説明

画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム

【課題】本発明の課題は、自動階調補正の処理の時間を短縮することができる画像処理装置を提供することである。
【解決手段】上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、印刷ジョブのビットマップ化において階調補正を行い、該階調補正されたビットマップデータを印刷する印刷手段と、印刷手段が印刷ジョブを処理している途中で自動階調補正を行う自動階調補正手段と、印刷手段で印刷する際の画質モードを設定する設定手段とを備え、設定手段により設定された画質モードに応じて印刷ジョブを処理している途中で自動階調補正手段による自動階調補正を行わないことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、階調補正済みのデータをスプールしてから印刷するプリンタにおいて、印刷ジョブの途中で自動階調補正を行う画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、カラープリンタでは色再現の安定化のために自動階調補正を搭載しているモデルがメインになってきた。その中、モノクロ2値プリンタでも画質安定性を要望するケースが増え、階調安定化のために自動階調補正が必要となってきた。
【0003】
また、オフィスでは印刷枚数がそれほど多くなく、印刷ジョブの途中で自動階調補正を行うとユーザーに印刷待ちをさせてしまう。そのため印刷ジョブの途中で、自動階調補正を行わないのが一般的であった。しかし、プリンタを印刷機のように使用するPOD(Print on Demand)の環境では印刷枚数が非常に多く、オフィスとは異なった使われ方をされている。また、PODでは商業印刷となり印刷したものを販売するため、画質に対する要望も高くなっている。以上のことからPODの環境下では、印刷ジョブの途中でも自動階調補正を行い、画質安定性を上げる必要が出てきている。
【0004】
自動階調補正では、使用されるスクリーン全てで階調補正が行われる必要がある。それは、各スクリーンの中間調でスクリーン線数が異なるために、図23に示されているような2値化パターンディザマトリックスが、各スクリーンで異なるためである。すなわち、同じ値をディザパターンによって2値化しても黒に塗りつぶすパターンや形状が異なり、出力階調が異なってくるために各スクリーンで階調補正が行われる必要がある。
【0005】
スクリーンとしては、たとえばコピーによる出力の場合、誤差拡散、コピー用階調スクリーンがある。また、PDL(Page Description Language)による出力の場合、スクリーンとして、PDL用高解像度スクリーン、PDL用解像度スクリーン、PDL用階調スクリーンが必要な解像度分必要となる。
【0006】
自動階調補正で使用するスクリーンに関して、特許文献1では、印刷コントロール部で設定されたスクリーン処理で使用されたスクリーン情報を受け取る。そして、スクリーン処理で使用されたスクリーンで画像形成した階調補正パッチを用いて行い、階調補正の精度の向上が図られている。
【0007】
ビットマップデータの保存削除に関して、特許文献2では、保存されているビットマップデータの使用回数が少ないときに削除して保存領域を有効に使用するものが開示されている。
【0008】
【特許文献1】特開2003−270868号公報
【特許文献2】特開2005−111714号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、自動階調補正では、使用する多数のスクリーン全てで階調補正が行われる必要があり、自動階調補正の処理に時間がかかっていた。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、印刷ジョブのビットマップ化において階調補正を行い、該階調補正されたビットマップデータを印刷する印刷手段と、印刷手段が印刷ジョブを処理している途中で自動階調補正を行う自動階調補正手段と、印刷手段で印刷する際の画質モードを設定する設定手段とを備え、設定手段により設定された画質モードに応じて印刷ジョブを処理している途中で自動階調補正手段による自動階調補正を行わないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明により、自動階調補正の処理の時間を短縮することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
<実施形態1>
まず、自動階調補正の一例として、モノクロ2値プリンタにおける自動階調補正の処理について、図1〜3を用いて説明する。以下で説明する自動階調補正の処理では、一例として、ページ記述言語(Page Description Language)に基づいて、データ処理が行われている。
【0013】
図1は、本実施形態に係る処理を説明するためのブロック図を示している。図1において、PC102は、ネットワーク103を経由して、MFP101のインタプリタ・2値レンダラー104に接続されている。そして、インタプリタ・2値レンダラー104は、CPU111に接続されている。CPU111は、RAM112、モノクロリーダー105、リーダー画像処理106、2値化処理107、プリンタ画像処理109、およびモノクロプリンタ110に接続している。そして、HDD108には、インタプリタ・2値レンダラー104、2値化処理107、プリンタ画像処理109が接続している。そして、モノクロリーダー105は、リーダー画像処理106に接続し、リーダー画像処理106は、2値化処理107に接続している。
