説明

新規なチエノ−ピリジンおよびチエノ−ピリミジン誘導体およびMGLUR2−受容体のポジティブアロステリックモジュレーターとしてのそれらの使用

本発明は、新規な化合物、特に、式(I)による新規なチエノピリジンおよびチエノピリミジン誘導体に関するものであり、すべての基は本発明書類中に明示されている。本発明による化合物は、代謝調節型受容体のmGluR2サブタイプが関与するグルタミン酸機能障害および疾患と関係する神経障害および精神障害を治療または予防するために有用な代謝調節型受容体サブタイプ2(「mGluR2」)のポジティブアロステリックモジュレーターである。特に、かかる疾患は、不安症、統合失調症、片頭痛、うつ病およびてんかんの群から選択される中枢神経系疾患である。本発明は、mGluR2が関与する上記疾患の予防および治療のための医薬品組成物、上記化合物および組成物を調製する方法ならびに上記化合物の使用をも対象とする。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

[式中:
Yは、−N−および−C(R2)−から選択され;
Xは、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−O−および−N(R3)−から選択され;
1、R2およびR3は、それぞれ独立に、水素、ハロ、−CN、−OH、−NO2、−CF3、−NH2、−SH、−C(=NR4)NR56、−C(=O)R4、−C(=NR4
5、−C(=O)OR4、−C(=O)NR45、−SR4、−S(O)R4、−S(O)24、−NR45、−NR4C(=O)R5、−NR4C(=NR5)R6、−NR4C(=NR5)NR67、−NR4C(=O)OR5、−NR4C(=O)NR56、−NR4S(O
25、−S(O)2NR45、−C(=S)NR45、−OC(=O)R4、−OC(=O)NR45、−OR4、置換されていてもよい基として−(C1〜C6)アルキル、−(
1〜C6)アルキルハロ、−(C2〜C6)アルキニル、−(C2〜C6)アルケニル、−(C3〜C7)シクロアルキル、−(C3〜C8)−シクロアルケニル、−(C1〜C6)アルキルシアノ、−(C1〜C6)アルキルアリール、−(C1〜C6)アルキルヘテロアリール、アリールおよびヘテロアリールの群から選択される基、ならびに−V1−T1−M1として
記載される基、
よりなる群から選択され;
1、Z2、Z3およびZ4は、1から4個の基Anによって場合により置換されていても
よい5員または6員のヘテロアリール環またはアリール環を形成することを条件として、共有結合、C、S、NおよびOからそれぞれ独立に選択され;
n基は、それぞれ独立に、水素、ハロ、−CN、−OH、−NO2、−CF3、−SH
、−NH2、置換されていてもよい基として−(C1〜C6)アルキル、−(C1〜C6)ア
ルキルハロ、−(C2〜C6)アルキニル、−(C2〜C6)アルケニル、−(C3〜C7)シクロアルキル、−(C1〜C6)アルキルシアノ、−O−(C1〜C6)アルキル、−O−(C1〜C6)アルキルハロ、−O−(C1〜C6)アルキルシアノ、−O−(C3〜C6)アルキニル、−O−(C3〜C7)シクロアルキル、−O−(C2〜C6)アルケニル、−O−(C2〜C6)アルキル−OR8、−O−(C1〜C6)アルキル−ヘテロアリール、−O−(
0〜C6)アルキルアリール、−(C0〜C6)アルキル−OR8、−(C3〜C7)シクロ
アルキル−(C1〜C6)アルキル、−O−(C3〜C7)シクロアルキル−(C1〜C6)アルキル、−O−ヘテロアリール、ヘテロアリール、−(C1〜C6)アルキル−ヘテロアリール、アリール、−O−アリール、−(C1〜C6)アルキルアリール、−(C1〜C6)アルキルハロ−OR8、−(C3〜C6)アルキニル−OR8、−(C3〜C6)アルケニル−OR8、−(C0〜C6)アルキル−SR8、−O−(C2〜C6)アルキル−SR8、−(C1〜C6)アルキル−S(=O)−R8、−O−(C1〜C6)アルキル−S(=O)−R8、−
(C0〜C6)アルキル−S(=O)2−R8、−O−(C1〜C6)アルキル−S(=O)2
−R8、−(C0〜C6)アルキル−NR89、−O−(C2〜C6)アルキル−NR89
−(C0〜C6)アルキル−S(=O)2NR89、−(C0〜C6)アルキル−NR8−S(=O)29、−O−(C1〜C6)アルキル−S(=O)2NR89、−O−(C1〜C6
アルキル−NR8−S(=O)29、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−NR89
−(C0〜C6)アルキル−NR8C(=O)−R9、−O−(C1〜C6)アルキル−C(=
O)−NR89、−O−(C1〜C6)アルキル−NR8C(=O)−R9、−(C0〜C6)アルキル−OC(=O)−R8、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−OR8、−O−(C1〜C6)アルキル−OC(=O)−R8、−O−(C1〜C6)アルキル−C(=O)−
OR8、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−R8、−O−(C1〜C6)アルキル−C(=O)−R8、−(C0〜C6)アルキル−NR8−C(=O)−OR9、−(C0〜C6)ア
ルキル−O−C(=O)−NR89、−(C0〜C6)アルキル−NR8−C(=NR9)−NR1011、−(C0〜C6)アルキル−NR8−C(=O)−NR910、−(C0〜C6)アルキル−NR8−C(=S)−NR910の群から選択される基、ならびに−V2−T2−M2基、
よりなる群から選択され;
nは、1から4までの整数であり;
1、V1、T2およびV2は、それぞれ独立に、共有結合、−O−、−C(=O)−、−C(=O)O−、−C(=O)NR12−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−S
(O)2NR12−、−NR12−、−NR12C(=O)−、−NR12C(=O)NR13−、
−NR12S(O)2−、−NR12C(=S)NR13−、−OC(=O)−、−OC(=O
)NR12、−NR12C(=O)O−、ならびに置換されていてもよい基として−(C1
6)アルキル−、−(C2〜C6)アルキニル−、−(C2〜C6)アルケニル−、−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C3〜C8)シクロアルケニル−、−(C1〜C6)アルキ
ルハロ−、−(C1〜C6)アルキルシアノ−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C4〜C10)アルキルシクロアル
キル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C4〜C10
)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)NR12−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)NR12−(C2〜C6)アルキニル
−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)NR12−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0
〜C6)アルキル−C(=O)NR12−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6
アルキル−C(=O)NR12−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6
)アルキル−S−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C4
〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)−(C4〜C10)ア
ルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C1〜C6)アルキル
−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6
アルキル−S(O)2−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C1〜C6
アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C2〜C6)アルキニル−、
−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6
)アルキル−S(O)2NR12−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキ
ル−S(O)2NR12−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0
〜C6)アルキル−NR12−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−
NR12−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12
(=O)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル
