説明

画像処理装置における標識表示方法、プログラム及び画像処理装置

【課題】画像処理開始画面上で、画像処理内容の確認及び変更を可能にする。
【解決手段】画像処理対象を指定するための処理対象識別標識を画像処理装置の操作入力手段の表示画面上に表示する標識表示方法において、前記処理対象識別標識に表示された画像処理対象に関連する少なくとも一つの関連情報を表す関連情報標識を、前記操作入力手段の表示画面上に、前記処理対象識別標識と共に一体的に表示することを特徴とする画像処理装置における標識表示方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置の画像処理を開始するため標識表示方法、プログラム及び画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルカメラが著しく普及している。それに伴って、画像データを印画紙にプリントしてアルバムとして保存するだけでなく、CD−R等の記録媒体に保存するサービスが一般的になりつつある。
【0003】
また、デジタルカメラで撮影した画像をそのままプリントしたり、CD−R等に保存するのではなく、色強調やコントラストを好みの設定にする等の画像処理を施した後、印刷及び保存を行う画像処理装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2004−312124号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の画像処理装置の画質調整設定では、ユーザは画質調整やコントラストなどの設定を、その都度、他の画面で設定し、設定を行った後画像処理を行っていた。そのため、画像の種類が変わる度に、他の画面を呼び出し、設定を変更しなければならないという手間が生じていた。また、画質調整設定を他の画面で行うため、画像処理装置の画面上に画像処理を開始するための処理対象識別標識はあるが、その画面だけでは、現在どの様な画質調整設定がされているか把握できなかった。そのため、現在の画質調整設定を確認するために、一度、他の画面を呼び出す必要があり、作業効率が悪いだけでなく、迅速なサービスを提供できないという問題があった。
【0005】
本発明の課題は、画像処理開始画面上で、画像処理内容の確認及び変更を可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像処理対象を指定するための処理対象識別標識を画像処理装置の操作入力手段の表示画面上に表示する標識表示方法において、前記処理対象識別標識に表示された画像処理対象に関連する少なくとも一つの関連情報を表す関連情報標識を、前記操作入力手段の表示画面上に、前記処理対象識別標識と共に一体的に表示することを特徴としている。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置における標識表示方法において、前記画像処理対象は、異なる複数種類の記録媒体に記録された画像情報であることを特徴としている。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像処理装置における標識表示方法において、前記処理対象識別標識及び/又は前記関連情報標識は、変更可能であることを特徴としている。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか一項に記載の画像処理装置における標識表示方法において、前記関連情報標識は、画像処理の内容を表すことを特徴としている。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか一項に記載の画像処理装置における標識表示方法において、前記関連情報標識は、画像処理内容を登録した登録番号を表すことを特徴としている。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項1から5の何れか一項に記載の画像処理装置における標識表示方法において、前記画像処理装置はポインティングデバイスを備え、前記ポインティングデバイスによって表示させるカーソルが、処理対象識別標識を指示した時に、当該処理対象識別標識に関連する画像処理内容表示を選択可能に一覧表示することを特徴としている。
【0012】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6の何れか一項に記載の画像処理装置における標識表示方法において、前記ポインティングデバイスによって表示させるカーソルが、処理対象識別標識を指示した時に、当該処理対象識別標識に関連する画像処理内容に対応づけられた表示を表示することを特徴としている。
【0013】
請求項8に記載の発明は、画像処理装置のコンピュータに、画像処理対象を指定するための処理対象識別標識を操作入力手段の表示画面上に表示させる表示制御手段として機能させるプログラムであって、
前記処理対象識別標識に表示された画像処理対象に関連する少なくとも一つの関連情報を表す関連情報標識を、前記表示画面上に前記処理対象識別標識と共に一体的に表示させる表示制御手段として機能させることを特徴としている。
【0014】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のプログラムにおいて、前記画像処理対象は、異なる複数種類の記録媒体に記録された画像情報であることを特徴としている。
【0015】
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載のプログラムにおいて、前記処理対象識別標識及び/又は前記関連情報標識は、変更可能であることを特徴としている。
【0016】
請求項11に記載の発明は、請求項8から10の何れか一項に記載のプログラムにおいて、前記関連情報標識は、画像処理の内容を表すことを特徴としている。
