説明

現像装置及び画像形成装置

【課題】規制部材の近傍に滞留する現像剤を適切に除去することのできる、簡単かつ安価な構成とする。
【解決手段】画像形成時、装置本体内に配置した現像剤担持体13を回転させることにより、装置本体内のトナーとキャリアとからなる2成分現像剤を像担持体7へと供給し、規制部材16によって現像剤担持体13の表面に形成される現像剤の厚さを規制する。現像剤担持体13の外周面に沿って往復移動可能に配置される現像剤剥離部材18と、現像剤剥離部材18を移動させる駆動手段21と、非画像形成時、駆動手段21を駆動制御することにより、現像剤剥離部材18を、現像剤担持体による現像剤の供給経路のうち、少なくとも供給開始位置から規制部材16に至る範囲で往復移動させる駆動制御手段6とを備えた構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、現像装置及び画像形成装置、特に、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいは、これらの複合機に採用可能な現像装置及び画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、現像装置として、現像剤担持体と対向して現像剤循環移送部材を配置し、現像剤循環移送部材と現像剤担持体の間に、層規制部材をその先端が下流側から突出するように設けることにより、層規制部材の上流側に位置する現像剤の滞留を解消するようにしたものが公知である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、他の現像装置として、現像剤収容部内で現像剤担持体の表面に非接触で対向し、現像剤担持体に担持搬送される現像剤の上層部を剥離する剥離部材を備えたものが公知である(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平11−7194号公報
【特許文献2】特開2001−166580号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記いずれの現像装置でも、現像剤担持体の表面から現像剤を剥離可能な範囲は制限されており、十分に除去することは不可能である。
【0005】
そこで、本発明は、現像剤担持体の表面に残留する現像剤を適切に除去することのできる、簡単かつ安価な構成を備えた現像装置及び画像形成装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
画像形成時、前記装置本体内のトナーとキャリアとからなる2成分現像剤を、装置本体内に配置した現像剤担持体を回転させることにより像担持体へと供給する際、前記現像剤担持体の表面に形成される現像剤の厚さを、規制部材によって規制する現像装置であって、
前記現像剤担持体の外周面に沿って往復移動可能に配置される現像剤剥離部材と、
前記現像剤剥離部材を移動させる駆動手段と、
非画像形成時、前記駆動手段を駆動制御することにより、前記現像剤剥離部材を、前記現像剤担持体による現像剤の供給経路のうち、少なくとも供給開始位置から規制部材に至る範囲で往復移動させる駆動制御手段と、
を備えたものである。
【0007】
この構成により、現像剤担持体の外周面に沿って現像剤剥離部材を移動させるだけの簡単かつ安価な構成により、現像剤担持体の表面に残留する現像剤を確実に除去することが可能となる。
【0008】
前記現像剤剥離部材は、前記現像剤担持体の外周面に摺接させるのが好ましい。
【0009】
この構成により、より一層確実に現像剤担持体の表面に残留する現像剤を除去することが可能となる。
【0010】
前記現像剤担持体は、円筒状のスリーブと、該スリーブの内周面に沿って配設される複数の磁石とを備え、該磁石は、前記スリーブ側の表面が、隣接する1箇所でのみ同磁極で配置されて剥離部を構成し、他の隣接箇所では異磁極で配置され、
前記駆動制御手段は、画像形成時、前記駆動手段を駆動制御することにより、前記現像剤剥離部材を、前記剥離部に位置させるのが好ましい。
【0011】
この構成により、画像形成時、現像剤剥離部材により、現像剤担持体による現像剤の搬送を妨げることなく、現像剤担持体の剥離部での現像剤の剥離を補助することが可能となる。
