説明

汎用性相互接続性能を有するイメージセンサ

【課題】より汎用性のあるピクセルアクセス性能を有するイメージングデバイスを提供する。
【解決手段】イメージセンサは、構成可能な相互接続回路を介してアナログ回路へと結合されたイメージセンサピクセルを含む。アナログ回路は、多数のアナログ回路ブロックを含み、関連付けられたイメージセンサピクセルを制御し、そこからの信号を読み出す。構成可能な相互接続回路は、アナログ回路ブロックと、イメージセンサピクセルのうちの特定のグループとの間の接続を再度確立するために制御される。デジタル回路は、アナログ回路へと結合される。デジタル回路は少数のアナログ回路ブロックによって制御される有意に多くのイメージピクセルが存在し、同様に、少数のアナログ回路ブロックは、さらに少数のデジタル回路ブロックによって制御される。イメージセンサピクセルアレイ、構成可能な相互接続回路、アナログ回路およびデジタル回路は、垂直に積層される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2012年8月22日に出願された米国特許出願整理番号13/591,642および2011年9月21日に出願された米国仮特許出願整理番号61/537,537の優先権を享受する利益を主張し、これらは、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、概して、イメージングデバイスに関し、より詳細には、構成可能な相互接続構造を有するイメージングデバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
携帯電話、カメラおよびコンピュータなどの現代の電子デバイスは、イメージ(画像)を捕捉するために、デジタルイメージセンサをしばしば使用する。典型的な配置においては、イメージセンサを有する電子デバイスは、ピクセル行および列に配列されたイメージセンサピクセル(ときには、イメージピクセルとも称される)のアレイで提供される。行制御回路は、リセットおよび転送制御信号などの、行制御信号をイメージピクセルへと提供するために、各ピクセル行へと結合される。列回路は、典型的には、イメージピクセルからのイメージ信号を読み出すために各列へと結合される。
【0004】
従来のイメージセンサは、典型的には、イメージピクセルアレイから逐次イメージ信号を読み出すために、ラスタスキャン技術を実施する行回路を特徴とする。ラスタスキャンを実施するとき、列回路は、全イメージピクセルアレイに対して、1行毎にイメージ信号の読み出しを処理する。行回路および列回路を使用して、1行毎にイメージピクセルにアクセスすることは、個々のイメージピクセル信号に対して調整がなされる前に、全イメージピクセルアレイをスキャンする必要とする。この方法でイメージデータを処理することは、イメージセンサの性能を大きく制限する。
【0005】
したがって、より汎用性のあるピクセルアクセス性能を有するイメージングデバイスを提供できることが望ましい。
【発明の概要】
【0006】
構成可能なイメージセンサピクセル相互接続を有するイメージセンサを示す種々の実施形態が記述される。イメージセンサは、イメージセンサピクセルの行および列から形成されるイメージセンサアレイを含みうる。アナログ制御回路は、イメージセンサピクセルアレイにおけるイメージセンサピクセルを制御し、読み出してもよい。アナログ制御回路は、イメージセンサピクセルアレイに対して垂直に積層されてもよい。構成可能な相互接続回路は、アナログ制御回路と、イメージセンサピクセルアレイとの間に挿入されうる。アナログ制御回路は、アナログ回路ブロックグループに配置される多数のアナログ回路ブロックを含みうる。構成可能な相互接続回路は、イメージセンサピクセルアレイにおける各イメージセンサピクセルを、対応するアナログ回路ブロックグループにおける少なくとも一つのアナログ回路ブロックへと結合する、構成可能なパスを含みうる。構成可能な相互接続回路は、イメージセンサピクセルと、各アナログ回路ブロックグループにおける特定のアナログ回路ブロックとの間の接続を再度確立するように制御されてもよい。
【0007】
適切な一配置においては、アナログ回路ブロックは、構成可能な相互接続回路を介して、イメージセンサアレイに配列されたイメージセンサピクセルのグループへと結合されてもよい。イメージセンサピクセルのグループは、イメージセンサアレイの一部から形成されてもよい。アドレシング回路は、構成可能な相互接続回路へと制御信号を供給し、第一の構成可能な相互接続構造における構成可能なパスを再度通すことによって、対応するイメージセンサピクセルへとアナログ回路ブロックを選択的に通す。イメージセンサピクセルグループにおけるイメージセンサピクセルの一部への信号、および、イメージセンサピクセルの一部からの信号は、アナログ回路ブロックグループにおける第一のアナログ回路ブロックへと通され、イメージセンサピクセルグループにおけるイメージセンサピクセルの別の部分への信号、および、イメージセンサピクセルの別の部分からの信号は、アナログ回路ブロックグループにおける第二のアナログ回路ブロックへと通されてもよい。構成可能な相互接続構造は、イメージピクセルグループにおける各イメージピクセルに対応する、構成可能な相互接続回路を含んでもよい。
【0008】
イメージピクセルグループにおける各イメージピクセルは、対応する構成可能な相互接続回路を介して、アナログ回路ブロックグループによって、同時にアクセスされてもよい。アクセスされるイメージセンサピクセルの各グループは、例えば、イメージセンサアレイにおける少なくとも二つの隣接する行、少なくとも二つの隣接する列、少なくとも二つの隣接していない行、もしくは少なくとも二つの隣接していない列に配列されたイメージピクセルから形成されてもよい。イメージセンサアレイは、イメージセンサピクセルの第一のグループと、イメージセンサピクセルの第二のグループとを含んでもよい。第一のグループにおけるイメージセンサピクセルは、第一の期間に同時にアクセスされ、第二のグループにおけるイメージセンサピクセルは、第一の期間とは異なる、第二の期間に同時にアクセスされてもよい。イメージセンサアレイにおけるイメージセンサピクセルの選択されたグループは、選択されたグループとは異なるイメージセンサピクセルの別のグループの一部である、少なくとも二つの行における、少なくとも幾つかのイメージセンサピクセルにアクセスすることなく、同時にアクセスされてもよい。
【0009】
イメージセンサは、構成可能な相互接続回路が、第一の制御信号を、第一のアナログ制御回路ブロックから、イメージセンサアレイにおける第一のイメージセンサピクセルへと通し、かつ、構成可能な相互接続回路が、第一の制御信号を、イメージセンサアレイにおける第二のイメージセンサピクセルへと通す、第一の構成で配置されてもよい。イメージセンサが第一の構成で配置されるとき、構成可能な相互接続回路は、例えば、第一のイメージセンサピクセルへと第二の制御信号を通すことなく、第一のイメージセンサピクセルへと第一の制御信号を通してもよい。イメージセンサが第一の構成で配置されるとき、構成可能な相互接続回路は、第一のイメージセンサピクセルから生成されたピクセル出力信号を、第一のアナログ回路ブロックへと通してもよい。
【0010】
イメージセンサは、構成可能な相互接続回路が、第二の制御信号を、第二のアナログ制御回路ブロックから、第一のイメージセンサピクセルへと通し、構成可能な相互接続回路が、第一のイメージセンサピクセルから生成されたピクセル出力信号を、第二の制御回路へと通す、第二の構成で配置されてもよい。
【0011】
構成可能な相互接続回路は、制御信号をアナログ回路ブロックグループにおけるアナログ回路ブロックから、対応するイメージピクセルへと通すのに役立つ、ピクセル制御信号ルーティングマルチプレクサを含んでもよい。構成可能な相互接続回路は、ピクセル出力信号を、対応するイメージピクセルから、アナログ回路ブロックグループへと通すのに役立つ、ピクセル出力信号ルーティングマルチプレクサを含んでもよい。
【0012】
構成可能な相互接続回路は、対応するピクセルのアドレスで、そのデータ入力へと配線で接続(ハードワイヤード)されたマルチプレクサと、マルチプレクサに結合された論理XORゲートとを含んでもよい。アドレシング回路は、ピクセル出力信号ルーティングマルチプレクサとピクセル制御信号ルーティングマルチプレクサを制御するために、セレクタおよび反転制御信号を、マルチプレクサおよびXORゲートへと提供してもよい。アドレシング回路は、マルチプレクサおよびXORゲートへと提供される制御信号を調整することによって、ピクセル出力信号およびピクセル制御信号のルーティングを制御してもよい。
【0013】