【0017】
請求項12に記載の発明は、請求項8から11の何れか一項に記載のプログラムにおいて、前記関連情報標識は、画像処理を登録した登録番号を表すことを特徴としている。
【0018】
請求項13に記載の発明は、請求項8から12の何れか一項に記載のプログラムにおいて、前記画像処理装置はポインティングデバイスを備え、前記ポインティングデバイスによって表示させるカーソルが、処理対象識別標識を指示した時に、当該処理対象識別標識に関連する画像処理内容表示を選択可能に一覧表示させる表示制御手段として機能させることを特徴としている。
【0019】
請求項14に記載の発明は、請求項8から13の何れか一項に記載のプログラムにおいて、前記ポインティングデバイスによって表示させるカーソルが、処理対象識別標識を指示した時に、当該処理対象識別標識に関連する画像処理内容に対応づけられた表示を表すことを特徴としている。
【0020】
請求項15に記載の発明は、処理対象画像情報が記録された記録媒体を指定するための処理対象識別標識を操作入力手段の表示画面上に表示させ、前記表示された処理対象識別標識を介して指定された記録媒体の記録画像情報を取得し、この取得した画像情報に予め設定された画像処理内容に従って画像処理を施す画像処理装置において、前記処理対象識別標識で表される記録媒体の画像情報に対して設定された画像処理に関連する少なくとも一つの関連標識を、前記操作入力手段の表示画面上に、前記処理対象識別標識と共に一体的に表示させる表示制御手段を備えたことを特徴としている。
【0021】
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の画像処理装置において、前記画像処理対象は、異なる複数種類の記録媒体に記録された画像情報であることを特徴としている。
【0022】
請求項17に記載の発明は、請求項15又は16に記載の画像処理装置において、前記媒体識別標識及び/又は前記関連標識は変更可能であることを特徴としている。
【0023】
請求項18に記載の発明は、請求項15から17の何れか一項に記載の画像処理装置において、前記関連標識は、前記媒体識別標識に表された記録媒体の画像情報に対する画像処理内容を表示することを特徴としている。
【0024】
請求項19に記載の発明は、請求項15から18の何れか一項に記載の画像処理装置において、前記関連標識は、前記媒体識別標識に表された記録媒体の画像情報に対する画像処理内容を登録した登録番号であることを特徴としている。
【0025】
請求項20に記載の発明は、請求項15から19の何れか一項に記載の画像処理装置において、前記画像処理装置はポインティングデバイスを備え、前記ポインティングデバイスによって表示されたカーソルが、処理対象識別標識を指示した時に、当該処理対象識別標識に関連する画像処理内容表示を選択可能に一覧表示することを特徴としている。
【0026】
請求項21に記載の発明は、請求項15から20の何れか一項に記載の画像処理装置において、前記ポインティングデバイスによって表示されたカーソルが、処理対象識別標識を指示した時に、当該処理対象識別標識に関連する画像処理内容に対応づけられた表示を表示することを特徴としている。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、画像処理開始画面上で、画像処理内容の確認及び変更を行うことにより、効率よく作業を行うことができ、迅速なサービスを提供することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下、画像処理対象を指定するための処理対象識別標識をアイコンと称する。
【0029】
まず、本発明の実施形態における構成について説明する。図1に、画像処理装置1の概観構成における斜視図を示す。図1に示すように、画像処理装置1は、本体2の一側面に感光材料を装填するためのマガジン装填部3を備える。本体2の内部には、感光材料に露光する露光処理部4と、露光された感光材料を現像処理して乾燥し、プリントを作成するプリント作成部5を有し、作成されたプリントは、本体2の他側面に備えられたトレー6に排出される。
【0030】
また、本体2はCRT(Cathode Ray Tube)8、透過原稿入力装置9、反射原稿入力装置10、操作部11及び11aを上部に備え、画像読込部14、画像書込部15により構成される。
【0031】
CRT(Cathode Ray Tube)8は、表示装置であり、画像の画質調整を行うための表示や、その他各種設定画面の表示及び各種入力媒体から取得した画像などを表示する。
【0032】
透過原稿入力装置9は、ネガフィルムやポジフィルム等の光を通す透過原稿を読み込むための装置である。反射変更入力装置10は、印刷物やカラープリント等の光を反射する不透明な素材の上に印刷されている反射原稿を読み込むための装置である。
【0033】
操作部11は、情報入力手段12を備える。また、操作部11aは、例えばマウスであり、マウスによる操作が可能である。
【0034】
画像読込部14は、各種デジタル記録媒体に記録された画像情報を読み取るための装置である。画像読込部14は、PCカード用アダプタ14a及びフロッピー(登録商標)ディスク用アダプタ14bを有し、PCカード13aやフロッピーディスク13bを差し込むように構成される。従って、各アダプタにそれに対応する記録媒体を差し込むことにより、各記録媒体に画像データを読込む。記録媒体としては、PCカード13aやフロッピーディスク13bに限られず、マルチメディアカード、メモリースティック、MO、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)を用いてもよい。
【0035】
