説明

生体情報管理システム、およびそのプログラム

【課題】生体情報測定機器での測定時に個人情報を入力する手間が必要なく、さらに生体情報測定機器から個人情報を読み出される心配がない生体情報管理システムを提供する。
【解決手段】被管理者を識別するための識別情報を保持する携帯記憶手段を備えた携帯機器から、識別情報を非接触で読み取ることができる測定機受信手段201と、前記識別情報をもとに生体情報を測定する測定手段203と、前記測定手段203で測定したデータを無線によって送信を行う無線送信手段205とを備えた生体情報測定機器とで構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体情報管理に用いるための生体情報データを測定して記憶するための生体情報管理システム、およびそのプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
生体情報測定機器を利用するときに被管理者を識別するために、被管理者と使用する生体情報測定機器を識別するための情報を保持する測定機記憶手段と、測定機記憶手段に保持される情報を送信する測定機送信手段とを備えた生体情報測定機器と、測定機記憶手段に保持される情報を読み取ることができる読み取り手段と、測定機記憶手段からの情報を蓄積する端末記憶手段とを備える端末装置とで構成して、生体情報測定機器を端末装置に近づけると、測定した生体情報データを端末装置に転送することが考えられている(たとえば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2000−41957号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら上記の生体情報管理システムの構成では、生体情報測定機器での測定時に個人情報を入力する必要があり、さらに生体情報測定機器から個人情報や生体情報を他人に読み出される心配がある。
【0004】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、生体情報測定機器での測定時に個人情報を入力する手間が必要なく、さらに生体情報測定機器から個人情報を読み出される心配がない生体情報管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明の生体情報管理システムは、被管理者を識別するための識別情報を保持する携帯記憶手段を備えた携帯機器と、前記携帯記憶手段に保持される識別情報を非接触で読み取ることができる測定機受信手段と、前記識別情報をもとに生体情報を測定する測定手段と、前記測定手段で測定した生体情報データを無線によって送信を行う無線送信手段とを備えた生体情報測定機器、とで構成するものである。これによって、使用者が携帯機器を常に携帯して生体情報測定機器に接続して生体情報データを測定し、測定データを無線で送信することができる。
【発明の効果】
【0006】
本発明の携帯機器と生体情報測定機器とを用いた生体情報管理システムは、使用者が携帯機器を常に携帯して生体情報測定機器に接続して生体情報データを測定し、記憶するので、生体情報測定機器での測定時に個人情報を入力する手間が必要なく、さらに生体情報測定機器から個人情報や生体情報データを読み出される心配がない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の第1にかかる生体情報管理システムは、被管理者を識別するための識別情報を保持する携帯記憶手段を備えた携帯機器と、前記携帯記憶手段に保持される識別情報を非接触で読み取ることができる測定機受信手段と、前記識別情報をもとに生体情報を測定する測定手段と、前記測定手段で測定した生体情報データを無線によって送信を行う無線送信手段とを備えた生体情報測定機器、とで構成することにより、使用者が携帯機器を常に携帯して生体情報測定機器に接続して生体情報データを測定し、記憶するので、生体情報測定機器での測定時に個人情報を入力する手間が必要なく、さらに生体情報測定機器で個
人情報を表示する手段も読み出す手段も設けないため生体情報測定機器から個人情報や生体情報データを読み出される心配がない。
【0008】
本発明の第2にかかる生体情報管理システムは、特に、第1の構成に加えて、生体情報測定機器より生体情報データを受信する無線受信手段と、前記生体情報データを記憶する管理記憶手段と、前記管理記憶手段に記憶された生体情報データの表示を行う管理表示手段と、携帯機器の携帯記憶手段に保持される識別情報を非接触で読み取ることができる管理受信手段と、前記識別情報をもとに管理記憶手段から被管理者の生体情報データのみを読み出して表示する管理表示手段を備えた情報管理機器とで構成することにより、生体情報測定機器で測定した生体情報データを離れた場所でも表示して確認することができる。
