説明

有害生物防除剤及び/又は除草剤としての2−エチル−4,6−ジメチル−フェニル−置換テトラミン酸誘導体

本発明は、式(I)


(式中、A、B、D及びGは特許請求の範囲に挙げた意義を有する)の新規2−エチル−4,6−ジメチル−フェニル−置換テトラミン酸誘導体、この幾つかの製造方法及び製造用中間体生成物、この有害生物防除剤及び/又は除草剤としての使用、並びに式(I)の2−エチル−4,6−ジメチル−フェニル−置換テトラミン酸誘導体と栽培植物の適合性を改善する少なくとも1種の化合物とを含有する選択性除草剤に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物。
【化1】

〔式中、
Gは基
【化2】

(式中、
Eは金属イオン均等物又はアンモニウムイオンを表し、
Lは酸素又は硫黄を表し、
Mは酸素又は硫黄を表し、
は、それぞれ場合により置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル又はポリアルコキシアルキルを表すか、又はそれぞれ場合によりハロゲン、アルキル又はアルコキシで置換されていてもよいシクロアルキル又はヘテロシクリルを表すか、又はそれぞれ場合により置換されていてもよいフェニル、フェニルアルキル、フェニルアルケニル又はヘテロアリールを表し、
は、それぞれ場合によりハロゲン置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル又はポリアルコキシアルキルを表すか、又はそれぞれ場合により置換されていてもよいシクロアルキル、フェニル又はベンジルを表し、
、R及びRは、互いに独立して、それぞれ場合によりハロゲン置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルチオ、アルケニルチオ又はシクロアルキルチオを表すか、又はそれぞれ場合により置換されていてもよいフェニル、ベンジル、フェノキシ又はフェニルチオを表し、
及びRは、互いに独立して、水素を表すか、それぞれ場合によりハロゲン置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルキルを表すか、それぞれ場合により置換されていてもよいフェニル又はベンジルを表すか、又はR及びRはこれらを結合しているN原子と一緒になって場合により置換されていてもよい環であって場合により酸素又は硫黄を含有していてもよい環を表す)
の一つを表し、
Aは水素を表すか、それぞれ場合によりハロゲン置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル又はアルキルチオアルキルを表すか、又は場合により置換されていてもよいシクロアルキルを表し、
Bは水素、アルキル又はアルコキシアルキルを表し、
Dは水素を表すか、又はアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキルからなる群から選択される場合により置換されていてもよい基又は場合により置換されていてもよいシクロアルキルを表し、
AとDはこれらを結合している原子と一緒になって、場合により少なくとも1個のヘテロ原子を含有していてもよく、A、D部分で非置換であるか又は置換されている飽和又は不飽和環を表し、
及び、もし
Gが水素(a)を表すなら、
Aは水素又はアルキルを表し、
Bは水素又はアルキルを表し、
Dはアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキルからなる群から選択される場合により置換されていてもよい基又は場合により置換されていてもよいシクロアルキルを表すか、又は
AとDはこれらを結合している原子と一緒になって、場合により少なくとも1個のヘテロ原子を含有していてもよく、A、D部分で非置換であるか又は置換されている飽和又は不飽和環を表す〕
【請求項2】
もしGが水素(a)を表すなら、
Aが水素又はC−C−アルキルを表し、
Bが水素又はC−C−アルキルを表し、
Dが、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲンでモノからペンタ置換されていてもよい)を表すか、場合によりハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルキルでモノからトリ置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し、
AとDが一緒になってC−C−アルカンジイル又はC−C−アルケンジイル基を表し(これらは、それぞれ場合により1個のメチレン基が酸素又は硫黄で置換されていてもよく、それぞれ場合によりハロゲン、ヒドロキシル、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシでモノ又はジ置換されていてもよいし、又はさらに縮合環を形成するC−C−アルカンジイル、C−C−アルケンジイル又はC−C−アルカンジエンジイル基でモノ又はジ置換されていてもよい)、
及び、もし
Gが基
【化3】

