説明

画像形成装置および画像形成方法

【課題】 ユーザが機器の面前にいて印刷完了時間が長くなるとき、広告情報等を表示してユーザの不快感を和らげることを可能とする。
【解決手段】 画像読取部3や送受信部5は印刷データを入力する。印刷管理部15は入力された印刷データにつき印刷処理状況を管理する。確認操作部13は印刷データの印刷処理状況の確認操作を外部から受ける。期間判別部17は、確認操作がなされたとき印刷管理部15の印刷処理状況に基づき印刷データの印刷処理に要する処理期間を求め、当該処理期間が所定の基準期間を超えるか否か判別する。表示部11は、処理期間が基準期間を超えると期間判別部17が判別したとき広告情報を表示する。印刷部9は印刷データを印刷する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置および画像形成方法に係り、ネットワークに接続された複写機又はこの機能を有する複合機(MFP:Multi Function Peripheral)等に用いて好適する画像形成装置および画像形成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、複写機や複合機において、印刷が完了するまでの期間が長くなる場合、当該本体の表示パネルに広告等を表示させ、当該複写機の前でユーザが待たされて不快感を抱くのを和らげようとする技術が提案されている。
【0003】
この種の技術として、例えば特開2003−323083号公報(特許文献1)がある。
【0004】
この特許文献1は、画像形成装置の表示手段に表示する複数種類の広告情報を予め記憶しておき、これらの中から画像形成装置に対して設定される画像形成条件に応じて広告情報を選択し、画像形成手段が画像形成動作を開始してから動作を終了するまでの間、選択された広告情報を表示手段に表示することを特徴とする情報表示システムであり、画像形成装置のジョブ必要時間の待ち時間の長さに応じて適切な長さの広告情報を表示することにより、画像形成装置を用いた広告宣伝効果を高めようとするものである。
【0005】
さらに、特開2002−82581号公報(特許文献2)も提案されている。
【0006】
この特許文献2は、画像形成装置を用いて記録用紙上への画像形成を行う際に、画像形成装置の利用者に対して所定の広告情報を表示出力し、利用者が画像形成装置での印刷出力を行うとその印刷出力に対する課金を行うとともに、その課金の態様を広告情報の表示出力に応じて可変させるよう構成し、印刷出力時に広告表示がなされた場合、広告表示に応じて印刷課金を軽減して印刷コストを下げようとするものである。
【特許文献1】特開2003−323083号公報
【特許文献2】特開2002−82581号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述した特許文献1では、ユーザが複写機の前で待機していない場合、たとえ印刷ジョブの処理時間の長短に応じた広告情報を表示しても、そのような広告情報の表示は無意味であり、宣伝効果を期待できない。
【0008】
さらに、上述した特許文献2では、広告表示に応じて印刷課金を軽減して印刷コストを下げるものであり、ユーザが複写機の前で待機していない場合、印刷コスト低減には寄与するものの、同様に、広告情報の表示は無意味であって宣伝効果を期待できない。
【0009】
そこで、本発明者は、印刷しようとするユーザがコンピュータからネットワークを介して複写機や複合機に印刷データを送信した後、ユーザが複写機や複合機の面前に出向いて印刷物を取得する事例が多くあり、このようにユーザが印刷物を取得する過程を注意深く観察検討した結果、ユーザが複写機に出向いた時、自己の印刷データが未印刷であれば、印刷順番等の印刷処理状況を確認するために確認キー等を操作することが多い点に着目し、本発明を完成させた。
【0010】
そのような課題を解決するために本発明は、ユーザによる任意の時点から所定の表示情報を表示開始させることが可能で、印刷完了時間が長くなってもユーザの不快感を和らげることが可能な画像形成装置および画像形成方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
そのような課題を解決するために本発明に係る画像形成装置は、印刷データを入力するデータ入力部と、その印刷データを印刷する印刷部と、入力された印刷データの印刷処理状況を管理する印刷管理部と、その印刷データについて印刷処理状況の確認操作を外部から受ける確認操作部と、その確認操作がなされたときその印刷管理部の印刷処理状況に基づき印刷データの印刷処理に要する処理期間を求めるとともに、当該処理期間が所定の基準期間を超えるか否か判別する期間判別部と、その処理期間がその基準期間を超えると前記期間判別部が判別したとき所定の表示情報を表示する表示部とを具備している。
