説明

画像出力装置

【課題】 利用者の別に関係なく、操作性の向上等を図ることを可能とする画像出力装置等を提供する。
【解決手段】 画像出力装置は、利用者の操作状況から利用者の種別(利き手、経験度癖等)を判定し、あるいは、利用者自身による種別の指定、選択に応じて、当該種別に対応して画面表示を行う。また、画像出力装置は、番号表示、メディア外観画像表示、挿入口毎の扉の開閉等を行う。また、画像出力装置は、あとどれだけ注文をすれば、どのようなサービスが適用されるか等を画面表示する。また、画像出力装置は、1の画面上に詳細画像及び一覧画像を関連付けて表示する。また、画像出力装置において、筐体のメディア挿入部分、メディア挿入部分の開閉扉等を静電気防止効果を有する材料により構成し、入力メディア内のデータの消去、破損を防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルカメラで撮影した画像、スキャナで読込んだ画像、持参した記録メディアに記録されている画像データ、装置に予め保存してある画像等をプリントする画像出力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、店舗内や街頭に設置することが可能であり、デジタルカメラ等で撮像した画像、記録媒体に記録されている画像データ等を読込んで、画像の編集、合成、出力等を行う、画像出力装置がある(例えば、[特許文献1]、[非特許文献1]参照。)。
また、[特許文献2](段落番号0029、段落番号0077)には、CRT表示画面上のタッチパネルを介して、画像データの入力、出力等の操作を行うことができる画像出力装置が記載されている。
【0003】
これらの画像出力装置は、利用者が自由に操作して所望の写真画像を即時プリントアウトし、持ち帰ることができる手軽さを提供する。
例えば、利用者は、デジタルカメラで撮影した画像データを持参して画像出力装置に記録データを読み取らせ、必要に応じて出力装置に備えられている簡単な編集操作を行った上で、出力サイズ、出力枚数を指定して、高精細なカラープリントを出力することができる。
【0004】
利用者は、タッチパネル等を介してCRT画面上にメニュー表示される操作項目(選択ボタン等)の中から選択あるいは入力を行うことにより、画像出力装置を操作する。
【0005】
【特許文献1】特開2002−46324号公報
【特許文献2】特開平10−341303号公報
【非特許文献1】大日本印刷株式会社、"デジカメプリントのすすめ"、[online]、[2002年12月1日検索]、インターネット<URL:http://www.digicamates.com/susume/index.html>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、[特許文献2]の技術では、タッチパネルによりCRT画面上に表示される操作項目の選択あるいは入力が可能であっても、同じ操作項目を選択した場合、利用者の別に関わらず、同様の操作画面を表示する。
【0007】
すなわち、従来の画像出力装置は、操作内容に応じて画面表示を行うだけであり、利用者の性状、癖、利き手等を考慮した上で画面表示を行わないので、同様の画面表示であっても、利用者によっては操作し辛いものとなるという問題点がある。
【0008】
また、従来の画像出力装置では、デジタルカメラ、記録媒体等についての知識が乏しい場合、画面表示される案内だけでは、戸惑い、操作ミスの発生を防止することが困難であるという問題点がある。
また、従来の画像出力装置では、目的の画像を選択したり辿り着くまでに相当の手間がかかり、労力的負担、時間的負担等が生じるという問題点がある。
【0009】
また、従来の画像出力装置では、動作の過程において、静電気等の影響により、記録媒体に記録されている画像データが消去、破損されるという不測の事態が生じる危険性があるという問題点がある。
【0010】
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、利用者の別に関係なく、操作性の向上等を図ることを可能とする画像出力装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前述した目的を達成するために本発明は、画像データを入力する入力手段と、当該画像データを印刷出力する出力手段と、同一画面上に前記画像データの一覧画像表示及び詳細画像表示を行うと共に、前記一覧画像表示のうち前記詳細画像表示に対応する部分を強調表示する表示手段と、を具備することを特徴とする画像出力装置である。
【0012】
本発明の画像出力装置は、同一画面上に画像データの一覧画像表示及び詳細画像表示を行うと共に、一覧画像表示のうち詳細画像表示に対応する部分を強調表示する。
【0013】
本発明では、画像出力装置は、1の画面上に詳細画像及び一覧画像を対応付けて表示するので、利用者は、目的の画像に迅速に到達することができる。
【0014】
また、本発明の表示手段は、前記一覧画像表示における連続する複数の画像について前記詳細画像表示を行うと共に、前記詳細画像表示に対応する複数の画像を強調表示するようにしても良い。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、利用者の別に関係なく、操作性の向上等を図ることを可能とする画像出力装置等を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る画像出力装置等の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
【0017】
最初に、図1を参照しながら、本発明の実施の形態に係る画像プリントシステム100の構成について説明する。
