説明

機能水の製造方法

【課題】 美容及び健康に適する、電子を豊富に含み、水溶性高分子キトサンを含み、活性化されており、抗酸化性を有し、皮膚の保湿性を有しており、性能を長期間保持できる機能水の製造方法。
【解決手段】 あらかじめ磁気処理された天然水と、電子を豊富に含む水と、水溶性高分子キトサンとを混合してえられる機能水、あるいは天然水と電子を豊富に含む水と、水溶性高分子キトサンとの混合水を磁気処理してえられる機能水を製造することにより、活性化され、抗酸化性を有し、皮膚の保湿性及びバリア機能の高い、人間の免疫性を高める、かつ長期間性能の劣化することのない機能水がえられる。原料の天然水は軟水であり、水溶性高分子キトサンは平均分子量が10万以上である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、肌水等の化粧品材料及び清涼飲料水用機能水の製造方法に関するものであり、具体的には、あらかじめ磁気処理された天然水に電子を豊富に含んだ水を混合し、更に水溶性高分子キトサンを添加混合してえられた機能水、或いは天然水に電子を豊富に含んだ水を混合し、更に水溶性高分子キトサンを添加混合した混合水を磁気処理することによりえられた機能水において、該機能水は活性化されており、抗酸化性を高めるとともに、皮膚及び毛髪への浸透性を高め、電子とキトサンとの相乗効果により、皮膚の保湿性、バリア機能を高め、体細胞を活性化させ、シャンプー、トリートメント、パーマ剤、カラー剤、肌水用及び清涼飲料水及び医療用として使用することを特徴とする機能水の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
天然水及び水道水等を磁気処理することにより、水のクラスターが減少し、活性化が進み、界面活性力が高まり、浸透性及び還元性等が増加することは従来より知られている。これらの磁気処理水を、パーマ剤、カラー剤及び肌水等として使用した場合、非磁気処理天然水及び非磁気処理水道水等の使用に比べて、肌の保湿効果の増加或いはパーマ剤・カラー剤への添加剤としての効果は有するものの、なおその性能において十分なものではなく、また医療用としての効果もほとんど無く、かつ時間の経過とともにその性能の低下が見られている。また天然水の中で世界各地で名水と称される多くの湧水があり、飲料することにより健康にも好ましい効果を与え、また肌水として皮膚の若返りに効果の見られる天然水が存在しているが、これらの天然水の有する効果は、採取後数日間程度で消失するものがほとんどである。また電気分解で得られる還元水でも同様製造後数日程度でその効力が消失するのがほとんどである。またキトサンは、健康及び化粧品材料として優れた特性を有するものとして従来より使用されているが、高価なものであり、飲用においてはカニ・アレルギー体質の人には向かず、またかなりの渋みを有している。
【0003】
なお、本願発明に関する公知技術として次の特許文献1、特許文献2及び非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3、非特許文献4を上げることができる。
【0004】
【特許文献1】 特開2004−314030号公報
【特許文献2】 特開2003−300701号公報
【非特許文献1】 「皮膚は考える」、第24頁〜第26頁
【非特許文献2】 「健康を守る本当によい水」、第114頁〜第115頁」
【非特許文献3】 「キチン・キトサンの化学」、第31頁、第117頁〜第121頁、第136頁〜138頁
【非特許文献4】 URL:http://kito.cbmcbm.net/020/,キトサン・キチン総合情報,化粧品材料としてのキトサン
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のごとく、磁気処理された水道水或いは天然水では、肌の保湿効果或いはパーマ剤、カラー剤、シャンプー剤への添加剤としての効果は優れたものとはいえず、実用性において不十分なものである。また飲料して優れた効果の見られる名水と称される天然水の効力も、採取後数日後には含有する活性水素が減少し、その効力も失われるのが現実である。これはまた電気分解等により得られた還元水にも同様なことが言える。またキトサンは、健康及び化粧品材料として優れた特性を有するものであるが、高価であり、飲用においてカニ・アレルギー体質の人には向かず、またかなりの渋みを有している。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、電子含有量が豊富であり、高分子キトサンを含有しており、クラスターが小さく、活性化されており、界面活性力が高く、人間の体細胞を活性化させ、抗酸化性を有するとともに、さらに電子とキトサンとの相乗効果により、肌水として皮膚の保湿効果及びバリア機能が優れており、パーマ施術においてウエーブがかかりやすく、カラー剤としてもカラーのかかりやすい、またシャンプー剤及びトリートメント剤の機能を高める効果があり、飲用しても飲みやすく、カニ・アレルギー体質の人でも飲用可能であり、人々の健康の維持及び増進に貢献することができ、皮膚の炎症の改善に効果があり、かつ1年以上の長期間性能の劣化することのない、美容及び健康に適する機能水を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成する本発明の機能水は、あらかじめ磁気処理された天然水に電子を豊富に含んだ水を混合し、更に水溶性高分子キトサンを添加混合することにより製造することができる。
