハロ、アルコキシ、またはシアノで任意選択的に置換され、
各RおよびRは、独立して、H、アルキル、またはハロアルキルである、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項22】
は、以下の構造:
【化389】

から選択され、
各Rは、R、H、ハロ、−O(A)、トリフルオロメトキシ、NR、C(=O)NR、S(=O)NR、または(C1〜10)アルキルであり、ここで、該(C1〜10)アルキルの1つまたは複数の炭素原子は、O、S、S(=O)、S(=O)、またはNRで任意選択的に置換され、該(C1〜10)アルキルは、1つまたは複数のヒドロキシ、ハロ、シアノ、NR、C(=O)NR、(C1〜10)アルコキシ、カルボキシ、(C1〜10)アルコキシカルボニル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルで任意選択的に置換されるか、RおよびRがそれらが結合する原子と一緒になって1つまたは複数のO、S、またはNRを含む5員または6員の複素環を形成し、
各Rは、R、H、F、Cl、Br、I、CF、(C1〜10)アルキル、またはXRであり、
各Rは、R、H、シアノ、F、Cl、Br、I、−C(=O)NR、C(=O)NR、NR、SR、S(O)R、またはS(O)、S(=O)NR、(C1〜10)アルコキシ、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、アリールまたはヘテロアリールは、ハロ、ヒドロキシ、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、(C1〜10)アルコキシカルボニル、NR;SR、S(O)R、またはS(O)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択的に置換され、Rの任意の(C1〜10)アルコキシは、1つまたは複数のハロ、(C1〜6)アルコキシ、またはNRで任意選択的に置換され、
およびRは、それぞれ独立して、1つまたは複数のハロで任意選択的に置換されたH、(C1〜10)アルキル、またはアリールであり、
各Rは、H、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、(C1〜10)アルコキシカルボニル、NR、SR、S(O)R、またはS(O)であり、
各Rは、H、NR、C(=O)NR、S(=O)NR、A、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、(C1〜10)アルコキシカルボニル、NR、SR、S(O)R、またはS(O)であり、
各Rは、H、A、C(=O)NR、またはS(=O)NRであり、
各Rは、1つまたは複数のF、Cl、Br、I、(C1〜10)アルキル、または(C1〜10)アルコキシで任意選択的に置換されたH、シアノ、F、Cl、Br、I、−C(=O)NR、−C(=O)NR、(C1〜10)アルコキシ、シクロアルキル、またはフェニルであり、
各Lは、独立して、CHまたはNであり、
EまたはDのうちの一方はO、S、またはNRであり、他方のEまたはDはCRまたはNであり、
各RおよびRは、独立して、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、S(=O)、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、または(C1〜10)アルコキシカルボニルであり、該(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、または(C1〜10)アルコキシカルボニルは、1つまたは複数のR、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、または(C1〜10)アルコキシで任意選択的に置換されるか、RおよびRがそれらが結合する窒素と一緒になってピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリノ環、またはチオモルホリノ環を形成し、該ピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリノ環、またはチオモルホリノ環の1つまたは複数の炭素原子は、S(=O)、S(=O)、またはC(=O)で任意選択的に置換され、
各Rは、R、H、F、Cl、Br、I、CF、(C1〜10)アルキル、またはXRであり、
各RおよびRは、独立して、Hまたは(C1〜10)アルキルであるか、RおよびRがそれらが結合する窒素と一緒になってアゼチジン環、ピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリン環、またはチオモルホリン環を形成し、該環はヒドロキシで任意選択的に置換され、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、またはシクロアルキルであり、Rは1つまたは複数のRで任意選択的に置換され、
各Rは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アリールチオ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、NR、−C(=O)NR、または−C(=O)ORであり、各アリールおよびヘテロアリールは、1つまたは複数のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイルオキシ、ハロアルキル、またはハロアルコキシで任意選択的に置換され、Rの各アルキルは、1つまたは複数のハロまたはシアノで任意選択的に置換され、
各RおよびRは、独立して、H、アルキル、またはハロアルキルである、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項23】
は、以下の構造:
【化390】