図1は、画像プリントシステム100の構成を示すブロック図である。
【0018】
画像プリントシステム100は、画像出力装置101等により実現される。
画像出力装置101は、画像データ読込書込手段111、画像編集合成手段112、素材データベース(素材DB)113、プリント手段114、注文内容入力手段115、課金手段116等を備える。
【0019】
画像データ読込書込手段111は、被写体121をデジタルカメラ等の撮像装置により撮像したり、原稿122をスキャナ装置等の原稿読取装置により読み取ったり、予め画像データが記録された記録媒体123から読み取ることにより、画像データを取得する。また、画像データ読込書込手段111は、画像出力装置101が作成した画像データを記録媒体123に記録することもできる。
記録媒体123は、例えば、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード(CFカード)、フロッピー(登録商標)ディスク、PCカード、CD−ROM等である。
【0020】
画像編集合成手段112は、1つ以上の入力または選択した画像データに対して、落書き、スタンプのような加工、画像データの切抜き、変倍、切抜いた画像の他の画像への貼付け等、合成編集等を対話的に行う対話型インターフェース手段と画像処理プログラムで構成される。加工や合成編集に扱う画像データとしては、素材データベース113に存在する素材画像データ、フレーム画像データ等を用いることもできる。
【0021】
プリント手段114は、高解像度カラープリンタである。昇華型あるいはインキジェット型などの方式は問わない。
【0022】
注文内容入力手段115により利用者は、出力すべき注文内容を必要に応じて選択する。選択する項目としては、プリントモードの選択(実画像データの通常の出力を行うのか、インデックスプリント出力を行うのか、はがきプリントを行うのか、シールプリントを行うのか、証明写真プリントを行うのか、等の指定)、さらに実画像データの通常の出力等の場合には、複数コマ分の画像データを入力した場合のどの画像をプリントするかの指定(デジタルカメラ画像を出力する場合のインデックス画像のモニタ表示とインデックスからの選択指定)、プリント枚数やプリントサイズの指定などがある。尚、利用者は、画像を出力する前に、1つ以上の画像データを指定して加工および合成編集することができる。
【0023】
注文内容入力手段115としては、例えば、CRTや液晶パネル等の表示手段と一体化されたタッチパネルや、キーボード、マウスやトラックボールのような各種ポインタを用いることができる。
課金手段116は予め投入された金額に応じて、画像出力装置101の各機能を有効とする。
【0024】
次に、図2を参照しながら、画像出力装置101の外観構成について説明する。
図2は、画像出力装置101の外観斜視図である。
【0025】
画像出力装置101の上段部正面には、タッチパネル付きモニタ等であるモニタ画面201が配置されている。モニタ画面201は、操作の案内や、操作の状況や、読み取った画像或いは編集加工した画像等を表示する表示手段としての機能を発揮する。
【0026】
モニタ画面201の画面の横には、メディア挿入口202が設置される。上段部と下段部を分けている水平部には、プリント物の画像を読み取ってデジタルデータ化するスキャナ面203が設置される。また、モニタ画面201の画面の上には、デジタルカメラ等の撮像装置により被写体を撮像するためのレンズ窓204が設置される。これらのメディア挿入口202、スキャナ面203、レンズ窓204は、画像データ読込書込手段111の一部を構成する。
【0027】
メディア挿入口202は、各種メディア(スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード(CFカード)、フロッピー(登録商標)ディスク、PCカード、CD−ROM等)の挿入口であり、フロッピー(登録商標)ディスク挿入口、CD−ROM挿入口、PCカード挿入口、スマートメディア挿入口、コンパクトフラッシュ(登録商標)挿入口等がひとまとめの位置に配置されている。
【0028】
また、画像出力装置101の筐体内には上記各記録メディアの挿入口に対応して、それぞれの読取書込装置の本体が設置されている。各挿入口には、シャッタ(図示しない)を備えても良い。この場合、シャッタの開閉を制御することにより、処理中に記録メディアを取り出せないようにしたり、手数料の徴収が完了するまで記録メディアを取り出せないようにすることができる。
【0029】
画像出力装置101の下段部には、料金投入口(硬貨投入口205、紙幣挿入口206)、返却レバー207、返却口208、レシート取出口209、プリント物取出口210、スピーカ211、メインテナンスキー212、ドア開閉キー213等がそれぞれ配置されている。
【0030】
料金投入口(硬貨投入口205、紙幣挿入口206)、返却レバー207、返却口208、レシート取出口209は、課金手段116の一部を構成する。
顧客は、硬貨投入口205に硬貨を投入したり、紙幣挿入口206に紙紙幣を挿入することにより料金を支払う。釣銭がある場合には返却口208から放出されるので、それを受け取れる。また、硬貨が詰まった時には硬貨返却レバー207を回すことにより返却口208から放出されるので、それを受け取れる。
料金を徴収した後、レシート取出口209から徴収した金額や注文内容が印刷されたレシートが放出される。
【0031】
プリント物取出口210は、プリント手段114の一部を構成する。利用者は、タッチパネルボタンに触れるなどしてプリント実行を指示した後、プリント物取出口210から放出されるプリント物を受け取る。