【0008】
上記目的を達成する本発明の機能水は、天然水と電子を豊富に含んだ水との混合水に、さらに水溶性高分子キトサンを添加した混合水を、磁気処理を行うことにより製造することができる。
【0009】
本発明において使用する電子を豊富に含んだ水は、pHが6.9ないし7.2であり、酸化還元電位はマイナス100mVないしプラス250mVであり、人間の体液の酸化還元電位に合わせてある。また電子の存在は、電子を豊富に含んだ水を冷凍させることにより、バブルチェンバー現象により確認することができる。
【0010】
本発明に使用する水溶性高分子キトサンは、キトサン含有量80%以上、チキン含有量20%以下であり、平均分子量が10万以上、好ましくは40万以上であることが好ましい。なお水溶性高分子キトサンの製造方法としては、化学的な処理法によるものであっても、あるいは物理的な分子量別分離膜工法によるものであってもよい。
【0011】
本発明に使用する天然水は、硬度100以下の軟水であり、またpHが6.8ないし7.1であり、かつカルシュウム、マグネシュウム等のミネラルが豊富に含まれており、かつ健康に良い水の指標とされるKI値は4以上である。なお、KI値=(カルシウム−ナトリウム×0.87)であり、カルシウム及びナトリウムの量はppm単位で現したものである。
【0012】
あらかじめ磁気処理された天然水に電子を豊富に含んだ水を混合し、更に水溶性高分子キトサンを添加混合することによりえられた混合水は、pHが6.8から7.1であり、酸化還元電位はマイナス50mVないしプラス250mV、クラスター値のO−NMR分析値は50Hzないし60Hzであり、活性化されており、界面活性力も高く、浸透性に優れており、電子とキトサンとの相乗効果により抗酸化性も高く、皮膚の保湿性及びバリア機能も優れている。
【0013】
天然水と電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンを添加した混合水の磁気処理水は、pHが6.8から7.1であり、酸化還元電位はマイナス50mVないしプラス250mV、クラスター値のO−NMR分析値は50Hzないし60Hzであり、活性化されており、界面活性力も高く、浸透性に優れており、電子とキトサンとの相乗効果により抗酸化性も高く、皮膚の保湿性及びバリア機能も優れている。
【0014】
天然水を磁気処理する方法,或いは天然水と水素を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンとの混合水を磁気処理する方法としては、N極とS極の間、或いはS極とS極との間、或いはN極とN極との間或いはこれらの磁極の組み合わせの間に発生した磁場間に、天然水或いは該混合水を一定流速で通過させて磁気処理を行うものである。
【0015】
天然水或いは該混合水を磁気処理を行うに際し、磁極間に発生する磁場の強さは少なくとも1,000ガウス以上である。1,000ガウス以下では十分な活性力が得られない。
【0016】
磁気処理を行う場合の天然水或いは天然水と電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンとの混合水の流速は、秒速1m以上6m以内であり、好ましくは3m以上5m以内であることが好ましい。
【0017】
天然水と電子を豊富に含んだ水との混合水における混合比は、天然水容量100に対し、電子を豊富に含んだ水の割合は1ないし100であり、好ましくは1ないし50である。
【0018】
天然水と水溶性高分子キトサンとの混合比は天然水容量1000に対し、水溶性高分子キトサンの割合は2ないし200であり、好ましくは3ないし30である。
【0019】
あらかじめ磁気処理された天然水と、電子を豊富に含んだ水と、水溶性高分子キトサンとを混合した混合水よりなる機能水は、シャンプー剤、トリートメント剤、パーマ剤、カラー剤及び肌水用等として使用した場合、皮膚の保湿効果、バリア機能の向上、毛髪の育毛効果及びパーマ剤及びカラー剤の性能向上に効果が得られる。
【0020】
あらかじめ磁気処理された天然水に、電子を豊富に含んだ水と、水溶性高分子キトサンとを混合した混合水よりなる機能水は、清涼飲料水として使用した場合、血液をサラサラにし、血流を早めて新陳代謝を活発にする効果があり、さらに抗酸化性を有しており、人間の体内の余剰の活性酸素を除き、細胞を活性化させる効果があり、健康の維持・向上及び成人病予防に効果がえられる。
【0021】
あらかじめ磁気処理された天然水に、電子を豊富に含んだ水と、水溶性高分子キトサンとを混合した混合水よりなる機能水は、火傷、切り傷、虫刺され等の皮膚の炎症部の酸化防止・症状改善に効果があり、またアトピー性皮膚炎の症状改善にも効果がえられる。
【0022】
天然水と電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンとよりなる混合水の磁気処理水は、シャンプー剤、トリートメント剤、パーマ剤、カラー剤及び肌水用等として使用した場合、皮膚の保湿効果、バリア機能の向上、毛髪の育毛効果あるいはパーマ剤及びカラー剤の性能向上に効果がえられる。
【0023】