【0014】
まず、図2のステップS201で、図1のPC(Personal Computer)102で、PC102のUI(User Interface)から、A部印刷を行うようMFPに対して指示が出される。
【0015】
次に、ステップS202で、図1のネットワーク103を経由して、MFP(Multi Function Printer)101に、PDLデータが投入される。投入されたPDLデータは、CPU111の制御によって、RAM112又はHDD108に格納される。
【0016】
次に、ステップS203で、RAM112又はHDD108格納されたPDLデータについて、順次、図1のインタプリタ・2値レンダラー104でPDLの解釈しえられた画像データに階調補正と2値化が行われる。
【0017】
次に、ステップS204で、ステップS203において2値化されたビットマップデータが、RAM112又はHDD108に格納される。
【0018】
次に、ステップS205において、ステップS204で得られたビットマップデータから、印刷対象が何ページのデータで、何部印刷するかが確定する。例えば、ここでは、印刷対象がA部、Bページである。
【0019】
次に、ステップS206で、印刷を実際に開始する前にジョブの途中で自動階調補正を行うタイミングを制御するために今までに印刷した積算枚数(TC)が取得され、確認される。この積算枚数(TC)の取得は、積算枚数が増加して、プリンタの印刷濃度が徐々に、変動したときに、濃度を安定させるために、ある枚数おきに階調補正を行う際に必要となる。
【0020】
次に、図3の処理Aに進み実際の印刷処理に入る。
【0021】
図3に示されている処理Aでは、一例として、印刷ジョブの途中で、1部を構成する一定数のページの印刷が終了するごとに、自動階調補正が行われる。このような処理では、印刷ジョブ内の1部を構成するページの印刷の途中で自動階調補正は行われないので、1部を構成するページ間で、印刷の階調、濃度を均等にすることができる。
【0022】
以下で説明する図3に示されている処理は、例えば、全てCPU111により実行される。
【0023】
まず初めにステップS301で、A部印刷する印刷ジョブの指示が行われる。
【0024】
次に、ステップS302で、1部を構成するページの印刷が順次1ページずつ行われる。印刷が行われる際、図1に示されているHDD108又はRAM112からCPU111の制御により2値化されたビットマップデータが取り出される。取り出されたビットマップデータに対してプリンタ画像処理109で文字エッジのスムージングなどの印刷時に必要な処理が付加されプリンタ110に送られ印刷される。
【0025】
次に、ステップS303で積算枚数TCが1枚ずつカウントアップされる。
【0026】
次に、ステップS304で、TCが規定枚数N以上か否かが判定される。規定枚数Nは、例えば、規定枚数Nの印刷終了後に自動階調補正が必要となるものとして設定される。例えば、ステップS304で、TCが規定枚数N=5000以上か否か判定が行われる。
【0027】
ステップS304でTCがN以上ではないと判定されたときは、ステップS312に処理が進む。
【0028】
ステップS304でTCがN以上であると判定されたときは、ステップS305に処理が進む。
【0029】
ステップS312で、ステップS301で指定された部の総ページ数であるBページの印刷が終了したか否かが判定される。
【0030】
ステップS312でBページの印刷が終了していないと判定されたときは、ステップS302に処理が進む。
【0031】
ステップS312でBページの印刷が終了したと判定されたときは、ステップS311に処理が進む。
【0032】
ステップS305でも、ステップS301で指定された部の総ページ数であるBページの印刷が終了したか否かが判定される。
【0033】
ステップS305でBページの印刷が終了していないと判定されたときは、ステップS302に処理が進む。
【0034】
ステップS305でBページの印刷が終了したと判定されたときは、ステップS306に処理が進む。
【0035】
次に、ステップS306で、自動階調補正が行われる。
【0036】
次に、ステップS307で階調補正ルックアップテーブル(LUT)が、ステップS306の自動階調補正の結果にしたがって補正され、更新される。
【0037】
ここで、自動階調補正に関して図18を用いて説明する。
【0038】
以下で説明する図18に示されている処理は、例えば、全てCPU111により実行される。
【0039】
まず、ステップS1801で、自動階調補正に用いられる階調パッチがプリンタ内部の転写ベルトなどに出力される。例えば、図19に示されているような階調パッチが出力される。
【0040】
次に、ステップS1802で、プリンタ内のセンサーで階調パッチが読み取られる。
【0041】
次に、ステップS1803で、階調パッチを読み取って得られた輝度信号が濃度に変換される。ステップS1803で変換された濃度は、図21に示されているように、プロットされ、入力に対する出力のエンジン特性が得られる。
【0042】
次に、ステップS1804で、図20に示されているような理想的な入力に対する出力の特性になるように、図22に示されているような階調補正ルックアップテーブル(LUT)が作成される。