画像書込部15は、各種デジタル記録媒体に記録された画像情報を読み取るための装置である。画像書込部15は、フロッピーディスク用アダプタ15a、MO用アダプタ15b及び光ディスク用アダプタ15cを有し、フロッピーディスク16a、MO16b及び光ディスク16cを差し込むように構成される。従って、各アダプタにそれに対応する記録媒体を差し込むことにより、各記録媒体に画像データを書き込む。なお、画像読込部14や画像書込部15などの各部は、制御部7(後述)が制御処理を行う。
【0036】
なお、図1において、CRT8、透過原稿入力装置9、反射原稿入力装置10、画像読込部14を、本体2が一体的に備える構成としたが、これに限られない。例えば、透過原稿入力装置9を別体として設ける構成としてもよい。また、感光材料に露光することにより現像し、プリントを作成する画像処理装置1としたが、プリント作成方式はこれに限られない。例えば、インクジェット方式、電子写真方式、感熱方式、昇華方式などの方式を用いる画像形成装置1としてもよい。
【0037】
図2に、画像処理装置1の主要部構成を示す。画像処理装置1は、図2に示すように、露光処理部4、プリント作成部5、制御部7、CRT8、透過原稿入力装置9、反射原稿入力装置10、操作部11及び11a、画像読込部14、画像書込部15、データ蓄積部17等により構成される。
【0038】
透過原稿入力装置9は、アナログカメラC1で撮影された画像を現像した現像済みのネガフィルムFやリバーサルフィルム等の透過原稿に記録された画像を読み取る。
【0039】
反射原稿入力装置10は、フラットベットスキャナ(図示省略)により、プリントPに形成された画像を読み取る。
【0040】
画像読込部14は、デジタルカメラC2により撮影された画像データを記憶する、PCカード13aやフロッピーディスク13bから画像データを読み出し、読み出した画像データを制御部7へ送信する。PCカード用アダプタ14aは、例えば、PCカードリーダやPCカードスロットなどを用いる。
【0041】
制御部7は、マイクロコンピュータ等により構成され、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)等により構成される(図示省略)。CPUは、RAMなどの記憶部(図示省略)に記憶されている画像処理プログラム等の各種制御プログラムに従って、画像処理装置1を構成する各部の動作を制御する。なお、本実施例において、制御部7の記憶部には、アイコンを選択したときに実行されるプログラムが記憶され、図6に示す処理を実行する。
【0042】
また、制御部7は内部に、画像処理部70を格納する。操作部11により信号が入力されると、透過原稿入力装置9や反射原稿入力装置10により取得した画像データや、画像読込部14により読込まれた画像データに対して、画像処理を実行することにより出力用画像データを生成する。そして、生成された出力用画像データを露光処理部4に出力する。画像処理部70は、画像処理により生成された画像データに対して、出力形態に応じた画像データへ変換する処理を施して出力する。出力先としては、露光処理部4の他、CRT8、画像書込部15等がある。
【0043】
データ蓄積部17は、例えば、PC(Personal ComPuter)等により構成され、HDD(ハードディスク)等のDB(データベース)格納手段17aを備えている。DB格納手段17aは、各入力手段から得られた画像やユーザが予め設定する画像処理内容等を格納している。また、DB格納手段17aは画像データと共に画像処理内容に対応づけられた入力メディア種(後述)、チャンネル番号(後述)等を記憶する。
【0044】
操作部11は、情報入力手段12を有する。情報入力手段12はカーソルキー、数字入力キー及び各種キーを備え、キーの押下に対応する操作信号を制御部7が有するCPUに出力する。また、操作部11aも同様に、操作信号を制御部7が有するCPUに出力する。
【0045】
画像書込部15は、制御部7による制御信号に従って、画像データをフロッピーディスク16a、MO16b又は,光ディスク16cへの書込み作業を行う。
【0046】
CRT8は、画像処理部70により生成された画像データ等を表示する。
【0047】
露光処理部4は、感光材料に画像の露光をし、画像が露光された感光材料をプリント作成部5に出力する。
【0048】
プリント作成部5は、露光された感光材料を現像処理する。プリント作成部5の現像処理により、プリントP1、P2、P3が作成される。プリントP1は、パノラマサイズ、ハイビジョンサイズ、サービスサイズ等のプリントである。プリントP2は、A4サイズのプリント、インデックスプリント等である。プリントP3は、名刺サイズのプリントである。また、プリント作成部5は、プリント時に出力物の裏面に画像処理内容を示す情報(後述)を印字する。
【0049】
次に、図3に画像処理開始画面の概略構成図を示す。
【0050】
図3に示す、画像処理開始画面(以下、ホーム画面18)は、画像処理装置1を立ち上げると、最初に表示される標準の画面である。このホーム画面18を基準にして、プリント作業、記録媒体への書込みが実行される。図3において、ホーム画面18は、フィルム種アイコン19、画質調整アイコン20、入力メディアアイコン21等により構成される。なお、ホーム画面18は、図3に示すような構成としたが、これに限られない。
【0051】
画質調整アイコン20は、画像処理内容として、画質を調整する画質調整設定画面(後述)を呼び出すためのアイコンであり、カラーバランスや、コントラストを変更する際には、このアイコンを押下することにより設定画面を呼び出し、画質設定を行う。
【0052】
フィルム種アイコン19は、入力媒体種別のうち、ネガフィルムやリバーサルフィルム、白黒フィルム等により構成される。これらの透過原稿をプリントする時は、フィルム種アイコン19を選択し、透過原稿を透過原稿入力装置9に入力する。このことにより、画像データの読み込みが開始され、画質設定画面で設定された画像処理内容に基づいて、画像処理が実行される。
