説明

折畳式携帯電話機及びアクチュエータ

【課題】比較的大きく変位可能な触覚式呼出装置を備えた折畳式携帯電話機の提供。
【解決手段】折畳式携帯電話機1は、ヒンジ結合部2を以って本体器3と蓋器4とが相対的に開閉可能で、蓋器4を本体器3に重なる閉蓋方向へ付勢する弾性手段を備える。本体器3の反ヒンジ結合部側の隅部において、電流制御手段からの給電による励磁で蓋器4の反ヒンジ結合部側の隅部へ突出してこれを突き動かす押動ロッド16を持つアクチュエータ10を設けて成る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、折畳式携帯電話機に関し、特に、触覚式呼出装置を備えた折畳式携帯電話機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話機においては、着信信号の持続期間に亘り、呼出音の他に振動モータによる振動告知を行なう触覚式呼出装置を備えたものが知られている。振動モータは着信信号を契機に一定時間だけ振動した後所定時間だけ振動休止する動作を繰り返す。この振動モータは一般にブラシ付モータ本体とこれから突出したモータ軸に取着した偏心錘とから成り、通常、携帯電話機の本体器側に内蔵した基板の上に横臥姿勢で実装されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
振動源としての振動モータを用いる理由は、永年蓄えた小形モータの製造技術の上に、モータ軸に偏心錘を取着するだけで済む簡便性等からであるが、振動モータを用いた触覚式呼出装置においては次のような問題点がある。
【0004】
小型化が要求される振動モータにおいては、10g程度である偏心錘の重心点の回転軌跡円の直径は高々5mm程度であって携帯電話機(約100g)全体に波及する振動は微少変位(高々0.1mmオーダー)となるため、人間の最も敏感な触感刺激となる振動数として通常100〜200Hzが選定されている。つまり、人体表面を叩く方向(法線方向)に作用する振動変位は微少で、また人体表面の沿面方向に作用する振動変位の方は本来的に不感となるため、人間が体表面を叩く振動成分(変位)自体を知覚すると言うよりも、携帯電話機自身の暴れ方(振動数)を鋭敏に知覚するものである。ところが、携帯電話機の携行態様によっては衣類の質や隙間の介在等から体表面との密着性に遜色が生じ、微少振動の伝播性が悪くなり、呼出を感知し難い場合が多々生じる。
【0005】
また、使用済みの携帯電話機から振動モータを回収できた場合でも、モータ軸に固着した重金属の偏心錘の再使用が極めて困難であることから、廃棄物のリサイクル率に限界がある。
【0006】
そこで上記問題点に鑑み、本発明の第1の課題は、比較的大きく変位可能な触覚式呼出装置を備えた折畳式携帯電話機を提供することにある。
【0007】
また、本発明の第2の課題は、組立・分解が容易で部品の再使用が可能な触覚式呼出装置を備えた折畳式携帯電話機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る折畳式携帯電話機は、ヒンジ結合部を以って本体器と蓋器とが相対的に開閉可能で、蓋器を本体器に重なる閉蓋方向へ付勢する弾性手段を備えた折畳式携帯電話機であって、本体器及び蓋器のうち一方の反ヒンジ結合部側において、電流制御手段からの給電による励磁で本体器及び蓋器のうち他方の反ヒンジ結合部側へ突出する押動部材を持つアクチュエータを有して成ることを特徴とする。
【0009】
斯かる折畳式携帯電話機において、着信信号等を受信すると、電流制御手段からの給電によりアクチュエータを励磁するため、閉蓋状態にある場合には、本体器及び蓋器のうち一方にある押動部材が弾性手段の付勢力に抗して本体器及び蓋器のうち他方を開蓋方向へ押し動かして比較的大きな変位を惹起し、両器を非閉蓋状態となした後、給電が止むと弾性手段の復帰付勢力によって両器が重なり閉蓋する。即ち、1給電期間毎に両器が不完全な1開閉動作(脈動)を起すため、携行者は比較的大きな変位(数ミリ程度)によって呼出を知覚できる。なお、着信信号が続く限り、上記の開閉動作を繰り返しても良い。
【0010】
また、斯かるアクチュエータは偏芯錘を用いていないため、組立・分解が容易で部品の再使用が可能となる。
【0011】
更に、アクチュエータは本体器及び蓋器のうち一方の反ヒンジ結合部側に設けるだけで済むため、折畳式携帯電話機の組立工程を容易化できる。
【0012】
