説明

新規化合物、その調製方法、およびその使用

式(I)の化合物であって、式中、XはCH=CH、CH2O(式中、酸素原子は環Bに結合している。)、またはOCH2(式中、酸素原子は環Aに結合している。)であり、Yは水素、直鎖もしくは分岐鎖C1〜C6アルキル、または製薬学的に許容可能な無機カチオンであり、R1はエチルまたはシクロプロピルであり、R2およびR3は同一であるか異なっており、F、Cl、Br、CF3、およびOCF3から選択される化合物。この化合物は自己免疫疾患、炎症性疾患、臓器移植拒絶、および悪性新生物の治療に有用である。医薬組成物。化合物を調製する方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自己免疫疾患、炎症性疾患、臓器移植拒絶、および悪性新生物の臨床治療に用いる、ヒトシトクロムP450による酸化に対して安定であり、ジヒドロオロテートデヒドロゲナーゼ(DHODH)の強力な阻害剤である新規なアントラニル酸誘導体に関する。本発明のこれらの化合物および医薬組成物は、急性および慢性炎症、関節リウマチ、多発性硬化症、1型糖尿病、炎症性腸疾患、乾癬、移植片拒絶、ならびに悪性新生物疾患の予防および治療に特に有用である。より詳細には、本発明は、関節リウマチおよび移植片拒絶の治療に適した新規な誘導体に関する。
【背景技術】
【0002】
関節リウマチ(RA)は、多関節の疼痛、こわばり、腫脹、ならびに運動および機能の制限をもたらす原因不明の慢性炎症性疾患である。治療されずに放置されると、RAはしばしば永久的な障害に至る重度の関節破壊を生じることがある。RAは現在0.5から1%の推定有病率で世界中に分布している。
【0003】
RAの主な症状は、関節の持続性炎症であり、通常は対称的に分布する。この炎症は、関節において軟骨の破壊、骨侵食、および構造変化をもたらし、それらは微小な関節損傷から消耗性疾患にまで及ぶ可能性がある。一部の患者では関節以外の場所でもRAの影響を受ける。
【0004】
RAは現在のところ治療法の存在しない慢性疾患である。治療の主な目的は、生産的で活動的な生活を維持するために、疼痛および不快を軽減し、変形を予防し、関節機能の喪失を最小限に抑えることである。治療が成功とみなされるためには、炎症が抑制されなければならない。この疾患の発生に関与する多くの経路が認識され、それらの一部は原則研究の治療上の証明によって重要であることが明白に確認されている。RAの主な薬理学的治療には、鎮痛剤、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、コルチコステロイド、および生物学的製剤を含む疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)が含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0005】
NSAIDは典型的に症状の発現時に投与され、炎症および疼痛を軽減し、それによって機能を改善する働きをする。NSAIDは症状を緩和するが、疾患の進行を遅らせることはないため、患者は結局のところ追加療法または代償療法を必要とすることになる。そのため診断直後に、典型的にDMARDが治療計画に加えられる。DMARD使用の目的は、疾患の進行を遅らせることである。メトトレキサート(MTX)(Merck Index 12th Ed.,#6065)は、現在もっとも一般的に処方されている第一選択のDMARDである。しかしながら、MTXの投与は、皮膚反応、肺炎、胃腸障害、肝臓毒性、および腎臓毒性などの重大な副作用と関連が認められている。第二の主要な経口DMARDは、レフルノミド(ARAVA(登録商標))である。しかしながら、レフルノミドはMTXと同様に、肝臓毒性および血液毒性、ならびに肺炎を含む重大な副作用を有することが示されている。
【0006】
最近、いくつかの生物学的製剤がRAの臨床治療に承認された。これらの薬物(タンパク質、たとえばモノクローナル抗体)は、一般に炎症性サイトカイン、特にTNF−αおよびIL−1がそれらの受容体と相互作用するのを妨げる。生物学的製剤は多くの場合、DMARD療法がもはや充分でなくなるか、副作用が管理できなくなった時点で治療計画に加えられる。もっとも一般的に処方される生物学的製剤、たとえばインフリキシマブ(REMICADE(登録商標))は、マクロファージおよびリンパ球によって産生される炎症性サイトカインである組織壊死因子アルファ(TNF−α)を遮断する。TNF−αの炎症性作用は、TNF−αの阻害がRAにおいて臨床的に有用であることを示唆している。実際、臨床試験データによって、RAの徴候および症状の緩和におけるこれらのTNF阻害剤の有効性が確認されている。しかしながら、これらの生物学的製剤は、重篤な感染症、敗血症、結核、および致命的な肝臓毒性を含む重大な副作用を起こす可能性がある。
【0007】
ジヒドロオロテートデヒドロゲナーゼ(DHODH)は、ユビキノンの還元と同時に起こるジヒドロオロテートのオロテートへの変換を触媒する。DHODHはデノボピリミジン生合成の律速段階を制御する。DHODH阻害は、リボヌクレオチドウリジン一リン酸(rUMP)の細胞内レベルを低減し、そのため細胞周期のG1期において細胞の増殖を停止する。この経路が遮断されたとき、リンパ球はクローン性増殖できないようであるという観察を考慮すると、デノボピリミジンヌクレオチド合成の阻害は非常に重要である。
【0008】
哺乳動物のDHODH阻害剤の主な2種の化合物が文献に記載されている。これらは下式のブレキナル(Merck Index 12th Ed.,#1394)、
【化1】

および下式のレフルノミドの活性代謝産物A771726で表される。
【化2】

【0009】
DHODH阻害の概念の実証はブレキナルに関して確立されている。実際、生化学的研究およびX線結晶学研究は、ブレキナルが補因子ユビキノンに対する競合阻害剤であることを実証している。
【0010】
WO2005/075410は、一般式(A)のアントラニル酸誘導体を開示している。
【化3】

【0011】
上記の特許出願は、急性および慢性炎症、関節リウマチ、多発性硬化症、1型糖尿病、炎症性腸疾患、乾癬、移植片拒絶、ならびに悪性新生物疾患の予防および治療に有用である、DHODHを阻害する化合物に関する。R2/R3置換の型と位置は、強力なDHODH阻害に極めて重要であると述べられている。R2/R3が0.5から2の範囲の高いπ値を有する親油性置換基である化合物は(Kubinyi,1993)、最大の阻害を示すことが述べられている。さらに、1置換(すなわち、R3が水素である)は、2置換より優れ、1置換の位置が作用に重要であることが示されている。たとえば、1置換化合物において、オルト置換はメタ置換より優れ、パラ位の置換よりはるかに優れていることが述べられている。WO2005/075410の好ましい実施形態において、XはCH2、O、S、CH=CH、OCH2、CH2O、またはCH2Sであり、R2およびR3は同一であるか異なっており、水素あるいは2、3、または5位の置換基を表す。WO2005/075410のより好ましい実施形態において、XはOCH2であり、Yは水素であり、R2はオルト位の置換基であり、トリフルオロメチルであり、R3は水素である。前記出願のさらに好ましい実施形態において、XはOであり、Yは水素であり、R2およびR3はメタ位およびメタ’位の置換基であり、トリフルオロメチルである。
【0012】
EP0497740は、一般式(B)のベンジルオキシフェニル誘導体を開示している。
【化4】

【0013】
上記の特許は、抗過剰増殖活性/抗炎症活性および抗癌活性を有する化合物に関する。化合物の好ましい群において、R1およびR3はメトキシであり、ベンジルオキシ部分はR6に対してメタ位である。R6はカルボキシまたはエステル基であり、R5はヒドロキシまたはアセチルアミノ、特にヒドロキシである。
【0014】
EP0815087は、一般式(C)の3置換フェニル誘導体を開示している。
【化5】

【0015】
上記の特許は、炎症性および増殖性の皮膚疾患ならびに癌を治療するための化合物に関する。これらの化合物は、局所的に、または分割用量で1日4回まで投与される。もっとも好ましい化合物において、R1およびR2はメトキシであり、WはCH2CH2であり、R3およびR4は、フェニル環と共に縮合環系を形成する。
【0016】
Research Disclosure,1998,409(May),P561−562(No.40953)は、一般式(D)の天然産物ラベンダスチンAの合成類似体を開示している。
【化6】

【0017】
R1およびR2は同一であるか異なっており、アルコキシ、アルキル、またはアルケニルオキシを表し、R3は特にアルコキシであり、R4は特にアシルアミノである化合物が開示されている。
【0018】
Gennari et al.(1994)は、アシフルオルフェン(Merck Index 12th Ed.,#111)などの除草剤として用いられる2−ニトロフェノキシ酸の土壌中における嫌気性分解が化合物Eを生じることを報告している。
【化7】