一実施例として、4個のアナログ制御ブロックが、構成可能なパスを介して、イメージピクセルグループにおける64個のイメージピクセルへと結合されてもよい。6個のデータ入力を有する2個のマルチプレクサと2個のXORゲートは、4個のアナログ回路ブロックのうちの一つへと、64個のイメージピクセルの各々をルーティングするために、制御信号を提供されてもよい。
【0014】
別の実施例として、4個のアナログ制御ブロックが、構成可能なパスを介して、イメージピクセルグループにおける16個のイメージピクセルへと結合されてもよい。4個のデータ入力を有する2個のマルチプレクサと2個のXORゲートは、4個のアナログ回路ブロックのうちの一つへと、16個のイメージピクセルの各々をルーティングするために、制御信号を提供されてもよい。
【0015】
イメージセンサデジタル処理および制御回路は、イメージセンサピクセルアレイにおけるイメージセンサピクセルを制御し、アナログ制御回路からイメージ信号を受信してもよい。イメージセンサデジタル処理および制御回路は、アナログ制御回路に対して垂直に積層されてもよい。第二の構成可能な相互接続回路は、アナログ制御回路と、デジタル回路との間に挿入されてもよい。デジタル回路は、デジタル回路ブロックグループへと配置された多数のデジタル回路ブロックを含んでもよい。第二の構成可能な相互接続構造は、アナログ回路ブロックグループにおける各アナログ回路ブロックを、対応するデジタル回路ブロックグループにおける少なくとも1つのデジタル回路ブロックへと結合する構成可能な多数のパスを含んでもよい。デジタル回路は、メモリ回路ブロックを介して、処理回路へと結合されてもよい。
【0016】
デジタル処理および制御回路、アナログ制御回路、第一の構成可能な相互接続回路および第二の構成可能な相互接続回路は、共用の集積回路もしくは分離された集積回路上に形成されてもよい。集積回路は、垂直に積層されてもよい。アナログ制御回路における少数のアナログ回路ブロックへと結合された、イメージセンサピクセルアレイにおける多数のイメージセンサピクセルが存在し、アナログ制御回路は、デジタル制御回路におけるさらに少数のデジタル回路ブロックへと結合される。ピクセルレベルでの相互接続の配線の複雑性および相互接続の数は、デジタルブロックレベルでの相互接続の数よりも実質的には大きい可能性がある。
【0017】
構成可能なピクセル相互接続を有するイメージセンサは、中央処理装置、メモリ、入力−出力回路およびイメージングデバイスを含むシステムにおいて実装されてもよい。イメージングデバイスは、ピクセルアレイ、ピクセルアレイ上の光を焦点に集めるためのレンズおよびデータ変換回路をさらに含む。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】行ラインおよび列ラインに接続されたイメージセンサピクセルを有する従来のイメージセンサの図である。
【図2】本発明の一実施形態に従い、階層的な方法でイメージデータを処理するための回路を有する例示的なイメージセンサの図である。
【図3】本発明の一実施形態に従い、構成可能な相互接続構造を介して、お互いに結合される多数の回路層を有する、例示的なイメージセンサの図である。
【図4】本発明の一実施形態に従い、垂直に、かつ水平に積層された回路を有する例示的なイメージセンサの図である。
【図5】本発明の一実施形態に従い、構成可能なピクセル相互接続を有する例示的なイメージセンサの図である。
【図6】本発明の一実施形態に従う、構成可能なピクセルアクセスパスの回路図である。
【図7】本発明の一実施形態に従う、ユーザが指定した制御信号の関数としての、イメージピクセル相互接続を要約する表である。
【図8】本発明の一実施形態に従い、回路および種々のレベルの相互接続を有する例示的なイメージセンサの図である。
【図9】本発明の一実施形態に従い、図2−図8のイメージセンサを使用するプロセッサシステムのブロック図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
デジタルカメラ、コンピュータ、携帯電話および他の電子デバイスなどの電子デバイスは、イメージを捕捉するために、入射光を集めるイメージセンサを含む。イメージセンサは、イメージセンサピクセル(ときには、イメージピクセルと称される)の大きなアレイを含みうる。イメージピクセルは、入射光を電荷に変換するフォトダイオードなどの感光性素子を含みうる。イメージセンサは、任意の数(例えば、数百、数千もしくはそれ以上)のイメージピクセルを有しうる。典型的なイメージセンサは、例えば、数百もしくは数百万のイメージピクセル(例えば、メガピクセル)を有しうる。イメージセンサは、イメージピクセルを操作するための回路などの制御回路と、感光性素子を使用して集められた電荷に対応するイメージ信号を読み出すための読み出し回路とを含みうる。
【0020】
図1は、イメージピクセル制御および読み出し用の従来のイメージセンサ回路の図である。イメージセンサ316は、行および列に配列されたイメージセンサピクセル390を含むイメージセンサピクセルアレイ300を含む。処理回路18は、行制御回路394および列読み出し回路304へと結合される。行制御回路394は、処理回路18から行アドレスを受信し、制御パス306を介して、対応する行制御信号をイメージピクセル390へと供給する。イメージピクセルアレイ300の各列におけるイメージピクセル390は、対応する列ライン40へと接続される。イメージピクセル読み出し動作の間に、イメージピクセルアレイ300におけるピクセル行は、行制御回路394によって選択され、そのピクセル行におけるイメージピクセル390に関連付けられるイメージデータは、列ライン40を介して読み出される。
【0021】
イメージセンサ316は、典型的には、イメージピクセル390を制御し、読み出すために、ラスタスキャンを実施する。ラスタスキャンの間に、行制御回路394は、読み出し用のイメージピクセル390のある行を選択する。行制御回路394は、その後、読み出し用に、イメージピクセルアレイ300におけるイメージピクセル390の次の行を選択する。全体のイメージピクセルアレイ300が読み出されるまで、アレイ300における各行は、逐次アクセスされる。同一行に沿って配列された各ピクセル390は、共通の行制御ライン306に接続されているが、同一列に沿って配列された各ピクセル390は、共通の列ライン40へと接続される。この配置を使用して接続されると、イメージピクセル390を読み出すことができる汎用性が限定される。ラスタスキャンの実施は、任意の個々のピクセルからイメージ信号に対して利得調整できる前に、全体のイメージピクセルアレイを読み出すことを必要とする。したがって、構成可能な相互接続を介して、イメージピクセルの所望のサブセットにアクセスすることが可能であることが望ましい。
【0022】
図2は、本発明の一実施形態に従って、構成可能な相互接続を介してイメージピクセルアレイを制御し、読み出すことを可能にする回路を有する、例示的なイメージセンサのブロック図である。イメージセンサ16は、構成可能なパス112を介して、アナログ処理および制御回路120へと結合されるイメージピクセルアレイ100を含みうる。アナログ処理および制御回路120は、イメージピクセルアレイ100へと制御信号を送信し、其々のパス112を介してイメージピクセルアレイ100からイメージ信号を受信しうる。パス112の現在の構成に依存して、アレイ100における各イメージセンサピクセルは、回路120における選択されたアナログブロックへと結合されてもよい。
【0023】
アナログ処理および制御回路120は、構成可能なパス114を介して、デジタル処理および制御回路140へと結合されてもよい。アナログ処理および制御回路120は、デジタル処理および制御回路140へとイメージ信号を伝達する前に、イメージ信号を処理(例えば、アナログデジタル変換を実施)してもよい。デジタル処理および制御回路140は、イメージピクセルアレイ100と同様、アナログ処理および制御回路120へと、制御信号を送信してもよい。
【0024】
回路140は、メモリ回路150へと結合されてもよい。デジタル処理および制御回路140は、メモリ回路150へとイメージ信号を転送する前に、アナログ処理および制御回路120から受信されたイメージ信号をさらに処理してもよい。
【0025】
メモリ回路150は、処理回路160へと結合されてもよい。メモリ回路150は、処理回路160へとイメージ信号を送信する前に、デジタル処理および制御回路140から受信されたイメージ信号を一時的に格納してもよい。処理回路160は、メモリ回路160から受信されたイメージ信号をさらに処理してもよい。
【0026】