の一つを表し、式中の
Eが金属イオン均等物又はアンモニウムイオンを表し、
Lが酸素又は硫黄を表し、
Mが酸素又は硫黄を表し、
が、C−C20−アルキル、C−C20−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル又はポリ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲンでモノからヘプタ置換されていてもよいし、シアノでモノ又はジ置換されていてもよいし、COR13、C=N−OR13、CO13又は
【化4】

でモノ置換されていてもよい)を表すか、又は場合によりハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシでモノからトリ置換されていてもよく、場合により1個又は直接隣り合わない2個のメチレン基が酸素及び/又は硫黄で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表すか、
フェニル、フェニル−C−C−アルキル又はフェニル−C−アルケニル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル又はC−C−アルキルスルホニルでモノからトリ置換されていてもよい)を表すか、
場合によりハロゲン又はC−C−アルキルでモノ又はジ置換されていてもよく、酸素、硫黄及び窒素からなる群から選択される1個又は2個のヘテロ原子を含有する5又は6員ヘテロアリールを表し、
が、C−C20−アルキル、C−C20−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はポリ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲンでモノからトリ置換されていてもよい)を表すか、
場合によりハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシでモノ又はジ置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表すか、又は
フェニル又はベンジル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシでモノからトリ置換されていてもよい)を表し、
が、場合によりハロゲンでモノ置換から多置換されていてもよいC−C−アルキルを表すか、又はフェニル又はベンジル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、シアノ又はニトロでモノ又はジ置換されていてもよい)を表し、
及びRが、互いに独立してC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキルチオ又はC−C−アルケニルチオ(これらはそれぞれ、場合によりハロゲンでモノからトリ置換されていてもよい)を表すか、又はフェニル、フェノキシもしくはフェニルチオ(これらはそれぞれ、場合によりハロゲン、ニトロ、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルでモノからトリ置換されていてもよい)を表し、
及びRが、互いに独立して、水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲンでモノからトリ置換されていてもよい)を表すか、フェニル又はベンジル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル又はC−C−アルコキシでモノからトリ置換されていてもよい)を表すか、又は一緒になって場合によりC−C−アルキルでモノ又はジ置換されていてもよく、場合により1個のメチレン基が酸素又は硫黄で置換されていてもよいC−Cアルキレン基を表し、
13が、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲンでモノからトリ置換されていてもよい)を表すか、又は場合によりハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシでモノ又はジ置換されていてもよく、場合により1個又は直接隣り合わない2個のメチレン基が酸素で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し、
13’が、水素、C−C−アルキル又はC−C−アルケニルを表すなら、
Aが、水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲンでモノからトリ置換されていてもよい)を表すか、場合によりハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシでモノからトリ置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し、
Bが水素、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表し、
Dが、水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲンでモノからトリ置換されていてもよい)を表すか、場合によりハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルキルでモノからトリ置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表すか、又は
AとDが一緒になって、C−C−アルカンジイル又はC−C−アルケンジイル基(これらは、それぞれ場合により1個のメチレン基が酸素又は硫黄で置換されていてもよく、それぞれ場合によりハロゲン、ヒドロキシル、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシでモノ又はジ置換されていてもよいし、又はさらに縮合環を形成するC−C−アルカンジイル、C−C−アルケンジイル又はC−C−アルカンジエンジイル基でモノ又はジ置換されていてもよい)を表す、請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項3】
もし、Gが水素(a)を表すなら、
Aが水素又はC−C−アルキルを表し、
Bが水素又はC−C−アルキルを表し、
Dが、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合により弗素又は塩素でモノからトリ置換されていてもよい)を表すか、場合により弗素、塩素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ又はトリフルオロメチルでモノ又はジ置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し、又は
AとDが、一緒になって場合により1個のメチレン基が酸素又は硫黄で置換されていてもよく、場合によりC−C−アルキル又はC−C−アルコキシでモノ又はジ置換されていてもよいC−C−アルカンジイル基を表すか、
又はAとDがこれらを結合している原子と一緒になって、基AD−1からAD−10
【化5】