【0009】
本発明の第3にかかる生体情報管理システムは、第1の構成に加えて、生体情報測定機器より生体情報データを受信する無線受信手段と、前記携帯機器の前記携帯記憶手段に保持される識別情報を非接触で読み取ることができる管理受信手段と、前記生体情報データをネットワークを通じて前記識別情報に応じた接続先のサーバ装置へ送信するネットワーク通信手段を備えた情報管理機器と、前記サーバ装置からネットワークを通じて生体情報データを読み出して表示を行う情報表示機器を備えたことにより、サーバ装置に生体情報データを蓄積して表示するので、情報管理機器の記憶容量を少なくし、他人に生体情報データを読み出されにくくできる。
【0010】
本発明の第4記載の発明は、第1から3のいずれか1つの発明の少なくとも一部をコンピュータで実行させるプログラムで、これによって記録媒体や通信回線でのダウンロードによって運用途中でのプログラムの変更や追加を行うことができるので、新たな仕様変更に対応できる。
【0011】
(実施の形態1)
以下、本発明の第一の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0012】
図1は、本発明の第一の実施の形態における生体情報管理システムの全体構成図で、図2、図3、図4はそれぞれ携帯機器1、生体情報測定機器2、情報管理機器3のブロック構成図である。
【0013】
携帯機器1は、使用者が腰のベルトに固定する、首からひも等によってかける、手首に巻く、衣服のポケットに入れる、身体や衣服に張りつけるなどして携帯するため60mm×40mm程度の小型軽量な機器で、図2に示すように、生体情報測定機器2へ識別情報を送信する携帯送信手段101と、識別情報として携帯機器1の使用者を特定する識別子、年齢、性別、身長、体重、運動強度などの個人情報を入力する携帯入力手段102と、入力手段102で入力した各情報を記憶する携帯記憶手段103と、携帯記憶手段103に記憶した各情報を表示する携帯表示手段104とで構成されている。
【0014】
たとえば、携帯電話、歩数計、携帯型オーディオプレーヤー、ICレコーダー、カード電卓、腕時計のような他の機能と一体になったものであればより携帯性が高くなる。
【0015】
携帯機器1の一例を示す図5の外観図において、携帯送信手段101は赤外線による送受信を行うものとしていて外部から見える部分は送受信時の可視光ノイズを減少させるために黒色の半透明パネルを用いている。また、携帯表示手段105は液晶表示によって小電力で文字や画像を表示し、携帯入力手段102aは表示内容の選択を行う操作内容選択ボタン、携帯入力手段102bは選択内容を決定する操作内容決定ボタンでそれぞれ押しボタンで構成している。
【0016】
なお、携帯送信手段101は、赤外線通信でなくても電子タグ(RFIC)を用いた短距離無線通信によって行うこととすれば、携帯機器1の内部に電子タグを内蔵するだけで半透明パネルなどのインターフェースの部材が不要である。
【0017】
生体情報測定機器2は、図3に示すように、携帯機器1より識別情報を受信する測定機受信手段201と、測定機受信手段201より受信した識別情報などを記憶する測定機記憶手段202と、測定機記憶手段202に記憶された識別情報をパラメータとして生体情報を測定する測定手段203と、測定手段203により測定した生体情報データを表示する測定機表示手段204と、測定手段203により測定した生体情報データを無線によって送信する無線送信手段205とで構成された、体重計、体脂肪計、血圧計、血糖計等の生体情報を測定するための機器である。
【0018】
情報管理機器3は、図4に示すように、生体情報データを無線で受信する無線受信手段301と、時間の計時を行う計時手段302と、無線受信手段301で受信した生体情報データを計時手段302によって生成された時間情報とともに記憶する管理記憶手段303と、携帯機器1より識別情報を受信する管理受信手段304と、管理記憶手段303に記憶したデータを管理受信手段304より受信した識別情報をもとに表示する管理表示手段305と、管理表示手段305への表示内容の選択指示を入力する操作手段306とで構成されている。
【0019】
次に、本実施の形態の生体情報管理システムの使用手順および動作について説明する。
【0020】
