説明

携帯端末装置

【課題】熱拡散シートを使用して複数の発熱部品からの発熱を拡散する際に、熱拡散シートの温度が必要以上に高温とならないようにして、携帯端末装置の筐体温度が異常に高くなることを避ける。
【解決手段】基板12上には、発熱部品であるパワーアンプ10と充電電流制御FET−A及び予備の充電電流制御FET−Bが搭載され、パワーアンプ10と充電電流制御FET−Aは熱拡散シート13と接触もしくは僅かな空間を挟んで配置され、充電電流制御FET−Bは熱拡散シート13から面的に離れた位置に配置されている。温度センサ9で検出された熱拡散シート13の温度が予め設定した温度未満のときには、充電電流制御FET−Aを動作させ、温度センサ9で検出された熱拡散シート13の温度が予め設定した温度以上のときは、予備の充電電流制御FET−Bを動作させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動作中に熱を発生する部品(発熱部品)を搭載した基板が筐体内部に実装された携帯端末装置における冷却構造に関し、特に、発熱部品から発生する熱を、熱拡散シートを利用して基板面方向に熱拡散することによって放熱する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機等の携帯端末装置は、通常携帯端末内に装着されている二次電池を電源として所定の動作が行われる。従って、この携帯端末装置を使用する際に、装着されている二次電池の残存容量がない、あるいは少なくなっている場合にはこの二次電池を充電する必要がある。そのため、携帯端末装置内には装着された二次電池を充電用電源回路(ACアダプター)と接続して充電するための充電回路が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図4は、従来の外部から定電圧給電される定電流充電タイプの充電回路の構成例を示すブロック図である。
【0004】
図4において、この充電回路の端子1には、商用交流電源を所定の直流電圧に変換する図示されていない外部のACアダプターから、定電圧化された電流が供給される。端子1に入力された電流は逆流防止用のダイオード2、充電電流制御用FET3、および電流検出器4を介して二次電池6に供給され、二次電池6を充電する。電流検出器4は、充電中の充電電流値を検出して充電制御部7へ出力する。充電制御部7は、電流検出器4で検出された充電電流値に基づいて、充電電流制御用FET3のソースとドレイン間に流れる電流があらかじめ決められた一定電流値になるように充電電流制御用FET3のゲート電圧を制御する。
【0005】
二次電池6に充電された充電電圧は、電圧検出回路8を介して端末内の各機能回路5に対する動作電源として供給される。電圧検出回路8は二次電池6に充電された充電電圧値を検出して充電制御部7へ出力する。充電制御部7は、二次電池6の充電電圧が二次電池6に対応して設定した定電圧よりも低いときには充電電流制御用FET3をONに制御し、設定した定電圧になったとき充電電流制御用FET3をOFFに制御する。充電動作が行われているときには、充電電流制御用FET3は、充電電流制御用FET3を流れるドレイン電流により発熱する。
【0006】
一方、携帯電話端末等にはその他にも発熱し易い部品が使用されており、これら部品による発熱を抑え筐体表面温度を抑えることが大きな課題となっている。そのため、小型薄型携帯機器の発熱を抑え、発熱量を平均化するために、面方向に熱拡散する機能をもたせたシート状の「熱拡散シート」が使用される場合が多い(例えば、特許文献2〜3参照)。近年は「熱拡散シート」の材質の改善が進み、高分子フィルムを熱分解により単結晶に近い形に加工することで、銅の3倍の熱導電率1500(W/mK)を有する「熱拡散シート」も製品化されている。
【0007】
図5は、このような発熱部品から発生する熱を面方向に熱拡散する熱拡散シートを備えた従来の携帯端末装置を示す概略図である。
【0008】
図5において、携帯端末装置の筐体11の内部には電気部品を実装する基板12が配置されており、該基板12上には、最も発熱の大きい送信電力増幅用パワーアンプ10と、上記充電電流制御FET3を含む各種回路素子が実装されている。また、送信電力増幅用パワーアンプ10、充電電流制御FET3等の発熱の大きい部品と接触もしくは僅かな空間を挟んで、筐体11と基板12との中間に熱拡散シート13が実装されている。この熱拡散シート13は送信電力増幅用パワーアンプ10や充電電流制御用FET3の動作時に発生する熱による局部的な発熱を面方向へ拡散することによりこれらの部品の温度上昇を抑える効果がある。
【0009】
【特許文献1】特開2006−230080号公報
【特許文献2】特開平10−229287号公報
【特許文献3】特開2006−019920号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
図5に示す構成の場合、基板12上に設けられた複数の発熱部品(パワーアンプ10と充電電流制御FET3)のそれぞれが熱拡散シート13を使用して熱拡散されるため、これらの発熱部品が同時に動作している場合には、両方の拡散熱が拡散シート5上で加算されるために、拡散シート5による熱発散が大きくなり、そのため、携帯端末装置の筐体表面も高温となり易く、端末の使用者へ不快感や不安感を与えるという問題があった。