【0043】
次に、図3のステップS308で、積算枚数TC=0とし、TCをクリアする。
【0044】
次に、ステップS309で、PDLデータにも階調補正を適用させるために、印刷対象となった元のPDLデータが再度呼び出されて、MFP101に投入される。
【0045】
次に、ステップS203と同様に、ステップS309で呼び出されたPDLデータが、再度PDL解釈され、得られた画像データに自動階調補正で更新した階調補正ルックアップテーブルを用いて階調補正そして2値化処理が行われる。その結果、ビットマップデータが作成される。
【0046】
次に、ステップS310で、ビットマップデータは、RAM112やHDD108にステップS204で格納された2値化データを階調補正しなおした新しいデータとして入れ替えて格納更新される。
【0047】
次に、ステップS311で、全部数のA部の印刷が終了したか否かが判定される。
【0048】
ステップS311でA部の印刷が終了したと判定された場合には、処理が終了する。
【0049】
ステップS311でA部の印刷が終了しなかったと判定された場合には、ステップS302に処理が進む。
【0050】
以上で説明した処理の自動階調補正では、データの出力に使用する多数のスクリーン全てで階調補正が行われる必要があり、自動階調補正の処理に時間がかかっていた。
【0051】
例えば、スクリーンとして、コピーによる出力では、誤差拡散、コピー用階調スクリーンの2つが必要となる。また、PDLによる出力では、PDL用高解像度スクリーン、PDL用解像度スクリーン、PDL用階調スクリーンの3つについて必要な解像度分必要となる。
【0052】
PDLによる出力で、例えば、出力スピードと画質の観点で600dpiと1200dpiの2つのモードがある場合には、コピーによる出力の場合とあわせて、2+3×2の8つのスクリーンでの階調補正が必要となる。このため、これら全てのスクリーンの自動階調補正を行うと、自動階調補正の処理に時間が非常にかかる。
【0053】
以下では、自動階調補正の処理の時間を短縮することができる本発明に係る第1の実施形態を図4、図7を用いて説明する。
【0054】
以下で説明する図4および図7に示されている処理は、例えば、全てCPU111により実行される。
【0055】
まず、図4のステップS401で、図1のPC(Personal Computer)102でA部印刷とPC102のUI(User Interface)から指示が行われる。
【0056】
PC102のUIには、出力する画像の画質の出力を指定する画質モードを指定できる機能があっても良い。また、画質モードとして、文字モードや写真モードがあっても良い。
【0057】
ここで、文字モードとは、出力する画像に文字用の処理を行うモードである。また、写真モードとは、出力する画像に写真用の処理を行うモードである。
【0058】
また、文字モードを指定すると、図5に示されているように、入力に対する出力する階調として薄い濃度でも濃く出すようにして薄い文字でもくっきり出すような階調に設定されていても良い。
【0059】
また、写真モードを指定すると、写真の階調を重視し、図6に示されているようなフラットな階調に設定されていても良い。
【0060】
次に、ステップS402で、上記のような、画質モード、が指定される。
【0061】
次に、ステップS403で、ステップS402で指定されたモードに関するデータが、PDLデータと共に、図1のMFP(Multi Function Printer)101に投入され、RAM112又はHDD108に格納される。
【0062】
次に、ステップS404で、格納されたデータについて、順次図1のインタプリタ・2値レンダラー102でPDLの解釈と2値化(ビットマップ化)が行われる。
【0063】
次に、ステップS405で、ステップS404でビットマップ化されたデータ(ビットマップデータ)がRAM112又はHDD108に格納される。
【0064】
次に、ステップS406において、ステップS405で得られたビットマップデータから、印刷対象が何ページのデータで、何部印刷するかが確定する。例えば、ここでは、印刷対象がA部、Bページとする。
【0065】
次に、ステップS407で、画質モードが文字モードであるか否かが判定される。
【0066】
ステップS407で、画質モードが文字モードであると判定された場合には、ステップS408に処理が進む。
【0067】
ステップS407で、画質モードが文字モードでないと判定された場合には、図3に示されている処理Aが実行される。この場合には、従来技術と同様の処理が実行される。
【0068】
ステップS408で、ステップS403で格納していたPDLデータを消去しておき、RAM112、HDD108のリソースが開放される。これは、画質モードが文字モードの場合に、例えば、図5に示されているように文字をくっきり出すような階調特性になっていると、印刷ジョブの途中で自動階調補正が行われても階調補正の効果が少ないからである。本実施形態では、このように、階調補正の効果が少ない画質モードで、自動階調補正を省き、処理時間を短縮することができる。
【0069】
次に、ステップS409で、ステップS409までに印刷された積算枚数(TC)が取得される。積算枚数(TC)は、必要部数を出力後に自動階調補正を行うか否かを判定するために後述する図7に示されている処理Bで用いられる。
【0070】