まず、図6のように生体情報測定機器2の指定位置に携帯機器1を置くまたは近づけることによって接続を行い、生体情報の測定状態(体重計なら測定位置に乗るなど)にして測定を行う。測定機受信手段202によって携帯機器1から識別情報を受信すると、被管理者を識別情報より識別して被管理者に応じた測定および演算を行い、測定結果を測定機表示手段204によって表示される。
【0021】
例えば、生体情報測定機器2の1例である体脂肪体重計で生体情報データとして体重と体脂肪率の測定は、体重測定後に携帯機器1から受信した識別情報である被管理者の性別、年齢、身長をもとにして体内抵抗測定値からの演算を行って体脂肪率を算出する。
【0022】
また、上腕血圧計での血圧の測定では、携帯機器1から受信した識別情報である被管理者の性別、年齢、運動強度をもとにして腕帯の加圧の速度や強度を調整して、被管理者に応じた状態で血圧を測定する。
【0023】
測定が完了すると、測定値は測定機表示手段204によって表示され、さらに無線送信手段205によって無線で送信される。
【0024】
情報管理機器3は、常に無線受信手段301によって生体情報測定機器2からの生体情報データが受信できる状態になっており、無線受信手段301で生体情報測定機器2からの生体情報データを受信すると、受信した生体情報データを計時手段302によって生成された時間情報とともに管理記憶手段303に記憶する。
【0025】
被管理者は、携帯機器1を情報管理機器3の管理受信手段304のある指定位置に置くまたは近づけることによって接続を行い、操作手段306によって表示したい表示内容を選択することで管理記憶手段303に記憶したデータの中から管理受信手段304より受信した識別情報をもとに被管理者の生体情報データを管理表示手段305によって表示する。
【0026】
管理表示手段305による表示は、図7に示すように日毎のグラフによって表示するが、測定を1日に2回以上行った場合は図8のように管理記憶手段303には測定毎のデータが記憶され、操作手段306で、管理記憶手段303に記憶されている中から毎日の最終のデータを表示するか、すべてのデータを表示するか、1日の平均値を表示するかを選択することで、被管理者が見やすく、必要な示を行うことができる。
【0027】
また、1日の設定は、24時に限らず、通常被管理者の起床から就寝の境界とすることで毎日の生活リズムに応じた傾向を確認することができる。たとえば、図8のようなデータにおいて、操作手段306によって1日を午前3時で区切る設定として入力すれば、「2004年11月12日」分のデータとして12日の19時に受信したデータ82までとするのではなく、13日の0時に受信したデータ83までとすることで、「2004年11月12日」分のデータはデータ81からデータ83の3回となり、最終データはデータ83として管理表示手段305に表示することができる。
【0028】
以上のように、携帯機器1を生体情報測定機器2に接続することによって、生体情報測定機器2が測定者の個人情報を得ることができるので、生体情報測定機器2での測定時に個人情報を入力する手間が必要なく、さらに生体情報測定機器2で個人情報を表示する手段も読み出す手段も設けないため生体情報測定機器2から個人情報を読み出される心配もなくなる。
【0029】
また、生体情報測定機器2から無線によって情報管理機器3へ測定データを送信し、携帯機器1を情報管理機器3に接続することによって、情報管理機器3で被管理者の生体情報データを表示することができるので、情報管理機器3での表示時に個人情報を入力する手間が必要なく、他人に生体情報データをみられることもない。
【0030】
なお、本実施の形態では、携帯機器1に携帯入力手段102を備えて個人情報の入力を行って携帯記憶手段103に記憶して、生体情報測定機器2へ送信することとしているが、携帯記憶手段103には携帯機器1の識別番号のみを記憶させておき、生体情報測定機器2の測定機記憶手段202にあらかじめ記憶した個人情報を識別番号によって選択するようにすれば、携帯機器1に入力手段が必要なくなり、カードや筆記具のような形状に電子タグが内蔵されたもので個人識別を行うこともできる。この場合も、生体情報測定機器2での個人情報の入力および読み出し時には携帯機器1による識別番号による認証を行うことによって、他人には生体情報測定機器2から個人情報を読み出せないようにできる。
【0031】
(実施の形態2)
次に、本発明の第二の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0032】
