説明

新規2’−C−メチルヌクレオシド誘導体

式Iの化合物、その立体異性体、および薬学的に許容される塩またはプロドラッグ、それらの製造およびC型肝炎ウイルス治療における使用を記載する。
【化1】



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物;
【化1】

〔式中、Bは下記
【化2】

の群から選択され;
Vは、任意で置換される単環アリールおよび任意で置換される単環ヘテロアリールよりなる群から選択され;
WおよびW’は、−R、任意で置換される単環アリールおよび任意で置換される単環ヘテロアリールよりなる群から独立して選択され;
Zは、ハロゲン、−CN、−COR、−CONR、−CO、−SO、−SONR、−OR、−SR、−R、−NR、−OCOR、−OCO、−SCOR、−SCO、−NHCOR、−NHCO、−(CH−OR、および−(CH−SRよりなる群から選択され;
またはVとZはいっしょになって追加的な3〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で1個のヘテロ原子を含み、該環状基はリンに結合したOに対してβ位およびγ位でアリール基と縮合し;
または、ZとWはいっしょになって追加的な3〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で1個のヘテロ原子を含み;
または、WとW’はいっしょになって追加的な2〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で0〜2個のヘテロ原子を含み;
は、Rおよび水素よりなる群から選択され;
は、アルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、およびアラルキルよりなる群から選択され;
は、Rおよび水素よりなる群から選択され;
は、アルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、およびアラルキルよりなる群から選択され;
は、水素および低級アシルよりなる群から選択され;
12は、水素および低級アシルよりなる群から選択され;そして
pは2または3の整数である。〕
およびその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
Bが下式
【化3】