スピーカ211は、待機中や操作中に音声、BGM、効果音などを再生する。
【0032】
メンテナンスキー212は、ユーザーを受け付けることのできる通常の運転モードと、管理者が画像プリントシステムの設定やメンテナンスを行う管理モードを切り替えるキーである。
【0033】
また、外観からは明確に認識できないが、ポスト型画像出力装置101の筐体内には、ポスト型画像出力装置101の各構成部分を制御するための制御部を含むパソコンや、電圧の変換を行う電源ボックス、停電時に制御部のCPUやハードディスク等の破損を防ぐ無停電電源装置等が設置される。
【0034】
次に、図3を参照しながら、画像出力装置101の概略構成について説明する。
図3は、画像出力装置101のハードウェア構成図である。
【0035】
画像出力装置101は、制御部301、ハードディスク302、入出力部303(CD−ROMドライブ装置、キーボード、マウス等)、デジタルカメラ305、スキャナ306、各種メディア読取書込部307(1〜n)、シャッタ308(1〜n)、モニタ309(タッチパネル付き)、コインメック310、ビルバリ311、レシートジャーナル処理部312、プリンタ313等が、バス314を介して接続される。
【0036】
制御部301は、CPU、ROM、RAM等で構成され、大容量記憶媒体としてのハードディスク302に格納されたプログラムに従って、バス314を介して接続された各装置を駆動制御する。
【0037】
ハードディスク302には、各構成部分を駆動制御するプログラム、例えば各記録メディアに対応する読取書込プログラム、シャッタの開閉制御プログラム、課金プログラム等の他に、画像編集合成手段112の一部として入力または選択された画像を編集加工するための画像処理プログラム、間引きデータを作ってインデックスデータを作成する画像処理プログラム、注文内容入力手段115の一部として対話型メニューをモニタ309に表示し、プリント手段114に対してプリント条件を設定して、プリント開始を指示するプログラム、および、画像の合成に用いるフレーム、背景画像、ぬりえ用の線画イラスト画像等の画像データを記憶した素材データベース113が格納されている。
【0038】
これらの各プログラムコードは、制御部301により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
【0039】
入出力部303(CD−ROMドライブ装置、キーボード、マウス等)は、制御部301のROMやハードディスク302に記憶されているプログラムや情報をバージョンアップ、あるいは、画像プリントシステムの動作設定、機器設定等の設定を行う際に用いられ、メンテナンスキーにより本体部を管理モードに切り替えて、入出力部303にバージョンアップ用のCD−ROMを挿入し、データの書き換えを行ったり、設定データを入力して設定を行う。
【0040】
デジタルカメラ305、スキャナ306、各種メディア読取書込部307(1〜n)は、画像データ読込書込手段111に相当する。
シャッタ308は、記録メディア挿入口に設けられ、当該記録メディア挿入口を開閉し、読取処理の最中に記録メディアを取り出せないようにしたり、課金処理が完了するまで記録メディアを取り出せないようにすることができる。
【0041】
モニタ309に表示された操作案内に従って、同モニタ309に表示されたタッチパネルボタンを選択し触れることにより、プリントモードの選択およびオリジナル画像データの読み込みから、加工、合成編集、プリント物の出力までの一連の操作を行うことができる。
【0042】
コインメック310、ビルバリ311、レシートジャーナル処理部312は、課金手段116に相当し、硬貨投入、紙幣挿入を受け付けたり、レシートの発行を行う。
プリンタ313は、プリント手段114に相当し、画像の印刷出力処理を行う。
【0043】
次に、図4を参照しながら、画像出力装置101の動作について説明する。
図4は、画像出力装置101の動作を示すフローチャートである。
【0044】
画像出力装置101は、サービスの内容、手順、案内等を示すメニュー画面を表示し、利用者に選択させる。(ステップ401)。
画像出力装置101は、画像データを取得する(ステップ402)。利用者は、画像データの入力に際し、記録メディアからの読み取り、スキャナからの読み取り、撮像装置(デジタルカメラ等)による被写体の撮像等の方法を選択することができる。
【0045】
画像出力装置101は、利用者の指示に基づいて、画像の加工、編集、合成等を行う(ステップ403)。画像の加工、編集、合成は、例えば、入力画像データ同士、フレーム画像、既存画像等の合成、塗色、文字入力、移動、拡大・縮小、はがきデータ作成等である。
【0046】
画像出力装置101は、利用者の注文内容(出力形態(写真プリント、シールプリント、インデックスプリント、はがきプリント等)、プリント枚数等)に応じて、課金処理、レシート発行処理を行う(ステップ404)。
【0047】
画像出力装置101は、色修正、リサイズ、トリミング、レイアウト、文字・ロゴ合成等の画像処理を行い(ステップ405)、画像処理した画像データをハードディスク装置等に保持し(ステップ406)、出力可能状態となったプリンタ装置に当該画像データを転送し、印刷出力処理を行う(ステップ407)。
画像プリントシステム100の稼働を続ける場合(ステップ408のNO)、画像出力装置101は、ステップ401〜ステップ408までの処理を繰り返す。
【0048】
次に、図5〜図7を参照しながら、入力メディアの選択における、画像出力装置101の動作を説明する。
画像出力装置101は、備え付けのデジタルカメラによる撮影、備え付けのスキャナによる画像読取、各種記録媒体等の各種入力メディアから画像データを取得する(図4:ステップ402)。
