説明

画像出力受付端末および方法、並びにプログラム

【課題】人物を指定し、指定された人物が写る画像データを抽出して印刷することが可能な画像出力受付端末等を提供する。
【解決手段】人物画像検出部64は、画像選択部63によって受け付けられた選択画像において人物画像(顔)を検出する。表示用画像抽出部65は、人物検出部64によって検出された複数の人物画像のうち、同一人物毎に人物画像を抽出する。表示制御部62は、表示用画像抽出部65で抽出された人物画像の一覧を表示する。利用者は、一覧の中から主役にする人物画像を指定する。印刷画像抽出部67は、パラメータ設定部66によって設定された指定の条件(抽出条件)に基づいて、利用者により指定された主役の人物画像を含む画像データを抽出する。印刷実行部69は、印刷対象の画像データを所定位置に配した後、印刷データに変換し、印刷データの印刷を実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者が所有する記憶媒体や携帯端末などに記憶されている画像データの印刷を受け付ける画像出力受付端末に関し、特に、人物を指定し、指定された人物が写る画像データを抽出して印刷することが可能な画像出力受付端末等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、利用者が所有する記憶媒体に記憶されている画像データの印刷を行う画像プリントシステムが広く普及している。利用者は、画像プリントシステムの画像出力受付端末を操作することにより、デジタルカメラ等で撮影した画像を印刷することができる。
【0003】
利用者は、膨大な量の画像データの中から所望の画像データを選び出し、それを印刷注文する操作は煩雑になりがちである。
【0004】
例えば、特許文献1には、特定人物が登場するコンテンツファイルをサーチする技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−39724号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の技術では、コンテンツファイルの管理に関するものであり、印刷に関する技術については開示も示唆もなされていない。
【0007】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすることは、人物を指定し、指定された人物が写る画像データを抽出して印刷することが可能な画像出力受付端末および方法、並びに、そのプログラムである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するために、第1の発明は、記憶媒体または携帯端末に記憶されている画像データの入力を制御する入力制御手段と、前記画像データに含まれる人物画像を検出する人物画像検出手段と、前記人物画像検出手段により検出された前記人物画像の表示を制御する表示制御手段と、前記表示制御手段により表示が制御されている前記人物画像のうち、所定の人物画像の選択を受け付ける選択手段と、前記選択手段により選択された前記所定の人物画像を含む画像データを抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記所定の人物画像を含む画像データに基づいて印刷データを生成し、印刷の実行を指示する印刷実行手段とを備えることを特徴とする画像出力受付端末である。第1の発明によって、特定の人物を含む画像データを抽出して印刷することができる。
【0009】
前記人物画像検出手段により複数の前記人物画像が検出された場合、前記表示制御手段は、検出数が多い順に異なる人物画像の表示を制御する。
これにより、主役となる人物を簡単に選択することができる。
【0010】
前記選択手段は、1または複数の前記所定の人物画像の選択を受け付ける。
これにより、複数の人物を主役として選択することができる。
【0011】
前記抽出手段は、抽出条件に基づいて前記画像データを抽出する。
これにより、プリント物として好適な画像データを効率良く抽出することができる。
【0012】
前記抽出条件は、少なくとも、撮影日時、撮影条件、手振れ有無、写真タイプのうちの1つを含む。
これにより、撮影時刻が近い画像データの複数枚選択、オート(自動)撮影の画像データの選択、手振れ有りの画像データの選択を避けることができる。
【0013】
前記写真タイプの抽出パラメータを設定する設定手段をさらに備える。
これにより、利用者は、自分好みに画像データの抽出条件を設定することができる。
【0014】
前記抽出パラメータは、集合写真の割合、風景写真の割合、および主役アップ写真の割合である。
これにより、利用者は、集合写真、風景写真、主役アップ写真の割合を設定することができる。
【0015】
第2の発明は、記憶媒体または携帯端末に記憶されている画像データの入力を制御する入力制御ステップと、前記画像データに含まれる人物画像を検出する人物画像検出ステップと、前記人物画像検出ステップにより検出された前記人物画像の表示を制御する表示制御ステップと、前記表示制御ステップにより表示が制御されている前記人物画像のうち、所定の人物画像の選択を受け付ける選択ステップと、前記選択ステップにより選択された前記所定の人物画像を含む画像データを抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップにより抽出された前記所定の人物画像を含む画像データに基づいて印刷データを生成し、印刷の実行を指示する印刷実行ステップとを含むことを特徴とする画像出力受付方法である。
