説明

治療的な血管塞栓形成のために有用な微粒子

例えば、ゼラチン、又はゼラチン代替物、並びにN-トリス-ヒドロキシメチルメチルアクリルアミド単量体単位、ジエチルアミノエチルアクリルアミド単量体単位、及びN,N-メチレン-ビス-アクリルアミド単量体単位の共重合体を含む微粒子が、本明細書に提供される。また、ゼラチン、又はゼラチン代替物、並びにN-トリス-ヒドロキシメチルメチルアクリルアミド単量体単位、ジエチルアミノエチルアクリルアミド単量体単位、及びN,N-メチレン-ビス-アクリルアミド単量体単位の共重合体を含む微粒子を生成する方法が本明細書に提供される。例えば、微粒子を含む組成物、並びに微粒子、及びその組成物を使用する方法が本明細書に更に提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)N-トリス-ヒドロキシメチルメチルアクリルアミド単量体単位、ジエチルアミノエチルアクリルアミド単量体単位、及びN,N-メチレン-ビス-アクリルアミド単量体単位を含む共重合体、並びに
(b)架橋されたゼラチン
を含む微粒子であって;
該微粒子は、1H NMRスペクトルにおいて、約3.5ppm〜約4ppmの第1のピーク、約3ppm〜約3.5ppmの第2のピーク、及び約1ppm〜約1.5ppmの第3のピークを示し;かつ、
(i)該第2のピーク対第1のピークの積分比は、0.50〜約0.65であり、
(ii)該第3のピーク対第1のピークの積分比は、0.61〜約0.75であり、又は、
(iii)(i)、及び(ii)の組み合わせ
である、前記微粒子。
【請求項2】
前記第1のピークが約3.77ppmであるか、前記第2のピークが約3.2ppmであるか、前記第3のピークが約1.3ppmであるか、又はこれらの組み合わせである、請求項1記載の微粒子。
【請求項3】
前記第2のピーク対第1のピークの積分比が約0.574であるか、又は前記第3のピーク対第1のピークの積分比が約0.625である、請求項1、又は2記載の微粒子。
【請求項4】
前記微粒子が、1H NMRスペクトルを記録したときに、25℃であり、及び/又は重水素化溶媒中である、請求項1〜3のいずれか1項記載の微粒子。
【請求項5】
前記1H NMRスペクトルが400MHzにて記録される、請求項1〜4のいずれか1項記載の微粒子。
【請求項6】
前記N-トリス-ヒドロキシメチルメチルアクリルアミド、ジエチルアミノエチルアクリルアミド、及びN,N-メチレン-ビス-アクリルアミド単量体単位のうちの1つ、2つ、又は3つが超純粋な単量体単位である、請求項1〜5のいずれか1項記載の微粒子。
【請求項7】
前記N-トリス-ヒドロキシメチルメチルアクリルアミド単量体単位が9%未満の不純物を含み、及び/又はジエチルアミノエチルアクリルアミド単量体単位が2%未満の不純物を含む、請求項1〜6のいずれか1項記載の微粒子。
【請求項8】
前記微粒子が、約1μm〜約2000μm、約40μm〜約120μm、約100μm〜約300μm、約300μm〜約500μm、約500μm〜約700μm、約700μm〜約900μm、又は約900μm〜約1200μmの直径を有する、請求項1〜7のいずれか1項記載の微粒子。
【請求項9】
(a)
(i)N-トリス-ヒドロキシメチルメチルアクリルアミド単量体、
(ii)ジエチルアミノエチルアクリルアミド単量体、
(iii)N,N-メチレン-ビス-アクリルアミド単量体、及び、
(iv)ゼラチン、
を含む水溶液を調製する工程であって、
該N-トリス-ヒドロキシメチルメチルアクリルアミド単量体、及び/又はジエチルアミノエチルアクリルアミド単量体が超純粋な単量体である、前記工程;
(b)撹拌前に、又は間に、水に低混和性を有する液体の有機相に水溶液を添加し;これにより、N-トリス-ヒドロキシメチルメチルアクリルアミド単量体単位、ジエチルアミノエチルアクリルアミド単量体単位、及びN,N-メチレン-ビス-アクリルアミド単量体単位を含む共重合体を含む微粒子を生成する工程;
(c)任意に超音波処理に該微粒子を供する工程;及び、
(d)該ゼラチンを架橋する工程、
