説明

排ガス浄化用触媒

【課題】 アルカリ金属の担体への移動や飛散を防止しつつアルカリ金属の反応性を高く維持可能な排ガス浄化触媒を提供する。
【解決手段】 担体(10)の表面の触媒層(20)にアルカリ金属(カリウム)(30)を添加するとともに当該アルカリ金属を捕捉するクラスレート材料(40)を混合させた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、触媒層にアルカリ金属を添加する排ガス浄化用触媒に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の排ガス浄化用触媒として、カリウム(K)等のアルカリ金属をNOx吸蔵剤として触媒層に添加することでNOx吸蔵性能の向上を図った吸蔵型リーンNOx触媒が知られている。
また、例えばディーゼルエンジンを搭載した自動車において、排ガス中のパティキュレート・マター(PM)を捕捉し燃焼除去するディーゼル・パティキュレート・フィルタ(DPF)に触媒を担持させ、且つ当該触媒層にカリウム(K)等のアルカリ金属を添加してPM(カーボン)の燃焼促進を図った触媒担持型DPFが知られている。
【0003】
ところが、カリウム(K)等のアルカリ金属は反応性が高く、一般に自動車の排ガス浄化用触媒の担体にはコージライトや炭化珪素(SiC)が使用されるところ、特にこれらコージライトや炭化珪素の構成材料であるSiとの反応性が高く、アルカリ金属が担体内に移動して担体の劣化を促進させるという問題がある。また、アルカリ金属はエージングにより飛散し易いという問題もある。
【0004】
そこで、ゼオライトがアルカリ金属を強力に吸着する性質を有することから(特許文献1参照)、触媒層にアルカリ金属とともにゼオライトを添加し、アルカリ金属をゼオライトに吸着させることでアルカリ金属の担体への移動や飛散を防止するように図った排ガス浄化用触媒が種々開発されている。
【特許文献1】特開2004−275814号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、最近の研究により、上記のように触媒層にゼオライトを添加した場合であっても、アルカリ金属の担体への移動や飛散については良好に防止されるものの、吸蔵型リーンNOx触媒や触媒担持型DPFにおいて、NOx吸蔵性能の向上やPMの燃焼促進の効果を十分に得られないことがわかってきた。そして、この傾向は特に吸蔵型リーンNOx触媒においては触媒温度が高くなるほど顕著であることもわかってきた。
【0006】
これは、ゼオライトがアルカリ金属を一部細孔内に捕捉させており、細孔径より大きなPM粒子は細孔内のアルカリ金属とは接触できず、アルカリ金属の高い反応性が発揮されないためと考えられ、特に吸蔵型リーンNOx触媒においては、触媒温度が高温であるときにアルカリ金属の機能が要求されるところ、細孔入口部でのアルカリ金属のNOx吸蔵による硝酸塩化によって細孔閉塞が起こり、細孔内部へのガスの拡散が難しくなるためと考察される。
【0007】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、アルカリ金属の担体への移動や飛散を防止しつつアルカリ金属の反応性を高く維持可能な排ガス浄化触媒を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、請求項1の排ガス浄化用触媒は、担体の表面に触媒層を形成し、該触媒層にアルカリ金属のうちの少なくとも一種を添加してなる排ガス浄化用触媒であって、前記触媒層にクラスレート材料を混合することを特徴とする。
請求項2の排ガス浄化用触媒は、前記クラスレート材料がソーダライトであることを特徴とする。
【0009】
請求項3の排ガス浄化用触媒は、請求項1または2において、前記アルカリ金属がカリウムであることを特徴とする。
請求項4の排ガス浄化用触媒は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、触媒担持型パティキュレート・フィルタであって、前記アルカリ金属をパティキュレート・マターの燃焼促進剤として機能させることを特徴とする。
【0010】
請求項5の排ガス浄化用触媒は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、吸蔵型NOx触媒であって、前記アルカリ金属をNOx吸蔵剤として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の排ガス浄化用触媒によれば、クラスレート材料が多孔質であるが外表面が無開孔である物質、即ち各結晶の外表面が多数のディンプル状の孔で構成された物質であり、各結晶がカチオン交換点においてアルカリ金属イオンを外表面に捕捉する特性を有していることに着目し、当該クラスレート材料をアルカリ金属とともに触媒層に混合させるようにしたので、アルカリ金属をクラスレート材料の略表面に吸着させてアルカリ金属の担体(例えば、コージライト、SiCの場合)への移動を阻止して担体の劣化を抑制できるとともに発散を防止でき、さらに、ゼオライトのようにアルカリ金属を細孔内に埋没させてしまうことがないため、アルカリ金属がクラスレート材料に吸着された状態においても当該アルカリ金属の高い反応性をそのまま発揮させ続けることができる。