である、請求項1の化合物。
【請求項3】
Bが下式
【化4】

である、請求項1の化合物。
【請求項4】
Bが下式
【化5】

である、請求項1の化合物。
【請求項5】
下式IIの化合物
【化6】

〔式中、Bは下記
【化7】

の群から選択され;
Vは任意で置換される単環アリールおよび任意で置換される単環ヘテロアリールよりなる群から選択され;
WおよびW’は、-H、メチルおよびVよりなる群から独立して選択され、またはWおよびW’は、それぞれメチルであり、但し、WがVの場合、W’は、-Hであり;
Zは、-H、-OMe、-OEt、フェニル、C−Cアルキル、-NR、-SR、−(CH)p−OR、-(CH)p−SRおよび-OCORよりなる群から選択され;または
VとZはいっしょになって追加的な3〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で1個のヘテロ原子を含み、該環状基はリンに結合したOに対してβ位およびγ位でアリール基と縮合し;
または、ZとWはいっしょになって追加的な3〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で1個のヘテロ原子を含み;
または、WとW’はいっしょになって追加的な2〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し;
はC−Cアルキル;
はC−Cアルキル、単環アリール、および単環アラルキルよりなる群から選択され;
はC−Cアシル;
とRは、水素、C−Cアシル、およびC−Cアルコキシカルボニルよりなる群から独立して選択され、または天然に存在するL-アミノ酸とカルボニル基を介して結合してエステルを形成してもよく;またはRとRは一緒に環状炭酸エステルを形成してもよく;
は−N=CHN(R)、−NHC(O)Rおよび-NHC(O)ORよりなる群から選択され;
10はOR、ハロゲンおよびHよりなる群から選択される。〕
およびその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
Vが、フェニル;ハロゲン、C−Cアルキル、−CF、−OR、−OR12、−COR、−CO、−NR、−NR12、−CONR、-SR、−SO、−SONRおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜3個の置換基を有する置換フェニル;単環ヘテロアリール;およびハロゲン、C−Cアルキル、−CF、−OR、−OR12、−COR、−CO、−NR、−NR12、−CONR、-SR、−SO、−SONRおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換単環ヘテロアリールよりなる群から選択され、該単環ヘテロアリールおよび置換単環ヘテロアリールはN、OおよびSよりなる群から独立して選択される1個〜2個のヘテロ原子を含み;但し、
a)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がOの場合、他方はOまたはSでなく;
b)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がSの場合、他方はOまたはSでなく;または
VとZはいっしょになって追加的な3〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で1個のヘテロ原子を含み、該環状基はリンに結合したOに対してβ位およびγ位でアリール基と縮合し;および
はC−Cアルキルである、請求項1の化合物。
【請求項7】
Vが、フェニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキル、−CF、−COCH、−OMe、−NMe、−OEt、−COt-ブチル、−CONH、-SMe、−SOMe、−SONHおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜3個の置換基を有する置換フェニル;単環ヘテロアリール;および−Cl、−Br、−F、C−Cアルキル、−CF、−COCH、−OMe、−NMe、−OEt、−COt-ブチル、−CONH、-SMe、−SOMe、−SONHおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換単環ヘテロアリールよりなる群から選択され、該単環ヘテロアリールおよび置換単環ヘテロアリールはN、OおよびSよりなる群から独立して選択される1個〜2個のヘテロ原子を含み;但し、
a)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がOの場合、他方はOまたはSでなく;
b)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がSの場合、他方はOまたはSでなく;または
VとZはいっしょになって追加的な4個の原子を介して結合し6員環を形成し、該6員環はリンに結合したOに対してβ位およびγ位でフェニル基もしくは置換フェニルと縮合する、請求項6の化合物。
【請求項8】
Vが、フェニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換フェニル;ピリジル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換ピリジル;フラニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換フラニル;チエニル;および−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換チエニルよりなる群から選択される、請求項7の化合物。
【請求項9】
Vが、フェニル、3-クロロフェニル、3-ブロモフェニル、2-ブロモフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3-ブロモ-4-フルオロフェニル、2-ピリジル、3-ピリジル、および4-ピリジルよりなる群から選択される、請求項8の化合物。
【請求項10】
Vが、3-クロロフェニル、3-ブロモフェニル、2-ブロモフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3-ピリジル、および4-ピリジルよりなる群から選択される、請求項9の化合物。
【請求項11】
Zが、-H、−OMe、−OEt、フェニル、C−Cアルキル、−NR、−SR、−(CH)p−OR、−(CH)p−SRおよび-OCORよりなる群から選択され;
がC−Cアルキルであり;