【0053】
入力メディアアイコン21は、デジタルカメラ、フラットベットスキャナ等の画像処理対象となる入力媒体種別毎に表示されている。ユーザは、使用する入力媒体種別の入力メディアアイコン21を押下する。入力メディアアイコン21が押下されると、画像ファイル選択画面が起動する。その画像ファイル選択画面から、プリントする又はCD−R等に書き込む画像を選択すると、画質設定画面で設定された画像処理内容に基づいて、画像処理が実行される。入力媒体種別にはその他に、フラットベッドスキャナやCD−R等の各種メディア等である。
【0054】
図4に、画像処理内容として、画質を調整するための画質調整設定画面22を示す。
【0055】
図4に示すように、画質調整設定画面22は、画像処理内容を設定する画面であり、入力メディア種23、画質設定24、タイトル25、設定切替26、オフセット27、基本階調28、γバランス29、削除ボタン30、登録ボタン31等により構成される。
【0056】
入力メディア種23は、カラーネガフィルム、リバーサルフィルム、白黒フィルム、デジタルカメラ、メディア、プリントコピー等により構成される。入力メディア種23において、入力メディアが選択されると、その選択された入力メディアについての画像に対する画質調整設定が行われる。そして、ホーム画面18のフィルム種アイコン19及び入力メディアアイコン21のうち、選択されたメディアのアイコンにその設定状態が表示される。例えば、入力メディア種23において、デジタルカメラを選択し、画質調整設定を登録すると、ホーム画面18の入力メディアアイコン21のデジタルカメラ表示されたアイコンに、その旨が表示される(図5、参照)。従って、入力媒体毎に画質調整設定を登録すると、ホーム画面18のフィルム種アイコン19及び入力メディアアイコン21が図5のように表示される。
【0057】
画質設定24は、標準設定及びお好み設定で構成される。画質設定24において、標準設定を選択すると、予め標準設定として設定された条件で画像処理が行われる。この、標準設定は、画像処理装置1の初期状態において、すでに登録されている設定である。入力メディア種23を選択した後、標準設定を選択すると、設定切替26のコントラスト(後述)のみ変更可能である。従って、お好み設定を選択すると、詳細な画質調整登録が可能であるため、ユーザは自由に画質調整を変更することができ、変更されたユーザ独自の画像処理内容にて画像処理が実行される。
【0058】
タイトル25は、画像処理の内容を示す関連情報標識となる、チャンネル番号25a及びタイトル表示25bにより構成される。チャンネル番号25a及びタイトル表示25bを設定する際は、タイトル入力画面(図示省略)が呼び出される。呼び出されたタイトル入力画面において、チャンネル番号25a及びタイトル表示25bを直接入力することにより、ユーザは自由に好みの番号及びタイトル名で登録ができる。そのことにより、画像処理対象である入力媒体表示と共に、画像処理内容を示す関連情報標識が表示される。例えば、結婚式の写真に対する画質調整設定を登録する場合、タイトル名をウェディングとして登録する。このことにより、次回、他の結婚式の写真をプリントする場合や、記録媒体へ書き込みする場合は、タイトル表示25bにおいて、ウェディングを選択するだけで、それに対応づけられた画像処理内容で画像処理が実行される。タイトル25は、用途に応じて複数設定される。
【0059】
また、タイトル25には、画像処理内容を示す代表的な絵(図5(b)参照。)を選択可能なアイコンがあり(図示省略)、チャンネル番号25a及びタイトル表示25bを入力すると共に、そのアイコンを選択することにより、画像処理内容を示す代表的な絵の一覧を呼び出し、画像処理を施す画像に対応する絵を登録することができる。この画像処理内容を示す代表的な絵は予め登録されているが、ユーザにより新たに複数設定登録が可能である。例えば、エンドユーザである顧客(カメラマン等)の顔写真や、その顧客を特定する絵や記号等を複数登録できる。
【0060】
設定切替26は、コントラスト、シャープネス、逆光補正等から構成され、画質設定24において、標準設定を選択した際は、コントラストのみ設定可能であり、お好み設定を選択した際は、すべて自由に設定可能である。
【0061】
オフセット27は、全体の色調を微調整するパラメータである。
【0062】
基本階調28は、メーカが提供する色再現データが登録されている。色再現データとしては、階調変換ルックアップテーブル、色強調度、色変換マトリクスなどが予め設定されている。機種毎及びフィルム種毎に基本階調28を選択することにより、それに対応する最適な画像処理を行うことができる。基本階調28を選択したのち、その他の設定を微調整することも可能である。
【0063】
γバランス29は、各輝度領域として、メイン、ハイライト、シャドー等により構成され、γバランスの微調整を行う。例えば、ハイライトのみを青くする等の調整が可能である。調整量は、スライドバーを用いて調整する構成としたが、これに限られず、直接数値を入力することにより調整する構成としてもよい。
【0064】
削除ボタン30は、予め設定された条件を削除する際に押下される。登録ボタン31は、設定した画質調整内容を登録する際に押下される。
【0065】
次に、図5(a)、(b)、(c)、(d)にフィルム種アイコン19及び入力メディアアイコン21の拡大図を示す。
【0066】
図5(a)に示すように、ホーム画面18のフィルム種アイコン19及び入力メディアアイコン21は、画像処理対象である入力媒体の画像を表示したメディア表示32と共に、画像処理内容を示す関連情報標識である画像処理内容表示37で構成される。例えば、画像調整設定画面22において、入力メディア種23についてデジタルカメラを選択し、チャンネル番号25aを01として、ユーザが自由に好みの画質設定を登録すると、ホーム画面18の入力メディアアイコン21が図5(a)のように表示される。