【0019】
化合物Eの医薬品としての使用の開示はこの文献に教示されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0020】
本発明の第一の目的は、構造的に新規なアントラニル酸誘導体を提供することであり、それらの誘導体は実験モデルでの高い力価および低水準の副作用を伴う薬理学的特性のため、自己免疫疾患、炎症性疾患、臓器移植拒絶、および悪性新生物の治療に有用であるとみなされる。
【0021】
特に一態様によれば、本発明の目的は、ヒトシトクロムP450による酸化に対して実質的に安定であり、DHODHを阻害する化合物を提供することである。
【0022】
さらに本発明の目的は、治療上有効量の本発明による化合物を含有する医薬組成物、ならびに疾患、特にDHODHを阻害することに利点のある疾患を治療および予防するための本発明の化合物の使用を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0023】
本発明の重要な態様によれば、これに限定されるものではないが、急性および慢性炎症、関節リウマチ、多発性硬化症、1型糖尿病、炎症性腸疾患、乾癬、移植片拒絶、ならびに悪性新生物疾患の予防および治療に用いることのできる化合物が提供される。
【0024】
一実施形態において、本発明は、関節リウマチおよび移植片拒絶の治療に適した化合物を提供する。
【0025】
たとえば、一態様によれば、本発明は式(I)の化合物を提供する。
【化8】

(式中、
XはCH=CH、CH2O(式中、酸素は環Bに結合している。)、またはOCH2(式中、酸素は環Aに結合している。)であり、
Yは水素、直鎖もしくは分岐鎖C1〜C6アルキル、または製薬学的に許容可能な無機カチオンであり、
R1はエチルまたはシクロプロピルであり、
R2およびR3は同一であるか異なっており、F、Cl、Br、CF3、およびOCF3から選択される。)
【0026】
本発明の特定の一実施形態において、XはCH2O(式中、酸素は環Bに結合している。)である。
【0027】
本発明の他の特定の実施形態において、XはOCH2(式中、酸素は環Aに結合している。)である。
【0028】
本発明のさらなる実施形態において、XはCH=CHである。
【0029】
本発明の一実施形態において、R2はCF3またはOCF3である。
【0030】
本発明の一実施形態において、Yは、たとえばLi+、Na+、K+、Mg2+、Ca2+、およびZn2+から選択される製薬学的に許容可能なカチオンである。
【0031】
本発明の一実施形態において、Yは2価カチオンであり、塩は各カチオンYに対して2つのアントラニル酸誘導体部分を含有する。
【0032】
他の実施形態において、Yは2価カチオンであり、塩は各カチオンYに対して、1つの負の1価対イオン、たとえばハロゲンまたは重炭酸(HCO3-)アニオン、たとえばCl-またはBr-、および1つのアントラニル酸誘導体部分を含む。
【0033】
本発明の一実施形態において、Yは直鎖もしくは分岐鎖C1〜C6アルキル基、たとえば直鎖もしくは分岐鎖C1〜C4アルキル基、または直鎖もしくは分岐鎖C1〜C3アルキル基である。
【0034】
本発明の好ましい一実施形態において、XはCH2O(式中、酸素は環Bに結合している。)であり、
Yは水素、直鎖もしくは分岐鎖C1〜C6アルキル、または製薬学的に許容可能な無機カチオンであり、
R1はエチルまたはシクロプロピルであり、
R2およびR3は同一であるか異なっており、F、Cl、Br、CF3、およびOCF3から選択される。
【0035】
本発明の好ましい一実施形態において、XはCH2O(式中、酸素は環Bに結合している。)であり、
Yは水素、または製薬学的に許容可能な無機カチオンであり、
R1はエチルまたはシクロプロピルであり、
R2およびR3は同一であるか異なっており、F、Cl、Br、CF3、およびOCF3から選択される。
【0036】
本発明の好ましい他の実施形態において、XはCH2O(式中、酸素は環Bに結合している。)であり、
Yは水素、直鎖もしくは分岐鎖C1〜C6アルキル、または製薬学的に許容可能な無機カチオンであり、
R1はエチルまたはシクロプロピルであり、
R2はCF3またはOCF3であり、
R3はF、Cl、Br、CF3、またはOCF3である。
【0037】
本発明の好ましい他の実施形態において、XはCH2O(式中、酸素は環Bに結合している。)であり、
Yは水素、または製薬学的に許容可能な無機カチオンであり、
R1はエチルまたはシクロプロピルであり、
R2はCF3またはOCF3であり、
R3はF、Cl、Br、CF3、またはOCF3である。
【0038】
式(I)のもっとも好ましい化合物の一部は、
5−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−クロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、および
5−[(E)−2−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
である。
【0039】
本発明のさらなる態様および実施形態は、以下の詳細な説明に照らして当業者に示され、請求の範囲に定義されるとおりである。
【発明を実施するための形態】
【0040】
式(I)の化合物は意外なことに、DHODH酵素の強力な阻害と併せて、ヒトシトクロムP450酵素による酸化に対して驚くほどの耐性を示した。これとは対照的に、上述のWO2005/075410による式(A)の化合物(式中、R3は水素であり、R2はオルトまたはメタである。)は、ヒトシトクロムP450酵素、主としてCYP2C9アイソフォームによって広範に代謝されることが見出されている。ヒトCYP2C9酵素のラットまたはマウスのオーソログは存在しない。これらのインビボでの発見は、インビトロの肝ミクロソーム試料に反映され、T1/2はラットで>200分、マウスで150分、ヒトで3分である。P450酵素は広い基質特異性を示し、同じ酸化は一般に前臨床種において代替酵素によって触媒される。しかしながら、本発明の化合物の場合、ヒトを含む多様な種のミクロソームでインビトロ酸化活性の明白な種間変動が見られ、したがって前臨床インビボモデルはヒトにおけるこれらの化合物の代謝挙動および薬物動態挙動を予測することができない。そのため、重要なシトクロムP450酵素を含むヒト肝ミクロソームが、ヒトにおけるこれらの化合物の薬物動態特性を予測するために用いられている。
【0041】
表1は、代謝安定性およびDHODH阻害能に与える置換パターンの影響を例示するものである。
【0042】
【表1A】

【表1B】

【0043】
本明細書に上述のとおり、本発明の重要な一つの目的は、ヒトシトクロムP450による酸化に対して実質的な安定性を示し、DHODHを阻害する化合物を提供することである。
【0044】
ヒトへの1日1回投与後の持続的な血漿薬物暴露を得るために、シトクロムP450による酸化に対する実質的なインビトロ代謝安定性、たとえばヒトインビトロ系で70分を超える半減期(t1/2)を示す化合物を用いるのが好ましい。半減期が70分を超える代謝安定性は、予測肝抽出比0.3未満に相当し、これはRowland et al.,(Rowland M and Tozer T.N.(1995),in Clinical Pharmacokinetics Concepts and Applications,third edition,Williams & Wilkins,USA,p.163)によれば低い値とみなされる。
【0045】
したがって、「ヒトシトクロムP450による酸化に対する実質的な安定性」を有する化合物とは、その化合物がヒトシトクロムP450による酸化に対して安定性を有し、好ましくは治療上有効用量を1日に1回または2回のみ投与することによって、より好ましくは1日1回の投与によって、ヒト対象などの哺乳動物対象を治療できることを意味する。
【0046】
本発明の一実施形態において、本明細書に定義される式(I)の化合物であって、シトクロムP450による酸化に対して実質的なインビトロ代謝安定性を有する化合物、たとえば本出願に記載のとおりヒトインビトロ系で試験したとき、約70分超、または約100分超、約200分超、またはさらには約300分超の半減期(t1/2)、たとえば70〜500分、または100〜400分の範囲内、またはさらに長い半減期を有する化合物、が提供される。
【0047】
本発明の他の実施形態において、治療上有効量の本明細書に定義された式(I)の化合物を含む医薬組成物が提供され、化合物はシトクロムP450による酸化に対して実質的なインビトロでの代謝安定性を有しており、たとえば本出願に記載のとおりヒトインビトロ系で試験したとき、約70分超、または約100分超、約200分超、または約300分超でさえあり得る半減期(t1/2)、たとえば70〜500分、たとえば100〜400分の範囲内、またはさらに長い半減期を有する。
【0048】
本発明の目的のために、「治療上有効量」は通常の意味、すなわち治療される対象に健康上の利益を提供するのに充分な量であると解釈されるべきである。そのような健康上の利益は、たとえば疾患を治癒する、その進行を遅らせる、または疾患の任意の症状を軽減することであってよい。
【0049】
本発明の一態様によれば、DHODHの阻害によって有益な影響を受ける疾患の治療に適した薬剤を調製するための本発明の化合物の使用が提供される。
【0050】
一実施形態において、薬剤は、自己免疫疾患、炎症性疾患、臓器移植拒絶、および悪性新生物から選択される疾患を治療するためのものである。
【0051】
他の実施形態において、疾患は、急性および慢性炎症、関節リウマチ、多発性硬化症、1型糖尿病、炎症性腸疾患、乾癬、移植片拒絶、ならびに悪性新生物疾患、特に関節リウマチおよび移植片拒絶から選択される。
【0052】
一実施形態において、本発明は、そのような治療を必要としている哺乳動物に治療上有効量の化合物を1日1回または1日2回投与、より好ましくは1日1回投与することによる本明細書に上述した疾患の治療に適した薬剤を調製するための本発明の化合物の使用を提供する。
【0053】
[合成方法]
一般式(I)の化合物は、たとえば以下の方法で調製することができる。
【0054】
[方法A]
【化9】