図9は、本発明の第二の実施の形態における生体情報管理システムの全体構成図で、第一の実施の形態と異なるのは、情報管理機器3’がインターネットでの通信を行い、遠隔に設置されたサーバ装置4とのデータのやり取りを行うことである。
【0033】
図10に示すように、情報管理機器3’は、サーバ装置4との通信を行うためにネットワークへのデータ送信を行うネットワーク送信手段とネットワークからのデータ受信を行うネットワーク受信手段を兼ねたネットワーク通信手段307を備えている。
【0034】
次に、本実施の形態の生体情報管理システムの使用手順および動作について説明する。
【0035】
生体情報測定機器2から情報管理機器3’までの生体情報データの転送までは、第一の実施の形態と同様の手順で行う。
【0036】
情報管理機器3’は、生体情報測定機器2より生体情報データを受信すると、生体情報データを管理記憶手段303に記憶するとともに、ネットワークを介したデータの送信および受信を行うネットワーク通信手段307によってインターネットを介してサーバ装置4へ生体情報データを送信する。
【0037】
サーバ装置4は生体情報データを受信すると、ハードディスク等の記憶媒体にデータベースファイルとして記憶する。既に過去に情報管理機器3’より受信した生体情報データがある場合は、同じ識別子を持つデータベースに追記していくことで個人の生体情報記録データベースを作ることができる。このデータベースを用いて、生体情報管理プログラムによって、生体情報トレンドのグラフ表示や健康度評価などを行うことによって被管理者の生体情報管理や生活習慣改善指導のサービスを行う。
【0038】
被管理者は、情報管理機器3’に携帯機器1を接続すると、情報管理機器3’は携帯機器1より個人情報を読み出して、サーバ装置4から読み出した個人情報に相当する被管理者の生体情報データのグラフや健康度評価を読み出し、管理表示手段305によって表示する。
【0039】
サーバ装置4の接続先情報は携帯機器1の携帯記憶部103に予めURLやIPアドレスとして記憶させておくこととすれば、情報管理機器3’が携帯端末1より個人情報と同時に接続先情報を読み出すことで、サーバ装置4の被管理者専用のデータベースとの接続を行うようにできるし、携帯機器1から読み出した個人情報に応じて情報管理機器3’内に記憶したURLやIPアドレスから選択して接続することとしても、同様にサーバ装置4の被管理者専用のデータベースとの接続を行うようにできる。
【0040】
このようにして、携帯機器1を常時携帯しておき、生体情報測定機器2に接続して生体情報測定機器2での生体情報の測定を行え、さらに生体情報データを生体情報測定機器2から情報管理機器3’を介してインターネットによってサーバ装置4へ送信できるので、個人情報は個人が携帯しているので他人に分からず、かつ情報管理機器3’にも生体情報データをすべて蓄積する必要がないため情報管理機器3’の記憶手段の容量を少なく設計することができる。
【0041】
なお、本発明の実施の形態において情報管理機器3’は生体情報測定機器2からの生体情報データをサーバ装置4へ転送し、かつサーバ装置4に蓄積した生体情報データを表示することとしたが、サーバ装置4からネットワークを通じて生体情報データを読み出して表示を行う情報表示機器を別に設置することとすれば、情報管理機器3’には表示手段や操作手段をなくして生体情報測定機器2からの生体情報データをサーバ装置4へ転送するだけのシンプルな構成にすることができ、さらに情報表示機器としてはサーバ装置4から生体情報データを読み出して表示するものなので、パソコンやインターネットブラウザ搭載テレビなどを利用することができる。このような汎用の表示端末を用いる場合は、生体情報や個人情報をSSL(Secure Socket Layer)等のインターネット上で情報を暗号化して送受信するプロトコルを用いたり、パスワード入力等によってサーバ側で個人認証を行うことで他人に読み出せないようにすればよい。
【0042】
また、本実施の形態において、情報管理機器3’はADSLなどの有線によるインターネットによってサーバ端末4と接続するような説明としたが、情報管理機器3’に無線LAN機能を設けて無線LANを介してインターネットと接続したり、携帯電話通信機能を設けて携帯電話網によってインターネットに接続したりする構成とすれば、情報管理機器3’の設置場所に関わらず生体情報データのサーバ装置4への送信を行うことができる。
【0043】
また、本発明は上記各実施の形態を各機器に実現させるプログラムであっても、そのプ