図2の回路は、本発明の一実施形態に従い、図3で示されるような積層された層構造で配置されてもよい。イメージセンサ16は、イメージピクセルアレイ100とアナログ処理および制御回路120との間に挿入された、第一の構成可能な相互接続構造110を介して、アナログ処理および制御回路120へと結合された、イメージピクセルアレイ100を含みうる。アナログ処理および制御回路120は、アナログ処理および制御回路120とデジタル処理および制御回路140との間に挿入された、第二の構成可能な相互接続構造130を介して、デジタル処理および制御回路140へと結合されてもよい。メモリ150は、デジタル処理および制御回路140と処理回路160との間のバッファとして機能してもよい。
【0027】
イメージピクセルアレイ100は、行および列に配列された、数百もしくは数千ものイメージピクセル190を含みうる。イメージピクセル190は、イメージ信号を生成するために光を集めてもよい。イメージピクセル190によって生成されたイメージ信号は、読み出され、メモリに格納され、もしくはさらに処理されてもよい。アナログ処理および制御回路120ならびにデジタル処理および制御回路140は、少なくとも幾つかのイメージピクセル190へと制御信号(例えば、ピクセルリセット信号、電荷転送ゲート制御信号、ピクセル選択信号など)を供給してもよい。
【0028】
第一の相互接続構造110は、イメージピクセルアレイ100の必須部分として、アナログ処理および制御回路120の必須部分として、または、それ自体が分離された集積回路において、形成されてもよい。例えば、アレイ100が第一の集積回路上に形成され、回路120は第二の集積回路上に形成される一実施例を考える。ある適切な配置においては、構造110は、第一の集積回路上に形成されてもよい。別の適切な配置においては、構造110は、第二の集積回路上に形成されてもよい。さらに別の適切な配置においては、構造110は、第一の集積回路と第二の集積回路の間に挿入された第三の集積回路上に形成されてもよく、ここで、3個の全デバイスはともに積層される。
【0029】
アナログ処理および制御回路120は、第一の相互接続構造110を介してイメージピクセル190へと結合された多数のアナログ回路ブロック122を含みうる。アナログ回路ブロック122は、制御回路、データサンプリング回路(例えばサンプルアンドホールド回路)、読み出し回路、データ変換回路、もしくは、第一の相互接続構造110を介してピクセルアレイ100とのインターフェイスとして機能する他の回路を含みうる。第一の相互接続構造110は、イメージピクセル190をアナログ回路ブロック122へと結合する、構成可能なパス112(図2を参照)を含みうる。パス112は、アナログ回路ブロック122とイメージピクセル190との間の電気的な接続を変更するために構成されてもよい。
【0030】
例えば、パス112は、第一の構成に配置されて、第一のアナログ回路ブロック122をイメージピクセルアレイ100におけるイメージピクセル190の第一のサブセットへと結合するか、または、第二の構成に配置されて、第一のアナログ回路ブロック122をイメージピクセルアレイ100におけるイメージピクセル190の第二のサブセットへと結合する。パス112は、所望の構成でパス112を配置するための制御信号を供給されてもよい。
【0031】
イメージセンサアレイ100は、イメージピクセルの其々のグループへと分割され、イメージピクセルの各グループは、イメージピクセルグループ196と称されてもよい。一実施例においては、イメージピクセルグループ196は、イメージセンサアレイ100における少なくとも二つの隣接する行と、少なくとも二つの隣接する列に沿って配列されたイメージピクセル190から形成されてもよい。別の実施例においては、イメージピクセルグループ196は、イメージセンサアレイ100における隣接していない行と隣接していない列に沿って配列されたイメージピクセル190から形成されてもよい。同様に、回路120は、アナログ回路ブロックの其々のグループへと分割された多数のアナログ回路ブロック122を含み、ここで、アナログ回路ブロック122の各グループは、アナログ回路ブロックグループ126と称されてもよい。各イメージピクセル190は、第一の相互接続構造110における構成可能なパス112を介して、対応するグループ126における少なくとも一つのアナログ回路ブロック122へと結合されてもよい。パス112は、アナログ回路ブロックグループ126における少なくとも一つのアナログ回路ブロック122が、各イメージピクセル190へと制御信号を提供し、かつ、イメージピクセルグループ196における各イメージピクセルからイメージ信号を受信することが選択的に可能なように構成されてもよい。
【0032】
図3の実施例においては、イメージピクセルグループ196は、64個のイメージピクセル190を含み、アナログ回路ブロックグループ126は、4個のアナログ回路ブロック122を含む。パス112の第一の構成は、イメージピクセルグループ196におけるイメージピクセル190の一部を、アナログ回路ブロックグループ126における各アナログ回路ブロック122へと結合することを可能にしてもよい。(例えば、イメージピクセルグループ196におけるイメージピクセル190の第一部分は、アナログ回路ブロックグループ126における第一のアナログ回路ブロック122へと結合され、イメージピクセル190の第二部分は、第二のアナログ回路ブロック122へと結合されうるなど。)パス112の第二の構成は、イメージピクセルグループ196におけるイメージピクセル190の各グループを、4個のアナログ回路ブロック122の各々のうちの異なる一つへと結合することを可能にしてもよい。(例えば、イメージピクセル190の第一グループは、第二のアナログ回路ブロック122へと結合され、イメージピクセル190の第二グループは、第一のアナログ回路ブロックへと結合されうるなど。)この方法においては、一つ以上のイメージピクセル190は、各アナログ回路ブロック122を使用して、制御、かつ読み出され、各アナログ回路ブロック122とイメージピクセル190との間の接続は、パス112の構成が変更されるにつれて、再度確立されてもよい。
【0033】
第二の相互接続構造130は、アナログ処理および制御回路120の一部として、デジタル処理および制御回路140の一部として、もしくはそれ自体が分離された集積回路において、形成されてもよい。例えば、回路120が集積回路X上に形成され、回路140は集積回路Y上に形成される一実施例を考える。ある適切な配置においては、構造130は、集積回路X上に形成されてもよい。別の適切な配置においては、構造130は、集積回路Y上に形成されてもよい。さらに別の適切な配置においては、構造110は、集積回路Xと集積回路Yの間に挿入された分離された集積回路Z上に形成されてもよく、ここで、全ての3個のデバイスはともに積層される。
【0034】
デジタル処理および制御回路140は、第二の相互接続構造130における構成可能なパス114を介して、アナログ回路ブロック122へと結合されたデジタル回路ブロック142を含みうる(図2を参照)。パス114は、アナログ回路ブロック122とデジタル回路ブロック142との間の構成可能な相互接続パスとして機能しうる。デジタル回路ブロック122は、制御回路、読み出し回路、変換回路、もしくはイメージピクセル190の制御およびイメージピクセル190からのイメージ信号の処理に関連する他の回路を含みうる。
【0035】
デジタル回路ブロック142は、多数のアナログ回路ブロック122へと結合されてもよい。図3の実施例においては、アナログ回路ブロックグループ126における4個のアナログ回路ブロック122は、対応するパス114を介して、1個のデジタル回路ブロック142へと結合されてもよい。この方法で結合されると、多数のアナログ回路ブロック122は、唯一つのデジタル回路ブロック122を使用して制御され読み出されてもよい。
【0036】
デバイス16の配線複雑性は、層100から層160へと進歩することによって、劇的に減少する可能性がある。(例えば、ピクセルレベルでの相互接続数は、デジタルブロックレベルでの相互接続数よりも実質的に大きい可能性がある。)例えば、少数のデジタル回路ブロック142は、多数のアナログ回路ブロック122へと結合されてもよい。多数のアナログ回路ブロック122は、さらに多数のイメージピクセル190へと結合されてもよい。このタイプの相互接続配置は、少数のデジタルならびにアナログ制御および処理回路ブロックが多数のイメージピクセル190を直接制御することを可能にする。アナログ処理および制御回路120とイメージピクセル190との間の接続は、パス112を再構成することによって調整でき、デジタル回路140とアナログ回路120との間の接続は、パス114を再構成することによって調整でき、それによってイメージセンサ16における汎用性のあるイメージピクセル制御および読み出しプロセスが可能となる。