アクチュエータを本体器及び蓋器のうち一方の厚さ以内に設けるには、十分な起動力の下でアクチュエータ自体の薄型化を図る必要がある。そこで、アクチュエータとしては、ソレノイドと、このソレノイドの中空の軸方向に一端開口から挿入した第1コア部及びこの第1コア部の一端開口側で一体的に連結しソレノイドの外に延在する第1磁気吸着部を備えた第1ヨークと、ソレノイドの中空の軸方向に他端開口から挿入した第2コア部及びこの第2コア部の他端開口側で一体的に連結しソレノイドの外に延在する第2磁気吸着部を備えた第2ヨークと、ソレノイドの非励磁状態では第1磁気吸着部及び第2磁気吸着部に対して離間した位置で受け止めされており、ソレノイドの励磁により第1磁気吸着部及び第2磁気吸着部に磁気吸引されて軸方向に対して直交した方向に動く可動体と、この可動体に取着された上記押動部材とを有する。
【0013】
ソレノイドが励磁されると、可動体を介して異磁極となった第1磁気吸着部と第2磁気吸着部とに磁気回路が形成されるため、可動体が第1磁気吸着部と第2磁気吸着部とに磁気吸引されて動き吸着されるので、押動部材が軸方向に対して直交した方向に押し出され、これによって両器が押し開かれる。従来のソレノイド・プランジャーとは異なり、押動部材がソレノイドの軸方向に対して直交した方向に押し出されるため、ソレノイドの軸方向を本体器又は蓋器の沿面方向に配置でき、ソレノイドの外径を小さくできるので、充分な起動力が得られるようにターン数を多くしても、アクチュエータの薄型化を実現できる。押動部材の押動ストロークは本体器又は蓋器の厚さ以内に限定されるが、数ミリ程度の変位を得ることができる。
【0014】
このアクチュエータにおいて、第1磁気吸着部と第2磁気吸着部は軸方向と平行であってソレノイドの側面寄りに空部を挟んで対向し、押動部材は空部内を通る押動ロッドであることが望ましい。小型化によって実装占有面積も縮小化できる。
【0015】
また、空部に嵌る係合部を一体的に有するケースを備え、係合部は押動ロッドを案内するための案内孔を有することが望ましい。部品点数の削減を図ることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、折畳式携帯電話機においてアクチュエータを利用した触覚式呼出装置であるため、比較的大きな変位で触覚式呼出を実現でき、またその触覚式呼出装置の部品の再使用が可能となる。更に、アクチュエータは本体器及び蓋器のうち一方の反ヒンジ結合部側に設けるだけで済むため、折畳式携帯電話機の組立工程を容易化できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は本発明の実施例に係る折畳式携帯電話機を示す斜視図、図2(A)は同実施例におけるアクチュエータの励磁時の非閉蓋状態を示す斜視図、図2(B)はアクチュエータの非励磁時の閉蓋状態を示す斜視図、図3(A)は同実施例におけるアクチュエータを示す平面図、図3(B)はその正面図、図3(C)はその右側面図、図3(D)は図3(A)中のA−A線に沿って切断した状態を示す断面図、図4(A)は図3(A)中のB−B線に沿って切断した状態を示す断面図、図4(B)は図4(A)中のC−C線に沿って切断した状態を示す断面図、図5は同アクチュエータとその各種部品とその組み付け手順を示す斜視図である。
【0019】
本例の折畳式携帯電話機1は、一方端のヒンジ結合部2を以って相対的に開閉可能な本体器3と蓋器4とを有する。ヒンジ結合部2には蓋器4と本体器3とを閉蓋方向へ復帰付勢するためのトーションスプリング等の弾性手段(図示せず)が内蔵されている。本体器3は、通常、押しボタン等の操作部(図示せず)及び内蔵基板(図示せず)を備えている。蓋器4は、通常、ディスプレイ部(図示せず)を備えている。
【0020】
本体器3の他方端側(反ヒンジ結合部側)の隅部にはアクチュエータ10が内蔵されている。また、本体器3の内蔵基板(図示せず)には着信信号の受信を契機にアクチュエータ10に対しパルス電流を通電(単方向通電)するための電流制御回路(図示せず)が設けられている。
【0021】
アクチュエータ10は、角形筒状のソレノイド11と、このソレノイド11の中空の軸方向に一端開口11aから挿入した棒状の第1コア部12a及びこの第1コア部12aの一端開口11a側で一体的に連結しソレノイド11の外に延在する第1磁気吸着部12bを備えた第1ヨーク12と、ソレノイド11の中空の軸方向に他端開口11bから挿入した棒状の第2コア部13a及びこの第2コア部13aの他端開口11b側で一体的に連結しソレノイド11の外に延在する第2磁気吸着部13bを備えた第2ヨーク13と、ソレノイド11の非励磁状態では第1磁気吸着部12b及び第2磁気吸着部13bに対して離間した位置で樹脂製ケース14のストッパー片14aで受け止めされており、ソレノイド11の励磁により第1磁気吸着部12b及び第2磁気吸着部13bに磁気吸引されて軸方向に対して直交した方向に並進運動する磁性材の被吸引プレート15と、この被吸引プレート15の中央に植設された樹脂製の押動ロッド16とを有する。
