説明

無線通信端末、記録媒体、地域情報管理方法及びプログラム

【課題】記録媒体の記録領域の有効利用が可能な無線通信端末、記録媒体、地域情報管理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】複数の地域情報14−1〜14−nがプレインストールされた無線通信端末10であって、初期起動時に前記複数の地域情報を表示部13に表示して地域情報を選択可能とし、使用者により何れかの地域情報が選択されると、選択された地域情報以外の地域情報を消去する制御部15を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信端末に関し、特に複数の地域情報をサポートする無線通信端末、該無線通信端末の記録媒体、地域情報管理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Data Assistance、Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)等の携帯端末装置は、小型であること、及び価格の面から搭載する物理ROM等の記録媒体の有効利用を図り、サイズや個数を抑えることが要求される。
【0003】
また、携帯端末装置のソフトウェアの開発費を抑えるためにも、各地域に応じた地域情報をカスタマイゼーションしたソフトウェアを個別に開発するのでなく、バイナリレベルで各地域情報に共通のソフトウェアを開発して携帯端末装置に搭載することが要求される。
【0004】
一方、無線基地局から送られて来る無線ネットワークエリア情報に基づいて、現在使用している場所の国情報を知得し、この情報を基に複数国の言語に対応したデータベースにより当該国の言語に自動的に切り替えることを可能とした無線通信端末装置が特許文献1に記載されている。
【特許文献1】特開2000−188772号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述のように無線通信端末においては、搭載する記録媒体の有効利用を図り、使用地域にかかわらずソフトウェアを共通化し、各地域に応じた複数の地域情報をサポートすることが要請される。
【0006】
しかし、無線通信端末に複数の地域情報をサポートすると、国別等の地域毎のコンテンツデータ、フォントデータ等の地域情報を記録媒体に保持する必要があり、記録媒体の記憶領域の消費量が増加して記憶領域の有効利用が図れないという問題があった。
【0007】
本発明の目的は、前記問題を解決可能な無線通信端末、記録媒体、地域情報管理方法及びプログラムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の無線通信端末は、複数の地域情報がプレインストールされた無線通信端末であって、初期起動時に前記複数の地域情報を表示部に表示して地域情報を選択可能とし、使用者により何れかの地域情報が選択されると、選択された地域情報以外の地域情報を消去する制御部を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の第1の地域情報管理方法は、複数の地域情報がプレインストールされた無線通信端末の地域情報管理方法であって、初期起動時に前記複数の地域情報を表示し、使用者により何れかの地域情報が選択されると、選択されない地域情報を消去することを特徴とする。
【0011】
本発明の第1の記録媒体は、複数の地域情報がプレインストールされた無線通信端末のプログラムが記録された記録媒体であって、コンピュータに、初期起動時に前記複数の地域情報を表示部に表示し使用者により選択可能とする機能と、使用者が選択した地域情報以外の地域情報を消去する機能と、を実現させるプログラムが記録されたことを特徴とする。
【0012】
本発明の第1のプログラムは、複数の地域情報がプレインストールされた無線通信端末のプログラムであって、コンピュータに、初期起動時に前記複数の地域情報を表示部に表示し使用者により選択可能とする機能と、使用者が選択した地域情報以外の地域情報を消去する機能と、を実現させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、使用者が選択した以外の地域情報の使用領域を削減可能とすることにより、複数の地域情報をサポートするとともに、記録媒体の消費量を節約し、記録領域の有効利用を図ることができるという顕著な効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の無線通信端末、記録媒体、地域情報管理方法及びプログラムの実施形態について図面を参照して以下詳細に説明する。
