説明

標的薬物を開発する方法および組成物

抗増殖作用を有する化合物が提供される。また、EGFRなどの、二量化アームおよびドメイン内テザーを含む複数のドメイン蛋白の活性を制御しうる化合物も提供され、ここでテザー化されていない伸長された構造は活性状態であり、テザー化された構造は不活性状態であり、自己抑制された配置がもたらされる。かかる化合物を同定するための方法およびファーマコフォアも提供される。他の態様は、増殖正疾患、障害または症状、例えばEGFRと関連するものを治療的に処置する方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】

式(2)(1505類A型)
[式中
X1は、水素、2−メチル、5−クロロ、5−ニトロおよび6−ヒドロキシルからなる群より選択され;
R1は
(i)式(3):
【化2】

式(3)
{式中
R23は水素;フルオロ;クロロ;トリフルオロメチル;メチル;エチル;およびメトキシからなる群より選択され;
R3は水素;フルオロ;クロロ;メチル;エチル;メトキシ;直鎖または分岐した不飽和結合を含有してもよいC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;フェニルを含むアリールあるいは1ないし4個のN、OまたはS原子を含む5または6員環のヘテロアリール;およびアルコキシ −OR10(ここで、R10は不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである)からなる群より選択され;
R24は水素;フルオロ;クロロ;およびトリフルオロメチルからなる群より選択され;および
R4は水素;メチル;直鎖または分岐した不飽和結合を含有してもよいC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;フェニルを含むアリールあるいは1ないし4個のN、OまたはS原子を含む5または6員環のヘテロアリール;およびアルコキシ −OR10(ここで、R10は不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである)からなる群より選択される}
で示される2−ピリジル環;
(ii)式(4):
【化3】

式(4)
{式中、R5、R6およびR7は、直鎖または分岐した不飽和結合を含有してもよいC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;フェニルあるいは1ないし4個のN、OまたはS原子を含有するヘテロアリールを含むアリール;およびアルコキシ −OR10(ここで、R10は直鎖または分岐した不飽和結合を含有してもよいC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルからなる群より独立して選択される}
で示される3−ピリジル環;
(iii)式(5):
【化4】

式(5)
{式中、R8およびR9は、直鎖または分岐した不飽和結合を含有してもよいC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;フェニルあるいは1ないし4個のN、OまたはS原子を含有するヘテロアリールを含むアリール;およびアルコキシ −OR10(ここでR10は不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである)からなる群より独立して選択される}
で示される4−ピリジル環;
(iv)不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;フェニルあるいは1ないし4個のN、OまたはS原子を含有するヘテロアリールを含むアリール;アルコキシ −OR10(ここでR10は不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである);トリフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;ジフルオロメトキシ;3,4−メチレンジオキシ;2,3−メチレンジオキシ;ニトロ;およびハロゲンから選択される1または複数の基で置換されているフェニル環;
(v)置換されていない1ないし4個のN、OまたはS原子を含有する5または6員のヘテロアリール環;および
(vi)不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;フェニルを含むアリールあるいは1ないし4個のN、OまたはS原子を含む5または6員環のヘテロアリール;およびアルコキシ −OR10(ここでR10は不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである)からなる群より選択される1または複数の基で置換される、1ないし4個のN、OまたはS原子を含有する5または6員の置換ヘテロアリール環;
からなる群より選択され;
R2は、
(i)置換されていないフェニル環、あるいはその2−、3−、4−、5−または6−位が、不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;フェニルを含むアリールあるいは1ないし4個のN、OまたはS原子を含む5または6員環のヘテロアリール;アルコキシ −OR10(ここでR10は直鎖または分岐した不飽和結合を含有してもよいC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである);2,3−メチレンジオキシ;3,4−メチレンジオキシ;式:−NR13R14(式中、R13およびR14は、水素;不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;トリフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;ジフルオロメトキシ;3,4−メチレンジオキシ;2,3−メチレンジオキシ;ニトロ;およびハロゲンより独立して選択される)で示されるジアルキルアミノからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されているフェニル環;
(ii)式(8):
【化5】

式(8)
{式中、R15、R16およびR17は、水素;不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;アルコキシ −OR10(ここでR10は不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである);ジアルキルアミノ;トリフルオロメチル;ジフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;およびハロゲンからなる群より独立して選択される}
で示される、2−チオフェン環;
(iii)式(9):
【化6】