天然水と電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンとよりなる混合水の磁気処理水は、清涼飲料水として使用した場合、血液をさらさらにし、血流を早めて新陳代謝を活発にする効果があり、さらに抗酸化性を有しており、人間の体内の余剰の活性酸素を除き、細胞を活性化する効果があり、健康の維持・向上及び成人病予防に効果がえられる。
【0024】
天然水と電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンとよりなる混合水の磁気処理水は、火傷、切り傷、虫刺され等の皮膚の炎症部の酸化防止・症状改善に効果があり、またアトピー性皮膚炎の症状改善にも効果がえられる。
【発明の効果】
【0025】
以上説明したように本発明によれば、あらかじめ磁気処理された天然水と、電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンとの混合水よりなる機能水、或いは天然水と電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンとの混合水を磁気処理することによりえられた機能水は、活性化されており、浸透性及び界面活性力を高めるとともに、抗酸化性を有しており、電子とキトサンとの相乗効果により、皮膚の保湿性及びバリア機能を向上させ、皮膚及び毛髪の酸化を防ぐとともに、酸化により傷んだ皮膚及び毛髪の細胞を活性化させ、皮膚及び毛髪を艶やかにし蘇らせる効果を有する。さらにパーマ施術及びカラー施術においては、パーマ剤或いはカラー剤の性能向上に役立ち、使用量を減少させることができ、顧客の毛髪及び皮膚の損傷を防止できるとともに、美容施術者の手の荒れも防止でき、環境改善にも貢献できるのである。また本発明による機能水を飲用することにより、血液をサラサラにし、血流を促進し、体内の新陳代謝を活発にし、健康の維持・増進及び成人病の予防に貢献できる。さらに皮膚の火傷、虫刺され、切り傷、アトピー性皮膚炎等にも炎症部に塗布することにより、症状改善に効果がえられるのである。さらに本発明による機能水の性能は1年以上の長期間にわたり劣化することは無い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0027】
図1〜図3は本発明の実施の形態に係り、図1は本発明による機能水の磁気処理装置の1例である、図2は本発明による機能水を冷凍した場合、機能水中に含有される電子により発生する線状の白い放射状の現象を示すものである。図3は本発明による機能水を飲用した場合の血液がサラサラになる効果を示すものである。
【0028】
図1において、図1aは、長手方向の磁石の配置を示す一例図であり、図1bは側面図である。10は天然水又は天然水と電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンとの混合水、11は導管であり、塩化ビニール製である。12,121、13,131、14、141、15、151は永久磁石であり、磁石12及び121はS極同士相対して導管11に接して配置され、磁石13及び131はN極同士相対して導管11に接して配置され、磁石14及び141はS極同士相対して導管11に接して配置され、磁石15及び151はN極同士相対して導管11に接して配置されており、導管11内を流れる混合水10の磁気処理を行う構造となっている。
【0029】
各磁石の磁力の強さはそれぞれ3,000ガウスである。導管11内を流れる天然水または混合水の流速は秒速3mから5mが好ましい。導管11内の導電性の流体が磁場を通過すれば起電力が発生し電流が流れる、流速が大であるほど一般に発生電圧は比例して大となる。該混合水が導管11内を流れる際に起電力が発生し電流が流れ、電気化学反応が起こり該混合水のpH値及びクラスター値の変化が生起されるのである。本実施例の装置による磁気処理された該混合水のpH値は6.9、クラスター値は温度依存性はあるものの、20℃でO−NMR測定値は50〜60Hzの間にあった。一般の水道水のO−NMR測定値は130Hzであり、クラスター値の低いほど水分子の水素結合によるつながりは少なくなる。即ち水のクラスター中の水分子の数が少なくなり、動きは活発となり、水の活性度は高まる。磁気処理された、天然水と電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンとの混合水よりなる機能水のクラスター中の水分子の数は6〜7個であり、一般に水道水のクラスター中の水分子の数は約13個である。水の活性度が高いことは、例えば皮膚への浸透性が高まり、油脂等を溶かす界面活性力も高まるのである。天然水のみを磁気処理し、電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンを混合して得られた混合水よりなる機能水についても、或いは天然水と電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンを含んだ混合水を磁気処理してえられた機能水についても同様な結果が得られている。
【0030】