【0015】
(第1の実施形態)
(第1の実施形態の構成の説明)
本発明の第1の実施形態として、移動通信システムにおける携帯端末等の無線通信端末について説明する。
【0016】
図1は本発明の第1の実施形態の無線通信端末の構成例を示す図である。同図を参照すると、無線通信端末10は、通信部11、操作部12、表示部13、記録媒体14及び制御部15から構成される。各部の機能は以下のとおりである。
【0017】
通信部11は、図示しない基地局との無線通信を行うための送受信及び変復調等の機能を有する。操作部12は、キーパネル、電源スイッチを含むスイッチ等で構成され使用者の操作による各種入力等の機能を有する。表示部13は待ち受け画面や各種のメニュー画面に加えて、地域情報を特定する情報からなる地域情報選択画面を表示する機能を有する。
【0018】
記録媒体14は、媒体の製造時、無線通信端末の製造時又は工場出荷時等に地域別のコンテンツ、フォント等からなる複数の地域1からnに対応した複数の地域情報14−1、14−2〜14−nが格納される。
【0019】
制御部15は、各部を制御することにより図示しない基地局との位置登録、待ち受け処理、発着信等の通信制御、通話、メニュー機能その他の各種アプリケーション機能に加え、記録媒体14に格納された複数の地域情報を特定する情報を表示部13に表示し、操作部12の操作により地域情報の何れかを選択することを使用者に促す機能、及び使用者が選択した地域情報以外の地域情報を記録媒体14から消去する機能からなる地域情報選択・消去機能151を有する。
【0020】
(第1の実施形態の動作の説明)
図2は第1の実施形態の無線通信端末の動作及び地域情報管理方法を示すフローチャートである。地域情報の選択と選択された地域情報以外の地域情報のデータを消去することで、記録媒体の空き容量を増加させる処理手順を示している。
【0021】
使用者が無線通信端末10の電源をオン状態に操作(電源オン操作)すると、制御部15は過去に地域情報が選択済みか否かを判断し(ステップS11)、既に地域情報が選択されている場合は、待ち受け画面の処理に移行する。
【0022】
工場出荷(購入)後の最初の電源オン操作等(初期起動時)の場合は、地域情報は選択されていないから、ステップS11の地域情報の選択済みか否かの判断ステップは非選択(NO)となり、制御部15は地域情報選択・消去機能151により地域情報の選択肢を含む地域情報選択画面を表示部13に表示して使用者に選択を促す(ステップS12)。
【0023】
ステップS12の地域情報選択画面で、使用者が無線通信端末10の電源オン操作時の地域を考慮して、当該地域の地域情報を選択すると、制御部15は、選択された地域情報14−m(プレインストールされた複数の地域情報14−1〜14−nのうち何れかの地域情報)以外の地域情報を記録媒体14から消去し(ステップS13)、待ち受け画面の処理へ移行する。
【0024】
以上の動作により、記録媒体へのプレインストールにより、言語・ローカライセーション情報等、複数の地域情報をサポートするとともに、不要な地域情報を消去し、記録媒体の記録領域の消費量を節約し、記録領域の有効利用を図ることが可能となる。
【0025】
本発明の第1の実施形態の無線通信端末10の前記機能は記録媒体に格納されたプログラムにより実現可能である。つまり、無線通信端末10の制御部15を、コンピュータを構成するCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)(以下、CPU)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリ等を備える情報処理装置等により構成し、各機能を実現するための各制御プログラムを記録媒体に記録し、前記CPUに前記記録媒体の制御プログラムを読み込ませ、各CPUに処理させることで前記機能を実現する。
【0026】
この場合、記録媒体から読み込んだプログラムコード自体が本発明の機能を実現し、該プログラムコードを記憶した記録媒体と該記録媒体から読み込んだプログラムコードが本発明を構成することとなる。
【0027】
