説明

新規の安定化カロチノイド組成物

本発明は、微細に分散されたカロチノイドを含有する新規の組成物に関する。本発明の新規の組成物は、食品、飲料、動物飼料、化粧品または薬品についての着色剤または添加剤として使用され得る。着色剤組成物は、液体または固体組成物であり得る。固体組成物は、マトリクス中に分散されている少なくとも1つのカロチノイドを含み、ここで、マトリクスは、少なくとも1つの炭水化物および/または1つの変性炭水化物ならびに必要に応じて、タンパク質、変性タンパク質またはそれらの混合物を含有し、ここで、少なくとも1つの炭水化物および/または1つの変性炭水化物はデンプンまたは加工デンプンであり、ここで、デンプンまたは加工デンプンの量はマトリクスの総重量を基準にして約10重量%〜60重量%であり、そしてここで、少なくとも1つのカロチノイドの濃度は組成物の総重量を基準にして少なくとも2%である。好ましくは、β−カロチンが、固体水分散性着色剤組成物として使用される。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、微細に分散されたカロチノイドを含有する新規の組成物に関する。本発明の新規の組成物は、食品、飲料、動物飼料、化粧品または薬品についての着色剤または添加剤として使用され得る。
【0002】
着色剤組成物は、液体または固体組成物であり得る。好ましくは、β−カロチンが、固体水分散性着色剤組成物として使用される。液体着色剤組成物は、β−カロチンの安定な水性分散体であり得る。中間色相を達成するために、これらの組成物は、必要に応じて、別の着色化合物、例えば、別のカロチノイド、例えば、β−ゼアカロチン、カンタキサンチン、8’−アポ−β−カロテナール、8’−アポ−β−カロチン酸エチルエステル、リコペン、アスタキサンチン、ルテインおよびゼアキサンチンを含有し得る。
【0003】
固体水分散性着色剤組成物は、β−カロチンがマトリクスまたは担体中に微細に分散されている組成物である。マトリクスまたは担体は、カロチノイドの配合のために従来使用される任意のマトリクスまたは担体であり得る。例えば、担体は、炭水化物、変性炭水化物、タンパク質、変性タンパク質、またはそれらの混合物であり得る。
【0004】
本発明における使用のためのこのような着色剤組成物の調製は、例えば、欧州特許出願公開第0 347 751号明細書、同第0 966 889号明細書、同第1 066 761号明細書、同第1 106 174号明細書および国際特許出願国際公開第98/15195号パンフレット(これらの内容は、参照により本明細書中に援用される)に開示されるように、食品および飲料における使用のためのカロチノイドおよび脂溶性ビタミン組成物の調製のためのそれ自体公知の方法で行われ得る。
【0005】
本発明に従う着色剤組成物を調製するための好ましい手順は、トリグリセリドおよび必要に応じて有機溶媒(例えば、塩素化炭化水素)中のβ−カロチンおよび脂溶性抗酸化剤の溶液を調製すること、ならびに保護的親水コロイド担体、例えば、タンパク質、多糖類または変性多糖類あるいはそれらの混合物、炭水化物および必要に応じて水溶性抗酸化剤から調製された水性溶液中に油性溶液を乳化し、必要に応じて有機溶媒を例えば蒸発によって除去することである。
【0006】
このように得られた水中油型分散体は、従来の技術、例えば、噴霧乾燥、流動層造粒と組み合わせての噴霧乾燥(この技術は、流動化噴霧乾燥またはFSDとして一般的に公知)を使用して、あるいは噴霧されたエマルジョン液滴がデンプン等の吸収剤の床に捕らえられる粉体捕集技術によって、固体組成物、例えば乾燥粉末に変換され、次いで乾燥され得る。
【0007】
約1重量%の量でβ−カロチンを含有しかつ橙色の色合いを有する固体着色剤組成物が周知である。このような組成物は、水に分散性であり、そして食品、飲料、動物飼料、化粧品または薬品において黄色の色合いを生じさせる。経済的理由のために、このタイプの水分散性組成物中におけるカロチノイド濃度を増加させることが有利である。従って、匹敵する色合いを有するが増加されたカロチノイド濃度を有する新規の水分散性着色剤組成物を提案することが、本発明の目的である。
【0008】