−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)NR13−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)NR13−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0
6)アルキル−NR12C(=O)NR13−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6
アルキル−NR12C(=O)NR13−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)NR13−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O)2−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O)2−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O
2−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O)2−(C3
7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O)2−(C4〜C10)ア
ルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=S)NR13−(C1
6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=S)NR13−(C2〜C6)ア
ルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=S)NR13−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=S)NR13−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=S)NR13−(C4〜C10)アルキルシクロ
アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−OC(=O)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−OC(=O)−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−OC(=O)−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−OC(=O)−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−OC(=O)−(
3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−OC(=O)NR12−(C1
6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−OC(=O)NR12−(C2〜C6)アルキ
ニル−、−(C0〜C6)アルキル−OC(=O)NR12−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−OC(=O)NR12−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−
、−(C0〜C6)アルキル−OC(=O)NR12−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)O−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)O−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)O−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)O−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)O−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=NR13)NR14−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=NR13)NR14−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=NR13)NR14−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=NR13)NR14−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=NR13)NR14−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=NR13)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=NR13)−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=NR13)−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=NR13)−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=NR13)−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=NR12)NR13−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=NR12)NR13−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=NR12)NR13−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=NR12)NR13−(C3〜C7)シクロアルキル−および−(C0〜C6)アルキル−C(=NR12)NR13−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−の群から選択される基、
よりなる群から選択され、
1およびM2は、それぞれ独立に、水素、−CN、−OH、−NO2、−CF3、−NH2、−SH、−C(=O)R15、−C(=NR15)R16、−C(=O)OR15、−C(=
O)NR1516、−SR15、−S(O)R15、−S(O)215、−NR1516、−NR15C(=O)R16、−NR15C(=NR16)R17、−NR15C(=NR16)NR1718
−NR15C(=O)OR16、−NR15C(=O)NR1617、−NR15S(O)216
−C(=S)NR1516、−OC(=O)R15、−OC(=O)NR1516、−OR15、−S(O)2NR1516、置換されていてもよい基として−(C1〜C6)アルキル、−(
2〜C6)アルキニル、−(C2〜C6)アルケニル、−(C3〜C7)シクロアルキルおよび−(C3〜C8)シクロアルケニルの群から選択される基、ならびにアリール、ヘテロアリール、複素環およびシクロアルキル環から選択される置換されていてもよい3員から10員環、
よりなる群から選択され;
4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17およびR18は、それぞれ独立に、水素または−(C1〜C6)アルキルハロ、−(C1〜C6)アルキル、−(C1〜C6)アルキルシアノ、−(C2〜C6)アルキニル、−(C2〜C6)アルケニル、−(C3〜C7)シクロアルキル、−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル
、ヘテロアリール、−(C1〜C6)アルキルヘテロアリール、アリール、−(C1〜C6)アルキルアリール、−(C2〜C6)アルキニル−(C3〜C7)シクロアルキル、−(C2
〜C6)アルキニル−ヘテロアリール、−(C2〜C6)アルキニル−アリール、−(C2〜C6)アルケニル−(C3〜C7)シクロアルキル、−(C2〜C6)アルケニル−ヘテロア
リールおよび−(C2〜C6)アルケニル−アリールの群から選択される場合によって置換されている基であり;
4、R5、R6およびR7は、一緒になって、場合によって置換されている3員から10員の非芳香族複素環あるいは場合によって置換されている5員から10員の芳香族複素環を形成していてもよく;
8、R9、R10およびR11は、一緒になって、場合によって置換されている3員から10員の非芳香族複素環あるいは場合によって置換されている5員から10員の芳香族複素環を形成していてもよく;
12、R13およびR14は、一緒になって、場合によって置換されている3員から10員の非芳香族複素環あるいは場合によって置換されている5員から10員の芳香族複素環を形成していてもよく;
15、R16、R17およびR18は、一緒になって、場合によって置換されている3員から10員の非芳香族複素環あるいは場合によって置換されている5員から10員の芳香族複素環を形成していてもよい]
の化合物、製薬学的に許容されるその酸または塩基の付加塩、その立体化学的異性体形態およびそのN−オキシド形態。
【請求項2】
式(II)
【化2】

