説明

搬送装置

【課題】簡単な構成で物品の情報を正確に管理できるとともに、載置される物品の形状に関わらずIDタグの情報の読み取りが可能であり、IDタグの取付位置の自由度を大きくし、同一の搬送ラインで形状の異なる物品を取り扱ってもIDタグとIDタグ読み取り装置との距離を一定として読み取りミスを防止する搬送装置を提供すること。
【解決手段】搬送台車110に載置されて搬送される物品に備えられたIDタグ130を搬送ライン近傍で読み取るIDタグ読み取り装置120が、IDタグ130の情報を非接触で読み取るIDアンテナ121と、IDアンテナ121を移動可能に支持する移動機構140とを有していること。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、IDタグを備えた物品を載置する搬送台車と、該搬送台車を搬送する搬送ラインと、該搬送ライン近傍で前記IDタグの情報を読み取るIDタグ読み取り装置とを有する搬送装置に関し、自動車ボディの搬送装置等、多品種を同一ラインで搬送しながら搬送される物品の種類に応じて異なる加工、組立や塗装等の処理を行ったり、異なる搬送ラインに乗り換えたりするために物品の識別を行う搬送装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、搬送される物品を目視により識別することによるミスを防止するため、物品を識別するIDタグを備え、搬送ライン近傍でIDタグの情報を読み取るIDタグ読み取り装置を設けた搬送装置が周知である。
【0003】
例えば、載置された物品を識別する情報を記録したIDタグを搬送台車の側方に備え、該搬送台車が搬送される搬送ラインの側方にIDタグの情報を読み取るIDタグ読み取り装置を設けて、読み取ったIDタグの情報に基づいて載置される物品を識別し自動的に処理内容や搬送経路を変更する搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平6−210214号公報(第2頁乃至第3頁、図2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、この公知の搬送装置では、搬送台車の側方に備えられたIDタグの情報と、該搬送台車に載置される物品の情報を正確に管理する必要があり、管理システムが複雑化するという問題があった。
また、搬送台車の側方に備えられたIDタグの位置が全ての台車で一定であり、搬送ラインの側方に設けられたIDタグ読み取り装置の位置が固定されているため、載置される物品の形状をIDタグの読み取りを阻害しないものに限定する必要があった。
【0006】
さらに、管理システムを簡略化するため、載置される物品にIDタグを備え、IDタグに必要な情報をすべて記憶させるものも公知であるが、物品の形状が異なるものを同一の搬送ラインで扱う場合、載置される物品に備えられたIDタグとIDタグ読み取り装置との距離を一定にすることが困難であり、IDタグとIDタグ読み取り装置との距離が離れている場合に読み取りミスが発生する虞があるという問題があった。
【0007】
本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、簡単な構成で物品の情報を正確に管理できるとともに、載置される物品の形状に関わらずIDタグの情報の読み取りが可能であり、IDタグの取付位置の自由度を大きくし、同一の搬送ラインで形状の異なる物品を取り扱ってもIDタグとIDタグ読み取り装置との距離を一定として読み取りミスを防止する搬送装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本請求項1に係る発明は、IDタグを備えた物品を載置する搬送台車と、該搬送台車を搬送する搬送ラインと、該搬送ライン近傍で前記IDタグの情報を読み取るIDタグ読み取り装置とを有する搬送装置において、前記IDタグ読み取り装置が、前記IDタグの情報を非接触で読み取るIDアンテナと、該IDアンテナを移動可能に支持する移動機構とを有していることにより、前記課題を解決するものである。
【0009】
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された搬送装置の構成に加えて、前記IDタグ読み取り装置の移動機構が、前記IDアンテナを昇降方向に移動させるものであることにより、前記課題をさらに解決するものである。
【0010】
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載された搬送装置の構成に加えて、前記IDタグ読み取り装置の移動機構が、フック状部を有する外リンクプレートと内リンクプレートを連結ピンによりチェーン長手方向に多数連結され、対向するフック状部同士を噛み合わせて一体化される噛合チェーンを用いて構成されていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
【0011】
本請求項4に係る発明は、請求項3に記載された搬送装置の構成に加えて、前記IDタグ読み取り装置のIDアンテナが、前記移動機構の噛合チェーンにのみ支持されて移動するように構成されていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