【0067】
画質調整設定画面22において、タイトル25を登録する際に、画像処理内容を示す代表的な絵の一覧を呼び出し、画像処理を施す画像に対応する絵を登録すると、ホーム画面18のフィルム種アイコン19及び入力メディアアイコン21は、図5(b)のように表示される。また、画像処理内容を示す代表的な絵は、図5(b)に示すように、例えば、ウェディング33a、証明写真33b、風景33c等である。例えば、結婚式の画像に対する画像処理内容を登録する時に、画像調整設定画面22において、入力メディア種23についてデジタルカメラを選択し、画像処理を施す画像に対応する代表的な絵が登録された一覧からウェディング33aを選択すると、入力メディアアイコン21は、図5(b)のように表示される。
【0068】
なお、図5(a)、(b)において、画像処理内容表示37は、チャンネル番号25a又は代表する絵として表示される構成としたが、これに限られない。タイトル表示25bを表示することも可能である。また、マウスカーソル35は、画像処理装置1に備えられたポインティングデバイスによって表示されるカーソルである。
【0069】
画質調整設定画面22において、予め複数の画質調整設定が登録されている場合、ホーム画面18のフィルム種アイコン19又は入力メディアアイコン21上に、マウスカーソル35を移動させ、操作部11又は11aによる操作を行うことにより(以下、マウスを右クリック)、図5(c)に示すように、予め登録された複数のタイトル名をすべて含んだタイトル一覧表34が表示される。タイトル一覧表34が表示されると、その一覧の中から、希望する画像処理内容に対応づけられたタイトル表示25bをマウスカーソル35により選択する。タイトル表示25bが選択されると、フィルム種アイコン19又は入力メディアアイコン21のうち、選択されたメディアアイコンが、選択されたメディアを示すメディア表示32及び画像処理内容表示37により表示される。それに伴って、画像処理内容も、予め設定されたその画像に対応する条件に変更される。なお、表示される画像処理内容表示32は、チャンネル番号25aやタイトル表示25bであり、特に限定されない。
【0070】
図5(c)に示すように、例えば、タイトル表示25bとして、ウェディング、ポートレート、風景、証明写真が予め登録されているとする。デジタルカメラで撮影した人物画像をプリントしたい場合、デジタルカメラの画像が表示された入力メディアアイコン21上にマウスカーソル35を移動させ、マウスを右クリックすることにより、タイトル一覧表34を表示させる。表示されたタイトル一覧表34により、現時点の画質調整設定がウェディングであることが確認できる。現時点の画質調整設定を確認し、次にプリントしたい画像のタイトル、ポートレートを選択する。この選択により、画質調整設定が瞬時にポートレートに変更されると、その画像処理内容にて画像処理が実行される。
【0071】
また、マウスを操作することにより、マウスカーソル35がホーム画面18のフィルム種アイコン19又は入力メディアアイコン21上を通過する時、現時点で設定されているタイトル表示25bが、吹き出し表示36される。例えば、現時点の設定内容がウェディングである場合、図5(d)に示すように、マウスカーソル35が通過するとウェディングと吹き出し表示35が表示される。
【0072】
以上のように、予め複数の画質調整設定を登録することにより、画質調整設定画面22において、その都度設定を行う必要はなく、ホーム画面18のフィルム種アイコン19又は入力メディアアイコン21を選択するだけで、最適な画像処理内容にて画像処理を実行することができる。このことにより、ホーム画面18の画質調整アイコン20により画質調整設定画面22を呼び出し、画質調整を設定した後、再度、ホーム画面18に戻り、フィルム種アイコン19又は入力メディアアイコン21を選択するという従来の手間を大幅に削減することができ、効率よく作業を進めることが可能である。
【0073】
また、ホーム画面18上のフィルム種アイコン19及び入力メディアアイコン21に、メディア表示32と画像処理内容表示37を合わせて表示することにより、ホーム画面18の画質調整アイコン20から画質調整画面22を呼び出し、画質調整画面22を確認する必要はなく、ホーム画面18のフィルム種アイコン19及び入力メディアアイコン21を見るだけで、現時点の設定内容を把握することが可能である。従って、ホーム画面18のアイコンのみでは、現時点の設定が把握できないことによる不安感をなくし、常に、設定内容を確認できるため、安心して作業を進めることができる。また、マウスカーソル35が通過するときに、タイトル表示25bを表示させることにより視覚的に分かりやすく、現時点の設定内容を把握することができる。このことにより、画像調整画面22を呼び出すという手間を省くことができ、作業効率をさらに促進することが可能である。
【0074】
また、ホーム画面18のフィルム種アイコン19又は入力メディアアイコン21において、そのアイコン上で操作を行うことにより、タイトル表示一覧表34を表示し、そのタイトル表示一覧表34から予め登録された画質設定へ変更可能であるため、現時点の画質設定から次に使用する画質設定への変更が容易である。画質調整設定画面22を呼び出し、設定を変更する、という従来の手間を削減でき、迅速なサービスを提供することが可能である。
【0075】
また、入力メディア種23やチャンネル番号25aは、プリント時に出力物の裏面に印字可能である。そのため、再プリント時には、これらの情報を元に同じプリントを再現することができる。さらに、元画像と共に入力メディア種23やチャンネル番号25a等の画像処理内容を示す情報をHDD等に保存しておくことにより、同様の効果を得られる。このことにより、再プリント依頼時にユーザは、再度、画質調整設定を行う必要はなく、作業効率の向上が実現できると共に、確実に顧客の要望するプリント処理を行うことが可能である。