式(9)
{式中、R18、R19およびR20は、不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;アルコキシ −OR10(ここでR10は不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである);ジアルキルアミノ;トリフルオロメチル;ジフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;およびハロゲンからなる群より独立して選択される}
で示される3−チオフェン環;
(iv)置換されていない2−ピリジル環、あるいはピリジン環の4−または6−位が、不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルおよび不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されている2−ピリジル環;
(v)置換されていない3−ピリジル環、あるいはピリジン環の2−、4−または6−位が不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルおよび不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されている3−ピリジル環;および
(vi)置換されていない4−ピリジル環、あるいはピリジン環の2−または6−位が不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルおよび不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されている4−ピリジル環;
からなる群より選択される]
で示される化合物またはその立体異性体もしくは医薬上許容される塩:ただし、式(I):
【化7】

で示される化合物を除く。
【請求項2】
式(2)のR1が:
(i)式(6):
【化8】

式(6)
[式中、R11およびR12は、水素;不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;アルコキシ −OR10(ここでR10は不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルあるいは所望により不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである);ジアルキルアミノ;トリフルオロメチル;ジフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;およびハロゲンからなる群より独立して選択される]
で示される2−(1,3−チアゾイル);および
(ii)式(7):
【化9】

式(7)
の2−(4,5−ジメチル−1,3−チアゾイル)
からなる群より独立して選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1が式(3)の2−ピリジル環であって
R24がクロロであるか;または
R23がメチルである、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
R1が式(3)の2−ピリジル環であって;そして
R4が水素、R24がフルオロ、R3が水素、およびR23がフルオロであるか;
R4がメチル、R24がクロロ、R3が水素、およびR23がフルオロであるか;
R4が水素、R24がクロロ、R3がエチル、およびR23がフルオロであるか;
R4が水素、R24がフルオロ、R3がメチル、およびR23がフルオロであるか;
R4が水素、R24がクロロ、R3が水素、およびR23がエチルであるか;
R4がメチル、R24がクロロ、R3が水素、およびR23がクロロであるか;
R4が水素、R24がクロロ、R3がメチル、およびR23がフルオロであるか;
R4が水素、R24がトリフルオロメチル、R3が水素、およびR23が水素であるか;
R4が水素、R24がクロロ、R3が水素、およびR23がメチルであるか;
R4が水素、R24がクロロ、R3が水素、およびR23がクロロであるか;
R4が水素、R24がクロロ、R3がメチル、およびR23が水素であるか;または
R4が水素、R24がクロロ、R3がクロロ、およびR23が水素である、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
R1が式(3)の2−ピリジル環であって:そして
R24がクロロであり、R3がクロロまたはメチルであるか、またはR23がクロロまたはメチルであるか;
R24がクロロであり、R3が水素であり、R23がメチルであるか;
R24がクロロであり、R3がメチルであり、R23がフルオロであるか;
R24がクロロであり、R3がクロロであり、R23が水素であるか;
R24がクロロであり、R3が水素であり、R23がクロロである、
請求項1記載の化合物。
【請求項6】
R2が
その2および4位にて置換されているフェニル環;
4−トリフルオロメチルフェニル;
2−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル;および
2,4−ジクロロフェニル
からなる群より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項7】
R2が4−クロロフェニル;2−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル;3−フルオロ−4−クロロフェニル;2−フルオロ−4−クロロフェニル;2,3−ジクロロフェニル;2,3,5−トリクロロフェニル;2,4−ジクロロフェニル;3,4−ジクロロフェニル;および3,5−ジクロロフェニルからなる群より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項8】
R2が
その4位にてクロロで置換されており、2または3位でクロロまたはフルオロで置換されているフェニル環;
2,4−ジクロロフェニル;および
2−クロロ−4−フルオロフェニル
からなる群より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項9】
式(2)が1または複数の以下の:
【化10】

で示される化合物以外の化合物である、請求項1−8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
式:
【化11】

