説明

樹脂封止型電子部品装置

【課題】回路基板とモールド樹脂との剥離を抑制する。
【解決手段】電子部品14が実装された樹脂製の回路基板12と、回路基板12が載置されたリードフレーム18と、これらを一体に封止するモールド樹脂24と、を備えた樹脂封止型電子部品装置10において、回路基板12には、板厚方向に沿って形成されると共に板厚方向中間部にリードフレーム18側を向く段差部32を有して構成された樹脂充填部30が設けられ、モールド樹脂24の一部26は、樹脂充填部30に充填されている。この構成によれば、回路基板12とモールド樹脂24との密着性を向上させることができるので、モールド樹脂24に応力Sが作用した場合でも、回路基板12とモールド樹脂24とが剥離することを抑制することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂封止型電子部品装置に係り、特に、電子部品が実装された回路基板をリードフレーム上に載置した状態で、この電子部品、回路基板、及びリードフレームをモールド成形してモールド樹脂と一体化した樹脂封止型電子部品装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の樹脂封止型電子部品装置においては、回路基板、リードフレーム、及びモールド樹脂の各線膨張係数が異なることに起因して、回路基板とモールド樹脂とが剥離することが想定される。ここで、回路基板とモールド樹脂とが剥離すると、例えば、これらの剥離した部分に外部から水が浸入して内部に腐食が生じたり、ボンディングワイヤによる電気的接続部に接続不良が生じたりする恐れがある。従って、回路基板とモールド樹脂との剥離を抑制することが重要な課題とされている。
【0003】
従来、回路基板とモールド樹脂との剥離を抑制する技術としては、例えば、回路基板に凹部や貫通孔を設け、この凹部や貫通孔にモールド樹脂の一部を充填し、モールド樹脂の一部と凹部や貫通孔とを噛み合った状態とすることなどが知られている。
【0004】
例えば、特許文献1に記載の例では、回路基板に凹部が形成され、この凹部にモールド樹脂の一部が充填されており、特許文献2に記載の例では、回路基板に貫通孔が形成され、この貫通孔にモールド樹脂の一部が充填されている。
【特許文献1】特開2004−134821号公報
【特許文献2】特開2000−22046号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、例えば、特許文献1に記載の例のように、回路基板に単に凹部を設けただけでは、モールド樹脂の一部と凹部との噛み合う力が不十分で、モールド樹脂に応力が作用した場合に、回路基板とモールド樹脂との剥離を十分に抑制できない虞がある。また、特許文献2に記載の例のように、回路基板に外部へ通ずる貫通孔を設けた場合、貫通孔を介して装置内部に水が浸入する虞がある。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、装置内部への水の浸入を抑制しつつ、回路基板とモールド樹脂との剥離を抑制することができる樹脂封止型電子部品装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の樹脂封止型電子部品装置は、電子部品が実装された樹脂製の回路基板と、前記回路基板が載置されたリードフレームと、前記電子部品、前記回路基板、及び前記リードフレームを一体に封止するモールド樹脂と、を備えた樹脂封止型電子部品装置において、前記回路基板には、板厚方向に沿って形成されると共に板厚方向中間部に前記リードフレーム側を向く段差部を有して構成された樹脂充填部が設けられ、前記モールド樹脂の一部は、前記樹脂充填部に充填されている、ことを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の樹脂封止型電子部品装置では、例えば、電子部品が回路基板に実装されると共に、この回路基板がリードフレームに載置された状態で、これらが金型内にセットされる。そして、金型内に樹脂が充填されると、この樹脂が硬化されてモールド樹脂が形成され、このモールド樹脂によって、電子部品、回路基板、及びリードフレームが一体に封止される。また、回路基板には、板厚方向に沿って樹脂充填部が形成されているので、モールド樹脂の一部は樹脂充填部に充填された状態となる。
【0009】
ここで、樹脂充填部は、回路基板の板厚方向中間部に段差部を有する構成とされているので、この樹脂充填部に充填されたモールド樹脂の一部は段差部と回路基板の板厚方向に噛み合った状態とされる。しかも、段差部は、リードフレーム側を向いて形成されているので、モールド樹脂の回路基板に対するリードフレームと反対側への変形が規制される。これにより、回路基板とモールド樹脂との密着性を向上させることができるので、モールド樹脂に応力が作用した場合でも、回路基板とモールド樹脂とが剥離することを抑制することができる。
【0010】
しかも、回路基板はリードフレーム上に載置されているので、上述の樹脂充填部は、リードフレームよって外部に対し閉止された状態となる。これにより、樹脂封止型電子部品装置が例えば被水環境下で使用された場合でも、樹脂充填部を介して装置内部に水が浸入することを抑制することができる。
【0011】
このように、請求項1に記載の樹脂封止型電子部品装置によれば、装置内部への水の浸入を抑制しつつ、回路基板とモールド樹脂との剥離を抑制することができる。