【0012】
請求項2の排ガス浄化用触媒によれば、クラスレート材料としてソーダライトを用いるので、比較的入手が容易であり且つアルカリ金属を吸着させたソーダライトを用いて排ガス浄化用触媒を構成することができる。
請求項3の排ガス浄化用触媒によれば、カリウムはアルカリ金属の中でも特に反応性が高く、故に担体(例えば、コージライト、SiCの場合)に移動して当該担体を劣化させ易いのであるが、当該カリウムをクラスレート材料に吸着させることで担体への移動を阻止して担体の劣化を抑制しつつ、カリウムの高い反応性を発揮させ続けることができる。
【0013】
請求項4の排ガス浄化用触媒によれば、排ガス浄化用触媒は触媒担持型パティキュレート・フィルタ(触媒担持型DPF)であって、アルカリ金属をパティキュレート・マター(PM)の燃焼促進剤として機能させるので、アルカリ金属をクラスレート材料の略表面に吸着させてアルカリ金属の担体(例えば、コージライト、SiCの場合)への移動を阻止して担体の劣化を抑制できるとともに発散を防止でき、アルカリ金属の高い反応性を維持して主としてカーボンからなるPMの燃焼促進を図ることができ、比較的低温であっても触媒担持型DPFに捕捉したPMを良好に燃焼させることができる。これより、PMを燃焼させるには触媒担持型DPFを高温にすべくDPFに燃料等を供給して燃焼させる必要があるのであるが、当該燃料消費量を低減でき、無駄な燃料消費を抑えることができる。
【0014】
請求項5の排ガス浄化用触媒によれば、排ガス浄化用触媒は吸蔵型NOx触媒であって、アルカリ金属をNOx吸蔵剤として機能させるので、アルカリ金属をクラスレート材料の略表面に吸着させてアルカリ金属の担体(例えば、コージライト、SiCの場合)への移動を阻止して担体の劣化を抑制できるとともに発散を防止でき、触媒温度に依らずアルカリ金属の高い反応性を維持して排ガス中のNOxをアルカリ金属に常に良好に吸着させて吸蔵型NOx触媒に吸蔵させるようにでき、NOx浄化性能を高く維持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
先ず、第1実施例を説明する。
第1実施例では、排ガス浄化触媒が触媒担持型ディーゼル・パティキュレート・フィルタ(以下、触媒担持型DPFと略す)である場合を示す。
触媒担持型DPFは、ディーゼルエンジンから排出される排ガス中に含まれる主としてカーボンからなるパティキュレート・マター(以下、PMと略す)を捕捉した後、当該捕捉したPMを加熱し燃焼させることで除去可能であるとともに、排ガス中のHC、COを酸化してNOxを還元する触媒機能をも併せ有した排ガス後処理装置である。
【0016】
図1に触媒担持型DPFの縦断面の一部を示し、図2に触媒担持型DPFの横断面の各セルの四半部を拡大して示すように、本発明の第1実施例に係る触媒担持型DPFは、多孔状にして各孔が袋状のセルをなすハニカム(モノリス)型の担体(例えば、コージライト、SiC、メタル等)10を有し、当該担体10の表面に貴金属(プラチナ(Pt)等)を添加した触媒層20をコーティングして構成されている。
【0017】
そして、当該触媒層20には、PMの燃焼促進剤30としてアルカリ金属であるカリウム(K)が混合されるとともに、カリウムを吸着する性質を持つクラスレート材料40が混合されている。
クラスレート材料40は、多孔質であるが外表面が無開孔である物質、即ち外表面に多数のディンプル状の孔を有した物質であり、具体的には、ここではクラスレート材料40として比較的入手が容易なソーダライト(SOD){例えば、Na[(AlO(SiO]・2NaCl}が採用される。
【0018】
ソーダライトは、図3に分子配列を示し、図4に一個の分子を拡大して示すように、中心にX(例えば、OH−、Cl、Br等)を配した分子構造であって、各分子の外表面の多数のディンプル状の孔42がカチオン交換点として構成された物質であり、各分子が、図4に示すように、カチオン交換点においてカリウムイオン(K)をディンプル状の孔42内に捕捉する特性を有している。
【0019】
このようなカリウムとソーダライトとを触媒層20に含む触媒担持型DPFの製造工程は以下の通りである。
先ず、SiO:0.5AlO:10NaO:41HOの比率の混合溶液を準備し、当該混合溶液を無撹拌且つ100℃で24時間焼結することでソーダライトを得る。
得られたソーダライトにKCO(炭酸カリウム)水溶液を混合し、乾燥焼成させてK担持ソーダライトを得る。このとき、ソーダライトの含有量が5〜50g/lであり、KOの含有量が5〜30g/lであるのがよい。
【0020】