ステップS409の次には、図7に示されている処理Bが実行される。
【0071】
図7の処理では、従来行なわれていた図3に示されている処理と比較して、ステップS306〜308の処理が、ステップA部全ての部数の印刷が終了した後にのみ実行されており、従来技術と比較して、印刷中の自動階調補正の処理を省くことができる。これにより、自動階調補正にかかる処理時間を短縮し、印刷出力完了までのユーザーの待ち時間を短縮することができる。
【0072】
また、自動階調補正を、A部全ての部数の印刷が終了した後に行うことで次のジョブでの必要な階調補正を的確に行うことが可能となる。
【0073】
上記の実施形態では、図4のステップS407で、画質モードが文字モードであるか否かが判定され、画質モードが文字モードの場合に、自動階調補正の処理時間の短縮されている。しかし、本実施形態では、画質モードが、入力に対する出力の階調が自動階調補正しても影響を受けにくいような階調のモードの場合に、画質モードが文字モードの場合と同様に、自動階調補正の処理時間の短縮することもできる。
【0074】
<実施形態2>
本発明に係る第2の実施形態を図8、図9を用いて説明する。
【0075】
以下で説明する図8および図9に示されている処理は、例えば、全てCPU111により実行される。
【0076】
図8に示されているステップS201〜205、206の処理は、図2を用いて説明した処理と同一であるので説明を省略し、以下では、ステップS801〜804について説明する。
【0077】
ステップS801で、は図1のインタプリタ・2値レンダラー102でPDLの解釈および2値化する際に印刷ジョブを構成するPDLの解釈の部分でページ内のオブジェクトについて判定が行われる。
【0078】
具体的には、例えば、ステップS801で、ページ内のオブジェクトが、文字(text)オブジェクトだけと判定された場合には、ステップS802に処理が進む。
【0079】
また、例えば、ステップS801で、ページ内のオブジェクトが、文字オブジェクトだけではないと判定された場合には、ステップS804に処理が進む。
【0080】
次に、ステップS802で、文字オブジェクトを含むページのPDLデータが消去される。
【0081】
次に、ステップS803で、2値データに、保存フラグが付与される。ステップS803における、保存フラグの付与については後述する。ステップS803で付与された保存フラグは、後述する図9の処理で用いられる。
【0082】
次に、ステップS206の処理が終了した後に、図9に示されている処理Cが実行される。
【0083】
次に、ステップS804で、PDLデータに、保存フラグが付与される。ステップS804における、保存フラグの付与について後述する。
【0084】
ステップS801では、ページ内に2値化されているデータのみが含まれているか否かを判定されても良い。そして、ステップS801で、NOと判定された場合には、ステップS804に処理が進み、ステップS801で、YESと判定された場合には、ステップS802に処理が進むようにしても良い。また、ステップS803で、2値データのうち2値化されているデータのみを含むページに対応する2値データに保存フラグが付与されても良い。
【0085】
ステップS206までのRAM112又はHDD108の状況を図10、11を用いて説明する。例えば、総ページ数が5ページの印刷ジョブを例として、説明する。このとき、図8のステップS202でPDLデータを投入されたときには、図10のようにページ1001〜1005がRAM112又はHDD108に格納される。ページ1001〜1005のPDLデータが図8のステップS203で解釈、2値データ化され、ステップS204でRAM112又はHDD108に格納され図11のようになる。図11において、ページ1101〜1105が2値データを示している。このように、従来技術では、図11に示されている状態を常に維持する形となりPDLデータ、2値データがすべて格納された状態となっている。
【0086】
図10において、ページ1002が文字だけのページで、ページ1004が2値化されたデータのページとなっている。そのため、図8のステップS802でページ1002とページ1004のPDLデータを消去される。また、図8のステップS803で、ページ1102の2値化データには、Spool2とフラグが付与され、ページ1104の2値化データには、Spool4とフラグを付与される。
【0087】
次に、図8のステップS803で、文字だけもしくは、2値化されたデータのみでないページPDLデータの1001、1003、1005には、図8のステップS804で、PDL1、PDL3、PDL5とフラグが付与され、図12のようになる。
【0088】
以下で、図9を用いて、処理Cについて説明を行う。
【0089】
図9の処理Cと図3の処理Aとの差異は、ステップS901とステップS902が処理Cでは追加されている点である。以下では、ステップS901とステップS902について主に説明する。
【0090】
ステップS901で、ステップS804で付与されたフラグのPDLデータがインタプリタ・2値レンダラー104に再投入される。ステップS901は、例えば、文字又は2値データのみではないページの2値データを、次の図9のステップS203で再生成するための処理である。
【0091】