図2は、pH6.8〜7.2、硬度30の天然水と酸化還元電位+180mV、pH7.1の電子を豊富に含んだ水および平均分子量50万の水溶性高分子キトサンとの混合水を磁気処理してえられた本発明による機能水を、1〜2日冷蔵庫中で冷凍した場合、白い線状の無数の軌跡が該機能水の氷中に発生する現象を示すものである。これは、該機能水に含まれる電子が氷中を移動し、その際発生する熱エネルギーで氷を溶かし、白い線状の無数の軌跡が発生したものである。この白い線状の軌跡は該機能水中に電子が豊富に含まれていることを示すものである。なお本実験においては、使用した混合水において、天然水と電子を豊富に含む水との混合比は、天然水100に対し電子を豊富に含む水の割合は10であり、天然水と水溶性高分子キトサンとの混合比は、天然水100に対し水溶性高分子キトサンは1であった。なお天然水と電子が豊富に含まれる水との混合比を、天然水100に対し1ないし50としても、該機能水の氷中に強度の差は見られるものの白い線状の無数の軌跡が観察された。
【0031】
この現象は、長期間たとえば1年以上、本発明による機能水を例えばプラスチック製或いはガラス製容器に入れ、蓋をかぶせ、直射日光の射さない室内に放置してもその能力の衰えることはない。また該機能水を90℃の高温において30分程度加熱してもその効力のほとんど低下することはなかった。これは本発明による機能水中に含まれる電子が豊富にかつ安定して含まれていることを示すものであり、該機能水が長期にわたり活性化されているとともに、高い抗酸化性を有することを示すものである。なお抗酸化性とは、皮膚或いは体内の余分の活性酸素を除去する能力を有することを言う。なお水道水、天然水、海洋深層水及び磁気処理された水道水、磁気処理された天然水及び磁気処理された海洋深層水等では、冷凍しても同様な現象は時としてわずかに認められることはあっても、ほとんどの場合明瞭には確認できなかった。
【0032】
図3は、本発明による機能水の飲用により血液がサラサラになる効果を示すものである。図3(a)は、53歳男性の本発明による機能水飲用前の血液画像分析写真であり、赤血球が変形しくっついており血液がドロドロの状態であることがわかる。図3(b)は本発明による機能水を150cc飲用後20分後の血液画像分析写真であり、赤血球が丸くなり、血液サラサラ状態となっていることが分かる。さらに多くの人々の実験結果でも本機能水飲用後15分ないし20分後に血液がサラサラになることが確認されている。同時に血行が早くなることも血流観察システム装置で確認できる。なお本実験による血液画像分析写真は、人間より採取した血液を採取後直ちにデッキガラスに乗せて観察したものである。なお本テストはすべて血液画像分析士立会の下に行ったものである。
【0033】
本発明に使用する電子を豊富に含んだ水は、水道水或いは天然水にカルシウム及びマグネシュウムを豊富に含む鉱石を投入して得られた強アルカリ性溶液中に、アルミニュウムを投入し、圧力下での酸化還元反応により得られた水を希釈して製造されたものである。
【0034】
本発明に使用する電子を豊富に含み、水溶性高分子キトサンを含む機能水の働きは、血行をよくし、新陳代謝を活発にし、細胞を活性化させ、抗酸化性があり、活性酸素の働きを抑える。血液をサラサラにし、弱アルカリ性とする。皮膚のバリア機能を高め、人間の免疫機能をたかめるとともに、人間に有害なウイルス・細菌の増殖を抑え、減少させる働きを有する。
【0035】
本発明に使用する水溶性高分子キトサンは、カニやエビなどの甲羅から化学的に処理して生成されたものであり、キチンが約20%程度残留している。キトサンには分子量1万以下の低分子量のものと分子量1万以上の高分子量のものがあるが、本発明においては平均分子量10万以上の高分子量のかつ水溶性キトサンを使用する。キトサンは、人間の健康の維持向上に効果があるものとして、従来医薬品として使用され、また化粧品材料或いは土壌改良効果があるとして使用されている。
【0036】
キトサンには、上述の電子を豊富に含んだ水の働きとほぼ同様な働きがあり、したがって電子とキトサンの相乗効果により、より少量のキトサンによりより大きな効果が得られるのである。また従来問題となっていたカニ・アレルギーの症状の発生は見られない。
【0037】
本発明においては、天然水に電子を豊富に含んだ水を混合し、更に水溶性高分子キトサンを添加混合し、これらの混合水を磁気処理することにより、水溶性高分子キトサン単体あるいは電子を豊富に含んだ水単体を肌水等として使用し或いは飲用するよりも、電子とキトサンとの相乗効果、希釈水としての磁気処理天然水との相乗効果により、シャンプー、トリートメント、パーマ剤、カラー剤及び肌水として使用した場合、従来市販の機能水よりも、肌の保湿効果、バリア機能向上の面において優れた効果が得られ、また飲用した場合、健康維持・向上及び老化防止にも効果が得られている。なおあらかじめ磁気処理した天然水に電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンを混合してえられた機能水においても同様な効果がえられるのである。
【実施例】
【0038】
