現像ブレード
【課題】電子写真画像形成装置における現像剤の循環に支障を来たさないような現像ブレードを提供する。
【解決手段】現像ブレードを、支持部材12、この支持部材12の1つの端側部12Aに沿い、かつ、この端側部12Aをその両端部を除いて被覆するように配設されたブレード部材15とを備えたものとし、これにより、現像ブレードには現像剤が滞留するような部位がなく、現像ブレードによって現像ローラから掻き取られた余分な現像剤は、現像ブレードに滞留することなくホッパー内に効率的に循環回収される。
【解決手段】現像ブレードを、支持部材12、この支持部材12の1つの端側部12Aに沿い、かつ、この端側部12Aをその両端部を除いて被覆するように配設されたブレード部材15とを備えたものとし、これにより、現像ブレードには現像剤が滞留するような部位がなく、現像ブレードによって現像ローラから掻き取られた余分な現像剤は、現像ブレードに滞留することなくホッパー内に効率的に循環回収される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、現像ブレードに係り、特にレーザプリンタ、複写機、ファクシミリ等の電子写真画像形成装置の現像装置に用いる現像ブレードに関する。
【背景技術】
【0002】
電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置では、感光体ドラム上の潜像を現像するための現像装置を備えている。この現像装置としては、例えば、図13に示されるように、ホッパー102、現像ローラ103、回動可能な攪拌板104、現像ブレード105を備えたような構造の現像装置101が知られている(特許文献1)。この現像装置101では、ホッパー102内の現像剤106が攪拌板104により現像ローラ103に供給され、現像ブレード105と現像ローラ103との摩擦帯電により現像ローラ103の周面上に現像剤が薄層で均一に担持され、余分な現像剤はホッパー102内に戻される。そして、潜像が形成されている感光体ドラム107に現像ローラ103から現像剤106が移行して現像が行われる。
【0003】
従来の現像ブレード105としては、例えば、図14に示すように、厚みが0.1mm程度の金属製の支持部材112の端側部112Aに沿って、ゴム製のブレード部材115を備えた構造のものが知られている。
また、従来から、現像ブレードによって掻き取られた余分な現像剤が、ホッパー内に戻らずに、現像ローラ、現像ブレードの近傍に滞留することにより、現像剤の劣化や現像ローラ上の現像剤薄層のスジ、ムラが発生するのを防止するために、案内部材を設けたりマグネットロールを設けることが検討されている(特許文献2、3)。
【特許文献1】特開2003−43812号公報
【特許文献2】特開2004−93924号公報
【特許文献3】特開平10−301396号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述のような従来の現像ブレード105では、支持部材112の端側部112Aとブレード部材115の先端部115Aとが一致しておらず、図14に示されるように、支持部材112の端側部112Aがブレード部材115の先端部115Aよりも突出している場合、この段差部分に現像剤が溜まって循環しない状態が生じる。このような部位に現像剤の滞留が生じると、現像剤の劣化、現像ローラ上の現像剤薄層のスジ、ムラが発生するという問題があった。このため、現像剤をより確実に循環させることができる現像ブレードが要望されている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、電子写真画像形成装置における現像剤の循環に支障を来たさないような現像ブレードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような目的を達成するために、本発明は、支持部材と、該支持部材の1つの端側部に沿い、かつ、該端側部をその両端部を除いて被覆するように配設されたブレード部材とを備えるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記支持部材は、前記端側部に複数の突出支持部を備えているような構成とした。
本発明の他の態様として、前記突出支持部は、前記ブレード部材の先端部から突出しており、前記ブレード部材の先端部から突出する前記突出支持部の突出長さが1mm以下であり、前記突出支持部のうち、前記ブレード部材の両側の端部に位置する突出支持部は、前記ブレード部材の先端部から突出する幅が10mm以下であり、前記突出支持部のうち、前記ブレード部材の両側の端部に位置する突出支持部を除く突出支持部は、前記ブレード部材の先端部から突出する幅の総計が100mm以下であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記ブレード部材は、両側の端部の近傍に現像剤循環用切欠き部を有するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記ブレード部材は、前記支持部材の両面に配設されているような構成とした。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、支持部材の端側部を被覆するようにブレード部材が配設されているので、現像ブレードには現像剤が滞留するような部位がなく、現像ブレードによって現像ローラから掻き取られた余分な現像剤は、現像ブレードに滞留することなくホッパー内に効率的に循環回収される。