飲料における使用のための着色剤組成物は高い色強度および比較的高い濁度を有するべきであることが、一般的に知られている。デンプンまたは加工デンプンの含量の変化が、この化合物が担体またはマトリクスの一部として使用される場合、色強度および濁度、赤色値および粒度に対する効果を与えることが、意外なことに今回見出された。担体またはマトリクスの総重量を基準にして10%〜60%のデンプンまたは加工デンプンを使用することによって、βカロチンの濃度が、組成物の総重量を基準にして、少なくとも2%、好ましくは2%〜10%、より好ましくは2%〜5%へ増加され得、ここで、最終組成物は色強度および濁度に関して依然として十分な特性を有することが、さらに見出された。
【0009】
したがって、本発明の記載した目的は、請求項1に記載の着色剤組成物によって達成される。
【0010】
本発明の有利な実施形態は、添付の特許請求の範囲から明らかとなる。
【0011】
用語「カロチノイド」は、本明細書中で使用される場合、食品、飲料、動物飼料、化粧品または薬品のための着色剤として使用され得るカロチンまたは構造的に関連するポリエン化合物を含む。このようなカロチノイドの例は、α−またはβ−カロチン、8’−アポ−β−カロテナール、8’−アポ−β−カロチン酸エステル、例えばエチルエステル、カンタキサンチン、アスタキサンチン、リコペン、ルテイン、ゼアキサンチンまたはクロセチン、あるいはそれらの混合物である。上述したように、好ましいカロチノイドは、β−カロチンである。
【0012】
本発明の組成物中に存在する担体またはマトリクスは、食品用デンプンまたは食品用加工デンプン、例えば、ナトリウムオクテニルスクシニルデンプン、オクテニルブタンジオエートアミロデキストリン(CapsulTM)に加えて、多糖類ゴム、例えばアラビアゴム、またはマルトデキストリン、またはタンパク質、例えばゼラチン、例えば魚ゼラチンもしくは豚もしくは牛ゼラチン、または植物タンパク質、または乳タンパク質またはリグニンスルホナートあるいはそれらの混合物を含有する。
【0013】
適切には、本発明の新規の組成物は、アジュバントおよび/または賦形剤、例えば、1つまたはそれ以上の単糖類、二糖類、オリゴ糖もしくは多糖類、トリグリセリド、水溶性抗酸化剤、および/または1つまたはそれ以上の脂溶性抗酸化剤をさらに含有する。固体組成物はまた、固結防止剤、例えばケイ酸、および水を含有し得る。
【0014】
本発明の組成物中に存在し得る単糖類および二糖類の例は、スクロース、転化糖、グルコース、フルクトース、ラクトース、マルトースおよび糖アルコールである。
【0015】
本発明の組成物中に存在し得るトリグリセリドの例は、中鎖トリグリセリド、植物油、例えば、トウモロコシ油、ヒマワリ油、大豆油、ベニバナ油、菜種油、落花生油、パーム油、パーム核油、綿実油、またはココヤシ油である。
【0016】
水溶性抗酸化剤は、アスコルビン酸およびその塩、例えばアスコルビン酸ナトリウム等であり得る。脂溶性抗酸化剤は、トコフェロール、例えばdl−α−トコフェロール(即ち、合成トコフェロール)、d−α−トコフェロール(即ち、天然トコフェロール)、β−およびγ−トコフェロール、ならびにそれらの混合物;ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、t−ブチルヒドロキシキノリン、または脂肪酸のアスコルビン酸エステル、例えば、パルミチン酸アスコルビルまたはステアリン酸アスコルビルであり得る。水性マトリクス溶液のpHに依存して、後者の2つの化合物は、水層へ二者択一的に添加され得る。
【0017】
典型的に、本発明に従う粉末組成物は、
約10〜約60重量%、好ましくは約20〜約30重量%の糖ポリマー、例えばマルトデキストリン、
約5〜約50重量%、好ましくは約10〜約40重量%のアラビアゴム、
約0.2〜約10重量%、好ましくは約1.5〜約10重量%のカロチノイド、
5〜約15重量%、好ましくは約5〜約10重量%の単糖類または二糖類、
10〜約50重量%、好ましくは約15〜約50重量%のデンプンおよび加工デンプン、
約5〜約50重量%、好ましくは約10〜約20重量%のトリグリセリド、
0〜約5%、好ましくは約0.1〜約2重量%の水溶性抗酸化剤、