【0012】
本発明の画像形成装置では、上記表示部がその表示情報としてゲーム表示情報又は広告情報を表示するとともに印刷データの印刷処理に関する印刷情報を表示する構成も可能である。
【0013】
本発明の画像形成装置では、上記確認操作部への確認操作が当該装置への機械的操作によるものである構成も可能である。
【0014】
本発明の画像形成装置では、上記確認操作部への確認操作が当該装置への非接触の操作指示である構成も可能である。
【0015】
本発明の画像形成装置では、上記確認操作部への確認操作がRFID装置からの無線指示である構成も可能である。
【0016】
本発明に係る画像形成方法は、印刷データを入力するデータ入力過程と、入力された印刷データの印刷処理状況を管理する印刷管理過程と、その印刷データについて印刷処理状況の確認操作を外部から受ける確認操作過程と、その確認操作がなされたとき、その印刷処理状況に基づきその印刷データの印刷処理に要する処理期間を求めるとともに、当該処理期間が所定の基準期間を超えるか否か判別する表示判別過程と、その処理期間が基準期間を超えると表示判別過程で判別されたとき所定の表示情報を表示する表示過程と、その印刷データの印刷順位が到来したときその印刷データを印刷する印刷過程とを具備している。
【0017】
本発明の画像形成方法では、上記表示過程が表示情報としてゲーム表示情報又は広告情報を表示するとともに印刷データの印刷処理に関する印刷情報を表示する構成も可能である。
【0018】
本発明の画像形成方法では、上記確認操作過程が当該装置への機械的操作によるものである構成も可能である。
【0019】
本発明の画像形成方法では、上記確認操作過程が当該装置への非接触の操作指示である構成も可能である。
【0020】
本発明の画像形成方法では、上記確認操作過程がRFID装置からの無線指示である構成も可能である。
【発明の効果】
【0021】
このような本発明に係る画像形成装置および画像形成方法では、印刷データを入力し、入力された印刷データにつき印刷処理状況を管理し、その印刷データの印刷処理状況の確認操作を外部から受け、その確認操作がなされたときその印刷処理状況に基づき印刷データの印刷処理期間を求めるとともに、当該処理期間が所定の基準期間を超えるか否か判別し、その処理期間がその基準期間を超えると判断されたとき所定の表示情報を表示するから、ユーザによる任意の時点から所定の表示情報を表示開始させることが可能で、印刷完了時間が長くなってもユーザの不快感を和らげることが可能となる。
【0022】
本発明において、上記表示情報としてゲーム表示情報又は広告情報を表示するとともに印刷データの印刷処理に関する印刷情報を表示する構成では、ユーザを飽きさせ難かったり情報の周知に寄与し、ユーザが印刷処理の把握も可能となる。
【0023】
本発明において、上記確認操作が当該装置への機械的操作によるものである構成では、ユーザの任意の意思によって表示情報を表示開始させることが可能となる。
【0024】
本発明において、上記確認操作が当該装置への非接触の操作指示である構成では、ユーザからの具体的操作を必要とすることなく、操作の自動化が可能となる
【0025】
本発明において、上記確認操作がRFID装置からの無線指示である構成では、操作指示とともにそれ以外の情報入力も可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、本発明に係る画像形成方法は画像形成装置を説明する過程で説明する。
【0027】
図1は本発明に係る画像形成装置の実施の形態を示す概略ブロック図である。
【0028】
図1において本発明に係る画像形成装置Aは、制御部1を中心にして画像読取部3、送受信部5、記憶部7、印刷部9、表示部11、確認操作部13その他を具備し複写機や複合機として機能するものであり、制御部1は印刷管理部15、期間判断部17および画像処理部19としての機能も有している。
【0029】
画像読取部3は、制御部1の制御の下、例えば印刷された複数頁の原稿から印刷データを光学的に読み込み、フィルタ処理、変倍処理、γ処理および階調処理等をして電子的印刷データを生成する公知のスキャナー等のデータ入力部であり、生成した印刷データが原稿の頁毎に記憶部7に順次記憶されるようになっている。
【0030】
画像読取部3は、複数頁の原稿を自動的に給紙読み込む自動給紙機構を有する場合もあるが、公知のものであるから図示および説明を省略する。