の一つを表し、
及び、もし
Gが基
【化6】

の一つを表し、式中の
Eが金属イオン均等物又はアンモニウムイオンを表し、
Lが酸素又は硫黄を表し、
Mが酸素又は硫黄を表し、
が、C−C10−アルキル、C−C10−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ポリ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合により弗素又は塩素でモノからペンタ置換、シアノでモノ置換又は、CO−R13、C=N−OR13又はCO13でモノ置換されていてもよい)を表すか、又は場合により弗素、塩素、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシでモノ又はジ置換されていてもよく、場合により1個又は直接隣り合わない2個のメチレン基が酸素で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表すか、
フェニル又はベンジル(これらはそれぞれ、場合により弗素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシでモノ又はジ置換されていてもよい)を表すか、
ピラゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピリミジル、フラニル又はチエニル(これらはそれぞれ、場合により弗素、塩素、臭素又はC−C−アルキルでモノ又はジ置換されていてもよい)を表し、
が、C−C10−アルキル、C−C10−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はポリ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合により弗素又は塩素でモノからトリ置換されていてもよい)を表すか、
場合によりC−C−アルキル又はC−C−アルコキシでモノ置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表すか、又は
フェニル又はベンジル(これらはそれぞれ、場合により弗素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、メトキシ、トリフルオロメチル又はトリフルオロメトキシでモノ又はジ置換されていてもよい)を表し、
が、場合により弗素又は塩素でモノからトリ置換されていてもよいC−C−アルキルを表すか、又はフェニルもしくはベンジル(これらはそれぞれ、場合により弗素、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノ又はニトロでモノ置換されていてもよい)を表し、
及びRが、互いに独立して、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキルチオ又はC−C−アルケニルチオ(これらはそれぞれ、場合により弗素又は塩素でモノからトリ置換されていてもよい)を表すか、又はフェニル、フェノキシもしくはフェニルチオ(これらはそれぞれ、場合により弗素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、C−C−アルコキシ、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキル又はトリフルオロメチルでモノ又はジ置換されていてもよい)を表し、
及びRが、互いに独立して、水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合により弗素又は塩素でモノからトリ置換されていてもよい)を表すか、場合により弗素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシでモノ又はジ置換されていてもよいフェニルを表すか、又は一緒になって場合によりメチルでモノ又はジ置換されていてもよく、場合により1個のメチレン基が酸素で置換されていてもよいC−Cアルキレン基を表し、
13が、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表すか、又は場合により1個のメチレン基が酸素で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表すなら、
Aが、水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合により弗素又は塩素でモノからトリ置換されていてもよい)を表すか、又は場合により弗素、塩素、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシでモノ又はジ置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し、
Bが水素、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表し、
Dが、水素を表すか、又は
DがC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合により弗素又は塩素でモノからトリ置換されていてもよい)を表すか、場合により弗素、塩素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ又はトリフルオロメチルでモノ又はジ置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し(但し、この場合には、
Aが水素又はC−C−アルキルのみを表すことを条件とする)、又は
AとDが一緒になって、場合により1個のメチレン基が酸素又は硫黄で置換されていてもよく、場合によりC−C−アルキル又はC−C−アルコキシでモノ又はジ置換されていてもよいC−C−アルカンジイル基を表すか
又は、AとDがこれらを結合している原子と一緒になって、基AD−1からAD−10
【化7】

の一つを表す、請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項4】
もしGが水素(a)を表すなら、
Aが水素、メチル又はエチルを表し、
Bが水素を表し、
Dがメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを表すか、又は
AとDが一緒になって場合により1個のメチレン基が酸素又は硫黄で置換されていてもよく、場合によりメチルでモノ又はジ置換されていてもよいC−Cアルカンジイル基を表し、
又はAとDがこれらを結合している原子と一緒になって、下記の基:
【化8】