【0076】
さらに、このシステムを利用してエンドユーザに画像処理を施したプリントやCD−R等を提供するサービスを行う際は、そのエンドユーザごとに画像処理内容を登録可能である。例えば、複数のカメラマンを顧客に持つ場合、カメラマン毎にお好みの画像処理内容を設定し、タイトル25にカメラマンの名前や画像、その他そのカメラマンを指定する記号等を設定することで、カメラマン毎にカスタマイズした画像を提供することが可能である。このことにより、再度、画像処理内容を説明する手間を省き、顧客の満足度も向上させることが可能である。また、ホーム画面18に表示される各種入力媒体のアイコン上に、カメラマンの顔画像などを表示可能であるため、設定変更や設定確認が容易であるため、顧客に対して迅速なサービスを提供できる。
【0077】
なお、フィルム種アイコン19及び入力メディアアイコン21は、各メディアに1つずつ設ける構成としたが、同じ種類のメディア表示32からなるフィルム種アイコン19及び入力メディアアイコン21を複数並べる構成としてもよい。また、マウスを用いる操作としたが、これに限られない。
【0078】
次に、図6(a)、(b)のフローチャートを参照して、入力メディアアイコン21について実行される処理について説明する。
【0079】
まず、図6(a)のフローチャートを参照して、フィルム種アイコン19及び入力メディアアイコン21に対応する画像処理内容登録における処理について説明する。
【0080】
ホーム画面18の画質調整アイコン20により、画像処理内容を設定するための画質調整設定画面22が表示される(ステップS1)。ステップS1において、画質調整設定画面22が表示されると、登録したいアイコンの入力メディア種23が選択される(ステップS2)。ステップS2において入力メディア種23が選択されると、タイトルの入力や、必要であれば、自由に好みの画質設定が行われる(ステップS3)。ステップS3において、お好みの画質設定が行われる、つまり、コントラストやγバランスなどの微調整が終了すると、登録ボタン31が押下され(ステップS4)、このことにより画質調整設定、つまり、画像処理内容が登録される。
【0081】
次に、図6(b)のフローチャートを参照して、図6(a)の処理において設定された画像処理内容をフィルム種アイコン19及び入力メディアアイコン21に表示させる方法について説明する。
【0082】
ホーム画面18のフィルム種アイコン19及び入力メディアアイコン21のうち、画像を読み込む入力媒体種別のアイコン上で、マウスを右クリックすることにより希望する画像処理内容に対応づけられたチャンネル番号25a又はタイトル表示25bが選択されると、まず、制御部7は押下された入力媒体種別を取得する(ステップS5)。ステップS5により、入力媒体種別を取得すると、次に、データ蓄積部17のデータベース17aに格納されている、その入力媒体種別に登録された画像処理内容の中から、選択されたチャンネル番号25a又はタイトル表示25bに対応づけられた画像処理内容を取得する(ステップS6)。ステップS6において、チャンネル番号25a又はタイトル表示25bに対応づけられた画像処理内容を取得すると、その画像処理内容に設定を変更すると共に、ホーム画面18の選択された入力媒体種別のアイコンに、取得したチャンネル番号25a又はタイトル表示25bを表示する(ステップS7)。
【0083】
上述した処理により表示された入力メディアアイコン21を選択した場合、このアイコンを押下するだけで指定した画像に対応づけられた画像処理内容にて画像処理が実行される。フィルム種アイコン19を選択した場合は、透過原稿を透過原稿入力装置9に挿入することにより設定された画像処理内容で画像処理が実行される。さらに、フィルム種アイコン19及び入力メディアアイコン21のみで、設定が変更された旨が把握される。
【0084】
例えば、入力媒体デジタルカメラについて、01ウェディング、02証明写真として画像処理内容がそれぞれ設定登録してあるとする。今、ホーム画面18の入力メディアアイコン21のうちデジタルカメラの入力メディアアイコン21について、メディア表示32がデジカメ、チャンネル番号25aが02で表示されていると、画像処理内容が証明写真用に設定してあることが確認できる。次、画像処理をしたい画像が、デジタルカメラで撮影された結婚式の画像である場合、図6(b)の方法により、チャンネル番号25a01を指定すると、ホーム画面18の入力メディアアイコン21において、チャンネル番号25a表示が変更されるとともに、01ウェディングとして登録されている画像処理内容に画質調整設定が変更されるのである。
【0085】
以上のように、予め複数の画質調整設定を登録しておくことにより、ホーム画面18において、画像処理を実行したい入力メディアの画像に対する画質調整設定を変更することが可能である。これにより、画質調整設定画面22を呼び出し設定変更を行った後、再度ホーム画面18に戻るという作業を省くことができるため、作業効率の向上が実現できる。
【0086】
次に、図7のフローチャートを参照して、デジタルカメラ画像の画像処理作業の一例を説明する。
【0087】
まず、ユーザがホーム画面18の入力メディアアイコン21のうち、選択した入力メディアアイコン21上でのマウス操作により、予め登録された複数のタイトル表示25bから希望するチャンネルが指定される(ステップP1)。ステップP1において、希望するチャンネルが指定されると、入力メディアアイコン21を押下することにより、画像選択画面(図示省略)が呼び出される。呼び出された画像データフォルダにおいて、プリントする画像群が指定される(ステップP2)。ステップP2において、プリントする画像群が指定されると、その指定された画像群に設定されている画像処理データが取得される(ステップP3)。ステップP3において、画像処理データが取得されると、画像ファイルが読込まれ(ステップP4)、制御部7の画像処理部70により、モニタ用画像処理が実行される(ステップP5)。ステップP5において、モニタ用画像処理が実行されると、CRT8に画像処理後の画像のプレビューが表示される(ステップP6)。