[式中:
1、Z2、Z3およびZ4は、1から4個の基Anによって場合により置換されていても
よい5員または6員のヘテロアリール環またはアリール環を形成することを条件として、CおよびNからそれぞれ独立に選択され;

【化3】

は、基(a−1)、(a−2)、(a−3)、(a−4)、(a−5)、(a−6)および(a−7)
【化4】

の群から選択され;

【化5】

は、基(b−1)、(b−2)、(b−3)、(b−4)、(b−5)および(b−6)
【化6】

の群から選択される]
を有する請求項1に記載の化合物、製薬学的に許容されるその酸または塩基の付加塩、その立体化学的異性体形態およびそのN−オキシド形態。
【請求項3】
式(IIa)
【化7】

[式中:
2は、水素、ハロ、−CN、−OH、−NO2、−CF3、−NH2、−SH、−C(=NR4)NR56、−C(=O)R4、−C(=NR4)R5、−C(=O)OR4、−C(
=O)NR45、−SR4、−S(O)R4、−S(O)24、−NR45、−NR4C(
=O)R5、−NR4C(=NR5)R6、−NR4C(=NR5)NR67、−NR4C(=
O)OR5、−NR4C(=O)NR56、−NR4S(O)25、−S(O)2NR45、−C(=S)NR45、−OC(=O)R4、−OC(=O)NR45、−OR4、ならびに置換されていてもよい基として−(C1〜C6)アルキル、−(C1〜C6)アルキルハロ、−(C2〜C6)アルキニル、−(C2〜C6)アルケニル、−(C3〜C7)シクロアルキル、−(C3〜C8)−シクロアルケニル、−(C1〜C6)アルキルシアノ、−(C1〜C6)アルキルアリール、−(C1〜C6)アルキルヘテロアリール、アリールおよびヘテロアリールの群から選択される基、
よりなる群から選択され;
n基は、それぞれ独立に、水素、ハロ、−CN、−OH、−NO2、−CF3、−SH
、−NH2、ならびに置換されていてもよい基として−(C1〜C6)アルキル、−(C1〜C6)アルキルハロ、−(C2〜C6)アルキニル、−(C2〜C6)アルケニル、−(C3〜C7)シクロアルキル、−(C1〜C6)アルキルシアノ、−O−(C1〜C6)アルキル、
−O−(C1〜C6)アルキルハロ、−O−(C1〜C6)アルキルシアノ、−O−(C3
6)アルキニル、−O−(C3〜C7)シクロアルキル、−O−(C2〜C6)アルケニル
、−O−(C2〜C6)アルキル−OR8、−O−(C1〜C6)アルキル−ヘテロアリール
、−O−(C0〜C6)アルキルアリール、−(C0〜C6)アルキル−OR8、−(C3〜C7)シクロアルキル−(C1〜C6)アルキル、−O−(C3〜C7)シクロアルキル−(C1〜C6)アルキル、−O−ヘテロアリール、ヘテロアリール、−(C1〜C6)アルキル−
ヘテロアリール、アリール、−O−アリール、−(C1〜C6)アルキルアリール、−(C1〜C6)アルキルハロ−OR8、−(C3〜C6)アルキニル−OR8、−(C3〜C6)アルケニル−OR8、−(C0〜C6)アルキル−SR8、−O−(C2〜C6)アルキル−SR8
、−(C1〜C6)アルキル−S(=O)−R8、−O−(C1〜C6)アルキル−S(=O
)−R8、−(C0〜C6)アルキル−S(=O)2−R8、−O−(C1〜C6)アルキル−
S(=O)2−R8、−(C0〜C6)アルキル−NR89、−O−(C2〜C6)アルキル−NR89、−(C0〜C6)アルキル−S(=O)2NR89、−(C0〜C6)アルキル−
NR8−S(=O)29、−O−(C1〜C6)アルキル−S(=O)2NR89、−O−(C1〜C6)アルキル−NR8−S(=O)29、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−
NR89、−(C0〜C6)アルキル−NR8C(=O)−R9、−O−(C1〜C6)アルキル−C(=O)−NR89、−O−(C1〜C6)アルキル−NR8C(=O)−R9、−(C0〜C6)アルキル−OC(=O)−R8、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−OR8、−O−(C1〜C6)アルキル−OC(=O)−R8、−O−(C1〜C6)アルキル−C
(=O)−OR8、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−R8、−O−(C1〜C6)アルキル−C(=O)−R8、−(C0〜C6)アルキル−NR8−C(=O)−OR9、−(C0〜C6)アルキル−O−C(=O)−NR89、−(C0〜C6)アルキル−NR8−C(=NR9)−NR1011、−(C0〜C6)アルキル−NR8−C(=O)−NR910および
−(C0〜C6)アルキル−NR8−C(=S)−NR910の群から選択される基、
よりなる群から選択され;
nは、1から3までの整数である]
を有する、請求項2に記載の化合物、製薬学的に許容されるその酸または塩基の付加塩、その立体化学的異性体形態およびそのN−オキシド形態。
【請求項4】
式(II−a1)
【化8】