を表し、
及び、もし
Gが基
【化9】

の一つを表し、式中の
Lが酸素を表し、
Mが酸素又は硫黄を表し、
が、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル又はポリC−C−アルコキシ−C−C−アルキル、(これらはそれぞれ、場合により弗素又は塩素でモノからトリ置換されていてもよい)を表すか、又はシクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシル(これらはそれぞれ、場合により弗素、塩素、メチル、エチル又はメトキシでモノ置換されていてもよい)を表すか、
場合により弗素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、エチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチル又はトリフルオロメトキシでモノ置換されていてもよいフェニルを表すか、
フラニル、チエニル又はピリジル(これらはそれぞれ、場合により塩素、臭素又はメチルでも置換されていてもよい)を表し、
がC−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを表すか、
又はフェニルもしくはベンジル(これらはそれぞれ、場合により弗素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチル又はトリフルオロメトキシでモノ置換されていてもよい)を表し、
が、場合により弗素又は塩素でモノからトリ置換されていてもよいC−C−アルキルを表すか、又はフェニルもしくはベンジル(これらはそれぞれ、場合により弗素、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノ又はニトロでモノ置換されていてもよい)を表し、
が、水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル又はアリルを表すか、場合により弗素、塩素、臭素、メチル、メトキシ又はトリフルオロメチルでモノ置換されていてもよいフェニルを表し、
がメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル又はアリルを表し、
及びRが一緒になって場合により1個のメチレン基が酸素で置換されていてもよいC−C−アルキレン基を表すなら、
Aが水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを表し、
Bが水素、メチル又はエチルを表し、
Dが水素を表すか、又は
Dがメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを表し(但し、この場合には、
Aは水素、メチル又はエチルのみを表すことを条件とする)、
AとDが一緒になって場合により1個のメチレン基が酸素又は硫黄で置換されていてもよく、場合によりメチルでモノ又はジ置換されていてもよいC−Cアルカンジイル基を表すか、又は
AとDがこれらを結合している原子と一緒になって、下記の基:
【化10】

を表す、請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項5】
もしGが水素(a)を表すなら、
Aが水素、メチル又はエチルを表し、
Bが水素を表し、
Dがメチル、エチル又はシクロプロピルを表すか、又は
AとDがこれらを結合している原子と一緒になって、下記の基:
【化11】

を表し、
及び、もし
Gが基
【化12】

の一つを表し、式中の
Lが酸素を表し、
Mが酸素を表し、
がC−C−アルキル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表し、
がC−C−アルキルを表し、
がC−C−アルキルを表すなら、
Aが水素、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル又はイソブチルを表し、
Bが水素、メチル又はエチルを表し、
Dが水素を表すか、又は
Dがメチル、エチル又はシクロプロピルを表し(但し、この場合には、Aが水素、メチル又はエチルのみを表すことを条件とする)、
AとDがこれらを結合している原子と一緒になって、下記の基:
【化13】

を表す、請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項6】
請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法であって、
(A) 式(I−a)
【化14】

(式中、A、B及びDは前記で定義した通りである)
の化合物を得るために、
式(II)
【化15】

(式中、A、B及びDは前記で定義した通りであり、Rはアルキルを表す)
の化合物を、希釈剤の存在下で及び塩基の存在下で分子内縮合させ、
(B) 式(I−b)(式中、A、B、D及びRは前記で定義した通りである)の化合物を得るために、前記の式(I−a)又は第10頁に示す式(I−a’)(式中、A、B及びDは、いずれの場合にも前記で定義した通りである)の化合物を、
α) 次式(III)
【化16】

(式中、Rは前記で定義した通りであり、Halはハロゲンを表す)
の酸ハロゲン化物、
又は
β) 式(IV)
【化17】

(式中、Rは前記で定義した通りである)
の無水カルボン酸と、適切ならば希釈剤の存在下で及び適切ならば酸結合剤の存在下で反応させ、
(C) 前記の式(I−c)(式中、A、B、D、R及びMは前記で定義した通りであり、Lは酸素を表す)の化合物を得るために、前記の式(I−a)又は第10頁に示す式(I−a’)(式中、A、B及びDは、いずれの場合にも前記で定義した通りである)の化合物を、いずれの場合にも式(V)
【化18】