【0055】
方法Aでは、式IIの化合物をベンジル試薬(式中、Aは脱離基、たとえばブロミド、クロリド、メシルオキシ、またはトシルオキシである。)と反応させることによって、XがOCH2(式中、酸素は環Aに結合している。)である式Iの化合物を調製する。
【0056】
この反応は、アルカリ金属炭酸塩、たとえば炭酸カリウムの存在下、極性非プロトン性溶媒などの適切な溶媒、たとえばアセトン、アセトニトリル、またはDMF中で行うことができる。YがC1〜C6アルキル基である場合、酸官能基は、エステル官能基の単純アルカリ加水分解によって得ることができる。酸官能基は、適切な塩基との反応によって、対応する塩に変換することができる。
【0057】
[方法B]
【化10】

【0058】
方法Bでは、アルカリ金属炭酸塩、たとえば炭酸カリウムの存在下、極性非プロトン性溶媒などの適切な溶媒、たとえばアセトン、アセトニトリル、またはDMF中、式IVの化合物をフェノールVと反応させることによって、XがCH2O(式中、酸素は環Bに結合している。)である式Iの化合物を調製する。YがC1〜C6アルキル基である場合、酸官能基は、エステル官能基の単純アルカリ加水分解によって得ることができる。酸官能基は、適切な塩基との反応によって、対応する塩に変換することができる。
【0059】
[方法C]
【化11】

【0060】
方法Cでは、アルカリ金属炭酸塩、たとえば炭酸カリウムの存在下、極性非プロトン性溶媒などの適切な溶媒、たとえばDMF中、パラジウム触媒作用を用いて、式VIの化合物をスチレンVIIと反応させることによって(ヘック反応)、XがCH=CHである式Iの化合物を調製する。YがC1〜C6アルキル基である場合、酸官能基は、エステル官能基の単純アルカリ加水分解によって得ることができる。酸官能基は、適切な塩基との反応によって、対応する塩に変換することができる。
【0061】
[方法D]
【化12】

【0062】
方法Dでは、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(CAS No.:77−48−5)との反応によって、式VIIIの化合物を対応する5−ベンジルブロミドIVに変換する(Patil,SD,Jones C,Nair MG,Galivan J,Maley F,Kisliuk RL,Gaumont Y,Duch D,Ferone R,J.Med.Chem.,1989,32,1284−89)。
【0063】
[方法E]
【化13】

【0064】
方法Eでは、市販されている5−置換アントラニル酸から、一般式IXの化合物(たとえばII(W=OH)、VI(W=Br)、およびVIII(W=CH3))を調製する。塩化チオニル(SOCl2、CAS No.:7719−09−7)の存在下、そのような酸と無水アルコールとの反応によってアントラニルエステルが提供される。アントラニルエステルをアミド(IX)に変換するための適切なアシル化試薬は、たとえば酸無水物および塩化アシル(式中、Aは脱離基である。)である。
【0065】
[方法F]
【化14】