また、支持部材が複数の突出支持部を備える場合には、支持部材の端側部を被覆するように配設されているブレード部材を確実に支持して変形を防止することができ、現像ブレードとしての機能が更に安定する。また、上記の突出支持部がブレード部材の先端部から突出するものであっても、突出する長さ、突出する幅が所定の範囲以下であるため、この突出支持部とブレード部材との段差部分への現像剤の滞留が防止される。さらに、ブレード部材が現像剤循環用切欠き部を備える場合には、現像ブレードの反対面(現像ローラに当接されている面と反対側の面)へ現像剤が送られてホッパー内に更に効率的に循環回収される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の現像ブレードの一実施形態を示す平面図であり、図2は図1に示される現像ブレードの断面図であり、(A)はI−I線矢視拡大断面図、(B)はII−II線矢視拡大断面図である。図1および図2に示されるように、現像ブレード11は、支持部材12と、この支持部材12の片面に、長手方向(図1に矢印aで示される方向)の1つの端側部12Aに沿って形成されたブレード部材15とを備えている。そして、ブレード部材15は、支持部材12の端側部12Aをその両端部を除いて被覆している。
現像ブレード11を構成する支持部材12は、その材質に制限はなく、例えば、SUS301、SUS304等のステンレス鋼、C5210等のバネ用リン青銅等からなる金属基板、セラミックス基板、PC(ポリカーボネート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂基板等を挙げることができる。また、支持部材12の厚みは、例えば、ステンレスであれば0.1mm程度が好ましい。
【0008】
また、支持部材12は、端側部12Aに対向する端側部12Bに沿って複数の穴部13を備えている。この穴部13は取り付け用、位置決め用等、任意に設定することができ、図示例に限定されるものではない。
現像ブレード11を構成するブレード部材15は、その材質に制限はなく、例えば、シリコーンゴム、ニトリルゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム、水素化ニトリルゴム等を挙げることができる。図示例のブレード部材15は、現像ローラとの接触領域が曲面をなし、先端部15Aから後端部15B方向へ向って厚みは緩やかに減少するような形状となっている。また、ブレード部材15が支持部材12から突出する長さS(図2(A)参照)は、例えば、0〜1.5mmの範囲、好ましくは0〜1mmの範囲で設定することがきる。ブレード部材15が支持部材12から突出する長さSが1.5mmを超えると、ブレード部材15の先端部15Aが変形し易くなり、現像ブレードの機能に支障を来たす場合があるので好ましくない。
【0009】
尚、図示例では、ブレード部材15の後端部15Bの両端に、スカート部16A,16Bが配設されている。このスカート部16A,16Bの一方は、後述する射出成形による製造において、ゲートが位置する部位であり、他方は、金型のキャビティ内を流れた成形材料の余分なものが溜まる部位である。
このような現像ブレード11では、支持部材12の端側部12Aを被覆するようにブレード部材15が配設されているので、現像ブレード11には現像剤が滞留するような部位がなく、現像ブレード11によって現像ローラから掻き取られた余分な現像剤は、現像ブレードの滞留することなくホッパー内に効率的に循環回収される。
【0010】
図3は、本発明の現像ブレードの他の実施形態を示す平面図であり、図4は図3に示される現像ブレードの断面図であり、(A)はI−I線矢視拡大断面図、(B)はII−II線矢視拡大断面図である。図3および図4に示されるように、現像ブレード21は、支持部材22と、この支持部材22の片面に、長手方向(図3に矢印aで示される方向)の1つの端側部22Aに沿って形成されたブレード部材25とを備えている。このブレード部材25は、支持部材22の端側部22Aをその両端部を除いて被覆している。
【0011】
現像ブレード21を構成する支持部材22は、その端側部22Aの両端部に、突出支持部24を備えており、この突出支持部24はブレード部材25の両側の端部に位置している。このような突出支持部24は、ブレード部材25を支持して変形を防止するための部材であり、図示例では、突出支持部24の先端が、ブレード部材25の先端部25Aから突出している。突出支持部24がブレード部材25の先端部25Aから突出する長さT(図4(A)参照)は1mm以下であり、先端部25Aから突出する幅W1(図3参照)は10mm以下であることが好ましい。突出支持部24の先端が突出する長さTと幅W1が上記の範囲を超えると、この突出支持部24とブレード部材25との段差部分に現像剤が滞留し易くなり好ましくない。
【0012】
このような支持部材22は、上記の突出支持部24を備えることを除いて上述の現像ブレード11の支持部材12と同様とすることができる。
また、現像ブレード21を構成するブレード部材25は、支持部材22から突出する長さS(図4(B)参照)を含めて、上述の現像ブレード11のブレード部材15と同様とすることができる。