式(10)(1505類B型)
[式中
X1は、水素、2−メチル、5−クロロ、5−ニトロおよび6−ヒドロキシルからなる群より選択され;
R2は、
(i)置換されていないフェニル環、あるいはその2−、3−、4−、5−または6−位が、不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;フェニルを含むアリールあるいは1ないし4個のN、OまたはS原子を含む5または6員環のヘテロアリール;アルコキシ −OR10(ここでR10は直鎖または分岐した不飽和結合を含有してもよいC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである);2,3−メチレンジオキシ;3,4−メチレンジオキシ;式:−NR13R14(式中、R13およびR14は、水素;不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;トリフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;ジフルオロメトキシ;3,4−メチレンジオキシ;2,3−メチレンジオキシ;ニトロ;およびハロゲンより独立して選択される)で示されるジアルキルアミノからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されているフェニル環;
(ii)式(8):
【化12】

式(8)
{式中、R15、R16およびR17は、水素;不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;アルコキシ −OR10(ここでR10は不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである);ジアルキルアミノ;トリフルオロメチル;ジフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;およびハロゲンからなる群より独立して選択される}
で示される、2−チオフェン環;
(iii)式(9):
【化13】

式(9)
{式中、R18、R19およびR20は、不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;アルコキシ −OR10(ここでR10は不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである);ジアルキルアミノ;トリフルオロメチル;ジフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;およびハロゲンからなる群より独立して選択される}
で示される3−チオフェン環;
(iv)置換されていない2−ピリジル環、あるいはピリジン環の4−または6−位が、不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルおよび不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されている2−ピリジル環;
(v)置換されていない3−ピリジル環、あるいはピリジン環の2−、4−または6−位が不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルおよび不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されている3−ピリジル環;および
(vi)置換されていない4−ピリジル環、あるいはピリジン環の2−または6−位が不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルおよび不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されている4−ピリジル環;
からなる群より選択され;および
R21が
(i)不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;
(ii)不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;
(iii)置換されていないフェニル環、あるいはその2−、3−、4−、5−または6−位が、不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;フェニルを含むアリールあるいは1ないし4個のN、OまたはS原子を含む5または6員環のヘテロアリール;アルコキシ −OR10(ここでR10は直鎖または分岐した不飽和結合を含有してもよいC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである);2,3−メチレンジオキシ;3,4−メチレンジオキシ;式:−NR13R14(式中、R13およびR14は、水素;不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;トリフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;ジフルオロメトキシ;3,4−メチレンジオキシ;2,3−メチレンジオキシ;ニトロ;およびハロゲンより独立して選択される)で示されるジアルキルアミノからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されているフェニル環;
(iv)置換されていない2−ピリジル環、あるいはピリジン環の4−または6−位が、不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルおよび不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されている2−ピリジル環;
(v)置換されていない3−ピリジル環、あるいはピリジン環の2−、4−または6−位が不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルおよび不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されている3−ピリジル環;
(vi)置換されていない4−ピリジル環、あるいはピリジン環の2−または6−位が不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルおよび不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されている4−ピリジル環;および
(vii)1ないし4個のN、OまたはS原子を含有する5または6員のヘテロアリール環
からなる群より選択される]
で示される化合物またはその立体異性体もしくは医薬上許容される塩。
【請求項11】
式:
【化14】

式(11)(1505類C型)
[式中
X1は、水素、2−メチル、5−クロロ、5−ニトロおよび6−ヒドロキシルからなる群より選択され;
R2は、
(i)置換されていないフェニル環、あるいはその2−、3−、4−、5−または6−位が、不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;フェニルを含むアリールあるいは1ないし4個のN、OまたはS原子を含む5または6員環のヘテロアリール;アルコキシ −OR10(ここでR10は直鎖または分岐した不飽和結合を含有してもよいC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである);2,3−メチレンジオキシ;3,4−メチレンジオキシ;式:−NR13R14(式中、R13およびR14は、水素;不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;トリフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;ジフルオロメトキシ;3,4−メチレンジオキシ;2,3−メチレンジオキシ;ニトロ;およびハロゲンより独立して選択される)で示されるジアルキルアミノからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されているフェニル環;
(ii)式(8):
【化15】

式(8)
{式中、R15、R16およびR17は、水素;不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;アルコキシ −OR10(ここでR10は不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである);ジアルキルアミノ;トリフルオロメチル;ジフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;およびハロゲンからなる群より独立して選択される}
で示される、2−チオフェン環;
(iii)式(9):
【化16】

