説明

水上無人観察装置

【課題】危険な場所へでも入り込んで橋梁等の裏側を水上から観察することができると共に観察コストを削減することができる水上無人観察装置を提供する。
【解決手段】ラジコンボート1のスクリュー2とラダー3の外に傾斜部6を有する籠状の保護カバー4を取り付けてスクリュー2及びラダー3が障害物でその機能が失われるのを防ぐ。ラジコンボート1上には、水平及び上下方向に向きを変えることができるカメラ13を搭載し、このカメラ13を地上基地100でリモコン操作を行い、橋の裏側の損傷箇所やその度合いを観察する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水上に建設された道路や鉄道等の橋梁あるいは有人ボートでは接近できない危険な場所へ入り込んで生物等を観察できる水上無人観察装置に関する。
【背景技術】
【0002】
地震や津波あるいは経年劣化等による橋梁の被害や耐用年数等を判断する場合、地上や上空からの観察は可能であるが、橋梁を下から観察する場合には、有人ボートに乗り込んで橋梁の下まで行き、ここから頭上の橋梁をカメラで撮影したり、視認で検査を行っているのが現状である。
【0003】
このように、有人ボート上から作業者が目視で例えば亀裂や崩壊等の被害状況を観察したり、カメラで撮影し、これを地上のモニターで映像化して分析したりするためには、最低でも2人の作業者が携わる必要がある。
【0004】
また、川の流れや植生物等が邪魔したり、危険で橋梁の下まで近づくことが出来ない場所もある。
【0005】
このような場合には、橋梁の上から安全ロープを利用して橋梁の下に廻り込んで観察する方法もあるが、これも出来ない場合には橋梁の下からの観察を諦めているのが現状である。
【0006】
また、海草藻場の調査装置として、特許文献1(特開2002−058370号公報)には、船上から水中走行可能なビデオシステムを遠隔操作で移動させて調査する装置が紹介されている。
【0007】
また、水中観察装置として、特許文献2(特開平10−020382号公報)には、CCDカメラを無人船上から水中に降し、地上から遠隔操作して水中撮影する装置が紹介されている。
【0008】
しかし、上記した観察装置の場合、水中や水底の観察は可能であるが、水上の建造物等を水上から観察することは出来ない。特に河川や湖沼の場合には、葦とか流木と云った障害物が多く、このような障害物によってボートのスクリューあるいはラダーが障害を受けるため、近づくことができなかったり、障害を受けて帰還することができなくなったりする。
【0009】
また、有人ボートでの観察の場合はコストがかかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2002−058370号公報
【特許文献2】特開平10−020382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、上記したように、障害があって近づくことができなかったりする場所へでも近づいて水上から撮影を行うことができると共に観察にコストをかけないで済むラジコンボートを用いて遠隔操作により水上の建造物や生物を低コストにより安全に観察することが可能な水上無人観察装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記した課題を解決するために提供する請求項1に記載した発明は、水上無人観察装置において、a.ラジコンボートの船底に取り付けられたスクリュー及びラダーの外側に一定の間隔を空けて線材を後向きに配置した保護カバーを取り付けると共にこの保護カバーの前部又は保護カバー全体に後方に向けて上昇する傾斜部を形成したこと、b.前記ラジコンボート上には、水平及び上下方向に回転自在のカメラ架台を取り付けると共にこのカメラ架台には水上の建築物、生物、植物を撮影するためのカメラを搭載したこと、c.前記ラジコンボート上には、このラジコンボート及びカメラ架台及びカメラを地上又は母船からの無線通信により操作すると共に前記カメラの撮像信号を地上又は母船へ送信するための船上制御通信手段を搭載したこと、d.地上又は母船上には、前記船上制御通信手段に制御信号を送出し、かつ船上制御通信手段からの信号を受信してモニターに出力し、かつデータとして保存するための地上観察通信手段を設けたこと、を特徴とするものである。