【0022】
ソレノイド11は、組み付け枠110の角筒状のボビン部111に巻線を巻回して成り、組み付け枠110は角筒状のボビン部111の両端に第1鍔部112,第2鍔部113を一体的に有する。第1鍔部112及び第2鍔部113における厚肉縁Eに形成されたピン穴(図示せず)には、端子ピンPが圧入されている。
【0023】
第1ヨーク12における第1コア部12aと第1磁気吸着部12bは大凡S字状の板材を逆方向に略直角折り曲げ形成されているため、残る連結板部12cに一対の切り込みS,Sを有し、その一対の切り込みS,Sは第1鍔部112の一対の厚肉係合部K,Kに嵌合している。同様に、第2ヨーク13における第2コア部13aと第2磁気吸着部13bは大凡S字状の板材を逆方向に略直角折り曲げ形成されているため、残る連結板部13cに一対の切り込みS,Sを有し、その一対の切り込みS,Sは第2鍔部113の一対の厚肉係合部K(一方のみ図示)に嵌合している。
【0024】
第1コア部12aと第2コア部13aとはソレノイド11の中空において互いに重なっている。第1磁気吸着部12bは第1コア部12aよりも短く、また、第2磁気吸着部13bは第2コア部13aよりも短く、第1磁気吸着部12bと第2磁気吸着部13bは軸方向と平行であってソレノイド11の側面寄りに空部Gを挟んで対向している。
【0025】
ケース14はストッパー片14aに対応して空部Gに嵌る係合部14bを有し、この係合部14bは押動ロッド16を摺動可能に案内するための案内孔Hを有する。また、ケース14は第1鍔部112及び第2鍔部113の薄肉突片F,Fが嵌る掛止めスリットT,Tを有する。
【0026】
本例の折畳式携帯電話機1において、閉蓋状態ではヒンジ結合部2内の弾性手段(図示せず)の付勢力によって蓋器4が押動ロッド16を押し下げているため、図6(A)に示す如く、被吸引プレート15はケース14のストッパー片14aで受け止めされている。ここで着信信号等を受信すると、電流制御回路からの給電によりソレノイド11が励磁されるため、第1磁気吸着部12bと第2磁気吸着部13bとが互いに異磁極となり、図6(B)に示す如く、被吸引プレート15内を介して磁気回路が形成されので、被吸引プレート15が第1磁気吸着部12bと第2磁気吸着部13bとに磁気吸引されて並進運動し、図6(C)に示す如く、被吸引プレート15が第1磁気吸着部12bと第2磁気吸着部13bとに架橋的に吸着される。このため押動ロッド16が軸方向に対して直交した方向(本体器3の厚み方向)に押し出され、これによって蓋器4が図2(A)に示す如く数ミリ程度突き動かされる。給電が止むと、弾性手段(図示せず)の復帰付勢力によって図2(B)に示す如く蓋器4が本体器3に重なり閉蓋する。即ち、1給電期間毎に両器3,4が不完全な1開閉動作(脈動)を起すため、携行者は比較的大きな変位(数ミリ程度)によって呼出を知覚できる。なお、着信信号が続く限り、上記の開閉動作を繰り返しても良い。
【0027】
また、斯かるアクチュエータ10では偏芯錘を用いていないため、組立・分解が容易で部品の再使用が可能となる。更に、アクチュエータ10は本体器3又は蓋器4の一方に設けるだけで済むため、折畳式携帯電話機1の組立工程を容易化できる。
【0028】
本例のアクチュエータ10では、押動ロッド16がソレノイド11の軸方向に対して直交した方向に押し出されるため、ソレノイド11の軸方向を本体器3の沿面方向に配置でき、ソレノイド11の外径を小さくできるので、充分な起動力が得られるようにターン数を多くしても、アクチュエータ10の薄型化を実現できる。その分、押動ロッド16のストロークは本体器3の厚さ以内に限定されるが、数ミリ程度の変位を得ることができる。
【0029】
また、第1磁気吸着部12bと第2磁気吸着部13bは軸方向と平行であってソレノイド11の側面寄りに空部Gを挟んで対向し、押動ロッド16が空部G内を通るように配置されているため、デットスペースを削減でき、アクチュエータ10の実装占有面積を縮小化できる。その上、ケース14は空部Gに嵌る係合部14bを一体的に有し、この係合部14bに押動ロッド16を案内するための案内孔Hが形成されているため、部品点数を削減できる。
【0030】
なお、押動ロッド16の先端が蓋器4の隅部表面に当ることから、その隅部表面に緩衝材を貼付したり、押動ロッド16の先端を緩衝材で覆い、異音発生を抑制することが望ましい。また、蓋器4が開蓋状態において着信信号が発生すると、押動ロッド16の出没が繰り返されるが、これが体裁等に支障のある場合、蓋器4の開蓋状態を検出して検出信号が発生している場合には、論理ゲート等によって、ソレノイド11への給電を禁止するように電流制御回路を構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施例に係る折畳式携帯電話機を示す斜視図である。