(式中、R及びMは前記で定義した通りである)
のクロロギ酸エステル又はクロロギ酸チオエステルと、適切ならば希釈剤の存在下で及び適切ならば酸結合剤の存在下で反応させ、
(D) 前記の式(I−c)(式中、A、B、D、R及びMは前記で定義した通りであり、Lは硫黄を表す)の化合物を得るために、前記の式(I−a)又は第10頁に示す式(I−a’)(式中、A、B及びDは、いずれの場合にも前記で定義した通りである)の化合物を、いずれの場合にも、
α) 式(VI)
【化19】

(式中、M及びRは前記で定義した通りである)
のクロロモノチオギ酸エステル又はクロロジチオギ酸エステルと、適切ならば希釈剤の存在下で及び適切ならば酸結合剤の存在下で反応させるか、又は、
β) 二硫化炭素と反応させ、次いで式(VII)
【化20】

(式中、Rは前記で定義した通りであり、Halは塩素、臭素又はヨウ素を表す)
の化合物と、適切ならば希釈剤の存在下で及び適切ならば塩基の存在下で反応させ、
(E) 式(I−d)(式中、A、B、D及びRは前記で定義した通りである)の化合物を得るために、前記の式(I−a)又は第10頁に示す式(I−a’)(式中、A、B及びDは、いずれの場合にも前記で定義した通りである)の化合物を、いずれの場合にも、式(VIII)
【化21】

(式中、Rは前記で定義した通りである)
のスルホニルクロリドと、適切ならば希釈剤の存在下で及び適切ならば酸結合剤の存在下で反応させ、
(F) 式(I−e)(式中、A、B、D、L、R及びRは前記で定義した通りである)の化合物を得るために、前記の式(I−a)又は第10頁に示す式(I−a’)(式中、A、B及びDは、いずれの場合にも前記で定義した通りである)の化合物を、いずれの場合にも、式(IX)
【化22】

(式中、L、R及びRは前記で定義した通りであり、Halはハロゲンを表す)
のリン化合物と、適切ならば希釈剤の存在下で及び適切ならば酸結合剤の存在下で反応させるか、
(G) 前記の式(I−f)(式中、A、B、D及びEは前記で定義した通りである)の化合物を得るために、前記の式(I−a)又は第10頁に示す式(I−a’)(式中、A、B及びDは、前記で定義した通りである)の化合物を、いずれの場合にも、それぞれ式(X)及び(XI)
【化23】

(式中、Meは一価又は二価の金属を表し、
tは数1又は2を表し、
10、R11、R12は互いに独立して水素又はアルキルを表す)
の金属化合物又はアミンと、適切ならば希釈剤の存在下で反応させ、
(H) 前記の式(I−g)(式中、A、B、D、L、R及びRは前記で定義した通りである)の化合物を得るために、前記の式(I−a)又は第10頁に示す式(I−a’)(式中、A、B及びDは、前記で定義した通りである)の化合物を、いずれの場合にも、
α) 式(XII)
【化24】

(式中、R及びLは前記で定義した通りである)
のイソシアネート又はイソチオシアネートと、適切ならば希釈剤の存在下で及び適切ならば触媒の存在下で反応させるか、又は
β) 式(XIII)
【化25】

(式中、L、R及びRは前記で定義した通りである)
のカルバモイルクロリド又はチオカルバモイルクロリドと、適切ならば希釈剤の存在下で及び適切ならば酸結合剤の存在下で反応させる
ことを特徴とする前記方法。
【請求項7】
有害生物防除剤及び/又は除草剤を製造するための請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項8】
少なくとも1種の請求項1に記載の式(I)の化合物を含有してなることを特徴とする、有害生物防除剤及び/又は除草剤。
【請求項9】
請求項1に記載の式(I)の化合物を害虫及び/又はこの生息環境に作用させることを特徴とする、動物害虫及び/又は望ましくない植物の防除方法。
【請求項10】
動物害虫及び/又は望ましくない植物を防除するための請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項11】
請求項1に記載の式(I)の化合物を増量剤及び/又は界面活性剤と混合することを特徴とする、有害生物防除剤及び/又は除草剤の製造方法。
【請求項12】
有効量の活性化合物の組合せを含有してなる組成物であって、
a’) 少なくとも1種の請求項1に記載の式(I)(式中、A、B、D及びGは前記で定義した通りである)の置換環状ケトエノール、
又は
b’) 少なくとも1種の式(I−a)
【化26】