【0049】
この際、利用者は、画像データを画像出力装置101に読み取らせる場合、画像データを記録した各種記録媒体(各種メディア等)を対応する挿入口に挿入したり、原稿をスキャナ装置に装着したりする。
【0050】
以下、入力メディアとして各種記録媒体を取り上げて、入力メディアの選択における画像出力装置101の動作について説明する。
【0051】
図5は、入力メディアの選択における、画像出力装置101の動作を示すフローチャートである。
図6は、入力メディア選択時における画像出力装置101を示す図である。
図7は、入力メディア確認時における画像出力装置101を示す図である。
【0052】
図6に示すように、画像出力装置101は、モニタ画面201に入力メディア選択画面600を表示する(ステップ501)。
入力メディア選択画面600には、各種入力メディアに対応するボタンである項目601が表示される。各項目601には、入力メディアの外観等の画像602(実物大画像、拡大画像、縮小画像)、挿入口の番号603(1〜8)等が表示される。利用者は、タッチパネルを介して項目601を選択することにより、入力メディアの選択を行う。
【0053】
画像出力装置101は、入力メディアが選択されると、選択された項目を強調して表示する(ステップ502)。
強調表示は、種々の態様を取り得るが、画像出力装置101は、例えば、選択された項目の輝度を高くしたり、選択された項目のみを表示するようにしてもよい。
【0054】
尚、利用者は、項目601に表示されるメディアの外観画像602と持参の記録媒体等とを比較して、選択すべき項目を判断したり、選択した項目を確認することができる。
また、項目と共に表示される入力メディアの外観画像については、画像出力装置101は、利用者の要求により、随時、実物大画像、拡大画像、縮小画像等を挿入口の番号と共に表示するようにしてもよい(ステップ505)。
【0055】
図7に示すように、画像出力装置101は、選択された項目に対応する挿入口702近傍の番号灯701を点灯、点滅等させる(ステップ503)。
また、図6及び図7に示すように、メディア挿入口202において、各入力メディア毎に開閉可能な開閉扉604が設けられている場合、画像出力装置101は、選択された入力メディアの挿入口の扉を開いた上で(ステップ504)、番号灯701を点灯、点滅等させる。
【0056】
尚、画像出力装置101は、表示画面に挿入口の番号を表示し、利用者はこの番号表示に基づいてメディアの挿入等を行う。従って、挿入口近傍に番号表記が設けられていれば、上記ステップ503、ステップ504の処理において必ずしも番号灯を点灯等させる必要はない。
また、開閉扉604は、画像出力装置101側で自動的に開閉制御され手動では開閉不可能なものとすることが望ましい。
【0057】
以上の過程を経て、画像出力装置101は、メディア選択画面表示、メディア装着ガイダンス表示、メディア確認画面等を表示し、音声案内、動画案内等と共に、利用者にメディアの選択、メディアの装着を促す。
【0058】
上記のように、画像出力装置101は、メディア毎に、挿入口に付される番号、メディアの外観画像等を対応付けて表示するので、メディアの知識がない利用者であっても、実物大イメージと形状等を比較することにより、挿入口の番号を確認することができる。
【0059】
また、メディアが選択、指定されると、当該メディアの挿入口の番号を表示したり、挿入口の番号灯を点灯させたり、当該メディアの挿入口のみを使用可能とする(例えば、当該メディアの挿入口の扉のみを開ける)ので、画像出力装置101は、利用者を目的のメディアの挿入口へ正確に誘導することができる。従って、利用者の誤操作を防止すると共に、操作性を向上することができる。
また、当該メディア部のみ使用可能となるのでメディア部への防塵、防埃、いたずら防止ができ、図2等に示す画像出力装置の耐障害性及び保守性を向上できる。
【0060】
尚、図7に示すように、画像出力装置101は、番号灯701を点灯、点滅させたり、開閉扉604を開く際、入力メディア確認画面700を表示するようにしてもよい。この場合、画像出力装置101は、選択された入力メディアについて、挿入口の番号、入力メディアの外観等の画像(実物大画像、拡大画像、縮小画像等)を表示し、利用者は、再度、入力メディアの確認を行うことができる。
【0061】
また、画面上に表示する画像は、静止画、動画を問わない。
また、画像出力装置101は、画面表示によるガイダンスの他、音声によるガイダンスを行うようにしてもよい。
【0062】
また、上記の技術は、画像出力装置以外にも適用可能であり、例えば、複数種類のメディアのデータの読込が可能であり、表示画面を有する装置、機器等であれば、画像データの出力機能を具備せずとも、上記の技術を適用可能である。
【0063】
次に、図8〜図11を参照しながら、利用者の種別の判定における、画像出力装置101の動作を説明する。
画像出力装置101は、利用者の注文内容だけでなく、利用者の種別に対応させて、画面表示、操作案内、音声ガイダンス、動画ガイダンス等を行う。
利用者の種別は、利用者の種々の区分であり、例えば、利き手(右利き、左利き)、使用言語、経験度(初心者、熟練者)、表示文字の大きさの好み、年齢(子供、お年寄り、一般)等の区分である。
【0064】
以下、利用者の種別として利き手を取り上げて、利用者の種別の判定における画像出力装置101の動作について説明する。
【0065】
図8は、利用者の利き手判定における、画像出力装置101の動作を示すフローチャートである。
図9は、利用者の利き手判定において、画像出力装置101が表示する画面900を示す図である。
図10は、右利きの利用者に対して表示する画面1000を示す図である。