そして、K担持ソーダライトの粉体にバインダ(アルミナゾル)をAl固体量として15wt%混合するとともにプラチナ(Pt)等の貴金属を混合してスラリーを調製し、当該スラリーをDPF担体にコートして約540℃で乾燥焼成させる。
これによりカリウムとソーダライトとを触媒層20に含む本発明に係る触媒担持型DPFが得られる。
【0021】
このように触媒担持型DPFがカリウムとソーダライトとを触媒層20に含んでいると、カリウムがカチオン交換点においてカリウムイオン(K)としてソーダライトのディンプル状の孔42に捕捉され、当該カリウムの担体(例えば、コージライト、SiCの場合)への移動が防止されて担体の劣化が抑制されるとともに発散が防止される。
そして、カリウムがソーダライトのディンプル状の孔42に捕捉されるということは、即ちソーダライトの略表面上にカリウムが捕捉されることになり、PMを燃焼除去させる際において、反応性の高いカリウムが良好にPMに作用し、触媒担持型DPFの温度が比較的低温であっても触媒担持型DPFに捕捉したPMを良好に燃焼させることが可能となる。これより、PMを燃焼させるには触媒担持型DPFを高温にすべくDPFに燃料等を供給して燃焼させる必要があるところ、当該燃料消費量を低減することができ、無駄な燃料消費を抑えることができる。
【0022】
ここで、図5を参照すると、本発明の第1実施例に係るカリウムとソーダライトとを混合した触媒担持型DPF(実線)、触媒層にカリウムのみを混合した従来の触媒担持型DPF(一点鎖線)及びカリウムもソーダライトも含まない一般的な触媒担持型DPF(破線)について下記条件で水熱耐久試験を行った場合の水熱耐久温度とPMの主成分であるカーボンの燃焼温度(カーボン燃焼温度)との関係が示されている。
[計測条件]
・流速:50ml/min
・温度ランプ:20℃/min
[水熱耐久条件]
・水熱耐久温度:700または800℃
・ガス流体:エア(10%HO含有)
・時間:3時間
【0023】
同図によれば、本発明に係る触媒担持型DPF(実線)を用いることで、一般的な触媒担持型DPF(破線)よりも十分に低いカーボン燃焼温度とすることができるとともに、ソーダライトを含まない従来の触媒担持型DPF(一点鎖線)のように水熱耐久温度が高いほどカリウムが喪失してカーボン燃焼温度が上昇してしまうこともなく、当該低いカーボン燃焼温度を新品(水熱耐久温度0℃)と同様の状態のまま維持可能であることがわかる。
【0024】
次に、第2実施例を説明する。
第2実施例では、排ガス浄化触媒が吸蔵型NOx触媒である場合を示す。
吸蔵型NOx触媒は、エンジンから排出される排ガス中に含まれるNOxを酸化雰囲気(リーン空燃比雰囲気)で一旦吸蔵した後、当該吸蔵したNOxを還元雰囲気(リッチ空燃比雰囲気)で放出除去する機能を備えた触媒である。
【0025】
図6に吸蔵型NOx触媒の縦断面の一部を示し、図7に吸蔵型NOx触媒の各セルの四半部を拡大して示すように、本発明の第2実施例に係る吸蔵型NOx触媒は、多孔状にして各孔がセルをなすハニカム(モノリス)型の担体(例えば、コージライト、SiC、メタル等)110を有し、当該担体110の表面に貴金属(プラチナ(Pt)等)を添加した触媒層120をコーティングして構成されている。
【0026】
そして、当該触媒層120には、NOx吸蔵剤130としてアルカリ金属であるカリウム(K)とアルカリ土類金属であるバリウム(Ba)が混合されるとともに、カリウムを吸着する性質を持つクラスレート材料40が上記同様に混合されている。
クラスレート材料40としては、上記同様、ソーダライト(SOD){例えば、Na[(AlO(SiO]・2NaCl}が採用される。なお、ソーダライトの機能及び吸蔵型NOx触媒の製造工程は上記触媒担持型DPFと同様であり、ここでは説明を省略する。
【0027】
これによりカリウムとソーダライトとを触媒層120に含む本発明に係る吸蔵型NOx触媒が得られる。
このように吸蔵型NOx触媒がカリウムとソーダライトとを触媒層120に含んでいると、カリウムがカチオン交換点においてカリウムイオン(K)としてソーダライトのディンプル状の孔42に捕捉され、即ちソーダライトの比較的表面上にカリウムが捕捉され、上記同様に当該カリウムの担体(例えば、コージライト、SiCの場合)への移動が防止されて担体の劣化が抑制されるとともに発散が防止される。
【0028】
これにより、カリウムを細孔内に捕捉するゼオライトでは、温度上昇に伴いバリウムよりカリウムの活性が要求されるところ、カリウムへの吸蔵反応が進むに従い、細孔の閉塞により細孔深部のカリウムにNOxが接触し難くなるのであるが、このようなこともなく、排ガス中のNOxがNOx吸蔵剤130であるカリウムに温度に依らず常に良好に吸着して吸蔵型NOx触媒に吸蔵され、NOx浄化性能が高く維持される。
【0029】
ここで、図8を参照すると、本発明の第2実施例に係るカリウムとソーダライトとを混合した吸蔵型NOx触媒のエージング後(例えば、850℃/32時間)における触媒温度とNOx浄化効率との関係(実線)が、新品の場合(破線)及びゼオライトを混合した従来の場合(一点鎖線)と比較して示されている。