【0013】
この発明によると、保護カバーの作用により障害物がスクリューやラダーに接触しないため、水上走行や方向転換に支障が生じない。
【0014】
また、保護カバーは線材で構成され、かつ前部あるいは全体に傾斜がつけてあるため、水の抵抗を最小限に抑えることができる。
【0015】
次に、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載したラジコンボートには、カメラ以外に環境調査データを採取し、前記船上制御通信手段を経由して地上観察通信手段へ送信するための環境調査手段を搭載したこと、を特徴とするものである。
【0016】
この発明によると、水上からの観察に併せて各種環境データの収集を行うことができるため、多角的な観察と調査を同時に行うことができる。
【0017】
また、請求項3に記載した発明は、請求項1に記載したラジコンボートには、GPS機能が搭載されていて、現在調査している調査対象物の観察位置データを取得できること、を特徴とするものである。
【0018】
この発明によると、現在撮影している位置をポイントで特定できるため、後で補修等のために急行するときに場所を誤ることがなく便利である。
【0019】
また、特に長い橋梁の場合、橋梁をどの位置で撮影したかをポイントで解析することにより、橋梁のどの位置に問題が発生しているかを正確に知ることができるため、橋梁の上からでも問題箇所へ急行でき、緊急を要する場合に有効である。
【0020】
この点、従来の有人ボート使用の場合は、例えば損傷発生箇所が橋梁下のどの位置かを目視等で確認して記録していたため、特に長い橋梁の場合には位置確認が不正確となったりして緊急対応時に問題があった。
【0021】
また、請求項4に記載した発明は、請求項1に記載したラジコンボート上のカメラ架台には、このカメラ架台に取り付けられたカメラに向けて送風機が取り付けられていること、を特徴とするものである。
【0022】
この発明によると、カメラに向ってくる雨や水しぶきと云ったものを前方に吹き飛ばしてカメラのレンズに付着したり、カメラ収容室内が濡れたりするのを防ぐことができる。
【0023】
また、請求項5に記載した発明は、請求項1に記載したカメラ架台は、ラジコンボート上に固定した回転モータにより水平方向に回転自在のカメラ収容室と、このカメラ収容室内に固定されたカメラ回転軸を駆動してカメラを上下方向に回転自在のカメラ回転モータと、前記したカメラ収容室において、カメラが位置する位置の天井に形成した天窓をカメラを上向きに制御したときに開放し、水平向きに制御したときに連動して閉じる連動手段と、前記カメラ収容室の後部には、後方からカメラ収容室の前方に形成した開口に向けてこの開口からカメラ収容室内に水しぶき及び水滴等が入り込むのを風圧で阻止する送風機が取り付けられていること、を特徴とするものである。
【0024】
この発明によると、カメラ自体を上向きに制御したときにのみ天窓が開放するため、カメラを上向きにして撮影するのに支障がなく、またカメラを上向きとせずに移動するときなどには水しぶきや雨水がカメラ収容室内に入り込まない。
【0025】
また、請求項6に記載した発明は、請求項1に記載したラジコンボートには、カメラの向きに連動して水平及び上下方向に照射方向を変更できるライトが搭載されていること、を特徴とするものである。
【0026】
この発明によると、カメラ撮影に際し、橋梁の下等は薄暗い場合が多いことから、ライトの光を当てて鮮明な撮像を得ることができる。
【0027】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1に記載したカメラ収容室の前方には透明なガラス又はプラスチック窓が取り付けられていると共にこの窓には遠隔操作自在にワイパーが取り付けられていること、を特徴とするものである。
【0028】
この発明によると、カメラの前方からの水しぶき等を防ぐことができると共に水滴が付着したときにはワイパーを駆動して除去できる。
【0029】
また、請求項8に記載の発明は、請求項1に記載したラジコンボートには、カメラの撮影方向を検出してデータとして送信できるコンパスが搭載されていること、を特徴とするものである。