図11は、左利きの利用者に対して表示する画面1100を示す図である。
【0066】
画像出力装置101は、画面の左右両側に同一内容の項目を表示する(ステップ801)。
図9に示すように、画像出力装置101は、画面900の右側に項目901(「次に進む」)、画面900の左側に項目902(「次に進む」)を表示する。すなわち、項目901と項目902は、同一内容の項目である。
【0067】
利用者が右側の項目を選択した場合(ステップ802の右)、画像出力装置101は、利用者を右利きと判定し、タッチパネル画面の右側に高使用頻度の項目(メインの操作ボタン等)を配置する(ステップ803)。
図10に示すように、画像出力装置101は、右利きと判定した利用者に対しては、画面1000の右側に高使用頻度の項目群1001をレイアウトする。
【0068】
利用者が左側の項目を選択した場合(ステップ802の左)、画像出力装置101は、利用者を左利きと判定し、タッチパネル画面の左側に高使用頻度の項目(メインの操作ボタン等)を配置する(ステップ804)。
図11に示すように、画像出力装置101は、左利きと判定した利用者に対しては、画面1100の左側に高使用頻度の項目群1101をレイアウトする。
【0069】
以上の過程を経て、画像出力装置101は、同一内容の項目を同一画面の左右両側に表示し、どちら側の項目を使用するかにより利用者の利き手を判定し、タッチパネル画面の利き手側に高使用頻度の項目(メインの操作ボタン等)を配置する。
【0070】
尚、画像出力装置101は、利き手の判定について、利用者の1回の操作(項目選択)により判定してもよいし、利用者の複数の操作(項目選択)により判定してもよい。
【0071】
また、画像出力装置101は、利き手の場合ように画面の左右方向についてだけでなく、任意の位置(例えば、画面の上下方向)に関して、利用者が操作し易い画面位置を判定し、当該画面位置に高使用頻度の項目(メインの操作ボタン等)を配置するようにすることもできる。
【0072】
画像出力装置101は、画面の上下方向について利用者が操作し易い画面位置を判定することにより、身長差等が異なる利用者(大人、子供等)であっても、各利用者に対して操作し易い操作画面等を表示することができる。
【0073】
また、利用者の種別の判定は、利用者の利き手の判定、操作し易い画面位置の判定に限られない。例えば、画像出力装置101は、利用者の経験度(初心者、熟練者等)を判定することもできる。この場合、画像出力装置101は、利用者の各操作に要する時間(各操作間の所要時間等)を計測し、所定の基準以上の時間を要した場合、当該利用者を初心者と判定して初心者用の案内画面を表示する。
【0074】
このように、画像出力装置101は、利用者の操作状況から利用者の種別を判定し、当該種別に対応して画面表示を行うことができるので、個々の利用者の操作性を向上させることができる。
【0075】
尚、画像出力装置は、予め利用者の種別毎に画面表示データをハードディスク302等に保持し、画面表示の際に当該画面表示データを抽出、選択するようにしてもよいし、画面表示の際に利用者の種別に適する画面表示データを作成するようにしてもよい。
【0076】
また、上記の技術は、画像出力装置以外にも適用可能であり、例えば、タッチパネル操作により操作可能な装置、機器等であれば、画像データの入出力機能を具備せずとも、上記の技術を適用可能である。さらに、画面表示だけでなく、音声案内についても、利用者の種別に適したものとすることができる。
【0077】
次に、図12及び図13を参照しながら、利用者自身が利用者の種別を指定する場合における、画像出力装置101の動作について説明する。
画像出力装置101は、図8〜図11について説明したように、利用者の操作状況から利用者の種別を判定するだけでなく、利用者自身に種別を指定させるようにしてもよい。
【0078】
図12は、画像出力装置101が表示する、利用者の種別を指定可能な画面1200を示す図である。
図13は、画像出力装置101が表示する、初心者用の画面1300を示す図である。
【0079】
図12に示すように、画像出力装置101は、画面1200に利用者の種別に対応する項目を表示する。利用者の種別に対応する項目は、項目1201(「左利きの方へ」)、項目1202(「初心者の方へ」)、項目1203(「文字を大きくする」)、項目1204(「日本語」)、項目1205(「English」)等である。
【0080】
利用者は、これらの項目を選択、指定することにより、画像出力装置101に対して利用者の種別を自ら指定することができる。
例えば、利用者が項目1202(「初心者の方へ」)を選択、指定した場合、図13に示すように、画像出力装置101は、初心者用の画面1300を表示する。この初心者用の画面1300には、初心者向けの操作ガイド等の記述である説明1301等が表示される。
一方、利用者が項目1202(「初心者の方へ」)を指定しない場合、画像出力装置101は、説明1301を表示しない。
【0081】
以上の過程を経て、画像出力装置101は、利用者が指定した利用者の種別に従って、操作案内等に関する画面表示を行う。
このように、画像出力装置101は、利用者が指定した利用者の種別に対応して画面表示を行うことができるので、個々の利用者の操作性を向上させることができる。
【0082】
尚、使用言語については、日本語、英語の他、中国語、スペイン語、ハングル等、多国語対応とすることができる。この場合、画像出力装置101の海外展開をスムーズに行うことができる。
【0083】