【0011】
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、基板上に設けられた複数の発熱部品からの発熱を、熱拡散シートを使用して熱拡散する際に、熱拡散シートの温度が異常に高温とならないようにする手段を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、それぞれ異なる機能を実行する複数の部品を搭載した基板が筐体内部に実装されている携帯端末装置において、前記複数の部品の中で動作中に発熱する複数の発熱部品と接触もしくは僅かな空間を挟んで配置されて、該複数の発熱部品から発生する熱を基板面方向に熱拡散する熱拡散シートと、前記複数の発熱部品の中から予め選定した発熱部品と同一の部品であって、前記基板上の前記熱拡散シートが配置されていない位置に搭載された予備の発熱部品と、前記熱拡散シートの温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段で検出された温度に応じて、前記選定した発熱部品または前記予備の発熱部品の一方を選択して動作させる動作部品切替手段と、を備えていることを特徴としている。
【0013】
前記動作部品切替手段は、前記温度検出手段で検出された温度が予め設定された温度より低いとき前記選定した発熱部品を選択して動作させ、前記温度検出手段で検出された温度が予め設定された温度以上のとき前記予備の発熱部品を選択して動作させることにより、前記熱拡散シートの温度が予め設定された温度より高くなったときには、前記熱拡散シートによって放熱を行っている部品の数を減らすことによって、前記熱拡散シートの温度上昇を抑えるようにコントロールし、熱拡散シートの温度が設定温度より低くなれば、再び熱拡散シートと接触もしくは僅かな空間を挟んで配置されている前記予め選定した発熱部品を選択して動作させることにより、その部品の発熱を熱拡散シートにより十分に拡散し、部品単体が局部発熱して筐体が部分的に高温になることを避けるようにする。
【0014】
また、前記複数の発熱部品として、送信電力増幅用パワーアンプと、この携帯端末装置に実装された二次電池を充電する充電回路に設けられた充電電流制御用FETが含まれている場合、前記予備の発熱部品として、前記充電電流制御用FETを設けることにより、前記熱拡散シートの温度が予め設定された温度より高くなる様な場合には、前記熱拡散シートによる充電電流制御用FETの放熱を控えて送信電力増幅用パワーアンプの放熱を重点的に行うようにすることにより、熱拡散シートの温度上昇を低く抑えるようにコントロールすることができる。
【0015】
その場合、前記温度検出手段は、前記送信電力増幅用パワーアンプ近傍の前記熱拡散シート上に設けることが好適である。
【0016】
上記構成によれば、熱拡散シート上の熱が高いときと低いとき両方において、平均的に温度を抑えることが可能となり、携帯端末装置の筐体表面温度が異常に高温となることを避けることができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、熱拡散シートの温度に応じて、熱拡散シートによって放熱を行っている部品の数を変更することができるので、熱拡散シート上での複数の発熱部品の同時動作による拡散熱の加算によって、熱拡散シート自体が異常に高温となることを抑えることが可能であり、携帯端末装置の筐体表面温度が異常に高温となることを避けることができる。
【0018】
また、熱拡散シートの温度が予め設定された温度よりも低いときには、熱拡散シートに接触もしくは僅かな空間を挟んで配置されている全ての発熱部品からの発熱をこの熱拡散シートへ伝導して放熱することにより、全ての発熱部品の温度上昇を抑えるが、その場合、熱拡散シートの温度は予め設定された温度よりも低いので、装置筐体の温度も低く抑えられ、装置筐体の温度を平均化する効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1は、本実施形態の携帯端末装置で使用される定電流充電タイプの充電回路の構成例を示すブロック図である。また、図2は、発熱部品から発生する熱を面方向に熱拡散する熱拡散シートを備えた本実施形態の携帯端末装置を示す概略図である。図1〜図2において、図4〜図5と同一番号で示されている素子、ブロックは同様の機能を有する素子、ブロックを示している。
【0020】
即ち、本実施形態の携帯端末装置で使用される定電流充電タイプの充電回路は、充電電流制御FETとして、充電制御部7によりそれぞれゲート電圧が制御される充電電流制御FET−A(3-1)とFET−B(3-2)の2つのFETが並行に設けられている点、熱拡散シート13の温度を検出する温度センサ9が設けられている点、および充電制御部7に、温度センサ9により検出した温度に応じて、充電電流制御FET−A(3-1)とFET−B(3-2)の2つのFETのいずれか一方をオン、他方をオフに制御する制御信号を出力する機能が付加されている点を除けば、図4に示す従来の定電流充電タイプの充電回路と同様である。