【0037】
図3のイメージセンサ16は、単に例示的なものである。所望の場合には、イメージピクセル190は、イメージピクセルアレイ100における任意の適切な配置で形成されてもよい。イメージピクセルグループ196は、任意の数のイメージピクセル190を含みうる。アナログ回路ブロックグループ126は、任意の数のアナログ回路ブロック122を含みうる。任意の数のイメージピクセル190は、プログラマブル相互接続構造110を介して、任意の数のアナログ回路ブロック122へと結合され、任意の数のアナログ回路ブロック122は、プログラマブル相互接続構造130を介して、任意の数のデジタル回路ブロック142へと結合されうる。
【0038】
イメージピクセルアレイ100、相互接続構造110および130、アナログ処理および制御回路120、デジタル処理および制御回路140、メモリ回路150、ならびに処理回路160は、任意の適切な数の集積回路を使用して形成されてもよい。例えば、デジタル処理および制御回路140は、本発明の別の実施形態における図4に示されるように、メモリ回路150と同一の集積回路層上に形成されてもよい。処理回路160と、デジタル処理および制御回路140ならびにメモリ回路150を含む集積回路層との間に挿入された第三の相互接続構造134など、さらなる相互接続構造の層が使用されてもよい。相互接続構造134は、メモリ回路150ならびにデジタル処理および制御回路150の一部として、もしくは処理回路160の一部として、もしくはそれ自体が分離された集積回路上に形成されてもよい。
【0039】
アナログ処理および制御回路120をイメージセンサ16におけるイメージピクセル190へと結合する相互接続構造の、ある適切な配置が、図5に示される。アナログ回路ブロック122は、相互接続入力ライン50および相互接続出力ライン52を介して、第一の相互接続構造110へと結合されうる。第一の相互接続構造110は、相互接続入力ライン50および相互接続出力ライン52へと結合された構成可能な相互接続回路212を含みうる。ピクセル190は、構成可能な相互接続回路212を使用してパス112を再度通すことによって、アナログ回路ブロックグループ126における一つのアナログ回路ブロック122へと選択的に通されてもよい。
【0040】
アナログ回路ブロックグループ126は、相互接続入力ライン50を介して、構成可能なルーティング回路212へと、ピクセル制御信号Vcを供給してもよい。例えば、相互接続回路212へと、第一のアナログブロック122−0は、第一のピクセル制御信号Vc<0>を供給し、第二のアナログブロック122−1は、第二のピクセル制御信号Vc<1>を供給し、第三のアナログブロック122−2は、第三のピクセル制御信号Vc<2>を供給し、第四のアナログブロック122−3は、第四のピクセル制御信号Vc<3>を供給してもよい。ピクセル制御信号Vcは、ピクセルリセット信号、電荷転送ゲート制御信号およびイメージピクセル190を制御するための他の適切な信号を含みうる。相互接続回路212は、相互接続出力パス52を介して、ピクセル出力信号Voutをアナログ回路ブロック122へと伝達しうる。ピクセル出力信号Voutは、リセットレベルもしくはイメージレベル信号を含みうる。
【0041】
デバイス16は、ライン72および74を其々介して、構成可能な相互接続回路212へと、第一のセレクタビットf1_selおよび第一の反転ビットf1_invを供給するために使用されるアドレシング回路116をも含みうる。さらには、アドレシング回路116は、ライン76および78を其々介して、構成可能な相互接続回路212へと、第二のセレクタビットf0_selおよび第二のビット反転信号f0_invを供給してもよい。アドレシング回路116は、アナログ処理および制御回路120、デジタル処理および制御回路140、処理回路160の一部として、もしくは、それ自体独立した集積回路として形成されてもよい。相互接続回路212は、ピクセル制御ライン54およびピクセル出力ライン56を介して、複数のイメージピクセル190へと、構成可能なパス112を通してもよい。
【0042】
図5の実施例においては、アナログ回路ブロックグループ126は、4個のアナログ回路ブロック122(例えば、第一のアナログ回路ブロック122−0、第二のアナログ回路ブロック122−1など)を含み、対応するイメージピクセルグループ196は、ルーティングパス112を介して、アナログ回路ブロックグループ126へと結合された64個のイメージピクセル190を含みうる。アナログ回路ブロック122は、相互接続入力ライン50を介して、構成可能な相互接続回路212へと、ピクセル制御信号Vcを送信しうる。アドレシング回路116は、構成可能な相互接続回路212へと、第一のセレクタビットf1_sel、第一の反転ビットf1_inv、第二のセレクタビットf0_selおよび第二の反転ビットf0_invを提供して、ピクセル制御ライン54を介して、相互接続入力ライン50から、選択されたイメージピクセル190へと、ピクセル制御信号Vcを選択的に通す。第一のセレクタビットf1_sel、第一の反転ビットf1_inv、第二のセレクタビットf0_selおよび第二の反転ビットf0_invは、各イメージピクセル190が、ブロック122のうちの選択されたブロックから制御信号Vcを受信するように、パス112をプログラムするのに役立つ可能性がある。
【0043】
構成可能な相互接続回路212は、ピクセル出力ライン56を介して、イメージピクセル190からピクセル出力信号Voutを受信しうる。アドレシング回路116は、第一のセレクタビットf1_sel、第一の反転ビットf1_inv、第二のセレクタビットf0_selおよび第二の反転ビットf0_invを、相互接続回路212へと提供して、相互接続出力ライン52を介して、ピクセル出力ライン56から、選択されたアナログ回路ブロック122へとピクセル出力信号Voutを選択的に通す。(例えば、プログラマブルパス112は、ピクセル出力信号Voutをアナログ回路ブロック122−0へと通し、ピクセル出力信号Voutをアナログ回路ブロック122−1へと通す、など。)構成可能な相互接続回路212は、特定のイメージピクセル190へとピクセル制御信号Vcを通し、かつ、特定のイメージピクセル190から、関連付けられたアナログ回路ブロック122へとピクセル出力信号を通すように、パス112をプログラムしてもよい。この方法においては、イメージセンサ16は、イメージピクセルグループ196におけるどのイメージピクセル190が、アナログ回路ブロック122によって制御され、読み出されるかを、柔軟に選択する可能性がある。
【0044】
図6は、本発明の一実施形態に従って、パス112に挿入された構成可能な一組のルーティング回路210の可能性のある一実装を示す回路図である。各イメージピクセル190は、構成可能な相互接続回路212に形成された構成可能なルーティング回路210のそれ自体が関連付けられた組を有しうる。構成可能な相互接続ルーティング回路210は、第一のマルチプレクサ80、第二のマルチプレクサ82、第一の論理XORゲート84、第二の論理XORゲート86、ピクセル制御信号ルーティングマルチプレクサ88およびピクセル出力信号ルーティングマルチプレクサ90(ときには、デマルチプレクサと称される)を含みうる。図6の実施例においては、第一のマルチプレクサ80および第二のマルチプレクサ82は、データ入力端子0、データ入力端子7、データ入力<6:1>、出力、ならびにデータ入力のうちの一つを出力へと通すための制御信号を受信する制御入力を有しうる。ピクセル制御信号ルーティングマルチプレクサ88は、データ入力<3:0>、出力、ならびにデータ入力のうちの一つを出力へと通すための制御信号を受信する第一および第二の制御入力を有しうる。ピクセル出力信号ルーティングマルチプレクサ90は、データ出力<3:0>、入力、ならびにデータ出力のうちの一つを入力へと通すための制御信号を受信する第一および第二の制御入力を有しうる。
【0045】