【0012】
前記現像剤剥離部材は、前記現像剤担持体の両端に回転可能にそれぞれ配置された回転体と、両回転体に一体化された棒状の剥離体とを備え、
前記駆動手段は、前記回転体を介して動力を伝達することにより、現像剤担持体の外周面に沿って剥離体を往復移動させるようにすればよい。
【0013】
この構成により、簡単かつ安価な構成により現像剤剥離部材を作動させることが可能となる。
【0014】
前記現像剤剥離部材は、少なくとも前記現像剤担持体の対向部分が弾性材料で構成すればよい。
【0015】
前記現像剤剥離部材は、少なくとも前記現像剤担持体の対向部分が磁性材料で構成してもよい。
【0016】
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、
画像形成装置を、前記いずれかの現像装置を備えた構成としたものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、現像剤担持体の外周面に沿って現像剤剥離部材を移動させるだけであるので、簡単かつ安価に製作することができる。しかも、現像剤剥離部材により、現像剤担持体の外周面に残留する現像剤を確実に除去することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本実施形態に係る、電子写真技術を応用したタンデム式のカラー画像形成装置を示す。この画像形成装置は、大略、画像形成ユニット1、転写ユニット2、露光ユニット3、清掃ユニット4、給紙ユニット5、及び、これらを駆動制御する制御装置6(図2参照)を備える。
【0019】
画像形成ユニット1は、像担持体である感光体ドラム7の周囲に、現像装置8、帯電装置9、感光体ドラムユニット10を備える。また、画像形成ユニット1は、転写ユニット2の中間転写ベルト11に沿って4箇所に配置され、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成を行なうことにより、中間転写ベルト11の表面にカラー画像を形成する。なお、各画像形成ユニット1には、それぞれ対応するカートリッジから随時トナーが供給される。
【0020】
感光体ドラム7は、その表面を帯電装置9により帯電電位を印加されて均一に帯電され、露光ユニット3から照射されるレーザ光で露光されることにより、静電潜像を形成される。この静電潜像は、現像装置8から負に帯電したトナーが供給され、顕像化されてトナー像となる。このトナー像は、一次転写ローラ23によって中間転写ベルト11の裏面側に印加される正の電圧(正の転写電位)により、中間転写ベルト11の表面に転写される。 現像装置8は、ハウジング12内には、現像剤担持体である現像ローラ13、供給スクリュー14、及び、攪拌スクリュー15がそれぞれ収容されている。また、ハウジング12には、現像ローラ13の外周面に対向する規制部材16が取り付けられている。
【0021】
現像ローラ13は、図5に示すように、円筒状のスリーブ17内に複数の永久磁石を収容したものである(ここでは、5つの永久磁石S2,N2,S1,N1,S3を、この順で時計回り方向に配置している。)。スリーブ17は、図示しないスリーブ駆動手段によって周方向に正逆回転するように構成されている。また、スリーブ17の外周側には、外周面に沿って旋回移動する現像剤剥離部材18が配置されている。
【0022】
永久磁石S2,N2,S1,N1,S3は、スリーブ17の内周面に沿って、隣接する1箇所で、スリーブ17の内周面側が同極性となり、他の隣接箇所では異極性となるように配置されている。永久磁石S2は、キャッチ極であり、供給スクリュー14によって供給される現像剤Dを保持する。永久磁石N2は、規制極であり、現像ローラ13上で搬送するトナー量を安定させるため、平滑で特異な形状の磁界を発生させる。永久磁石S1は、搬送極であり、規制部材16によって規制された現像剤Dを次の永久磁石N1へと搬送する。永久磁石N1は、現像に寄与する主極であり、最も磁束密度が大きいものが使用されている。永久磁石S3は、封止極であり、トナーの飛散を防止する。同極性である永久磁石S2及びS3が隣接して配置され、両者の間は剥離部を構成している。剥離部は、トナー消費した現像剤Dを剥離させる役割を果たしている。