以下本発明による機能水を使用して、パーマ施術及びカラー施術等行った場合の実施例1ないし3について説明する。実施例4ないし5は、本発明による機能水を使用しない場合の比較実施例である。実施例6ないし7は本発明による機能水を飲用或いは皮膚に塗布した場合の実施例である。実施例1は、あらかじめ磁気処理した天然水に、電子を豊富に含んだ水と水溶性高分しキトサンとを混合した本発明による機能水をパーマ施術に使用した実施例であり、実施例2は、同様に本発明による機能水をカラー施術に使用した場合の実施例であり、実施例3は、天然水と、電子を豊富に含んだ水と、水溶性高分子キトサンの混合水を磁気処理してえられた機能水を使用してパーマ施術及びカラー施術を行った場合の実施例であり、実施例4は、磁気処理を行なった場合の天然水と、水溶性高分子キトサンとの混合水にてパーマ施術及びカラー施術を行った場合の実施例である。実施例5は、磁気処理を行なった場合の天然水と電子を豊富に含んだ水との混合水でパーマ施術及びカラー施術を行った場合の実施例である。実施例6は、本発明による機能水の飲用により、あるいは肌に塗布することにより血液がサラサラになることを示す実施例である。実施例7は、本発明の機能水の飲用或いは皮膚に塗布することにより血流が早くなることを示す実施例である。
【0039】
(実施例1)本実施例においては、パーマ施術の手順として、▲1▼シャンプー、▲2▼プレトリートメント、▲3▼前処理、▲4▼ワインデイング、▲5▼1剤塗布、▲6▼テストカール、▲7▼中間リンス、▲8▼2剤塗布、▲9▼ロッドアウト、▲10▼プレーンリンス、▲11▼後処理、▲12▼ブロー等の手順であり、一般に美容院等で行われている手順に従いパーマ施術を行った。本パーマ施術において使用した本発明による機能水において、天然水と電子を豊富に含んだ水との混合比は、天然水容量100に対し、電子を豊富に含んだ水の割合は2であり、天然水と水溶性高分子キトサンの混合比は、天然水容量100に対し水溶性高分子キトサンの割合は1であった。
【0040】
▲1▼のシャンプー作業工程においては、シャンプー剤100に対し、本発明による機能水を10の割合にて使用した。▲2▼のプレトリートメント作業においては、該機能水を使用し、▲3▼前処理作業においては、パーマネント1剤と該機能水を100対10の容量の割合で使用した。▲5▼のパーマネント1剤塗布作業においては、毛髪のダメージの度合いに応じて、1剤に対し、該機能水を1剤容量100の割合に対し20〜40の割合にて混合し塗布した、毛髪のダメージの大きいほど該機能水の割合を多くした。▲7▼の中間リンス作業においては、スプレイヤーまたはアトマイザー等で該機能水を塗布して使用した。▲8▼のパーマネント2剤塗布作業においては、2剤100の容量割合に対し該機能水を10〜20の割合で混合し塗布した。▲9▼のロッドアウト作業においては、ロッドアウト後において該機能水を毛髪全体にスプレーした。▲11▼の後処理作業においては、トリートメント剤と該機能水とを同一容量の割合にて混合し使用した。▲12▼のブロー作業においては、ブローローションとして該機能水を塗布して仕上げを行った。
【0041】
上述のパーマ施術を行った結果、いずれの場合においても、毛髪は艶が生じ、すべすべとなり、若々しいヘヤーがえられた。またパーマ施術者の手の荒れはほとんど見られず、手の荒れの症状も改善され、従来環境上問題となっていた美容室内の異臭も減少した。また該機能水において、天然水と電子を豊富に含んだ水との混合比を、天然水容量100に対し1ないし5の割合にて混合し、さらに水溶性高分子キトサンを天然水1000に対し5ないし30の割合で混合して施術を行ったがいずれの場合も良好な結果が得られた。
【0042】
本発明による該機能水は、電子を豊富に含んでおり、皮膚・毛髪に発生した活性酸素による損傷を修復するとともに活性酸素を除去する抗酸化性を有している。またキトサンは皮膚の保湿性及びバリア機能を高め肌を滑らかにするモイスチュアライザー特性に優れており、さらに天然水には適度のカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、鉄等他のミネラルを含有されており、クラスター値も小さく、活性化されており、界面活性力も高く、皮膚への浸透性も高い。
【0043】
従ってパーマネント1剤、2剤及びトリートメント剤の使用量を減じても、それらの薬剤の効力の減ずることは無い。パーマネント1剤、2剤の使用量を減ずることは美容室内の環境改善にも貢献し、また該機能水は抗酸化性を有し、保湿性とバリア機能を高めるモイスチュアライザー特性を有しており、毛髪を艶やかにし、皮膚を若返らせ、顧客の皮膚・毛髪のパーマネント1剤及び2剤による損傷を防止するとともに、パーマ施術者の手の荒れも防止することができる。
【0044】
上述のパーマ施術においては、あらかじめ磁気処理された天然水に、電子を豊富に含んだ水及び水溶性高分子キトサンを添加混合した混合水を使用したが、天然水に電子を豊富に含んだ水及び水溶性高分子キトサンを添加混合した混合水を磁気処理してえられた機能水を使用しても同様な結果がえられた。
【0045】
(実施例2)カラー施術において、本発明による該機能水を使用した。カラー施術の手順としては、▲1▼シャンプー、▲2▼ドライ、▲3▼薬剤の調合、▲4▼薬液塗布、▲5▼カラーチェック、▲6▼乳化、▲7▼シャンプー、▲8▼後処理、▲9▼ブロー等の手順であり、一般に美容院等で行われている手順に従いパーマ施術を行った。本パーマ施術において使用した該機能水において、天然水と電子を豊富に含んだ水との混合比は、天然水100に対し、電子を豊富に含んだ水の割合は2であり、天然水と水溶性高分子キトサンの混合比は、天然水100に対し水溶性高分子キトサンの割合は1であった。
【0046】