【0066】
方法Fでは、ジアゾ化に続いて、33%硫酸中で沸騰させることによって、一般式Vのフェノール、たとえば市販されていないフェノールを市販のアニリンから調製する。
【0067】
[合成手順]
一般に核磁気共鳴は、Bruker ARX400分光計を用いて400MHzで記録した。スペクトルはCDCl3、CDCl3+TFA、またはD6−DMSOで得て、シフトスケールは0.00ppmと定義されたTMSのシフトを基準とした。NMRスペクトルの記載で用いる略語は以下のとおりである。s=シングレット、d=ダブレット、t=トリプレット、q=カルテット、dd=ダブルダブレット、dt=ダブルトリプレット、m=マルチプレット、およびb=ブロードシグナル。下記の実施例において、化合物名を作成するためにAutoNom Standardを用いた。
【実施例1】
【0068】
[2,4−(ビス−トリフルオロメチル)−フェノール(方法F)]
硫酸(33%、40ml)中の2,4−ビス(トリフルオロメチル)−アニリン(1.26g、5.50mmol)の氷冷溶液に、水(2ml)中の亜硝酸ナトリウム(0.46g、6.67mmol)の溶液を添加した。0℃で3時間後、尿素(0.10g、1.67mmol)を添加し、反応混合物をさらに10分間0℃で攪拌した。次いで反応混合物を沸騰硫酸(33%、100ml)に添加し、1時間還流した。反応混合物を室温に到達させ、その後、酢酸エチルで抽出した。有機相を最初に水で洗浄、次いでブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、蒸発乾固した。溶出液としてヘプタン/酢酸エチル(4/1)を用い、粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィにかけて、表題化合物0.29g(23%)を得た。1H NMR(CDCl3)δ7.08(d,1H),7.17(bs,1H),7.67(dd,1H),7.80(d,1H)。
【実施例2】
【0069】
[5−(2,4−ジクロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸(方法A)]
アセトン(5ml)中の5−ヒドロキシ−2−プロピオニル−カルボニル−アミノ−安息香酸メチルエステル(200mg、0.90mmol)、2,4−ジクロロ−ベンジルブロミド(235mg、0.99mmol)、および炭酸カリウム(411mg、2.97mmol)の混合物を加熱還流した。4時間後、反応混合物を室温に到達させ、1MのHClで酸性化し、結果として生じた沈殿物を濾過によって集め、水で洗浄、真空下で乾燥して、純粋な5−(2,4−ジクロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸メチルエステル(254mg、66%)を得た。これをエタノール(3mL)および1.0MのNaOH(3mL)中で一晩加水分解し、その後1.0MのHClで酸性化した。結果として生じた沈殿物を濾過によって集め、水で洗浄、真空下で乾燥した(223mg、91%)。1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.38(q,2H),5.17(s,2H),7.31(dd,1H),7.49(dd,1H),7.54(d,1H),7.64(d,2H),7.70(d,1H),8.38(d,1H),10.80(s,1H),13.66(bs,1H)。
【0070】
本質的に同じ方法で、対応する出発物質から以下の化合物を得た。
5−(4−ブロモ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.81(d,4H),1.66(m,1H),5.22(s,2H),7.26(dd,1H),7.49(d,1H),7.71(d,1H),7.95(d,1H),8.29(d,1H),10.96(s,1H),13.64(bs,1H)
【0071】
5−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(CDCl3+TFA)δ:1.35(t,3H),2.62(q,2H),5.27(s,2H),7.31(dd,1H),7.46(dd,1H),7.70−7.74(m,2H),8.58(d,1H),10.77(s,1H)
【0072】
5−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.38(q,2H),5.37(s,2H),7.32(dd,1H),7.54(d,1H),8.04(d,1H),8.11(s,1H),8.15(d,1H),8.39(d,1H),10.80(s,1H),13.60(bs,1H)
【0073】
5−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.38(q,2H),5.24(s,2H),7.29(dd,1H),7.51(d,1H),7.78−7.84(m,2H),7.87(s,1H),8.39(d,1H),10.80(s,1H),13.60(bs,1H)
【0074】
5−(2−クロロ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.38(q,2H),5.14(s,2H),7.26−7.32(m,2H),7.52−7.55(m,2H),7.67(dd,1H),8.39(d,1H),10.80(s,1H),13.60(bs,1H)
【0075】
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.84(d,4H),1.70(m,1H),5.22(s,2H),7.27(dd,1H),7.51(d,1H),7.61(dt,1H),7.71(dd,1H),7.84(dd,1H),8.31(d,1H),11.00(s,1H),13.72(bs,1H)
【0076】
5−(2−ブロモ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.38(q,2H),5.13(s,2H),7.29−7.35(m,2H),7.54(d,1H),7.64−7.70(m,2H),8.38(d,1H),10.80(s,1H),13.68(bs,1H)
【0077】
5−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.38(q,2H),5.28(s,2H),7.33(dd,1H),7.56(d,1H),7.66(d,1H),7.76(d,1H),7.81(t,1H),8.39(d,1H),10.80(s,1H),13.69(bs,1H)
【0078】
5−(2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.38(q,2H),5.24(s,2H),7.33(dd,1H),7.56(d,1H),7.80−7.86(m,2H),8.09(s,1H),8.39(d,1H),10.81(s,1H),13.70(bs,1H)
【0079】
5−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.38(q,2H),5.22(s,2H),7.31(dd,1H),7.55(d,1H),7.75−7.79(m,2H),7.96(s,1H),8.39(d,1H),10.80(s,1H),13.69(bs,1H)
【0080】
5−(3,4−ジブロモ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.37(q,2H),5.12(s,2H),7.28(dd,1H),7.41(dd,1H),7.53(d,1H),7.79(d,1H),7.86(d,1H),8.39(d,1H),10.85(s,1H),13.68(bs,1H)
【0081】
5−(4−ブロモ−3−クロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.37(q,2H),5.13(s,2H),7.29(dd,1H),7.37(dd,1H),7.53(d,1H),7.73(d,1H),7.80(d,1H),8.39(d,1H),10.84(s,1H),13.69(bs,1H)
【0082】
5−(4−ブロモ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.11(t,3H),2.37(q,2H),5.22(s,2H),7.27(dd,1H),7.50(d,1H),7.72(d,1H),7.95(d,1H),7.97(s,1H),8.37(d,1H),10.82(s,1H),13.69(bs,1H)
【0083】
5−(2,4−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.11(t,3H),2.37(q,2H),5.12(s,2H),7.13(dt,1H),7.27−7.34(m,2H),7.53(d,1H),7.62(q,1H),8.37(d,1H),10.83(s,1H),13.68(bs,1H)
【0084】
5−(4−クロロ−2−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.11(t,3H),2.37(q,2H),5.14(s,2H),7.29(dd,1H),7.34(dd,1H),7.50(dd,1H),7.53(d,1H),7.59(t,1H),8.37(d,1H),10.82(s,1H),13.68(bs,1H)
【0085】
5−(4−ブロモ−2−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.11(t,3H),2.37(q,2H),5.13(s,2H),7.29(dd,1H),7.46(dd,1H),7.50−7.54(m,2H),7.62(dd,1H),8.37(d,1H),10.81(s,1H),13.66(bs,1H)
【0086】
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(4−ブロモ−2−クロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(2−ブロモ−4−クロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(2,4−ジブロモ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(3,4−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
【0087】
5−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.38(q,2H),5.20(s,2H),7.30(dd,1H),7.54(d,1H),7.57(d,1H),7.84−7.87(m,1H),7.89(dd,1H),8.39(d,1H),10.81(s,1H),13.66(bs,1H)
【0088】
5−(4−ブロモ−3−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
【0089】
5−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.38(q,2H),5.24(s,2H),7.31(dd,1H),7.56(dd,1H),7.64−7.68(m,2H),7.71(s,1H),8.40(d,1H),10.81(s,1H),13.67(bs,1H)
【0090】
5−(3,4−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(4−クロロ−3−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(4−ブロモ−3−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
【0091】
5−(3−クロロ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.37(q,2H),5.11(s,2H),7.28(dd,1H),7.44(t,1H),7.46−7.49(m,1H),7.53(d,1H),7.69(dd,1H),8.38(d,1H),10.80(s,1H),13.66(bs,1H)
【0092】
5−(3,4−ジクロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.37(q,2H),5.15(s,2H),7.29(dd,1H),7.46(dd,1H),7.53(d,1H),7.67(d,1H),7.74(dd,1H),8.38(d,1H),10.79(s,1H),13.65(bs,1H)
【0093】
5−(3−ブロモ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(3−ブロモ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
【0094】
5−(3−ブロモ−4−クロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.38(q,2H),5.14(s,2H),7.29(dd,1H),7.50(dd,1H),7.53(d,1H),7.66(d,1H),7.87(d,1H),8.38(d,1H),10.79(s,1H),13.68(bs,1H)
【0095】
5−(3−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.38(q,2H),5.18(s,2H),7.31(dd,1H),7.55(d,1H),7.58(dd,1H),7.62(dd,1H),7.80(d,1H),8.38(d,1H),10.80(s,1H),13.68(bs,1H)
【0096】
5−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.82(d,4H),1.70(m,1H),5.36(s,2H),7.28(dd,1H),7.52(d,1H),8.03(d,1H),8.10(s,1H),8.14(d,1H),8.31(d,1H),11.04(s,1H),13.70(bs,1H)
【0097】
5−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.83(d,4H),1.70(m,1H),5.23(s,2H),7.26(dd,1H),7.50(d,1H),7.78−7.83(m,2H),7.87(d,1H),8.30(d,1H),11.02(s,1H),13.66(bs,1H)
【0098】
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.83(d,4H),1.70(m,1H),5.26(s,2H),7.30(dd,1H),7.55(d,1H),7.64(d,1H),7.74(d,1H),7.80(t,1H),8.31(d,1H),11.02(s,1H),13.69(bs,1H)
【0099】
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.83(d,4H),1.70(m,1H),5.12(s,2H),7.13(dt,1H),7.27(dd,1H),7.31(dt,1H),7.53(d,1H),7.62(q,1H),8.30(d,1H),11.02(s,1H),13.66(bs,1H)
【0100】
5−(4−クロロ−2−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.82(d,4H),1.70(m,1H),5.14(s,2H),7.27(dd,1H),7.33(dd,1H),7.50(dd,1H),7.52(d,1H),7.59(t,1H),8.30(d,1H),11.02(s,1H),13.67(bs,1H)
【0101】
5−(4−ブロモ−2−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.84(d,4H),1.70(m,1H),5.13(s,2H),7.27(dd,1H),7.46(dd,1H),7.50−7.54(m,2H),7.61(dd,1H),8.30(d,1H),11.02(s,1H),13.68(bs,1H)
【0102】
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
【0103】
5−(2−クロロ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.84(d,4H),1.69(m,1H),5.13(s,2H),7.25−7.30(m,2H),7.51−7.54(m,2H),7.66(dd,1H),8.30(d,1H),11.02(s,1H),13.68(bs,1H)
【0104】
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジクロロ−ベンジルオキシ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.84(d,4H),1.70(m,1H),5.15(s,2H),7.28(dd,1H),7.48(dd,1H),7.52(d,1H),7.62(d,1H),7.69(d,1H),8.31(d,1H),11.03(s,1H),13.69(bs,1H)
【0105】
5−(4−ブロモ−2−クロロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
【0106】
5−(2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.84(d,4H),1.70(m,1H),5.22(s,2H),7.30(dd,1H),7.54(d,1H),7.79−7.84(m,2H),8.07(s,1H),8.32(d,1H),11.03(s,1H),13.70(bs,1H)
【0107】
5−(2−ブロモ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.84(d,4H),1.70(m,1H),5.11(s,2H),7.27(dd,1H),7.32(dt,1H),7.52(d,1H),7.63−7.68(m,2H),8.30(d,1H),11.06(s,1H),13.70(bs,1H)
【0108】
5−(2−ブロモ−4−クロロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジブロモ−ベンジルオキシ)−安息香酸
5−(3,4−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−安息香酸
5−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−(4−ブロモ−3−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−安息香酸
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(3,4−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−安息香酸
5−(4−クロロ−3−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−(4−ブロモ−3−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−(3−クロロ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(3,4−ジクロロ−ベンジルオキシ)−安息香酸