が、C−Cアルキル、単環アリール、および単環アラルキルよりなる群から選択され:
がC−Cアシルである、請求項1の化合物。
【請求項12】
Zが、−H、−OMe、−OEtおよびフェニルよりなる群から選択される、請求項11の化合物。
【請求項13】
WおよびW’が、-H、C−Cアルキルおよびフェニルよりなる群から独立して選択され;または、WおよびW’が追加的な2個〜5個の原子を介して結合し環状基を形成する、請求項1の化合物。
【請求項14】
WおよびW’が、-H、メチル、およびVなる群から独立して選択され、またはWおよびW’がそれぞれメチルであって、但し、WがVの場合、W’はHである、請求項1の化合物。
【請求項15】
Vが、任意で置換される単環アリールおよび任意で置換される単環ヘテロアリールよりなる群から選択され;
WおよびW’が、-H、メチル、およびVなる群から独立して選択され、またはWおよびW’がそれぞれメチルであって、但し、WがVの場合、W’はHであり;
Zが、-H、−OMe、−OEt、フェニル、C−Cアルキル、−NR、−SR、−(CH)p−OR、−(CH)p−SRおよび-OCORよりなる群から選択され;
またはVとZはいっしょになって追加的な3〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で1個のヘテロ原子を含み、該環状基はリンに結合したOに対してβ位およびγ位でアリール基と縮合し;
または、ZとWはいっしょになって追加的な3〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で1個のヘテロ原子を含み;
または、WとW’はいっしょになって追加的な2〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し;
はC−Cアルキルであり;
はC−Cアルキル、単環アリール、および単環アラルキルよりなる群から選択され;
はC−Cアシルである、請求項1の化合物。
【請求項16】
Vが、フェニル;ハロゲン、C−Cアルキル、−CF、−OR、−OR12、−COR、−CO、−NR、−NR12、−CONR、-SR、−SO、−SONRおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜3個の置換基を有する置換フェニル;単環ヘテロアリール;およびハロゲン、C−Cアルキル、−CF、−OR、−OR12、−COR、−CO、−NR、−NR12、−CONR、-SR、−SO、−SONRおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換単環ヘテロアリールよりなる群から選択され、該単環ヘテロアリールおよび置換単環ヘテロアリールはN、OおよびSよりなる群から独立して選択される1個〜2個のヘテロ原子を含み;但し、
a)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がOの場合、他方はOまたはSでなく;
b)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がSの場合、他方はOまたはSでなく;または
VとZはいっしょになって追加的な3〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で1個のヘテロ原子を含み、該環状基はリンに結合したOに対してβ位およびγ位でアリール基と縮合し;および
はC−Cアルキルである、請求項15の化合物。
【請求項17】
Vが、フェニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキル、−CF、−COCH、−OMe、−NMe、−OEt、−COt-ブチル、−CONH、-SMe、−SOMe、−SONHおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜3個の置換基を有する置換フェニル;単環ヘテロアリール;および−Cl、−Br、−F、C−Cアルキル、−CF、−COCH、−OMe、−NMe、−OEt、−COt-ブチル、−CONH、-SMe、−SOMe、−SONHおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換単環ヘテロアリールよりなる群から選択され、該単環ヘテロアリールおよび置換単環ヘテロアリールはN、OおよびSよりなる群から独立して選択される1個〜2個のヘテロ原子を含み;但し、
a)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がOの場合、他方はOまたはSでなく;
b)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がSの場合、他方はOまたはSでなく;または
VとZはいっしょになって追加的な4個の原子を介して結合し6員環を形成し、該6員環はリンに結合したOに対してβ位およびγ位でフェニル基もしくは置換フェニルと縮合する、請求項16の化合物。
【請求項18】
Vが、フェニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換フェニル;ピリジル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換ピリジル;フラニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換フラニル;チエニル;および−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換チエニルよりなる群から選択される、請求項17の化合物。
【請求項19】
Vが、フェニル、3-クロロフェニル、3-ブロモフェニル、2-ブロモフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3-ブロモ-4-フルオロフェニル、2-ピリジル、3-ピリジル、および4-ピリジルよりなる群から選択され;
Zが−H、OMe、OEt、およびフェニルよりなる群から選択され;
WおよびW’が、-H、およびフェニルよりなる群から独立して選択され、またはWおよびW’がいずれもメチルである、請求項1の化合物。
【請求項20】
Z、WおよびW’がいずれも−Hである、請求項1の化合物。
【請求項21】
VとWが同一であり、いずれも任意で置換される単環アリールおよび任意で置換される単環ヘテロアリールよりなる群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項22】
Bが下式
【化8】