ステップS902で、図9のステップS203で再生成された2値データと図8のステップS803で保存された2値データからページ順が整えられ、2値データがからなる1部のデータとしてまとまったものとされる。すなわち、図12のPDL1というフラグが付与されたページ1001)PDL3というフラグが付与されたページ1003、PDL5というフラグが付与されたページ1005のPDLデータが再度投入される。そして、自動階調補正された階調補正ルックアップテーブルを用いて階調補正、再度2値化して図13のページ1301、ページ1303、ページ1305が生成される。この再生成された2値データとすでに2値化済みのページ1102、ページ1104の2値データ保存フラグ付きのデータと再2値化されたページ1301、ページ1303、ページ1305から新しい印刷ジョブが生成し直される。生成し直された新しい印刷ジョブにより、ページ1301、ページ1102、ページ1303、ページ1104、ページ1305のデータが印刷される。これにより、再2値化するデータを減らすことにより、PDL解釈、2値化の処理時間を短縮することができる。
【0092】
上記の実施形態により、例えば、文字だけや2値化されたデータだけのページで自動階調補正を適用しても画質的に効果が少なかったり、効果がなかったりするものは印刷ジョブの途中で自動階調補正が適用されない。また、自動階調補正を適用する必要がないページについて、PDLデータは消去され、2値化されたデータをページごとに管理する。また、例えば、文字だけや2値化されたデータだけでないページについては自動階調補正の適用が必要なので、ページについてのPDLデータが保存されページ単位で管理される。このようにして、必要なページだけ最小限のデータを保持するだけで自動階調補正を適用する処理を最小限にすることが可能となり、自動階調補正の処理時間を最小限にして、自動階調補正を的確に行うことができる。
【0093】
<実施形態3>
本発明に係る第3の実施形態を、図14を用いて説明する。
【0094】
以下で説明する図14に示されている処理は、例えば、全てCPU111により実行される。
【0095】
ステップS1401で、印刷する際の解像度が指示される。
【0096】
次に、ステップS1402で、印刷する際のスクリーンの設定である中間調モードが指示される。
【0097】
次に、ステップS1403で、ステップS1402で指示されたち中間調モードがどのような印刷時のスクリーンのモードか判定される。
【0098】
次に、ステップS1404で、ステップS1403で判定されたスクリーンのモードから図15の表から印刷ジョブ中の自動階調補正の有無が判例される。
【0099】
以下で、図15を用いて、図14のステップS1404で、例えば、どのように自動階調補正の有無が判定されるかを具体的に説明する。
【0100】
例えば、図15に示されているように、ジョブ設定がPDLで、解像度が600dpi、中間調が階調のときはPDLの600dpiの階調のみしかスクリーンは使用されないので、PDLの600dpiの階調のみで自動階調補正が行われる。この場合、PDLの600dpi階調スクリーン用の中間調処理をおこなった階調パッチを図19のように生成し、図18の処理を行なうことでPDLの600dpi階調スクリーン用の階調補正ルックアップテーブルが作成される。以下の実施形態3、4、5の他のケースも同様の考え方(手法)で階調補正ルックアップテーブルが作成される。
【0101】
すなわち、今まで説明してきたジョブの途中で自動階調補正を行う際、PDLの600dpiの階調のみを行うようにすることで自動階調補正を行う時間を短縮することができる。
【0102】
図15の表に示されているように、すべてのスクリーンで自動階調補正を行う場合、8つのスクリーンで自動階調補正を行う必要がある。
【0103】
ここで、図15の表では、8つのスクリーンのうち2つは、コピー(誤差拡散)、コピー(階調)である。そして、図15の表では、8つのスクリーンのうち3つは、PDL(600dpi,高解像度)、PDL(600dpi,解像度)、PDL(600dpi,階調)である。そして、図15の表では、8つのスクリーンのうち3つは、PDL(1200dpi,高解像度)、PDL(1200dpi,解像度)、PDL(1200dpi,階調)である。
【0104】
本実施形態により、図15に示されているように、例えば、ジョブ設定がPDLで、解像度が600dpiで、中間調が階調の場合には、上記8つのスクリーンのうち、「有」と記載されている1つのスクリーンのみについて自動階調補正が実行される。
【0105】
また、本実施形態により、図15に示されているように、例えば、ジョブ設定がPDLで、解像度が600dpiで、中間調が標準の場合には、上記8つのスクリーンのうち、2つのスクリーンのみについて自動階調補正が実行される。
【0106】
また、本実施形態により、図15に示されているように、例えば、ジョブ設定がPDLで、解像度が1200dpiで、中間調が標準の場合には、上記8つのスクリーンのうち、2つのスクリーンのみについて自動階調補正が実行される。
【0107】
また、本実施形態により、図15に示されているように、例えば、ジョブ設定がコピーで、原稿モードが文字の場合には、上記8つのスクリーンのうち、1つのスクリーンのみについて自動階調補正が実行される。
【0108】
また、本実施形態により、図15に示されているように、例えば、ジョブ設定がコピーで、原稿モードが写真の場合には、上記8つのスクリーンのうち、1つのスクリーンのみについて自動階調補正が実行される。
【0109】
