説明

画像形成装置

【課題】
使用していないプロセスカートリッジにおいて、エラーが発生した場合であっても、印刷動作を継続することが可能な画像形成装置の提供を目的とする。
【解決手段】
画像形成部における異常を検出し、画像形成部の各々に対する異常信号を生成する異常検出部と、異常の発生を報知する報知部と、画像形成部の各々に対する異常信号の有効/無効を切り替える切替部と、異常信号が有効であるときに報知部に異常の発生を報知させるとともに画像形成を停止させ、異常信号が無効であるときに画像形成を継続させる制御部とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の画像形成部を用いて、画像形成する画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の交換可能なプロセスカートリッジと、前記プロセスカートリッジに脱着自在なトナーカートリッジを備えた画像形成装置において、特定のプロセスカートリッジのみを利用した、限定色印刷や単色印刷等が行われていた。
【0003】
例えば、特許文献1において開示されている画像形成装置は、装置本体と、前記装置本体に備えられた媒体搬送路に沿って並んで配置され、前記装置本体に着脱自在に装着された複数の画像形成部と、前記複数の画像形成部の内の少なくとも2つ以上の前記画像形成部を、前記媒体搬送路に接する第1の位置と前記媒体搬送路から離間した第2の位置との間で、移動させる第1の位置決め手段と、前記画像形成部を、前記第1の位置と前記第2の位置のどちらか選択した位置に設定可能な第2の位置決め手段とを有することを特徴としている。
【0004】
【特許文献1】特開2006−78544
【0005】
かかる構成によれば、使用しない色の画像形成部を転写材に触れない位置に維持できるため、不要な色のトナーが転写材に付着して画像の品位が低下するのを防止することができる旨が記載されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、限定色印刷や単色印刷において、使用しないプロセスカートリッジの寿命、または、使用しないプロセスカートリッジに脱着可能なトナーカートリッジのトナー低下などの異常が発生すると、所要のプロセスカートリッジが印刷可能な状態にも関わらず、印刷が出来なくなるという問題があった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、画像形成時に、使用していない画像形成部に異常が発生した場合においても、画像形成を継続することが可能な画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明にかかる複数の画像形成部により画像を形成する画像形成装置は、画像形成部における異常を検出し、画像形成部の各々に対する異常信号を生成する異常検出部と、異常の発生を報知する報知部と、画像形成部の各々に対する異常信号の有効/無効を切り替える切替部と、異常信号が有効であるときに報知部に異常の発生を報知させるとともに画像形成を停止させ、異常信号が無効であるときに画像形成を継続させる制御部とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明にかかる画像形成装置は、画像形成部を構成する各部の状態をモニタする異常検出部を備えている。また、本画像形成装置は、異常検出部によって異常が検出された場合、生成した異常信号を有効とするか無効とするかの切替部を有している。この切替部における設定を基に制御部は、画像形成の停止又は継続を判断する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の画像形成装置によれば、利用者による切替部の設定によって、使用しない画像形成部にエラーが発生した場合においても、印刷動作を中断することなく、所要のプロセスカートリッジを用いて画像形成を継続することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(第1の実施例)
図1は、本発明の画像形成装置を示す概略構成図である。
【0012】
本発明にかかる画像形成装置13は、感光ドラム1と、帯電ローラ14と、現像ローラ20と、転写ベルト18と、転写ローラ16と、LEDヘッド17と、給紙カセット21及び定着器19と、を備える。
【0013】
感光ドラム1は、中心軸回りに回転可能に保持されており、その外周面に電荷を蓄えることができる。感光ドラム1上方に設けられたLEDヘッド17による露光により外周面表面の電荷が除去され、静電潜像による印刷画像が形成される。