【図2】(A)は同実施例におけるアクチュエータの励磁時の非閉蓋状態を示す斜視図、図(B)はアクチュエータの非励磁時の閉蓋状態を示す斜視図である。
【図3】(A)は同実施例におけるアクチュエータを示す平面図、(B)はその正面図、(C)はその右側面図、(D)は(A)中のA−A線に沿って切断した状態を示す断面図である。
【図4】(A)は図3(A)中のB−B線に沿って切断した状態を示す断面図、(B)は図4(A)中のC−C線に沿って切断した状態を示す断面図である。
【図5】同アクチュエータとその各種部品とその組み付け手順を示す斜視図である。
【図6】(A)〜(C)は図3(A)中のB−B′線で切断した状態における押動ロッドの動きを順に示す断面図である。
【符号の説明】
【0032】
1…折畳式携帯電話機
2…ヒンジ結合部
3…本体器
4…蓋器
10…アクチュエータ
11…ソレノイド
11a…一端開口
11b…他端開口
12…第1ヨーク
12a…第1コア部
12b…第1磁気吸着部
12c,13c…連結板部
13…第2ヨーク
13a…第2コア部
13b…第2磁気吸着部
14…ケース
14a…ストッパー片
14b…係合部
15…被吸引プレート
16…押動ロッド
110…組み付け枠
111…ボビン部
112…第1鍔部
113…第2鍔部
E…厚肉縁
F…薄肉突片
G…空部
H…案内孔
K…厚肉係合部
P…端子ピン
S…切り込み
T…掛止めスリット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒンジ結合部を以って本体器と蓋器とが相対的に開閉可能で、前記蓋器を前記本体器に重なる閉蓋方向へ付勢する弾性手段を備えた折畳式携帯電話機であって、
前記本体器及び前記蓋器のうち一方の反ヒンジ結合部側において、電流制御手段からの給電による励磁で前記本体器及び前記蓋器のうち他方の反ヒンジ結合部側へ突出する押動部材を持つアクチュエータを有して成ることを特徴とする折畳式携帯電話機。
【請求項2】
請求項1において、前記アクチュエータは、ソレノイドと、このソレノイドの中空の軸方向に一端開口から挿入した第1コア部及びこの第1コア部の前記一端開口側で一体的に連結し前記ソレノイドの外に延在する第1磁気吸着部を備えた第1ヨークと、前記ソレノイドの前記中空の軸方向に他端開口から挿入した第2コア部及びこの第2コア部の前記他端開口側で一体的に連結し前記ソレノイドの外に延在する第2磁気吸着部を備えた第2ヨークと、前記ソレノイドの非励磁状態では第1磁気吸着部及び第2磁気吸着部に対して離間した位置で受け止めされており、前記ソレノイドの励磁により前記第1磁気吸着部及び第2磁気吸着部に磁気吸引されて前記軸方向に対して直交した方向に動く可動体と、この可動体に取着された前記押動部材とを有することを特徴とする折畳式携帯電話機。
【請求項3】
ソレノイドと、このソレノイドの中空の軸方向に一端開口から挿入した第1コア部及びこの第1コア部の前記一端開口側で一体的に連結し前記ソレノイドの外に延在する第1磁気吸着部を備えた第1ヨークと、前記ソレノイドの前記中空の軸方向に他端開口から挿入した第2コア部及びこの第2コア部の前記他端開口側で一体的に連結し前記ソレノイドの外に延在する第2磁気吸着部を備えた第2ヨークと、前記ソレノイドの非励磁状態では第1磁気吸着部及び第2磁気吸着部に対して離間した位置で受け止めされており、前記ソレノイドの励磁により第1磁気吸着部及び第2磁気吸着部に磁気吸引されて前記軸方向に対して直交した方向に動く可動体と、この可動体に取着された押動部材とを有することを特徴とするアクチュエータ。
【請求項4】
請求項3において、第1磁気吸着部と第2磁気吸着部は前記軸方向と平行であって前記ソレノイドの側面寄りに空部を挟んで対向し、前記押動部材は前記空部内を通る押動ロッドであることを特徴とするアクチュエータ。
【請求項5】
請求項4において、前記空部に嵌る係合部を一体的に有するケースを備え、前記係合部は前記押動ロッドを案内するための案内孔を有することを特徴とするアクチュエータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−140889(P2006−140889A)
【公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−330265(P2004−330265)
【出願日】平成16年11月15日(2004.11.15)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000177151)三洋精密株式会社 (143)
【Fターム(参考)】