尚、現像ブレード21においても、ブレード部材25の後端部25Bの両端に、スカート部26A,26Bが配設されている。
【0013】
図5は、本発明の現像ブレードの他の実施形態を示す平面図であり、図6は図5に示される現像ブレードの断面図であり、(A)はI−I線矢視拡大断面図、(B)はII−II線矢視拡大断面図、(C)はIII−III線矢視拡大断面図である。図5および図6に示される現像ブレード31は、支持部材32と、この支持部材32の片面に、長手方向(図5に矢印aで示される方向)の1つの端側部32Aに沿って形成されたブレード部材35とを備えている。このブレード部材35は、支持部材32の端側部32Aをその両端部を除いて被覆している。
【0014】
この現像ブレード31を構成する支持部材32は、その端側部32Aの両端部に、突出支持部34aを備え、この突出支持部34aはブレード部材35の両側の端部に位置しており、また、ブレード部材35を約3分割するような位置に2個の突出支持部材34bを備えている。これらの突出支持部34aと突出支持部材34bは、ブレード部材35を支持して変形を防止するための部材であり、図示例では、その先端が、ブレード部材35の先端部35Aから突出している。このような突出支持部34aがブレード部材35の先端部35Aから突出する長さT(図6(A)参照)は1mm以下であり、先端部35Aから突出する幅W1(図5参照)は10mm以下であることが好ましい。また、突出支持部34bがブレード部材35の先端部35Aから突出する長さT(図6(C)参照)は1mm以下であり、先端部35Aから突出する幅W2(図5参照)は50mm以下であることが好ましい。突出支持部34a、34bの先端が突出する長さTと幅W1、W2が上記の範囲を超えると、これらの突出支持部とブレード部材35との段差部分に現像剤が滞留し易くなり好ましくない。
【0015】
尚、本発明では、ブレード部材35を分割するように配設される突出支持部材34bの数には制限はなく、1個であってもよく、また、3個以上、例えば、図7に示されるように5個の突出支持部材34bを備えるものであってもよい。但し、突出支持部材34bが先端部35Aから突出する幅W2(図7参照)の総計は100mm以下であることが好ましい。
このような支持部材32は、上記の突出支持部34a、34bを備えることを除いて上述の現像ブレード11の支持部材12と同様とすることができる。
また、現像ブレード31を構成するブレード部材35は、支持部材32から突出する長さS(図6(B)参照)を含めて、上述の現像ブレード11のブレード部材15と同様とすることができる。
尚、現像ブレード31においても、ブレード部材35の後端部35Bの両端に、スカート部36A,36Bが配設されている。
【0016】
上述の現像ブレード21、31のように、支持部材が複数の突出支持部を備える場合には、支持部材の端側部を被覆するように配設されているブレード部材を確実に支持して変形を防止することができ、現像ブレードとしての機能が更に安定する。また、上記の突出支持部がブレード部材の先端部から突出するものであっても、この突出支持部とブレード部材との段差部分への現像剤の滞留が防止される。
【0017】
図8は、本発明の現像ブレードの他の実施形態を示す平面図であり、図9は図8に示される現像ブレードの断面図であり、(A)はI−I線矢視拡大断面図、(B)はII−II線矢視拡大断面図である。図8および図9に示されるように、現像ブレード41は、支持部材42と、この支持部材42の片面に、長手方向(図8に矢印aで示される方向)の1つの端側部42Aに沿って形成されたブレード部材45とを備えている。このブレード部材45は、支持部材42の端側部42Aをその両端部を除いて被覆しており、また、ブレード部材45の両側の端部45a,45aの近傍に現像剤循環用切欠き部47を有している。このブレード部材45が有する現像剤循環用切欠き部47は、現像ブレード41と現像ローラとの間に存在する余分な現像剤を、現像ブレード41の反対面(支持部材42を介して現像ローラと反対側の面)へ送り、ホッパー内に効率的に循環回収するためのものである。このような現像剤循環用切欠き部47の大きさ、形状は適宜設定することができ、例えば、長方形状の切欠き部の場合、幅W′を1〜3mm、奥行きDを0.5〜1.5mmの範囲で設定することができる。また、ブレード部材45が支持部材42から突出する長さS(図9(B)参照)は、上述の実施形態と同様に、0〜1.5mm、好ましくは0〜1mmの範囲で設定することができる。
【0018】
尚、現像剤循環用切欠き部47に対応するように、支持部材42にも現像剤循環用切欠き部を設け、現像剤循環用切欠き部47が支持部材42まで入り込んでいるものとしてもよい。この場合、現像剤循環用切欠き部47の奥行きDは、例えば、0.5〜3mmの範囲で設定することができる。
現像ブレード41を構成する支持部材42、ブレード部材45は、上記の現像剤循環用切欠き部47を備えることを除いて上述の現像ブレード11の支持部材12、ブレード部材15と同様とすることができる。
尚、現像ブレード41においても、ブレード部材45の後端部45Bの両端に、スカート部46A,46Bが配設されている。
【0019】
このような現像ブレード41では、ブレード部材が現像剤循環用切欠き部を備えているので、現像ブレードの反対面(現像ローラに当接されている面と反対側の面)へ現像剤が送られてホッパー内に更に効率的に循環回収される。