また、利用経験が豊富な利用者は、操作回数が少ない方が操作しやすいと感じられ、利用経験の乏しい利用者は、操作回数が多くとも分かりやすい方が操作しやすいと感じる。従って、画像出力装置101は、利用者が経験者である場合、操作回数が少なくなるべく画面表示を行い、利用者が初心者である場合、操作回数が多くとも分かりやすい画面表示を行うようにしてもよい。
【0084】
また、利用者が子供、お年寄り等である場合等、文字を大きくする場合、画像出力装置101は、画面に同時表示できる情報を多少犠牲にしても、文字、画像を大きく表示するようにしてもよい。
【0085】
また、上記の技術は、画像出力装置以外にも適用可能であり、例えば、表示画面を有する装置、機器等であれば、画像データの入出力機能を具備せずとも、上記の技術を適用可能である。さらに、画面表示だけでなく、音声案内についても、利用者の指定、利用者の種別に適したものとすることができる。
【0086】
次に、図14〜図17を参照しながら、サービス案内における、画像出力装置101の動作を説明する。
【0087】
以下、サービスとして注文プリント枚数に応じて単価が割り引きとなる場合を取り上げて、サービス案内における画像出力装置101の動作について説明する。
【0088】
図14は、サービス案内における画像出力装置101の動作を示すフローチャートである。
図15は、サービス情報1500を示す図である。
図16は、サービス案内における画像出力装置101が表示する画面1600を示す図である。
図17は、サービス案内表示を示す図である。
【0089】
サービス情報1500は、サービス内容を示す情報である。画像出力装置101は、サービス情報1500をハードディスク302等に保持し、必要に応じて検索、参照する。
図15に示すサービス情報1500は、サービス区分1501、プリントモード1502、プリント時間1503、サービス内容1504等のフィールドを有する。
【0090】
サービス区分1501は、サービス内容を識別するための文字、数字、記号等からなる符号列であり、例えば、「01」、「02」等である。
プリントモード1502は、プリント(印刷)の種別であり、例えば、「デジカメプリントLサイズ」、「インデックスプリント」、「はがきプリント」、「シールプリント」、「証明写真プリント」等である。
【0091】
プリント時間1503は、印刷所要時間であり、例えば、「5秒/枚」、「7秒/枚」である。
サービス内容1504は、具体的なサービスの内容であり、例えば、「プリント枚数1〜9枚の場合、単価50円」、「プリント枚数10枚以上の場合、単価40円」等である。
【0092】
画像出力装置101は、注文内容(プリントモード、プリント枚数等)に応じて、料金を計算して画面表示する(ステップ1401)。
画像出力装置101は、サービス情報1500を参照して、次のサービス区分が適用になるまでの残枚数を算出し、当該サービス区分が適用される場合の料金を計算して画面表示する(ステップ1402)。
【0093】
図16に示すように、画像出力装置101は、注文内容に応じて、画面1600にサービス案内1601を表示する。サービス案内1601には、注文済の内容、適用されるサービス内容、予定プリント所要時間等が示されると共に、あとどれくらい注文すれば、どのようなサービスが適用されるか等についても併せて示される。
【0094】
例えば、図16に示すサービス案内1601は、「あと9枚でプリントで1枚40円となります。/プリント枚数1枚・料金50円・プリント時間約10秒」であり、図17に示すサービス案内1701は、「10枚以上のためプリント1枚40円となっております。/プリント枚数24枚・料金960円・プリント時間約1分00秒」である。
【0095】
また、例えば、サービス内容が1枚〜9枚の場合50円/枚であり、10枚以上の場合40円/枚である場合、画像出力装置101は、2枚注文している時点において、サービス案内「2枚×50円=100円 あと8枚ご注文で1枚40円となります。」を画面表示し、8枚注文している時点において、サービス案内「8枚×50円=400円 あと2枚ご注文で10枚×40円=400円でよりお得です。現在の料金であと2枚注文することができます。」を画面表示する。
【0096】
以上の過程を経て、画像出力装置101は、サービス情報を参照して、次のサービス区分が適用になるまでの残枚数を算出し、当該サービス区分が適用される場合の料金を計算して画面表示する。
【0097】
このように、画像出力装置101は、注文済の内容に適用されるサービスだけでなく、あとどれだけ注文をすれば、どのようなサービスが適用されるか等を画面表示するので、料金決済前の利用者に対して、さらなる注文を促すことができる。
また、画像出力装置101は、利用者にとってメリットとなる情報を表示するので、利用者に対するサービス向上を図ることができる。
【0098】
また、上記の技術は、画像出力装置以外にも適用可能であり、例えば、表示画面を有する装置、機器等であれば、画像データの入出力機能を具備せずとも、上記の技術を適用可能である。さらに、画面表示による案内に代えてあるいは加えて音声による案内も可能である。
【0099】
次に、図18〜図20を参照しながら、詳細画面表示における、画像出力装置101の動作を説明する。
図18は、一覧画面表示及び詳細画面表示における画像出力装置101の動作を示すフローチャートである。
図19は、画像出力装置101が表示する一覧画面1900を示す図である。
図20は、画像出力装置101が表示する詳細画面2000を示す図である。
【0100】
画像出力装置101は、利用者から一覧画面表示を指示された場合(ステップ1801の一覧画面)、あるいは、メディア等からの画像データ読込時、一覧画面(画像一覧)を表示する(ステップ1802)。
【0101】
図19に示すように、画像出力装置101は、一覧画面1900上に縮小画像、サムネイル等の一覧画像1903等からなる画像一覧1902を表示する。