式(9)
{式中、R18、R19およびR20は、不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;アルコキシ −OR10(ここでR10は不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである);ジアルキルアミノ;トリフルオロメチル;ジフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;およびハロゲンからなる群より独立して選択される}
で示される3−チオフェン環;
(iv)置換されていない2−ピリジル環、あるいはピリジン環の4−または6−位が、不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルおよび不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されている2−ピリジル環;
(v)置換されていない3−ピリジル環、あるいはピリジン環の2−、4−または6−位が不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルおよび不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されている3−ピリジル環;および
(vi)置換されていない4−ピリジル環、あるいはピリジン環の2−または6−位が不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルおよび不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されている4−ピリジル環;
からなる群より選択され;および
R22は
(i)置換されていないフェニル環、および
(ii)2−、3−、4−、5−または6−位が、(a)不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキル;(b)不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキル;(c)フェニルを含むアリールあるいは1ないし4個のN、OまたはS原子を含む5または6員環のヘテロアリール;(d)アルコキシ −OR10(ここでR10は直鎖または分岐した不飽和結合を含有してもよいC−1ないしC−4低級アルキルあるいは不飽和結合または1個の酸素または窒素原子を含有してもよいC−1ないしC−6シクロアルキルである);(e)2,3−メチレンジオキシ;(f)3,4−メチレンジオキシ;(g)式:−NR13R14(式中、R13およびR14は、水素および不飽和結合を含有してもよい直鎖または分岐したC−1ないしC−4低級アルキルより独立して選択される)で示されるジアルキルアミノ;(h)トリフルオロメチル;(i)トリフルオロメトキシ;(j)ジフルオロメトキシ;(k)3,4−メチレンジオキシ;(l)2,3−メチレンジオキシ;(m)ニトロ;および(n)ハロゲンからなる群より独立して選択される1または複数の基で置換されているフェニル環;
からなる群より選択される少なくとも1つの基でC−1またはC−2が置換されていてもよいC−1ないしC−6低級アルキルを意味する]
で示される化合物またはその立体異性体もしくは医薬上許容される塩。
【請求項12】
スキームIの1505類ファーマコフォアの官能基F(I)1、F(I)2、F(I)3、F(I)4、F(I)5、F(I)6、F(I)7、F(I)8およびF(I)9のうち6個以上を含む、EGFR活性を阻害する、請求項1−11のいずれか一項に記載の化合物であって、
ここで
官能基F(I)1はH−結合を表すか、または配列番号:1の受容体Asp553のカルボキシレート側鎖に対する塩橋を形成し、r=56.363、θ(シータ)=94.368、およびφ(ファイ)=−17.752の座標および約1.2Åの球体半径を有し;
官能基F(I)2は配列番号:1の受容体Thr570の主鎖のカルボニルに対するH−結合を表し、r=53.290、θ(シータ)=101.494およびφ(ファイ)=−23.244の座標および約1.0Åの球体半径を有し;
官能基F(I)3は配列番号:1の受容体Val568の側鎖と、受容体His566のイミダゾール側鎖と、および受容体Pro552のイミダゾリジン環と疎水的接触を形成し、r=53.726、θ(シータ)=97.830およびφ(ファイ)=−18.378の座標および約1.7Åの球体半径を有し;
官能基F(I)4はH−結合を表すか、配列番号:1の受容体Asp563のカルボキシレート側鎖と塩橋を形成し、r=56.103、θ(シータ)=99.536ぷpのφ(ファイ)=−21.080の座標および約1.2Åの球体半径を有し;
官能基F(I)5は配列番号:1の受容体Pro572のイミダゾリン環およびMet253の側鎖と疎水的接触を形成し、r=53.647、θ(シータ)=103.844およびφ(ファイ)=−20.990の座標および約1.4Åの球体半径を有し;
官能基F(I)6は配列番号:1の受容体Cys571の主鎖のカルボニルとのH−結合を表し、r=51.088、θ(シータ)=104.241およびφ(ファイ)=−25.552の座標および約1.2Åの球体半径を有し;
官能基F(I)7は配列番号:1の受容体Cys571の主鎖のカルボニルとのH−結合を表し、r=52.340、θ(シータ)=103.980およびφ(ファイ)=−27.461の座標および約1.5Åの球体半径を有し;
官能基F(I)8は配列番号:1のAla573の受容体の主鎖のNHからのH−結合を受け入れ、r=51.383、θ(シータ)=106.455およびφ(ファイ)=−24.319の座標および約1.2Åの球体半径を有し;
官能基F(I)9は配列番号:1のAla573の受容体の主鎖のNHからのH−結合を受け入れ、r=52.861、θ(シータ)=107.692およびφ(ファイ)=−25.447の座標および約1.5Åの球体半径を有し;
実質的にEGFRの非伸長テザー不活性配置を維持するか、実質的にEGFRの伸長テザー活性配置を防止する、化合物。
【請求項13】
その必要とする対象に、治療的に効果的な量の:
(i)請求項1−12のいずれか一項に記載の化合物;
(ii)式(1):
【化17】