【0030】
この発明によるとカメラの撮影方向が特定できるため、例えば橋脚の損傷箇所がどの位置かを特定するのに便利である。
【発明の効果】
【0031】
本発明は以上のとおり、ラジコンボートを用いて水上から橋梁の裏側等を簡単に撮影して損傷等を観察できるため、有人ボートのときのように危険な場所へ近づくことができないと云った問題を解決できるばかりでなく、無人で撮影するため観察コストの低減が可能である。
【0032】
また、ラジコンボートは葦や流木と云った障害物に左右されることなく、自由に撮影ポイントに近づいたり、有人ボートでは近づくことができない場所まで入り込んで撮影を行うことができる。
【0033】
また、本発明によると、橋梁のような建造物以外に、水上からの生物等の観察装置としても利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明に係る水上無人観察装置の説明図。
【図2】ラジコンボートの説明図。
【図3】側方から見た防護カバーの説明図。
【図4】側方から見た防護カバーの説明図。
【図5】前方から見た防護カバーの説明図。
【図6】カメラ架台部分の説明図。
【図7】カメラ架台部分を上から見た説明図。
【発明を実施するための形態】
【0035】
本発明に係る水上無人観察装置は、水上の建造物や川あるいは湖等に生息している生物等であって、従来は有人ボートで観察していたものを無人のラジコンボート上に観察装置を搭載し、これを陸上あるいは母船上で無線操縦しながら観察を行うことにより、有人ボートでは危険で近づくことの出来なかった場所へでも近づいて観察を行うことができると共に観察コストを削減できる観察装置である。
【0036】
特に本発明のラジコンボートは、公知のラジコンボートとしての走行と操縦機能に併せて、葦や流木等の障害物があって、従来のラジコンボートでは近づくことができなかった場所へでも侵入できる工夫がなされている。
【0037】
また、ラジコンボート上に搭載する観察装置は、ボート上から水平方向に180°向きを制御することができると共に上向きに90°又は180°向きを遠隔操作で制御できる架台にカメラとライトを取り付けた構造である。
【0038】
前記カメラは、水しぶきや雨水で濡れないように、カメラ収容室内に収容されており、このカメラ収容室の天井には、カメラの向きに連動して開閉自在の天窓が設けられていて、カメラはこの天窓から上方を撮影することができる。
【0039】
また、カメラ収容室の正面は開口されていて、この開口部から正面方向の撮影が可能である。但し、開口を通じて水しぶきや雨水が入り込むのを防止するため、開口はガラス又は透明プラスチック窓となし、水滴を除去するためにワイパーを取り付けておくようにしても良い。
【0040】
また、カメラ収容室の後部にはカメラに向けて送風するための送風機が取り付けられていて、カメラ収容室内を前方に流れる空気流を形成して前記ガラス窓が無いときに水しぶきや雨水が室内へ入り込むのを阻止するようにしても良い。
【0041】
陸上又は母船上には、ラジコンボートに搭載した船上制御通信装置に無線を送ってラジコンボート及び観察装置に制御信号を送り、逆に船上制御通信装置からの観察データを受信してモニターに映し出したり、データを記録したりする地上観察通信基地が置かれている。
【実施例】
【0042】
本発明の実施例を図1〜図7に基づいて詳細に説明する。図1は観察装置全体を示すもので、1はラジコンボートであって、このラジコンボート1は、陸上観察通信基地100からの制御信号を受けて遠隔操作で走行する公知の機能を有し、ボートの大きさは観察機材の大きさ、重さ、河川等の条件により選択されるが、本実施例のボートは長さが1.2mである。
【0043】
2はラジコンボート1の船底1aに設けられたスクリュー、3はラダー、4はスクリュー2及びラダー3をその周囲から覆うステンレス等の金属製の線材5で形成された保護カバーであって、この保護カバー4は、図2〜5に示すようにスクリュー2及びラダー3を周囲からとり囲むように一定の間隔5aを空けて線材5を籠状に網み、船底1aの前方から後方に向けて傾斜部6を形成した構成から成り、締結ネジ7で船底1aに固定されている。
【0044】