5−(4−ブロモ−3−クロロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−(3−ブロモ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−(3−ブロモ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−(3−ブロモ−4−クロロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(3,4−ジブロモ−ベンジルオキシ)−安息香酸
【実施例3】
【0109】
[5−(2,4−ジクロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸(方法B)]
アセトン(5ml)中の5−ブロモメチル−2−プロピオニルアミノ−安息香酸メチルエステル(200mg、0.67mmol)、2,4−ジクロロ−フェノール(119mg、0.73mmol)、および炭酸カリウム(278mg、2.01mmol)の混合物を加熱還流した。4時間後、反応混合物を室温に到達させ、1MのHClで酸性化し、結果として生じた沈殿物を濾過によって集め、水で洗浄、真空下で乾燥して、純粋な5−(2,4−ジクロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸メチルエステル(184mg、72%)を得た。これをエタノール(3mL)および1.0MのNaOH(3mL)中で一晩加水分解し、その後1.0MのHClで酸性化した。結果として生じた沈殿物を濾過によって集め、水で洗浄、真空下で乾燥した(165mg、93%)。1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.42(q,2H),5.21(s,2H),7.27(d,1H),7.39(dd,1H),7.60(d,1H),7.66(dd,1H),8.09(d,1H),8.53(d,1H),11.18(s,1H),13.71(bs,1H)。
【0110】
本質的に同じ方法で、対応する出発物質から以下の化合物を得た。
【0111】
5−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.41(q,2H),5.17(s,2H),7.19(dt,1H),7.25(dd,1H),7.45(dd,1H),7.66(dd,1H),8.08(d,1H),8.52(d,1H),11.15(s,1H),13.72(bs,1H)
【0112】
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.42(q,2H),5.30(s,2H),7.43(d,1H),7.70(m,2H),7.86(d,1H),8.11(d,1H),8.54(d,1H),11.16(s,1H),13.75(bs,1H)
【0113】
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.42(q,2H),5.22(s,2H),7.32−7.39(m,2H),7.59(d,1H),7.67(dd,1H),8.09(d,1H),8.53(d,1H),11.15(s,1H),13.73(bs,1H)
【0114】
5−(2−ブロモ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.13(t,3H),2.43(q,2H),5.18(s,2H),7.24(d,1H),7.58(d,1H),7.68(dd,1H),8.09(d,1H),8.53(d,1H),11.14(s,1H),13.74(bs,1H)
【0115】
5−(2−ブロモ−4−クロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.13(t,3H),2.43(q,2H),5.21(s,2H),7.23(d,1H),7.44(d,1H),7.68(dd,1H),7.73(s,1H),8.10(d,1H),8.53(d,1H),11.13(s,1H),13.74(bs,1H)
【0116】
5−(2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.13(t,3H),2.43(q,2H),5.31(s,2H),7.40(d,1H),7.70(dd,1H),7.76(d,1H),7.99(s,1H),8.12(d,1H),8.54(d,1H),11.15(s,1H),13.77(bs,1H)
【0117】
5−(4−ブロモ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.13(t,3H),2.42(q,2H),5.28(s,2H),7.34(d,1H),7.63(dd,1H),7.79(s,1H),7.84(d,1H),8.09(d,1H),8.52(d,1H),11.12(s,1H),13.70(bs,1H)
【0118】
5−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.13(t,3H),2.42(q,2H),5.39(s,2H),7.57(d,1H),7.65(dd,1H),7.93(d,1H),8.06(dd,1H),8.12(d,1H),8.54(d,1H),11.13(s,1H),13.78(bs,1H)
【0119】
5−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.13(t,3H),2.42(q,2H),5.26(s,2H),7.39(dd,1H),7.51−7.57(m,2H),7.63(dd,1H),8.10(d,1H),8.53(d,1H),11.16(s,1H),13.70(bs,1H)
【0120】
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.87(d,4H),1.73(m,1H),5.25(s,2H),7.39(dd,1H),7.40−7.57(m,2H),7.61(dd,1H),8.09(d,1H),8.46(d,1H),11.44(s,1H),13.71(bs,1H)
【0121】
5−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.87(d,4H),1.73(m,1H),5.18(s,2H),7.20(dt,1H),7.27(t,1H),7.46(dd,1H),7.64(dd,1H),8.09(d,1H),8.46(d,1H),11.41(s,1H),13.74(bs,1H)
【0122】
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.87(d,4H),1.73(m,1H),5.31(s,2H),7.44(d,1H),7.67(dd,1H),7.72(dd,1H),7.87(d,1H),8.12(d,1H),8.47(d,1H),11.43(s,1H),13.75(bs,1H)
【0123】
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.88(d,4H),1.74(m,1H),5.23(s,2H),7.33−7.40(m,2H),7.61(d,1H),7.66(dd,1H),8.10(d,1H),8.47(d,1H),11.41(s,1H),13.76(bs,1H)
【0124】
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジクロロ−フェノキシメチル)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.87(d,4H),1.73(m,1H),5.21(s,2H),7.27(d,1H),7.39(dd,1H),7.60(d,1H),7.65(dd,1H),8.09(d,1H),8.47(d,1H),11.37(s,1H),13.74(bs,1H)
【0125】
5−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.14(t,3H),2.42(q,2H),5.16(s,2H),7.35−7.39(m,2H),7.45(t,1H),7.67(dd,1H),8.07(d,1H),8.53(d,1H),11.18(s,1H),13.73(bs,1H)
【0126】
5−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.41(q,2H),5.19(s,2H),7.34(dd,1H),7.44(d,1H),7.65(d,1H),7.67(dd,1H),8.07(d,1H),8.53(d,1H),11.17(s,1H),13.76(bs,1H)
【0127】
5−(3−クロロ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.12(t,3H),2.42(q,2H),5.09(s,2H),7.01(dt,1H),7.26(dd,1H),7.34(t,1H),7.65(dd,1H),8.04(d,1H),8.53(d,1H),11.14(s,1H),13.73(bs,1H)
【0128】
5−(3−ブロモ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.13(t,3H),2.42(q,2H),5.15(s,2H),7.14(d,1H),7.46−7.49(m,2H),7.67(dd,1H),8.07(d,1H),8.54(d,1H),11.16(s,1H),13.74(bs,1H)
【0129】
5−(4−ブロモ−3−クロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.13(t,3H),2.42(q,2H),5.13(s,2H),6.98(d,1H),7.35(s,1H),7.66(d,2H),8.05(d,1H),8.53(d,1H),11.17(s,1H),13.76(bs,1H)
【0130】
5−(3−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.13(t,3H),2.42(q,2H),5.16(s,2H),7.11(d,1H),7.38(s,1H),7.51(d,1H),7.68(dd,1H),8.07(d,1H),8.54(d,1H),11.14(s,1H),13.75(bs,1H)
【0131】
5−(3−クロロ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.87(d,4H),1.73(m,1H),5.10(s,2H),7.03(dt,1H),7.28(dd,1H),7.35(t,1H),7.64(dd,1H),8.05(d,1H),8.48(d,1H),11.38(s,1H),13.74(bs,1H)
【0132】
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.87(d,4H),1.73(m,1H),5.17(s,2H),7.37−7.40(m,2H),7.46(t,1H),8.08(d,1H),8.47(d,1H),11.41(s,1H),13.75(bs,1H)
【0133】
5−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
【0134】
5−(2,4−ジフルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.13(t,3H),2.42(q,2H),5.15(s,2H),7.03(tt,1H),7.25−7.33(m,2H),7.65(dd,1H),8.06(d,1H),8.53(d,1H),11.27(s,1H),13.72(bs,1H)
【0135】
5−(4−クロロ−2−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.13(t,3H),2.42(q,2H),5.18(s,2H),7.23(ddd,1H),7.29(t,1H),7.46(dd,1H),7.65(dd,1H),8.07(d,1H),8.53(d,1H),11.24(s,1H),13.77(bs,1H)
【0136】
5−(4−ブロモ−2−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.13(t,3H),2.42(q,2H),5.17(s,2H),7.24(t,1H),7.35(ddd,1H),7.56(dd,1H),7.65(dd,1H),8.07(d,1H),8.53(d,1H),11.23(s,1H),13.74(bs,1H)
【0137】
5−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.13(t,3H),2.42(q,2H),5.21(s,2H),7.21(d,1H),7.50(dd,1H),7.66(dd,1H),7.69(d,1H),8.09(d,1H),8.53(d,1H),11.16(s,1H),13.77(bs,1H)
【0138】
5−(2,4−ジブロモ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.13(t,3H),2.42(q,2H),5.21(s,2H),7.18(d,1H),7.54(dd,1H),7.67(dd,1H),7.82(d,1H),8.09(d,1H),8.53(d,1H),11.18(s,1H),13.73(bs,1H)
【0139】
5−(3,4−ビス−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(4−ブロモ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(3,4−ジフルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(4−クロロ−3−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(3,4−ジクロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(3−ブロモ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(3−ブロモ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(3−ブロモ−4−クロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−(3,4−ジブロモ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
【0140】
5−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.87(d,4H),1.73(m,1H),5.39(s,2H),7.57(d,1H),7.63(dd,1H),7.94(d,1H),8.06(dd,1H),8.12(d,1H),8.48(d,1H),11.41(s,1H),13.72(bs,1H)
【0141】
5−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
【0142】
5−(4−ブロモ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.87(d,4H),1.73(m,1H),5.28(s,2H),7.34(d,1H),7.61(dd,1H),7.78(d,1H),7.84(dd,1H),8.09(d,1H),8.46(d,1H),11.40(s,1H),13.70(bs,1H)
【0143】
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−安息香酸
【0144】
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジフルオロ−フェノキシメチル)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.87(d,4H),1.73(m,1H),5.15(s,2H),7.02(tt,1H),7.25−7.33(m,2H),7.64(dd,1H),8.06(dd,1H),8.47(d,1H),11.39(s,1H),13.76(bs,1H)
【0145】
5−(4−クロロ−2−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.87(d,4H),1.73(m,1H),5.18(s,2H),7.23(d,1H),7.29(t,1H),7.46(dd,1H),7.64(dd,1H),8.07(d,1H),8.47(d,1H),11.43(s,1H),13.73(bs,1H)
【0146】
5−(4−ブロモ−2−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.87(d,4H),1.73(m,1H),5.17(s,2H),7.24(t,1H),7.35(dt,1H),7.56(dd,1H),7.64(dd,1H),8.07(d,1H),8.47(d,1H),11.44(s,1H),13.75(bs,1H)
【0147】
5−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.87(d,4H),1.73(m,1H),5.21(s,2H),7.22(d,1H),7.50(dd,1H),7.65(dd,1H),7.69(d,1H),8.09(d,1H),8.47(d,1H),11.39(s,1H),13.74(bs,1H)
【0148】
5−(2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.87(d,4H),1.73(m,1H),5.31(s,2H),7.39(d,1H),7.67(dd,1H),7.75(dd,1H),7.98(d,1H),8.12(d,1H),8.48(d,1H),11.42(s,1H),13.73(bs,1H)
【0149】
5−(2−ブロモ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.87(d,4H),1.73(m,1H),5.18(s,2H),7.23−7.27(m,2H),7.58(dd,1H),7.66(dd,1H),8.10(d,1H),8.47(d,1H),11.39(s,1H),13.73(bs,1H)
【0150】
5−(2−ブロモ−4−クロロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.87(d,4H),1.73(m,1H),5.21(s,2H),7.24(d,1H),7.43(dd,1H),7.65(dd,1H),7.72(d,1H),8.10(d,1H),8.47(d,1H),11.38(s,1H),13.75(bs,1H)
【0151】
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジブロモ−フェノキシメチル)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.87(d,4H),1.73(m,1H),5.20(s,2H),7.18(d,1H),7.54(dd,1H),7.65(dd,1H),7.81(d,1H),8.09(d,1H),8.47(d,1H),11.37(s,1H),13.74(bs,1H)
【0152】
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−(3,4−ビス−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−(4−ブロモ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−安息香酸
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(3,4−ジフルオロ−フェノキシメチル)−安息香酸
5−(4−クロロ−3−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(3,4−ジクロロ−フェノキシメチル)−安息香酸