【0016】
第3の発明は、記憶媒体または携帯端末に記憶されている画像データの入力を制御する入力制御ステップと、前記画像データに含まれる人物画像を検出する人物画像検出ステップと、前記人物画像検出ステップにより検出された前記人物画像の表示を制御する表示制御ステップと、前記表示制御ステップにより表示が制御されている前記人物画像のうち、所定の人物画像の選択を受け付ける選択ステップと、前記選択ステップにより選択された前記所定の人物画像を含む画像データを抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップにより抽出された前記所定の人物画像を含む画像データに基づいて印刷データを生成し、印刷の実行を指示する印刷実行ステップとを含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0017】
本発明により、人物を指定し、指定された人物が写る画像データを抽出して印刷することが可能な画像出力受付端末および方法、並びに、そのプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像出力受付端末の外観斜視図である。
【図2】画像出力受付端末のハードウエアの構成例を示すブロック図である。
【図3】製本機のハードウエアの構成例を示すブロック図である。
【図4】画像出力受付端末1のコンピュータの機能構成例を示すブロック図である。
【図5】画像出力受付端末の処理を説明するフローチャートである。
【図6】図5に続くフローチャートである。
【図7】主役選択画面の表示例を示す図である。
【図8】画像出力受付端末の変形例の処理を説明するフローチャートである。
【図9】主役選択画面の他の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像出力受付端末1の外観斜視図である。
【0021】
画像出力受付端末1は、店頭において、入力メディア(記憶媒体)や携帯端末に記憶されている画像データの印刷を受け付け、印刷を行う端末である。画像出力受付端末1は、予め画像データが記憶された入力メディアや携帯端末(いずれも不図示)から画像データを取得し、内部に保持する。
【0022】
入力メディアは、例えば、DVD-ROM/CD-ROM/CD-R/CD-RW、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SD(Secure Digital)カード、ミニSDカード、マイクロSDカード、xD−ピクチャーカード、Smart Media(登録商標)、MEMORY STICK(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等である。
【0023】
携帯端末は、例えば、スマートフォン、iPhone(登録商標)、カメラ付き携帯電話機、iPad(登録商標)、携帯型パーソナルコンピュータ等である。通信方法は、例えば、blue
tooth(登録商標)、IR(赤外線通信)等である。
【0024】
画像出力受付端末1の上部正面には、タッチパネル付ディスプレイ11が配置されている。タッチパネル付ディスプレイ11は、操作の案内、操作の状況、読み込んだ画像データ等を表示するとともに、利用者からの指示を受け付ける。利用者は、タッチパネル付ディスプレイ11を介して、印刷注文する画像データの選択、画像データの画像処理の指示等を行う。
【0025】
タッチパネル付ディスプレイ11の下部には、メディア投入口12および通信口13が設けられている。メディア投入口12は、各メディアの挿入口であり、複数の挿入口が1箇所にまとめて配置されている。通信口13は、各携帯端末と通信を行うための通信ポートであり、複数の通信ポート(赤外線ポートやUSB(Universal Serial Bus)ポートなど)が1箇所にまとめて配置されている。
【0026】
画像出力受付端末1の下段部の前面板14には、レシート取出口15、硬貨投入口16および紙幣挿入口17のような料金投入口、つり銭返却口18、プリント物取出口19、ドア開閉キー20、メンテナンスキー21等が設けられている。
【0027】
レシート取出口15、硬貨投入口16、紙幣挿入口17、つり銭返却口18は、利用者によるプリント物の注文内容に応じた入金を要求する課金手段として機能する。利用者は、硬貨投入口16に硬貨を投入したり、紙幣挿入口17に紙幣を挿入したりすることにより、プリント物の料金を支払う。つり銭がある場合には、つり銭返却口18から放出される。また、料金徴収後、徴収金額や注文内容等が印刷されたレシートがレシート取出口15から放出される。
【0028】
プリント物取出口19には、画像出力受付端末1の筐体内に設置されるプリンタにより印刷されたプリント物が排出される。ドア開閉キー20は、画像出力受付端末1の前面板14を開閉するためのキーである。メンテナンスキー21は、利用者が画像出力受付端末1を利用可能な運転モードと、管理者が画像出力受付端末1のメンテナンスや設定、レシートの再印刷等を行う管理モードを切り替えるためのキーである。
【0029】
次に、画像出力受付端末1の基本的動作について説明する。
【0030】
画像出力受付端末1は、入力メディアから読み込んだ画像データを液晶ディスプレイ等のタッチパネル付ディスプレイ11に表示する。利用者は、タッチパネル付ディスプレイ11に設けられたタッチパネルにより、入力メディアや携帯端末等から読み込んだ画像の中から印刷注文する画像を選択する。
【0031】