【0012】
なお、請求項1に記載の樹脂封止型電子部品装置において、回路基板は、樹脂製とされているので、例えば、回路基板を樹脂成形等により製造することができ、樹脂充填部に段差部を形成することは容易である。
【0013】
請求項2に記載の樹脂封止型電子部品装置は、請求項1に記載の樹脂封止型電子部品装置において、前記樹脂充填部は、前記回路基板の板厚方向に沿って貫通され、前記リードフレームには、前記回路基板側に開口される共に前記樹脂充填部と連通された凹部が形成され、前記モールド樹脂の一部は、前記樹脂充填部及び前記凹部に充填されている、ことを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の樹脂封止型電子部品装置によれば、モールド樹脂の一部が、上述の樹脂充填部に加えて、リードフレームに形成された凹部にも充填されるので、モールド樹脂がリードフレームにも接続され、回路基板とモールド樹脂との密着性をより向上することができる。これにより、回路基板とモールド樹脂とが剥離することをより抑制することができる。しかも、凹部、すなわち、袋状の穴部とすることにより、この凹部を介して装置内部に水が浸入することも抑制することができる。
【0015】
請求項3に記載の樹脂封止型電子部品装置は、請求項1又は請求項2に記載の樹脂封止型電子部品装置において、前記凹部には、前記回路基板側に向かうに従って縮径するテーパ面が形成されている、ことを特徴とする。
【0016】
請求項3に記載の樹脂封止型電子部品装置によれば、凹部に形成されたテーパ面にモールド樹脂の一部が噛み合うので、これにより、回路基板とモールド樹脂とが剥離することをより一層抑制することができる。
【0017】
請求項4に記載の樹脂封止型電子部品装置は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の樹脂封止型電子部品装置において、前記回路基板には、前記電子部品が実装された実装面に前記実装面と交差する係止面が形成され、前記モールド樹脂には、前記係止面と係止された被係止面が形成されている、ことを特徴とする。
【0018】
請求項4に記載の樹脂封止型電子部品装置によれば、回路基板の実装面に形成されて実装面と交差する係止面と、モールド樹脂に形成された被係止面とが係止されることで、モールド樹脂の回路基板に対する実装面と平行な方向への変形を規制することができる。これにより、回路基板とモールド樹脂とが剥離することをさらにより一層抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面に基づき、本発明の一実施形態について説明する。
【0020】
図1には、本発明の一実施形態に係る樹脂封止型半導体装置10の全体構成が側面断面図にて示されている。この図に示される樹脂封止型半導体装置10は、例えば、自動車に搭載されたモータを駆動するための制御装置であって、このモータに一体的に取り付けられるものである。
【0021】
この樹脂封止型半導体装置10には、回路基板12が備えられている。回路基板12は、樹脂製とされており、その表面には半導体素子等の電子部品14やチップ抵抗などの電気部品16が実装されている。この電子部品14及び電気部品16は、ボンディングワイヤ17により回路基板12と電気的に接続されている。
【0022】
リードフレーム18は、例えば銅合金等で構成された板が機械加工されることにより構成されたものであり、回路基板12が載置された本体部20と、外部の装置と接続される端子部22とを有して構成されている。端子部22は、同じくボンディングワイヤ17により回路基板12や電子部品14等と電気的に接続されている。
【0023】
そして、上述の電子部品14や電気部品16、回路基板12、及び、リードフレーム18は、その全体がモールド成形されることによってモールド樹脂24により封止されている。なお、リードフレーム18の端子部22は、モールド樹脂24の外部に突出されて外部の装置と接続可能となっており、リードフレーム18の本体部20の基板載置面20Aと反対側の面は、ヒートシンク面20Bとして構成されて外部に露出されている。
【0024】
ここで、図2には、図1の要部拡大図が示されており、図3には、図2に示される回路基板12をリードフレーム18側から見た斜視図が示されている。これらの図に示されるように、回路基板12には、板厚方向に沿って樹脂充填部30が貫通形成されている。この樹脂充填部30は、回路基板12の板厚方向中間部にリードフレーム18側を向く段差部32を有して構成されている。そして、モールド樹脂24の一部26は、この樹脂充填部30に充填されている。
【0025】
次に、本発明の一実施形態に係る樹脂封止型半導体装置10の作用及び効果について説明する。
【0026】
本発明の一実施形態に係る樹脂封止型半導体装置10では、例えば、電子部品14及び電気部品16が回路基板12に実装されると共に、この回路基板12がリードフレーム18に載置された状態で、これらが金型内にセットされる。そして、金型内に樹脂が充填されると、この樹脂が硬化されてモールド樹脂24が形成され、このモールド樹脂24によって、電子部品14、回路基板12、及びリードフレーム18が一体に封止される。また、回路基板12には、板厚方向に樹脂充填部30が貫通形成されているので、モールド樹脂24の一部26は樹脂充填部30に充填された状態となる。
【0027】