▲1▼のシャンプー作業工程においては、シャンプー剤容量100に対し、本発明による機能水を10の割合にて使用した。▲2▼のドライ作業においては、該機能水を毛髪全体に塗布してから、ドライヤーで乾かした。▲3▼の薬剤の調合作業においては、カラー1剤、カラー2剤及び該機能水を容積比で、100対100対5ないし10の割合で混合した。▲4▼の薬剤塗布作業においては、▲3▼において調合した混合液を使用した。▲6▼の乳化作業においては、アトマイザー等で該機能水を地肌に付けながら丁寧に乳化した。▲7▼のシャンプー作業においては、シャンプー剤と該機能水を容積比で100対10の割合で使用した。▲8▼の後処理作業においては、トリートメント剤と該機能水を容積比でトリートメント剤100に対し5ないし10の割合で使用した。▲9▼のブロー作業においては、ブローローションとして該機能水を塗布して仕上げを行った。
【0047】
以上のカラー施術を行った結果、いずれの場合においても、カラー染めされた毛髪は艶やかで上品なヘヤーがえられた。またカラー施術者の手の荒れはほとんど見られず、従来環境上問題となっていた美容室内の異臭も減少した。また該機能水において、天然水と電子を豊富に含んだ水との混合比を、天然水100に対し1ないし5の割合にて混合し、さらに水溶性高分子キトサンを天然水1000に対し5ないし30の割合で混合して施術を行ったがいずれの場合も良好な結果が得られた。
【0048】
本発明による該機能水は、電子を豊富に含んでおり、皮膚・毛髪に発生した活性酸素による損傷を修復するとともに活性酸素を除去する抗酸化性を有している。またキトサンは皮膚の保湿性を高め肌を滑らかにするモイスチュアライザー特性を有しており、さらに天然水には適度のカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、鉄等他のミネラルを含有されており、クラスター値も小さく、活性化されており、界面活性力も高く、皮膚への浸透性も高い。
【0049】
従ってカラー染め1剤及び2剤の使用量を減じても、カラー染めにおいてそれらの薬剤の効力の減ずることは無い。カラー染め1剤、2剤の使用量を減ずることは美容室内の環境改善にも貢献し、また該機能水は抗酸化性を有しており、カラー染めにおいて顧客の皮膚及び毛髪がカラー染1剤、2剤により損傷することを防止するとともに、カラー施術者の手の荒れも防止することができる。
【0050】
上述のカラー施術においては、あらかじめ磁気処理された天然水に、電子を豊富に含んだ水及び水溶性高分子キトサンを添加混合した混合水を使用したが、天然水に電子を豊富に含んだ水及び水溶性高分子キトサンを添加混合した混合水を磁気処理してえられた機能水を使用しても同様な結果がえられた。
【0051】
パーマ施術及びカラー施術において使用するシャンプー剤は、本発明による該機能水をシャンプー剤に混合して使用することにより、シャンプー剤としての機能を高め、その使用量も減ずることができる。シャンプー剤は、毛髪に付着している不要な油や汚れを取り除くために使用するものであるが、本発明による該機能水は浸透性及び界面活性力が高く、油や汚れを取り除く効果があり、シャンプー剤の機能を高める効果を有している。また抗酸化性及び皮膚の保湿性及びバリア機能を高めるモイスチュアライザー特性を有しており、損傷された毛髪及び皮膚を回復し、若返らせる効果を有している。
【0052】
パーマ施術及びカラー施術において使用するトリートメント剤は、本発明による該機能水をトリートメント剤に混合して使用することにより、その性能向上に役立つとともに、使用量を減ずることができる。トリートメント剤は、毛髪内部まで浸透しパーマ及びカラー施術時の毛髪の損傷をなおし、髪に潤いと艶を与えるものである。本発明による機能水は、浸透性が高くかつ抗酸化性及びモイスチュアライザー特性を有しているので、トリートメント剤の機能を高め、使用量を減ずることができるとともに、トリートメント剤単独使用に比べて毛髪の保護・若返り効果はさらに大きいものがある。
【0053】
(実施例3)天然水と電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンとの混合水を磁気処理してえられた機能水を使用しパーマ施術及びカラー施術を行った。天然水と電子を豊富に含む水との容積比及び天然水と水溶性高分子キトサンとの容積比は実施例1と同一とした。パーマ施術及びカラー施術とも、実施例1及び実施例2とほぼ同様な優れた効果がえられた。
【0054】
(実施例4)磁気処理を行った天然水と、水溶性高分子キトサンとの混合水を使用しパーマ施術及びカラー施術を行った。使用した磁気処理を行った天然水及び水溶性高分子キトサンは実施例1と同一の天然水及びキトサンを使用し、また天然水とキトサンとの混合比も実施例1と同一とした。パーマ施術及びカラー施術とも、本発明による機能水を使用した場合に比し、性能・効果において明らかに劣るものであることを確認した。
【0055】
(実施例5)磁気処理を行なった天然水と、電子を豊富に含んだ水との混合水を使用しパーマ施術及びカラー施術を行った。使用した天然水と電子を豊富に含む水の混合比は、実施例1と同一とした。パーマ施術及びカラー施術とも、本発明による機能水を使用した場合に比し、性能・効果において明らかに劣るものであることを確認した。
【0056】
