説明

熱プレス用クッション材

【課題】 積層板を高い板厚精度で熱プレスすることができ、かつ、寸法安定性および耐久性にすぐれた熱プレス用クッション材を提供する。
【解決手段】 熱プレス用クッション材1は、ゴム層2と、高弾性率補強層3と、低弾性率補強層4とを含む板状の積層体からなる。ゴム層2は、高弾性率補強層3とその反対側に設けられた低弾性率補強層4とで挟まれており、積層体の全体が非空隙性である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、熱プレス用クッション材に関する。さらに詳しくは、この発明は、銅張積層板、フレキシブルプリント基板、多層板等のプリント基板や、ICカード、液晶表示板、セラミックス積層板などの精密機器部品(以下、本発明において「積層板」と称する)を製造する工程で、対象製品をプレス成形や熱圧着する際に使用される熱プレス用クッション材に関する。特に、この発明は、多層板等の高い板厚精度が要求される積層板を熱プレスする際に好適に使用できる熱プレス用クッション材に関する。
【背景技術】
【0002】
積層板の製造において、プレス成形や熱圧着の工程では、図4に示すようにプレス対象物である積層板材料21を熱盤22、22間に挟み込み、一定の圧力と熱をかける方法が用いられる。精度の良い成形品を得るためには、熱プレスにおいて、積層板材料21に加えられる熱と圧力を全面に亘って均一化する必要がある。このような目的で、熱盤22と積層板材料21との間に平板状のクッション材23を介在させた状態で熱プレスが行なわれている。
【0003】
従来、熱プレス用クッション材23としては、クラフト紙、有機または無機繊維をバインダーで結合したもの、ゴム、不織布、ゴムと不織布との積層体など、さまざまな種類のものが使用されている。クラフト紙以外は、基本的には複数回のプレスに繰り返し使用される。
【0004】
不織布製の熱プレス用クッション材に関する公知文献として、特開昭55−101224号公報(特許文献1)が挙げられる。特許文献1には、バット繊維と基布とが複数積層され、ニードルパンチにより一体に結合され、さらに熱処理によって仕上げられた多層ニードルフェルトクッション材が記載されている。
【0005】
不織布とゴムとの積層体からなる熱プレス用クッション材に関する公知文献としては、実公昭48−31033号公報(特許文献2)が挙げられる。特許文献2には、ニードルパンチ処理を施した結着繊維層2層の間に、結着繊維層よりも小さな厚みの弾性シートを接着剤を使用せずに一体的に層着してなる成型プレス用クッション材が記載されている。
【0006】
特許文献1および特許文献2に記載された熱プレス用クッション材は、いずれも不織布を含んだ構成となっている。不織布を含んだ構成の熱プレス用クッション材は、内部に空隙を含んでいるためにクッション性が良好であるので、一般的な銅張積層板やプリント基板を成形するには多用されている。
【0007】
しかしながら、近年、プリント基板等の積層板は細密化、高精度化の傾向にあり、特に精密に印刷したプリント回路を多層に積層した多層板は高い板厚精度で成形する必要がある。このような高い板厚精度が要求される積層板を熱プレス成形する場合には、不織布のような内部に空隙を含んだクッション材は、厚み方向のクッション性が大きすぎるため、不向きである。
【0008】
熱プレス用クッション材に関する他の公知文献として、実公平5−22400号公報(特許文献3)が挙げられる。特許文献3には、ガラス繊維性基布の両面にシリコーンゴム層を形成し、さらにその両面に導電性フッ素樹脂を含浸したガラス繊維布を一体に設けた熱プレス用クッション材が記載されている。
【0009】
特許文献3に記載の熱プレス用クッション材は、2層のゴム層を含み、各ゴム層は上下両面に位置するガラスクロスで挟まれている。このクッション材は内部に空隙を含まない構成であるので、プレス対象物の板厚精度は得やすい。しかしながら、特許文献3に記載の熱プレス用クッション材は、熱プレスに繰り返し使用するうちに、ゴム層の端部がひも状に千切れてしまうという問題があった。
【特許文献1】特開昭55−101224号公報(特許請求の範囲)
【特許文献2】実公昭48−31033号公報(実用新案登録請求の範囲)