同図によれば、ゼオライトを混合した従来の場合(一点鎖線)には、上記理由により触媒温度が高温になるにつれてNOx浄化効率が低下する傾向にあるのであるが、本発明に係る吸蔵型NOx触媒を用いることで、触媒温度が高温になってもNOxが良好にカリウムに吸蔵され、高いNOx浄化効率を維持可能であることがわかる。
【0030】
なお、ここでは触媒層120単層にカリウムとソーダライトとを含む場合について説明したが、第2実施例の他の実施例として、図9に吸蔵型NOx触媒の各セルの四半部を拡大して示すように、担体の表面にソーダライトを含む層122をカリウム移動抑制層として形成し、当該ソーダライトを含む層の上にカリウム及び貴金属を含む層124をコートして触媒層120’を構成するようにしてもよい。
【0031】
当該他の実施例によれば、高いNOx浄化効率を維持しつつ、カリウムの担体(例えば、コージライト、SiCの場合)への移動を確実に防止できるとともに、カリウムを表層から深い位置に捕捉してカリウムの飛散をより確実に防止することができる。
以上で本発明に係る排ガス浄化用触媒の実施形態の説明を終えるが、実施形態は上記に限られるものではない。
【0032】
例えば、上記実施形態では、クラスレート材料40としてソーダライト(SOD)を用いるようにしているが、クラスレート材料40はメソポーラスシリカ(例えば、MCM−61等)であってもよく、その他DDR、DOH、MEP、MSO、MTN等のようなゼオライト構造体であってもよい。
また、上記実施形態では、アルカリ金属がカリウム(K)である場合を例に説明しているが、他のアルカリ金属であっても上記同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の第1実施例に係る触媒担持型DPFの縦断面の一部である。
【図2】本発明の第1実施例に係る触媒担持型DPFの横断面の各セルの四半部を拡大して示す図である。
【図3】ソーダライトの分子配列を示す図である。
【図4】ソーダライトの一個の分子を拡大して示す図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るカリウムとソーダライトとを混合した触媒担持型DPFについて水熱耐久試験を行った場合の水熱耐久温度とカーボン燃焼温度との関係を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る吸蔵型NOx触媒の縦断面の一部である。
【図7】本発明の第2実施例に係る吸蔵型NOx触媒の各セルの四半部を拡大して示す図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るカリウムとソーダライトとを混合した吸蔵型NOx触媒のエージング後における触媒温度とNOx浄化効率との関係を示す図である。
【図9】本発明の第2実施例の他の実施例に係る吸蔵型NOx触媒の各セルの四半部を拡大して示す図である。
【符号の説明】
【0034】
10、110 担体
20、120、120’ 触媒層
30 燃焼促進剤(アルカリ金属)
40 クラスレート材料
130 NOx吸蔵剤(アルカリ金属)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
担体の表面に触媒層を形成し、該触媒層にアルカリ金属のうちの少なくとも一種を添加してなる排ガス浄化用触媒であって、
前記触媒層にクラスレート材料を混合することを特徴とする排ガス浄化用触媒。
【請求項2】
前記クラスレート材料はソーダライトであることを特徴とする、請求項1記載の排ガス浄化用触媒。
【請求項3】
前記アルカリ金属はカリウムであることを特徴とする、請求項1または2記載の排ガス浄化用触媒。
【請求項4】
前記排ガス浄化用触媒は触媒担持型パティキュレート・フィルタであって、前記アルカリ金属をパティキュレート・マターの燃焼促進剤として機能させることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか記載の排ガス浄化用触媒。
【請求項5】
前記排ガス浄化用触媒は吸蔵型NOx触媒であって、前記アルカリ金属をNOx吸蔵剤として機能させることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか記載の排ガス浄化用触媒。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−83114(P2007−83114A)
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−272050(P2005−272050)
【出願日】平成17年9月20日(2005.9.20)
【出願人】(504137912)国立大学法人 東京大学 (1,942)
【出願人】(000006286)三菱自動車工業株式会社 (2,892)
【Fターム(参考)】