【0014】
LEDヘッド17は、画像情報に応じて発光し、走査露光する走査装置等を備えている。
【0015】
感光ドラム1の周囲には、感光ドラム1の外周表面を一様な電位に帯電させる帯電ローラ14及び上述した静電潜像に現像剤を付着させて現像化する現像ローラ20が一定の圧力で感光ドラム1に接触するように設けられている。
【0016】
また、駆動ローラに張設した転写ベルト18により搬送された印刷媒体に現像されたトナーを転写させる転写ローラ16が、感光ドラム1の下方に設けられおり、印刷媒体を供給する給紙カセット21は、画像形成装置13の下部に備えられている。
【0017】
上記の感光ドラム1と、帯電ローラ14及び現像ローラ20は一体化した構造となっており、脱着自在のトナーカートリッジ3と合わせて、画像形成装置13本体に着脱自在なプロセスカートリッジ5として構成されている。
【0018】
尚、プロセスカートリッジ5は、カラー構成色である、M(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロー)及びK(ブラック)のそれぞれ4種類が、画像形成装置13本体に実装されており、給紙カセット21からの印刷媒体の搬送方向から、K(ブラック)、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)の順に位置している。また、トナーカートリッジ3の中には、現像剤(トナー)15が収容されている。
【0019】
LEDヘッド17によって感光ドラム1上に形成された潜像画像上には、現像ローラ20によってトナー像が現像される。そして、トナー像は、給紙カセット21から搬送された印刷媒体が、感光ドラム1と転写ベルト18を介した転写ローラ16との間を通過する際に、バイアス電圧によって印刷媒体上に転写される。
【0020】
次いで定着器19を通過し、印刷媒体上にトナー像が定着され、印刷媒体は、画像形成装置13の外部に排出されることとなる。
【0021】
操作/表示部7は、画像形成装置13への設定入力操作機能及びメニュー、ステータスなどを表示する表示機能を備えており、例えば、操作パネルなどで構成される。
【0022】
図2は、本発明における制御ブロック図である。画像形成装置13は、制御部6と、操作/表示部7と、インターフェース8と、報知部9と、ROM(Read Only Memory)10と、RAM(Random Access Memory)11と、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)12と、複数のプロセスカートリッジ5a〜5dと、複数のプロセスカートリッジ5a〜5dの各々に接続された異常検出部2a〜2d及び切替部4a〜4dと、を備える。
【0023】
プロセスカートリッジ5aは、感光ドラム1a及びプロセスカートリッジ5aに脱着可能なトナーカートリッジ3a等から構成されている。なお、他のプロセスカートリッジ5b〜5dも同様の構成である。
【0024】
インターフェース8は、画像形成装置13に接続された情報処理装置であるホストPC(ホストパーソナルコンピュータ)14と接続されており、ホストPC14から指示されたコマンドやデータを後述する制御部6に送信するとともに、報知部9からの報知情報をホストPCに通知する機能を有している。
【0025】
制御部6は、他に、報知部9、ROM10、RAM11及びEEPROM12と接続されており、インターフェース8から送信されたコマンドやデータを解析し、RAM11やEEPRAM12に記録するとともに、報知部9からの報知情報をインターフェース8や操作/表示部7に通知する。
【0026】
RAM11は制御に必要なデータを格納する揮発性メモリ、ROM10は制御プログラムが格納されている不揮発性メモリ、EEPROM12は、各種設定内容や装置の状態が記憶されている書き換え可能な不揮発性メモリである。
【0027】
異常検出部2aは、プロセスカートリッジ5aの状態を監視して、エラー等の異常を検出し、切替部4aに通知する。なお、他の異常検出部2b〜2dも同様の構成・機能を有する。
【0028】
切替部4aは、EEPROM12にプロセスカートリッジ5aに対する異常信号有効/無効情報を設定する。
【0029】
報知部9は、切替部4a等が設定した異常信号有効/無効情報に基づいて制御部6に報知情報を送信する。
【0030】