【0023】
これら永久磁石S2,N2,S1,N1,S3により、それぞれ磁界が形成され、スリーブ17の表面に現像剤Dのキャリアを数珠繋ぎに連接した多数のキャリアチェーンを形成する。キャリアチェーンは、現像ローラ13の回転によりトナーを担持して搬送し、ハウジング12の開口部12aから搬出する。
【0024】
現像剤剥離部材18は、図4に示すように、現像ローラ13の両端部に回転可能に設けた円盤状の回転体19と、両回転体19の間に架け渡されて一体化された棒状の剥離体20とで構成されている。
【0025】
回転体19は、ステンレス鋼等の金属製の非磁性材料からなり、現像ローラ13の回転軸13aの周囲に回転可能に配置されている。回転体19の中心には、前記回転軸の周囲に延びる円筒部19aが形成されている。円筒部の外周には従動ギア19bが一体化されている。この従動ギア19bには、モータ21の回転軸21aに設けた駆動ギア21bが噛合している。これにより、モータ21を正逆回転駆動すると、ギア19b、21bを介して回転体19が正逆回転し、剥離体20が現像ローラ13のスリーブ17の外周面に沿って周方向に往復移動する。ここでは、剥離体20の往復移動範囲を、現像ローラ13の剥離部から感光体ドラム7へと至るまでの現像剤供給経路、すなわち要剥離領域としている。但し、現像剤剥離部材18は、供給スクリュー14から現像剤Dを供給する現像剤供給位置から、現像剤供給位置から規制部材16を僅かに超えた位置あるいは規制部材16の手前位置の間で往復移動させるだけでも十分な効果が期待できる。
【0026】
剥離体20は、金属製磁性材料からなり、現像ローラ13の一端から他端までの全長範囲で、現像ローラ13の外周面に対向又は接触している。
【0027】
但し、剥離体20は、磁性材料に限らず、非磁性材料で構成するようにしてもよい。また、弾性材料で構成することもできる。弾性材料で構成する場合、剥離体20の全体でなく、一部を弾性材料で構成することも可能であり、現像ローラ13側のみを弾性材料で構成しても構わない。例えば、剛性の大きな金属製の棒材の外周面、あるいは、現像ローラ側の対向面に樹脂をコーティングしたり、外周に樹脂製の筒状体を外装したりすることもできる。
【0028】
また、剥離体20の断面形状は、ここでは円形断面としたが、三角形、四角形等の多角形で構成するようにしても構わない。また、形成された1つの面を現像ローラ13の外周面に沿った湾曲面で構成してもよく、この湾曲面は現像ローラ13の外周面に面接触させるようにしてもよい。さらに、少なくとも形成された面を弾性材料で構成することにより、弾性変形させて現像ローラ13に面接触させることも可能である。現像ローラ13に対して剥離体20に形成された面を対向させたり、あるいは、その面を接触させたりすることにより、より一層効果的に残留する現像剤Dを剥離させることができる点で有利である。
【0029】
供給スクリュー14は、図3に示すように、回転軸の周囲に螺旋状の羽根を備えた構成で、回転駆動することにより、現像剤Dを一端側から他端側へと移送しながら現像ローラ13へと供給する。
【0030】
攪拌スクリュー15は、図3に示すように、供給スクリュー14と同様に、回転軸の周囲に螺旋状の羽根を備えた構成で、回転駆動することにより、一端側から他端側へと現像剤Dを移送しながら撹拌する。
【0031】
供給スクリュー14と攪拌スクリュー15の間は、仕切板12bによって仕切られている。仕切板12bは、両端部が連通し、現像剤Dが循環するように構成されている。
【0032】
規制部材16は、ハウジング12に取り付けられる板状体で、現像ローラ13の一端から他端の全長に亘って、その外周面に対向して配置されている。規制部材16と現像ローラ13の間隙は、供給スクリュー14から現像ローラ13に供給された現像剤Dを規制し、一定の厚みとする。
【0033】
現像ローラ13と規制部材16には、後述するように、非画像形成時、現像ローラ13の方が大きくなるように、現像バイアス(バイアス電圧)が印加される。これにより、規制部材16に付着したトナーが現像ローラ13側へと除去される。
【0034】
帯電装置9は、感光体ドラム7の表面に所定の表面電位を形成する。この表面電位は、露光ユニット3によって露光されることにより静電潜像となる。
【0035】