を含む、微粒子を作製する方法。
【請求項10】
前記水溶液が、前記液体の有機相に供給環を介して添加される、請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記N-トリス-ヒドロキシメチルメチルアクリルアミド単量体が9%未満の不純物を含み、及び/又は前記ジエチルアミノエチルアクリルアミド単量体が2%未満の不純物を含む、請求項9、又は10記載の方法。
【請求項12】
前記微粒子が超純粋な微粒子である、請求項9〜11のいずれか1項記載の方法。
【請求項13】
(i)前記超純粋な微粒子が約10%以下、9%以下、8%以下、7%以下、6%以下、5%以下、4%以下、3%以下、2%以下、又は1%以下の不純物を含む、(ii)前記超純粋な微粒子が重量の90%以上、91%以上、92%以上、93%以上、94%以上、95%以上、96%以上、97%以上、98%以上、又は99%以上のN-トリス-ヒドロキシメチルメチルアクリルアミド、ジエチルアミノエチルアクリルアミド、N,N-メチレン-ビス-アクリルアミド、及びゼラチンを含む、又は(iii)(i)、及び(ii)の組み合わせである、請求項12記載の方法。
【請求項14】
前記超音波処理が超音波浴において行われる、請求項9〜13のいずれか1項記載の方法。
【請求項15】
前記方法が前記微粒子を篩にかけることを含まない、請求項9〜14のいずれか1項記載の方法。
【請求項16】
請求項9〜15のいずれか1項記載の方法によって調製される微粒子。
【請求項17】
前記微粒子が1H NMRスペクトルにおいて、約3.5ppm〜約4ppmの第1のピーク、約3ppm〜約3.5ppmの第2のピーク、及び約1ppm〜約1.5ppmの第3のピークを示し;かつ
(i.)該第2のピーク対第1のピークの積分比は、0.50〜約0.65であり、
(ii.)該第3のピーク対第1のピークの積分比は、0.61〜約0.75であり、又は、
(iii.)これらの組み合わせである、
請求項16記載の微粒子。
【請求項18】
前記微粒子が、大きさが一様である、請求項16、又は17記載の微粒子。
【請求項19】
前記微粒子が、約1μm〜約2000μm、約40μm〜約120μm、約100μm〜約300μm、約300μm〜約500μm、約500μm〜約700μm、約700μm〜約900μm、又は約900μm〜約1200μmの直径を有する、請求項16〜18のいずれか1項記載の微粒子。
【請求項20】
前記微粒子の1%未満が凝集性の微粒子である、請求項16〜19のいずれか1項記載の微粒子。
【請求項21】
対象に請求項1〜8、又は16〜20のいずれか1項記載の微粒子を投与することを含む、対象における塞栓形成の方法。
【請求項22】
対象に請求項1〜8、又は16〜20のいずれか1項記載の微粒子を投与することを含む、対象における血管形成依存的疾患を管理する、又は治療する方法。
【請求項23】
前記血管形成依存的疾患が動静脈奇形、子宮類線維腫、又は良性前立腺肥大症である、請求項22記載の方法。
【請求項24】
前記血管形成依存的疾患が癌、又は腫瘍である、請求項23記載の方法。
【請求項25】
前記癌、又は腫瘍が肝臓、若しくは前立腺の癌、又は腫瘍である、請求項24記載の方法。

【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2012−511055(P2012−511055A)
【公表日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−551502(P2011−551502)
【出願日】平成23年1月26日(2011.1.26)
【国際出願番号】PCT/EP2011/051059
【国際公開番号】WO2011/092196
【国際公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【出願人】(511052886)ビオスプヘレ メドイクアル インコーポレイテッド (1)
【出願人】(511052897)ビオスプヘレ メドイクアル エス.エー. (1)
【Fターム(参考)】