5−(4−ブロモ−3−クロロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−(3−ブロモ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−(3−ブロモ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−(3−ブロモ−4−クロロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(3,4−ジブロモ−フェノキシメチル)−安息香酸
【実施例4】
【0153】
[5−[(E)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸(方法C)]
DMF(3ml)中の5−ブロモメチル−2−プロピオニルアミノ−安息香酸メチルエステル(172mg、0.60mmol)、2,4−ジクロロ−1−ビニル−ベンゼン(125mg、0.72mmol)、炭酸カリウム(100mg、0.66mmol)、トリブチルアミン(160μl、0.66mmol)、およびビス(トリフェニル−ホスフィノ)パラジウム(II)ジクロリドの混合物を130℃に加熱した。30分後、反応混合物を室温に到達させ、2MのHClで酸性化し、結果として生じた沈殿物を濾過によって集め、水で洗浄、真空下で乾燥して、粗5−[(E)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸メチルエステルを得た。これをエタノール(3mL)および1.0MのNaOH(3mL)中で一晩加水分解し、その後1.0MのHClで酸性化した。結果として生じた沈殿物を濾過によって集め、水で洗浄、真空下で乾燥した(136mg、全収率62%)。1H−NMR(DMSO−d6)δ1.14(t,3H),2.43(q,2H),7.32(d,1H),7.37(d,1H),7.44(dd,1H),7.63(d,1H),7.87−7.91(m,1H),8.17(d,1H),8.57(d,1H),11.19(s,1H),13.80(bs,1H)。
【0154】
本質的に同じ方法で、対応する出発物質から以下の化合物を得た。
5−[(E)−2−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.14(t,3H),2.44(q,2H),7.25(dd,1H),7.36(d,1H),7.62(dt,1H),7.65(dd,1H),7.85(dd,1H),8.06(dd,1H),8.16(d,1H),8.57(d,1H),11.20(s,1H),13.79(bs,1H)
【0155】
5−[(E)−2−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.14(t,3H),2.45(q,2H),7.33(dd,1H),7.59(d,1H),7.93(dd,1H),8.03(s,1H),8.09(d,1H),8.21(d,1H),8.26(d,1H),8.60(d,1H),11.22(s,1H),13.83(bs,1H)
【0156】
5−[(E)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.14(t,3H),2.44(q,2H),7.26−7.34(m,3H),7.49(dd,1H),7.90(dd,1H),7.94(dd,1H),8.16(d,1H),8.57(d,1H),11.17(s,1H),13.75(bs,1H)
【0157】
5−[(E)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.14(t,3H),2.44(q,2H),7.14(dt,1H),7.20(d,1H),7.27−7.34(m,2H),7.86(q,1H),7.90(dd,1H),8.15(d,1H),8.56(d,1H),11.16(s,1H),13.79(bs,1H)
【0158】
5−[(E)−2−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.14(t,3H),2.44(q,2H),7.24(dd,1H),7.43(d,1H),7.77−7.80(m,2H),7.86(dd,1H),8.04(d,1H),8.16(d,1H),8.58(d,1H),11.19(s,1H),13.81(bs,1H)
【0159】
5−[(E)−2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.14(t,3H),2.44(q,2H),7.30(d,1H),7.53(d,1H),7.61(d,1H),7.71(d,1H),7.97(dd,1H),8.04(t,1H),8.21(d,1H),8.58(d,1H),11.20(s,1H),13.81(bs,1H)
【0160】
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.89(d,4H),1.75(m,1H),7.27(dd,1H),7.37(d,1H),7.61(dt,1H),7.65(dd,1H),7.85(d,1H),8.07(dd,1H),8.16(d,1H),8.51(d,1H),11.40(s,1H),13.82(bs,1H)
【0161】
5−[(E)−2−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.89(d,4H),1.75(m,1H),7.24(dd,1H),7.44(d,1H),7.78−7.81(m,2H),7.85(dd,1H),8.04(d,1H),8.17(d,1H),8.51(d,1H),11.41(s,1H),13.86(bs,1H)
【0162】
5−[(E)−2−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.14(t,3H),2.44(q,2H),7.35(d,1H),7.51(d,1H),7.73(d,1H),7.89(dd,1H),7.94(dd,1H),8.09(d,1H),8.23(d,1H),8.57(d,1H),11.18(s,1H),13.78(bs,1H)
【0163】
5−[(E)−2−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.14(t,3H),2.44(q,2H),7.33(d,1H),7.43(d,1H),7.53(dd,1H),7.86(dd,1H),7.98(m,1H),8.02(d,1H),8.21(d,1H),8.56(d,1H),11.17(s,1H),13.76(bs,1H)
【0164】
5−[(E)−2−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.14(t,3H),2.44(q,2H),7.22(d,1H),7.34(d,1H),7.43(t,1H),7.62(m,1H),7.84(dd,1H),7.88(dd,1H),8.17(d,1H),8.55(d,1H),11.16(s,1H),13.78(bs,1H)
【0165】
5−[(E)−2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.14(t,3H),2.44(q,2H),7.32(d,1H),7.55(d,1H),7.62(d,1H),7.74−7.80(m,2H),7.90(dd,1H),8.22(d,1H),8.58(d,1H),11.20(s,1H),13.81(bs,1H)
【0166】
5−[(E)−2−(3−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.14(t,3H),2.44(q,2H),7.24(d,1H),7.42(d,1H),7.56(d,1H),7.68(dd,1H),7.86(dd,1H),7.96(d,1H),8.19(d,1H),8.56(d,1H),11.18(s,1H),13.77(bs,1H)
【0167】
5−[(E)−2−(3,4−ジクロロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.14(t,3H),2.44(q,2H),7.22(d,1H),7.42(d,1H),7.59−7.64(m,2H),7.86(dd,1H),7.91(d,1H),8.19(d,1H),8.56(d,1H),11.18(s,1H),13.77(bs,1H)
【0168】
5−[(E)−2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ1.14(t,3H),2.43(q,2H),7.21(d,1H),7.33(dd,1H),7.39(d,1H),7.48(dd,1H),7.84(t,1H),7.91(dd,1H),8.17(d,1H),8.56(d,1H),11.28(s,1H),13.77(bs,1H)
【0169】
5−[(E)−2−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−[(E)−2−(3,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−[(E)−2−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
5−[(E)−2−(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
【0170】
5−[(E)−2−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.89(d,4H),1.75(m,1H),7.32(dd,1H),7.58(d,1H),7.90(dd,1H),8.02(s,1H),8.09(d,1H),8.21(d,1H),8.26(d,1H),8.54(d,1H),11.52(s,1H),13.79(bs,1H)
【0171】
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.89(d,4H),1.75(m,1H),7.30(dd,1H),7.54(d,1H),7.61(d,1H),7.71(d,1H),7.95(dd,1H),8.04(t,1H),8.21(d,1H),8.52(d,1H),11.48(s,1H),13.77(bs,1H)
【0172】
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−ビニル]−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.88(d,4H),1.74(m,1H),7.15(dt,1H),7.20(d,1H),7.27−7.35(m,2H),7.83−7.90(m,2H),8.15(d,1H),8.49(d,1H),11.43(s,1H),13.80(bs,1H)
【0173】
5−[(E)−2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.88(d,4H),1.74(m,1H),7.21(d,1H),7.33(dd,1H),7.39(d,1H),7.48(dd,1H),7.85(t,1H),7.90(dd,1H),8.16(d,1H),8.50(d,1H),11.46(s,1H),13.82(bs,1H)
【0174】
5−[(E)−2−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−[(E)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
【0175】
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−ビニル]−安息香酸
1H−NMR(DMSO−d6)δ0.89(d,4H),1.75(m,1H),7.34(d,1H),7.40(d,1H),7.47(dd,1H),7.66(d,1H),7.89(dd,1H),7.92(d,1H),8.18(d,1H),8.51(d,1H),11.48(s,1H),13.82(bs,1H)
【0176】
5−[(E)−2−(3,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−安息香酸
5−[(E)−2−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−安息香酸
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−ビニル]−安息香酸
5−[(E)−2−(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−[(E)−2−(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
5−[(E)−2−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(3,4−ジクロロ−フェニル)−ビニル]−安息香酸
【0177】
[薬理学的および薬物動態的方法]
[T細胞増殖の阻害]
T細胞増殖の阻害を機能分析において研究した。ヒトTリンパ芽球細胞系(Jurkat)をそれぞれDHODH阻害化合物の存在下および不在下で培養した。Jurkat細胞を、ウルトラグルタミン、10%ウシ胎児血清、1mMピルビン酸ナトリウム、10mMのHEPES、および0.1mg/mlゲンタマイシンを添加したRPMI1640増殖培地中、5×105/mlの濃度で、マイクロタイタープレートに播種した。10種の異なる濃度の阻害剤の希釈系列をウェルに添加し、プレートを細胞インキュベータに3日間保持した。最後の4時間の開始時に、培養物を10μl/ウェルの0.1Ci/mmol3H−TdRでパルスし、その後、濾紙に採取し、βカウンタを用いてカウントした。得られた用量反応曲線から、各化合物のIC50値を算出した。ウェル中で約50μMの濃度までウリジンを添加することによって、この機序の特異性、すなわち細胞増殖の阻害がDHODHの阻害によるものであって、化合物の一般的な細胞毒性によるものではないことをモニターした。ピリミジンの外部供給源を用いてDHODH酵素をバイパスすることにより、ウリジンの添加は抗増殖作用を逆転させる。本発明のいくつかの化合物の結果をJurkat IC50(μM)として表1に示す。
【0178】
[ヒト肝ミクロソームでの代謝安定性]
ヒト肝ミクロソームを用いて、試験化合物の代謝安定性を求めた。生理的pH(7.4)および温度(37℃)において50mMリン酸ナトリウム緩衝液中、化合物濃度0.5μMおよびタンパク質濃度1mg/mlでインキュベーションを行った。インキュベーション混合物を37℃でプレインキュベートした後、NADPH(1mM、最終濃度)を添加した。60分間のいくつかの時点で、アリコートを取り、ドライアイス上に置いた96ウェルプレートに加え、冷凍した。親化合物の濃度について試料をLC−MSで分析した。log[親化合物]対インキュベーション時間回帰線の傾きから、インビトロ半減期(t1/2)を求めた。変形ミカエリス−メンテン関係式、すなわちCLint=ln2/t1/2を用いて、固有クリアランス(CLint)を算出できる。次いで、肝臓抽出の完全攪拌モデル(well−stirred model)を用いて、CLintをCLに変換できる。ヒトの肝血流量値1.24L/時/kgを用いることができる。本発明のいくつかの化合物の結果をt1/2(分)として表1に示す。
【0179】
WO2005/075410は、DHODHを阻害すると述べられているアントラニル酸誘導体を開示している。しかしながら、ヒト細胞をベースとするインビトロ系で試験したとき、WO2005/075410の化合物は、非常に短い酸化半減期および/または低いT細胞抗増作用を有することが見出された(表1参照)。他方、本発明者らは、高いT細胞抗増殖作用と併せて、ヒトP450シトクロムによる酸化に対して実質的に強化された安定性を有する、いくつかのオルト、パラ−2置換アントラニル酸誘導体、またはメタ、パラ−2置換アントラニル酸誘導体をここに見出した。この発見は非常に驚くべきものであり、本明細書において上述のとおり、置換パターンの重要性を教示しながら、2置換は必ずオルト、メタ−位、オルト、メタ’−位、またはメタ、メタ’−位でなければならないことを強調しているWO2005/075410の教示に基づいて当業者がこれを予知することはできなかった。
【0180】
EP0497740は、抗過剰増殖/抗炎症および抗癌剤として有用であると述べられている化合物を開示している。もっとも好ましいものとして開示されている化合物は、5−(2,5−ジメトキシ−ベンジルオキシ)−2−ヒドロキシ−安息香酸メチルエステルである。本発明者らは、5−(2,5−ジメトキシ−ベンジルオキシ)−2−ヒドロキシ−安息香酸がDHODH阻害剤として不活性であることを見出した。EP0497740はまた、化合物2−アセチルアミノ−5−(2,5−ジメトキシ−ベンジルオキシ)−安息香酸メチルエステルを開示しているが、これは細胞増殖を阻害する。しかしながら、この抗増殖作用はDHODHの阻害とは無関係である。この化合物2−アセチルアミノ−5−(2,5−ジメトキシ−ベンジルオキシ)−安息香酸(化合物REF−8と称する)を試験し、T細胞増殖に対して弱い阻害作用のみを示し、ヒトにおいて短い半減期を有することを見出した(表1参照)。
【0181】
EP0815087は、増殖性および/または炎症性疾患ならびに癌の治療に有用であると述べられている、式(I)の化合物と構造的に関連する化合物、たとえば2−アセチルアミノ−5−[2−(2,5−ジメトキシ−フェニル)−エチル]−安息香酸メチルエステルを開示している。2−アセチルアミノ−5−[2−(2,5−ジメトキシ−フェニル)−エチル]−安息香酸(化合物REF−9と称する)を試験し、T細胞増殖に対して弱い阻害作用のみを示すことを見出した(表1参照)。
【0182】
T細胞増殖の阻害はヒトTリンパ芽球細胞系(Jurkat)で研究した。用量反応曲線から、各化合物のIC50値を算出した。代表的な化合物のIC50値を表1に示す。ウリジン添加はDHODH機序の特異性をモニターするために用いた。代謝安定性はヒト肝ミクロソームで研究した。代謝安定性をt1/2(分)として表1に示す。表1はその範囲を限定することなく、本発明を例示するものである。
【0183】
式(I)の化合物の製薬学的に許容可能な塩は、水または有機溶媒中、遊離酸を塩基と反応させることによって調製できる。適切な塩のリストはRemington:The Science and Practice of Pharmacy,21st Edition.Philadelphia,PA,Lippincott Williams & Wilkins.2005に記載されている。有効量の本発明の化合物は、好ましくはそのような治療を必要としている患者に通常の投与経路に従って投与され、有効量の有効成分および製薬学的に許容可能な適切な担体を含む通常の医薬組成物に製剤化される。そのような組成物は種々の形態をとることができ、たとえば経口投与用に調製された液剤、懸濁剤、エマルション、錠剤、カプセル剤、および粉剤、非経口投与用の滅菌液剤、および直腸投与用の座剤、または適切な局所製剤である。適切な医薬製剤を選択および調製するための通常の手順は、たとえばPharmaceutics,The Science of Dosage Form Design(2001)Edited by Aulton,Michael E.(ISBN:0443055173)に記載されている。
【0184】
自己免疫疾患、炎症性疾患、臓器移植拒絶、および悪性新生物から選択された疾患の治療に用いる適切な日用量は、治療される特定の状態、特定の患者の年齢および体重、ならびに特定の患者の薬剤に対する応答に応じて、0.005mg/体重kg〜約10mg/体重kg、特に0.025mg/体重kg〜2mg/体重kgの間で変化することが企図される。正確な個々の用量ならびに日用量は、医師の指示の下で標準的な医療原則に従って決定される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物。
【化1】