本実施の形態において、印刷注文の内容には、「プリント」と「フォトブック」の2種類がある。「プリント」は、熱転写方式などで片面または両面に印画した用紙を出力する(通常の画像印刷を行う)ものである。「フォトブック」は、画像やテキストを熱転写方式などで片面または両面に印画した複数の用紙を用いて製本を行い、製本物を出力(提供)するものである。
【0032】
利用者は、タッチパネル付ディスプレイ11に表示された画面上で、印刷注文する画像を選択した後、印刷の実行を指示すると、画像出力受付端末1内のコンピュータが内部プリンタに画像データを転送する。
【0033】
画像出力受付端末1は、利用者にプリント物の印刷注文に応じた料金を算出、表示し、必要に応じてレシートプリンタによりレシート(引換券)を発行し、利用者に支払いを要求する。画像出力受付端末1は、課金手段により利用者の入金が完了すると、印刷データの印刷を開始する。印刷されたプリント物は、プリント物取出口19から排出され、利用者に提供される。
【0034】
また画像出力受付端末1は、「フォトブック」を作成する場合、印刷されたプリント物を内部製本機に搬送し、プリント物を所定の製本方法で製本する。製本されたフォトブックは、図示せぬフォトブック取出口から排出され、利用者に提供される。
更に、本発明は、その場でプリント物を受け取る場合に限られず、いわゆる「オンライン製本」にも適用可能である。「オンライン製本」とは、利用者などが所有するコンピュータから同様の手順によってプリント物の発注を行い、業者がプリント物を製本し、郵送によってプリント物を受け取るというものである。本発明を「オンライン製本」に適用する場合、後述する図5、図6に示す処理を実行する為のプログラムを、利用者などが所有する汎用のコンピュータにインストールすることによって同様に実現することができる。すなわち、画像出力受付端末とは、図5、図6に示す処理を実行する為のプログラムがインストールされた汎用のコンピュータも含むものである。
【0035】
なお、画像出力受付端末1は、料金算出、レシート(引換券)の発行を行うだけでなく、課金機を装備しているため、利用者に入金を要求して現金による課金処理を行うようにすることもできる。
【0036】
図2は、画像出力受付端末1のハードウエアの構成例を示すブロック図である。
【0037】
コンピュータ30は、制御部31、記憶部32、入出力部33、通信部34等から構成され、各種メディア読取部41、通信部42、シャッタ43、モニタ44、コインメック45、ビルバリ46、レシートジャーナル処理部47、およびプリンタ48、および製本機50を制御する。
【0038】
制御部31は、プログラムの実行を行うCPU(Central processing Unit)と、プログラム命令あるいはデータ等を格納するためのRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等で構成される。制御部31は、記憶部32等に格納されたプログラムに従って、バス35を介して接続された各装置を制御する。
【0039】
記憶部32には、制御部31が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(Operating System)等が格納される。プログラムは、例えば、画像入力プログラム、課金処理プログラム、レシート印刷処理プログラム、保守プログラム等である。データは、例えば、画像データや印刷データ等である。
【0040】
プログラムのコードは、制御部31により必要に応じて読み出され、RAMに移され、CPUに読み出されて各種機能として実行される。
【0041】
入出力部33は、記憶部32に格納されているプログラム等の更新や、画像出力受付端末1の設定等を行うメンテナンス時に用いられる。
【0042】
通信部34は、通信制御装置、通信ポート等を有し、画像出力受付端末1と図示せぬネットワーク間の通信を媒介する通信インターフェースである。通信部34は、ネットワークを介して画像出力受付端末1と他の外部装置間の通信制御を行う。
【0043】
各種メディア読取部41は、メディア投入口12の各メディアの挿入口に対応して画像出力受付端末1内部に設けられ、挿入された入力メディアに予め記憶されている画像データを読み込む。通信部42は、通信口13の各通信ポートに対応して設置されており、通信中の携帯端末に予め記憶されている画像データを読み込む。
【0044】
シャッタ43は、メディア投入口12の各挿入口に設けられ、入力メディアの挿入口を開閉し、読取処理の最中や、課金処理が完了するまで、入力メディアを取り出せないようにする。モニタ44は、タッチパネル付ディスプレイ11である。
【0045】
コインメック45、ビルバリ46、レシートジャーナル処理部47は、課金機能の役割を果たす。コインメック45は、硬貨投入口16に対応して画像出力受付端末1内部に設けられ、硬貨の入出力を管理する。ビルバリ46は、紙幣挿入口17に対応して画像出力受付端末1内部に設けられ、紙幣の入出力を管理する。
【0046】
レシートジャーナル処理部47は、レシート取出口15に対応して画像出力受付端末1内部に設けられ、利用者の徴収金額や注文内容に応じたレシートを印刷する。
【0047】
プリンタ48は、プリント物取出口19に対応して画像出力受付端末1内部に設けられ、プリント物を印刷する。プリンタ48は、画像データを印刷する高解像度カラープリンタであり、熱転写プリンタあるいはインクジェット型など、プリンタの方式は特に問わない。印刷を行うべく紙は、シート状またはロール状である。
【0048】