[式中:
1およびV2は、それぞれ独立に、共有結合、−O−、−C(=O)−、−C(=O)O−、−C(=O)NR12−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−S(O)2NR12−、−NR12−、−NR12C(=O)−、−NR12C(=O)NR13−、−NR12S(O)2−、−NR12C(=S)NR13−、−OC(=O)−、−OC(=O)NR12、−
NR12C(=O)O−、ならびに置換されていてもよい基として−(C1〜C6)アルキル−、−(C2〜C6)アルキニル−、−(C2〜C6)アルケニル−、−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C3〜C8)シクロアルケニル−、−(C1〜C6)アルキルハロ−、−(C1〜C6)アルキルシアノ−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C4〜C10
アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C4〜C10
)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)NR12−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)NR12−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)NR12−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0
6)アルキル−C(=O)NR12−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)ア
ルキル−C(=O)NR12−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6
アルキル−S−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C4
10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0
6)アルキル−S(O)−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−S(
O)−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C2〜C6)アルキニル−
、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0
〜C6)アルキル−NR12−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−
NR12−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12
(=O)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル
−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)NR13−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)NR13−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0
6)アルキル−NR12C(=O)NR13−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6
アルキル−NR12C(=O)NR13−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)NR13−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O)2−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O)2−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O
2−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O)2−(C3
7)シクロアルキル−および−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O)2−(C4〜C10
)アルキルシクロアルキル−の群から選択される基、
よりなる群から選択される]
を有する、請求項3に記載の化合物、製薬学的に許容されるその酸または塩基の付加塩、その立体化学的異性体形態およびそのN−オキシド形態。
【請求項5】
1が、−O−、−C(=O)−、−C(=O)O−、−C(=O)NR12−、−S−
、−S(O)−、−S(O)2−、−S(O)2NR12−、−NR12−、−NR12C(=O)−、−NR12C(=O)NR13−、−NR12S(O)2−、−NR12C(=S)NR13
−、−OC(=O)−、−OC(=O)NR12、−NR12C(=O)O−、ならびに置換されていてもよい基として−(C1〜C6)アルキル−、−(C2〜C6)アルキニル−、−(C2〜C6)アルケニル−、−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C1〜C6)アルキルハロ−、−(C1〜C6)アルキルシアノ−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0
6)アルキル−C(=O)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(
=O)−(C4〜C10)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(
1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)NR12−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)NR12−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C3
〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C3〜C7)シクロアルキル−
、−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)NR13−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)NR13−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O)2−(C1〜C6)アルキル−および−
(C0〜C6)アルキル−NR12S(O)2−(C3〜C7)シクロアルキル−の群から選択
される基、
よりなる群から選択される基である、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
式(IIb)
【化9】

[式中:
2は、水素、ハロ、−CN、−OH、−NO2、−CF3、−NH2、−SH、−C(=NR4)NR56、−C(=O)R4、−C(=NR4)R5、−C(=O)OR4、−C(
=O)NR45、−SR4、−S(O)R4、−S(O)24、−NR45、−NR4C(
=O)R5、−NR4C(=NR5)R6、−NR4C(=NR5)NR67、−NR4C(=
O)OR5、−NR4C(=O)NR56、−NR4S(O)25、−S(O)2NR45、−C(=S)NR45、−OC(=O)R4、−OC(=O)NR45、−OR4、ならびに置換されていてもよい基として−(C1〜C6)アルキル、−(C1〜C6)アルキルハロ、−(C2〜C6)アルキニル、−(C2〜C6)アルケニル、−(C3〜C7)シクロアルキル、−(C3〜C8)−シクロアルケニル、−(C1〜C6)アルキルシアノ、−(C1〜C6)アルキルアリール、−(C1〜C6)アルキルヘテロアリール、アリールおよびヘテロアリールの群から選択される基、
よりなる群から選択され;
n基は、それぞれ独立に、水素、ハロ、−CN、−OH、−NO2、−CF3、−SH
、−NH2、ならびに置換されていてもよい基として−(C1〜C6)アルキル、−(C1〜C6)アルキルハロ、−(C2〜C6)アルキニル、−(C2〜C6)アルケニル、−(C3〜C7)シクロアルキル、−(C1〜C6)アルキルシアノ、−O−(C1〜C6)アルキル、
−O−(C1〜C6)アルキルハロ、−O−(C1〜C6)アルキルシアノ、−O−(C3
6)アルキニル、−O−(C3〜C7)シクロアルキル、−O−(C2〜C6)アルケニル
、−O−(C2〜C6)アルキル−OR8、−O−(C1〜C6)アルキル−ヘテロアリール
、−O−(C0〜C6)アルキルアリール、−(C0〜C6)アルキル−OR8、−(C3〜C7)シクロアルキル−(C1〜C6)アルキル、−O−(C3〜C7)シクロアルキル−(C1〜C6)アルキル、−O−ヘテロアリール、ヘテロアリール、−(C1〜C6)アルキル−
ヘテロアリール、アリール、−O−アリール、−(C1〜C6)アルキルアリール、−(C1〜C6)アルキルハロ−OR8、−(C3〜C6)アルキニル−OR8、−(C3〜C6)アルケニル−OR8、−(C0〜C6)アルキル−SR8、−O−(C2〜C6)アルキル−SR8
、−(C1〜C6)アルキル−S(=O)−R8、−O−(C1〜C6)アルキル−S(=O
)−R8、−(C0〜C6)アルキル−S(=O)2−R8、−O−(C1〜C6)アルキル−
S(=O)2−R8、−(C0〜C6)アルキル−NR89、−O−(C2〜C6)アルキル−NR89、−(C0〜C6)アルキル−S(=O)2NR89、−(C0〜C6)アルキル−
NR8−S(=O)29、−O−(C1〜C6)アルキル−S(=O)2NR89、−O−(C1〜C6)アルキル−NR8−S(=O)29、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−
NR89、−(C0〜C6)アルキル−NR8C(=O)−R9、−O−(C1〜C6)アルキル−C(=O)−NR89、−O−(C1〜C6)アルキル−NR8C(=O)−R9、−(C0〜C6)アルキル−OC(=O)−R8、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−OR8、−O−(C1〜C6)アルキル−OC(=O)−R8、−O−(C1〜C6)アルキル−C
(=O)−OR8、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−R8、−O−(C1〜C6)アルキル−C(=O)−R8、−(C0〜C6)アルキル−NR8−C(=O)−OR9、−(C0〜C6)アルキル−O−C(=O)−NR89、−(C0〜C6)アルキル−NR8−C(=NR9)−NR1011、−(C0〜C6)アルキル−NR8−C(=O)−NR910および
−(C0〜C6)アルキル−NR8−C(=S)−NR910の群から選択される基、
よりなる群から選択され;
nは、1から3までの整数である]
を有する、請求項2に記載の化合物、製薬学的に許容されるその酸または塩基の付加塩、その立体化学的異性体形態およびそのN−オキシド形態。
【請求項7】
式(II−b1)
【化10】