ここで、樹脂充填部30は、回路基板12の板厚方向中間部に段差部32を有する構成とされているので、この樹脂充填部30に充填されたモールド樹脂24の一部26は段差部32と回路基板12の板厚方向に噛み合った状態とされる。しかも、段差部32は、リードフレーム18側を向いて形成されているので、モールド樹脂24の回路基板12に対するリードフレーム18と反対側への変形が規制される。これにより、回路基板12とモールド樹脂24との密着性を向上させることができるので、モールド樹脂24に応力Sが作用した場合でも、回路基板12とモールド樹脂24とが剥離することを抑制することができる。
【0028】
なお、図10には、比較例に係る樹脂封止型半導体装置100が示されている。この比較例に係る樹脂封止型半導体装置100のように、回路基板12に樹脂充填部30が設けられていない場合には、モールド樹脂24に応力Sが作用した場合に、回路基板12とモールド樹脂24とが剥離されて剥離部102が生じることがある。
【0029】
これに対し、図2に示されるように、本発明の一実施形態に係る樹脂封止型半導体装置10によれば、上述のように、回路基板12には、段差部32を有する樹脂充填部30が形成され、この樹脂充填部30には、モールド樹脂24の一部26が充填されているので、回路基板12とモールド樹脂24とが剥離することを抑制することができる。
【0030】
しかも、回路基板12はリードフレーム18上に載置されているので、上述の樹脂充填部30は、リードフレーム18よって外部に対し閉止された状態となる。これにより、樹脂封止型半導体装置10が例えば被水環境下で使用された場合でも、樹脂充填部30を介して装置内部に水が浸入することを抑制することができる。
【0031】
このように、本発明の一実施形態に係る樹脂封止型半導体装置10によれば、装置内部への水の浸入を抑制しつつ、回路基板12とモールド樹脂24との剥離を抑制することができる。これにより、応力が集中して剥離する虞がある部分へ応力緩和剤を塗布する必要性を無くすることができるのでコストの増加を抑制することができると共に、内部に腐食が生じたり、ボンディングワイヤ17による電気的接続部に接続不良が生じたりすることを抑制することができる。
【0032】
なお、本発明の一実施形態に係る樹脂封止型半導体装置10において、回路基板12は、樹脂製とされているので、例えば、回路基板12を樹脂成形等により製造することができ、樹脂充填部30に段差部32を形成することは容易である。これにより、コストの増加を抑制することができる。
【0033】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
【0034】
例えば、上記実施形態では、モールド樹脂24の一部26が回路基板12の樹脂充填部30にのみ充填される構成とされていたが、次のように構成されていても良い。
【0035】
ここで、図4には、本発明の一実施形態に係る樹脂封止型半導体装置10の変形例が要部拡大断面図にて示されており、図5には、図4に示される回路基板12及びリードフレーム18を回路基板12の実装面12A側から見た斜視図が示されている。
【0036】
これらの図に示されるように、この変形例において、リードフレーム18には、回路基板12側に開口される共に樹脂充填部30と連通された凹部34が形成されている。凹部34は、段付き状に構成されており、底部側の周壁面は、回路基板12側に向かうに従って縮径するテーパ面34Aとされている。そして、モールド樹脂24の一部26は、樹脂充填部30及び凹部34に充填されている。
【0037】
この構成によれば、モールド樹脂24の一部26が、上述の樹脂充填部30に加えて、リードフレーム18に形成された凹部34にも充填されるので、モールド樹脂24がリードフレーム18にも接続され、回路基板12とモールド樹脂24との密着性をより向上することができる。これにより、回路基板12とモールド樹脂24とが剥離することをより抑制することができる。
【0038】
しかも、凹部34に形成されたテーパ面34Aにモールド樹脂24の一部26が噛み合うので、これにより、回路基板12とモールド樹脂24とが剥離することをより一層抑制することができる。また、凹部34、すなわち、袋状の穴部とすることにより、この凹部34を介して装置内部に水が浸入することも抑制することができる。
【0039】
なお、この変形例では、図4に示されるように、回路基板12の実装面12Aに溝部36が凹設されており、モールド樹脂24の他の一部28は、この溝部36に充填されている。そして、これにより、溝部36の両側の係止面36Aは、モールド樹脂24の他の一部28の両側の被係止面28Aと係止されている。
【0040】
この構成によれば、回路基板12の実装面12Aに形成され実装面12Aと直交する係止面36Aと、モールド樹脂24に形成された被係止面28Aとが係止されることで、モールド樹脂24の回路基板12に対する実装面12Aと平行な方向への変形を規制することができる。これにより、回路基板12とモールド樹脂24とが剥離することをさらにより一層抑制することができる。
【0041】
また、上記実施形態において、樹脂充填部30の段差部32は、リードフレーム18側を向くように回路基板12の実装面12Aと平行に形成されていたが、図6に示されるように、リードフレーム18側を向くように回路基板12の実装面12Aに対して傾斜して形成されていても良い。
【0042】