であり;
Vが3-クロロフェニル、3-ブロモフェニル、2-ブロモフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3-ピリジル、および4-ピリジルよりなる群から選択され;
Z、WおよびW’がいずれも−Hである、請求項1の化合物。
【請求項23】
下式
【化9】

で表される、請求項22の化合物。
【請求項24】
Bが下式
【化10】

であり;
Vが3-クロロフェニル、3-ブロモフェニル、2-ブロモフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3-ピリジル、および4-ピリジルよりなる群から選択され;
Z、WおよびW’がいずれも−Hである、請求項1の化合物。
【請求項25】
下式
【化11】

で表される、請求項24の化合物。
【請求項26】
Bが下式
【化12】

であり;
Vが3-クロロフェニル、3-ブロモフェニル、2-ブロモフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3-ピリジル、および4-ピリジルよりなる群から選択され;
Z、WおよびW’がいずれも−Hである、請求項1の化合物。
【請求項27】
下式
【化13】

で表される、請求項26の化合物。
【請求項28】
下式
【化14】

で表される、請求項26の化合物。
【請求項29】
下式V
【化15】

(式中、Vおよびリボース糖部分の5'-オキシメチレン基は互いにシス位にある。)
で表される、請求項1の化合物。
【請求項30】
下式III
【化16】

(式中、Vおよびリボース糖部分の5'-オキシメチレン基は互いにシス位にある。)
で表される、請求項5の化合物。
【請求項31】
Vが、フェニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキル、−CF、−COCH、−OMe、−NMe、−OEt、−COt-ブチル、−CONH、-SMe、−SOMe、−SONHおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜3個の置換基を有する置換フェニル;単環ヘテロアリール;および−Cl、−Br、−F、C−Cアルキル、−CF、−COCH、−OMe、−NMe、−OEt、−COt-ブチル、−CONH、-SMe、−SOMe、−SONHおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換単環ヘテロアリールよりなる群から選択される、請求項30の化合物。
【請求項32】
Vが、フェニル、3-クロロフェニル、3-ブロモフェニル、2-ブロモフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3-ブロモ-4-フルオロフェニル、2-ピリジル、3-ピリジル、および4-ピリジルよりなる群から選択される、請求項31の化合物。
【請求項33】
Vが結合した炭素の立体化学がR配位、リン中心の立体化学がS配位である、請求項32の化合物。
【請求項34】
Vが結合した炭素の立体化学がS配位、リン中心の立体化学がR配位である、請求項32の化合物。
【請求項35】
Vが、フェニル;ハロゲン、C−Cアルキル、−CF、−OR、−OR12、−COR、−CO、−NR、−NR12、−CONR、-SR、−SO、−SONRおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜3個の置換基を有する置換フェニル;単環ヘテロアリール;およびハロゲン、C−Cアルキル、−CF、−OR、−OR12、−COR、−CO、−NR、−NR12、−CONR、-SR、−SO、−SONRおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換単環ヘテロアリールよりなる群から選択され、該単環ヘテロアリールおよび置換単環ヘテロアリールはN、OおよびSよりなる群から独立して選択される1個〜2個のヘテロ原子を含み;但し、
a)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がOの場合、他方はOまたはSでなく;
b)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がSの場合、他方はOまたはSでなく;
はC−Cアルキルである、請求項29の化合物。
【請求項36】
Vが、フェニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキル、−CF、−COCH、−OMe、−NMe、−OEt、−COt-ブチル、−CONH、-SMe、−SOMe、−SONHおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜3個の置換基を有する置換フェニル;単環ヘテロアリール;および−Cl、−Br、−F、C−Cアルキル、−CF、−COCH、−OMe、−NMe、−OEt、−COt-ブチル、−CONH、-SMe、−SOMe、−SONHおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換単環ヘテロアリールよりなる群から選択され、該単環ヘテロアリールおよび置換単環ヘテロアリールはN、OおよびSよりなる群から独立して選択される1個〜2個のヘテロ原子を含み;但し、
a)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がOの場合、他方はOまたはSでなく;
b)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がSの場合、他方はOまたはSでなく;または
VとZはいっしょになって追加的な4個の原子を介して結合し6員環を形成し、該6員環はリンに結合したOに対してβ位およびγ位でフェニル基もしくは置換フェニルと縮合する、請求項35の化合物。
【請求項37】
Vが、フェニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換フェニル;ピリジル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換ピリジル;フラニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換フラニル;チエニル;および−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換チエニルよりなる群から選択される、請求項36の化合物。
【請求項38】
Vが、フェニル、3-クロロフェニル、3-ブロモフェニル、2-ブロモフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3-ブロモ-4-フルオロフェニル、2-ピリジル、3-ピリジル、および4-ピリジルよりなる群から選択される、請求項37の化合物。
【請求項39】
Vが、3-クロロフェニル、3-ブロモフェニル、2-ブロモフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3-ピリジル、および4-ピリジルよりなる群から選択される、請求項38の化合物。
【請求項40】
Vが結合した炭素の立体化学がR配位、リン中心の立体化学がS配位である、請求項29の化合物。
【請求項41】
Vが結合した炭素の立体化学がS配位、リン中心の立体化学がR配位である、請求項29の化合物。
【請求項42】
請求項1の化合物の薬学的な有効量、および薬学的に許容される担体を含む、薬学的組成物。
【請求項43】
請求項5の化合物の薬学的な有効量、および薬学的に許容される担体を含む、薬学的組成物。
【請求項44】
ヒト患者において請求項1の化合物の治療上の有効量を投与することを含む、該患者におけるウイルス複製を阻害する方法。
【請求項45】
ヒト患者において請求項5の化合物の治療上の有効量を投与することを含む、該患者におけるウイルス複製を阻害する方法。
【請求項46】
当該ウイルス複製がRNA依存性RNAウイルスの複製である、請求項44の方法。
【請求項47】
当該ウイルス複製がHCVの複製である、請求項44の方法。
【請求項48】
ヒト患者において請求項1の化合物の治療上の有効量を投与することを含む、該患者におけるウイルス感染を治療する方法。
【請求項49】
ヒト患者において請求項5の化合物の治療上の有効量を投与することを含む、該患者におけるウイルス感染を治療する方法。
【請求項50】
当該ウイルス感染がRNA依存性RNAウイルスの感染である、請求項48の方法。
【請求項51】
当該ウイルス感染がHCVの感染である、請求項48の方法。
【請求項52】
HCVに対して有効な第二の医薬の治療上の有効量と組み合わせて、当該式Iの化合物が使用される、請求項51の方法。
【請求項53】
HCVに対して有効な当該第二の医薬がリバビリン;レボビリン;ビラミジン;チモシンα-1;インターフェロン-β;NS3セリンプロテアーゼ阻害剤;イノシンモノホスフェートデヒドロゲナーゼの阻害剤;インターフェロン-α若しくはペグ化インターフェロン-α、それぞれ単独またはリバビリン若しくはレボビリンとの組み合わせ、である請求項52の方法。
【請求項54】
HCVに対して有効な当該第二の医薬が、インターフェロン-α若しくはペグ化インターフェロン-α、それぞれ単独またはリバビリン若しくはレボビリンとの組み合わせ、である請求項53の方法。
【請求項55】
式Iの化合物;
【化17】