[式中:
1およびV2は、それぞれ独立に、共有結合、−O−、−C(=O)−、−C(=O)O−、−C(=O)NR12−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−S(O)2NR12−、−NR12−、−NR12C(=O)−、−NR12C(=O)NR13−、−NR12S(O)2−、−NR12C(=S)NR13−、−OC(=O)−、−OC(=O)NR12、−
NR12C(=O)O−、ならびに置換されていてもよい基として−(C1〜C6)アルキル−、−(C2〜C6)アルキニル−、−(C2〜C6)アルケニル−、−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C3〜C8)シクロアルケニル−、−(C1〜C6)アルキルハロ−、−(C1〜C6)アルキルシアノ−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C4〜C10
アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C4〜C10
)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)NR12−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)NR12−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)NR12−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0
6)アルキル−C(=O)NR12−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)ア
ルキル−C(=O)NR12−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6
アルキル−S−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C4
10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0
6)アルキル−S(O)−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−S(
O)−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C1〜C6
)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C2〜C6)アルキニル−
、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0
〜C6)アルキル−NR12−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−
NR12−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12
(=O)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル
−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)NR13−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)NR13−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0
6)アルキル−NR12C(=O)NR13−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6
アルキル−NR12C(=O)NR13−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)NR13−(C4〜C10)アルキルシクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O)2−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O)2−(C2〜C6)アルキニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O
2−(C2〜C6)アルケニル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O)2−(C3
7)シクロアルキル−および−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O)2−(C4〜C10
)アルキルシクロアルキル−の群から選択される基、
よりなる群から選択される]
を有する、請求項6に記載の化合物、製薬学的に許容されるその酸または塩基の付加塩、その立体化学的異性体形態およびそのN−オキシド形態。
【請求項8】
1が、共有結合、−O−、−C(=O)−、−C(=O)O−、−C(=O)NR12
−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−S(O)2NR12−、−NR12−、−NR12C(=O)−、−NR12C(=O)NR13−、−NR12S(O)2−、−NR12C(=
S)NR13−、−OC(=O)−、−OC(=O)NR12、−NR12C(=O)O−、ならびに置換されていてもよい基として−(C1〜C6)アルキル−、−(C2〜C6)アルキニル−、−(C2〜C6)アルケニル−、−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C1〜C6)アルキルハロ−、−(C1〜C6)アルキルシアノ−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C4〜C10)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)O−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)NR12−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)NR12−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR12−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)−(C3〜C7)シクロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)NR13−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12C(=O)NR13−(C3〜C7)シ
クロアルキル−、−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O)2−(C1〜C6)アルキル−
および−(C0〜C6)アルキル−NR12S(O)2−(C3〜C7)シクロアルキル−の群
から選択される基、
よりなる群から選択され;
2が、アリール、ヘテロアリール、複素環およびシクロアルキル環の群から選択され
る場合によって置換されている3員から10員の環である、
請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
式(II−b2)
【化11】