製本機50は、ローラや搬送路等を有し、プリンタ48で印刷されたプリント物を所定の製本方法で製本しフォトブック等の製本物を作成して出力する。
【0049】
なお、プリンタ48は、画像出力受付端末1内部に設けられ、そこで印刷が行われるが、これに限らず、例えば、通信部34およびネットワークを介して接続されたプリンタサーバに画像データを転送し、そこで印刷を行わせることも勿論可能である。また、製本機50も、画像出力受付端末1内部に設けられ、そこで製本が行われるが、これに限らず、例えば、図示せぬ搬送路を介して接続された外部の製本機にプリント物を搬送し、そこで製本を行わせるようにしてもよい。すなわち、画像出力受付端末1と、プリンタ48、製本機50はそれぞれ別体であってもよい。
【0050】
図3は、製本機50のハードウエアの構成例を示すブロック図である。
【0051】
製本機50は、プリント物を折りたたむ折り機構51、プリント物をホチキスや製本テープ、背表紙、糊等で綴じる綴じ機構52、プリント物を化粧断裁する裁断機構53等を備えるものを用いることができる。これらの機構としては、既知のものを使用できる。フォトブックの製本方法の詳細については、特開2010−137564号公報等に記載されている通り公知の技術である。
【0052】
図4は、画像出力受付端末1内のコンピュータ30の機能構成例を示すブロック図である。図4に示す機能部のうちの少なくとも一部は、図3の制御部31により画像印刷プログラムが実行されることによって実現される。
【0053】
入力制御部61は、各種メディア読取部41で読み込まれた画像データや通信部42で読み込まれた画像データの入力を制御する。
【0054】
表示制御部62は、入力制御部61に入力された画像データの一覧表示画面、画像データの印刷サービスを利用者に提供するための画像出力サービス案内画面、表示用画像抽出部65によって抽出された人物画像の一覧表示画面等の各種画面のモニタ44上への表示を制御する。
【0055】
画像選択部63は、モニタ44に表示されている画像データの一覧表示画面において、利用者による画像の選択を受け付ける。
【0056】
人物画像検出部64は、画像選択部63によって受け付けられた選択画像において人物画像(顔)を検出し、検出した人物画像の特徴量を取得する。ここで、人物画像検出方法として、例えば、顔の輝度分布情報が記録されているテンプレートと実画像とのマッチングによる顔検出方法、画像に含まれる肌色の部分や人間の顔の特徴量等に基づいた顔検出方法等を用いることができる。この特徴量の詳細は、例えば、特開2010−39724号公報等に記載されている通り、この分野の当業者には周知であるため説明を省略する。また、後述するように、集合写真、風景写真、及び、主役アップ写真を区別する為、人物画像検出部64は、複数の人物画像(顔)が含まれる画像の写真タイプを「集合写真」、人物画像(顔)が一つも含まれない画像の写真タイプを「風景写真」、面積が大きい人物画像(顔)が一つ含まれる画像の写真タイプを「主役アップ写真」と設定する。
【0057】
表示用画像抽出部65は、人物検出部64によって検出された複数の人物画像のうち、同一人物毎に人物画像を抽出する。
【0058】
パラメータ設定部66は、印刷画像抽出部67で抽出する画像について指定の条件(抽出条件)を予め設定する。指定の条件としては、例えば、撮影日時、撮影条件、手振れ有無、写真タイプである。これらの条件が設定されることにより、印刷画像抽出部67は、撮影時刻が近い画像を複数枚選択しない、連写撮影で撮影された複数画像の全ての画像を選択しない、オート(自動)で撮影された画像(こだわりのない画像)を選択しない、手振れがある画像を選択しないようにすることができる。
【0059】
またパラメータ設定部66は、モニタ44に表示されているパラメータ設定画面上で、利用者によって入力された写真タイプのパラメータ情報を設定する。例えば、写真タイプには、集合写真、風景写真、主役アップ写真があり、利用者によって抽出割合が設定される。
【0060】
より詳細には、パラメータ設定部66は、予め、「多い」=3、「普通」=2、「少ない」=1と値を決めておき、利用者が、モニタ44に表示されるパラメータ設定画面上で、集合写真、風景写真、主役アップ写真のそれぞれに対して値を設定することができるようにする。そして、集合写真の割合=集合写真の値/(集合写真の値+風景写真の値+主役アップ写真の値)、風景写真の割合=風景写真の値/(集合写真の値+風景写真の値+主役アップ写真の値)、主役アップ写真の割合=主役アップ写真の値/(集合写真の値+風景写真の値+主役アップ写真の値)を算出し、写真タイプの抽出割合を設定する。
【0061】
印刷画像抽出部67は、パラメータ設定部66によって設定された指定の条件(抽出条件)に基づいて、入力制御部61に入力された画像データの中から、利用者により指定された主役の人物画像を含む画像データを抽出する。
【0062】
課金部68は、印刷注文に応じた料金を算出し、その算出結果をモニタ44に表示させ、利用者に支払いを要求する。また課金部68は、コインメック45やビルバリ46の金銭の入出力を管理する。
【0063】
印刷実行部69は、課金部68によって課金処理が完了すると、印刷対象の画像データを所定位置に配した後、印刷データに変換し、印刷データの印刷を実行する。
【0064】
次に、図5および図6のフローチャートを参照して、画像出力受付端末1の処理について説明する。この処理は、画像出力受付端末1が起動中、常に実行されているものである。なお、画像出力受付端末1の起動中に表示される各画面を総称して、本発明では「画像出力サービス案内画面」と呼ぶ。