上述の実施形態は例示であり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
例えば、ブレード部材15,25,35,45の断面形状は、上述の実施形態のものに限定されない。
【0020】
また、本発明の現像ブレードは、支持部材の両面にブレード部材を備えるものであってもよい。図10は、このような形態を示す図2相当の断面図である。図10に示される現像ブレード11′では、支持部材12の両面に、長手方向の1つの端側部12Aに沿って形成されたブレード部材15を備えている。この場合も、ブレード部材15は支持部材12の端側部12Aをその両端部を除いて被覆している。また、このように両面にブレード部材を設ける現像ブレードにおいても、上述のような突出支持部材を備えてもよく、また、上述のような現像剤循環用切欠き部を備えるものであってよい。
本発明の現像ブレードは、射出成形、トランスファ成形のいずれであっても製造することができる。
【0021】
ここで、上述の現像ブレード11を例として、射出成形による製造例を説明する。
図11および図12は、射出成形により本発明の現像ブレードを製造する場合に使用する金型の一例を説明するための図であり、図11は上述の現像ブレード11の図2(A)に示される部位に相当する断面図であり、図12は上述の現像ブレード11の図2(B)に示される部位に相当する断面図である。
【0022】
図11および図12において、使用する金型51は、上金型52と、平らな型面を有する下金型53とからなる。上金型52は、ブレード部材15を形成するためのキャビティ55が設けられた型面とキャビティ55に連通するゲート57とを備えている。ゲート57は、上述の現像ブレード11のスカート部16Aに該当する部位に配設されている。そして、支持部材12を挟持するように上金型42と下金型43とを型合わせして型締めする。その後、ゲート57から成形材料を注入してキャビティ55内を充填することにより、現像ブレード11が製造される。
【産業上の利用可能性】
【0023】
電子写真画像形成装置の現像装置に用いられる現像ブレードに利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の現像ブレードの一実施形態を示す平面図である。
【図2】図1に示される現像ブレードの断面図であり、(A)はI−I線矢視拡大断面図、(B)はII−II線矢視拡大断面図である。
【図3】本発明の現像ブレードの他の実施形態を示す平面図である。
【図4】図3に示される現像ブレードの断面図であり、(A)はI−I線矢視拡大断面図、(B)はII−II線矢視拡大断面図である。
【図5】本発明の現像ブレードの他の実施形態を示す平面図である。
【図6】図5に示される現像ブレードの断面図であり、(A)はI−I線矢視拡大断面図、(B)はII−II線矢視拡大断面図、(C)はIII−III線矢視拡大断面図である。
【図7】本発明の現像ブレードの他の実施形態を示す平面図である。
【図8】本発明の現像ブレードの他の実施形態を示す平面図である。
【図9】図8に示される現像ブレードの断面図であり、(A)はI−I線矢視拡大断面図、(B)はII−II線矢視拡大断面図である。
【図10】本発明の現像ブレードの他の実施形態を示す図2相当の断面図である。
【図11】本発明の現像ブレードの製造に使用する金型を説明するための図である。
【図12】本発明の現像ブレードの製造に使用する金型を説明するための図である。
【図13】従来の現像装置の構造の一例を示す図である。
【図14】従来の現像ブレードの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0025】
11,21,31,41,11′…現像ブレード
12,21,32,42…支持部材
12A,22A,32A,42A…端側部
15,25,35,45…ブレード部材
24,34a,34b…突出支持部
47…現像剤循環用切欠き部
【技術分野】
【0001】
本発明は、現像ブレードに係り、特にレーザプリンタ、複写機、ファクシミリ等の電子写真画像形成装置の現像装置に用いる現像ブレードに関する。
【背景技術】
【0002】
電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置では、感光体ドラム上の潜像を現像するための現像装置を備えている。この現像装置としては、例えば、図13に示されるように、ホッパー102、現像ローラ103、回動可能な攪拌板104、現像ブレード105を備えたような構造の現像装置101が知られている(特許文献1)。この現像装置101では、ホッパー102内の現像剤106が攪拌板104により現像ローラ103に供給され、現像ブレード105と現像ローラ103との摩擦帯電により現像ローラ103の周面上に現像剤が薄層で均一に担持され、余分な現像剤はホッパー102内に戻される。そして、潜像が形成されている感光体ドラム107に現像ローラ103から現像剤106が移行して現像が行われる。
【0003】
従来の現像ブレード105としては、例えば、図14に示すように、厚みが0.1mm程度の金属製の支持部材112の端側部112Aに沿って、ゴム製のブレード部材115を備えた構造のものが知られている。