[式中:
5、Z6、Z7、Z8およびZ9は、1から5個の基Bmによってさらに置換されていてもよい5員または6員のヘテロアリール環またはアリール環を形成することを条件として、共有結合、C、S、NおよびOからそれぞれ独立に選択され;
m基は、それぞれ独立に、水素、ハロ、−CN、−OH、−NO2、−CF3、−SH
、−NH2、ならびに置換されていてもよい基として−(C1〜C6)アルキル、−(C1〜C6)アルキルハロ、−(C2〜C6)アルキニル、−(C2〜C6)アルケニル、−(C3〜C7)シクロアルキル、−(C1〜C6)アルキルシアノ、−O−(C1〜C6)アルキル、
−O−(C1〜C6)アルキルハロ、−O−(C1〜C6)アルキルシアノ、−O−(C3
6)アルキニル、−O−(C3〜C7)シクロアルキル、−O−(C2〜C6)−アルケニ
ル、−O−(C2〜C6)アルキル−OR22、−(C0〜C6)アルキル−OR22、−O−ヘテロアリール、ヘテロアリール、−(C3〜C6)アルキニル−OR22、−(C3〜C6)アルケニル−OR22、−(C0〜C6)アルキル−S−R22、−(C0〜C6)アルキル−NR2223、−O−(C2〜C6)アルキル−NR2223、−(C0〜C6)アルキル−S(=O)2NR2223、−(C0〜C6)アルキル−NR22−S(=O)223、−O−(C1〜C6)アルキル−S(=O)2NR2223、−O−(C1〜C6)アルキル−NR22−S(=O
223、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−NR2223、−(C0〜C6)アルキル
−NR22C(=O)−R23、−O−(C1〜C6)アルキル−C(=O)−NR2223、−O−(C1〜C6)アルキル−NR22C(=O)−R23、−(C0〜C6)アルキル−OC(=O)−R22、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−OR22、−O−(C1〜C6)アルキル−OC(=O)−R22、−O−(C1〜C6)アルキル−C(=O)−OR22、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−R22および−O−(C1〜C6)アルキル−C(=O)−R22の群から選択される基、
よりなる群から選択され;
mは、1から5までの範囲の整数であり;
22およびR23は、それぞれ独立に、水素または−(C1〜C6)アルキルハロ、−(C1〜C6)アルキル、−(C1〜C6)アルキルシアノ、−(C2〜C6)アルキニル、−(C2〜C6)アルケニル、−(C3〜C7)シクロアルキル、−(C4〜C10)アルキルシクロ
アルキル、ヘテロアリール、−(C1〜C6)アルキルヘテロアリール、アリール、−(C1〜C6)アルキルアリール、−(C2〜C6)アルキニル−(C3〜C7)シクロアルキル、−(C2〜C6)アルキニル−ヘテロアリール、−(C2〜C6)アルキニル−アリール、−(C2〜C6)アルケニル−(C3〜C7)シクロアルキル、−(C2〜C6)アルケニル−ヘ
テロアリールおよび−(C2〜C6)アルケニル−アリールの群から選択される場合により置換されている基であり;
1、Z2およびZ3は、少なくとも1個の窒素が存在することを条件として、Cおよび
Nからそれぞれ独立に選択され;
1およびV2は、それぞれ独立に、共有結合、−C(=O)−、ならびに置換されていてもよい基として−(C1〜C6)アルキル、−(C2〜C6)アルキニル、−(C2〜C6)アルケニル、−(C3〜C7)シクロアルキル、−(C1〜C6)アルキルハロ、−(C0
6)アルキル−C(=O)−(C0〜C6)アルキル、−(C0〜C6)アルキル−C(=
O)NR7−(C0〜C6)アルキル、−(C0〜C6)アルキル−O−(C0〜C6)アルキ
ル、−(C0〜C6)アルキル−S−(C0〜C6)アルキル、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2−(C0〜C6)アルキル、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR7−(C0〜C6)アルキル、−(C0〜C6)アルキル−NR7−(C0〜C6)アルキル、−(C0〜C6)アルキル−NR7C(=O)−(C0〜C6)アルキルおよび−(C0〜C6)アルキル−N
7S(O)2−(C0〜C6)アルキルの群から選択される基、
よりなる群から選択され;
7は、水素または−(C1〜C6)アルキル、−(C1〜C6)アルキルハロ、−(C2〜C6)アルキニル、−(C2〜C6)アルケニル、−(C3〜C7)シクロアルキルおよび−
(C1〜C6)アルキルシアノの群から選択される場合によって置換されている基であり;
nは、水素、ハロ、−CN、−OH、−NO2、−CF3、−NH2、ならびに置換されていてもよい基として−(C1〜C6)アルキル、−(C1〜C6)アルキルハロ、−(C2
〜C6)アルキニル、−(C2〜C6)アルケニル、−(C3〜C7)シクロアルキル、−(
1〜C6)アルキルシアノ、−O−(C1〜C6)アルキル、−O−(C1〜C6)アルキルハロ、−O−(C1〜C6)アルキルシアノ、−O−(C3〜C6)アルキニル、−O−(C3〜C7)シクロアルキル、−O−(C2〜C6)−アルケニル、−O−(C2〜C6)アルキル−OR8、−(C0〜C6)アルキル−OR8、−O−ヘテロアリール、−(C0〜C6)アルキル−SR8、−(C0〜C6)アルキル−S(=O)28、−O−(C1〜C6)アルキ
ル−S(=O)28、−(C0〜C6)アルキル−NR89、−(C0〜C3)アルキル−O−(C2〜C6)アルキル−NR89、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−NR89、−(C0〜C6)アルキル−NR8C(=O)−R9、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−R8および−O−(C1〜C6)アルキル−C(=O)−R8の群から選択される基、
よりなる群から選択される]
を有する、請求項8に記載の化合物、製薬学的に許容されるその酸または塩基の付加塩、その立体化学的異性体形態およびそのN−オキシド形態。
【請求項10】
1、Z2およびZ3が、少なくとも2個の窒素が存在することを条件として、Cおよび
Nからそれぞれ独立に選択され;
1が、共有結合、−C(=O)−、ならびに−OCH3、−OCF3、−CF3、−Fおよび−CNの群からの1つまたは複数の基によって置換されていてもよい−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−O−(C1〜C6)アルキル−、−(C0〜C6)アルキル−S−(C1〜C6)アルキル−および−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C1
6)アルキル−の群から選択される場合により置換されている基、
よりなる群から選択されてよく;
2が、−(C1〜C6)アルキル、−(C2〜C6)アルキニル、−(C2〜C6)アルケ
ニル、−(C3〜C7)シクロアルキル、−(C1〜C6)アルキルハロ、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)−(C0〜C6)アルキル、−(C0〜C6)アルキル−C(=O)NR7−(C0〜C6)アルキル、−(C0〜C6)アルキル−O−(C0〜C6)アルキル、−(
0〜C6)アルキル−S−(C0〜C6)アルキル、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2
−(C0〜C6)アルキル、−(C0〜C6)アルキル−S(O)2NR7−(C0〜C6)アルキル、−(C0〜C6)アルキル−NR7−(C0〜C6)アルキル、−(C0〜C6)アルキ
ル−NR7C(=O)−(C0〜C6)アルキルおよび−(C0〜C6)アルキル−NR7S(
O)2−(C0〜C6)アルキルの群から選択される場合により置換されている基であり;
2が、水素、ハロ、−OCH3、−OCF3、−CF3、ならびに−CN、−OCH3
−OCF3、−CF3またはハロによって場合により置換されている直鎖(C1〜C6)アルキル基の群から選択され;
nが、水素、ハロ、−CN、−OH、−CF3、−NH2、ならびに置換されていても
よい基として−(C1〜C6)アルキル、−(C1〜C6)アルキルハロ、−(C2〜C6)アルキニル、−(C2〜C6)アルケニル、−(C3〜C7)シクロアルキル、−(C1〜C6)アルキルシアノ、−O−(C1〜C6)アルキル、−O−(C1〜C6)アルキルハロ、−O−(C1〜C6)アルキルシアノ、−O−(C3〜C6)アルキニル、−O−(C3〜C7)シクロアルキル、−O−(C2〜C6)−アルケニル、−O−(C2〜C6)アルキル−OR18、−(C0〜C6)アルキル−OR18、−(C0〜C6)アルキル−NR1819および−(C0〜C3)アルキル−O−(C2〜C6)アルキル−NR1819の群から選択される基、
よりなる群から選択され;