【0065】
ステップS1において、画像出力受付端末1の表示制御部62は、タッチパネル付ディスプレイ11(モニタ44)にサービス内容、手順、案内等を示すメニュー画面を表示し、利用者に各種機能を選択させる。例えば、利用者は、タッチパネル付ディスプレイ11に表示されたメニュー画面から、入力メディアの種別や注文内容(プリントまたはフォトブック)等を選択し、案内に従って、所定のメディア投入口12に入力メディアを挿入する。
【0066】
ステップS2において、画像出力受付端末1の入力制御部61は、各種メディア読取部41によって読み取らせた入力メディアに記憶されている画像データを読み込む。
【0067】
ステップS3において、画像出力受付端末1の表示制御部62は、ステップS2の処理で読み込んだ画像データを日付毎に分類し、その画像フォルダの一覧をタッチパネル付ディスプレイ11に表示する。利用者は、印刷注文する画像フォルダを選択することで、次の画像出力サービス案内画面へと進むことができる。
【0068】
ステップS4において、画像出力受付端末1の画像選択部63は、利用者による画像フォルダの選択を受け付けたか否かを判定し、画像フォルダの選択を受け付けるまで待機する。そして、ステップS4において、画像出力受付端末1の画像選択部63は、画像フォルダの選択を受け付けたと判定した場合、ステップS5に進む。
【0069】
ステップS5において、画像出力受付端末1の人物画像検出部64は、画像選択部63によって受け付けられた選択画像フォルダ内の画像データにおいて人物画像(顔)を検出し、検出した人物画像の特徴量を取得する。また画像出力受付端末1の表示用画像抽出部65は、人物画像検出部64で検出された複数の人物画像のうち、同一人物毎に人物画像を抽出する。画像出力受付端末1の表示制御部62は、表示用画像抽出部65によって抽出された人物画像の代表画像を、検出数の多い順に並び変えて、その一覧を主役選択画面としてタッチパネル付ディスプレイ11に表示する。
【0070】
図7は、主役選択画面100の表示例を示す図である。図7に示すように、主役選択画面100には、表示用画像抽出部65によって抽出された人物画像P1〜P8が、検出数の多い順に表示されている。また主役選択画面100には、2人目の主役の画像を選択するための「2人目の主役」ボタン101、選択した主役を含む画像を抽出するための「画像選択」ボタン102も表示されている。
【0071】
利用者は、図7に示す主役選択画面100において、印刷注文する主役の画像を選択し、「画像選択」ボタン102を押下することで、次の画像出力サービス案内画面へと進むことができる。また利用者は、印刷注文する主役の画像を選択し(1人目の主役を選択し)、「2人目の主役」ボタン101を押下することで、2人目の主役選択画面に進むことができる。
【0072】
なお、主役選択画面100に表示される人物画像P1〜P8は、異なる人物画像とされているが、同一人物が異なる人物として検出され表示されることもある。この場合には、利用者は、異なる人物として検出された人物画像を全て選択すれば良い。
【0073】
また「2人目の主役」ボタン101が押下された場合、図7に示した主役選択画面と同様の画面(図示せぬ)がさらに表示されるが、「2人目の主役」ボタン101に代わり、「3人目の主役」ボタンが表示される。このように、利用者は、複数の主役を選択することができる。
【0074】
図5の説明に戻る。ステップS6において、画像出力受付端末1の画像選択部63は、利用者によって主役にする人物画像が選択されたか否かを判定し、主役にする人物画像が選択されるまで待機する。そして、ステップS6において、画像出力受付端末1の画像選択部63は、主役にする人物画像が選択されたと判定した場合、ステップS7に進む。
【0075】
ステップS7において、画像出力受付端末1の画像選択部63は、主役選択の終了が指示されたか否かを判定し、主役選択の終了が指示されていないと判定した場合、つまり、図7に示した主役選択画面100において、「2人目の主役」ボタン101が押下された場合、ステップS6に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。つまり、ステップS6とS7の処理によって、1または複数の主役の画像が選択されることになる。
【0076】
ステップS7において、画像出力受付端末1の画像選択部63は、主役選択の終了が指示されたと判定した場合、つまり、1または複数の主役の画像が選択され、「画像選択」ボタン102が押下された場合、ステップS8に進む。ステップS8において、画像出力受付端末1の表示制御部62は、抽出画像のパラメータを設定する画面をタッチパネル付ディスプレイ11に表示する。
【0077】
利用者は、抽出画像のパラメータ設定画面上で、集合写真、風景写真、主役アップ写真のそれぞれに対して、「多い」=3、「普通」=2、「少ない」=1のいずれかの値を設定することができる。また、利用者は、画像出力受付端末1に自動的にパラメータ設定を行わせる設定値である「お任せ」も指定することができる。この場合、画像出力受付端末1は、デフォルト値として予め決められている抽出割合を設定したり、ランダムに抽出割合を設定したり、集合写真、風景写真、主役アップ写真の枚数に応じて抽出割合を設定したりする。
【0078】
ステップS9において、画像出力受付端末1のパラメータ設定部66は、利用者により写真タイプの抽出割合が設定されたか否かを判定し、利用者により写真タイプの抽出割合、又は、「お任せ」が設定されるまで待機する。