図3は、本実施例におけるEEPROM12上のメモリマップを示す図である。EEPROM12上には、印刷制御に関わる様々なデータを記憶しているが、本実施例においては、少なくとも以下の領域を必要とする。
【0031】
ドラム(K)回転カウンタ値領域B7aには、制御部6が有するカウンタにより計測された感光ドラム(K)1aの回転数のカウント値が格納されている。感光ドラム(K)1a回転中に制御部6はその回転数をカウントアップしており、常に更新されている。感光ドラム(K)1aのドラム交換が行われた場合は、“0”に初期化される。なお、他の感光ドラム回転カウンタ値領域(Y:B7b、M:B7c、C:B7d)、ベルト回転カウンタ値領域B8及び定着器回転カウンタ値領域B9も同様な構成となっている。
【0032】
ドラム(K)カウンタ寿命閾値領域B1aには、感光ドラム(K)1aの寿命を判断するための閾値が格納されている。ドラム(K)回転カウンタ値B7aが、この閾値を超えた場合、感光ドラム(K)1aの寿命と判断している。なお、他の感光ドラムカウンタ寿命閾値領域(Y:B1b、M:B1c、C:B1d)、ベルト回転カウンタ寿命閾値領域B2及び定着器回転カウンタ寿命閾値領域B3も同様な構成となっている。
【0033】
トナー(K)ドットカウンタ値領域B10aには、トナーの消費量を計測しているカウンタ値が格納されている。印刷時にLEDヘッドを点灯させたドット数を元に制御部6がカウントアップを行っている。トナーカートリッジ(K)3aのカートリッジ交換が行われた場合は、“0”に初期化される。なお、他のトナードットカウンタ値領域(Y:B10b、M:B10c、C:B10d)も同様な構成となっている。
【0034】
トナー(K)エンド検出時ドットカウンタ値領域B6aには、後述するトナー低下検知機構により、トナー(K)センサの周期波形がトナー低下を示したときのトナー(K)ドットカウンタ値B10aが保存される。トナーカートリッジ(K)3aのカートリッジ交換が行われた場合は、“0”に初期化される。なお、他のトナーエンド検出時ドットカウンタ値領域(Y:B6b、M:B6c、C:B6d)も同様な構成となっている。
【0035】
トナー低下検知機構に関しては、特開2003−50505号公報に詳細な記載があるが、ここではその機構について簡単に説明する。本実施例におけるトナーカートリッジ内には、トナーが固化しないように攪拌シャフトが設けられている。この攪拌シャフトには、他端部に磁性体を有するセンサシャフトが回転自由に取付けられている。センサシャフトは、攪拌シャフトの回転に伴い重力方向に対して上下方向に運動することとなる。
【0036】
一方、トナーカートリッジ上面部には、一端部に永久磁石を固着したセンサレバーが設けられており、上記したセンサシャフトの磁性体がセンサレバーの永久磁石を吸引した際に、センサレバーに係合したセンサがオンとなり、センサシャフトの磁性体がセンサレバーの永久磁石から離れた場合、センサがオフとなる機構となっている。つまり、トナー残量に応じてセンサがオン・オフとなる周期波形が異なることとなる。
【0037】
制御部6内のCPUは、センサのオン時間tを内蔵タイマで計測し、後述するトナーエンド検出時間閾値に保存した閾値と比較して閾値を超えたか否かをチェックすることで、トナー残量を判断する。
【0038】
トナー(K)エンド確定ドットカウンタ値領域B5aには、トナーエンドを確定させるためのドットカウンタ値が格納されている。トナー(K)のトナーエンドは、上述したトナー(K)センサの周期波形がトナー低下を示した後、一定量のトナー消費が行われた場合に確定しているが、その一定量をトナー(K)ドットカウンタ換算した値をあらかじめこのエリアに格納しておく。
【0039】
つまり、トナー(K)ドットカウンタ値B10aとトナー(K)エンド検出時ドットカウンタ値B6aの差分が、トナー(K)エンド確定までのドットカウンタ値B5aを超えた場合にトナー(K)エンド状態が検出される。なお、他のトナーエンド確定ドットカウンタ値領域(Y:B5b、M:B5c、C:B5d)も同様な構成となっている。
【0040】
トナー(K)エンド検出時間閾値領域B4aには、前述したように、トナー(K)センサの周期波形において、センサオン時間が一定時間を上回った場合に、トナー低下と判断するが、その一定時間の閾値をあらかじめこのエリアに格納しておく。なお、他のトナーエンド検出時間閾値領域(Y:B4b、M:B4c、C:B4d)も同様な構成となっている。
【0041】