0〜約5%、好ましくは約0.01〜約1重量%の脂溶性抗酸化剤、
0〜約2重量%、好ましくは約0.1〜約1重量%のケイ酸、および
0〜約10重量%、好ましくは約1〜約5重量%の水
を含み、全ての成分のパーセンテージは総計で100になる。
【0018】
本発明の新規の組成物は、食品、飲料、動物飼料、化粧品または薬品についての着色剤として利用され得る。本発明によって、着色剤としてβ−カロチンを含む組成物が好ましくは提供される。β−カロチンが着色剤として使用され得る飲料は、炭酸飲料、例えば、フレーバー炭酸水(flavored seltzer water)、清涼飲料またはミネラル飲料、ならびに非炭酸飲料、例えば、フレーバー水、フルーツジュース、フルーツポンチおよびこれらの飲料の濃縮形態であり得る。それらは、天然果実または野菜ジュースあるいは人工フレーバーに基づき得る。アルコール飲料およびインスタント飲料粉末もまた含まれる。さらに、砂糖含有飲料 ノンカロリーのダイエット飲料、および人工甘味料もまた含まれる。
【0019】
さらに、天然供給源または合成物質から得られた、乳製品は、本発明に従う組成物が着色剤として使用され得る食品の範囲内である。このような製品の典型的な例は、ミルク飲料、アイスクリーム、チーズ、ヨーグルト等である。豆乳飲料および豆腐製品等のミルク代用製品もまた、この適用範囲内に含まれる。
【0020】
本発明の新規の組成物はまた、菓子製品、キャンディー、ガム、デザート、例えば、アイスクリーム、ゼリー、プディング、インスタントプディング粉末等について、ならびにシリアル、スナック、クッキー、パスタ、スープおよびソース、マヨネーズ、サラダドレッシング等についての着色剤として利用され得る。
【0021】
食品または医薬品の着色について、本発明の組成物は、水または油分散性の固体または液体のカロチノイド形態の適用のためのそれ自体公知の方法に従って使用され得る。
【0022】
一般に、β−カロチン着色剤組成物は、特定の適用に従う他の適切な食品成分と共に、水性原液、乾燥粉末ミックス、またはプレブレンドとして添加され得る。最終適用の配合に依存して、例えば、乾燥粉末ブレンダー、低せん断ミキサー、高圧ホモジナイザーまたは高せん断ミキサーを使用して、混合は行われ得る。油性または水性成分の混合手順および量は、最終適用の色に影響を与え得る。容易に理解されるように、このような技術は、専門家の技術範囲内である。
【0023】
下記の実施例は本発明をさらに例示する。
【0024】
[実施例1:Capsulおよびアラビアゴムの混合物に基づくCapsulTM(デンプン誘導体)の含量に対する、β−カロチンを含有する着色剤組成物の物性の依存性]
図1〜4は、約3重量%のβ−カロチンを含有する組成物中のCapsulおよびアラビアゴムの混合物に基づくCapsul(デンプン誘導体)の含量に対する、494nmに対応する色強度E11(図1)、NTUにおいて測定された濁度(図2)、赤色値(図3)および粒度(図4)の依存性を示す。
【0025】
典型的に、本発明に従う使用のための粉末組成物は、1300〜1900の範囲内、好ましくは1350〜1600の範囲内の494nmに対応する色強度E11、および70〜250NTUの範囲内、好ましくは70〜120NTUの範囲内のNTUにおいて測定された濁度を含む。
【0026】
本発明の好ましい実施形態において、粉末組成物は、Capsulおよびアラビアゴムの混合物を基準にして、約25重量%〜約80重量%、好ましくは60重量%〜80重量%のCapsulTMを含む。
【0027】
[実施例2:着色剤組成物の調製]
[a)溶液Aの調製]
1.51反応容器中の530gの脱イオン水へ、80.8gアラビアゴムおよび244.7加工デンプン(CapsulTM)の乾燥プレミックスを80℃で添加した。混合物を不活性雰囲気下72℃で撹拌し、そして水溶液のpHを約3.9に維持した。固形物が完全に溶解した後、7.2gアスコルビン酸Na、43.4gスクロースおよび175.0gマルトデキストリンDE−2023を混合物へ添加した。
【0028】
[b)溶液Bの調製]