【特許文献3】実公平5−22400号公報(実用新案登録請求の範囲、実施例)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献3に記載の熱プレス用クッション材の問題点を、図面を参照しながら模式的に説明する。図5(A)は、2層のゴム層25を含み、各ゴム層25の上下両面がガラスクロス等の無機繊維織布層26で挟まれた構造の熱プレス用クッション材24である。図5(B)は、熱プレス下でのクッション材24の端部の様子を示す図である。クッション材24を熱プレスに用いた場合、加圧時にはゴム層25が面方向に膨出する。一方、ゴム層25の上下を挟んでいる無機繊維織布26は、引張弾性率が高く面方向の寸法変化がほとんど発生しないので、ゴム層25の上下両面は無機繊維織布26に固定されて面方向に伸びることができない。このため、ゴム層25の端部は厚み方向の中間部分が膨出部27となる。加圧を開放すると、無機繊維織布26の寸法安定性とゴム層25の弾性復元力とが作用して、膨出部27は元の位置に復元し、クッション材24は図5(A)の状態に戻る。熱プレスに繰り返し使用した場合、ゴム層25の上下両面は無機繊維織布26によって固定されているために伸びることができず、ゴム層25の厚み方向中間部のみが膨出と復元とを繰り返す。この膨出と復元の繰り返しがストレスとなって、図5(C)に示すように、ゴム層25の端部に早期にひも状の千切れ28が発生すると考えられる。
【0011】
本発明者は、図5に記載した構造の熱プレス用クッション材の問題点を克服するために、無機繊維織布を、比較的引張弾性率の低い有機繊維織布に代えることも試みた。すなわち、図6(A)に模式的に示すように、ゴム層29の上下両面がメタ系芳香族ポリアミド繊維等の比較的低弾性率の有機繊維織布30で挟まれた構造のクッション材28である。この場合、有機繊維織布30は、ある程度面方向へ伸縮することが可能である。このため、プレス時には、ゴム層29の膨出に同調して有機繊維織布層30も伸びることができるため、ゴム層29にかかるストレスが軽減される。しかしながら、この場合には、加圧時に有機繊維織布30自体も伸びているため、加圧を開放したときにはゴム層29の弾性復元力のみによってクッション材28全体の形状が復元される必要がある。このため、図6に示したクッション材28は、図5に示したクッション材24に比べて形状復元性が悪くなる。そして、図6に示したクッション材28は、熱プレスに繰り返し使用した場合、早期にゴム層29が疲労してクッション材28全体が面方向に伸びていき、厚み精度が悪くなってしまうという問題が発生した。また、クッション材28を熱プレスに繰り返し使用するにつれて、図6(B)に示すように、ゴム層29の端部でやはり破損部31が発生した。
【0012】
そこでこの発明の目的は、積層板を高い板厚精度で熱プレスすることができ、かつ、寸法安定性および耐久性にすぐれた熱プレス用クッション材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
この発明による熱プレス用クッション材は、ゴム層と、高弾性率補強層と、低弾性率補強層とを含む板状の積層体からなる。ゴム層は、一方の面に位置する高弾性率補強層と他方の面に位置する低弾性率補強層とで挟まれており、積層体の全体が非空隙性である。なお、ここで、非空隙性とは、以下に説明するように、内部に空隙部を有さない構成のことをいう。
【0014】
熱プレス用クッション材を構成する積層体は、ゴム層の一方の面と他方の面とが高弾性率補強層と低弾性率補強層とで挟まれているため、プレス時において、厚み方向に圧縮されたゴム層は面方向へ逃げようとするが、ゴム層の一方の面は高弾性率補強層と一体化しているために面方向への伸びがほとんど発生しない。これに対して、ゴム層の他方の面は、低弾性率補強層と一体となって、ある程度面方向に伸びることができる。このため、熱プレスに繰り返し使用した場合でも、ゴム層にかかるストレスが低弾性率補強層によって軽減され、ゴム層の端部に千切れが発生するのを防ぐことができる。プレス開放時には、ゴム層と低弾性率補強層とは、伸びの発生していない高弾性率補強層に引っ張られ、ゴムの弾性復元力とも相まって元の寸法に復元することができる。従って、熱プレスに繰り返し使用した場合でも、ゴム層が伸びきってしまうのを防ぐことができ、クッション材は面方向の寸法が長期間安定し、ゴム層の破損も防ぐことができる。また、積層体の全体が非空隙性であるため、クッション材全体の高い板厚精度が得られる。
【0015】
その結果、積層板を高い板厚精度で熱プレスすることができ、かつ、寸法安定性および耐久性にすぐれた熱プレス用クッション材を提供できる。
【0016】
ゴム層の厚みは、0.1mm〜1.0mmであるのが好ましい。この寸法であれば、プレス時におけるゴム層の面方向への変形量があまり大きくならず、ゴム層の端部から千切れが発生することもなく、クッション性も確保することができ、熱プレス用クッション材の耐久性とクッション性とを同時に満たすことができる。
【0017】
また、積層体の少なくとも一方の最外層は高弾性率補強層で構成されるのが好ましい。
【0018】
この発明による熱プレス用クッション材は、積層体が2層のゴム層を含み、当該積層構造の表裏両方の最外層が高弾性率補強層とされ、2層のゴム層の間に低弾性率補強層が介在した構造とすることが好ましい。
【0019】