〔式中、Bは下記
【化18】

で表され;
Vは、任意で置換される単環アリールおよび任意で置換される単環ヘテロアリールよりなる群から選択され;
WおよびW’は、−R、任意で置換される単環アリールおよび任意で置換される単環ヘテロアリールよりなる群から独立して選択され;
Zは、ハロゲン、−CN、−COR、−CONR、−CO、−SO、−SONR、−OR、−SR、−R、−NR、−OCOR、−OCO、−SCOR、−SCO、−NHCOR、−NHCO、−(CH−OR、および−(CH−SRよりなる群から選択され;
またはVとZはいっしょになって追加的な3〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で1個のヘテロ原子を含み、該環状基はリンに結合したOに対してβ位およびγ位でアリール基と縮合し;
または、ZとWはいっしょになって追加的な3〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で1個のヘテロ原子を含み;
または、WとW’はいっしょになって追加的な2〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で0〜2個のヘテロ原子を含み;
は、Rおよび水素よりなる群から選択され;
は、アルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、およびアラルキルよりなる群から選択され;
は、Rおよび水素よりなる群から選択され;
は、アルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、およびアラルキルよりなる群から選択され;
は、水素および低級アシルよりなる群から選択され;
12は、水素および低級アシルよりなる群から選択され;そして
pは2または3の整数である。〕
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項56】
式IIの化合物;
【化19】