から選択される、請求項21に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項24】
は、以下の構造:
【化391】

【化392】

【化393】

【化394】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
は、
【化395】

から選択されるヘテロアリール環であり、該ヘテロアリール環は、1つまたは複数の(C1〜10)アルキル、ハロ、またはNRで任意選択的に置換され、各RおよびRは、独立して、Hまたは(C1〜10)アルキルである、請求項21〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
各Rは、
【化396】

から選択される、請求項21〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項27】
各Rは、
【化397】

から選択される、請求項21〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項28】
は、H、F、Cl、Br、メチル、またはトリフルオロメチルである、請求項21〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項29】
は、H、F、Cl、メチル、またはトリフルオロメチルである、請求項21〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項30】
は、H、メトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロ、N−(2−シアノエチル)アミノ、N−(3,3,3−トリフルオロエチル)アミノ、2−メトキシエトキシ、2−ヒドロキシエトキシ、2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ、2−アミノ−2−メチルプロポキシ、N,N−ジメチルアミノカルボニルメトキシ、モルホリノカルボニルメトキシ、2−[N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エトキシ、2−モルホリノエトキシ、シクロプロピルオキシ2,2,2−トリフルオロエトキシ、または2−(N,N−ジメチルアミノ)エトキシである、請求項21〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項31】
は、H、メトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロ、N−(2−シアノエチル)アミノ、N−(3,3,3−トリフルオロエチル)アミノ、2−メトキシエトキシ、2−ヒドロキシエトキシ、2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ、2−アミノ−2−メチルプロポキシ、N,N−ジメチルアミノカルボニルメトキシ、モルホリノカルボニルメトキシ、2−[N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エトキシ、または2−モルホリノエトキシである、請求項21〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項32】
は、以下の構造:
【化398】

【化399】

【化400】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項33】
は、以下の構造:
【化401】

【化402】

【化403】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項34】
各Rは、
【化404】

から選択される、請求項21〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項35】
は、アリール、ヘテロアリール、またはシクロアルキルであり、Rは1〜3個のAで任意選択的に置換される、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項36】
はシクロプロピルであり、Rは、4個までのAで任意選択的に置換される、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項37】
はシクロプロピルであり、Rは1個のAによって任意選択的に置換される、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項38】
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、またはシクロアルキルであり、Rは1つまたは複数のRで任意選択的に置換され、
各Rは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アリールチオ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、NR、−C(=O)NR、または−C(=O)ORであり、各アリールおよびヘテロアリールは、1つまたは複数のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイルオキシ、ハロアルキル、またはハロアルコキシで任意選択的に置換され、Rの各アルキルは、1つまたは複数のハロまたはシアノで任意選択的に置換され、
各Rは、独立して、1つまたは複数のハロで任意選択的に置換されたH、(C1〜10)アルキル、またはアリールであり、
各RおよびRは、独立して、H、アルキル、またはハロアルキルである、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項39】
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、またはシクロアルキルであり、Rは1つまたは複数のRで任意選択的に置換され、
各Rは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アリールチオ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、NR、−C(=O)NRであり、各アリールおよびヘテロアリールは、1つまたは複数のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイルオキシ、ハロアルキル、またはハロアルコキシで任意選択的に置換され、
各RおよびRは、独立して、H、アルキル、またはハロアルキルである、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項40】
は、フェニル、シクロプロピル、2−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、2−クロロフェニル、2,6−ジメチルフェニル、2−メチルフェニル、2,2−ジメチルプロピル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、または1−メチルシクロプロピルである、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項41】
はシクロプロピルである、請求項1〜34のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項42】
は1−メチルシクロプロピルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項43】
式(II):
【化405】

(式中、Rは、tert−ブトキシカルボニル、シクロペンチルオキシカルボニル、2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチルエチルオキシカルボニル、tert−ブチルアミノカルボニル、1−メチルシクロプロピルオキシカルボニル、2−(N,N−ジメチルアミノ)−1−1−ジメチルエトキシカルボニル、2−モルホリノ−1−1−ジメチルエトキシカルボニル、テトラヒドロフル−3−イルオキシカルボニル、または
【化406】