【化12】

が、アリール、チエニル、ピリジル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリルおよびピリミジニル(各基mBm基により場合によって置換されている)の
群から選択される、
請求項9に記載の化合物、製薬学的に許容されるその酸または塩基の付加塩、その立体化学的異性体形態およびそのN−オキシド形態。
【請求項11】
Xが、−S−であり;
1が、−(C1〜C6)アルキルまたは基V1−T1−M1であり;
1、Z2、Z3およびZ4が、n個の基Anで置換されている6員ヘテロアリール環が形
成されることを条件として、CおよびNからそれぞれ独立に選択され;
n基が、それぞれ独立に、水素、ハロ、−(C1〜C6)アルキル、−O−(C1〜C6
)アルキル、−(C0〜C6)アルキル−NR89、および基V2−T2−M2の群から選択
され;
nが、1から2までの範囲の整数であり;
1およびT2がそれぞれ共有結合であり;
1およびV2が、それぞれ独立に、共有結合、−C(=O)−、ならびに置換されていてもよい基として−(C1〜C6)アルキル、−(C0〜C6)アルキル−S−(C1〜C6)アルキル−および−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C1〜C6)アルキル−(ここでR12は、水素またはヒドロキシで置換されていてもよい−(C1〜C6)アルキルである)の群から選択される基、
よりなる群から選択され;
1およびM2が、それぞれ独立に、水素、−CN、−OH、−NR1516、−OR15、ならびにアリールおよびヘテロアリールの群から選択される、置換されていてもよい6員環、
よりなる群から選択され;
8、R9、R12、R15およびR16は、それぞれ独立に、水素、または−(C1〜C6)アルキルおよびアリールの群から選択される場合により置換されている基であり;
アリールは、フェニルであり;
場合による置換が、ヒドロキシ、(C1〜C6)アルキルオキシ、アリール、複素環、ハ
ロ、トリフルオロメチル、アミノ、モノ−およびジ−((C1〜C6)アルキルカルボニル)アミノ、(C1〜C6)アルキルスルホニルおよびアミノスルホニルの群から選択される1個または複数の置換基を指す、
請求項1から10のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
Xが、−S−であり;
1がNであり、Z2がCであり、Z3がNまたはCであり、Z4がCであり;
Aが、水素、ハロ、−(C1〜C6)アルキル、−O−(C1〜C6)アルキルおよび−(C0〜C6)アルキル−NR89(ここでR8およびR9はそれぞれ独立に、水素または−(C1〜C6)アルキルである)の群から選択され;
nが、1または2に等しい整数であり;
1が、−(C1〜C6)アルキルまたは基V1−T1−M1であり;
1が、共有結合であり;
2が、共有結合、−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C1〜C6)アルキル−(ここ
でR12は、水素またはヒドロキシで置換されていてもよい−(C1〜C6)アルキルである)、および−(C0〜C6)アルキル−S−(C1〜C6)アルキル−の群から選択され;
1が、水素、−OH、−NR1516(ここでR15およびR16は、それぞれ独立に、水
素または−(C1〜C6)アルキルである)、−OR15(ここでR15は−(C1〜C6)アルキルである)、およびフェニルの群から選択され;
2が、共有結合、−(C0〜C6)アルキル−NR12−(C1〜C6)アルキル−(ここ
でR12は、ヒドロキシで置換されていてもよい−(C1〜C6)アルキルである)、および−(C0〜C6)アルキル−S−(C1〜C6)アルキル−の群から選択され;
2が、フェニル、−CN、ベンゾピペリジニル、ピリジニル、チエニル、ピペリジニ
ル、フリル、OR15(ここでR15は、フェニルまたは−(C1〜C6)アルキルである)、−NR1516(ここでR15およびR16は、それぞれ独立に、水素またはフェニルである)、−C(=O)R15(ここでR15は、フェニルである)の群から選択され、各アルキル部分およびフェニル部分が、メトキシ、エトキシ、クロロ、フルオロ、フェニル、メチル、エチル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、アミノ、メチルカルボニルアミノ、メチルスルホニル、アミノスルホニル、テトラゾリル、テトラゾリル(C1〜C6)アルキルおよびテトラゾリル(C1〜C6)アルキルオキソの群から選択される1個または2個の基で場合によって置換されている
請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
前記化合物が、本明細書中に示されている特に好ましい化合物のリストから選択される、請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物および製薬学的に許容されるその酸または塩基の付加塩、その立体化学的異性体形態およびそのN−オキシド形態。
【請求項14】
前記化合物が光学異性体として存在し、ラセミ混合物であるか個々の光学異性体である、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
請求項1から14のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量と、製薬学的に許容される担体および/または賦形剤とを含む医薬品組成物。