尚、項目1901(「詳細画面へ切替」)が押され、指定された場合、画像出力装置101は、一覧画面1900に替えて詳細画面2000を表示する。
【0102】
画像出力装置101は、利用者から詳細画面表示を指示された場合(ステップ1801の詳細画面)、詳細画面を表示し(ステップ1803)、当該詳細画面上に詳細画像と共に画像一覧を表示し、当該画像一覧のうち表示している詳細画像に対応する部分を強調表示する(ステップ1804)。
【0103】
図20に示すように、画像出力装置101は、詳細画面2000上に詳細画像2005及び縮小画像、サムネイル等の一覧画像2003等からなる画像一覧2002を表示し、画像一覧2002のうち画面上に表示している詳細画像2005に対応する部分(一覧画像の枠等)を強調表示2004とする。
【0104】
また、画像出力装置101は、詳細画面2000において、画像一覧2002上の一覧画像2003が押され、指定された場合、当該一覧画像2003に対応する詳細画像を表示する。
尚、項目2001(「一覧画面へ切替」)が押され、指定された場合、画像出力装置101は、詳細画面2000に替えて一覧画面1900を表示する。
【0105】
以上の過程を経て、画像出力装置101は、詳細画面上に詳細画像及び画像一覧を表示し、画像一覧のうち詳細画像に対応する部分(一覧画像の枠等)を強調表示する。
また、詳細画像、画像一覧の一覧画像、画像一覧における強調表示は、連係、対応付けられており、画像出力装置101は、表示される詳細画像に対応させて、画像一覧を表示し、画像一覧のうち詳細画像に対応する部分(一覧画像の枠等)を強調表示する。
【0106】
このように、画像出力装置101は、詳細画面上に詳細画像及び画像一覧を表示し、画像一覧のうち詳細画像に対応する部分を強調表示するので、利用者は、1の画面(詳細画面)上で、詳細画像を確認すると共に当該詳細画像がメディア内のどの位置の画像を閲覧しているのかを確認することができる。
【0107】
また、画像出力装置101は、詳細画面上に詳細画像及び画像一覧を共に表示し、画像一覧上の一覧画像が指定されると、当該一覧画像に対応する詳細画像を表示するので、詳細画面上においても、目的の画像に迅速に辿り着くことができる。
【0108】
尚、利用者は、一覧画像側からだけではなく詳細画像側から、項目2006(「先頭へ」「前へ」「次へ」「最後へ」等のボタン)をタッチパネル上で指定することにより、詳細画像閲覧を順送り、逆送りしたり、先頭、最後尾へ移動させたりすることができる。
【0109】
また、詳細画面上に表示する詳細画像の数は、画面スペースの範囲内で自由に設定可能である。さらに、複数の詳細画像を表示する場合、それらの詳細画像は、画像一覧において連続するものを表示するようにしてもよい。
【0110】
この場合、画像出力装置101は、例えば、詳細画面上に3枚の詳細画像を表示する場合、画像一覧における1番目の画像〜3番目の画像についての詳細画像を表示し、画像一覧の1番目〜3番目の一覧画像を強調表示したり、画像一覧における7番目の画像〜9番目の画像についての詳細画像を表示し、画像一覧の7番目〜9番目の一覧画像を強調表示したりというように、画像一覧において隣り合う画像について、詳細画像を表示する。従って、利用者は、同一画面上において、詳細画像及び当該詳細画像の画像一覧における位置を確認できるので、目的の画像に迅速に到達することができる。
【0111】
また、上記の技術は、画像出力装置以外にも適用可能であり、例えば、表示画面を有する装置、機器等であれば、上記の技術を適用可能である。さらに、画面表示による案内に代えてあるいは加えて音声による案内も可能である。
【0112】
次に、図5及び図6を参照しながら、画像出力装置101における、事故防止について説明する。
画像出力装置101は、挿入口702(メディア挿入口202)に装着された各種メディア、各種記録媒体から画像データを読み取る。メディアは、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード(CFカード)、フロッピー(登録商標)ディスク、PCカード、CD−ROM等である。
【0113】
しかしながら、これらのメディアは、画像データ等を電子的に記録するものであり、画像出力装置におけるメディアの着脱の際に、静電気等の影響により。メディアに記録されている画像データが消去、破損されたりする場合がある。例えば、スマートメディア等の記録媒体は、静電気による影響を受け易い。
【0114】
そこで、静電気によるデータ消去、データ破損等の事故を防止するために、画像出力装置101の筐体のメディア挿入部分(挿入口702、メディア挿入口202)、メディア挿入口近傍の部材、メディア挿入口の開閉扉604等をシリコン等の静電気防止効果を有する材料により構成する。
【0115】
このように、画像出力装置101は、メディア挿入口近辺の部材、開閉扉等を静電気防止効果を有する材料により構成することにより、静電気の発生を抑制し、静電気の影響によるメディア内のデータの消去、破損等の事故を軽減することができる。
【0116】
また、上記の技術は、画像出力装置以外にも適用可能であり、例えば、メディアのデータの入出力等を行う装置、機器等であれば、上記の技術を適用可能である。
【0117】
以上、図5〜図7について説明したように、画像出力装置は、番号表示、メディア外観画像表示、挿入口毎の扉の開閉等を行うので、利用者に対して、確認作業、メディア挿入口への誘導を迅速かつ正確に行うことができる。
【0118】
また、図8〜図13について説明したように、画像出力装置は、利用者の操作状況から利用者の種別(利き手、癖等)を判定し、あるいは、利用者自身による種別の指定に応じて、当該種別に対応して画面表示を行うことができるので、利用者の操作性を向上させることができる。