また、本実施形態により、図15に示されているように、例えば、ジョブ設定がコピーで、原稿モードが文字/写真の場合には、上記8つのスクリーンのうち、2つのスクリーンのみについて自動階調補正が実行される。
【0110】
このように印刷ジョブの途中で、自動階調補正を行う際は、図15で「有」と設定されているスクリーンのみで自動階調補正を行うことにより、自動階調補正にかかる処理時間を短縮することができる。
【0111】
<実施形態4>
本発明に係る第4の実施形態を図16のフローを用いて説明する。
【0112】
以下で説明する図16に示されている処理は、例えば、全てCPU111により実行される。
【0113】
まず、図16のステップS1601で印刷する際の解像度を指示される。
【0114】
次に、ステップS1602で印刷する際のスクリーン設定である中間調設定が指示される。
【0115】
次に、ステップS1603でPDLデータがMFPに投入、格納される。
【0116】
次に、ステップS1604で、ステップS1603で投入されたPDLデータについて、PDL解釈と2値化が行われる。ステップS1604では、PDL解釈と2値化が行われる際、ページに含まれるオブジェクトごとに違うスクリーンが切り替えられている。
【0117】
次に、ステップS1605で、ステップS1604のPDL解釈と2値化の対象として実際に使用されたオブジェクトが判定される。
【0118】
次に、ステップS1606で、ステップS1605の判定の結果から図17を用いて、印刷ジョブ中の自動階調補正の有無が判定される。
【0119】
以下で、図17を用いて、図16のステップS1606で、例えば、どのように自動階調補正の有無が判定されるかを具体的に説明する。
【0120】
以下の説明で、Textとは、テキストオブジェクト(文字オブジェクト)を指し、Graphicとはグラフィックオブジェクトを指し、Imageとはイメージオブジェクトを指す。
【0121】
図17に示されているように、例えば、解像度が600dpiで中間調が階調の場合には、PDLのオブジェクトに対してTextは階調、Graphicは階調、Imageは階調とどのオブジェクトにも階調スクリーンが使用されている。
【0122】
そして、解像度が600dpiで中間調が階調の場合に、図16のステップS1605で、実際に印刷ジョブの中で、TextとGraphicだけが使用されていると判定された場合には、以下のように処理が行なわれる。すなわち、TextとGraphicのスクリーン(600dpi,階調)だけ自動階調補正が行われる。
【0123】
同様に、図17に示されているように、例えば、解像度が600dpiで中間調が標準の場合には、PDLのオブジェクトに対してTextは高解像度、Graphicは階調、Imageは階調というスクリーンが使用されている。
【0124】
そして、解像度が600dpiで中間調が標準の場合に、以下のような処理が行なわれる。すなわち、図16のステップS1605で、実際に印刷ジョブの中で、Textだけが使用されていると判定された場合には、「有」と記載されているTextのスクリーン(600dpi,高解像度)だけ自動階調補正が行われる。
【0125】
同様に、図17に示されているように、例えば、解像度が1200dpiで中間調がパターン7の場合には、PDLのオブジェクトに対してTextは高解像度、Graphicは解像度、Imageは階調というスクリーンが使用されている。
【0126】
そして、解像度が1200dpiで中間調がパターン7の場合に、図16のステップS1605で、実際に印刷ジョブの中で、Text、Graphic、Imageが使用されていると判定された場合には、以下のように処理が行われる。すなわち、Text、Graphic、Imageのスクリーン(1200dpi,高解像度)、(1200dpi,解像度)、(1200dpi,階調)で自動階調補正が行われる。
【0127】
同様に、解像度が1200dpiで中間調がパターン7の場合に、図16のステップS1605で、実際に印刷ジョブの中で、TextとImageが使用されていると判定された場合には、以下のように処理が行われる。すなわち、TextとImageのスクリーン(1200dpi,高解像度)と(1200dpi,階調)で自動階調補正が行われる。
【0128】
同様に、解像度が1200dpiで中間調がパターン7の場合に、図16のステップS1605で、実際に印刷ジョブの中で、Imageが使用されていると判定された場合には、以下のように処理が行われる。すなわち、Imageのスクリーン(1200dpi,階調)で自動階調補正が行われる。
【0129】
上記のように、実際に印刷ジョブで使用されるスクリーンについてのみ、自動階調補正を行うことで、自動階調補正に要する時間を短縮することができる。
【0130】
<実施形態5>
実施形態4は、基本的に、PDL出力に適用されるが、実施形態5は、コピー出力の場合にも実施形態4と同様な形態で適用される。コピーのときは印刷ジョブの投入は図1のモノクロ用リーダー105でスキャンしたビットマップがリーダー画像処理106で階調特性、解像度などが補正される。
【0131】
次に、2値化処理107で、2値化データに変換されHDD108に格納される。
【0132】
印刷ジョブ中に自動階調補正を適用する際には、スキャンしたビットマップをHDDに格納しておきそれを再度2値化処理107で2値化することで自動階調補正が適用される。このようにスキャンされたビットマップがPDL時のPDLデータに相当し、2値化されたデータはPDLと同じである。すなわちPDL出力でもコピー出力でも同様の処理が行われる。