である)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグである、請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
は、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、または(C2〜10)アルキニルであり、QはRで任意選択的に置換されるか、QおよびZ2aがそれらが結合する原子と一緒になって複素環を形成し、該複素環は、1つまたは複数のオキソ(=O)、R、またはAで任意選択的に置換されていてもよく、
各Rは、R、H、シアノ、F、Cl、Br、I、−C(=O)NR、C(=O)NR、NR、SR、S(O)R、またはS(O)、S(=O)NR、(C1〜10)アルコキシ、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、該アリールまたはヘテロアリールは、ハロ、ヒドロキシ、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、(C1〜10)アルコキシカルボニル、NR;SR、S(O)R、またはS(O)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択的に置換され、Rの任意の(C1〜10)アルコキシは、1つまたは複数のハロ、(C1〜6)アルコキシ、またはNRで任意選択的に置換され、
およびRは、それぞれ独立して、1つまたは複数のハロで任意選択的に置換されたH、(C1〜10)アルキル、またはアリールであり、
各RおよびRは、独立して、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、または(C1〜10)アルコキシカルボニルであり、該(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、または(C1〜10)アルコキシカルボニルは、1つまたは複数のR、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、または(C1〜10)アルコキシで任意選択的に置換されるか、RおよびRがそれらが結合する窒素と一緒になってピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリノ環、またはチオモルホリノ環を形成し、
各Rは、独立して、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、または(C1〜10)アルコキシカルボニルであり、
各RおよびRは、独立して、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、S(=O)、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、または(C1〜10)アルコキシカルボニルであり、該(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、または(C1〜10)アルコキシカルボニルは、1つまたは複数のR、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、または(C1〜10)アルコキシで任意選択的に置換されるか、RおよびRがそれらが結合する窒素と一緒になってピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリノ環、またはチオモルホリノ環を形成し、該ピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリノ環、またはチオモルホリノ環の1つまたは複数の炭素原子は、S(=O)、S(=O)、またはC(=O)で任意選択的に置換され、
各RおよびRは、独立して、Hまたは(C1〜10)アルキルであるか、RおよびRがそれらが結合する窒素と一緒になってアゼチジン環、ピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリン環、またはチオモルホリン環を形成し、該環は、ヒドロキシルで任意選択的に置換される、請求項1〜43のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項45】
ZはOであり、YはOであり、Z2aまたはZ2bのうちの1つは水素である、請求項43に記載の化合物。
【請求項46】
は、ビニル、エチル、シアノメチル、プロピル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、または2−シアノエチルである、請求項1〜43のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項47】
およびZ2aがそれらが結合する原子と一緒になって12〜18員の複素環を形成し、該複素環は、1つまたは複数のオキソ(=O)またはAで任意選択的に置換されていてもよい、請求項1〜43のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項48】
式(III):
【化407】

の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグである、請求項1〜43のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項49】
式(IV):
【化408】