【0088】
ステップP6において、CRT8に画像処理後の画像が表示されると、表示された画像がユーザにより確認される。そして、ユーザによる画像補正が実行されたか否かが判定される(ステップP7)。ステップP7において、ユーザによる画像補正が実行されたと判定された場合(ステップP7;YES)、再度、ステップP5に戻り、モニタ用画像処理が実行される。このユーザによる補正は複数回実行が可能である。そのためユーザは、予め設定された画像処理内容に基づいて画像処理が施された画像を確認し、納得のいくまで画質補正を行うことが可能である。
【0089】
ステップP7において、ユーザによる画像補正が実行されなかったと判定された場合(ステップP7;NO)、制御部7の画像処理部70により、プリント用画像処理が実行される(ステップP8)。ステップP8において、プリント用画像処理が実行されると、露光処理部4へ画像処理が終了した画像が転送される(ステップP9)。ステップP9において、露光処理部4へ画像が転送されると、オーダが終了したか否かが判定される(ステップP10)。ステップP10において、オーダが終了したと判定された場合(ステップP10;YES)、画像処理作業が終了する。ステップP10において、オーダが終了していないと判定された場合(ステップP10;NO)、再度、ステップ4に戻り、ステップP4〜P10の処理が繰り返される。
【0090】
以上のように、予め複数の画像調整設定が登録されていれば、ホーム画面18のフィルム種アイコン19又は入力メディアアイコン21から希望するチャンネルを選択できることにより、画質調整設定画面22における入力メディア種23の選択し直しや、画質調整設定のし直しを行うことなく、ユーザのお好みの画像処理内容により画像処理を実行できる。そのため、プリント作業へ至るまでの作業時間を短縮でき、作業効率を良くすることが可能であり、迅速なサービスを提供できる。
【0091】
また、チャンネル選択により画像調整設定を即座に行い、プレビュー表示することで画像処理後の画像を確認できる。この確認作業により、画像処理後の画像に対して必要であれば、再度、画像調整設定を変更することが可能である。この、ユーザによる補正作業は複数回実行可能であるため、ユーザは納得のいくまで画像調整設定を行うことができる。これにより、予め画像処理内容が設定されていても、その設定内容に限定されることなく、ユーザは画像を確認しながら追加補正が可能であるため、作業の自由度が向上される。
【0092】
なお、本発明は画像処理装置に限られるものではなく、他の装置等にも適用でき、同様の効果を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】本実施形態に係る画像処理装置の概観構成を示す斜視図である。
【図2】図1の画像処理装置の主要部構成を示すブロック図である。
【図3】図1の画像処理装置の標準画面を示す概略図である。
【図4】本実施形態の画像処理装置において、画質を調整するための画質調整画面の一例である。
【図5】図3の標準画面を構成する、フィルム種アイコン及び入力メディアアイコンの拡大図である。
【図6】本実施形態において、フィルム種アイコン及び入力メディアアイコンについて実行される処理を示すフローチャートである。
【図7】本実施形態において実行される、画像処理作業の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0094】
1 画像処理装置
2 本体
3 マガジン装填部
4 露光処理部
5 プリント作成部
6 トレー
7 制御部
8 CRT
9 透過原稿入力装置
10 反射原稿入力装置
11、11a 操作部
12 情報入力手段
13a PCカード
13b フロッピーディスク
14 画像読込部
14a PCカード用アダプタ
14b ディスク用アダプタ
15 画像書込部
15a フロッピーディスク用アダプタ
15b MO用アダプタ
15c 光ディスク用アダプタ
16a フロッピーディスク
16b MO
16c 光ディスク
17 データ蓄積手段
17a データベース格納手段
18 ホーム画面
19 フィルム種アイコン
20 画質調整アイコン
21 入力メディアアイコン
22 画質調整設定画面
23 入力メディア種
24 画質設定
25 タイトル
25a チャンネル番号
25b タイトル表示
26 設定切替
27 オフセット
28 基本階調
29 γバランス
30 削除ボタン
31 登録ボタン
32 メディア表示
33a ウェディング表示
33b 証明写真表示
33c 風景表示
34 タイトル一覧表
35 マウスカーソル
36 吹き出し表示
37 画像処理内容表示

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像処理対象を指定するための処理対象識別標識を画像処理装置の操作入力手段の表示画面上に表示する標識表示方法において、
前記処理対象識別標識に表示された画像処理対象に関連する少なくとも一つの関連情報を表す関連情報標識を、前記操作入力手段の表示画面上に、前記処理対象識別標識と共に一体的に表示することを特徴とする画像処理装置における標識表示方法。
【請求項2】
前記画像処理対象は、異なる複数種類の記録媒体に記録された画像情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置における標識表示方法。
【請求項3】