〔式中、Bは下記
【化20】

の群から選択され;
Vは、任意で置換される単環アリールおよび任意で置換される単環ヘテロアリールよりなる群から選択され;
WおよびW’は、-H、メチルおよびVよりなる群から独立して選択され、またはWおよびW’は、それぞれメチルであり、但し、WがVの場合、W’は、-Hであり;
Zは、-H、-OMe、-OEt、フェニル、C−Cアルキル、-NR、-SR、−(CH)p−OR、-(CH)p−SRおよび-OCORよりなる群から選択され;または
VとZはいっしょになって追加的な3〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で1個のヘテロ原子を含み、該環状基はリンに結合したOに対してβ位およびγ位でアリール基と縮合し;
または、ZとWはいっしょになって追加的な3〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で1個のヘテロ原子を含み;
または、WとW’はいっしょになって追加的な2〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し;
はC−Cアルキル;
はC−Cアルキル、単環アリール、および単環アラルキルよりなる群から選択され;
はC−Cアシル;
とRは、水素、C−Cアシル、およびC−Cアルコキシカルボニルよりなる群から独立して選択され、または天然に存在するL-アミノ酸とカルボニル基を介して結合してエステルを形成してもよく;またはRとRは一緒に環状炭酸エステルを形成してもよく;
10はOR、OR、NH、NHR、ハロゲンおよびHよりなる群から選択される。〕
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項57】
Vが、フェニル;ハロゲン、C−Cアルキル、−CF、−OR、−OR12、−COR、−CO、−NR、−NR12、−CONR、-SR、−SO、−SONRおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜3個の置換基を有する置換フェニル;単環ヘテロアリール;およびハロゲン、C−Cアルキル、−CF、−OR、−OR12、−COR、−CO、−NR、−NR12、−CONR、-SR、−SO、−SONRおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換単環ヘテロアリールよりなる群から選択され、該単環ヘテロアリールおよび置換単環ヘテロアリールはN、OおよびSよりなる群から独立して選択される1個〜2個のヘテロ原子を含み;但し、
a)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がOの場合、他方はOまたはSでなく;
b)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がSの場合、他方はOまたはSでなく;または
VとZはいっしょになって追加的な3〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で1個のヘテロ原子を含み、該環状基はリンに結合したOに対してβ位およびγ位でアリール基と縮合し;および
はC−Cアルキルである、請求項55の化合物。
【請求項58】
Vが、フェニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキル、−CF、−COCH、−OMe、−NMe、−OEt、−COt-ブチル、−CONH、-SMe、−SOMe、−SONHおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜3個の置換基を有する置換フェニル;単環ヘテロアリール;および−Cl、−Br、−F、C−Cアルキル、−CF、−COCH、−OMe、−NMe、−OEt、−COt-ブチル、−CONH、-SMe、−SOMe、−SONHおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換単環ヘテロアリールよりなる群から選択され、該単環ヘテロアリールおよび置換単環ヘテロアリールはN、OおよびSよりなる群から独立して選択される1個〜2個のヘテロ原子を含み;但し、
a)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がOの場合、他方はOまたはSでなく;
b)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がSの場合、他方はOまたはSでなく;または
VとZはいっしょになって追加的な4個の原子を介して結合し6員環を形成し、該6員環はリンに結合したOに対してβ位およびγ位でフェニル基もしくは置換フェニルと縮合する、請求項57の化合物。
【請求項59】
Vが、フェニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換フェニル;ピリジル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換ピリジル;フラニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換フラニル;チエニル;および−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換チエニルよりなる群から選択される、請求項58の化合物。
【請求項60】
Vが、フェニル、3-クロロフェニル、3-ブロモフェニル、2-ブロモフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3-ブロモ-4-フルオロフェニル、2-ピリジル、3-ピリジル、および4-ピリジルよりなる群から選択される、請求項59の化合物。
【請求項61】
Vが、3-クロロフェニル、3-ブロモフェニル、2-ブロモフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3-ピリジル、および4-ピリジルよりなる群から選択される、請求項60の化合物。
【請求項62】
Zが、-H、−OMe、−OEt、フェニル、C−Cアルキル、−NR、−SR、−(CH)p−OR、−(CH)p−SRおよび-OCORよりなる群から選択され;
がC−Cアルキルであり;
が、C−Cアルキル、単環アリール、および単環アラルキルよりなる群から選択され:
がC−Cアシルである、請求項55の化合物。
【請求項63】
Zが、−H、−OMe、−OEtおよびフェニルよりなる群から選択される、請求項62の化合物。
【請求項64】
WおよびW’が、-H、C−Cアルキルおよびフェニルよりなる群から独立して選択され;または、WおよびW’が追加的な2個〜5個の原子を介して一緒に結合し環状基を形成する、請求項55の化合物。
【請求項65】
WおよびW’が、-H、メチル、およびVなる群から独立して選択され、またはWおよびW’がそれぞれメチルであって、但し、WがVの場合、W’はHである、請求項55の化合物。
【請求項66】
Vが、任意で置換される単環アリールおよび任意で置換される単環ヘテロアリールよりなる群から選択され;
WおよびW’が、-H、メチル、およびVなる群から独立して選択され、またはWおよびW’がそれぞれメチルであって、但し、WがVの場合、W’はHであり;
Zが、-H、−OMe、−OEt、フェニル、C−Cアルキル、−NR、−SR、−(CH)p−OR、−(CH)p−SRおよび-OCORよりなる群から選択され;
またはVとZはいっしょになって追加的な3〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で1個のヘテロ原子を含み、該環状基はリンに結合したOに対してβ位およびγ位でアリール基と縮合し;
または、ZとWはいっしょになって追加的な3〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で1個のヘテロ原子を含み;
または、WとW’はいっしょになって追加的な2〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し;
はC−Cアルキルであり;
はC−Cアルキル、単環アリール、および単環アラルキルよりなる群から選択され;
はC−Cアシルである、請求項55の化合物。
【請求項67】
Vが、フェニル;ハロゲン、C−Cアルキル、−CF、−OR、−OR12、−COR、−CO、−NR、−NR12、−CONR、-SR、−SO、−SONRおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜3個の置換基を有する置換フェニル;単環ヘテロアリール;およびハロゲン、C−Cアルキル、−CF、−OR、−OR12、−COR、−CO、−NR、−NR12、−CONR、-SR、−SO、−SONRおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換単環ヘテロアリールよりなる群から選択され、該単環ヘテロアリールおよび置換単環ヘテロアリールはN、OおよびSよりなる群から独立して選択される1個〜2個のヘテロ原子を含み;但し、
a)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がOの場合、他方はOまたはSでなく;
b)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がSの場合、他方はOまたはSでなく;または
VとZはいっしょになって追加的な3〜5個の原子を介して結合し環状基を形成し、任意で1個のヘテロ原子を含み、該環状基はリンに結合したOに対してβ位およびγ位でアリール基と縮合し;および
はC−Cアルキルである、請求項66の化合物。
【請求項68】
Vが、フェニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキル、−CF、−COCH、−OMe、−NMe、−OEt、−COt-ブチル、−CONH、-SMe、−SOMe、−SONHおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜3個の置換基を有する置換フェニル;単環ヘテロアリール;および−Cl、−Br、−F、C−Cアルキル、−CF、−COCH、−OMe、−NMe、−OEt、−COt-ブチル、−CONH、-SMe、−SOMe、−SONHおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換単環ヘテロアリールよりなる群から選択され、該単環ヘテロアリールおよび置換単環ヘテロアリールはN、OおよびSよりなる群から独立して選択される1個〜2個のヘテロ原子を含み;但し、
a)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がOの場合、他方はOまたはSでなく;
b)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がSの場合、他方はOまたはSでなく;または
VとZはいっしょになって追加的な4個の原子を介して結合し6員環を形成し、該6員環はリンに結合したOに対してβ位およびγ位でフェニル基もしくは置換フェニルと縮合する、請求項67の化合物。
【請求項69】
Vが、フェニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換フェニル;ピリジル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換ピリジル;フラニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換フラニル;チエニル;および−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換チエニルよりなる群から選択される、請求項68の化合物。
【請求項70】
Vが、フェニル、3-クロロフェニル、3-ブロモフェニル、2-ブロモフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3-ブロモ-4-フルオロフェニル、2-ピリジル、3-ピリジル、および4-ピリジルよりなる群から選択され;
Zが、−H、−OMe、−OEtおよびフェニルよりなる群から選択され;
WおよびW’が、-H、およびフェニルよりなる群から独立して選択され、またはWおよびW’がそれぞれメチルである、請求項55の化合物。
【請求項71】
Z、WおよびW’がいずれも−Hである、請求項55の化合物。
【請求項72】
VとWが同一であり、いずれも任意で置換される単環アリールおよび任意で置換される単環ヘテロアリールよりなる群から選択される、請求項55の化合物。
【請求項73】
Bが下式
【化21】