また、従来から、現像ブレードによって掻き取られた余分な現像剤が、ホッパー内に戻らずに、現像ローラ、現像ブレードの近傍に滞留することにより、現像剤の劣化や現像ローラ上の現像剤薄層のスジ、ムラが発生するのを防止するために、案内部材を設けたりマグネットロールを設けることが検討されている(特許文献2、3)。
【特許文献1】特開2003−43812号公報
【特許文献2】特開2004−93924号公報
【特許文献3】特開平10−301396号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述のような従来の現像ブレード105では、支持部材112の端側部112Aとブレード部材115の先端部115Aとが一致しておらず、図14に示されるように、支持部材112の端側部112Aがブレード部材115の先端部115Aよりも突出している場合、この段差部分に現像剤が溜まって循環しない状態が生じる。このような部位に現像剤の滞留が生じると、現像剤の劣化、現像ローラ上の現像剤薄層のスジ、ムラが発生するという問題があった。このため、現像剤をより確実に循環させることができる現像ブレードが要望されている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、電子写真画像形成装置における現像剤の循環に支障を来たさないような現像ブレードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような目的を達成するために、本発明は、支持部材と、該支持部材の1つの端側部に沿い、かつ、該端側部をその両端部を除いて被覆するように配設されたブレード部材とを備えるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記支持部材は、前記端側部に複数の突出支持部を備えているような構成とした。
本発明の他の態様として、前記突出支持部は、前記ブレード部材の先端部から突出しており、前記ブレード部材の先端部から突出する前記突出支持部の突出長さが1mm以下であり、前記突出支持部のうち、前記ブレード部材の両側の端部に位置する突出支持部は、前記ブレード部材の先端部から突出する幅が10mm以下であり、前記突出支持部のうち、前記ブレード部材の両側の端部に位置する突出支持部を除く突出支持部は、前記ブレード部材の先端部から突出する幅の総計が100mm以下であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記ブレード部材は、両側の端部の近傍に現像剤循環用切欠き部を有するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記ブレード部材は、前記支持部材の両面に配設されているような構成とした。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、支持部材の端側部を被覆するようにブレード部材が配設されているので、現像ブレードには現像剤が滞留するような部位がなく、現像ブレードによって現像ローラから掻き取られた余分な現像剤は、現像ブレードに滞留することなくホッパー内に効率的に循環回収される。また、支持部材が複数の突出支持部を備える場合には、支持部材の端側部を被覆するように配設されているブレード部材を確実に支持して変形を防止することができ、現像ブレードとしての機能が更に安定する。また、上記の突出支持部がブレード部材の先端部から突出するものであっても、突出する長さ、突出する幅が所定の範囲以下であるため、この突出支持部とブレード部材との段差部分への現像剤の滞留が防止される。さらに、ブレード部材が現像剤循環用切欠き部を備える場合には、現像ブレードの反対面(現像ローラに当接されている面と反対側の面)へ現像剤が送られてホッパー内に更に効率的に循環回収される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の現像ブレードの一実施形態を示す平面図であり、図2は図1に示される現像ブレードの断面図であり、(A)はI−I線矢視拡大断面図、(B)はII−II線矢視拡大断面図である。図1および図2に示されるように、現像ブレード11は、支持部材12と、この支持部材12の片面に、長手方向(図1に矢印aで示される方向)の1つの端側部12Aに沿って形成されたブレード部材15とを備えている。そして、ブレード部材15は、支持部材12の端側部12Aをその両端部を除いて被覆している。
現像ブレード11を構成する支持部材12は、その材質に制限はなく、例えば、SUS301、SUS304等のステンレス鋼、C5210等のバネ用リン青銅等からなる金属基板、セラミックス基板、PC(ポリカーボネート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂基板等を挙げることができる。また、支持部材12の厚みは、例えば、ステンレスであれば0.1mm程度が好ましい。
【0008】
また、支持部材12は、端側部12Aに対向する端側部12Bに沿って複数の穴部13を備えている。この穴部13は取り付け用、位置決め用等、任意に設定することができ、図示例に限定されるものではない。