ログラムを記録した記録媒体(ROM内蔵カセットなど)であってもよい。プログラムを用いることでPDA等の汎用の携帯情報端末を用いて容易に実現することができ、そのプログラムを記録した記録媒体を交換して用いることで一つの携帯情報端末をさまざまな生体情報処理機器として用いることが容易にできる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
以上のように、本発明にかかる生体情報管理システム、およびそのプログラムは、生体情報測定機器での測定時に個人情報を入力する手間が必要なく、さらに生体情報測定機器から個人情報や生体情報データを読み出される心配がないので、家庭や公民館、養護施設などの複数の人が使用する体重計、体脂肪計、血圧計を用いた医療支援システムや健康管理システム等の用途にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施の形態1における生体情報管理システムの全体構成図
【図2】本発明の実施の形態1における携帯機器のブロック構成図
【図3】本発明の実施の形態1における生体情報測定機器のブロック構成図
【図4】本発明の実施の形態1における情報管理機器のブロック構成図
【図5】本発明の実施の形態1における携帯機器の外観図
【図6】本発明の実施の形態1における携帯機器と生体情報測定機器の接続図
【図7】本発明の実施の形態1における情報管理機器の生体情報データの表示例を示す図
【図8】本発明の実施の形態1における情報管理機器の生体情報データの記憶内容を示す図
【図9】本発明の実施の形態2における生体情報管理システムの全体構成図
【図10】本発明の実施の形態2における情報管理機器のブロック構成図
【符号の説明】
【0046】
1 携帯機器
2 生体情報測定機器
3、3’ 情報管理機器
4 サーバ装置
101 携帯送信手段
102 携帯入力手段
103 携帯記憶手段
104 携帯表示手段
201 測定機受信手段
202 測定機記憶手段
203 測定手段
204 測定機表示手段
205 無線送信手段
301 無線受信手段
302 計時手段
303 管理記憶手段
304 管理受信手段
305 管理表示手段
306 操作手段
307 ネットワーク通信手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被管理者を識別するための識別情報を保持する携帯記憶手段を備えた携帯機器と、前記携帯記憶手段に保持される識別情報を非接触で読み取ることができる測定機受信手段と、前記識別情報をもとに生体情報を測定する測定手段と、前記測定手段で測定した生体情報データを無線によって送信を行う無線送信手段とを備えた生体情報測定機器、とで構成する生体情報管理システム。
【請求項2】
生体情報測定機器より生体情報データを受信する無線受信手段と、前記生体情報データを記憶する管理記憶手段と、前記管理記憶手段に記憶された生体情報データの表示を行う管理表示手段と、携帯機器の携帯記憶手段に保持される識別情報を非接触で読み取ることができる管理受信手段と、前記識別情報をもとに管理記憶手段から被管理者の生体情報データのみを読み出して表示する管理表示手段を備えた情報管理機器、を加えた請求項1記載の生体情報管理システム。
【請求項3】
生体情報測定機器より生体情報データを受信する無線受信手段と、前記携帯機器の前記携帯記憶手段に保持される識別情報を非接触で読み取ることができる管理受信手段と、前記生体情報データをネットワークを通じて前記識別情報に応じた接続先のサーバ装置へ送信するネットワーク通信手段を備えた情報管理機器と、前記サーバ装置からネットワークを通じて生体情報データを読み出して表示を行う情報表示機器、を加えた請求項1記載の生体情報管理システム。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項記載の生体情報管理システムの少なくとも一部をコンピュータで実行させるプログラム。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図1】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−340952(P2006−340952A)
【公開日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−170638(P2005−170638)
【出願日】平成17年6月10日(2005.6.10)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】