上記保護カバー4は、図2において水平上に浮遊していたロープ8とか、葦あるいは木の枝等の障害物がスクリュー2及びラダー3にからまったりするのを防止しながら、間隔5aを介して通常と同じように水と接触していることにより、推進及び操舵性を確保している。
【0045】
また、保護カバー4の前部に形成した傾斜部6は、水の抵抗を減じたり、密生した葦等に分け入り易くすることが目的である。
【0046】
9は、ラジコンボート1に搭載したカメラ架台であって、この架台9は、モータ10の回転軸11に対して水平方向に向けて取り付けられたカメラ収容室12と、この収容室12内の前方に取り付けられたカメラ13と、このカメラ13の向きを上下方向に変えることができる枠体15に横架したカメラ回転軸14から成る。
【0047】
16は、前記カメラ13の後方に組み付けられたカメラ13の向きを上下方向に90°回転するためのカメラ13の向き制御装置であって、この制御装置16はカメラ収容室12に固定した受け台17の上面にモータ18により前後方向に倒すことができるレバー19に結ばれたワイヤー120の先端20aがカメラ13に取り付けられたバンド21に結ばれていて、図6に示すようにモータ20でレバー19を倒すことによりワイヤー20でカメラ13をカメラ回転軸14を中心として水平から上向き方向に制御することができる。
【0048】
22はカメラ収容室12の天井部分に形成された天窓であって、この天窓22にはスライド式の窓蓋23がガイドレール24に沿ってスライド開閉自在に取り付けられており、この窓蓋23はカメラ13が上向きに制御されると、このカメラ13のバンド21と窓蓋23間に結ばれた連動ワイヤー25の引きにより、図6に示すように連動して開放され、カメラ13が正面方向を向いたときには連動して閉じられる。
【0049】
26はカメラ13と同一方向を向くようにカメラ13に取り付けられたライトであって、カメラ13の向きに合わせてライト26の先を撮影対象に投光することができる。
【0050】
27はカメラ収容室12内の後部に固定ベルト30、締結ネジ31により取り付けられた送風機であって、この送風機27は、空気吸い込み口28から吸い込んだ空気を正面の開口29から吹き出してカメラ収容室12内に水しぶき等が流入するのを阻止している。
【0051】
但し、カメラ収容室12の開口29にはワイパーを組みつけたガラス又は透明プラスチック窓を取り付けても良く、この場合には送風機27は不要である。
【0052】
32はラジコンボート1に搭載した電源(バッテリー)から前記したカメラ13、モータ18、送風機27内のファンモータ、ライト26に電源をケーブル33を経由して供給している電源ボックス、図6において、34はカメラ13で撮影した撮像信号を送信すると共に地上の基地から送られて来たカメラ13の制御信号(例えば、カメラ13のON、OFF、ズーミング等)を送出する信号ケーブルである。
【0053】
図6において、1bは船体甲板であって、この甲板1bにはカメラ架台9(カメラ収容室12)がベース1c、ボルト1dにより固定されている。
【0054】
図1において、100は陸上基地であって、この陸上基地100には前記ラジコンボート1に搭載された船上制御装置35との間にアンテナ36及び102を介して無線通信を行うための陸上制御通信装置101が設けられていて、ラジコンボート1上の機器はこの陸上制御通信装置101からの信号で操作されると共にカメラ13からの撮像信号を受信し、ディスプレー103に映し出すことができる。
【0055】
また、陸上制御通信装置101には、映像信号及びその他の環境情報データを記録するための記録装置が組み込まれている。
【0056】
なお、図1において、37はラジコンボート1に搭載されたGPS装置であって、このGPS装置37でラジコンボート1(カメラ13)の位置情報を取得してこの位置情報(撮影位置)を陸上基地100で得ることができる。図1において、38はラジコンボート1のカメラ収容室12に取り付けられたコンパスであって、このコンパス38でカメラ13の撮影方向を特定し、データとして地上へ送信することにより、撮影位置に併せて方向を取得することにより、より精度の高い観察を可能とするものである。
【0057】