144.6gの中鎖トリグリセリド(Berg+SchmidtのBergabest MCT−Oil 60/40)および0.72gのdl−α−トコフェロールを、反応フラスコ中へ入れた。不活性雰囲気下において、25.3gの結晶性β−カロチンおよびマグネチックスターラーバーを添加した。懸濁液を穏やかに撹拌し、そして同時に170℃へ加熱した。混合物をこの温度で約60秒間維持した後、混合物を約85℃へ再冷却した。
【0029】
[c)エマルジョンの調製]
激しく撹拌しながら、溶液Bを72℃で溶液Aへ添加し、そしてエマルジョンを約15〜20分間激しく撹拌した。50/300barの圧力でのプレエマルジョンの3回高圧均質化処理によって(APV−La 1000ホモジナイザー)、微細エマルジョンが得られた。
【0030】
[d)噴霧乾燥]
エマルジョンへ、0.2重量%のケイ酸(Aerosil 200)を添加し、そして次いで約65℃で、約200℃の入口温度および約80℃の出口温度で約1時間実験室噴霧乾燥器中において、エマルジョンを噴霧乾燥した。噴霧乾燥した粉末を室温で一晩真空オーブン中において乾燥した。
【0031】
[e)分析]
それぞれ、プレエマルジョンの平均粒度は、光子相関分光法(Coulter N4 Plus)によって測定した場合、約500−600nmであり、そして粉末のβ−カロチン含量は、分光測光法およびHPLC分析によって測定した場合、2.9%であった。色彩値(color values)L=87.6、a=−8およびb=54が、5ppm分散体についてCIEシステムに従って測定された。aおよびbの値に基づいて、彩度(saturation)c=55での色相角(color hue angle)h=82°が算出され得る。
)Copenhagen Pectin A/SのGENU Pectin Type VIS。
【0032】
上述の調製に従う組成物は、下記のように特徴付けられる。
【0033】
【表1】

【0034】
[実施例3:本発明の範囲外である組成物(対照)と比較しての上述の手順に従って調製した2つの追加の組成物(2、3)]
【0035】
【表2】

【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】約3重量%のβ−カロチンを含有する組成物中のCapsulおよびアラビアゴムの混合物に基づくCapsul(デンプン誘導体)の含量に対する、494nmに対応する色強度E11の依存性を示す。
【図2】約3重量%のβ−カロチンを含有する組成物中のCapsulおよびアラビアゴムの混合物に基づくCapsul(デンプン誘導体)の含量に対する、NTUにおいて測定された濁度の依存性を示す。
【図3】約3重量%のβ−カロチンを含有する組成物中のCapsulおよびアラビアゴムの混合物に基づくCapsul(デンプン誘導体)の含量に対する、赤色値の依存性を示す。
【図4】約3重量%のβ−カロチンを含有する組成物中のCapsulおよびアラビアゴムの混合物に基づくCapsul(デンプン誘導体)の含量に対する、粒度の依存性を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マトリクス中に分散されている少なくとも1つのカロチノイドを含む着色剤組成物であって、ここで、前記マトリクスが、少なくとも1つの炭水化物および/または1つの変性炭水化物ならびに必要に応じて、タンパク質、変性タンパク質またはそれらの混合物を含有し、ここで、前記少なくとも1つの炭水化物および/または1つの変性炭水化物がデンプンまたは加工デンプンであり、ここで、前記デンプンまたは加工デンプンの量が前記マトリクスの総重量を基準にして約10重量%〜60重量%であり、そしてここで、前記少なくとも1つのカロチノイドの濃度が前記組成物の総重量を基準にして少なくとも2%である、着色剤組成物。
【請求項2】
水溶性組成物である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記デンプンまたは加工デンプンの量が約0.5〜約60.0重量%である、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
前記少なくとも1つのカロチノイドの濃度が、前記組成物の総重量を基準にして、約2%〜10%、好ましくは約2%〜5%である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