【0021】
本実施形態の充電制御部7は、温度センサ9で検出された熱拡散シート13の温度に応じて、充電電流制御FET−A(3-1)とFET−B(3-2)の2つのFETのいずれか一方をオン、他方をオフに制御するための制御電圧を、充電電流制御FET−A(3-1)とFET−B(3-2)の各ゲート端子に対して供給する。
【0022】
そのため、充電制御部7には、温度センサ9で検出された熱拡散シート13の温度に対応する電圧あるいは電流値と比較して充電電流制御FET−A(3-1)とFET−B(3-2)の2つのFETのオン、オフを切替制御する基準となる電圧あるいは電流値のデータがスレッショルド値として予め設定され、内部に記憶されている。
【0023】
また本実施形態の携帯端末装置には、図1に示す定電流充電タイプの充電回路が実装されている。温度センサ9は熱拡散シート13の上に実装されて熱拡散シート13の温度を検出する。充電電流制御FET−A(3-1)は基板12上の熱拡散シート13で覆われた位置に搭載されて熱拡散シート13と接触もしくは僅かな空間を挟んで配置されているが、充電電流制御FET−B(3-2)は基板12上の熱拡散シート13から面的に離れたこの熱拡散シートが配置されていない位置に搭載されており、充電電流制御FET−B(3-2)が動作しているときに発生する熱は熱拡散シート13へ伝導しない構成となっている。
【0024】
図3は、本実施形態の動作を示すフローチャートである。以下、図1〜図3を参照して本実施形態の動作について説明する。なお、本実施形態では、携帯端末装置に実装された二次電池を充電しながら通信を行っている場合を想定している。
【0025】
まず、充電制御部7の図示されていない記憶部には、充電電流制御FET−A(3-1)とFET−B(3-2)の2つのFETのオン、オフを切替制御する基準となる電圧あるいは電流値のデータを温度しきい値(スレッショルド)Tthとして予め記憶されており、適時読出しできる状態となっている(S1)。次に、充電制御部7は温度センサ9により検出された温度データを適時読み出すことにより検出し(S2)、検出された温度データTと記憶部から読み出した前記スレッショルド値Tthとを比較する(S3)。
【0026】
検出された温度データTが前記スレッショルド値Tthに満たない場合は、FET−Aをアクティブ、FET−BをOFF(ハイインピーダンス)とする(S4)ように、充電電流制御FET−AとFET−Bのゲート電圧を制御して、熱拡散シート13と接触もしくは僅かな空間を挟んで配置されている充電電流制御FET−A(3-1)によって充電動作を行う。
【0027】
一方、検出された温度データTが前記スレッショルド値Tth以上の値となった場合は、FET−AをOFF(ハイインピーダンス)、FET−Bをアクティブとする(S5)ように、充電電流制御FET−AとFET−Bのゲート電圧を制御して、熱拡散シート13と接触していない充電電流制御FET−B(3-2)によって充電動作を行う。以降は、検出された温度データTの変化とスレッショルド値Tthの関係を比較して動作FETを切り替えるにステップ2〜ステップ5の動作を繰り返す。
【0028】
本実施形態によれば、熱拡散シート13と接触もしくは僅かな空間を挟んで配置されている充電電流制御FET−A(3-1)によって携帯端末装置に実装された二次電池を充電しながら通信を行っている場合に、熱拡散シート13の温度が設定温度以上となったときには、熱拡散シート13と接触もしくは僅かな空間を挟んで配置されている充電電流制御FET−A(3-1)による充電を、熱拡散シート13から離れた位置に配置された充電電流制御FET−B(3-2)による充電に切り替えるので、熱拡散シート13の温度上昇が抑制される。
【0029】
その後充電電流制御FET−A(3-1)の温度が下がるに従って、熱拡散シート13の温度も低下し、熱拡散シート13の温度が設定温度未満となったとき、再度熱拡散シート13と接触もしくは僅かな空間を挟んで配置されている充電電流制御FET−A(3-1)による充電動作に切り替える動作を繰り返すので、熱拡散シート13から離れた位置に配置された充電電流制御FET−B(3-2)の動作時間は比較的短く設定することが可能であり、充電電流制御FET−B(3-2)が熱拡散シート13による放熱作用を受けないことによる充電電流制御FET−B(3-2)自体の温度上昇は小さく抑えることができる。
【0030】
このように、本実施形態では、熱拡散シート13の温度Tがあらかじめ決められたスレッショルド温度Tthを超えると、熱拡散シートから離れたFET−B(3-2)がアクティブとなり、且つ熱拡散シート13上のFET−A(3-1)はOFFとなってそれ以上発熱しなくなるので、熱拡散シート13へはパワーアンプ10の発熱のみが伝導されFET−Aの(3-1)からの熱は加算されないためパワーアンプ10の冷却効率があがるとともに、熱拡散シート13上の温度を抑えることが出来、ひいては装置筐体の温度を抑えることができる。
【0031】