の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグである、請求項1〜43のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項50】
2aは、tert−ブチル、1−メチルシクロヘキシル、テトラヒドロピラン−4−イル、1−メチルシクロヘキシル、4,4−ジフルオロシクロヘキシル、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチルエチル、またはシクロプロピルである、請求項1〜43のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項51】
は、1つまたは複数のAで任意選択的に置換された、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、複素環、ハロゲン、ハロアルキル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、−C(O)NHS(O)−、または−S(O)−から独立して選択され、
は、
a)−C(Y)(A)、
b)(C2〜10)アルキル、(C3〜7)シクロアルキル、または(C1〜4)アルキル−(C3〜7)シクロアルキル、ここで、該シクロアルキルおよびアルキル−シクロアルキルは、(C1〜3)アルキルで任意選択的に一置換、二置換、または三置換されていてもよいか、
該アルキル、シクロアルキル、およびアルキル−シクロアルキルは、ヒドロキシおよびO−(C1〜4)アルキルから選択される置換基で任意選択的に一置換または二置換されていてもよいか、
各該アルキル基は、ハロゲンで任意選択的に一置換、二置換、または三置換されていてもよいか、
各該シクロアルキル基は、5、6、または7員であり、相互に直接連結しない1つまたは2つの−CH−基は、Rが少なくとも2つのC原子を介して付着するN原子にO原子が連結するように−O−で任意選択的に置換されていてもよい、
c)フェニル、(C1〜3)アルキル−フェニル、ヘテロアリール、または(C1〜3)アルキル−ヘテロアリール、
ここで、該ヘテロアリール基は、N、O、およびSから選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5または6員であり、該フェニル基およびヘテロアリール基は、ハロゲン、−OH、(C1〜4)アルキル、O−(C1〜4)アルキル、S−(C1〜4)アルキル、−NH、−CF、−NH((C1〜4)アルキル)および−N((C1〜4)アルキル)、−CONH、および−CONH−(C1〜4)アルキルから選択される置換基で任意選択的に一置換、二置換、または三置換されていてもよく、該(C1〜3)アルキルは、1つまたは複数のハロゲンで任意選択的に置換されていてもよい、
d)−S(O)(A)、または
e)−C(Y)−X−Yから選択され、
はHまたは(C1〜6)アルキルであり、
は、独立して、O、S、N(A)、N(O)(A)、N(OA)、N(O)(OA)、またはN(N(A)(A))であり、
Zは、O、S、またはNRであり、
は、以下の構造:
【化409】