で表され;Vが、3-クロロフェニル、3-ブロモフェニル、2-ブロモフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3-ピリジル、および4-ピリジルよりなる群から選択され;そして、Z、WおよびW’がいずれも−Hである、請求項55の化合物。
【請求項74】
下式
【化22】

で表される、請求項73の化合物。
【請求項75】
下式V
【化23】

(式中、Vおよびリボース糖部分の5'-オキシメチレン基は互いにシス位にある。)
で表される、請求項55の化合物。
【請求項76】
下式III
【化24】

(式中、Vおよびリボース糖部分の5'-オキシメチレン基は互いにシス位にある。)
で表される、請求項56の化合物。
【請求項77】
Vが、フェニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキル、−CF、−COCH、−OMe、−NMe、−OEt、−COt-ブチル、−CONH、-SMe、−SOMe、−SONHおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜3個の置換基を有する置換フェニル;単環ヘテロアリール;および−Cl、−Br、−F、C−Cアルキル、−CF、−COCH、−OMe、−NMe、−OEt、−COt-ブチル、−CONH、-SMe、−SOMe、−SONHおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換単環ヘテロアリールよりなる群から選択される、請求項76の化合物。
【請求項78】
Vが、フェニル、3-クロロフェニル、3-ブロモフェニル、2-ブロモフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3-ブロモ-4-フルオロフェニル、2-ピリジル、3-ピリジル、および4-ピリジルよりなる群から選択される、請求項77の化合物。
【請求項79】
Vが結合した炭素の立体化学がR配位、リン中心の立体化学がS配位である、請求項78の化合物。
【請求項80】
Vが結合した炭素の立体化学がS配位、リン中心の立体化学がR配位である、請求項78の化合物。
【請求項81】
Vが、フェニル;ハロゲン、C−Cアルキル、−CF、−OR、−OR12、−COR、−CO、−NR、−NR12、−CONR、-SR、−SO、−SONRおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜3個の置換基を有する置換フェニル;単環ヘテロアリール;およびハロゲン、C−Cアルキル、−CF、−OR、−OR12、−COR、−CO、−NR、−NR12、−CONR、-SR、−SO、−SONRおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換単環ヘテロアリールよりなる群から選択され、該単環ヘテロアリールおよび置換単環ヘテロアリールはN、OおよびSよりなる群から独立して選択される1個〜2個のヘテロ原子を含み;但し、
a)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がOの場合、他方はOまたはSでなく;
b)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がSの場合、他方はOまたはSでなく;
はC−Cアルキルである、請求項75の化合物。
【請求項82】
Vが、フェニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキル、−CF、−COCH、−OMe、−NMe、−OEt、−COt-ブチル、−CONH、-SMe、−SOMe、−SONHおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜3個の置換基を有する置換フェニル;単環ヘテロアリール;および−Cl、−Br、−F、C−Cアルキル、−CF、−COCH、−OMe、−NMe、−OEt、−COt-ブチル、−CONH、-SMe、−SOMe、−SONHおよび−CNよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換単環ヘテロアリールよりなる群から選択され、該単環ヘテロアリールおよび置換単環ヘテロアリールはN、OおよびSよりなる群から独立して選択される1個〜2個のヘテロ原子を含み;但し、
a)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がOの場合、他方はOまたはSでなく;
b)2個のヘテロ原子が含まれてその一方がSの場合、他方はOまたはSでなく;または
VとZはいっしょになって追加的な4個の原子を介して結合し6員環を形成し、該6員環はリンに結合したOに対してβ位およびγ位でフェニル基もしくは置換フェニルと縮合する、請求項81の化合物。
【請求項83】
Vが、フェニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個〜2個の置換基を有する置換フェニル;ピリジル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換ピリジル;フラニル;−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換フラニル;チエニル;および−Cl、−Br、−F、C−Cアルキルおよび−CFよりなる群から独立して選択される1個の置換基を有する置換チエニルよりなる群から選択される、請求項82の化合物。
【請求項84】
Vが、フェニル、3-クロロフェニル、3-ブロモフェニル、2-ブロモフェニル、3,5-ジクロロフェニル、3-ブロモ-4-フルオロフェニル、2-ピリジル、3-ピリジル、および4-ピリジルよりなる群から選択される、請求項83の化合物。
【請求項85】
Vが、3-クロロフェニル、3-ブロモフェニル、2-ブロモフェニル、3,5-ジクロロフェニル、および4-ピリジルよりなる群から選択される、請求項84の化合物。
【請求項86】
Vが結合した炭素の立体化学がR配位、リン中心の立体化学がS配位である、請求項75の化合物。
【請求項87】
Vが結合した炭素の立体化学がS配位、リン中心の立体化学がR配位である、請求項75の化合物。
【請求項88】
請求項55の化合物の薬学的な有効量、および薬学的に許容される担体を含む、薬学的組成物。
【請求項89】
請求項56の化合物の薬学的な有効量、および薬学的に許容される担体を含む、薬学的組成物。
【請求項90】
ヒト患者において請求項55の化合物の治療上の有効量を投与することを含む、該患者におけるウイルス複製を阻害する方法。
【請求項91】
ヒト患者において請求項56の化合物の治療上の有効量を投与することを含む、該患者におけるウイルス複製を阻害する方法。
【請求項92】
当該ウイルスの複製がRNA依存性RNAウイルスの複製である、請求項90の方法。
【請求項93】
当該ウイルスの複製がHCVの複製である、請求項90の方法。
【請求項94】
ヒト患者において請求項55の化合物の治療上の有効量を投与することを含む、該患者におけるウイルス感染を治療する方法。
【請求項95】
ヒト患者において請求項56の化合物の治療上の有効量を投与することを含む、該患者におけるウイルス感染を治療する方法。
【請求項96】
当該ウイルスの感染がRNA依存性RNAウイルスの感染である、請求項94の方法。
【請求項97】
当該ウイルスの感染がHCVの感染である、請求項94の方法。
【請求項98】
HCVに対して有効な第二の医薬の治療上の有効量と組み合わせて、当該式Iの化合物が使用される、請求項97の方法。
【請求項99】
HCVに対して有効な当該第二の医薬がリバビリン;レボビリン;ビラミジン;チモシンα-1;インターフェロン-β;NS3セリンプロテアーゼ阻害剤;イノシンモノホスフェートデヒドロゲナーゼの阻害剤;インターフェロン-α若しくはペグ化インターフェロン-α、それぞれ単独またはリバビリン若しくはレボビリンとの組み合わせ、である請求項98の方法。
【請求項100】
HCVに対して有効な当該第二の医薬が、インターフェロン-α若しくはペグ化インターフェロン-α、それぞれ単独またはリバビリン若しくはレボビリンとの組み合わせ、である請求項99の方法。
【請求項101】
下式VI
【化25】