前記処理対象識別標識及び/又は前記関連情報標識は、変更可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置における標識表示方法。
【請求項4】
前記関連情報標識は、画像処理の内容を表すことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の画像処理装置における標識表示方法。
【請求項5】
前記関連情報標識は、画像処理内容を登録した登録番号を表すことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の画像処理装置における標識表示方法。
【請求項6】
前記画像処理装置はポインティングデバイスを備え、前記ポインティングデバイスによって表示させるカーソルが、処理対象識別標識を指示した時に、当該処理対象識別標識に関連する画像処理内容表示を選択可能に一覧表示することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の画像処理装置における標識表示方法。
【請求項7】
前記ポインティングデバイスによって表示させるカーソルが、処理対象識別標識を指示した時に、当該処理対象識別標識に関連する画像処理内容に対応づけられた表示を表示することを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の画像処理装置における標識表示方法。
【請求項8】
画像処理装置のコンピュータに、画像処理対象を指定するための処理対象識別標識を操作入力手段の表示画面上に表示させる表示制御手段として機能させるプログラムであって、
前記処理対象識別標識に表示された画像処理対象に関連する少なくとも一つの関連情報を表す関連情報標識を、前記表示画面上に前記処理対象識別標識と共に一体的に表示させる表示制御手段として機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項9】
前記画像処理対象は、異なる複数種類の記録媒体に記録された画像情報であることを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記処理対象識別標識及び/又は前記関連情報標識は、変更可能であることを特徴とする請求項8又は9に記載のプログラム。
【請求項11】
前記関連情報標識は、画像処理の内容を表すことを特徴とする請求項8から10の何れか一項に記載のプログラム。
【請求項12】
前記関連情報標識は、画像処理内容を登録した登録番号を表すことを特徴とする請求項8から11の何れか一項に記載のプログラム。
【請求項13】
前記画像処理装置はポインティングデバイスを備え、前記ポインティングデバイスによって表示させるカーソルが、処理対象識別標識を指示した時に、当該処理対象識別標識に関連する画像処理内容表示を選択可能に一覧表示させる表示制御手段として機能させることを特徴とする請求項8から12の何れか一項に記載のプログラム。
【請求項14】
前記ポインティングデバイスによって表示させるカーソルが、処理対象識別標識を指示した時に、当該処理対象識別標識に関連する画像処理内容に対応づけられた表示を表すことを特徴とする請求項8から13の何れか一項に記載のプログラム。
【請求項15】
処理対象画像情報が記録された記録媒体を指定するための処理対象識別標識を操作入力手段の表示画面上に表示させ、前記表示された処理対象識別標識を介して指定された記録媒体の記録画像情報を取得し、この取得した画像情報に予め設定された画像処理内容に従って画像処理を施す画像処理装置において、
前記処理対象識別標識で表される記録媒体の画像情報に対して設定された画像処理に関連する少なくとも一つの関連標識を、前記操作入力手段の表示画面上に、前記処理対象識別標識と共に一体的に表示させる表示制御手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
【請求項16】
前記画像処理対象は、異なる複数種類の記録媒体に記録された画像情報であることを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
【請求項17】
前記媒体識別標識及び/又は前記関連標識は変更可能であることを特徴とする請求項15又は16に記載の画像処理装置。
【請求項18】
前記関連標識は、前記媒体識別標識に表された記録媒体の画像情報に対する画像処理内容を表示することを特徴とする請求項15から17の何れか一項に記載の画像処理装置。
【請求項19】
前記関連標識は、前記媒体識別標識に表された記録媒体の画像情報に対する画像処理内容を登録した登録番号であることを特徴とする請求項15から18の何れか一項に記載の画像処理装置。
【請求項20】
前記画像処理装置はポインティングデバイスを備え、前記ポインティングデバイスによって表示されたカーソルが、処理対象識別標識を指示した時に、当該処理対象識別標識に関連する画像処理内容表示を選択可能に一覧表示することを特徴とする請求項15から19の何れか一項に記載の画像処理装置。
【請求項21】
前記ポインティングデバイスによって表示されたカーソルが、処理対象識別標識を指示した時に、当該処理対象識別標識に関連する画像処理内容に対応づけられた表示を表示することを特徴とする請求項15から20の何れか一項に記載の画像処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−227740(P2006−227740A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−38064(P2005−38064)
【出願日】平成17年2月15日(2005.2.15)
【出願人】(303050159)コニカミノルタフォトイメージング株式会社 (1,066)
【Fターム(参考)】