このように構成されていても、モールド樹脂24の回路基板12に対するリードフレーム18と反対側への変形を規制することができ、回路基板12とモールド樹脂24とが剥離することを抑制することができる。
【0043】
また、上記実施形態において、凹部34は、段付き状に構成されていたが、図7に示されるように、その周壁面全体が回路基板12側に向かうに従って縮径するテーパ面34Aとして構成されていても良い。
【0044】
このように構成されていても、凹部34に形成されたテーパ面34Aにモールド樹脂24の一部26が噛み合うので、回路基板12とモールド樹脂24とが剥離することをより一層抑制することができる。
【0045】
また、上記実施形態において、樹脂充填部30は、孔状に形成されていたが、例えば、図8に示されるように、周壁面の一部が外部に開放する切欠状に形成されていても良い。
【0046】
また、樹脂充填部30は、図9に示されるように、袋状に形成されていても良い。なお、この図9に示される変形例では、回路基板12が板厚方向に第一基板12A、第二基板12B、第三基板12Cに分割されており、第一基板12Aには、第一孔部30Aが板厚方向に貫通形成されており、第二基板12Bには、第一孔部30Aよりも大径の第二孔部30Bが板厚方向に貫通形成されている。そして、この第一基板12A、第二基板12B、第三基板12Cを板厚方向に重ねて固めることで(所謂、ビルドアップ基板)、上述の樹脂充填部30が袋状とされている。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の一実施形態に係る樹脂封止型電子部品装置の全体構成を示す側面断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2に示される回路基板をリードフレーム側から見た斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る樹脂封止型電子部品装置の変形例を示す要部拡大断面図である。
【図5】図4に示される回路基板及びリードフレームを回路基板の実装面側から見た斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る樹脂封止型電子部品装置の変形例を示す要部拡大断面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る樹脂封止型電子部品装置の変形例を示す要部拡大断面図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る樹脂封止型電子部品装置の変形例を示す要部拡大斜視図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る樹脂封止型電子部品装置の変形例を示す要部拡大斜視図である。
【図10】比較例に係る樹脂封止型電子部品装置の全体構成を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
【0048】
10…樹脂封止型半導体装置、12…回路基板、14…電子部品、18…リードフレーム、24…モールド樹脂、26…モールド樹脂の一部、28…モールド樹脂の他の一部、28A…被係止面、30…樹脂充填部、32…段差部、34A…テーパ面、34…凹部、36A…係止面、36…溝部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子部品が実装された樹脂製の回路基板と、
前記回路基板が載置されたリードフレームと、
前記電子部品、前記回路基板、及び前記リードフレームを一体に封止するモールド樹脂と、
を備えた樹脂封止型電子部品装置において、
前記回路基板には、板厚方向に沿って形成されると共に板厚方向中間部に前記リードフレーム側を向く段差部を有して構成された樹脂充填部が設けられ、
前記モールド樹脂の一部は、前記樹脂充填部に充填されている、
ことを特徴とする樹脂封止型電子部品装置。
【請求項2】
前記樹脂充填部は、前記回路基板の板厚方向に沿って貫通され、
前記リードフレームには、前記回路基板側に開口される共に前記樹脂充填部と連通された凹部が形成され、
前記モールド樹脂の一部は、前記樹脂充填部及び前記凹部に充填されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の樹脂封止型電子部品装置。
【請求項3】
前記凹部には、前記回路基板側に向かうに従って縮径するテーパ面が形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の樹脂封止型電子部品装置。
【請求項4】
前記回路基板には、前記電子部品が実装された実装面に前記実装面と交差する係止面が形成され、
前記モールド樹脂には、前記係止面と係止された被係止面が形成されている、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の樹脂封止型電子部品装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−117469(P2009−117469A)
【公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−286285(P2007−286285)
【出願日】平成19年11月2日(2007.11.2)
【出願人】(000101352)アスモ株式会社 (1,622)
【Fターム(参考)】