(実施例6)本発明による該機能水の飲用による血液サラサラ確認テストを行った。本テストにおいて使用した該機能水は、pH6.9、硬度22、酸化還元電位プラス180mV、キトサンは水溶性高分子キトサンで平均分子量50万のものを使用した。天然水と電子を豊富に含む水との混合比は、天然水容量100に対し電子を豊富に含んだ水の割合は10のものを使用し、天然水と水溶性高分子キトサンの混合比は、天然水100に対しキトサン1のものを使用した。
【0057】
53歳の男子において、該機能水150ccを飲用し、18分後に、血液を一滴採取し、血液画像分析装置で血液画像分析士立会のもとテストを行った。テスト結果では、図3(b)に示すごとく赤血球が丸くなりサラサラの状態になることが確認された。図3(a)は、飲用前の血液の状態であり、赤血球が変形し固まってドロドロ状態となっていることが分かる。なお20歳の女性においても同様に飲用前の血液ドロドロ状態が飲用後20分後にはサラサラ状態に改善されることを確認した。同様なテストを更に多くの人々にテストし、いずれの場合も血液サラサラ状態となることを確認することができた。なお該機能水を皮膚表面に塗布するだけで血液がサラサラになることも確認できた。また飲用後少なくとも8時間は血液サラサラの状態を維持できることを確認した。なお以上のテストはすべて血液画像分析士立会の下に行った。
【0058】
上記血液サラサラテストにおいて、天然水と電子を豊富に含む水との混合比は、天然水100に対し電子を豊富に含んだ水の割合は2ないし20のものを使用し、天然水と水溶性高分子キトサンの混合比は、天然水1000に対しキトサン5なし50のものを使用したが、該機能水150cc引用において、いずれの場合も飲用後15ないし20分後には血液がサラサラになることを確認できた。
【0059】
人間の場合、血液がドロドロ状態においては血液の毛細血管中の流れが悪くなり、人間の体組織を構成する60兆個の細胞への栄養や酸素の供給が円滑に行かなくなり、体の老化や多くの病気の原因ともなる。血液がサラサラになることは、血液の新陳代謝を活発にし、人間の体内の老廃物の体外への排出を活発に行うことになり、健康にも貢献することになるのである。
【0060】
(実施例7)本発明による該機能水により血流測定テストを行った。本テストにおいて使用した該機能水における天然水は、pH6.9、硬度22、酸化還元電位プラス180mV、キトサンは水溶性高分子キトサンで平均分子量50万のもののものを使用した。天然水と電子を豊富に含む水との混合比は、天然水100に対し電子を豊富に含んだ水の割合は10のものを使用し、天然水と水溶性高分子キトサンの混合比は、天然水100に対しキトサン1のものを使用した。
【0061】
血流測定テストにおいては、血流測定装置は一般に使用されている血流観察システム装置を使用した。左手薬指の爪の下の部分を測定端子で挟み測定を行った。本発明による該機能水を50cc飲用すると、いずれの人も血流が早くなり、飲用後20秒後において血流が人により差は見られるものの、数倍程度早くなるのが確認された、また左手に塗布しただけでも同様な現象を確認できた。なおこの現象は1,000人を超える多くの人でテストしたが、いずれの場合も血流が早くなるのが確認できた。
【0062】
血流が早くなることは、血液の新陳代謝を活発にし、人間の体内の老廃物の体外への排出を活発に行うことになり、健康にも貢献することになるのである。これは本発明による機能水のエネルギーの高さを示すものでもある。なお世界的にも健康に好ましい水として定評のある天然水等でもテストを行ったが、飲料後3〜5分後に血流の早くなるのが認められた。また一般の水道水の場合は、飲料後10〜20分経過しても殆ど血流の変化は認められなかった。本発明において使用する天然水は、水質基準に合格したものを使用しており、電子を豊富に含んだ水も同様水質基準に合格したものであり、さらに水溶性高分子キトサンも同様清涼飲料水として飲用に適している。従って本発明による機能水を清涼飲料水として飲用することにより、人々の健康の維持・向上に貢献しうるのである。
【0063】
本発明による機能水を、火傷、切り傷、虫刺され等の皮膚の炎症部に塗布したところ、炎症発生の直後であれは、数分後には症状の著しい改善が見られた。これは本発明による電子を豊富に含有し、さらにキトサンを含有する機能水の抗酸化性、細胞活性化作用及び自然治癒力増強作用の能力の高さを示すものである。またアトピー性皮膚炎にも効果が見られた。なおアトピー性皮膚炎の場合、一部の人には好転反応が見られ、一時的に症状の悪化が見られるが、これは症状改善の過程の一時的な現象である。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明による機能水は、パーマ剤、カラー剤、シャンプー剤、リンス剤に添加混合して使用し、その性能向上とそれらの使用量低減を可能とし、環境改善に貢献できる。また肌水として使用した場合、皮膚の保湿性、バリア機能の向上に効果があり、更に清涼飲料水及び医療用としても使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】 本発明による天然水及び混合水の磁気処理を行う装置の概略図である。
【図2】 本発明における電子を豊富に含む水を冷凍した場合の現象を示す図面である
【図3(a)】 本発明における該機能水の飲用前の血液ドロドロ状態を示す図面である。
【図3(b)】 本発明における該機能水の飲用後の血液サラサラ状態を示す図面である。
【符号の説明】
10 混合水又は天然水 131 永久磁石
11 導管 14 永久磁石