(式中、
XはCH=CH、CH2O(式中、酸素は環Bに結合している。)、またはOCH2(式中、酸素は環Aに結合している。)であり、
Yは水素、直鎖もしくは分岐鎖C1〜C6アルキル、または製薬学的に許容可能な無機カチオンであり、
R1はエチルまたはシクロプロピルであり、
R2およびR3は同一であるか異なっており、F、Cl、Br、CF3、およびOCF3から選択される。)
【請求項2】
XがCH2O(式中、酸素は環Bに結合している。)である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R2がCF3またはOCF3である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
YがLi+、Na+、K+、Mg2+、Ca2+、およびZn2+から選択される、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
5−(2,4−ジクロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3,4−ジブロモ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−3−クロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2,4−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−クロロ−2−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−クロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−クロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2,4−ジブロモ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3,4−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−3−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3,4−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−クロロ−3−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−3−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3,4−ジクロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−ブロモ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−ブロモ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−ブロモ−4−クロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−安息香酸、
5−(4−クロロ−2−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジクロロ−ベンジルオキシ)−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−クロロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−クロロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジブロモ−ベンジルオキシ)−安息香酸、
5−(3,4−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−安息香酸、
5−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−ブロモ−3−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(3,4−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−安息香酸、
5−(4−クロロ−3−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−ブロモ−3−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(3,4−ジクロロ−ベンジルオキシ)−安息香酸、
5−(4−ブロモ−3−クロロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(3−ブロモ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(3−ブロモ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(3−ブロモ−4−クロロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(3,4−ジブロモ−ベンジルオキシ)−安息香酸、
5−(2,4−ジクロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−クロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジクロロ−フェノキシメチル)−安息香酸、
5−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−ブロモ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−3−クロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−安息香酸、
5−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2,4−ジフルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−クロロ−2−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2,4−ジブロモ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3,4−ビス−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3,4−ジフルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−クロロ−3−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3,4−ジクロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−ブロモ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−ブロモ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−ブロモ−4−クロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3,4−ジブロモ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジフルオロ−フェノキシメチル)−安息香酸、
5−(4−クロロ−2−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−クロロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジブロモ−フェノキシメチル)−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(3,4−ビス−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−ブロモ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(3,4−ジフルオロ−フェノキシメチル)−安息香酸、
5−(4−クロロ−3−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(3,4−ジクロロ−フェノキシメチル)−安息香酸、
5−(4−ブロモ−3−クロロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(3−ブロモ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(3−ブロモ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(3−ブロモ−4−クロロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(3,4−ジブロモ−フェノキシメチル)−安息香酸、
5−[(E)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(3−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(3,4−ジクロロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(3,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−ビニル]−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−[(E)−2−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−[(E)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−ビニル]−安息香酸、
5−[(E)−2−(3,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−ビニル]−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−[(E)−2−(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−[(E)−2−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、および
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(3,4−ジクロロ−フェニル)−ビニル]−安息香酸
から選択される化合物、またはその製薬学的に許容可能な塩。
【請求項6】
5−(2,4−ジクロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3,4−ジブロモ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−3−クロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2,4−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−クロロ−2−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3,4−ジクロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−ブロモ−4−クロロ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−安息香酸、
5−(4−クロロ−2−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジクロロ−ベンジルオキシ)−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2,4−ジクロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−クロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジクロロ−フェノキシメチル)−安息香酸、
5−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−ブロモ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−3−クロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−安息香酸、
5−(2,4−ジフルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−クロロ−2−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2,4−ジブロモ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジフルオロ−フェノキシメチル)−安息香酸、
5−(4−クロロ−2−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−クロロ−フェノキシメチル)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−(2,4−ジブロモ−フェノキシメチル)−安息香酸、
5−[(E)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(3−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(3,4−ジクロロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−安息香酸、
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−ビニル]−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−[(E)−2−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−[(E)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、および
2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−5−[(E)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−ビニル]−安息香酸
から選択される請求項5に記載の化合物、またはその製薬学的に許容可能な塩。
【請求項7】
5−(4−ブロモ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸、
5−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−ベンジルオキシ)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2,4−ジクロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−クロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−ブロモ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(4−ブロモ−3−クロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(3−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(3−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、および
5−[(E)−2−(3,4−ジクロロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸
から選択される請求項6に記載の化合物、またはその製薬学的に許容可能な塩。
【請求項8】
5−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−(2−ブロモ−4−クロロ−フェノキシメチル)−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、
5−[(E)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−ビニル]−2−プロピオニルアミノ−安息香酸、および
5−[(E)−2−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−2−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−安息香酸
から選択される請求項7に記載の化合物、またはその製薬学的に許容可能な塩。
【請求項9】
薬剤として使用するための請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
製薬学的に許容可能な賦形剤と共に、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物を有効成分として含む医薬組成物。
【請求項11】
日用量が0.005mg/体重kg〜10mg/体重kg、特に0.025mg/体重kg〜2mg/体重kgとなるような量で前記有効成分が存在する、請求項10に記載の医薬組成物。
【請求項12】
経口投与用の液剤、懸濁剤、エマルション、錠剤、カプセル剤、もしくは粉剤、非経口投与用の滅菌液剤、直腸投与用の座剤、または局所製剤の形態である、請求項10または11に記載の医薬組成物。
【請求項13】
自己免疫疾患、炎症性疾患、臓器移植拒絶、および悪性新生物から選択される疾患の治療のための、請求項10から12のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項14】
前記疾患が、急性および慢性炎症、関節リウマチ、多発性硬化症、1型糖尿病、炎症性腸疾患、乾癬、移植片拒絶、ならびに悪性新生物疾患から選択される、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項15】
哺乳動物における自己免疫疾患、炎症性疾患、臓器移植拒絶、および悪性新生物から選択される疾患または状態の治療のための、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
前記疾患が、急性および慢性炎症、関節リウマチ、多発性硬化症、1型糖尿病、炎症性腸疾患、乾癬、移植片拒絶、ならびに悪性新生物疾患から選択される、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
哺乳動物における自己免疫疾患、炎症性疾患、臓器移植拒絶、および悪性新生物から選択される疾患または状態の治療のための薬剤の製造における、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項18】
前記疾患が、急性および慢性炎症、関節リウマチ、多発性硬化症、1型糖尿病、炎症性腸疾患、乾癬、移植片拒絶、ならびに悪性新生物疾患から選択される、請求項17に記載の使用。
【請求項19】
請求項1に記載の化合物を調製する方法であって、
式(I)のXがOCH2であり、
【化2】