【0133】
<その他の実施形態>
本発明は、さらに、複数の機器(例えばコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用することも、一つの機器からなる装置(複合機、プリンタ、ファクシミリ装置など)に適用することも可能である。
【0134】
また本発明の目的は、上述した実施形態で示したフローチャートの手順を実現するプログラムコードを記憶した記憶媒体から、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が、そのプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになる。そのため、このプログラムコード及びプログラムコードを記憶/記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も本発明の一つを構成することになる。
【0135】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0136】
また、前述した実施形態の機能は、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって実現される。また、このプログラムの実行とは、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行う場合も含まれる。
【0137】
さらに、前述した実施形態の機能は、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットによっても実現することもできる。この場合、まず、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行う。こうした機能拡張ボードや機能拡張ユニットによる処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0138】
【図1】本実施形態のブロック図である。
【図2】従来例のフロー図である。
【図3】従来例のフロー図である。
【図4】本実施形態のフロー図である。
【図5】文字モードでの階調特性を示す図である。
【図6】写真モードでの階調特性を示す図である。
【図7】本実施形態のフロー図である。
【図8】本実施形態のフロー図である。
【図9】本実施形態のフロー図である。
【図10】データの格納状況を示す図である。
【図11】データの格納状況を示す図である。
【図12】データの格納状況を示す図である。
【図13】データの格納状況を示す図である。
【図14】本実施形態のフロー図である。
【図15】処理選択表を示す図である。
【図16】本実施形態のフロー図である。
【図17】処理選択表を示す図である。
【図18】自動階調補正のフロー図である。
【図19】階調パッチの一例を示す図である。
【図20】プリンターターゲット階調を示す図である。
【図21】プリンタエンジン特性を示す図である。
【図22】階調補正ルックアップテーブル(LUT)を示す図である。
【図23】ディザマトリックスの一例を示す図である。
【符号の説明】
【0139】
101 MFP(Multi Function Printer)
102 PC
103 ネットワーク
104 インタプリタ・2値レンダラー
105 モノクロリーダー
106 リーダー画像処理
107 2値化処理
108 HDD
109 プリンタ画像処理
110 プリンタ
111 CPU
112 RAM

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷ジョブのビットマップ化において階調補正を行い、該階調補正されたビットマップデータを印刷する印刷手段と、
前記印刷手段が前記印刷ジョブを処理している途中で自動階調補正を行う自動階調補正手段と、
前記印刷手段で印刷する際の画質モードを設定する設定手段とを備え、前記設定手段により設定された前記画質モードに応じて前記印刷ジョブを処理している途中で前記自動階調補正手段による自動階調補正を行わないことを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記画質モードは、文字モードであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記ビットマップ化は、2値化であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記印刷ジョブを処理している途中で自動階調補正を行わないときに、印刷するジョブを構成するPDLデータを消去することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置。
【請求項5】
印刷ジョブのビットマップ化において階調補正を行い、該階調補正されたビットマップデータを印刷する印刷手段と、
前記印刷手段が前記印刷ジョブを処理している途中で自動階調補正を行う自動階調補正手段と、
前記印刷ジョブのPDLで使用しているオブジェクトを判定する判定手段とを備え、前記判定手段により判定された前記オブジェクトに応じて前記自動階調補正手段による自動階調補正を行わないようにすることを特徴とする画像処理装置。
【請求項6】