前記カロチノイドがβ−カロチンである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
前記デンプンまたは加工デンプンが、ナトリウムオクテニルスクシニルデンプンまたはオクテニルブタンジオエートアミロデキストリン(CapsulTM)である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
前記組成物中に存在する前記マトリクスが、デンプンまたは加工デンプンに加えて、多糖類ゴム、例えばアラビアゴム、および/またはマルトデキストリン、またはタンパク質、例えばゼラチン、例えば魚ゼラチンもしくは豚もしくは牛ゼラチン、または植物タンパク質、または乳タンパク質またはリグニンスルホナートあるいはそれらの混合物を含有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
単糖類、二糖類、オリゴ糖もしくは多糖類、トリグリセリド、水溶性抗酸化剤、脂溶性抗酸化剤、ケイ酸および水の少なくとも1つがさらに存在する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
前記トリグリセリドが中鎖トリグリセリドである、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記脂溶性抗酸化剤がトコフェロールまたは脂肪酸エステルあるいはそれらの混合物である、請求項8に記載の組成物。
【請求項11】
前記水溶性抗酸化剤がアスコルビン酸である、請求項8に記載の組成物。
【請求項12】
粉末である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項13】
約10〜約60重量%、好ましくは約20〜約30重量%の糖ポリマー、例えばマルトデキストリン、
約5〜約50重量%、好ましくは約10〜約40重量%のアラビアゴム、
約0.2〜約10重量%、好ましくは約1.5〜約10重量%のカロチノイド、
5〜約15重量%、好ましくは約5〜約10重量%の単糖類または二糖類、
10〜約50重量%、好ましくは約15〜約45重量%のデンプンおよび加工デンプン、
約5〜約50重量%、好ましくは約10〜約20重量%のトリグリセリド、
0〜約5%、好ましくは約0.1〜約2重量%の水溶性抗酸化剤、
0〜約5%、好ましくは約0.01〜約1重量%の脂溶性抗酸化剤、
0〜約2重量%、好ましくは約0.1〜約1重量%のケイ酸、および
0〜約10重量%、好ましくは約1〜約5重量%の水
を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項14】
オクテニルブタンジオエートアミロデキストリンおよびアラビアゴムの混合物を基準にして、約25重量%〜約80重量%、好ましくは60重量%〜80重量%のオクテニルブタンジオエートアミロデキストリンを含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項15】
食品、飲料、動物飼料、化粧品または薬品についての着色剤としての、請求項1〜14のいずれか一項に記載の組成物の使用。
【請求項16】
請求項1〜14のいずれか一項に記載の組成物を含有する、食品、飲料、動物飼料、化粧品または薬品。

【公表番号】特表2009−501534(P2009−501534A)
【公表日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−521835(P2008−521835)
【出願日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際出願番号】PCT/EP2006/006580
【国際公開番号】WO2007/009601
【国際公開日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【出願人】(503220392)ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. (873)
【Fターム(参考)】