次に、以上に説明した観察装置を用いて行う観察例を説明する。ラジコンボート1は陸上基地100からの制御信号により橋の下まで走行し、ここでカメラ13(カメラ収容室)の水平方向の向きを図7に示すようにモータ11を駆動して360°方向に制御し、次にモータ18を駆動して上向きに制御すると共に窓蓋23を開けて撮影を行う。
【0058】
送風機27はラジコンボート1の走行中及びカメラ13で撮影中は連続して駆動している。
【0059】
陸上基地100では、上記した撮影データで橋梁の損傷位置や損傷の度合いを観察し、必要ならば復旧、修理等の適切な情報として関係部署に送ることができる。
【符号の説明】
【0060】
1 ラジコンボート
2 スクリュー
3 ラダー
4 保護カバー
9 カメラ架台
10 カメラ収容室
13 カメラ
22 天窓
26 ライト
27 送風機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
a.ラジコンボートの船底に取り付けられたスクリュー及びラダーの外側に一定の間隔を空けて線材を後向きに配置した保護カバーを取り付けると共にこの保護カバーの前部又は保護カバー全体に後方に向けて上昇する傾斜部を形成したこと、
b.前記ラジコンボート上には、水平及び上下方向に回転自在のカメラ架台を取り付けると共にこのカメラ架台には水上の建築物、生物、植物を撮影するためのカメラを搭載したこと、
c.前記ラジコンボート上には、このラジコンボート及びカメラ架台及びカメラを地上又は母船からの無線通信により操作すると共に前記カメラの撮像信号を地上又は母船へ送信するための船上制御通信手段を搭載したこと、
d.地上又は母船上には、前記船上制御通信手段に制御信号を送出し、かつ船上制御通信手段からの信号を受信してモニターに出力し、かつデータとして保存するための地上観察通信手段を設けたこと、
e.を特徴とする水上無人観察装置。
【請求項2】
請求項1に記載したラジコンボートには、カメラ以外に環境調査データを採取し、前記船上制御通信手段を経由して地上観察通信手段へ送信するための環境調査手段を搭載したこと、を特徴とする水上無人観察装置。
【請求項3】
請求項1に記載したラジコンボートには、GPS機能が搭載されていて、現在調査している調査対象物の観察位置データを取得できること、を特徴とする水上無人観察装置。
【請求項4】
請求項1に記載したラジコンボート上のカメラ架台には、このカメラ架台に取り付けられたカメラに向けて送風機が取り付けられていること、を特徴とする水上無人観察装置。
【請求項5】
請求項1に記載したカメラ架台は、ラジコンボート上に固定した回転モータにより水平方向に回転自在のカメラ収容室と、このカメラ収容室内に固定されたカメラ回転軸を駆動してカメラを上下方向に回転自在のカメラ回転モータと、前記したカメラ収容室において、カメラが位置する位置の天井に形成した天窓をカメラを上向きに制御したときに開放し、水平向きに制御したときに連動して閉じる連動手段と、前記カメラ収容室の後部には、後方からカメラ収容室の前方に形成した開口に向けてこの開口からカメラ収容室内に水しぶき及び水滴等が入り込むのを風圧で阻止する送風機が取り付けられていること、を特徴とする水上無人観察装置。
【請求項6】
請求項1に記載したラジコンボートには、カメラの向きに連動して水平及び上下方向に照射方向を変更できるライトが搭載されていること、を特徴とする水上無人観察装置。
【請求項7】
請求項1に記載したカメラ収容室の前方には透明なガラス又はプラスチック窓が取り付けられていると共にこの窓には遠隔操作自在にワイパーが取り付けられていること、を特徴とする水上無人観察装置。
【請求項8】
請求項1に記載したラジコンボートには、カメラの撮影方向を検出してデータとして送信できるコンパスが搭載されていること、を特徴とする水上無人観察装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−228919(P2012−228919A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−97554(P2011−97554)
【出願日】平成23年4月25日(2011.4.25)
【出願人】(506348606)
【Fターム(参考)】