第一のマルチプレクサ80の制御入力は、図5に示されたように、パス72を介して、アドレシング回路116へと結合されてもよい。第一のマルチプレクサ80の制御入力は、アドレシング回路116から第一のセレクタビットf1_selを受信しうる。第一のマルチプレクサ80のデータ入力端子0は、一定の接地信号を受信しうる。第一のマルチプレクサ80のデータ入力端子7は、一定のハイ信号を受信しうる。第一のマルチプレクサ80のデータ入力<6:1>は、ピクセルアドレスビットpix<5:0>を受信しうる(各ピクセルグループ196が64個のイメージピクセルを含むと仮定する)。ピクセルアドレスビットpix<5:0>は、各相互接続回路210においてハードワイヤードされ、イメージピクセルグループ196における対応する各イメージピクセル190に対して、具体的なアドレスを提供する。例えば、アレイ100における0番目のピクセルは、予め決められた“000000”のピクセルアドレスを指定されてもよい。別の実施例として、アレイ100における3番目のピクセルは、予め決められた“000011”のピクセルアドレスを与えられてもよい。別の実施例として、アレイ100における34番目のピクセルは、固定された“100010”のピクセルアドレスを与えられてもよい。第一のセレクタビットf1_selに基づいて、第一のマルチプレクサ80の入力のうちの選択された入力における信号は、第一のマルチプレクサ80の出力へと通されてもよい。
【0046】
第一のマルチプレクサ80の出力は、第一のXORゲート84の入力へと結合されてもよい。第一のXORゲート84の入力は、アドレシング回路116へと結合されてもよい。第一のXORゲート84の入力は、アドレシング回路116から第一の反転ビットf1_invを受信してもよい。第一のXORゲート84の出力は、ピクセル制御信号ルーティングマルチプレクサ88およびピクセル出力デマルチプレクサ90の第一の制御入力へと結合されてもよい。
【0047】
第二のマルチプレクサ82の制御入力は、パス72を介してアドレシング回路116へと結合されてもよい。第二のマルチプレクサ82の制御入力は、アドレシング回路116から第二のセレクタビットf0_selを受信してもよい。第二のマルチプレクサ82のデータ入力端子0は、一定の接地信号を受信してもよい。第二のマルチプレクサ82のデータ入力端子7は、一定のハイ信号を受信してもよい。第二のマルチプレクサ82のデータ入力<6:1>は、ピクセルアドレスビットpix<5:0>を受信してもよい(各ピクセルグループ196が64個のイメージピクセルを含むと仮定する)。ピクセルアドレスビットpix<5:0>は、各相互接続回路210においてハードワイヤードされて、イメージピクセルグループ196における対応する各イメージピクセル190に対して具体的なアドレスを提供する。例えば、アレイ100における0番目のピクセルは、予め決められた“000000”のピクセルアドレスを指定されてもよい。別の実施例として、アレイ100における3番目のピクセルは、予め決められた“000011”のピクセルアドレスを与えられてもよい。別の実施例として、アレイ100における34番目のピクセルは、固定された“100010”のピクセルアドレスを与えられてもよい。第二のセレクタビットf0_selに基づいて、第二のマルチプレクサ82の入力のうちの選択された入力における信号は、第二のマルチプレクサ82の出力へと通されてもよい。
【0048】
第二のマルチプレクサ82の出力は第二のXORゲート86の入力へと結合されてもよい。第二のXORゲート86の入力は、アドレシング回路116へと結合されてもよい。第二のXORゲート86の入力は、アドレシング回路116から第二の反転ビットf0_invを受信してもよい。第二のXORゲート86の出力は、ピクセル制御信号ルーティングマルチプレクサ88およびピクセル出力デマルチプレクサ90の第二の制御入力へと結合されてもよい。ピクセル制御信号ルーティングマルチプレクサ88のデータ入力<3:0>は、相互接続入力ライン50を介して、アナログ回路ブロックグループ126へと結合されてもよい。ピクセル制御信号ルーティングマルチプレクサ88の出力は、ピクセル制御ライン54を介して、イメージピクセルグループ196におけるイメージピクセル190へと結合されてもよい。ピクセル出力デマルチプレクサ90のデータ入力は、ピクセル出力ライン56を介して、イメージピクセル190へと結合されてもよい。ピクセル出力デマルチプレクサ90の出力<3:0>は、相互接続出力ライン52を介して、アナログ回路ブロックグループ126へと結合されてもよい。
【0049】
アナログ回路ブロックグループ126における4個のアナログ回路ブロック122は、図5に示されるように、ピクセル制御信号ルーティングマルチプレクサ88のデータ入力<3:0>およびピクセル出力デマルチプレクサ90の出力<3:0>へと結合されてもよい。ピクセル制御マルチプレクサ88の出力およびピクセル出力デマルチプレクサ90の入力は、イメージピクセルグループ196における64個のイメージピクセル190のうちの一つへ、各々結合されてもよい。第一のマルチプレクサ80および第二のマルチプレクサ82のデータ入力<6:0>へと供給されるピクセルアドレスビットpix<5:0>は、イメージピクセルグループ196における各イメージピクセル190へと対応してもよい。第一のセレクタビットf1_selは、アドレシング回路116から供給されて、第一のマルチプレクサ80のデータ入力<6:0>のうちの一つからの信号を、第一のXORゲート84の入力へと通す。第二のセレクタビットf0_selは、アドレシング回路116から供給されて、第二のマルチプレクサ82のデータ入力<6:0>のうちの一つからの信号を、第二のXORゲート86の入力へと通す。第一の反転ビットf1_invは、第一のマルチプレクサ80から第一のXORゲート84へと供給されるビットを選択的に反転するために使用されてもよい。第二の反転ビットf0_invは、第二のマルチプレクサ82から第二のXORゲート86へと供給されるビットを選択的に反転するために使用されてもよい。
【0050】
第一のXORゲート84および第二のXORゲート86からの出力ビットは、マルチプレクサ88の制御入力を形成してもよい。出力ビットは、特定のアナログ回路ブロック122によって、関連付けられたイメージピクセル190へと供給される制御信号Vcを通すために、マルチプレクサ88を制御してもよい。第一のXORゲート84および第二のXORゲート86からの出力ビットは、ピクセル出力デマルチプレクサ90の制御入力を形成してもよい。出力ビットは、関連付けられたイメージピクセル190から特定のアナログ回路ブロック122へのピクセル出力信号Voutを通すためにデマルチプレクサ90を制御してもよい。この方法においては、第一のセレクタビットf1_sel、第二のセレクタビットf0_sel、第一の反転ビットf1_inv、および第二の反転ビットf0_invは、パス112を再度通すことによって、各構成可能な相互接続回路210に関連付けられるイメージピクセルを、アナログ回路ブロックグループ126における個々のアナログ回路ブロック122へと選択的に通すために使用されてもよい。アナログ回路ブロック122とイメージピクセル190との間のVcおよびVoutのルーティングは、ピクセルアドレスビットpix<5:0>、f1_sel、f0_sel、f1_inv、f0_invに基づいて制御されてもよい。
【0051】
図5および図6のプログラマブルパス112は、単に例示的なものにすぎない。所望の場合には、アナログ回路ブロックグループ126は、任意の数のアナログ回路ブロック122を含み、イメージピクセルグループ196は、任意の数のイメージピクセル190を含みうる。しかしながら、構成可能な相互接続回路210における第一のマルチプレクサ80および第二のマルチプレクサ82は、イメージピクセルグループ196における各ピクセルに対して、一意的なアドレスを提供するために必要とされる限り、多数のデータ入力、ピクセルアドレシングビットpix、第一のセレクタビットf1_sel、第二のセレクタビットf0_selを含んでもよい。ピクセル制御信号ルーティングマルチプレクサ88は、アナログ回路ブロックグループ126における各アナログ回路ブロック122に対応するデータ入力で形成されてもよい。ピクセル出力デマルチプレクサ90は、ピクセル制御マルチプレクサ88で使用される各データ入力に対応するデータ出力で形成されてもよい。適切な数の制御入力がピクセル制御マルチプレクサ88およびピクセル出力デマルチプレクサ90に供給されることを確保するために、さらなるマルチプレクサおよびXORゲートが形成されてもよい。相互接続回路210へと結合される各アナログ回路ブロック122は、それによって、対応するイメージピクセル190へと接続されてもよい。図5および図6に示されるタイプの構成可能なパス112は、図2に示されるような第二の相互接続構造130のパス114上に形成されてもよく、アナログ処理および制御回路120とデジタル処理および制御回路140との間の類似の相互接続を提供する。
【0052】