現像ブレード11を構成するブレード部材15は、その材質に制限はなく、例えば、シリコーンゴム、ニトリルゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム、水素化ニトリルゴム等を挙げることができる。図示例のブレード部材15は、現像ローラとの接触領域が曲面をなし、先端部15Aから後端部15B方向へ向って厚みは緩やかに減少するような形状となっている。また、ブレード部材15が支持部材12から突出する長さS(図2(A)参照)は、例えば、0〜1.5mmの範囲、好ましくは0〜1mmの範囲で設定することがきる。ブレード部材15が支持部材12から突出する長さSが1.5mmを超えると、ブレード部材15の先端部15Aが変形し易くなり、現像ブレードの機能に支障を来たす場合があるので好ましくない。
【0009】
尚、図示例では、ブレード部材15の後端部15Bの両端に、スカート部16A,16Bが配設されている。このスカート部16A,16Bの一方は、後述する射出成形による製造において、ゲートが位置する部位であり、他方は、金型のキャビティ内を流れた成形材料の余分なものが溜まる部位である。
このような現像ブレード11では、支持部材12の端側部12Aを被覆するようにブレード部材15が配設されているので、現像ブレード11には現像剤が滞留するような部位がなく、現像ブレード11によって現像ローラから掻き取られた余分な現像剤は、現像ブレードの滞留することなくホッパー内に効率的に循環回収される。
【0010】
図3は、本発明の現像ブレードの他の実施形態を示す平面図であり、図4は図3に示される現像ブレードの断面図であり、(A)はI−I線矢視拡大断面図、(B)はII−II線矢視拡大断面図である。図3および図4に示されるように、現像ブレード21は、支持部材22と、この支持部材22の片面に、長手方向(図3に矢印aで示される方向)の1つの端側部22Aに沿って形成されたブレード部材25とを備えている。このブレード部材25は、支持部材22の端側部22Aをその両端部を除いて被覆している。
【0011】
現像ブレード21を構成する支持部材22は、その端側部22Aの両端部に、突出支持部24を備えており、この突出支持部24はブレード部材25の両側の端部に位置している。このような突出支持部24は、ブレード部材25を支持して変形を防止するための部材であり、図示例では、突出支持部24の先端が、ブレード部材25の先端部25Aから突出している。突出支持部24がブレード部材25の先端部25Aから突出する長さT(図4(A)参照)は1mm以下であり、先端部25Aから突出する幅W1(図3参照)は10mm以下であることが好ましい。突出支持部24の先端が突出する長さTと幅W1が上記の範囲を超えると、この突出支持部24とブレード部材25との段差部分に現像剤が滞留し易くなり好ましくない。
【0012】
このような支持部材22は、上記の突出支持部24を備えることを除いて上述の現像ブレード11の支持部材12と同様とすることができる。
また、現像ブレード21を構成するブレード部材25は、支持部材22から突出する長さS(図4(B)参照)を含めて、上述の現像ブレード11のブレード部材15と同様とすることができる。
尚、現像ブレード21においても、ブレード部材25の後端部25Bの両端に、スカート部26A,26Bが配設されている。
【0013】
図5は、本発明の現像ブレードの他の実施形態を示す平面図であり、図6は図5に示される現像ブレードの断面図であり、(A)はI−I線矢視拡大断面図、(B)はII−II線矢視拡大断面図、(C)はIII−III線矢視拡大断面図である。図5および図6に示される現像ブレード31は、支持部材32と、この支持部材32の片面に、長手方向(図5に矢印aで示される方向)の1つの端側部32Aに沿って形成されたブレード部材35とを備えている。このブレード部材35は、支持部材32の端側部32Aをその両端部を除いて被覆している。
【0014】
この現像ブレード31を構成する支持部材32は、その端側部32Aの両端部に、突出支持部34aを備え、この突出支持部34aはブレード部材35の両側の端部に位置しており、また、ブレード部材35を約3分割するような位置に2個の突出支持部材34bを備えている。これらの突出支持部34aと突出支持部材34bは、ブレード部材35を支持して変形を防止するための部材であり、図示例では、その先端が、ブレード部材35の先端部35Aから突出している。このような突出支持部34aがブレード部材35の先端部35Aから突出する長さT(図6(A)参照)は1mm以下であり、先端部35Aから突出する幅W1(図5参照)は10mm以下であることが好ましい。また、突出支持部34bがブレード部材35の先端部35Aから突出する長さT(図6(C)参照)は1mm以下であり、先端部35Aから突出する幅W2(図5参照)は50mm以下であることが好ましい。突出支持部34a、34bの先端が突出する長さTと幅W1、W2が上記の範囲を超えると、これらの突出支持部とブレード部材35との段差部分に現像剤が滞留し易くなり好ましくない。
【0015】
尚、本発明では、ブレード部材35を分割するように配設される突出支持部材34bの数には制限はなく、1個であってもよく、また、3個以上、例えば、図7に示されるように5個の突出支持部材34bを備えるものであってもよい。但し、突出支持部材34bが先端部35Aから突出する幅W2(図7参照)の総計は100mm以下であることが好ましい。
このような支持部材32は、上記の突出支持部34a、34bを備えることを除いて上述の現像ブレード11の支持部材12と同様とすることができる。