(式中、A及びBは前記で定義した通りである)
の置換環状ケトエノール、及び
c’) 少なくとも1種の作物植物適合性改善化合物であって、下記の化合物群:
4−ジクロロアセチル−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン(AD−67、MON−4660)、1−ジクロロアセチルヘキサヒドロ−3,3,8a−トリメチルピロロ[1,2−a]ピリミジン−6(2H)−オン(dicyclonon、BAS−145138)、4−ジクロロアセチル−3,4−ジヒドロ−3−メチル−2H−1,4−ベンゾオキサジン(ベノキサコール)、5−クロロキノリン−8−オキシ酢酸1−メチルヘキシル(クロキントセット・メキシル − 欧州特許出願公開第86750号、同第94349号、同第191736号、同第492366号明細書に記載の関連化合物も参照)、3−(2−クロロベンジル)−1−(1−メチル−1−フェニルエチル)ウレア(クミルロン)、α−(シアノメトキシイミノ)フェニルアセトニトリル(cyometrinil)、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)、4−(2,4−ジクロロフェノキシ)酪酸(2,4−DB)、1−(1−メチル−1−フェニルエチル)−3−(4−メチルフェニル)ウレア(ダイムロン)、3,6−ジクロロ−2−メトキシ安息香酸(ジカンバ)、S−1−メチル 1−フェニルエチル=ピペリジン−1−チオカルボキシレート(ジメピペレート)、2,2−ジクロロ−N−(2−オキソ−2−(2−プロペニルアミノ)エチル)−N−(2−プロペニル)アセトアミド(DKA−24)、2,2−ジクロロ−N,N−ジ−2−プロペニルアセトアミド(ジクロルミド)、4,6−ジクロロ−2−フェニルピリミジン(フェンクロリム)、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−トリクロロメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸エチル(フェンクロラゾール・エチル − 欧州特許出願公開第174562号及び同第346620号明細書に記載の関連化合物も参照)、2−クロロ−4−トリフルオロメチルチアゾール−5−カルボン酸フェニルメチル(フルラゾール)、4−クロロ−N−(1,3−ジオキソラン−2−イルメトキシ)−α−トリフルオロアセトフェノンオキシム(fluxofenim)、3−ジクロロアセチル−5−(2−フラニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン(フリラゾール、MON−13900)、4,5−ジヒドロ−5,5−ジフェニル−3−イソオキサゾールカルボン酸エチル(イソキサジフェン・エチル − 国際公開第WO95/07897号に記載の関連化合物も参照)、3,6−ジクロロ−2−メトキシ安息香酸1−(エトキシカルボニル)エチル(lactidichlor)、(4−ジクロロ−o−トリルオキシ)酢酸(MCPA)、2−(4−クロロ−o−トリルオキシ)プロピオン酸(メコプロップ)、 1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,5−ジヒドロ−5−メチル−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボン酸ジエチル(メフェンピル・ジエチル − 国際公開第WO91/07874号に記載の関連化合物も参照)、2−ジクロロメチル−2−メチル−1,3−ジオキソラン(MG−191)、2−プロペニル1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン−4−カルボジチオエート(MG−838)、無水1,8−ナフタル酸、α−(1,3−ジオキソラン−2−イルメトキシイミノ)フェニルアセトニトリル(オキサベトリニル)、2,2−ジクロロ−N−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)−N−(2−プロペニル)アセトアミド(PPG−1292)、3−ジクロロアセチル−2,2−ジメチルオキサゾリジン(R−28725)、3−ジクロロアセチル−2,2,5−トリメチルオキサゾリジン(R−29148)、4−(4−クロロ−o−トリル)酪酸、4−(4−クロロフェノキシ)酪酸、ジフェニルメトキシ酢酸、ジフェニルメトキシ酢酸メチル、ジフェニルメトキシ酢酸エチル、1−(2−クロロフェニル)−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(1,1−ジメチルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル(欧州特許出願公開第269806号及び同第333131号明細書に記載の関連化合物も参照)、5−(2,4−ジクロロベンジル)−2−イソオキサゾリン−3−カルボン酸エチル、5−フェニル−2−イソオキサゾリン−3−カルボン酸エチル、5−(4−フルオロフェニル)−5−フェニル−2−イソオキサゾリン−3−カルボン酸エチル(国際公開第WO91/08202号に記載の関連化合物も参照)、5−クロロキノリン−8−オキシ酢酸1,3−ジメチルブタ−1−イル、5−クロロキノリン−8−オキシ酢酸4−アリルオキシブチル、5−クロロキノリン−8−オキシ酢酸1−アリルオキシプロパ−2−イル、5−クロロキノキサリン−8−オキシ酢酸メチル、5−クロロキノリン−8−オキシ酢酸エチル、5−クロロキノキサリン−8−オキシ酢酸アリル、5−クロロキノリン−8−オキシ酢酸2−オキソプロパ−1−イル、5−クロロキノリン−8−オキシマロン酸ジエチル、5−クロロキノキサリン−8−オキシマロン酸ジアリル、5−クロロキノリン−8−オキシマロン酸ジエチル(欧州特許出願公開第582198号明細書に記載の関連化合物も参照)、4−カルボキシクロマン−4−イル酢酸(AC−304415、欧州特許出願公開第613618号明細書参照)、4−クロロフェノキシ酢酸、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、1−ブロモ−4−クロロメチルスルホニルベンゼン、1−[4−(N−2−メトキシベンゾイルスルファモイル)フェニル]−3−メチルウレア〔また、N−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミドとしても知られている〕、1−[4−(N−2−メトキシベンゾイルスルファモイル)フェニル]−3,3−ジメチルウレア、1−[4−(N−4,5−ジメチルベンゾイルスルファモイル)フェニル]−3−メチルウレア、1−[4−(N−ナフチルスルファモイル)フェニル]−3,3−ジメチルウレア、N−(2−メトキシ−5−メチルベンゾイル)−4−(シクロプロピルアミノカルボニル)ベンゼンスルホンアミド、
及び/又は各一般式で定義される下記の化合物の一つ:
一般式(IIa)
【化27】