図7は、本発明の一実施形態に従い、第一のセレクタビットf1_selおよび第二のセレクタビットf0_selが供給されるときの、アナログ回路ブロック122とイメージピクセル190との間の相互接続を示す表である。図7の実施例においては、イメージピクセルグループ196は、16個のイメージピクセル190を含み、アナログ回路ブロックグループ126は、4個のアナログ回路ブロック122を含む。第一のマルチプレクサ80および第二のマルチプレクサ82は、一定の接地信号を受信するデータ入力端子0、一定のハイ信号を受信するデータ入力端子5、ならびにピクセルアドレスビットpix<3:0>を受信するデータ入力<1:4>を含む。
【0053】
列500に示されるように、第一のセレクタビットf1_selが数値5を有し、第二のセレクタビットf0_selが数値4を有するとき、イメージピクセル0−15は、アナログ回路ブロック122−0へと接続される(例えば、グループ196における全てのピクセルは、第一のブロック122−0へと結合される)。列502に示されるように、第一のセレクタビットf1_selが数値4を有し、第二のセレクタビットf0_selが数値3を有するとき、イメージピクセル0−7は、アナログ回路ブロック122−0へ接続され、イメージピクセル8−15は、アナログ回路ブロック122―1へと接続される。列504に示されるように、第一のセレクタビットf1_selが数値3を有し、第二のセレクタビットf2_selが数値2を有するとき、イメージピクセル0−3は、アナログ回路ブロック122―0へと接続され、イメージピクセル4−7はアナログ回路ブロック122―1へと接続され、イメージピクセル8−11はアナログ回路ブロック122―2へと接続され、イメージピクセル12−15は、アナログ回路ブロック122―3へと接続される。列506に示されるように、第一のセレクタビットf1_selが数値1を有し、第二のセレクタビットf0_selが数値0を有するとき、イメージピクセル0はアナログ回路ブロック122−0へと接続され、イメージピクセル1はアナログ回路ブロック122―1へと接続され、イメージピクセル2はアナログ回路ブロック122―2へと接続され、イメージピクセル3はアナログ回路ブロック122―3へと接続される。4個の連続する各イメージピクセルは、この方法で接続される。
【0054】
列508に示されるように、第一のセレクタビットf1_selが数値1を有し、第二のセレクタビットf0_selが数値0を有し、第二のピクセル反転ビットf0_invが、第二のマルチプレクサ82からの出力を反転するために適用されるとき、イメージピクセル0はアナログ回路ブロック122―0へと接続され、イメージピクセル1はアナログ回路ブロック122―1へと接続され、イメージピクセル2はアナログ回路ブロック122―2へと接続され、イメージピクセル3はアナログ回路ブロック122―3へと接続される。4個の連続する各イメージピクセルは、この方法で接続される。第一の反転ビットf1_inv、第二の反転ビットf0_invは、イメージピクセルグループ196におけるイメージピクセル190とアナログ回路ブロックグループ126におけるアナログ回路ブロック122との間の相互接続を変更するために適用される。図7の表は、単に相互接続回路210へと適用されるセレクタビットf1_selおよびf0_selの可能性のある幾つかの構成を示すものである。反転ビットf1_invおよびf2_invと同様に、セレクタビットf1_selおよびf0_selの任意の適切な組み合わせは、構成可能な相互接続210によって実施される可能性がある。
【0055】
図8は、本発明の一実施形態に従う、イメージセンサ16の相互接続の層の図を示す。イメージセンサ16は、第一の数のイメージピクセル190を含むイメージピクセルアレイ100を含みうる。イメージピクセル190は、第一の相互接続構造110に形成された構成可能なパス112へと結合されてもよい。アナログ処理および制御回路120は、第一の数よりも小さい第二の数のアナログ回路ブロック122を含みうる。各アナログ回路ブロック122は、パス112を介して、各イメージピクセル190へと選択的に結合されてもよい。アナログ回路ブロック122は、イメージ信号をデジタル信号へと変換するためのアナログデジタルコンバータ128を含みうる。アナログ回路ブロック122は、第二の相互接続構造130に形成されたパス114へと結合されてもよい。デジタル処理および制御回路140は、第二の数よりも小さい第三の数のデジタル回路ブロック142を含みうる。各デジタル回路ブロック142は、プログラマブルパス112を介して、各アナログ回路ブロック1222へと選択的に結合されてもよい。デジタル回路ブロック142は、メモリ回路150へと結合されてもよい。メモリ回路150は、処理回路160へと結合されてもよい。
【0056】
イメージピクセル190とアナログ回路ブロック122との間に構成可能なパス112を形成することによって、多数のイメージピクセル190は、少数のアナログ回路ブロック122およびさらに少数のデジタル回路ブロック142によって、制御され、読み出されてもよい。さらに、イメージピクセル190とアナログ回路ブロック122との間の特定の相互接続は、イメージセンサ16を操作する間に、変更できる。この方法においては、イメージピクセル190は、パス122の構成に基づいた任意の適切な方法で、制御され読み出されてもよい。パス112は、例えば、HDRイメージング、光照射野カメラ、マイクロサッケードイメージングでの使用のために、イメージセンサ16がイメージピクセル190を柔軟に制御し、読み出すことができるように構成されてもよい。イメージセンサ16は、イメージピクセルアレイ100における全てのイメージピクセル190を読み出す必要なく、イメージピクセルサブセット196におけるエラーを訂正するためのローカルエラー訂正を可能にしうる。それによって、装荷問題およびタイミング問題をより少なくする。
【0057】
図9は、イメージングデバイス2000(例えば、上述されたような、汎用性があり、高度に相互接続されたイメージピクセルアレイを使用する、図2−図8のイメージングセンサ16などのイメージングデバイス2000)を含むデジタルカメラなどの、典型的なプロセッサシステム300の簡略化された形態を示す。プロセッサシステム300は、イメージングデバイス2000を含む可能性があるデジタル回路を有する典型的なシステムである。限定することなく、このようなシステムは、コンピュータシステム、スチールもしくはビデオカメラシステム、スキャナ、マシンビジョン、自動車ナビゲーション、ビデオ電話、監視システム、オートフォーカスシステム、スタートラッカーシステム、動作検出システム、手ぶれ補正システム、およびイメージングデバイスを使用する他のシステムを含む可能性がある。
【0058】
プロセッサシステム300、例えば、デジタルスチールもしくはビデオカメラシステムは、概して、シャッターボタン397が押されたとき、ピクセルアレイ100上のイメージに焦点を合わせるためのレンズ396、カメラを制御するマイクロプロセッサなどの中央処理装置(CPU)395、ならびに、バス393を介して一つ以上の入力/出力(I/O)デバイス391と通信する一つ以上のイメージフロー機能を含む。イメージングデバイス2000は、バス393によってCPU395とも通信する。システム300も、ランダムアクセスメモリ(RAM)392を含み、バス393を介してCPU395と通信するフラッシュメモリなどのリムーバブルメモリ394を含みうる。イメージングデバイス2000は、CPUと組み合わせられてもよいし、単一の集積回路上もしくは異なるチップ上のメモリストレージと組み合わせられてもよいし、メモリストレージがなくてもよい。バス393は、単一バスとして示されているが、一つ以上のバス、ブリッジもしくはシステムコンポーネントを相互接続するために使用される他の通信パスであってもよい。
【0059】
一実施形態に従い、イメージセンサを操作する方法が提供され、本方法は、行および列に配列されたイメージセンサピクセルのアレイで光を検知するステップを含む。ここで、イメージセンサピクセルのアレイは、イメージセンサピクセルの其々のグループへと組織化され、イメージセンサピクセルの其々のグループの各々は、少なくとも二つの行および少なくとも二つの列からなるイメージセンサピクセルを含む。本方法は、イメージセンサピクセルの其々のグループのうちの選択されたグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップを含む。
【0060】
別の実施形態に従い、イメージセンサピクセルの其々のグループの選択されたグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップは、少なくとも二つの隣接する行からなるイメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップを含む。