【0031】
送受信部5は、制御部1の制御の下、公知のネットワーク21を介して画像印刷データ等をオンラインで受信して制御部1に出力する他、所定のデータを外部に送信するLANボード等のNIC(network interface card)であり、データ入力部として機能している。
【0032】
記憶部7は、制御部1の制御の下、画像読取部3又は送受信部5からの印刷データ、印刷処理状況その他を読み書き可能に格納する例えばハードディスク(HDD)である。印刷処理状況については後述する。
【0033】
印刷部9は、後述するように記憶部7に格納された印刷用イメージデータその他を、制御部1の制御の下に所定の印刷順位で印刷する公知のモノクロ又はカラー印刷エンジンである。
【0034】
表示部11は、機器の本体ケースに配置され、制御部1の制御の下、印刷情報および所定の表示情報その他を表示する液晶ディスプレイ等である。
【0035】
印刷情報は、例えば図2に示すように、印刷する印刷データに係る印刷部数、印刷頁数、ユーザ名、ファイル名等であり、表示情報は、クイズ等のゲーム表示情報、企業等の広告情報、装置Aの設置場所に関する案内情報等がある。
【0036】
確認操作部13は、当該装置本体ケース(図示せず。)に配置された液晶タッチパネルからなり、画像読込部3による原稿からの印刷データの読取り開始指示、送受信部5からの印刷データの入力受信指示、印刷データについての印刷処理状況、例えば印刷データの印刷順位確認を外部からキーの押下操作等によって受ける機能を有し、制御部1によって制御される。なお、確認操作部13は、表示部11と一体的に構成される場合もある。
【0037】
制御部1は、画像読取部3、送受信部5、記憶部7、印刷部9、確認操作部13、表示部11を制御するもので、制御演算機能の主要部をなすCPUやこのCPUの動作ソフトウエアを格納したROMを有してなり、以下の制御機能を有している。
【0038】
すなわち、制御部1の印刷管理部15は、入力された印刷データにつき印刷部9での印刷順位その他、印刷処理状況を管理するもので、印刷処理状況をデータとして記憶部7に読み書き可能に制御する機能を有している。
【0039】
印刷処理状況には、個々の印刷データ(印刷ジョブ)に関するユーザ名、ファイル名、印刷順位の他、印刷部数、印刷頁数、データ量、処理/未処理の別等があるが、少なくとも印刷順位が必要である。
【0040】
制御部1の期間判別部17は、確認操作部13へ印刷データのユーザ名やファイル名を入力する等して確認操作がなされたとき、印刷管理部15における印刷処理状況に基づき確認指示された当該印刷データの印刷処理期間(印刷完了期間)を求めるとともに、当該処理期間が所定の基準期間を超えるか否か判別する機能を有し、その処理期間が基準期間を超えると、例えばゲーム表示情報を表示部11に表示制御する機能を有している。
【0041】
基準期間としては、数秒の極短い期間から数十秒程度の期間であり、例えば確認操作部13等から制御部1を介して設定されている。
【0042】
制御部1の期間判別部17は、ゲーム表示情報等を表示部11に表示制御するとき、図2のように印刷データの印刷部数、印刷頁数、ユーザ名、ファイル名等、印刷処理に関する印刷情報も表示制御するとともに、印刷部9の排紙部における最終用紙の通過や、給紙トレイのから用紙カウントによる印刷処理終了の検知に基づき、表示部11におけるゲーム表示情報および印刷情報の表示終了を制御する機能を有している。
【0043】
制御部1の画像処理部19は、記憶部7に記憶された印刷データに基づき、例えば1頁毎の印刷用イメージデータに生成する画像処理等をして記憶部7に記憶する機能を有する公知のものである。
【0044】
そして、本発明に係る画像形成装置Aは、例えば図3に示すように、コンピュータB、Cとネットワーク21を介して接続されており、コンピュータB、Cからの印刷データを送受信部5から入力して印刷データの印刷を実行処理し、印刷物を装置Aにおいて取得できるようになっている。
【0045】
次に、本発明に係る画像形成装置Aの動作を図4のフローチャートを参照して簡単に説明する。なお、図4では印刷処理のステップは省略されている。
【0046】
プログラムが開始されると、ステップS1にて例えば送受信部5から印刷データが入力され、その後所定の画像処理が行われ、ステップS2にて印刷データの印刷処理状況の確認操作が行われると、ステップS3にて当該印刷データの印刷が完了するまでの印刷処理期間の算出が実行され、ステップS4に移る。
【0047】