【0079】
ステップS9において、画像出力受付端末1のパラメータ設定部66は、利用者により写真タイプの抽出割合が設定されたと判定した場合、ステップS10に進み、利用者により設定された抽出画像の割合を決定する。
【0080】
例えば、利用者によって、集合写真の値=1、風景写真の割合=2、主役アップ写真の値=3に設定されたとすると、抽出画像の割合は下記のようになる。
集合写真の割合=1/(1+2+3)=1/6
風景写真の割合=2/(1+2+3)=1/3
主役アップ写真の割合=3/(1+2+3)=1/2
【0081】
ステップS11において、画像出力受付端末1の表示制御部62は、ステップS1で表示させたメニュー画面において利用者により入力された注文内容がフォトブックであるか否かを判定し、注文内容がフォトブックであると判定した場合、図6のステップS12に進む。
【0082】
ステップS12において、画像出力受付端末1の印刷画像抽出部67は、ステップS6で選択された主役の人物画像を含む画像データの中から、パラメータ設定部66によって設定された下記の指定の条件(抽出条件)に合う画像データを抽出する。
1.撮影時刻が近い画像を複数枚選択しない
2.連写撮影で撮影された画像はいずれか1枚に絞る
3.撮影条件を設定した画像を選択する(オート撮影の画像は選択しない)
4.手振れがある画像は選択しない(手振れの有無は画像解析を用いる)
【0083】
ステップS12で画像データが抽出された後、ステップS13において、画像出力受付端末1の表示制御部62は、フォトブックの厚さを選択する画面を表示する。
【0084】
利用者は、厚さ選択画面上で、「おススメ版(例えば、18頁)」、「ライト版(例えば、10頁)」、「ヘビー版(36頁)」のいずれかを指定(選択)することができる。なお、厚さ選択画面上で、1頁内に配置する画像枚数やレイアウト等を設定することもできる。
【0085】
ステップS14において、画像出力受付端末1の入力制御部61は、フォトブックの厚さが指定されたか否かを判定し、フォトブックの厚さが指定されるまで待機する。そして、ステップS14において、画像出力受付端末1の入力制御部61は、フォトブックの厚さが指定されたと判定した場合、ステップS15に進む。
【0086】
ステップS15において、画像出力受付端末1の印刷画像抽出部67は、ステップS14で指定されたフォトブックの厚さ(頁数および1頁内の画像枚数)と、ステップS10で決定された抽出画像(写真タイプ)の割合に基づいて、ステップS12で抽出した画像データから、印刷する画像データを絞り込む。
【0087】
例えば、指定されたフォトブックの厚さ(頁数および1頁内の画像枚数)から総プリント枚数を決定し、ステップS12で抽出した画像データのうち、ステップS10で決定された抽出画像の割合(上記の例では、集合写真の割合=全体数の1/6、風景写真の割合=全体数の1/3、主役アップ写真の割合=全体数の1/2)に基づいて絞り込む。このとき、ステップS12で抽出した画像データが「集合写真の割合×総プリント枚数」、「風景写真の割合×総プリント枚数」、および「主役アップ写真の割合×総プリント枚数」の合計よりも少ない場合、他の画像データを任意に自動選択すれば良い。
【0088】
ステップS16において、画像出力受付端末1の課金部68は、利用者に対して、印刷注文するフォトブックの冊数の指定等を促す。例えば、利用者は、タッチパネル付ディスプレイ11に表示された注文画面から、作成するフォトブックの冊数を入力する。また画像出力受付端末1の課金部68は、利用者からの印刷注文に対する代金の合計金額を算出し、タッチパネル付ディスプレイ11に算出結果(印刷代金)を表示する。
【0089】
ステップS17において、画像出力受付端末1の印刷実行部69は、印刷対象の画像データを印刷データに変換し、印刷データをプリンタ48で印刷させる。印刷されたプリント物は、製本機50に搬送され、所定の製本方法で製本され、図示せぬフォトブック取出口から排出され、フォトブックとして利用者に提供される。
【0090】
そして、フォトブック作成終了後、画像出力受付端末1の制御部31は、図5のステップS1に戻り、メニュー画面を再び表示し、待機状態となる。
【0091】
なお、ステップS15の処理の後、画像出力受付端末1が指定の条件に基づいて画像抽出し作成したフォトブックの印刷プレビュー画面(図示せず)をタッチパネル付ディスプレイ11に表示させるようにしてもよい。これにより、利用者は、印刷注文する前にフォトブックの印刷イメージを掴むことができ、必要に応じて画像データの差し替えやレイアウト変更などを行うこともできる。
【0092】
一方、ステップS11において、画像出力受付端末1の表示制御部62は、注文内容がフォトブックではない、つまり通常のプリントであると判定した場合、図6のステップS18に進む。ステップS18において、画像出力受付端末1の印刷画像抽出部67は、ステップS12の処理と同様に、ステップS6で選択された主役の人物画像を含む画像データの中から、パラメータ設定部66によって設定された指定の条件(抽出条件)に合う画像データを抽出する。
【0093】
ステップS19において、画像出力受付端末1の表示制御部62は、プリントの量を選択する画面を表示する。
【0094】
利用者は、プリント量選択画面上で、印刷注文したいプリント枚数を指定(選択)することができる。なお、基本的には1頁に1画像であるが、プリント量選択画面上で、1頁内に複数の画像配置を設定したりすることもできる。
【0095】