【0061】
別の実施形態に従い、イメージセンサピクセルの其々のグループの選択されたグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップは、少なくとも二つの隣接する列からなるイメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップを含む。
【0062】
別の実施形態に従い、イメージセンサピクセルの其々のグループは、イメージセンサピクセルの第一のグループおよび第一のグループとは異なるイメージセンサピクセルの第二のグループを含み、本方法は、第一の期間に第一のグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップと、第一の期間とは異なる第二の期間に、第二のグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップとをさらに含む。
【0063】
別の実施形態に従い、イメージセンサは、各々がアレイにおける各イメージセンサピクセルにアクセスするように動作可能な複数の制御回路をさらに含み、其々のグループにおける選択されたグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップは、選択されたグループにおけるイメージセンサピクセルのうちの少なくとも第一の部分に、複数の制御回路における第一の制御回路からの制御信号を選択的に通すステップと、第一の制御回路へとイメージセンサピクセルの第一部分からのピクセル出力信号を選択的に通すステップとを含む。
【0064】
別の実施形態に従い、其々のグループにおける選択されたグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップは、第一の部分とは異なる、選択されたグループにおけるイメージセンサピクセルのうちの少なくとも第二の部分に、複数の制御回路における第二の制御回路からの制御信号を選択的に通すステップと、第二の制御回路へとイメージセンサピクセルの第二部分からのピクセル出力信号を選択的に通すステップとを含む。
【0065】
別の実施形態に従い、本方法は、構成可能な相互接続回路で、複数の制御回路と、選択されたグループにおけるイメージセンサピクセルとの間の制御信号およびピクセル出力信号を通すステップをさらに含む。
【0066】
別の実施形態に従い、イメージセンサピクセルの選択されたグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップは、選択されたグループとは異なるイメージセンサピクセルの別のグループの一部である、少なくとも二つの行における少なくとも幾つかのイメージセンサピクセルにアクセスすることなく、イメージセンサピクセルの選択されたグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップを含む。
【0067】
一実施形態に従い、イメージセンサは、イメージセンサピクセルの複数のグループと、ピクセル出力信号を受信するように動作可能な複数の制御回路であって、イメージセンサピクセルに関して垂直に積層された制御回路と、イメージセンサピクセルと制御回路との間に挿入された構成可能な相互接続回路であって、イメージセンサピクセルの選択されたグループからのピクセル出力信号を、制御回路のうちの少なくとも一つへと選択的に通すように動作可能な構成可能な相互接続回路と、を含むように提供される。
【0068】
別の実施形態に従い、制御回路は、アナログ制御回路を含み、イメージセンサは、アナログ制御回路に関して垂直に積層されたイメージセンサデジタル処理回路をさらに含む。
【0069】
別の実施形態に従い、イメージセンサは、アナログ制御回路とイメージセンサデジタル処理回路との間に挿入された、さらなる構成可能な相互接続回路をさらに含む。
【0070】
別の実施形態に従い、イメージセンサは、構成可能な相互接続回路に結合され、構成可能な相互接続回路をプログラミングするための制御信号を生成するアドレシング回路をさらに含む。
【0071】
別の実施形態に従い、構成可能な相互接続回路は、イメージセンサピクセルの選択されたグループからのピクセル信号を、制御回路の少なくとも一つへと選択的に通すように動作可能な第一のマルチプレクサと、制御回路のうちの少なくとも一つからのピクセル制御信号を、イメージセンサピクセルの選択されたグループへと選択的に通すように動作可能な第二のマルチプレクサとを含む。
【0072】
別の実施形態に従い、構成可能な相互接続回路は、アドレシング回路から制御信号を受信し、第一および第二のマルチプレクサを制御するための制御ビットを生成する第三のマルチプレクサをさらに含む。
【0073】
別の実施形態に従い、構成可能な相互接続回路は、第三のマルチプレクサの出力へと結合された排他的ORゲートをさらに含み、第一および第二のマルチプレクサは、排他的ORゲートを介して、第三のマルチプレクサを使用して生成される制御ビットを受信する。
【0074】
一実施形態に従い、システムは、中央処理装置と、メモリと、入力出力回路と、ピクセルアレイ、ピクセルアレイ上のイメージに焦点を合わせるレンズ、イメージセンサを含むイメージングデバイスと、を含むものとして提供される。イメージセンサは、第一の制御信号を生成する第一の制御回路と、第二の制御信号を生成する第二の制御回路と、構成可能な相互接続回路と、複数のイメージセンサピクセルとを含み、イメージセンサが第一の構成で配置されるとき、構成可能な相互接続回路は、第一の制御信号を、複数のイメージセンサピクセルにおける第一のイメージセンサピクセルへと通し、イメージセンサが第二の構成で配置されるとき、構成可能な相互接続回路は、第二の制御信号を第一のイメージセンサピクセルへと通す。
【0075】
別の実施形態に従い、イメージセンサが第一の構成で配置されるとき、構成可能な相互接続回路は、第一の制御信号を複数のイメージセンサピクセルにおける第二のイメージセンサピクセルへと通す。
【0076】
別の実施形態に従い、イメージセンサが第一の構成で配置されるとき、構成可能な相互接続回路は、第二の制御信号を第一のイメージセンサピクセルへと通すことなく、第一の制御信号を第一のイメージセンサピクセルへと通す。
【0077】
別の実施形態に従い、イメージセンサが第一の構成で配置されるとき、構成可能な相互接続回路は、第一のイメージセンサピクセルから生成されたピクセル出力信号を、第一の制御回路へと通し、イメージセンサが第二の構成で配置されるとき、構成可能な相互接続回路は、第一のイメージセンサピクセルから生成されたピクセル出力信号を第二の制御回路へと通す。
【0078】
別の実施形態に従い、構成可能な相互接続回路は、第一のイメージセンサピクセルと、第一および第二の制御回路のうちの少なくとも一つとの間に挿入される複数のマルチプレクサを含む。
【0079】
前述したことは、単に、他の実施形態で実践することが可能な、本発明の原則の例示にすぎない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
イメージセンサを操作する方法であって、
複数の行および複数の列に配列された複数のイメージセンサピクセルのアレイで光を検知するステップであって、複数のイメージセンサピクセルの前記アレイは、複数のイメージセンサピクセルの其々の複数のグループへと組織化され、複数のイメージセンサピクセルの前記其々の複数のグループの各々は、少なくとも二つの行および少なくとも二つの列からなる複数のイメージセンサピクセルを含む、ステップと、
複数のイメージセンサピクセルの前記其々の複数のグループの選択されたグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップと、
を含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
複数のイメージセンサピクセルの前記其々の複数のグループの前記選択されたグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップは、少なくとも二つの隣接する行からなる複数のイメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
複数のイメージセンサピクセルの前記其々の複数のグループの前記選択されたグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップは、少なくとも二つの隣接する列からなる複数のイメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