【0012】
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載された搬送装置の構成に加えて、前記IDタグ読み取り装置が、前記搬送ラインにおける搬送台車の移動経路の直下に設けられていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
【0013】
本請求項6に係る発明は、請求項3乃至請求項5のいずれかに記載された搬送装置の構成に加えて、前記噛合チェーンが、側面に被検出体を備え、前記移動機構が、前記噛合チェーンの被検出体を検出する検出手段を有し、前記噛合チェーンの被検出体を検知して前記IDアンテナの位置を検知するように構成されていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明の搬送装置は、IDタグを備えた物品を載置する搬送台車と、該搬送台車を搬送する搬送ラインと、該搬送ライン近傍でIDタグの情報を読み取るIDタグ読み取り装置とを有することにより、載置される物品の形状に応じて読み取り可能な位置IDタグを備えることが可能となり、載置される物品に備えられたIDタグに必要な情報をすべて記憶させることが可能となるため、簡単な構成で物品の情報を正確に管理することができるとともに、以下のような格別の効果を奏するものである。
【0015】
すなわち、本請求項1に係る発明の搬送装置は、IDタグ読み取り装置が、IDタグの情報を非接触で読み取るIDアンテナと、該IDアンテナを移動可能に支持する移動機構とを有していることにより、同一の搬送ラインで形状の異なる物品を取り扱ってもIDタグとIDタグ読み取り装置を移動することで読み取り時の距離を一定とすることができ、読み取りミスを防止することができる。
【0016】
本請求項2に係る発明の搬送装置は、請求項1に係る搬送装置が奏する効果に加えて、IDタグ読み取り装置の移動機構がIDアンテナを昇降方向に移動させるものであることにより、移動距離を大きくしても搬送ラインの側方設置スペースが増加しないため、物品へのIDタグの取付位置の自由度がより大きくなり、さらに多様な形状の物品を取り扱ってもIDタグとIDタグ読み取り装置との距離を一定とすることができ、読み取りミスを防止することができる。
【0017】
本請求項3に係る発明の搬送装置は、請求項1または請求項2に係る搬送装置が奏する効果に加えて、IDタグ読み取り装置の移動機構が、フック状部を有する外リンクプレートと内リンクプレートを連結ピンによりチェーン長手方向に多数連結され、対向するフック状部同士を噛み合わせて一体化される噛合チェーンを用いて構成されていることにより、移動機構がコンパクトとなるとともに回転制御のみで移動を制御することができるため、さらに移動距離を大きくとることが可能となり、簡単な構成で物品へのIDタグの取付位置の自由度がより大きくなって多様な形状の物品を取り扱ってもIDタグとIDタグ読み取り装置との距離を一定とすることができ、読み取りミスを防止することができる。
【0018】
本請求項4に係る発明の搬送装置は、請求項3に係る搬送装置が奏する効果に加えて、IDタグ読み取り装置のIDアンテナが移動機構の噛合チェーンにのみ支持されて移動するように構成されていることにより、さらに移動機構がコンパクトとなり、簡単な構成で物品へのIDタグの取付位置の自由度がより大きくなる。
【0019】
本請求項5に係る発明の搬送装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに係る搬送装置が奏する効果に加えて、IDタグ読み取り装置が搬送ラインにおける搬送台車の移動経路の直下に設けられていることにより、搬送ラインの側方設置スペースを必要としないため、搬送装置がコンパクトとなり、簡単な構成で物品へのIDタグの取付位置の自由度がより大きくなる。
【0020】
また、本請求項6に係る発明の搬送装置は、請求項3乃至請求項5のいずれかに係る搬送装置が奏する効果に加えて、噛合チェーンが側面に被検出体を備え、移動機構が噛合チェーンの被検出体を検出する検出手段を有し、噛合チェーンの被検出体を検知してIDアンテナの位置を検知するように構成されていることにより、IDタグとIDタグ読み取り装置との距離を一定とするための位置検出手段を移動機構内部に内蔵することができるため、さらに搬送装置がコンパクトとなり、簡単な構成で物品へのIDタグの取付位置の自由度がより大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の一実施例である搬送装置の側面図。
【図2】本発明の一実施例である搬送装置の正面図。
【図3】本発明の一実施例である搬送装置のIDタグ読み取り装置の側面図。
【図4】本発明の一実施例である搬送装置の噛合チェーンの一部分解斜視図。
【図5】図3のA−A断面図。