ステップS20において、画像出力受付端末1の入力制御部61は、プリント量が指定されたか否かを判定し、プリント量が指定されるまで待機する。そして、ステップS20において、画像出力受付端末1の入力制御部61は、プリント量が指定されたと判定した場合、ステップS21に進む。
【0096】
ステップS21において、画像出力受付端末1の印刷画像抽出部67は、ステップS20で指定されたプリント量と、ステップS10で決定された抽出画像(写真タイプ)の割合に基づいて、ステップS12で抽出した画像データから、印刷する画像データを絞り込む。
【0097】
ステップS16において、画像出力受付端末1の課金部68は、利用者に対して、印刷注文する画像の印刷枚数の指定等を促す。例えば、利用者は、タッチパネル付ディスプレイ11に表示された注文画面から、印刷する画像の印刷枚数を入力する。また画像出力受付端末1の課金部68は、利用者からの印刷注文に対する代金の合計金額を算出し、タッチパネル付ディスプレイ11に算出結果(印刷代金)を表示する。
【0098】
ステップS17において、画像出力受付端末1の印刷実行部69は、印刷対象の画像データを印刷データに変換し、印刷データをプリンタ48で印刷させる。印刷されたプリント物は、プリント物取出口19から排出され、利用者に提供される。
更に、前述したように、本発明は、その場でプリント物を受け取る場合に限られず、「オンラインプリント」にも適用可能である。「オンラインプリント」の場合、利用者が、自宅などに設置されているコンピュータから同様の手順によってプリント物の発注を行い、業者がプリント物とし、郵送によってプリント物が提供される。
【0099】
そして、印刷終了後、画像出力受付端末1の制御部31は、図5のステップS1に戻り、メニュー画面を再び表示し、待機状態となる。
【0100】
なお、ステップS21の処理の後、画像出力受付端末1が指定の条件に基づいて画像抽出し作成したプリント物の印刷プレビュー画面(図示せず)をタッチパネル付ディスプレイ11に表示させるようにしてもよい。これにより、利用者は、印刷注文する前にプリント物の印刷イメージを掴むことができ、必要に応じて画像データの差し替えやレイアウト変更などを行うこともできる。
【0101】
[発明の実施の形態における効果]
1.以上のように、膨大な量の画像データの中から、利用者が主役と指定した人物画像を含む画像データを、予め指定された条件に基づいて容易に抽出し、印刷することができる。
【0102】
2.また、撮影日時、撮影条件、および手振れ有無の指定の条件(抽出条件)を予め設定しておくことで、利用者の選択操作の負担を軽減することができる。つまり、利用者が指定する条件は、写真タイプ(集合写真の割合、風景写真の割合、主役アップ写真の割合)のみであって、自分好みに画像データの抽出条件を設定することが可能となる。
【0103】
3.また、主役となる人物画像を指定することで、利用者は、所望の画像を容易に抽出することができる。例えば、運動会等の大勢が写る画像の中から主役となる人物を含む画像のみを抽出したり、グループ旅行で撮影した画像の中から友人用と自分用の画像を抽出したりすることができる。
【0104】
[変形例]
以上においては、図7に示したような主役選択画面100を表示させ、利用者に主役となる人物画像を選択させるようにしたが、本実施の形態はこれに限らず、図8に示すフローチャートを実行し、図9に示すような主役選択画面110を表示させ、主役となる人物画像を選択させることもできる。尚、図8では、前述の例(図5)と同様の処理を示すステップには同様のステップ番号を付し、重複する説明を省略する。
【0105】
図8に示すように、画像出力受付端末1は、前述の例(図5)と同様に、ステップS1〜ステップS6を実行する。そして、ステップS6において、画像出力受付端末1の画像選択部63は、主役にする人物画像が選択されたと判定した場合、ステップS31に進む。
【0106】
図9に示すように、主役選択画面110には、表示用画像抽出部65によって抽出された人物画像P11〜P23が表示されている。人物画像P11〜P15は、同一人物として検出された画像であって、その代表画像P11が左側に表示されている。また人物画像P21〜P23も、同一人物として検出された画像であって、その代表画像P21が左側に表示されている。また主役選択画面110には、主役の画像を選択するための「選択」ボタンB1、B11、選択を解除するための「削除」ボタンB2〜B5、B12、B13、画像を追加するための「追加」ボタンB6、B14、選択した主役の画像を決定するための「決定」ボタン111、主役画像の選択をキャンセルするための「キャンセル」ボタン112も表示されている。
【0107】
ステップS31において、画像出力受付端末1の画像選択部63は、同一人物として抽出された画像の変更が指示されたか否かを判定し、変更が指示されたと判定した場合、つまり、図9に示した主役選択画面110において、「削除」ボタンB2〜B5、B12、B13、又は、「追加」ボタンB6、B14が押下された場合、ステップS32に進む。
【0108】
ステップS32において、画像出力受付端末1の画像選択部63は、指定された画像を追加又は削除する。すなわち、「削除」ボタンB2〜B5、B12、B13が押下された場合、画像出力受付端末1の画像選択部63は、それぞれ対応する人物画像P12〜P15、P22、P23を削除し、「追加」ボタンB6、B14が押下された場合、更に追加画像の選択画面(図示せず)を表示し、選択画面において選択された画像を追加する。
【0109】