ステップS4では、図5に示すように、印刷完了までの期間が基準期間を超えるか否か判別され、印刷完了までの期間が基準期間より短くてステップS4がNOであればステップS6に移り、印刷完了期間が基準期間を超えて長い場合にはステップS4がYESとなってステップS5に移る。
【0048】
なお、図5において、待機期間は、印刷データが入力され、ゲーム表示情報が表示されるまでの期間である。
【0049】
ステップS5では表示部11に印刷情報とゲーム表示情報を表示し、ステップS6にて印刷完了か否か判別し、印刷が終了していなければステップS6がNOとなってステップS5に戻り、ステップS6がYESになるまでステップS5、S6が繰返される。
【0050】
印刷が完了してステップS6がYESになると、ステップS7にて印刷情報およびゲーム表示情報の表示終了をして終了する。
【0051】
そして、それらの動作処理手順が本発明に係る画像形成方法となる訳である。
【0052】
このように本発明に係る画像形成装置Aでは、印刷データを入力する画像読取部(データ入力部)3や送受信部(データ入力部)5と、その印刷データを印刷する印刷部9と、入力された印刷データの印刷処理状況を管理する印刷管理部15と、その印刷データの印刷処理状況の確認操作を外部から受ける確認操作部13と、その確認操作がなされたときその印刷処理状況に基づき当該印刷データの印刷処理期間を求めるとともに、当該印刷処理期間が所定の基準期間を超えるか否か判別する期間判別部17と、その印刷処理期間がその基準期間を超えるとその期間判別部17が判別したときゲーム表示情報等とともに印刷データの印刷処理に関する印刷情報を表示する表示部11とを具備している。
【0053】
そのため、ユーザの操作による任意の時点から例えばゲーム表示情報を表示開始させることが可能で、ユーザが機器の面前にいない場合には広告が表示されず、基準期間を適当に選定することにより、ユーザが機器の面前にいる場合であって、印刷完了時間が長くなる場合、ゲーム表示情報を表示してユーザの不快感を和らげることが可能となるし、ユーザに対するゲーム表示効果も確実となる。
【0054】
さらに、印刷データの印刷処理に関する印刷情報も表示されるから、印刷処理状況の把握も可能である。
【0055】
また、上記確認操作部13への確認操作が当該装置へのキーの押圧操作等の機械的操作によるから、ユーザが機器の面前にいる場合、ユーザの任意の操作によってゲーム表示情報の表示/非表示が可能である。
【0056】
そして、本発明の画像形成装置において、上記表示部11で表示する表示情報はクイズ等のゲーム表示情報に限らず、企業の広告情報、コラム情報、その他周知することが有用な表示情報で実施可能である。
【0057】
また、本発明の画像形成装置において、上記期間判別部17で比較する基準期間は任意であり、数秒の極短い期間から数分の長い期間まで任意の設定が可能である。
【0058】
もっとも、ゲーム情報に基づき一連のゲームプレーや解答ができる期間、更には、広告やコラム情報を読むのに要する期間を確保するために、ゲーム情報や広告情報に応じ、設定可能な期間の下限値として例えば数十秒とか数分を設定しておいても良い。
【0059】
ところで、本発明に係る画像形成装置Aにおいて、確認操作部13で受ける印刷データの印刷処理状況の確認操作は、確認操作部13のキーの押下操作に限定されず、指示媒体による非接触の操作指示による構成も可能である。
【0060】
例えば、図1に示すように、RFID(radio frequency identification)装置23との間で無線による印刷処理状況の確認操作であっても良い。
【0061】
一般に、RFID装置23は、識別用IDや送受信データ等を予め記憶しておき、外部から伝送された無線信号を電源にして動作するとともに、外部からの読み出し要求に基づき指示情報を送信するよう構成することが容易である。
【0062】
そのため、確認操作部13から操作指示を求める要求信号をRFID装置23へ送信し、RFID装置23から確認操作情報を確認操作部13へ送信することが可能であり、RFID装置23と間の送受信機能を確認操作部13に形成して構成すれば良い。
【0063】
なお、指示媒体にはカードも可能であり、これに対応してカードの読み書き可能なカードリーダを確認操作部13に形成して構成すれば良い。
【0064】