【図6】図3のB−B断面図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の搬送装置は、IDタグを備えた物品を載置する搬送台車と、該搬送台車を搬送する搬送ラインと、該搬送ライン近傍でIDタグの情報を読み取るIDタグ読み取り装置とを有する搬送装置において、IDタグ読み取り装置が、IDタグの情報を非接触で読み取るIDアンテナと、該IDアンテナを移動可能に支持する移動機構とを有し、簡単な構成で物品の情報を正確に管理することができるとともに、載置される物品の形状に関わらずIDタグの情報の読み取りが可能であり、IDタグの取付位置の自由度が大きくなり、同一の搬送ラインで形状の異なる物品を取り扱ってもIDタグとIDタグ読み取り装置との距離を一定として読み取りミスを防止することができるという効果を発揮するものであれば、その具体的な実施態様は如何なるものであっても何ら構わない。
【0023】
すなわち、本発明の搬送装置のIDタグ読み取り装置のIDアンテナは、IDタグの情報を非接触で読み取るものであれば、電波、電磁誘導、磁気、赤外線、可視光等、いかなる伝達手段を用いるものであっても良く、特に、IDタグとしてコイルを内蔵したパッシブRFIDタグを用いて電磁誘導によって読み取るものが好適である。
また、本発明の搬送装置のIDタグ読み取り装置の移動機構は、IDアンテナをIDタグの方向に移動させるものであれば、側方から水平方向、上方から昇降方向等、その移動方向はいかなる方向であっても良く、下方から昇降方向に移動するのが好適である。
【実施例】
【0024】
以下に、本発明の実施例である搬送装置について、図面に基づいて説明する。
本発明の一実施例である搬送装置100は、図1、図2に示すように、搬送される物品である自動車ボディWが搬送台車110に載置されており、走行車輪111が基台102上に設けられた1対の搬送レール101上を走行して搬送台車110が搬送方向に移動するように構成されている。
なお、本実施例では、該基台102の下部には、自動車ボディWを搬出した後の搬送台車110の戻しラインとしての1対の戻しレール103が設けられている。
【0025】
基台102上の1対の搬送レール101の間には、IDアンテナ121を昇降自在に備えたIDタグ読み取り装置120が設けられており、自動車ボディWにはIDアンテナ121の上方の適宜の高さIDタグ130が設けられている。
IDタグ読み取り装置120のIDアンテナ121は、常時は搬送レール101より下方に下降しており、読み取り時のみ移動機構140によって上方に上昇するように構成されている。
【0026】
IDタグ読み取り装置120は、図3に示すように、アンテナ支持枠122の上面に固定されたIDアンテナ121と、該噛合チェーン150を繰り出し、引き込むことで、噛合チェーン150の先端に固定されたアンテナ支持枠122を昇降させる移動機構140を備え、IDアンテナ121が昇降自在となるように構成されている。
【0027】
噛合チェーン150は、図4に示すように、フック状の内歯プレート151と、この内歯プレート151に対してチェーン長手方向に半ピッチ分ずらして重なり合うフック状の外歯プレート152と、内歯プレート151同士をチェーン幅方向に連結固定するブシュ153と、このブシュ153に外嵌されるローラ154と、外歯プレート152同士をチェーン幅方向に連結固定する連結ピン155とを備えている。
【0028】
噛合チェーン150は、図3に示すように、チェーン誘導プレート142に設けられた誘導溝143内をローラ154が摺動することで誘導溝143に沿って走行するように配置されており、移動機構140に設けられた1対の昇降用スプロケット141により上昇方向に駆動されて、チェーン誘導プレート142に沿って水平方向から垂直方向へ偏向しながら相互に噛み合わせて一体となって自立状態で上昇するとともに、下降方向に駆動されることでチェーン誘導プレート142の誘導溝143に沿って垂直方向から水平方向へ偏向しながら相互に噛み外れて分岐するように配置されている。
【0029】
1対の噛合チェーン150の一方を構成する内歯プレート151と外歯プレート152とが、これに対向する他方の噛合チェーン150を構成する内歯プレート151と外歯プレート152とに対してチェーン幅方向の複列にわたってそれぞれフック状に多重かつ強固に噛み合うようになっているため、昇降されるアンテナ支持枠122の上面に固定されたIDアンテナ121の全荷重を支持可能であり、剛性も確保され、昇降以外の方向に偏荷重が負荷された場合であっても座屈が確実に抑制される。
【0030】
移動機構140に設けられた1対の昇降用スプロケット141は、図5に示すように、減速機144を介してモータ145によって回転駆動されるように構成されており、アンテナ支持枠122の上面に固定されたIDアンテナ121の昇降をモータ145の回転の制御によって容易に、かつ高速に行うことができる。
【0031】
また、移動機構140の昇降用スプロケット141の両側部には、チェーン誘導プレート142の誘導溝143が螺旋状に配置されて、下降時に噛み外れて分岐したそれぞれの噛合チェーン150を誘導・収容するチェーン収容部147が設けられている。
【0032】