前記判定手段により判定された前記オブジェクトが文字オブジェクトであることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
印刷ジョブのビットマップ化において階調補正を行い、該階調補正されビットマップデータを印刷する印刷手段と、
前記印刷手段が印刷ジョブを処理している途中で自動階調補正を行う自動階調補正手段と、
前記印刷ジョブが2値だけのページを含むか否かを判定する手段とを備え、前記判定する手段の判定の結果に応じて前記自動階調補正手段による自動階調補正を行わないことを特徴とする画像処理装置。
【請求項8】
前記印刷ジョブを処理している途中で自動階調補正を行わないときに、印刷ジョブを構成するPDLデータを消去することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
【請求項9】
印刷ジョブのビットマップ化において階調補正を行い、該階調補正されたビットマップデータを印刷する印刷手段と、
前記印刷手段が印刷する途中で自動階調補正を行う自動階調補正手段とを備え、
前記自動階調補正手段は、前記印刷手段により印刷する際に用いるスクリーンの一部のみについて自動階調補正を行うことを特徴とする画像処理装置。
【請求項10】
前記スクリーンは、前記印刷手段による印刷の解像度により指定されることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
【請求項11】
前記スクリーンは、前記印刷手段による印刷の中間調により指定されることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
【請求項12】
印刷ジョブのビットマップ化において階調補正を行い、該階調補正されたビットマップデータを印刷する印刷ステップと、
前記印刷ステップが前記印刷ジョブを処理している途中で自動階調補正を行う自動階調補正ステップと、
前記印刷ステップで印刷する際の画質モードを設定する設定ステップとを備え、前記設定ステップにより設定された前記画質モードに応じて前記印刷ジョブを処理している途中で前記自動階調補正ステップによる自動階調補正を行わないことを特徴とする画像処理方法。
【請求項13】
前記画質モードは、文字モードであることを特徴とする請求項12に記載の画像処理方法。
【請求項14】
前記ビットマップ化は、2値化であることを特徴とする請求項12又は13に記載の画像処理方法。
【請求項15】
前記印刷ジョブを処理している途中で自動階調補正を行わないときに、印刷するジョブを構成するPDLデータを消去することを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の画像処理方法。
【請求項16】
印刷ジョブのビットマップ化において階調補正を行い、該階調補正されたビットマップデータを印刷する印刷ステップと、
前記印刷ステップが前記印刷ジョブを処理している途中で自動階調補正を行う自動階調補正ステップと、
前記印刷ジョブのPDLで使用しているオブジェクトを判定する判定ステップとを備え、前記判定ステップにより判定された前記オブジェクトに応じて前記自動階調補正ステップによる自動階調補正を行わないようにすることを特徴とする画像処理方法。
【請求項17】
前記判定ステップにより判定された前記オブジェクトが文字オブジェクトであることを特徴とする請求項16に記載の画像処理方法。
【請求項18】
印刷ジョブのビットマップ化において階調補正を行い、該階調補正されたビットマップデータを印刷する印刷ステップと、
前記印刷ステップが印刷ジョブを処理している途中で自動階調補正を行う自動階調補正ステップと、
前記印刷ジョブが2値だけのページを含むか否かを判定するステップとを備え、前記判定ステップの判定の結果に応じて前記自動階調補正ステップによる自動階調補正を行わないことを特徴とする画像処理方法。
【請求項19】
前記印刷ジョブを処理している途中で自動階調補正を行わないときに、印刷ジョブを構成するPDLデータを消去することを特徴とする請求項18に記載の画像処理方法。
【請求項20】
印刷ジョブのビットマップ化において階調補正を行い、該階調補正されたビットマップデータを印刷する印刷ステップと、
前記印刷ステップが印刷する途中で自動階調補正を行う自動階調補正ステップとを備え、
前記自動階調補正ステップは、前記印刷ステップにより印刷する際に用いるスクリーンの一部のみについて自動階調補正を行うことを特徴とする画像処理方法。
【請求項21】
前記スクリーンは、前記印刷ステップによる印刷の解像度により指定されることを特徴とする請求項20に記載の画像処理方法。
【請求項22】
前記スクリーンは、前記印刷ステップによる印刷の中間調により指定されることを特徴とする請求項20に記載の画像処理方法。
【請求項23】
請求項12乃至22のいずれかに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図19】
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【公開番号】特開2009−274273(P2009−274273A)
【公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−126146(P2008−126146)
【出願日】平成20年5月13日(2008.5.13)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】