この場合には、積層体が上下に対称となるので、熱プレスに繰り返し使用した場合にクッション材に反りが発生するのを防ぐことができる。また、高弾性率補強層−厚み0.1mm〜1.0mmのゴム層−低弾性率補強層−厚み0.1mm〜1.0mmのゴム層−高弾性率補強層という順序で積層した構造は、寸法安定性および耐久性に優れるとともに一定のクッション性が得られるので、熱プレスによって高い板厚精度の積層板を成形する場合のクッション材として適している。
【0020】
さらに好ましくは、本発明において、高弾性率補強層は高い引張弾性率を有し、低弾性率補強層は比較的低い引張弾性率を有する。より具体的には、高弾性率補強層の引張弾性率は100MPa以上であるのが好ましい。一方、低弾性率補強層の引張弾性率は50MPa以下であるのが好ましい。高弾性率補強層および低弾性率補強層は、共に織布の形態であるのが好ましい。
【0021】
熱プレス用クッション材は、上記積層体のさらに表面に、織布を含む表面層を接着した構造とすることもできる。表面層を織布の2重構造とすることにより、熱プレス用クッション材全体の寸法安定性が更に向上し、熱プレスに繰り返し使用した場合でも良好な板厚精度を長期間維持できるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
図1に、本発明による熱プレス用クッション材の一例を示す。熱プレス用クッション材1は、2層のゴム層2、2と、表裏両方の最外層を構成する高弾性率補強層3、3と、2層のゴム層2、2の間に位置する低弾性率補強層4とで構成された合計5層からなる積層体である。各ゴム層2は、高弾性率補強層3と低弾性率補強層4とで挟まれている。クッション材1中には不織布やスポンジゴム等の空隙を持つ材料を含まず、全体が非空隙性の板状積層体となっている。
【0023】
ゴム層2は、厚みが0.1mm〜1.0mmである。ゴムの種類はフッ素ゴム、EPM、EPDM、水素化ニトリルゴム、シリコーンゴム、アクリルゴム、ブチルゴム等の耐熱性ゴムを用いることができる。
【0024】
高弾性率補強層3は、引張弾性率が100MPa以上の織布であるのが好ましい。高弾性率補強層3として用いるのに好ましい材料としては、ガラス繊維、金属繊維、シリカ繊維、炭素繊維等の無機繊維や、パラ型芳香族ポリアミド繊維、ポリベンザゾール繊維等の超高強度の耐熱性有機繊維を挙げることができる。中でも、ガラス繊維、パラ型芳香族ポリアミド繊維及びポリベンザゾール繊維が好ましい。
【0025】
低弾性率補強層4は、引張弾性率が50MPa以下の織布であるのが好ましい。低弾性率補強層4として用いるのに好ましい材料としては、メタ型芳香族ポリアミド繊維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、アクリル繊維、ポリイミド繊維、ポリアミドイミド繊維等の耐熱性有機繊維が挙げられる。
【0026】
高弾性率補強層3および低弾性率補強層4に使用される織布の織り方は、平織り、多重織り、朱子織り、綾織り、亀甲織り、天竺織り等公知の織り方が適宜選択できる。
【0027】
なお、図1の例では、熱プレスクッション材が、ゴム層2を2層含んだ合計5層の積層体からなるが、本発明による熱プレス用クッション材は、ゴム層2が1層でその一方の面に高弾性率補強層3を積層し、他方の面に低弾性率補強層4を積層した合計3層の積層体からなる構成としてもよい。また、本発明による熱プレス用クッション材は、ゴム層2を3層以上含む構成としてもよい。ゴム層2を3層以上含む場合でも、各ゴム層2は高弾性率補強層3と低弾性率補強層4とで挟まれるように積層する。すなわち、高弾性率補強層3と低弾性率補強層4とを交互に配置し、高弾性率補強層3と低弾性率補強層4の間にそれぞれゴム層2が介在する構成の積層体とすることができる。いずれの場合でも、少なくとも一方の最外層は高弾性率補強層3となるように構成する。
【0028】
図1に示した熱プレス用クッション材1を、図4に示すプレス機においてクッション材23の代わりに用い、加圧している状態の様子を図2に示す。図2に示すように、プレス時において、厚み方向に圧縮されたゴム層2は面方向へ逃げようとするが、ゴム層2の一方の面は、高弾性率補強層3と一体化しているために面方向への伸びがほとんど発生しない。これに対して、ゴム層2の他方の面は、低弾性率補強層4と一体となってある程度面方向に伸びることができ、ゴム層2にかかるストレスを軽減することができる。プレス開放時には、ゴム層2と低弾性率補強層4とは、伸びの発生していない高弾性率補強層3に引っ張られ、ゴムの弾性復元力とも相まって、図1に示した元の寸法に復元することができる。このため、クッション材1を繰り返し使用した場合でも、ゴム層2にストレスによる千切れや伸びによる破損が発生せず、クッション材1の耐久性は良好である。また、ゴム層2が伸びきってしまうのを防ぐことができるため、クッション材1の寸法が長期間安定する。
【0029】