さらに、図6に示すように、噛合チェーン150の側部に被検出体156を設け、移動機構140のチェーン収容部147の対向位置に検出手段146を設けることで、噛合チェーン150の繰り出し量や繰り出し速度を検出することが可能となり、より精度の高い昇降制御を行うことができる。
【0033】
以上のように構成された本発明の搬送装置100によれば、搬送される物品である自動車ボディWの形状に応じて前後方向、高さ方向で任意の位置にIDタグ130を設けても、IDアンテナ121が昇降して読み取り時のIDタグ130との距離を一定とすることで、読み取りミスなく正確にIDタグ130に記録された情報を読み取ることが可能となり、物品の種類に応じた異なる処理や、搬送ラインの切り替え等の処理を、管理システムを複雑化することなく容易に行うことができる。
【0034】
また、移動機構140が、噛合チェーン150を駆動させるものであり、IDアンテナ121が噛合チェーン150にのみ支持されて移動するように構成されていることで、移動機構140をコンパクトに構成でき、1対の搬送レール101の間に無理なく収容できるとともに、昇降方向以外の荷重に対する剛性を確保しつつ昇降可能範囲を大きくすることができる。
【0035】
さらに、相互に噛み合う1対の噛合チェーン150の対向するローラ154の間には上下方向に貫通する空間が存在するため、IDアンテナ121に接続される信号線、電源線を該空間に収容して移動機構140の下方に導くことにより、外部への露出を減らして断線等を防止することも可能である。
【0036】
なお、上記実施例は、搬送される物品を自動車ボディWとしたが、如何なる物品を搬送するものであっても良く、搬送形態も、物品を載置した搬送台車110の走行車輪111が1対の搬送レール101上を走行するものであるが、搬送台車がレール上を摺動するもの、搬送台車が直接コンベアチェーン等として構成されているもの、あるいは、レールに吊り下げられる形態で走行するもの等、如何なる搬送形態であっても良い。
また、移動手段によるIDアンテナの移動方向も、搬送手段に応じて昇降方向以外のいかなる方向であっても良い。
【符号の説明】
【0037】
100 ・・・搬送装置
101 ・・・搬送レール
102 ・・・基台
103 ・・・戻しレール
110 ・・・搬送台車
111 ・・・走行車輪
120 ・・・IDタグ読み取り装置
121 ・・・IDアンテナ
130 ・・・IDタグ
140 ・・・移動機構
141 ・・・スプロケット
142 ・・・チェーン誘導プレート
143 ・・・誘導溝
144 ・・・減速機
145 ・・・モータ
146 ・・・検出手段
147 ・・・チェーン収容部
150 ・・・噛合チェーン
151 ・・・フック状の内歯プレート
152 ・・・フック状の外歯プレート
153 ・・・ブシュ
154 ・・・ローラ
155 ・・・連結ピン
156 ・・・被検出体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
IDタグを備えた物品を載置する搬送台車と、該搬送台車を搬送する搬送ラインと、該搬送ライン近傍で前記IDタグの情報を読み取るIDタグ読み取り装置とを有する搬送装置において、
前記IDタグ読み取り装置が、前記IDタグの情報を非接触で読み取るIDアンテナと、該IDアンテナを移動可能に支持する移動機構とを有していることを特徴とする搬送装置。
【請求項2】
前記IDタグ読み取り装置の移動機構が、前記IDアンテナを昇降方向に移動させるものであることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記IDタグ読み取り装置の移動機構が、フック状部を有する外リンクプレートと内リンクプレートを連結ピンによりチェーン長手方向に多数連結され、対向するフック状部同士を噛み合わせて一体化される噛合チェーンを用いて構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記IDタグ読み取り装置のIDアンテナが、前記移動機構の噛合チェーンにのみ支持されて移動するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
【請求項5】
前記IDタグ読み取り装置が、前記搬送ラインにおける搬送台車の移動経路の直下に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の搬送装置。
【請求項6】
前記噛合チェーンが、側面に被検出体を備え、
前記移動機構が、前記噛合チェーンの被検出体を検出する検出手段を有し、前記噛合チェーンの被検出体を検知して前記IDアンテナの位置を検知するように構成されていることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−32069(P2011−32069A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−181678(P2009−181678)
【出願日】平成21年8月4日(2009.8.4)
【出願人】(000003355)株式会社椿本チエイン (861)
【Fターム(参考)】