感光体ドラムユニット10は、感光体ドラム7の表面に、転写後に残留するトナーをクリーニングするためのクリーナーを備える。
【0036】
転写ユニット2は、一対のローラ22に中間転写ベルト11を架け渡し、図示しない駆動手段により中間転写ベルト11を矢印方向に循環移動させるようにしたもので、一次転写部、及び、二次転写部を備える。一次転写部は、前記各画像形成ユニット1の感光体ドラム7に中間転写ベルト11を挟持した状態で対向する一次転写ローラ23を備える。一次転写ローラ23は、中間転写ベルト11の裏面に正の電圧を印加する。二次転写部は、一方のローラに対向する二次転写ローラ24を備える。二次転写ローラ24は、中間転写ベルト11の裏面に正の電圧を印加する。中間転写ベルト11に転写されたトナー像は記録媒体25(例えば、紙)に転写される。
【0037】
露光ユニット3は、前記感光体ドラム7に対してレーザ光を照射し、画像データに対応する静電潜像を形成する。
【0038】
清掃ユニット4は、中間転写ベルト11に接離可能で、接近することにより中間転写ベルト11の表面に残留するトナーを回収することができるようになっている。
【0039】
給紙ユニット5は、カセット16に収容した記録媒体25を、順次、複数の搬送ローラ26を介して二次転写部へと搬送し、トナー像を転写させ、定着ユニット27で転写させたトナー像を定着させた後、排出トレイ20へと搬出する。
【0040】
制御装置6は、図2に示すように、画像形成時と非画像形成時とで、後述するように、各構成部材を駆動制御する。
【0041】
次に、前記構成からなる画像形成装置の動作について、図6のフローチャートに従って説明する。
【0042】
画像形成時(ステップS1:YES)、攪拌スクリュー15、供給スクリュー14、現像ローラ13、及び、感光体ドラム7を、図3に示す矢印方向に回転させる(ステップS2、S3、S4)。これにより、現像剤Dは、順次、現像ローラ13の外周面へと供給され、規制部材16によって現像ローラ13の外周面に形成される厚さが所定寸法に規制される。このとき、現像剤剥離部材18を、剥離部に位置させておく(ステップS5)。
【0043】
現像剤Dは、現像ローラ13(スリーブ17)の回転に従って移動し、感光体ドラム7に対向する。感光体ドラム7では、帯電装置9で帯電され、露光ユニット3で静電潜像を形成されるので、現像ローラ13に現像バイアスを印加することにより、キャリアによって担持されたトナーが飛翔し、潜像を可視化する。感光体ドラム7上のトナーは、一次転写ローラ23により中間転写ベルト11とへ転写され、二次転写ローラ24により記録媒体25へと転写される。トナーを転写された記録媒体25は、定着ユニット27で定着された後、トレイに排出される。
【0044】
現像ローラ13には、感光体ドラム7にトナーを転写させた後の現像剤Dが残留する。残留した現像剤Dは、現像ローラ13(スリーブ17)の回転により剥離部へと至る。剥離部には、前述の通り、現像剤剥離部材18が位置決めされている。したがって、移動してきた現像剤Dは、剥離部での剥離作用だけでなく、そこに位置決めされた現像剤剥離部材18によっても、現像ローラ13から剥離される。したがって、現像ローラ13には、攪拌スクリュー15及び供給スクリュー14によって十分に攪拌された現像剤Dが新たに供給されることになり、トナーの帯電状態を良好なものとすることが可能となる。
【0045】
非画像形成時(ステップS1:NO)、すなわち、画像形成装置の電源を投入した直後や、スリープ状態から復帰した直後、あるいは、印刷枚数が所定値に到達すれば、攪拌スクリュー15、供給スクリュー14、及び、感光体ドラム7を停止に維持あるいは停止する。そして、現像剤剥離部材18を前述の要剥離領域で往復移動させる(ステップS6)。これにより、現像ローラ13の外周面に残留する現像剤Dは強制的に除去されるので、次回画像形成時、現像ローラ13の表面には、攪拌スクリュー15や供給スクリュー14によって攪拌された新たな現像剤Dを供給することができる。特に、現像剤剥離部材18の剥離体を、規制部材16を超える位置まで移動させることにより、規制部材16(規制面:現像ローラ13に対向する面)に付着したトナーをも効果的に除去することができる。これにより、次回の画像形成を良好な状態で行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置の概略図である。