から選択され、
各Rは、R、H、ハロ、トリフルオロメトキシ、NR、C(=O)NR、S(=O)NR、または(C1〜10)アルキルであり、ここで、該(C1〜10)アルキルの1つまたは複数の炭素原子は、O、S、S(=O)、S(=O)、またはNRによって任意選択的に置換され、該(C1〜10)アルキルは、1つまたは複数のヒドロキシ、ハロ、シアノ、NR、C(=O)NR、(C1〜10)アルコキシ、カルボキシ、(C1〜10)アルコキシカルボニル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルで任意選択的に置換されるか、RおよびRがそれらが結合する原子と一緒になって1つまたは複数のO、S、またはNRを含む5員または6員の複素環を形成し、
各Rは、R、H、F、Cl、Br、I、CF、(C1〜10)アルキル、またはXRであり、
各Rは、R、H、シアノ、F、Cl、Br、I、−C(=O)NR、C(=O)NR、NR、S(=O)NR、(C1〜10)アルコキシ、シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、アリールまたはヘテロアリールは、ハロ、ヒドロキシ、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、(C1〜10)アルコキシカルボニル、NR;SR、S(O)R、またはS(O)から独立して選択される1つまたは複数の基で任意選択的に置換され、
およびRは、それぞれ独立して、Hまたは(C1〜10)アルキルであり、
各Rは、H、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、(C1〜10)アルコキシカルボニル、NR、SR、S(O)R、またはS(O)であり、
各Rは、H、NR、C(=O)NR、S(=O)NR、A、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、(C1〜10)アルコキシカルボニル、NR、SR、S(O)R、またはS(O)であり、
各Rは、H、A、C(=O)NR、またはS(=O)NRであり、
各Rは、1つまたは複数のF、Cl、Br、I、(C1〜10)アルキル、または(C1〜10)アルコキシで任意選択的に置換された、H、シアノ、F、Cl、Br、I、−C(=O)NR、(C1〜10)アルコキシ、シクロアルキル、またはフェニルであり、
各Lは、独立して、CHまたはNであり、
EまたはDのうちの一方はO、S、またはNRであり、他方のEまたはDはCRまたはNであり、
2bは、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニルであり、
は、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、または(C2〜10)アルキニルであり、QはRまたはRで任意選択的に置換されるか、QおよびZ2aがそれらが結合する原子と一緒になって複素環を形成し、該複素環は、1つまたは複数のオキソ(=O)、R、またはAで任意選択的に置換されていてもよく、
各Xは、独立して、結合、O、S、またはNRであり、
Yは多炭素環または多複素環であり、該多炭素環または多複素環は、1つまたは複数のR、ハロ、カルボキシ、ヒドロキシ、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、(C1〜10)アルコキシカルボニル、NR、SR、S(O)R、またはS(O)で任意選択的に置換され、
各Rは、独立して、−P(Y)(OA)(OA)、−P(Y)(OA)(N(A)、−P(Y)(A)(OA)、−P(Y)(A)(N(A)、またはP(Y)(N(A)(N(A)であり、
各Yは、独立して、O、S、またはNRであり、
各RおよびRは、独立して、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、または(C1〜10)アルコキシカルボニルであり、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、または(C1〜10)アルコキシカルボニルは、1つまたは複数のR、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、または(C1〜10)アルコキシで任意選択的に置換されるか、RおよびRがそれらが結合する窒素と一緒になってピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリノ環、またはチオモルホリノ環を形成し、
各Rは、独立して、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、または(C1〜10)アルコキシカルボニルであり、
各RおよびRは、独立して、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、S(=O)、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、または(C1〜10)アルコキシカルボニルであり、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、または(C1〜10)アルコキシカルボニルは、1つまたは複数のR、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、または(C1〜10)アルコキシで任意選択的に置換されるか、RおよびRがそれらが結合する窒素と一緒になってピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリノ環、またはチオモルホリノ環を形成し、該ピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリノ環、またはチオモルホリノ環の1つまたは複数の炭素原子は、S(=O)、S(=O)、またはC(=O)で任意選択的に置換され、
2aは、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、ハロアルキル、(C1〜10)アルキル−S(=O)−(C1〜10)アルキル、またはシクロアルキルであり、Z2aの任意の炭素原子はO、S、またはNから選択されるヘテロ原子で任意選択的に置換されていてもよく、任意のシクロアルキルは、1つまたは複数の(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、F、Cl、Br、またはIで任意選択的に置換されるか、Z2aは、1つまたは複数のR、R、Q、またはAと複素環を任意選択的に形成し、
は、PRT、H、−OH、−C(O)OH、シアノ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、アミド、イミド、イミノ、ハロゲン、CF、CHCF、シクロアルキル、ニトロ、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、複素環、−C(A、−C(A−C(O)A、−C(O)A、−C(O)OA、−O(A)、−N(A、−S(A)、−CHP(Y)(A)(OA)、−CHP(Y)(A)(N(A)、−CHP(Y)(OA)(OA)、−OCHP(Y)(OA)(OA)、−OCHP(Y)(A)(OA)、−OCHP(Y)(A)(N(A)、−C(O)OCHP(Y)(OA)(OA)、−C(O)OCHP(Y)(A)(OA)、−C(O)OCHP(Y)(A)(N(A)、−CHP(Y)(OA)(N(A)、−OCHP(Y)(OA)(N(A)、−C(O)OCHP(Y)(OA)(N(A)、−CHP(Y)(N(A)(N(A)、−C(O)OCHP(Y)(N(A)(N(A)、−OCHP(Y)(N(A)(N(A)、−(CH−複素環、−(CHC(O)Oアルキル、−O−(CH−O−C(O)−Oアルキル、−O−(CH−O−C(O)−(CH−アルキル、−(CHO−C(O)−O−アルキル、−(CHO−C(O)−O−シクロアルキル、−N(H)C(Me)C(O)O−アルキル、SR、S(O)R、S(O)、またはアルコキシアリールスルホンアミドから独立して選択され、
ここで、各Aは、1〜4個の、Rで任意選択的に置換された、−R、−P(Y)(OA)(OA)、−P(Y)(OA)(N(A)、−P(Y)(A)(OA)、−P(Y)(A)(N(A)、またはP(Y)(N(A)(N(A)、−C(=O)N(A)、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、炭素環、複素環、アラルキル、アリールスルホンアミド、アリールアルキルスルホンアミド、アリールオキシスルホンアミド、アリールオキシアルキルスルホンアミド、アリールオキシアリールスルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アルキルオキシスルホンアミド、アルキルオキシアルキルスルホンアミド、アリールチオ、−(CH複素環、−(CH−C(O)O−アルキル、−O(CHOC(O)Oアルキル、−O−(CH−O−C(O)−(CH−アルキル、−(CH−O−C(O)−O−アルキル、−(CH−O−C(O)−O−シクロアルキル、−N(H)C(CH)C(O)O−アルキル、またはアルコキシアリールスルホンアミドで任意選択的に置換されていてもよく、
任意選択的に、AおよびQのそれぞれ独立した例が1つまたは複数のA基またはQ基と一緒になって環を形成することができ、
は、PRT、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アミノ、アミノ酸、アルコキシ、アリールオキシ、シアノ、ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環、アルキルスルホンアミド、またはアリールスルホンアミドから独立して選択され、各AはAで任意選択的に置換され、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、またはシクロアルキルであり、Rは1つまたは複数のRで任意選択的に置換され、
各Rは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アリールチオ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、NR、−C(=O)NRであり、各アリールおよびヘテロアリールは、1つまたは複数のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイルオキシ、ハロアルキル、またはハロアルコキシで任意選択的に置換され、
各RおよびRは、独立して、H、アルキル、またはハロアルキルであり、
mは0〜6である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項52】
Xは、O、S、またはNRである、請求項1〜51のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項53】
XはOである、請求項1〜51のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項54】
Yは多炭素環である、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項55】
Yは多複素環である、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項56】
Yは縮合炭素環系である、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項57】
Yは縮合複素環系である、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項58】
Yは1つまたは複数の二重結合を含む縮合炭素環系である、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項59】
Yは1つまたは複数の二重結合を含む縮合複素環系である、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項60】
Yは架橋炭素環系である、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項61】
Yは架橋複素環系である、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項62】
Yは1つまたは複数の二重結合を含む架橋炭素環系である、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項63】
Yは1つまたは複数の二重結合を含む架橋複素環系である、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項64】
Yは、
【化410】