例えば、利用者は、図9に示す主役選択画面110において、印刷注文する主役の人物画像P11を選択する場合、選択ボタンB1を選択する。これにより、選択された人物画像P11と同一人物として検出された画像P12〜P15も選択されることになる。利用者は、さらに画像を追加したい場合には、「追加」ボタンB6を選択して新たな画像を選択(追加)することができ、既に選択されている画像を削除したい場合には、対応する「削除」ボタンB2〜B5のいずれかを選択する。
【0110】
そして、画像出力受付端末1は、前述の例(図5、図6)と同様に、ステップS7〜ステップS21を実行し、プリント物の印刷を行う。
【0111】
このように、図9に示す主役選択画面110では、同一人物として検出されなかった画像の追加や、不必要な画像の削除を容易に行うことができる。
【0112】
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る画像出力受付端末等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0113】
1………画像出力受付端末
11………タッチパネル付ディスプレイ
31………制御部
61………入力制御部
62………表示制御部
63………画像選択部
64………人物画像検出部
67………印刷画像抽出部
69………印刷実行部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶媒体または携帯端末に記憶されている画像データの入力を制御する入力制御手段と、
前記画像データに含まれる人物画像を検出する人物画像検出手段と、
前記人物画像検出手段により検出された前記人物画像の表示を制御する表示制御手段と、
前記表示制御手段により表示が制御されている前記人物画像のうち、所定の人物画像の選択を受け付ける選択手段と、
前記選択手段により選択された前記所定の人物画像を含む画像データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記所定の人物画像を含む画像データに基づいて印刷データを生成し、印刷の実行を指示する印刷実行手段と
を備えることを特徴とする画像出力受付端末。
【請求項2】
前記人物画像検出手段により複数の前記人物画像が検出された場合、前記表示制御手段は、検出数が多い順に異なる人物画像の表示を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像出力受付端末。
【請求項3】
前記選択手段は、1または複数の前記所定の人物画像の選択を受け付ける
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像出力受付端末。
【請求項4】
前記抽出手段は、抽出条件に基づいて前記画像データを抽出する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像出力受付端末。
【請求項5】
前記抽出条件は、少なくとも、撮影日時、撮影条件、手振れ有無、写真タイプのうちの1つを含む
ことを特徴とする請求項4に記載の画像出力受付端末。
【請求項6】
前記写真タイプの抽出パラメータを設定する設定手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項5に記載の画像出力受付端末。
【請求項7】
前記抽出パラメータは、集合写真の割合、風景写真の割合、および主役アップ写真の割合である
ことを特徴とする請求項6に記載の画像出力受付端末。
【請求項8】
記憶媒体または携帯端末に記憶されている画像データの入力を制御する入力制御ステップと、
前記画像データに含まれる人物画像を検出する人物画像検出ステップと、
前記人物画像検出ステップにより検出された前記人物画像の表示を制御する表示制御ステップと、
前記表示制御ステップにより表示が制御されている前記人物画像のうち、所定の人物画像の選択を受け付ける選択ステップと、
前記選択ステップにより選択された前記所定の人物画像を含む画像データを抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップにより抽出された前記所定の人物画像を含む画像データに基づいて印刷データを生成し、印刷の実行を指示する印刷実行ステップと
を含むことを特徴とする画像出力受付方法。
【請求項9】
記憶媒体または携帯端末に記憶されている画像データの入力を制御する入力制御ステップと、
前記画像データに含まれる人物画像を検出する人物画像検出ステップと、
前記人物画像検出ステップにより検出された前記人物画像の表示を制御する表示制御ステップと、
前記表示制御ステップにより表示が制御されている前記人物画像のうち、所定の人物画像の選択を受け付ける選択ステップと、
前記選択ステップにより選択された前記所定の人物画像を含む画像データを抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップにより抽出された前記所定の人物画像を含む画像データに基づいて印刷データを生成し、印刷の実行を指示する印刷実行ステップと
を含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−150626(P2012−150626A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−8464(P2011−8464)
【出願日】平成23年1月19日(2011.1.19)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】