式(II)の化合物を、式(III)の化合物(式中、Aは脱離基である。)と反応させる工程、または
式(I)のXがCH2Oであり、
【化3】

式(IV)の化合物を、式(V)の化合物と反応させる工程、または
式(I)のXがCH=CHであり、
【化4】

式(VI)の化合物を、式(VII)の化合物と反応させる工程による方法。
【請求項20】
式(II)、(IV)、および(VI)におけるYがC1〜C6アルキル基であり、前記方法がエステル部分COOYのカルボン酸部分への加水分解を任意選択的に含み、前記酸部分を製薬学的に許容可能なカチオンのカルボン酸塩に変換するために、得られた前記酸部分を適切な塩基と任意選択的に反応させる、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
哺乳動物において自己免疫疾患、炎症性疾患、臓器移植拒絶、および悪性新生物から選択される疾患または状態を治療する方法であって、治療上有効量の請求項1に記載の化合物を、そのような治療を必要としている哺乳動物に投与する工程を含む方法。

【公表番号】特表2010−520857(P2010−520857A)
【公表日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−549045(P2009−549045)
【出願日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際出願番号】PCT/SE2008/050126
【国際公開番号】WO2008/097180
【国際公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【出願人】(507075587)チェルシー・セラピューティクス,インコーポレイテッド (10)
【Fターム(参考)】