AD4−1505 式(1)
の化合物;
(iii)
【化18】

からなる群より選択される化合物;あるいはその立体異性体または医薬上許容される塩;
および医薬上許容される担体または賦形剤を含む組成物を投与することを含む、増殖性疾患、障害または症状を治療する方法。
【請求項14】
増殖性疾患、障害または症状が、EGFRと関連するか、または癌;血管増殖性障害;繊維障害;メサンギウム細胞増殖性障害;乾癬;光線角化症:脂漏性角化症;疣贅;ケロイド瘢痕;湿疹;およびウイルス感染により惹起される過剰増殖性疾患からなる群より選択される、請求項13記載の方法。
【請求項15】
表皮成長因子受容体(EGFR)阻害剤を同定する方法であって、
3次元データベースへの入力データとしてファーマコフォアを含むスキームIを準備し;
候補化合物の3次元構造をファーマコフォアの3次元構造と比較し;
スキームI(ADS−1505類)の6個以上の官能基と実質的に合致する3次元構造を有する候補化合物を選択し;
ここで、
候補化合物の3次元構造と、ファーマコフォアの3次元構造の間の類似性は、EGFRのテザー化された不活性配置を実質的に維持することで、あるいはEGFRのテザー化されていない活性配置の安定化を実質的に防止することで、候補化合物のEGFRを阻害する能力の指標となり;
スキームI(ADS−1505類)は官能基F(I)1、F(I)2、F(I)3、F(I)4、F(I)5、F(I)6、F(I)7、F(I)8およびF(I)9を含み;ここで
官能基F(I)1はH−結合を表すか、または配列番号:1の受容体Asp553のカルボキシレート側鎖に対する塩橋を形成し、r=56.363、θ(シータ)=94.368、およびφ(ファイ)=−17.752の座標および約1.2Åの球体半径を有し;
官能基F(I)2は配列番号:1の受容体Thr570の主鎖のカルボニルに対するH−結合を表し、r=53.290、θ(シータ)=101.494およびφ(ファイ)=−23.244の座標および約1.0Åの球体半径を有し;
官能基F(I)3は配列番号:1の受容体Val568の側鎖と、受容体His566のイミダゾール側鎖と、および受容体Pro552のイミダゾリジン環と疎水的接触を形成し、r=53.726、θ(シータ)=97.830およびφ(ファイ)=−18.378の座標および約1.7Åの球体半径を有し;
官能基F(I)4はH−結合を表すか、配列番号:1の受容体Asp563のカルボキシレート側鎖と塩橋を形成し、r=56.103、θ(シータ)=99.536ぷpのφ(ファイ)=−21.080の座標および約1.2Åの球体半径を有し;
官能基F(I)5は配列番号:1の受容体Pro572のイミダゾリン環およびMet253の側鎖と疎水的接触を形成し、r=53.647、θ(シータ)=103.844およびφ(ファイ)=−20.990の座標および約1.4Åの球体半径を有し;
官能基F(I)6は配列番号:1の受容体Cys571の主鎖のカルボニルとのH−結合を表し、r=51.088、θ(シータ)=104.241およびφ(ファイ)=−25.552の座標および約1.2Åの球体半径を有し;
官能基F(I)7は配列番号:1の受容体Cys571の主鎖のカルボニルとのH−結合を表し、r=52.340、θ(シータ)=103.980およびφ(ファイ)=−27.461の座標および約1.5Åの球体半径を有し;
官能基F(I)8は配列番号:1のAla573の受容体の主鎖のNHからのH−結合を受け入れ、r=51.383、θ(シータ)=106.455およびφ(ファイ)=−24.319の座標および約1.2Åの球体半径を有し;および
官能基F(I)9は配列番号:1のAla573の受容体の主鎖のNHからのH−結合を受け入れ、r=52.861、θ(シータ)=107.692およびφ(ファイ)=−25.447の座標および約1.5Åの球体半径を有する;
ところの、方法。
【請求項16】