また、クッション材1は、プレス対象物である積層板材料21と向き合う側の最外層が高弾性率補強層で構成され、かつ内部に空隙を含まない構成であるので、クッション材1は表面の寸法安定性と全体の板厚精度が優れる。その結果、プレス対象物である積層板材料21を高い板厚精度で成形することができる。
【0030】
図3に、本発明による熱プレス用クッション材の他の例を示す。図3に示したクッション材5は、図1に示したクッション材1の上下表面に、さらに接着剤6、6によって織布7、7を積層した構成である。接着剤6としては、フッ素ゴム、EPM、EPDM、水素化ニトリルゴム、シリコーンゴム、アクリルゴム、ブチルゴム等の耐熱性ゴムからなる接着剤が好適に用いられる。接着剤層6の厚みは10μm〜100μm程度が好適である。表面に用いる織布の材料は特に限定されないが、前述の高弾性率補強層3及び低弾性率補強層4として例示したものの中から選択するのが好ましい。図3に示した熱プレス用クッション材5は、表面に高弾性率表面層3と織布7とを含む織布の2重構造を備えることにより、熱プレス用クッション材全体5の寸法安定性が更に向上し、熱プレスに繰り返し使用した場合でも良好な板厚精度を長期間維持できる。
【0031】
なお、この発明による熱プレス用クッション材を用いる場合の熱プレス条件は、一般的には温度120℃〜250℃、加圧力0.5MPa〜6MPa程度であるが、この発明による熱プレス用クッション材が特に効果を発揮することができる熱プレス条件は、温度170℃〜250℃、加圧力0.5MPa〜6MPa程度である。
【0032】
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0033】
この発明による熱プレス用クッション材は、プリント基板等の積層板、中でも多層板等の高い板厚精度が要求される積層板を熱プレスする際に好適に使用される。この発明による熱プレス用クッション材は、温度120℃〜250℃、加圧力0.5MPa〜6MPa程度の熱プレス条件において、特に有利に使用される。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】この発明による熱プレス用クッション材の一例を示す断面図である。
【図2】図1に示した熱プレス用クッション材のプレス時の状態を示す断面図である。
【図3】この発明による熱プレス用クッション材の他の例を示す断面図である。
【図4】熱プレス装置を示す概略図である。
【図5】従来の熱プレス用クッション材を示す断面図であり、図5(A)は使用前の状態を示し、図5(B)はプレス時の状態を示し、図5(C)は端部に千切れが発生した状態を示す。
【図6】従来の熱プレス用クッション材の他の例を示す断面図であり、図6(A)は使用前の状態を示し、図6(B)は破損した状態を示す。
【符号の説明】
【0035】
1、5 クッション材、2 ゴム層、3 高弾性率補強層、4 低弾性率補強層、6 接着剤、7 織布、21 積層板材料、22 熱盤、23、24、28 クッション材、25、29 ゴム層、26 無機繊維織布層、27 膨出部、28 千切れ、30 有機繊維織布層、31 破損部。




【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴム層と、高弾性率補強層と、低弾性率補強層とを含む板状の積層体からなる熱プレス用クッション材であって、
前記ゴム層は一方の面に位置する前記高弾性率補強層と他方の面に位置する前記低弾性率補強層とで挟まれており、
前記積層体の全体が非空隙性である、熱プレス用クッション材。
【請求項2】
前記ゴム層は0.1mm〜1.0mmの厚みを有する、請求項1に記載の熱プレス用クッション材。
【請求項3】
前記積層体の少なくとも一方の最外層は前記高弾性率補強層である、請求項1または2に記載の熱プレス用クッション材。
【請求項4】
前記積層体は、2層のゴム層を含み、当該積層体の表裏両方の最外層は前記高弾性率補強層であり、前記2層のゴム層の間に前記低弾性率補強層が介在した構造である、請求項1から3のいずれかに記載の熱プレス用クッション材。
【請求項5】
前記高弾性率補強層は、引張弾性率が100MPa以上の織布であり、前記低弾性率補強層は、引張弾性率が50MPa以下の織布である、請求項1から4のいずれかに記載の熱プレス用クッション材。
【請求項6】
前記積層体のさらに表面に、織布を含む表面層が接着されている、請求項1から5のいずれかに記載の熱プレス用クッション材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−26673(P2006−26673A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−207296(P2004−207296)
【出願日】平成16年7月14日(2004.7.14)
【出願人】(000114710)ヤマウチ株式会社 (82)
【Fターム(参考)】