の化合物、又は
一般式(IIb)
【化28】

の化合物、又は
一般式(IIc)
【化29】

の化合物
〔式中、
nは0から5の数を表し、
は以下に示す二価の複素環式基
【化30】

の一つを表し、
nは0から5の数を表し、
は1個又は2個の炭素原子を有し場合によりC−C−アルキル及び/又はC−C−アルコキシカルボニルで置換されていてもよいアルカンジイルを表し、
14はヒドロキシル、メルカプト、アミノ、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノ又はジ−(C−C−アルキル)アミノを表し、
15はヒドロキシル、メルカプト、アミノ、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノ又はジ−(C−C−アルキル)アミノを表し、
16はそれぞれ場合により弗素、塩素及び/又は臭素で置換されていてもよいC−C−アルキルを表し、
17は、水素、それぞれ場合により弗素、塩素及び/又は臭素で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ジオキソラニル−C−C−アルキル、フリル、フリル−C−C−アルキル、チエニル、チアゾリル、ピペリジニル、又は場合により弗素、塩素及び/又は臭素又はC−C−アルキルで置換されていてもよいフェニルを表し、
18は、水素、それぞれ場合により弗素、塩素及び/又は臭素で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ジオキソラニル−C−C−アルキル、フリル、フリル−C−C−アルキル、チエニル、チアゾリル、ピペリジニル、又は場合により弗素、塩素及び/又は臭素又はC−C−アルキルで置換されていてもよいフェニルを表すか、又はR17と一緒になってC−C−アルカンジイル又はC−C−オキサアルカンジイル(これらはそれぞれ、場合によりC−C−アルキル、フェニル、フリル、縮合ベンゼン環で置換されていてもよいし又は結合されているC原子と一緒になって5又は6員炭素環を形成する2個の置換基で置換されていてもよい)を表し、
19は水素、シアノ、ハロゲンを表すか、又はそれぞれ場合により弗素、塩素及び/又は臭素で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−シクロアルキル又はフェニルを表し、
20は水素、場合によりヒドロキシル、シアノ、ハロゲン又はC−C−アルコキシで置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−シクロアルキル又はトリ(C−C−アルキル)シリルを表し、
21は水素、シアノ、ハロゲンを表すか、又はそれぞれ場合により弗素、塩素及び/又は臭素で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−シクロアルキル又はフェニルを表し、
はニトロ、シアノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表し、
は水素、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表し、
は水素、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表す〕
及び/又は各一般式で定義される下記の化合物:
一般式(IId)
【化31】

