説明

抗酸化方法、抗酸化機能水およびその用途

水素溶存水に、水素酸化還元酵素(ただし、予め生体内に存在するものを除く)または貴金属コロイドである触媒を作用させる過程を通じて、該水素溶存水中に含まれる基質としての分子状水素を、生成物としての活性水素に分解する反応を促進させることにより、電子の欠乏に起因して酸化状態にあるか、または酸化から防御したい抗酸化対象を、電子が充足された還元状態に改善及び/又は維持する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
水素溶存水に、水素酸化還元酵素(ただし、予め生体内に存在するものを除く)または貴金属コロイドである触媒を作用させる過程を通じて、該水素溶存水中に含まれる基質としての分子状水素を、生成物としての活性水素に分解する反応を促進させることにより、電子の欠乏に起因して酸化状態にあるか、または酸化から防御したい抗酸化対象を、電子が充足された還元状態にすることを特徴とする抗酸化方法。
【請求項2】
前記水素酸化還元酵素とは、ヒドロゲナーゼであることを特徴とする請求項1記載の抗酸化方法。
【請求項3】
前記貴金属コロイドとは、白金、パラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニクム、金、銀、レニウム、並びにこれら貴金属元素の塩、合金化合物、錯体化合物などのコロイド粒子それ自体、さらにはこれらの混合物を含むことを特徴とする請求項1記載の抗酸化方法。
【請求項4】
前記水素溶存水とは、水素を含有している水全般であって、隔膜を介して陽極と陰極間で原水を電解処理したときに陰極側で生成されるアルカリ性電解水、または、原水に水素をバブリングないし加圧充填などして処理した水を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の抗酸化方法。
【請求項5】
前記水素溶存水とは、ORPが負の値を持ち、かつ、pHに対応するORP値が、ネルンストの式;ORP=−59pH−80(mV)にしたがう値を下回る値を示す還元電位水であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の抗酸化方法。
【請求項6】
前記水素溶存水とは、雰囲気圧力下で飽和濃度以上(酸化還元色素を用いた溶存水素濃度定量分析方法による溶存水素濃度実効値換算)の水素を溶存した水であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の抗酸化方法。
【請求項7】
前記水素溶存水は、
被電解原水が導入される電解室と、前記電解室内と前記電解室外を区画する一つ以上の隔膜と、前記電解室内外のそれぞれに、前記隔膜を挟んで設けられた少なくとも一つ以上の電極板対と、前記電解室内に設けられた電極板を陰極とする一方で前記電解室外に設けられた電極板を陽極として両極間に電圧を印加する電源回路と、を備え、前記電解室外の電極板が前記隔膜に接触または僅かな隙間を介して設けられている還元電位水生成装置を用いて生成される電解還元電位水であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の抗酸化方法。
【請求項8】
前記水素溶存水中には、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、アスコルビン酸、アスコルビン酸塩を含む群から選択される少なくとも1つの還元剤が必要に応じて添加されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の抗酸化方法。
【請求項9】
前記抗酸化対象とは、電子の欠乏に起因して酸化状態にあるか、または酸化から防御したい対象物全般であって、生体細胞を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の抗酸化方法。
【請求項10】
水素溶存水に、この水素溶存水中に含まれる基質としての分子状水素を、生成物としての活性水素に分解する反応を触媒する水素酸化還元酵素(ただし、予め生体内に存在するものを除く)または貴金属コロイドを含有させてなる水であって、前記触媒によって前記反応を促進させることにより、電子の欠乏に起因して酸化状態にあるか、または酸化から防御したい抗酸化対象を、電子が充足された還元状態にする抗酸化機能を有することを特徴とする抗酸化機能水。
【請求項11】
前記水素酸化還元酵素とは、ヒドロゲナーゼであることを特徴とする請求項10記載の抗酸化機能水。
【請求項12】
前記貴金属コロイドとは、白金、パラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウム、金、銀、レニウム、並びにこれら貴金属元素の塩、合金化合物、錯体化合物などのコロイド粒子それ自体、さらにはこれらの混合物を含むことを特徴とする請求項10記載の抗酸化機能水。
【請求項13】
前記触媒には、該触媒の活性及び/又は反応時間を調整するための処理または操作が施されていることを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載の抗酸化機能水。
【請求項14】
前記水素溶存水とは、水素を含有している水全般であって、隔膜を介して陽極と陰極間で原水を電解処理したときに陰極側で生成される電解水、または、原水に水素をバブリングないし加圧充填などして処理した水を含むことを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の抗酸化機能水。
【請求項15】
前記水素溶存水とは、ORPが負の値を持ち、かつ、pHに対応するORP値が、ネルンストの式;ORP=−59pH−80(mV)にしたがう値を下回る値を示す還元電位水であることを特徴とする請求項10乃至14のいずれかに記載の抗酸化機能水。
【請求項16】
前記水素溶存水とは、雰囲気圧力下で飽和濃度以上(溶存水素濃度実効値換算)の水素を溶存した水であることを特徴とする請求項10乃至15のいずれかに記載の抗酸化機能水。
【請求項17】
前記水素溶存水は、
被電解原水が導入される電解室と、前記電解室内と前記電解室外を区画する一つ以上の隔膜と、前記電解室内外のそれぞれに、前記隔膜を挟んで設けられた少なくとも一つ以上の電極板対と、前記電解室内に設けられた電極板を陰極とする一方で前記電解室外に設けられた電極板を陽極として両極間に電圧を印加する電源回路と、を備え、前記電解室外の電極板が前記隔膜に接触または僅かな隙間を介して設けられている還元電位水生成装置を用いて生成される電解還元電位水であることを特徴とする請求項10乃至16のいずれかに記載の抗酸化機能水。
【請求項18】
前記水素溶存水中には、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、アスコルビン酸、アスコルビン酸塩を含む群から選択される少なくとも1つの還元剤が必要に応じて添加されていることを特徴とする請求項10乃至17のいずれかに記載の抗酸化機能水。
【請求項19】
請求項10乃至18のいずれかに記載の抗酸化機能水を主成分として含有し、飲用、注射用、点滴用、透析用、化粧用を含む各用途で生体に用いるように調製されていることを特徴とする生体適用液。
【請求項20】
請求項10乃至18のいずれかに記載の抗酸化機能水を主成分として含有することを特徴とする酸化防止剤。
【請求項21】
請求項10乃至18のいずれかに記載の抗酸化機能水を主成分として含有することを特徴とする老化防止剤。
【請求項22】
請求項10乃至18のいずれかに記載の抗酸化機能水を主成分として含有することを特徴とする品質劣化防止剤。
【請求項23】
請求項10乃至18のいずれかに記載の抗酸化機能水を主成分として含有することを特徴とする腐敗防止剤。
【請求項24】
請求項10乃至18のいずれかに記載の抗酸化機能水を主成分として含有することを特徴とする汚濁防止剤。
【請求項25】
請求項10乃至18のいずれかに記載の抗酸化機能水を主成分として含有することを特徴とする消臭剤。
【請求項26】
請求項10乃至18のいずれかに記載の抗酸化機能水を主成分として含有することを特徴とする鮮度保持剤。

【国際公開番号】WO2004/039735
【国際公開日】平成16年5月13日(2004.5.13)
【発行日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−548012(P2004−548012)
【国際出願番号】PCT/JP2003/005386
【国際出願日】平成15年4月25日(2003.4.25)
【出願人】(394021270)ミズ株式会社 (13)
【Fターム(参考)】