12 永久磁石 141 永久磁石
121 永久磁石 15 永久磁石
13 永久磁石 151 永久磁石

【特許請求の範囲】
【請求項1】
あらかじめ磁気処理された天然水と、電子を豊富に含んだ水との混合水に、水溶性高分子キトサンを添加混合することにより、美容及び健康に適する機能水を製造することを特徴とする機能水の製造方法。
【請求項2】
天然水と電子を豊富に含んだ水との混合水に、さらに水溶性高分子キトサンを添加混合し、これらの混合水を磁気処理を行なうことにより、美容及び健康に適する機能水を製造することを特徴とする機能水の製造方法。
【請求項3】
請求項1及び請求項2において、電子を豊富に含んだ水は、pHが6.9ないし7.2、酸化還元電位がマイナス100mVないしプラス250mVであることを特徴とする美容及び健康に適する機能水の製造方法。
【請求項4】
請求項1及び請求項2において、水溶性高分子キトサンは、キトサン含有量が80%以上であり、キチン含有量が20%以下であり、平均分子量が10万以上であることを特徴とする美容及び健康に適する機能水の製造方法。
【請求項5】
請求項1及び請求項2において、天然水は、高度100以下の軟水であり、かつpHが6.8から7.2であり、かつカルシュウム、マグネシウム等のミネラルが豊富に含まれており、指標KI値が4以上であることを特徴とする美容及び健康に適する機能水の製造方法。
【請求項6】
請求項1において、あらかじめ磁気処理された天然水と、電子を豊富に含んだ水との混合水に、水溶性高分子キトサンを添加混合した混合水は、pHが6.8から7.1、クラスター値が50Hzないし60Hzであることを特徴とする美容及び健康に適する機能水の製造方法。
【請求項7】
請求項2において、天然水と電子を豊富に含んだ水とを混合し、さらに水溶性高分子キトサンを添加混合した混合水の磁気処理水は、pHが6.8から7.1、クラスター値が50Hzないし60Hzであることを特徴とする美容及び健康に適する機能水の製造方法。
【請求項8】
請求項1及び請求項2において、磁気処理の方法としては、N極とS極の間、或いはS極とS極との間、或いはN極とN極との間或いはこれらの磁極の組み合わせの間に発生した磁場間に、該混合水を通過させて磁気処理を行うことを特徴とする美容に適する機能水の製造方法。
【請求項9】
請求項8において、各極間に発生する磁場の強さは少なくとも1,000ガウス以上であることを特徴とする機能水の製造方法。
【請求項10】
請求項1及び請求項2において、磁気処理を行う際において、天然水或いは天然水と電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンとの混合水の流速は、秒速1m以上6m以内であることを特徴とする美容及び健康に適する機能水の製造方法。
【請求項11】
請求項1及び請求項2において、天然水と電子を豊富に含んだ水との混合比は、天然水容量100に対し、電子を豊富に含んだ水の割合は1ないし100であることを特徴とする美容及び健康に適する機能水の製造方法。
【請求項12】
請求項1及び請求項2において、天然水と水溶性高分子キトサンとの混合比は、天然水容量1000に対し、水溶性高分子キトサンは2ないし100であることを特徴とする美容及び健康に適する機能水の製造方法。
【請求項13】
請求項1において、あらかじめ磁気処理された天然水と、電子を豊富に含んだ水との混合水に、水溶性高分子キトサンを添加混合した混合水を、シャンプー、トリートメント、パーマ剤、カラー剤及び肌水用等として使用することを特徴とする機能水の製造方法。
【請求項14】
請求項1において、あらかじめ磁気処理された天然水と、電子を豊富に含んだ水との混合水に、水溶性高分子キトサンを添加混合した混合水を、清涼飲料水として使用することを特徴とする機能水の製造方法。
【請求項15】
請求項1において、あらかじめ磁気処理された天然水と、電子を豊富に含んだ水との混合水に、水溶性高分子キトサンを添加混合した混合水を、医療用として使用することを特徴とする機能水の製造方法。
【請求項16】
請求項2において、天然水と電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンとよりなる混合水の磁気処理水を、シャンプー、トリートメント、パーマ剤、カラー剤及び肌水用等として使用することを特徴とする機能水の製造方法。
【請求項17】
請求項2において、天然水と電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンとよりなる混合水の磁気処理水を、清涼飲料水として使用することを特徴とする機能水の製造方法。
【請求項18】
請求項2において、天然水と電子を豊富に含んだ水と水溶性高分子キトサンとよりなる混合水の磁気処理水を、医療用として使用することを特徴とする機能水の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−115145(P2008−115145A)
【公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−328781(P2006−328781)
【出願日】平成18年11月7日(2006.11.7)
【出願人】(501278814)
【出願人】(500302149)
【出願人】(506404348)
【Fターム(参考)】