また、現像ブレード31を構成するブレード部材35は、支持部材32から突出する長さS(図6(B)参照)を含めて、上述の現像ブレード11のブレード部材15と同様とすることができる。
尚、現像ブレード31においても、ブレード部材35の後端部35Bの両端に、スカート部36A,36Bが配設されている。
【0016】
上述の現像ブレード21、31のように、支持部材が複数の突出支持部を備える場合には、支持部材の端側部を被覆するように配設されているブレード部材を確実に支持して変形を防止することができ、現像ブレードとしての機能が更に安定する。また、上記の突出支持部がブレード部材の先端部から突出するものであっても、この突出支持部とブレード部材との段差部分への現像剤の滞留が防止される。
【0017】
図8は、本発明の現像ブレードの他の実施形態を示す平面図であり、図9は図8に示される現像ブレードの断面図であり、(A)はI−I線矢視拡大断面図、(B)はII−II線矢視拡大断面図である。図8および図9に示されるように、現像ブレード41は、支持部材42と、この支持部材42の片面に、長手方向(図8に矢印aで示される方向)の1つの端側部42Aに沿って形成されたブレード部材45とを備えている。このブレード部材45は、支持部材42の端側部42Aをその両端部を除いて被覆しており、また、ブレード部材45の両側の端部45a,45aの近傍に現像剤循環用切欠き部47を有している。このブレード部材45が有する現像剤循環用切欠き部47は、現像ブレード41と現像ローラとの間に存在する余分な現像剤を、現像ブレード41の反対面(支持部材42を介して現像ローラと反対側の面)へ送り、ホッパー内に効率的に循環回収するためのものである。このような現像剤循環用切欠き部47の大きさ、形状は適宜設定することができ、例えば、長方形状の切欠き部の場合、幅W′を1〜3mm、奥行きDを0.5〜1.5mmの範囲で設定することができる。また、ブレード部材45が支持部材42から突出する長さS(図9(B)参照)は、上述の実施形態と同様に、0〜1.5mm、好ましくは0〜1mmの範囲で設定することができる。
【0018】
尚、現像剤循環用切欠き部47に対応するように、支持部材42にも現像剤循環用切欠き部を設け、現像剤循環用切欠き部47が支持部材42まで入り込んでいるものとしてもよい。この場合、現像剤循環用切欠き部47の奥行きDは、例えば、0.5〜3mmの範囲で設定することができる。
現像ブレード41を構成する支持部材42、ブレード部材45は、上記の現像剤循環用切欠き部47を備えることを除いて上述の現像ブレード11の支持部材12、ブレード部材15と同様とすることができる。
尚、現像ブレード41においても、ブレード部材45の後端部45Bの両端に、スカート部46A,46Bが配設されている。
【0019】
このような現像ブレード41では、ブレード部材が現像剤循環用切欠き部を備えているので、現像ブレードの反対面(現像ローラに当接されている面と反対側の面)へ現像剤が送られてホッパー内に更に効率的に循環回収される。
上述の実施形態は例示であり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
例えば、ブレード部材15,25,35,45の断面形状は、上述の実施形態のものに限定されない。
【0020】
また、本発明の現像ブレードは、支持部材の両面にブレード部材を備えるものであってもよい。図10は、このような形態を示す図2相当の断面図である。図10に示される現像ブレード11′では、支持部材12の両面に、長手方向の1つの端側部12Aに沿って形成されたブレード部材15を備えている。この場合も、ブレード部材15は支持部材12の端側部12Aをその両端部を除いて被覆している。また、このように両面にブレード部材を設ける現像ブレードにおいても、上述のような突出支持部材を備えてもよく、また、上述のような現像剤循環用切欠き部を備えるものであってよい。
本発明の現像ブレードは、射出成形、トランスファ成形のいずれであっても製造することができる。
【0021】
ここで、上述の現像ブレード11を例として、射出成形による製造例を説明する。
図11および図12は、射出成形により本発明の現像ブレードを製造する場合に使用する金型の一例を説明するための図であり、図11は上述の現像ブレード11の図2(A)に示される部位に相当する断面図であり、図12は上述の現像ブレード11の図2(B)に示される部位に相当する断面図である。
【0022】
図11および図12において、使用する金型51は、上金型52と、平らな型面を有する下金型53とからなる。上金型52は、ブレード部材15を形成するためのキャビティ55が設けられた型面とキャビティ55に連通するゲート57とを備えている。ゲート57は、上述の現像ブレード11のスカート部16Aに該当する部位に配設されている。そして、支持部材12を挟持するように上金型42と下金型43とを型合わせして型締めする。その後、ゲート57から成形材料を注入してキャビティ55内を充填することにより、現像ブレード11が製造される。
【産業上の利用可能性】
【0023】
電子写真画像形成装置の現像装置に用いられる現像ブレードに利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の現像ブレードの一実施形態を示す平面図である。