図3は第1の実施形態の無線通信端末、記録媒体及びプログラムの構成例を示す図である。本実施形態の無線通信端末10は、制御部15にCPUを搭載しており、記録媒体14にはプレインストールされた複数の地域情報14−1、14−2〜14−nに加えて、前述の地域情報選択・消去機能を実現するプログラムである地域情報選択・消去ソフトウェア141が格納されている。なお、通信部11、操作部12及び表示部13の機能は図1に示す実施形態と同様である。
【0028】
第1の実施形態では、制御部15のCPUはプログラム1041を読み込み、読み込んだプログラムに制御される。そして制御部15は前記プログラムにより各部を制御し、前述の地域情報選択・消去機能を実現する。
【0029】
第1の実施形態のプログラム又は記録媒体に格納されるプログラムは、複数の地域情報がプレインストールされた無線通信端末のプログラムであって、コンピュータに、初期起動時に前記複数の地域情報を表示部に表示し使用者により選択可能とする機能と、使用者が選択した地域情報以外の地域情報を消去する機能と、を実現させるプログラムである。
【0030】
以上の第1の実施形態の構成により、地域情報14−1〜14−nの全てのコンテンツを無線通信端末に保存している場合に比べて、地域情報の記憶量は1/nに節約することが可能となるから、複数の地域情報をサポートするとともに、記録領域の消費量を節約可能であり、記録領域の有効利用を図ることができる。
【0031】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態として、使用者の選択を促す地域情報選択画面に、初期起動時に無線通信端末の所属する地域の地域情報を自動的に識別して表示することを可能とし、また、記録媒体の記録領域を管理する機能をも追加した構成例について、以下詳細に説明する。
【0032】
(第2の実施形態の構成の説明)
図4は本発明に係る第2の実施形態の無線通信端末の構成例を示す図である。同図を参照すると、無線通信端末100は、通信部101、操作部102、表示部103、記録媒体104及び制御部105から構成される。各部の機能は以下のとおりである。
【0033】
通信部101は、図示しない基地局との無線通信を行うための送受信及び変復調等の機能を有し、操作部102は、キーパネル、電源スイッチを含むスイッチ等で構成され、使用者の操作による各種入力等の機能を有する。表示部103はLCD等の表示パネルで構成され、待ち受け画面や各種のメニュー画面に加えて、地域情報を特定する情報からなる地域情報選択画面を表示する機能を有する。
【0034】
記録媒体104は、キャッシュメモリ等、書換え可能なROM等が使用可能であり、その媒体製造時、無線通信端末の製造時又は工場出荷時等に複数の地域情報104−1、104−2〜104−nが格納される。複数の地域情報としては、国別の通貨情報、祝日情報等、異なる地域に応じたコンテンツやフォントのデータとすることができる。
【0035】
制御部105は、各部を制御することにより図示しない基地局との位置登録、待ち受け処理、発着信等の通信制御、通話、メニュー機能その他の各種アプリケーション機能に加え、地域情報選択・消去機能1051及び記録(ROM)領域管理機能1052を有する。
【0036】
ここで地域情報選択・消去機能1051は、無線通信端末の初期起動時に記録媒体14に格納された複数の地域情報を特定する情報を表示部103に表示し、操作部102の操作により地域情報の何れかを選択することを使用者に促す機能、初期起動時に通信部101等を介してネットワークに接続し、ネットワーク識別情報、ネットワークの事業者情報、国情報等、所属するネットワークのネットワーク情報を取得し、前記ネットワーク情報が取得できた場合に、当該ネットワークの地域の地域情報を前記地域情報選択画面の第一候補の選択肢等として識別可能に表示する機能、使用者が選択した地域情報以外の地域情報を記録媒体14から消去する機能、及び消去した記憶領域を記録領域管理機能1052に通知する機能を有する。
【0037】
更に記録領域管理機能1052は、前記地域情報選択・消去機能1051からの空き容量等の通知を受け、記録媒体104の記録領域のうち、消去した記録領域等、情報の書き込み等が可能な空き領域を管理する等の機能を有する。
【0038】
(第2の実施形態の動作の説明)