プロセスカートリッジ(K)異常フラグ格納領域B11aは、ドラム寿命状態フラグ(Fde)及びトナーエンド状態フラグ(Fte)を保持しており、前記のドラム(K)寿命検出及びトナー(K)エンド検出状態に対して設定される。他のプロセスカートリッジ異常フラグ格納領域(Y:B11b、M:B11c、C:B11d)も同様な構成となっている。
【0042】
プロセスカートリッジ(K)異常信号有効/無効設定領域B14aは、操作パネル又はホストPCから指定される異常信号の有効/無効設定情報を記憶しておくエリアである。フラグ(Fpv)形式で設定内容を保持しており、他のプロセスカートリッジ異常信号有効/無効設定領域(Y:B14b、M:B14c、C:B14d)も同様な構成となっている。
【0043】
図4は、本実施例におけるRAM11上のメモリマップを示す図である。プロセスカートリッジ(K)報知フラグ格納領域C1aは、ドラム寿命停止報知フラグ(Fds)及びトナーエンド停止報知フラグ(Fts)を保持しており、EEPROMにおけるプロセスカートリッジ(K)異常フラグ格納領域B11aの状態と、プロセスカートリッジ(K)異常信号有効/無効設定領域B14aの状態から、異常状態報知の有無を判定し、本エリアに設定する。なお他のプロセスカートリッジ報知フラグ格納領域(Y:C1b、M:C1c、C:C1d)も同様な構成となっている。
【0044】
図5−1から図5−4は、本実施例における操作パネルの概観と各プロセスカートリッジに対する異常信号の有効/無効を設定する手順を示す図である。
【0045】
操作パネルは、画像形成送装置13の状態を表すREADY、ATTENTIONランプ、各設定項目等を表示するための表示パネル、各設定項目等を選択・確定するためのMENUボタン、ENTERボタン、BACKボタン及び画像形成装置13をホストPC14あるいはネットワークに接続・接続解除を行うためのON LINEボタン、各種の操作をキャンセルするためのCANCELボタン等から構成されている。
【0046】
本実施例における操作パネルの構成は、一例であり各機能・構成等は適宜変更可能である。
【0047】
まず、MENUボタンを数回押下し、異常信号の有効/無効設定画面を表示させると、図5−1に示すように、現在の設定内容が表示される。表示内容が、“ENABLE”(有効)の場合は、該当の異常信号は“有効”であることを意味している。また、表示内容の右端に“*”が表示されているものが、現在の設定が確定されていることを示している。
【0048】
図5−1の状態から、操作パネル上の“MENU−”ボタンを押下した状態を、図5−2に示す。設定内容表示が、“ENABLE”(有効)から“DISABLE”(無効)に変化する。
【0049】
図5−2の状態から、操作パネル上の“ENTER”ボタンを押下した状態を図5−3に示す。設定内容表示“DISABLE”の右端に“*”が表示され、設定内容が確定したことを示す。このとき、EEPROM12のプロセスカートリッジ(K)異常信号有効/無効設定領域(B14a)にも、該当する設定内容が反映される。
【0050】
図5−3の状態から、操作パネル上の“BACK”ボタンを押下した状態を図5−4に示す。設定対象が、プロセスカートリッジ(K)から、プロセスカートリッジ(Y)に変化する。上記操作を繰り返して、各プロセスカートリッジに対して異常信号の有効/無効の設定を行う。
【0051】
図6は、本実施例における異常検知処理と異常処理を示す図である。メイン処理開始後、各プロセスカートリッジに対して異常信号の有効/無効設定を行う(S601)。ここで設定された内容は、EEPROM12に格納する。異常信号の有効/無効設定の詳細については、図7で後述する。
【0052】
異常信号の有効/無効設定後、印刷データ受信待機状態(S602)に移行し、印刷データの受信を待つ。印刷データを受信していない場合は、S602をループする。
【0053】
印刷データを受信すると、プロセスカートリッジの動作開始処理(S603)に移行する。ここでは、印刷のための感光ドラムの回転等を開始する。
【0054】
プロセスカートリッジ動作開始処理(S603)が完了すると、感光ドラムの寿命検知処理(S604)に移行して、感光ドラムの寿命検知を行う。感光ドラム寿命の検知結果は、EEPROM12に格納する。感光ドラムの寿命検知処理については図8で後述する。
【0055】
感光ドラムの寿命検知処理(S604)が完了すると、トナーエンド検知処理(S605)に移行して、トナーエンドの検出を行う。トナーエンドの検出結果はEEPROM12に格納する。トナーエンドの検出処理については、図9で後述する。
【0056】