から選択される架橋環系を含み、
該架橋環系中の1つまたは複数の炭素原子は、O、S、S(O)、S(O)、N(O)R、またはNRで任意選択的に置換され、各Rは、独立して、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、S(O)NR、S(O)、または(C1〜10)アルコキシであり、各(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、および(C1〜10)アルコキシは、1つまたは複数のハロで任意選択的に置換され、該環系は1つまたは複数の二重結合を任意選択的に含む、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項65】
前記環系は1つまたは複数の二重結合を含む、請求項64に記載の化合物。
【請求項66】
該架橋環系中の1つまたは複数の炭素原子は、O、S、S(O)、S(O)、N(O)R、またはNRで置換され、各Rは、独立して、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、S(O)NR、S(O)、または(C1〜10)アルコキシであり、各(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、および(C1〜10)アルコキシは、1つまたは複数のハロで任意選択的に置換される、請求項64に記載の化合物。
【請求項67】
Yは、
【化411】

から選択される縮合環系を含み、
該縮合環系中の1つまたは複数の炭素原子は、O、S、S(O)、S(O)、N(O)R、またはNRで任意選択的に置換され、各Rは、独立して、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、S(O)NR、S(O)、または(C1〜10)アルコキシであり、各(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、および(C1〜10)アルコキシは、1つまたは複数のハロで任意選択的に置換され、該環系は1つまたは複数の二重結合を任意選択的に含む、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項68】
前記縮合環系中の1つまたは複数の炭素原子は、O、S、S(O)、S(O)、N(O)R、またはNRで置換され、各Rは、独立して、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、S(O)NR、S(O)、または(C1〜10)アルコキシであり、各(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、および(C1〜10)アルコキシは、1つまたは複数のハロで任意選択的に置換される、請求項67に記載の化合物。
【請求項69】
Yは、
【化412】