複数のイメージセンサピクセルの前記其々の複数のグループは、複数のイメージセンサピクセルの第一のグループと、前記第一のグループとは異なる、複数のイメージセンサピクセルの第二のグループとを含み、前記方法は、
第一の期間に、前記第一のグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップと、
前記第一の期間とは異なる第二の期間に、前記第二のグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップと、
をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記イメージセンサは、
各々が、前記アレイにおける各イメージセンサピクセルにアクセスするように動作可能である複数の制御回路をさらに含み、前記其々の複数のグループの前記選択されたグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップは、
選択されたグループにおける複数のイメージセンサピクセルの少なくとも第一の部分へと、前記複数の制御回路における第一の制御回路からの複数の制御信号を選択的に通すステップと、
前記第一の制御回路へと、複数のイメージセンサピクセルの前記第一の部分からの複数のピクセル出力信号を選択的に通すステップと、
を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記其々の複数のグループの前記選択されたグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップは、
前記第一の部分とは異なる前記選択されたグループにおける複数のイメージセンサピクセルの少なくとも第二の部分へと、前記複数の制御回路における第二の制御回路からの複数の制御信号を選択的に通すステップと、
前記第二の制御回路へと、複数のイメージセンサピクセルの前記第二の部分からの複数のピクセル出力信号を選択的に通すステップと、
をさらに含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
構成可能な相互接続回路で、前記複数の制御回路と、前記選択されたグループにおける前記複数のイメージセンサピクセルとの間で、前記複数の制御信号と前記複数のピクセル出力信号とを通すステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
複数のイメージセンサピクセルの前記選択されたグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップは、
前記選択されたグループとは異なる、複数のイメージセンサピクセルの別のグループの一部である、前記少なくとも二つの行における少なくとも幾つかのイメージセンサピクセルにアクセスすることなく、複数のイメージセンサピクセルの前記選択されたグループにおける各イメージセンサピクセルに同時にアクセスするステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
複数のイメージセンサピクセルの複数のグループと、
複数のピクセル出力信号を受信するように動作可能な複数の制御回路であって、前記複数のイメージセンサピクセルに対して垂直に積層される、複数の制御回路と、
前記複数のイメージセンサピクセルと、前記複数の制御回路との間に挿入された構成可能な相互接続回路であって、前記複数の制御回路のうちの少なくとも一つへと、複数のイメージセンサピクセルの選択されたグループからの前記複数のピクセル出力信号を選択的に通すように動作可能である、構成可能な相互接続回路と、
を含む、
ことを特徴とするイメージセンサ。
【請求項10】
前記複数の制御回路は、アナログ制御回路を含み、前記イメージセンサは、
前記アナログ制御回路に対して垂直に積層されたイメージセンサデジタル処理回路をさらに含む、
ことを特徴とする請求項9に記載のイメージセンサ。
【請求項11】
前記アナログ制御回路と、前記イメージセンサデジタル処理回路との間に挿入された、さらなる構成可能な相互接続回路をさらに含む、
ことを特徴とする請求項10に記載のイメージセンサ。
【請求項12】
前記構成可能な相互接続回路に結合され、前記構成可能な相互接続回路をプログラミングするために複数の制御信号を生成するアドレシング回路をさらに含む、
ことを特徴とする請求項9に記載のイメージセンサ。
【請求項13】
前記構成可能な相互接続回路は、
前記複数の制御回路のうちの少なくとも一つへと、複数のイメージセンサピクセルの前記選択されたグループからの前記複数のピクセル信号を選択的に通すように動作可能な、複数の第一のマルチプレクサと、
複数のイメージセンサピクセルの前記選択されたグループへと、前記複数の制御回路のうちの前記少なくとも一つからの複数のピクセル制御信号を選択的に通すように動作可能な複数の第二のマルチプレクサと、
を含む、
ことを特徴とする請求項12に記載のイメージセンサ。
【請求項14】
前記構成可能な相互接続回路は、
前記アドレシング回路からの前記複数の制御信号を受信し、前記第一および第二の複数のマルチプレクサを制御するための複数の制御ビットを生成する、複数の第三のマルチプレクサをさらに含む、
ことを特徴とする請求項13に記載のイメージセンサ。
【請求項15】
前記構成可能な相互接続回路は、
前記複数の第三のマルチプレクサの複数の出力へと結合された複数の排他的ORゲートをさらに含み、第一および第二の複数のマルチプレクサは、前記複数の排他的ORゲートを介して、前記複数の第三のマルチプレクサを使用して生成された前記複数の制御ビットを受信する、
ことを特徴とする請求項14に記載のイメージセンサ。
【請求項16】
中央処理装置と、
メモリと、
入力出力回路と、
イメージングデバイスと、
を含むシステムであって、前記イメージングデバイスは、
ピクセルアレイと、
前記ピクセルアレイ上のイメージに焦点を合わせるレンズと、
イメージセンサと、を含み、前記イメージセンサは、
第一の複数の制御信号を生成する第一の制御回路と、
第二の複数の制御信号を生成する第二の制御回路と、
構成可能な相互接続回路と、
複数のイメージセンサピクセルと、を含み、
前記イメージセンサが第一の構成で配置されるとき、前記構成可能な相互接続回路は、前記複数のイメージセンサピクセルにおける第一のイメージセンサピクセルへと、前記第一の複数の制御信号を通し、
前記イメージセンサが第二の構成で配置されるとき、前記構成可能な相互接続回路は、前記第一のイメージセンサピクセルへと、前記第二の複数の制御信号を通す、
ことを特徴とするシステム。
【請求項17】
前記イメージセンサが前記第一の構成で配置されるとき、前記構成可能な相互接続回路は、前記複数のイメージセンサピクセルにおける第二のイメージセンサピクセルへと、前記第一の複数の制御信号を通す、
ことを特徴とする請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記イメージセンサが前記第一の構成で配置されるとき、前記構成可能な相互接続回路は、前記第一のイメージセンサピクセルへと、前記第二の複数の制御信号を通すことなく、前記第一のイメージセンサピクセルへと、前記第一の複数の制御信号を通す、
ことを特徴とする請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記イメージセンサが前記第一の構成で配置されるとき、前記構成可能な相互接続回路は、前記第一の制御回路へと、前記第一のイメージセンサピクセルから生成された複数のピクセル出力信号を通し、
前記イメージセンサが前記第二の構成で配置されるとき、前記構成可能な相互接続回路は、前記第二の制御回路へと、前記第一のイメージセンサピクセルから生成された複数のピクセル出力信号を通す、
ことを特徴とする請求項16に記載のシステム。
【請求項20】
前記構成可能な相互接続回路は、前記第一のイメージセンサピクセルと、前記第一および第二の制御回路のうちの少なくとも一つとの間に挿入された、複数のマルチプレクサを含む、
ことを特徴とする請求項16に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−70364(P2013−70364A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−189017(P2012−189017)
【出願日】平成24年8月29日(2012.8.29)
【出願人】(509245706)アプティナ イメージング コーポレイション (2)
【氏名又は名称原語表記】Aptina Imaging Corporation
【Fターム(参考)】