トナーエンド検出処理(S605)が完了すると、異常処理(1−1)(S606)に移行する。ここでは、EEPROM12に格納された感光ドラムの寿命状態フラグとトナーエンド状態フラグ及び異常信号の有効/無効設定フラグを参照して、各プロセスカートリッジに対して異常停止報知を行うか否かの情報をRAM11に設定する。異常処理(1−1)については、図10で後述する。
【0057】
異常処理(1−1)が完了すると、異常処理(1−2)(S607)に移行する。ここでは、異常処理(1−1)で設定されたRAM11の内容により、報知を実施するか否かの判断をするとともに、その状態によって、印刷の停止/再開の制御を実施する。異常処理(1−2)については、図11で後述する。
【0058】
その後、印刷が終了したか否かの判定(S608)を行い、上述した異常検知による印刷停止を含め、印刷が終了していない場合(S608 NO)は、感光ドラムの寿命検知処理(S604)から同様の処理を繰り返す。
【0059】
印刷が終了した場合(S608 YES)は、プロセスカートリッジの動作停止処理(S609)に移行し、感光ドラムの回転などを停止し、メイン処理を終了する。
【0060】
図7は、本実施例におけるプロセスカートリッジの異常信号有効/無効設定処理フローを示す図である。まず、本処理がメイン処理から呼び出されると、操作パネルに、プロセスカートリッジ(K)の異常信号の有効/無効設定画面を表示(S701)させ、プロセスカートリッジ(K)の現在の設定内容を表示する(図5−1)。
【0061】
その後、操作パネル上の“MENU −”ボタンにより設定内容を変更した後、操作パネル上の“ENTER”ボタン押下で有効/無効を選択確定する(S702)。
【0062】
このとき、選択された設定をEEPROM12のプロセスカートリッジ(K)異常信号有効/無効設定領域(図3 B14a)にフラグとして格納する(S703)。
【0063】
この後、操作パネル上の“BACK”ボタンを押下して、プロセスカートリッジ(Y)の設定画面に移行して、プロセスカートリッジ(K)と同様な操作を行う(S704 NO)。
【0064】
すべてのプロセスカートリッジに対して設定を終了したら(S704 YES、もう一度、操作パネル上の“BACK”ボタンを押下して設定処理を終了する。
【0065】
図8は、本実施例における感光ドラムの寿命検知処理フローを示す図である。本処理がメイン処理から呼び出されると、ドラム(K)の現在の回転カウンタ値(図3 B7a)とドラム(K)回転カウンタ寿命閾値(図3 B1a)との比較(S801)を行い、ドラム(K)回転カウンタ(図3 B7a)の値が、ドラム(K)回転カウンタ寿命閾値(図3 B1a)を超えていた場合(S801 YES)は、感光ドラム(K)の寿命であると判断し、寿命を示す異常内容をEEPROM12のプロセスカートリッジ(K)異常フラグ格納領域(図3 B11a)にフラグとして設定する。
【0066】
寿命でないと判断された場合(S801 NO)は、何もせずS803に移行する。
【0067】
その後、すべてのプロセスカートリッジに対して同様の処理が行われたかの判断(S803)を行い、すべてのプロセスカートリッジに対して実施していない場合(S803 NO)は、S801に移行して上記と同様の比較チェック処理を行う。すべてのプロセスカートリッジに対して実施した場合(S803 YES)は、メイン処理に戻る。
【0068】
図9は、本実施例におけるトナーエンド検出処理フローを示す図である。本処理がメイン処理から呼び出されると、トナー(K)カートリッジのトナーエンドを検出したか否かのチェックを行う(S901)。
【0069】
トナー(K)エンド検出法は、前述した特開2003−50505号公報による、トナー低下検知機構により、トナー(K)センサの周期波形において、トナーセンサのオン時間が、トナー(K)エンド検出時間閾値(B4a)にあらかじめ格納されている時間を上回ったと判断された場合に、その時のドット(K)カウンタ値(図3 B10a)が、トナー(K)エンド検出時ドットカウンタ(図3 B6a)に格納されるので、トナー(K)エンド検出時ドットカウンタ値(図3 B6a)が“0”以外の場合に、トナー(K)エンド検出時ドットカウンタ値(図3 B6a)とドット(K)カウンタ値(図3 B10a)の差分を算出し、その値が、あらかじめ設定されているトナー(K)エンド確定ドットカウンタ値(B5a)を超えた場合、トナー(K)エンドと判断する。つまり、トナーエンドは、トナー低下を検出してから、一定量のトナー消費をしたポイントと定義している。