から選択される、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項70】
式(V):
【化413】

(式中、
は、以下の構造:
【化414】

【化415】

【化416】

から選択され、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、またはシクロアルキルであり、Rは1つまたは複数のRで任意選択的に置換され、
は、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、または(C2〜10)アルキニルであり、該(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、または(C2〜10)アルキニルは、1つまたは複数のRで任意選択的に置換されるか、QおよびZ2aがそれらが結合する原子と一緒になって複素環を形成し、該複素環は、1つまたは複数のオキソ(=O)またはハロで任意選択的に置換されていてもよく、
は−C(=O)−X−Yであり、
Xは結合、O、S、またはNHであり、
は、(C2〜10)アルキル、(C3〜7)シクロアルキル、複素環、多炭素環、または多複素環であり、該(C2〜10)アルキル、(C3〜7)シクロアルキル、複素環、多炭素環、または多複素環は、1つまたは複数の(C1〜10)アルキル、ハロ、カルボキシ、ヒドロキシ、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、(C1〜10)アルコキシカルボニル、トリフルオロメチル、NR、SR、S(O)R、またはS(O)で任意選択的に置換され、
各Rは、シアノ、F、Cl、Br、S(O)、(C1〜10)アルコキシ、またはシクロアルキルであり、
各Rは、独立して、1つまたは複数のハロで任意選択的に置換されたH、(C1〜10)アルキル、またはアリールであり、
各Rは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アリールチオ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、NR、−C(=O)NR、または−C(=O)ORであり、各アリールおよびヘテロアリールは、1つまたは複数のアルキル、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルカノイルオキシ、ハロアルキル、またはハロアルコキシで任意選択的に置換され、Rの各アルキルは、1つまたは複数のハロ、アルコキシ、またはシアノで任意選択的に置換され、
各RおよびRは、独立して、H、アルキル、またはハロアルキルであり、
各RおよびRは、独立して、H、(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、または(C1〜10)アルコキシカルボニルであり、該(C1〜10)アルキル、(C2〜10)アルケニル、(C2〜10)アルキニル、(C1〜10)アルカノイル、(C1〜10)アルコキシ、(C1〜10)アルカノイルオキシ、または(C1〜10)アルコキシカルボニルは、1つまたは複数のハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、または(C1〜10)アルコキシで任意選択的に置換されるか、RおよびRがそれらが結合する窒素と一緒になってピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、モルホリノ環、またはチオモルホリノ環を形成し、
各Rは、独立して、(C1〜10)アルキルである)の化合物である、請求項1に記載の化合物。
【請求項71】
Xは結合であり、Yは、ピロール−1−イル、モルホリノ、または(C2〜10)アルキルである、請求項70に記載の化合物。
【請求項72】
は、ピロール−1−イルカルボニル、モルホリノカルボニル、または3,3−ジメチルブタノイルである、請求項70に記載の化合物。
【請求項73】
XはOであり、Yは、tert−ブチル、シクロペンチル、1,1−ジメチルエチル、シクロプロピル、テトラヒドロフラニル,イソプロピル、2,2−ジメチルプロピル、シクロブチル、または
【化417】

であり、Yは、1つまたは複数の(C1〜10)アルキル、ハロ、(C1〜10)アルコキシ、トリフルオロメチル、またはNRで任意選択的に置換される、請求項70に記載の化合物。
【請求項74】
は、tert−ブトキシカルボニル、シクロペントキシカルボニル、1,1−ジメチル−2,2,2−トリフルオロエトキシ、1−メチルシクロプロピルオキシカルボニル、2−(N,N−ジメチルアミノ)−1,1ジメチルエトキシカルボニル、2−モルホリノ−1,1ジメチルエトキシカルボニル、3−テトラヒドロフラニルオキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、2−メトキシ−1,1−ジメチルエトキシカルボニル、2,2−ジメチルプロポキシカルボニル、1−トリフルオロメチルシクロブチルオキシカルボニル、シクロブチルオキシカルボニル、1−メチルシクロペンチルオキシカルボニル、1−トリフルオロメチルシクロペンチルオキシカルボニル、1−トリフルオロメチルシクロブチルオキシカルボニル、および
【化418】