図5は第2の実施形態の無線通信端末の動作及び地域情報管理方法を示すフローチャートである。地域情報の選択により選択された地域情報以外の地域情報のデータを消去することで、メモリ等の記録媒体の空き容量を増加させる処理手順を示している。
【0039】
使用者が無線通信端末100の電源をオン状態に操作すると、制御部105は過去に地域情報が選択済みか否かを判断し(ステップS21)、既に地域情報が選択されている場合は、待ち受け画面の処理へ移行する。
【0040】
電源オン操作が無線通信端末100の購入後等の最初の電源オン操作等の場合は、地域情報は選択されていないから、ステップS21の地域情報の選択済みか否かの判断ステップは非選択(NO)となる。
【0041】
この場合、制御部105は地域情報選択・消去機能1051により、ネットワーク情報の取得動作を行い、ネットワーク情報が取得できたか否かを判断し(ステップS22)、無線通信端末100が特定の無線ネットワーク圏内に存在する等によりネットワーク情報が取得できた場合(YES)は、当該ネットワーク情報に対応する地域の地域情報の選択肢を第一候補とする(ステップS23)。
【0042】
ステップS22で、ネットワーク情報が取得できなかった場合(NO)は、記録媒体14に格納された複数の地域情報を選択肢の候補とする(ステップS24)。何れの場合も表示部103の地域情報選択画面にそれぞれの選択肢の候補を表示して使用者の選択を促す(ステップS25)。
【0043】
ネットワーク情報が取得できた場合に、使用者が前記地域情報選択画面の表示に従って第一候補の選択肢を選択すると、制御部105は地域情報選択・消去機能1051により、該第一候補の選択肢の地域情報104−m(複数の地域情報104−1〜104−nの何れかの地域情報)以外の地域情報を記録媒体104から消去する(ステップS26)。
【0044】
ネットワーク情報が取得できなかった場合に、使用者が前記地域情報選択画面の表示において電源オン操作時の地域を考慮して、当該地域に相当する複数の地域情報104−1〜104−nのうち、何れかの地域情報の選択肢を選択すると、制御部105は地域情報選択・消去機能1051により、複数の地域情報104−1〜104−nのうち選択した何れかの地域情報以外の地域情報を記録媒体104から消去する(ステップS26)。
【0045】
そして制御部105は、地域情報選択・消去機能1051により消去した記録領域を空き領域として記録領域管理機能1053に通知し(ステップS27)、待ち受け画面の処理へ移行する。
【0046】
第2の実施形態の処理により、使用者が携帯通信端末を使用する地域で初期起動させることにより自動的に当該地域の地域情報が識別可能に表示されるから、使用者は容易に当該地域の地域情報を選択することが可能である。また、第1の実施形態と同様に、複数の地域情報(104−1〜104−n)の全ての地域情報のコンテンツを保存している場合に比べて、ROM消費量は1/nに節約することが可能である。
【0047】
本発明の第2の実施形態の無線通信端末100の前記機能も記録媒体に格納されたプログラムにより実現可能である。つまり、無線通信端末100の制御部105をコンピュータを構成するCPU、ROM、RAM等のメモリ等を備える情報処理装置等により構成し、各機能を実現するための各制御プログラムを記録媒体に記録し、前記CPUに前記記録媒体の制御プログラムを読み込ませ、各CPUに処理させることで前記機能を実現する。
【0048】
この場合、記録媒体から読み込んだプログラムコード自体が本発明の機能を実現し、該プログラムコードを記憶した記録媒体と該記録媒体から読み込んだプログラムコードが本発明を構成することとなる。
【0049】
図6は第2の実施形態の無線通信端末、記録媒体及びプログラムの構成例を示す図である。本実施形態の無線通信端末100は、制御部105にCPUを搭載しており、記録媒体14にはプレインストールされた複数の地域情報104−1、104−2〜104―nに加えて、前述の地域情報選択・消去機能、ネットワーク情報取得機能及び記録領域管理機能を実現するプログラムである地域情報選択・消去ソフトウェア1041及び記録(ROM)領域管理ソフトウェア1042がそれぞれ格納されている。なお、通信部101、操作部102及び表示部103の機能は図4に示す実施形態と同様である。
【0050】
第2の実施形態では、制御部105のCPUは各プログラム1041、1042を読み込み、読み込んだプログラムにより制御される。そして制御部105は前記プログラムにより各部を制御し、前述の地域情報選択・消去機能及び記録領域管理機能を実現する。