アミノピリジン中間化合物、アルデヒド中間化合物およびヒドロキシキノリン中間化合物を、エタノール中、請求項1に記載の化合物を形成するのに十分な条件下で合わせことを含む、請求項1に記載の化合物を形成する方法であって;
ここで、
該アミノピリジン中間化合物がR2−CHOを含み、ここでR2は請求項1の記載と同意義であり;
該アルデヒド中間化合物がR1−NH2を含み、ここでR1は請求項1の記載と同意義であり;および
該ヒドロキシキノリン中間化合物がXで置換されていてもよい8−ヒドロキシキノリンを含み、ここでXは請求項1の記載と同意義である、方法。
【請求項17】
アミノピリジン 中間化合物が2−アミノ−3−メトキシ−5−クロロピリジン;2−アミノ−4,5−ジクロロピリジン;2−アミノ−5−クロロ−6−メチルピリジン;2−アミノ−5−クロロ−3−メチルピリジン;2−アミノ−3,5−ジクロロ−4−メチルピリジン;2−アミノ−3,5−ジクロロ−4,6−ジメチルピリジン;2−アミノ−3−フルオロ−4−メチル−5−クロロピリジン;2−アミノ−3−エチル−5−クロロピリジン;2−アミノ−3−フルオロ−4−エチル−5−クロロピリジン;および2−アミノ−4−メチル−3,5−ジフルオロピリジン、または請求項18の記載に従って形成されるアミノピリジン化合物からなる群より選択される、請求項13記載の方法。
【請求項18】
(i)置換または置換されていない2−アミノピリジンおよびN−クロロスクシンイミドを、酢酸エチルまたはジメチルホルムアミドからなる溶媒中、2−アミノ−5−クロロピリジン誘導体を形成するのに十分な条件下で合わせるか;または
(ii)無水酢酸を氷酢酸中で3−位および5−位がフルオロ、クロロまたはブロモで置換されている2−アミノピリジンと合わせ、対応するアセトアミド誘導体を形成し;該アセトアミド誘導体と、ジイソプロピルアミンおよびブチルリチウムとをテトラヒドロフラン中、約−70℃で合わせ、該アセトアミド誘導体を脱プロトン化し;該脱プロトン化アセトアミド誘導体および低級アルキルハライドを合わせ、該アセトアミド誘導体の4−位をアルキル化し;該アルキル化アセトアミド誘導体と濃塩酸をメタノール溶媒中約50℃で合わせ、アセトアミド基を除去し、2−アミノ−3,5−ジハロ−4−アルキルアミノピリジンを形成することを含む、アミノピリジン化合物の形成方法。
【請求項19】
(i)反応(i)の2−アミノピリジンが式(12):
【化19】

式(12)
の化合物を含み、ここでR23、R3およびR4は請求項1の記載と同意義であり、R24は水素であり;および2−アミノ−5−クロロピリジン誘導体が式(12)を含み、ここでR23、R3およびR4は2−アミノピリジンについての記載と同意義であり、R24はクロロであるか;または
(ii)置換された2−アミノピリジンが式(12)の化合物を含み、ここでR23はフルオロ、クロロまたはブロモであり;R3は水素であり;R4は請求項1の記載と同意義であり;R24はフルオロ、クロロまたはブロモである、請求項18記載の方法。
【請求項20】
2−アミノ−3−フルオロ−4−メチル−5−クロロピリジン;
2−アミノ−3−エチル−5−クロロピリジン;
2−アミノ−3−フルオロ−4−エチル−5−クロロピリジン;および
2−アミノ−4−メチル−3,5−ジフルオロピリジン
からなる群より選択されるアミノピリジン化合物。

【公表番号】特表2013−516479(P2013−516479A)
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−548125(P2012−548125)
【出願日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際出願番号】PCT/US2011/020414
【国際公開番号】WO2011/085126
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(508222520)
【氏名又は名称原語表記】Joseph P. ERRICO
【Fターム(参考)】