そして、本発明に係る画像形成方法においても、表示情報とともに印刷データの印刷処理に関する印刷情報を表示する方法、確認操作過程が当該装置への機械的操作による方法、確認操作過程が非接触の操作指示、例えばRFID装置からの無線指示である方法としたり、上記表示情報を広告情報やゲーム表示情報である構成では、画像形成装置と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明に係る画像形成装置の実施の一形態を示す概略ブロック図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置で表示される表示例を示す図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置とネットワークで接続された外部のコンピュータの構成を示す図である。
【図4】本発明の画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の画像形成装置の動作を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
【0066】
1 制御部
3 画像読取部(画像入力部)
5 送受信部(画像入力部)
7 記憶部
9 印刷部
11 表示部
13 確認操作部
15 印刷管理部
17 期間判断部
19 画像処理部
21 ネットワーク
23 RFID装置(指示媒体)
A 画像形成装置(複合機)
B、C コンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷データを入力するデータ入力部と、
前記印刷データを印刷する印刷部と、
入力された前記印刷データの印刷処理状況を管理する印刷管理部と、
前記印刷データについての当該印刷処理状況の確認操作を外部から受ける確認操作部と、
前記確認操作がなされたとき、前記印刷管理部の前記印刷処理状況に基づき前記印刷データの印刷処理に要する処理期間を求めるとともに、当該処理期間が所定の基準期間を超えるか否か判別する期間判別部と、
前記処理期間が前記基準期間を超えると前記期間判別部が判別したとき所定の表示情報を表示する表示部と、
を具備することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記表示部は、前記表示情報としてゲーム表示情報又は広告情報を表示するとともに前記印刷データの印刷処理に関する印刷情報を表示する請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記確認操作部への確認操作は、当該装置への機械的操作によるものである請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記確認操作部への確認操作は、当該装置への非接触の操作指示である請求項1〜3いずれか1記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記確認操作部への確認操作は、RFID装置からの無線指示である請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】
印刷データを入力するデータ入力過程と、
入力された前記印刷データの印刷処理状況を管理する印刷管理過程と、
前記印刷データについて当該印刷処理状況の確認操作を外部から受ける確認操作過程と、
前記確認操作がなされたとき、前記印刷処理状況に基づき前記印刷データの印刷処理に要する処理期間を求めるとともに、当該処理期間が所定の基準期間を超えるか否か判別する表示判別過程と、
前記処理期間が前記基準期間を超えると前記表示判別過程で判別されたとき所定の表示情報を表示する表示過程と、
前記印刷データの印刷順位が到来したとき前記印刷データを印刷する印刷過程と、
を具備することを特徴とする画像形成方法。
【請求項7】
前記表示過程は、前記表示情報としてゲーム表示情報又は広告情報を表示するとともに前記印刷データの印刷処理に関する印刷情報を表示する請求項6記載の画像形成方法。
【請求項8】
前記確認操作過程は、当該装置への機械的操作によるものである請求項6又は7記載の画像形成方法。
【請求項9】
前記確認操作過程は、当該装置への非接触の操作指示である請求項6〜8いずれか1記載の画像形成方法。
【請求項10】
前記確認操作過程は、RFID装置からの無線指示である請求項9記載の画像形成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−175879(P2008−175879A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−6997(P2007−6997)
【出願日】平成19年1月16日(2007.1.16)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】