【図2】図1のブロック図である。
【図3】図1の現像装置を示す概略拡大断面図である。
【図4】図3の現像ローラ及び現像剤剥離部材の斜視図である。
【図5】図3の現像ローラ、現像剤剥離部材、及び、規制部材の位置関係を示す概略断面図である。
【図6】図2の制御装置に於ける制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0047】
1…画像形成ユニット
2…転写ユニット
3…露光ユニット
4…清掃ユニット
5…給紙ユニット
6…制御装置(駆動制御手段)
7…感光体ドラム(像担持体)
8…現像装置
9…帯電装置
10…感光体ドラムユニット
11…中間転写ベルト
12…ハウジング
12a…開口部
12b…仕切板
13…現像ローラ(現像剤担持体)
13a…回転軸
14…供給スクリュー
15…攪拌スクリュー
16…規制部材
17…スリーブ
18…現像剤剥離部材
19…回転体
19a…円筒部
19b…従動ギア
20…剥離体
21…モータ(駆動手段)
21a…回転軸
21b…駆動ギア
22…ローラ
23…一次転写ローラ
24…二次転写ローラ
25…記録媒体
26…搬送ローラ
27…定着ユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成時、前記装置本体内のトナーとキャリアとからなる2成分現像剤を、装置本体内に配置した現像剤担持体を回転させることにより像担持体へと供給する際、前記現像剤担持体の表面に形成される現像剤の厚さを、規制部材によって規制する現像装置であって、
前記現像剤担持体の外周面に沿って往復移動可能に配置される現像剤剥離部材と、
前記現像剤剥離部材を移動させる駆動手段と、
非画像形成時、前記駆動手段を駆動制御することにより、前記現像剤剥離部材を、前記現像剤担持体による現像剤の供給経路のうち、少なくとも供給開始位置から規制部材に至る範囲で往復移動させる駆動制御手段と、
を備えたことを特徴とする現像装置。
【請求項2】
前記現像剤剥離部材は、前記現像剤担持体の外周面に摺接させたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記現像剤担持体は、円筒状のスリーブと、該スリーブの内周面に沿って配設される複数の磁石とを備え、該磁石は、前記スリーブ側の表面が、隣接する1箇所でのみ同磁極で配置されて剥離部を構成し、他の隣接箇所では異磁極で配置され、
前記駆動制御手段は、画像形成時、前記駆動手段を駆動制御することにより、前記現像剤剥離部材を、前記剥離部に位置させることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
【請求項4】
前記現像剤剥離部材は、前記現像剤担持体の両端に回転可能にそれぞれ配置された回転体と、両回転体に一体化された棒状の剥離体とを備え、
前記駆動手段は、前記回転体を介して動力を伝達することにより、現像剤担持体の外周面に沿って剥離体を往復移動させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の現像装置。
【請求項5】
前記現像剤剥離部材は、少なくとも前記現像剤担持体の対向部分が弾性材料で構成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の現像装置。
【請求項6】
前記現像剤剥離部材は、少なくとも前記現像剤担持体の対向部分が磁性材料で構成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の現像装置。
【請求項7】
前記請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−115999(P2009−115999A)
【公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−288172(P2007−288172)
【出願日】平成19年11月6日(2007.11.6)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】