【図2】図1に示される現像ブレードの断面図であり、(A)はI−I線矢視拡大断面図、(B)はII−II線矢視拡大断面図である。
【図3】本発明の現像ブレードの他の実施形態を示す平面図である。
【図4】図3に示される現像ブレードの断面図であり、(A)はI−I線矢視拡大断面図、(B)はII−II線矢視拡大断面図である。
【図5】本発明の現像ブレードの他の実施形態を示す平面図である。
【図6】図5に示される現像ブレードの断面図であり、(A)はI−I線矢視拡大断面図、(B)はII−II線矢視拡大断面図、(C)はIII−III線矢視拡大断面図である。
【図7】本発明の現像ブレードの他の実施形態を示す平面図である。
【図8】本発明の現像ブレードの他の実施形態を示す平面図である。
【図9】図8に示される現像ブレードの断面図であり、(A)はI−I線矢視拡大断面図、(B)はII−II線矢視拡大断面図である。
【図10】本発明の現像ブレードの他の実施形態を示す図2相当の断面図である。
【図11】本発明の現像ブレードの製造に使用する金型を説明するための図である。
【図12】本発明の現像ブレードの製造に使用する金型を説明するための図である。
【図13】従来の現像装置の構造の一例を示す図である。
【図14】従来の現像ブレードの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0025】
11,21,31,41,11′…現像ブレード
12,21,32,42…支持部材
12A,22A,32A,42A…端側部
15,25,35,45…ブレード部材
24,34a,34b…突出支持部
47…現像剤循環用切欠き部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持部材と、該支持部材の1つの端側部に沿い、かつ、該端側部をその両端部を除いて被覆するように配設されたブレード部材とを備えることを特徴とする現像ブレード。
【請求項2】
前記支持部材は、前記端側部に複数の突出支持部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の現像ブレード。
【請求項3】
前記突出支持部は、前記ブレード部材の先端部から突出しており、前記ブレード部材の先端部から突出する前記突出支持部の突出長さが1mm以下であり、前記突出支持部のうち、前記ブレード部材の両側の端部に位置する突出支持部は、前記ブレード部材の先端部から突出する幅が10mm以下であり、前記突出支持部のうち、前記ブレード部材の両側の端部に位置する突出支持部を除く突出支持部は、前記ブレード部材の先端部から突出する幅の総計が100mm以下であることを特徴とする請求項2に記載の現像ブレード。
【請求項4】
前記ブレード部材は、両側の端部の近傍に現像剤循環用切欠き部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の現像ブレード。
【請求項5】
前記ブレード部材は、前記支持部材の両面に配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の現像ブレード。
【請求項1】
支持部材と、該支持部材の1つの端側部に沿い、かつ、該端側部をその両端部を除いて被覆するように配設されたブレード部材とを備えることを特徴とする現像ブレード。
【請求項2】
前記支持部材は、前記端側部に複数の突出支持部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の現像ブレード。
【請求項3】
前記突出支持部は、前記ブレード部材の先端部から突出しており、前記ブレード部材の先端部から突出する前記突出支持部の突出長さが1mm以下であり、前記突出支持部のうち、前記ブレード部材の両側の端部に位置する突出支持部は、前記ブレード部材の先端部から突出する幅が10mm以下であり、前記突出支持部のうち、前記ブレード部材の両側の端部に位置する突出支持部を除く突出支持部は、前記ブレード部材の先端部から突出する幅の総計が100mm以下であることを特徴とする請求項2に記載の現像ブレード。
【請求項4】
前記ブレード部材は、両側の端部の近傍に現像剤循環用切欠き部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の現像ブレード。
【請求項5】
前記ブレード部材は、前記支持部材の両面に配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の現像ブレード。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2008−233495(P2008−233495A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−72485(P2007−72485)
【出願日】平成19年3月20日(2007.3.20)
【出願人】(000005175)藤倉ゴム工業株式会社 (120)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年3月20日(2007.3.20)
【出願人】(000005175)藤倉ゴム工業株式会社 (120)
【Fターム(参考)】
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