【0070】
トナー(K)エンド検出時ドットカウンタ値(図3 B6a)が“0”の場合は、上記カウンタの比較は行わず、トナーエンドを検出していないと判断する。
【0071】
前述した手段で、トナー(K)エンドを検出していた場合(S901 YES)は、トナーエンドを示す異常内容を、EEPROM12のプロセスカートリッジ(K)異常フラグ領域(図3 B11a)にフラグとして設定する(S902)。トナーエンドではないと判断された場合(S901 NO)は、何もせず、S903に移行する。
【0072】
その後、すべてのトナーカートリッジに対して同様の処理を行ったかの判断(S903)を行い、すべてのトナーカートリッジに対して実施していない場合(S903 NO)は、S901に移行して上記と同様のチェックを行う。すべてのカートリッジに対して実施した場合(S903 YES)は、メイン処理に戻る。
【0073】
図10は、本実施例における異常処理(1−1)フローを示す図である。本処理がメイン処理から呼び出されると、EEPROM12のプロセスカートリッジ(K)異常処理フラグ格納領域(図3 B11a)上の、ドラム寿命状態フラグ(Fde)に寿命(1)が格納されているか否かを判断(S1001)する。寿命(1)ではない場合(S1001 NO)は、S1004に移行する。寿命(1)の場合は、プロセスカートリッジ(K)異常信号有効/無効設定領域(図3 B14a)上の異常信号有効/無効フラグ(Fpv)が有効(0)であるか否かの判断(S1002)を行い、無効(1)の場合(S1002 NO)、S1004に移行する。
【0074】
プロセスカートリッジ(K)異常信号有効/無効設定領域(図3 B14a)上の異常信号有効/無効フラグ(Fpv)が有効(0)である場合(S1002 YES)は、RAM11のプロセスカートリッジ(K)報知フラグ格納領域(図4 C1a)上の、ドラム寿命停止報知フラグ(Fds)をセットし(S1003)、S1004に移行する。
【0075】
次に、EEPROM12のプロセスカートリッジ(K)異常フラグ格納領域(図3 B11a)上の、トナーエンド状態フラグ(Fte)にトナーエンド(1)が格納されているか否かを判断(S1004)する。
【0076】
トナーエンド(1)が格納されていない場合(S1004 NO)は、S1007に移行する。トナーエンド(1)が格納されている場合は、プロセスカートリッジ(K)異常信号有効/無効設定領域(図3 B14a)上の異常信号有効/無効フラグ(Fpv)が有効(0)であるか否かの判断(S1005)を行い、無効(1)の場合(S1005 NO)は、S1007に移行する。
【0077】
プロセスカートリッジ(K)異常信号有効/無効設定領域(図3 B14a)上の異常信号有効/無効フラグ(Fpv)が有効(0)の場合(S1005 YES)は、RAM11のプロセスカートリッジ(K)報知フラグ格納領域(図4 C1a)上の、トナーエンド停止報知フラグ(Fts)をセットし、S1007に移行する。
【0078】
その後、すべてのプロセスカートリッジに対して同様の処理を行ったかの判断(S1007)を行い、すべてのプロセスカートリッジに対して実施していない場合(S1007 NO)は、S1001に移行して上記と同様のチェック処理を行う。すべてのプロセスカートリッジに対して実施した場合(S1007 YES)は、メイン処理に戻る。
【0079】
図11は、本実施例における異常処理(1−2)フローを示す図である。本処理がメイン処理から呼び出されると、RAM11のプロセスカートリッジ報知フラグ格納領域(図4 C1)上、全色のドラム寿命停止報知フラグ(Fds)及びトナーエンド停止報知フラグ(Fts)がセットされているか判断(S1101)し、すべてセットされていない場合(S1101 NO)は、メイン処理に戻る。
【0080】
何れかの停止報知フラグがセットされていた場合(S1101 YES)は、印刷を停止させ(S1102)、停止報知フラグに対応する要因の異常を報知する(S1103)。
【0081】
その後、異常が解消されたか否かの判断(S1104)を行い、異常が解消されていない場合(S1104 NO)は、そのまま異常の解消をチェックし続ける。
【0082】
印刷停止要因のすべての異常が解消された場合(S1104 YES)は、S1105に移行する。
【0083】
その後、RAM11のプロセスカートリッジ報知フラグ格納領域(図4 C1)上の停止報知フラグをすべてリセットする(S1105)とともに、対応したEEPROM12のプロセスカートリッジ異常フラグ格納領域(図3 B11)上の異常フラグもクリア(S1106)し、印刷動作を再開する(S1107)。その後、メイン処理に戻る。