(式中、XはNH、NHCH、N(CH)、OCHおよびSCHよりなる群から選択され;
YおよびY’は独立してOまたはNHであり;
V、W、およびW’は独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、またはalk-アリールであって、いずれも任意で置換され;
Zは水素、CHWOH、CHWOCOW’、SWまたはCHアリールである。)
で表される化合物。
【請求項102】
下式VII
【化26】

(式中、Bは下記
【化27】

よりなる群から選択され;
XはNH、NHCH、N(CH)、OCH、SCH、OHおよびSHよりなる群から選択され;
YおよびY’は独立してOまたはNHであり;
14はHおよびNHよりなる群から選択され;
ヘテロ環状塩基Bはそのヘテロ環状塩基上の任意の位置で、分子量が150より少なく、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルクアリール、シクロアルキル、アシル、およびアルコキシよりなる群から選択される置換基で置換されてもよく、また該置換基は炭素、硫黄、酸素、若しくはセレンを介してそのヘテロ環状塩基の6位と縮合してもよく;
V、W、およびW’は独立して水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、またはalk-アリールであって、いずれも任意で置換され;
Zは水素、CHWOH、CHWOCOW’、SWまたはCHアリールである。)
で表される、化合物。
【請求項103】
Bが下式
【化28】

よりなる群から選択される、請求項102の化合物。
【請求項104】
XがNHである、請求項103の化合物。
【請求項105】
Bが下式
【化29】

よりなる群から選択される、請求項103の化合物。
【請求項106】
XがNHである、請求項105の化合物。

【公表番号】特表2007−522237(P2007−522237A)
【公表日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−553282(P2006−553282)
【出願日】平成17年2月14日(2005.2.14)
【国際出願番号】PCT/US2005/004447
【国際公開番号】WO2005/084192
【国際公開日】平成17年9月15日(2005.9.15)
【出願人】(399124174)メタバシス・セラピューティクス・インコーポレイテッド (19)
【氏名又は名称原語表記】METABASIS THERAPEUTICS, INC.
【Fターム(参考)】