【0051】
第2の実施形態のプログラム又は記録媒体に格納されるプログラムは、複数の地域情報がプレインストールされた無線通信端末のプログラムであって、コンピュータに、初期起動時に前記複数の地域情報を表示部に表示し使用者により選択可能とする機能と、初期起動時に所属するネットワークの地域情報を含むネットワーク情報を取得する機能、前記ネットワーク情報を取得した場合に当該ネットワーク情報を送信するネットワークの所在する地域の地域情報の選択肢を識別可能に表示する機能、使用者が選択した地域情報以外の地域情報を消去する機能と、を実現させるプログラムである。
【0052】
以上の第2の実施形態の構成により、地域情報104−1〜104−nの全てのコンテンツを無線通信端末に保存している場合に比べて、地域情報の記憶量は1/nに節約することが可能となるから、複数の地域情報をサポートするとともに、記録領域の消費量を節約可能であり、記録領域の有効利用を図ることができる。
【0053】
更に、初期起動時に第一候補の選択肢を選択することにより初期起動時の地域の地域情報のみを残して他の地域情報を消去可能であり、使用地域を考慮することなく必要な地域情報が自動的にサポートされる。
【0054】
以上のように、本発明は携帯電話端末やPHS端末等、無線通信端末に関し、言語・ローカライセーション情報等、複数の地域情報をサポートし、使用者に特定の地域情報を選択させることにより選択された地域情報以外の地域情報データを消去することを可能とする。また、同様に無線通信端末において、複数の地域情報をサポートし、ネットワーク情報が取得可能な場合は、アタッチしたネットワーク情報に対応する地域情報の選択肢を第一候補等として識別可能に表示させ、使用者の選択を容易にする。
【0055】
より具体的には、本発明は工場出荷後の最初の起動時にエンドユーザの指定した地域情報以外の地域情報のデータを消去することにより、ROM消費量の節約が可能な複数の地域情報をサポートする携帯端末装置を提供するものである。
【0056】
本発明の無線通信端末は携帯電話端末等として構成可能であり、記録媒体としてROMが使用可能であり、該ROMには地域情報選択・消去ソフトウェアと、記録領域管理ソフトウェアと、その他のソフトウェアと、複数の地域毎に異なる地域情報のコンテンツを記録できる。
【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明は、携帯電話機、PHS、PDA等の携帯端末装置の他に、複数の地域情報をサポート可能な無線通信端末に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の第1の実施形態の無線通信端末の構成例を示す図である。
【図2】第1の実施形態の無線通信端末の動作及び地域情報管理方法を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施形態の無線通信端末、記録媒体及びプログラムの構成例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態の無線通信端末の構成例を示す図である。
【図5】第2の実施形態の無線通信端末の動作及び地域情報管理方法を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施形態の無線通信端末、記録媒体及びプログラムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
【0059】
10、100 無線通信端末
11、101 通信部
12、102 表示部
13、103 操作部
14、104 記録媒体(ROM)
15、105 制御部(CPU)
14−1〜14−n、104−1〜104−n 地域情報
151、1051 地域情報選択・消去機能
1052 記録領域管理機能
141 地域情報選択・消去ソフトウェア
1042 記録領域管理ソフトウェア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の地域情報がプレインストールされた無線通信端末であって、
初期起動時に前記複数の地域情報を表示部に表示して地域情報を選択可能とし、使用者により何れかの地域情報が選択されると、選択された地域情報以外の地域情報を消去する制御部を備えることを特徴とする無線通信端末。