である、請求項70に記載の化合物。
【請求項75】
Xは、NHおよび1つまたは複数のハロで任意選択的に置換されたY(C2〜10)アルキルである、請求項70に記載の化合物。
【請求項76】
は、tert−ブチルアミノカルボニルまたは1,1−ジメチル−2,2,2−トリフルオロエチルアミノカルボニルである、請求項70に記載の化合物。
【請求項77】
は、アルキル、アリール、シクロアルキルであり、Rは、アルキル、ハロ、−C(=O)OR、またはトリフルオロメチルから独立して選択される1つまたは複数のRで任意選択的に置換され、Rの各アルキルは、1つまたは複数のハロ、アルコキシ、またはシアノで任意選択的に置換される、請求項70〜76のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項78】
は、フェニル、シクロプロピル、2−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、2−クロロフェニル、2,6−ジメチルフェニル、2−メチルフェニル、2,2−ジメチルプロピル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1−メチルシクロプロピル、1−イソプロピルシクロプロピル、1−プロピルシクロプロピル、2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチルエチル、1−(メトキシカルボニル)シクロプロピル、1−エチルシクロプロピル、1−トリフルオロメチルシクロブチル、1−(メトキシメチル)シクロプロピル、1−(2−シアノエチル)シクロプロピル、または1−(2,2,2−トリフルオロエチル)シクロプロピルである、請求項70〜76のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項79】
は、水素、メチル、エチル、ビニル、シアノメチル、プロピル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−シアノエチル、2−メトキシエチル、2−メチルスルホニルエチル、またはシクロプロピルである、請求項70〜78のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項80】
【化419】

【化420】

【化421】

【化422】

【化423】

【化424】

【化425】

【化426】

【化427】

【化428】

【化429】

【化430】

【化431】

【化432】

【化433】

【化434】

【化435】

【化436】

【化437】

【化438】

【化439】

【化440】

【化441】

【化442】

【化443】

【化444】

【化445】

である請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項81】
前記化合物のプロドラッグまたは薬学的に許容可能な塩である、請求項1〜80のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項82】
請求項1〜80のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグおよび少なくとも1つの薬学的に許容可能なキャリアを含む薬学的組成物。
【請求項83】
HCVに関連する障害の処置で用いるための、請求項82に記載の薬学的組成物。
【請求項84】
少なくとも1つのさらなる治療薬をさらに含む、請求項82に記載の薬学的組成物。
【請求項85】
前記さらなる治療薬が、インターフェロン、リバビリンアナログ、NS3プロテアーゼインヒビター、NS5bポリメラーゼインヒビター、α−グルコシダーゼ1インヒビター、肝保護剤、HCVの非ヌクレオシドインヒビター、および他のHCV治療薬からなる群から選択される、請求項84に記載の薬学的組成物。
【請求項86】
ヌクレオシドアナログをさらに含む、請求項82に記載の薬学的組成物。
【請求項87】
インターフェロンまたはペグ化インターフェロンをさらに含む、請求項86に記載の薬学的組成物。
【請求項88】
前記ヌクレオシドアナログは、リバビリン、ビラミジン、レボビリン、L−ヌクレオシド、およびイサトリビンから選択され、前記インターフェロンはα−インターフェロンまたはペグ化インターフェロンである、請求項87に記載の薬学的組成物。
【請求項89】
治療有効量の請求項1〜80のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグを含む薬学的組成物を個体に投与する工程を含む、C型肝炎に関連する障害の処置方法。
【請求項90】
本明細書中に記載の化合物または合成方法。
【請求項91】
医学療法で用いる請求項1〜80のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項92】
動物におけるC型肝炎またはC型肝炎関連障害の治療薬の調製のための請求項1〜80のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグの使用。
【請求項93】
C型肝炎またはC型肝炎関連障害の予防上または治療上の処置で用いるための、請求項1〜80のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。

【公表番号】特表2010−532352(P2010−532352A)
【公表日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−514802(P2010−514802)
【出願日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際出願番号】PCT/US2008/007928
【国際公開番号】WO2009/005677
【国際公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【出願人】(500029420)ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド (141)
【Fターム(参考)】