【0119】
また、図14〜図17について説明したように、画像出力装置は、あとどれだけ注文をすれば、どのようなサービスが適用されるか等を画面表示するので、料金決済前の利用者に対して、さらなる注文を促すことができる。
【0120】
また、図18〜図20について説明したように、画像出力装置は、1の画面上に詳細画像及び一覧画像を連動、関連付けて表示するので、利用者は、目的の画像に迅速に到達することができる。
【0121】
また、画像出力装置は、筐体のメディア挿入部分、メディア挿入部分の開閉扉等を静電気防止効果を有する材料により構成することにより、静電気の発生を抑制し、静電気の影響によるメディア内のデータの消去、破損等の事故を軽減することができる。
【0122】
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかる画像出力装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0123】
尚、画像出力装置は、各手段(図1等)及び各装置(図3等)を一体として構成してもよいし、その一部を分離して、接続線(ケーブル等、有線無線を問わない。)、ネットワーク(専用線、LAN、インターネット等、有線無線を問わない。)等により接続するようにしてもよい。
【0124】
また、画面上に表示する画像は、静止画、動画を問わない。
また、画像出力装置は、画面表示によるガイダンスの他、音声、動画等によるガイダンスを行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0125】
【図1】画像プリントシステム100の構成を示すブロック図
【図2】画像出力装置101の外観斜視図
【図3】画像出力装置101のハードウェア構成図
【図4】画像出力装置101の動作を示すフローチャート
【図5】入力メディアの選択における、画像出力装置101の動作を示すフローチャート
【図6】入力メディア選択時における画像出力装置101を示す図
【図7】入力メディア確認時における画像出力装置101を示す図
【図8】利用者の利き手判定における、画像出力装置101の動作を示すフローチャート
【図9】利用者の利き手判定において、画像出力装置101が表示する画面900を示す図
【図10】右利きの利用者に対して表示する画面1000を示す図
【図11】左利きの利用者に対して表示する画面1100を示す図
【図12】画像出力装置101が表示する、利用者の種別を指定可能な画面1200を示す図
【図13】画像出力装置101が表示する、初心者用の画面1300を示す図
【図14】サービス案内における画像出力装置101の動作を示すフローチャート
【図15】サービス情報1500を示す図
【図16】サービス案内における画像出力装置101が表示する画面1600を示す図
【図17】サービス案内表示を示す図
【図18】一覧画面表示及び詳細画面表示における画像出力装置101の動作を示すフローチャート
【図19】画像出力装置101が表示する一覧画面1900を示す図
【図20】画像出力装置101が表示する詳細画面2000を示す図
【符号の説明】
【0126】
100………画像プリントシステム
101………画像出力装置
102………端末装置
103………記録媒体
104………ネットワーク(接続線)
111………画像データ読込書込手段
112………画像編集合成手段
113………素材データベース
114………プリント手段
115………注文内容入力手段
116………課金手段
117………設定手段
600………入力メディア選択画面
601………項目(入力メディア選択)
602………画像
603………番号
604………扉
700………入力メディア確認画面
701………番号灯
702………挿入口
901、902………項目(同一内容)
1001、1101………項目群(高使用頻度、メイン)
1201〜1205………項目(利用者の種別指定)
1301………説明(初心者用)
1500………サービス情報
1601、1701………サービス案内
1900………一覧画面
1902、2002………画像一覧
1903、2003………一覧画像
2000………詳細画面
2005………詳細画像
2004………強調表示

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データを入力する入力手段と、
当該画像データを印刷出力する出力手段と、
同一画面上に前記画像データの一覧画像表示及び詳細画像表示を行うと共に、前記一覧画像表示のうち前記詳細画像表示に対応する部分を強調表示する表示手段と、
を具備することを特徴とする画像出力装置。
【請求項2】
前記表示手段は、前記一覧画像表示における連続する複数の画像について前記詳細画像表示を行うと共に、前記詳細画像表示に対応する複数の画像を強調表示することを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2008−293513(P2008−293513A)
【公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−166750(P2008−166750)
【出願日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【分割の表示】特願2003−42471(P2003−42471)の分割
【原出願日】平成15年2月20日(2003.2.20)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】