【請求項16】
薬物として使用する請求項1から14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
ヒトを含む哺乳動物の状態を治療または予防するための薬物を製造するための請求項1から14のいずれか一項に記載の化合物または請求項15に記載の医薬品組成物の使用であって、その治療および予防が、mGluR2ポジティブアロステリックモジュレーターの神経調節効果により影響されるか促進されることを特徴とするその使用。
【請求項18】
ヒトを含む哺乳動物のグルタミン酸機能障害と関係するさまざまな神経障害および精神障害を治療、予防、改善、制御またはそのリスクを減少させる薬物を製造するための請求項1から14のいずれか一項に記載の化合物または請求項15に記載の医薬品組成物の使用であって、その処置および予防が、mGluR2ポジティブアロステリックモジュレーターの神経調節効果により影響されるか促進されることを特徴とするその使用。
【請求項19】
前記の状態または障害が、不安障害、精神障害、人格障害、化学物質関連障害、摂食障害、気分障害、片頭痛、てんかんまたは痙攣性障害、幼児期障害、認知障害、神経変性、神経毒症状および虚血の群から選択される中枢神経系障害である、請求項17および18のいずれか一項に記載の使用。
【請求項20】
前記中枢神経系障害が、広場恐怖症、全般性不安障害(GAD)、強迫観念性障害(OCD)、パニック障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、対人恐怖およびその他の恐怖症の群から選択される不安障害である、請求項19に記載の使用。
【請求項21】
前記中枢神経系障害が、統合失調症、妄想性障害、統合失調性感情障害、統合失調症様障害および物質誘発性精神障害の群から選択される精神障害である、請求項19に記載の使用。
【請求項22】
前記中枢神経系障害が、強迫性人格障害および分裂性統合失調型障害の群から選択される人格障害である請求項19に記載の使用。
【請求項23】
前記中枢神経系障害が、アルコール中毒、アルコール依存症、アルコール禁断症状、アルコール禁断譫妄、アルコール誘発性精神障害、アンフェタミン依存症、アンフェタミン禁断症状、コカイン依存症、コカイン禁断症状、ニコチン依存症、ニコチン禁断症状、オピオイド依存症およびオピオイド禁断症状の群から選択される化学物質関連障害である、請求項19に記載の使用。
【請求項24】
前記中枢神経系障害が、神経性食欲不振症および神経性過食症の群から選択される摂食障害である請求項19に記載の使用。
【請求項25】
前記中枢神経系障害が、両相性障害(IおよびII)、気分循環性障害、うつ病、気分変調性障害、大うつ病性障害および物質誘発性気分障害の群から選択される気分障害である請求項19に記載の使用。
【請求項26】
前記中枢神経系障害が、片頭痛である請求項19に記載の使用。
中枢神経系障害が、非痙攣性全般てんかん、痙攣性全般てんかん、小発作性てんかん重積、大発作性てんかん重積、意識障害を伴うか伴わない部分てんかん、幼児けいれん、部分持続てんかん、およびその他形態のてんかんの群から選択されるてんかんまたは痙攣性の障害である請求項19に記載の使用。
【請求項27】
前記幼児期障害が、注意欠陥/多動性障害である請求項19に記載の使用。
【請求項28】
前記中枢神経系障害が、譫妄、物質誘発持続性譫妄、認知症、HIV疾患による認知症、ハンチントン病による認知症、パーキンソン病による認知症、アルツハイマー型認知症、物質誘発持続性認知症および軽度認知障害の群から選択される認知障害である、請求項19に記載の使用。
【請求項29】
前記中枢神経系障害が、不安症、統合失調症、片頭痛、うつ病、およびてんかんの群から選択される、請求項19に記載の使用。
【請求項30】
mGluR2ポジティブアロステリックモジュレーターが、約1μM以下のED50を有する、請求項17から29のいずれか一項に記載の使用。
【請求項31】
代謝型グルタメート受容体をイメージングするためのトレーサーを調製するための請求項1から14に記載の化合物の使用。
【請求項32】
ヒトを含む哺乳動物の請求項17から29のいずれか一項に挙げた状態を治療または予防するための薬物を製造するための、mGluR2のオルトステリックアゴニストと組み合わせた請求項1から14のいずれか一項に記載の化合物の使用であって、その治療および予防が、mGluR2アロステリックモジュレーターの神経調節効果により影響されるか促進されることを特徴とするその使用。

【図1】
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【公表番号】特表2008−513413(P2008−513413A)
【公表日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−531758(P2007−531758)
【出願日】平成17年9月16日(2005.9.16)
【国際出願番号】PCT/EP2005/054635
【国際公開番号】WO2006/030031
【国際公開日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【出願人】(507088990)ジャンセン ファーマシュウティカル エヌ ヴィ (2)
【出願人】(507088783)アデックス ファーマ エス エー (14)
【Fターム(参考)】