の化合物、又は
一般式(IIe)
【化32】

の化合物
〔式中、
tは0、1、2、3、4又は5の数を表し、
vは0、1、2、3、4又は5の数を表し、
22は水素又はC−C−アルキルを表し、
23は水素又はC−C−アルキルを表し、
24は、水素、それぞれ場合によりシアノ、ハロゲン又はC−C−アルコキシで置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノ又はジ(C−C−アルキル)アミノ、又はそれぞれ場合によりシアノ、ハロゲン又はC−C−アルキルで置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルオキシ、C−C−シクロアルキルチオ又はC−C−シクロアルキルアミノを表し、
25は、水素、場合によりシアノ、ヒドロキシル、ハロゲン又はC−C−アルコキシで置換されていてもよいC−C−アルキル、それぞれ場合によりシアノ又はハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルケニル又はC−C−アルキニル、又は場合によりシアノ、ハロゲン又はC−C−アルキルで置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し、
26は、水素、場合によりシアノ、ヒドロキシル、ハロゲン又はC−C−アルコキシで置換されていてもよいC−C−アルキル、それぞれ場合によりシアノ又はハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルケニル又はC−C−アルキニル、場合によりシアノ、ハロゲン又はC−C−アルキルで置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、又は場合によりニトロ、シアノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシで置換されていてもよいフェニルを表すか、又はR25と一緒になってそれぞれ場合によりC−C−アルキルで置換されていてもよいC−C−アルカンジイル又はC−C−オキサアルカンジイルを表し、
はニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、ホルミル、スルファモイル、ヒドロキシル、アミノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表し、且つ
はニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、ホルミル、スルファモイル、ヒドロキシル、アミノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表す〕
の中から選択される作物植物適合性改善化合物
からなる有効量の活性化合物の組合せを含有してなる組成物。
【請求項13】
作物植物適合性改善化合物が、次の化合物群:
クロキントセット・メキシル、フェンクロラゾール・エチル、イソキサジフェン・エチル、メフェンピル・ジエチル、フリラゾール、フェンクロリム、クミルロン、ダイムロン又は化合物
【化33】

の中から選択される、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
作物植物適合性改善化合物が、クロキントセット・メキシル又はメフェンピル・ジエチルである、請求項12又は13に記載の組成物。
【請求項15】
請求項12に記載の組成物を植物又はこの生育環境に作用させることを特徴とする、望ましくない植物の防除方法。
【請求項16】
望ましくない植物を防除するための請求項12に記載の組成物の使用。
【請求項17】
式(II)
【化34】

(式中、A、B、D及びRは前記で定義した通りであり、Dは水素を表さない)
の化合物。
【請求項18】
式(XVI)
【化35】

(式中、A、B及びDは前記で定義した通りであり、Dは水素を表さない)
の化合物。
【請求項19】
2−エチル−4,6−ジメチルブロモベンゼンと酢酸tert−ブチルとを、適切ならば塩基、ホスフィンリガンド、パラジウム化合物及び希釈剤の存在下で反応させ、次いで酸と反応させることを特徴とする、2−エチル−4,6−ジメチルフェニル酢酸の製造方法。

【公表番号】特表2007−511557(P2007−511557A)
【公表日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−540244(P2006−540244)
【出願日】平成16年11月9日(2004.11.9)
【国際出願番号】PCT/EP2004/012646
【国際公開番号】WO2005/048710
【国際公開日】平成17年6月2日(2005.6.2)
【出願人】(302063961)バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト (524)
【Fターム(参考)】