【請求項2】
初期起動時にネットワーク情報が取得された場合に、前記制御部は当該ネットワーク情報を送信するネットワークが所在する地域の地域情報の選択肢を識別可能に表示することを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
【請求項3】
前記制御部は、少なくとも消去した記録領域を空き領域として管理することを特徴とする請求項1又は2記載の無線通信端末。
【請求項4】
前記複数の地域情報には、少なくとも地域毎のコンテンツデータ又はフォントデータを含むことを特徴とする請求項1ないし3の何れかの請求項記載の無線通信端末。
【請求項5】
複数の地域情報がプレインストールされた無線通信端末の地域情報管理方法であって、
初期起動時に前記複数の地域情報を表示し、使用者により何れかの地域情報が選択されると、選択されない地域情報を消去することを特徴とする地域情報管理方法。
【請求項6】
初期起動時にネットワーク情報が取得された場合に、当該ネットワーク情報を送信するネットワークが所在する地域の地域情報の選択肢を識別可能の表示することを特徴とする請求項5記載の地域情報管理方法。
【請求項7】
前記制御部は、少なくとも消去した記録領域を空き領域として管理することを特徴とする請求項5又は6記載の地域情報管理方法。
【請求項8】
前記複数の地域情報には、少なくとも地域毎のコンテンツデータ又はフォントデータを含むことを特徴とする請求項5ないし7の何れかの請求項記載の地域情報管理方法。
【請求項9】
複数の地域情報がプレインストールされた無線通信端末のプログラムが記録された記録媒体であって、
コンピュータに、初期起動時に前記複数の地域情報を表示部に表示し使用者により選択可能とする機能と、使用者が選択した地域情報以外の地域情報を消去する機能と、を実現させるプログラムが記録されたことを特徴とする記録媒体。
【請求項10】
前記プログラムは、前記コンピュータに、初期起動時に所属するネットワークの地域情報を含むネットワーク情報を取得する機能、前記ネットワーク情報を取得した場合に当該ネットワーク情報を送信するネットワークの所在する地域の地域情報の選択肢を識別可能の表示する機能、を実現させることを特徴とする請求項9記載の記録媒体。
【請求項11】
前記プログラムは、前記コンピュータに、少なくとも消去した地域情報の記憶領域を空き領域として管理する機能を実現させることを特徴とする請求項9又は10記載の記録媒体。
【請求項12】
前記複数の地域情報には、少なくとも地域毎のコンテンツデータ又はフォントデータを含むことを特徴とする請求項9ないし11の何れかの請求項記載の記録媒体。
【請求項13】
前記複数の地域情報が記録されたことを特徴とする請求項9ないし12の何れかの請求項記載の記録媒体。
【請求項14】
複数の地域情報がプレインストールされた無線通信端末のプログラムであって、
コンピュータに、初期起動時に前記複数の地域情報を表示部に表示し使用者により選択可能とする機能と、使用者が選択した地域情報以外の地域情報を消去する機能と、を実現させることを特徴とするプログラム。
【請求項15】
前記コンピュータに、初期起動時に所属するネットワークの地域情報を含むネットワーク情報を取得する機能、前記ネットワーク情報を取得した場合に当該ネットワーク情報を送信するネットワークの所在する地域の地域情報の選択肢を識別可能に表示する機能、を実現させることを特徴とする請求項14記載のプログラム。
【請求項16】
前記コンピュータに、少なくとも消去した地域情報の記録領域を空き領域として管理する機能を実現させることを特徴とする請求項14又は15記載のプログラム。
【請求項17】
前記複数の地域情報には、少なくとも地域毎のコンテンツデータ又はフォントデータを含むことを特徴とする請求項14ないし16の何れかの請求項記載のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−11310(P2010−11310A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−170698(P2008−170698)
【出願日】平成20年6月30日(2008.6.30)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】