また温度Tがスレッショルド温度Tth未満の場合、熱拡散シート13上のFET−A(3-1)がアクティブとなり、FET−A(3-1)の熱が熱拡散シート13へ伝導するため、充電電流が多くFETの発熱が多い場合でも、熱拡散シート13へ拡散し装置筐体の温度も平均化される効果がある。
【0032】
なお、FET−AとFET−BのON、OFFの切替が頻繁に発生しないように、FET−AがONからOFFに切り替わるときのスレッショルド温度の値を、FET−BがONからOFFに切り替わるときのスレッショルド温度の値よりも少し大きな値に設定することにより、切替動作にヒステリシス特性を持たせることもできる。
【0033】
また、上記実施形態では、パワーアンプ10と充電電流制御FETを、熱拡散シート13と接触もしくは僅かな空間を挟んで配置されて動作中に発生する熱を拡散させる部品として想定して説明したが、動作中に発生する熱を拡散させる必要がある上記以外の部品が熱拡散シート13と接触もしくは僅かな空間を挟んで配置されている場合にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本実施形態の携帯端末装置で使用される定電流充電タイプの充電回路の構成例を示すブロック図である。
【図2】発熱部品から発生する熱を面方向に熱拡散する熱拡散シートを備えた本実施形態の携帯端末装置を示す概略図である。
【図3】本実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図4】従来の外部から定電圧給電される定電流充電タイプの充電回路の構成例を示すブロック図である。
【図5】発熱部品から発生する熱を面方向に熱拡散する熱拡散シートを備えた従来の携帯端末装置を示す概略図である。
【符号の説明】
【0035】
1 外部定電圧入力端子
2 ダイオード
3、3-1、3-2 充電電流制御用FET
4 電流検出器
5 端末内の各機能回路
6 二次電池
7 充電制御部
8 電圧検出回路
9 温度センサ
10 パワーアンプ
11 筐体
12 基板
13 熱拡散シート


【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれ異なる機能を実行する複数の部品を搭載した基板が筐体内部に実装されている携帯端末装置において、
前記複数の部品の中で動作中に発熱する複数の発熱部品と接触もしくは僅かな空間を挟んで配置されて、該複数の発熱部品から発生する熱を基板面方向に熱拡散する熱拡散シートと、
前記複数の発熱部品の中から予め選定した発熱部品と同一の部品であって、前記基板上の前記熱拡散シートが配置されていない位置に搭載された予備の発熱部品と、
前記熱拡散シートの温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段で検出された温度に応じて、前記選定した発熱部品または前記予備の発熱部品の一方を選択して動作させる動作部品切替手段と、
を備えていることを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
前記動作部品切替手段は、前記温度検出手段で検出された温度が予め設定された温度より低いとき前記選定した発熱部品を選択して動作させ、前記温度検出手段で検出された温度が予め設定された温度以上のとき前記予備の発熱部品を選択して動作させる機能を有していることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
【請求項3】
前記動作部品切替手段は、前記選定した発熱部品から前記予備の発熱部品への動作切替を行うための設定温度と、前記予備の発熱部品から前記選定した発熱部品への動作切替を行うための設定温度に一定の差を設けることにより、前記切替機能にヒステリシス特性を有していることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
【請求項4】
前記選定した発熱部品は、当該携帯端末装置に実装された二次電池を充電する充電回路に設けられた充電電流制御用FETであり、該充電電流制御用FETのドレイン-ソース間にそのドレイン-ソース間が並行に接続された第2の充電電流制御用FETが前記予備の発熱部品として設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
【請求項5】
前記複数の発熱部品には、送信電力増幅用パワーアンプが含まれており、前記温度検出手段は、前記送信電力増幅用パワーアンプ近傍の前記熱拡散シート上に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の携帯端末装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−131803(P2008−131803A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−316048(P2006−316048)
【出願日】平成18年11月22日(2006.11.22)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】