【0084】
以上のように、第1の実施例によれば、限定色印刷又は単色印刷時に、各プロセスカートリッジ異常信号有効/無効設定を、切替可能とすることで、使用しないプロセスカートリッジのエラーを無効にすることができ、印刷を停止させなくてはならないエラーが、使用しないプロセスカートリッジで発生した場合でも、印刷動作を継続することが可能となり、所要のプロセスカートリッジが使用可能な状態にも関わらず、印刷が出来なくなるという問題を解決することができる。
【0085】
(第2の実施例)
第2の実施例は、基本的な構成は、第1の実施例と略同様であり、第1の実施例と異なる部分について説明する。
【0086】
図12は、第2の実施例における、RAM11のメモリマップを示す図である。プロセスカートリッジ(K)報知フラグ格納領域D1aは、ドラム寿命停止報知フラグ(Fds)、ドラム寿命警告報知フラグ(Fdw)、トナーエンド停止報知フラグ(Fts)及びトナーエンド警告報知フラグ(Ftw)を保持している。
【0087】
EEPROM12におけるプロセスカートリッジ(K)異常フラグ格納領域B11aの状態と、プロセスカートリッジ(K)異常信号有効/無効設定領域B14aの状態から、異常状態報知の有無を判定し、本エリアに設定する。なお他のプロセスカートリッジ報知フラグ格納領域(Y:D1b、M:D1c、C:D1d)も同様な構成となっている。
【0088】
図13は、第2の実施例における異常検知処理と異常処理を示す図である。メイン処理開始後、各プロセスカートリッジに対して異常信号の有効/無効設定を行う(S1301)。ここで、設定した内容はEEPROM12に格納する。異常信号の有効/無効設定の詳細については、第1の実施例の図7で説明したものと同じである。
【0089】
異常信号の有効/無効設定後、印刷データ受信待機状態(S1302)に移行し、印刷データの受信を待つ。印刷データを受信していない場合は、S1302をループする。
【0090】
印刷データを受信すると、プロセスカートリッジの動作開始処理(S1303)に移行する。ここでは、印刷のための感光ドラムの回転等を開始する。
【0091】
プロセスカートリッジ動作開始処理(S1303)が完了すると、感光ドラムの寿命検知処理(S1304)に移行して、感光ドラムの寿命検知を行う。感光ドラム寿命の検知結果は、EEPROM12に格納する。感光ドラムの寿命検知処理の詳細については、第1の実施例の図8で説明したものと同じである。
【0092】
感光ドラムの寿命検知処置(S1304)が完了すると、トナーエンドの検知処理(S1305)に移行して、トナーエンドの検出を行う。トナーエンドの検出結果は、EEPROM12に格納する。トナーエンド検出処理の詳細については、第1の実施例の図9で説明したものと同じである。
【0093】
トナーエンドの検出処理(S1305)が完了すると、異常処理(2−1)(S1306)に移行する。ここでは、EEPROM12に格納された感光ドラム寿命状態フラグ、トナーエンド状態フラグ及び異常信号の有効/無効設定フラグを参照して、各プロセスカートリッジに対して異常停止報知を行うか、異常警告報知を行うかの情報をRAM11に設定する。異常処理(2−1)につていは、図14で後述する。
【0094】
異常処理(2−1)が完了すると、異常処理(2−2)(S1307)に移行する。ここでは、異常処理(2−1)で設定されたRAM11の内容により、報知を実施するか否かを判断すると共に、その状態によって、印刷の停止/再開の制御を実施する。異常処理(2−2)については、図15で後述する。
【0095】
その後、印刷が終了したか否かの判定(S1308)を行い、上述した異常検出による印刷停止を含め、印刷が終了していない場合(S1308 NO)は、感光ドラムの寿命検知処理(S1304)から同様の処理を繰り返す。
【0096】
印刷が終了した場合(S1308 YES)は、プロセスカートリッジの動作停止処理(S1309)に移行し、感光ドラムの回転を停止し、メイン処理を終了する。
【0097】
図14は、第2の実施例における異常処理(2−1)フローを示す図である。本処理がメイン処理から呼び出されると、EEPROM12のプロセスカートリッジ(K)異常フラグ格納領域(図3 B11a)上のドラム寿命状態フラグ(Fde)に寿命(1)が格納されているか否かを判断(S1401)する。
【0098】
寿命(1)が格納されていない場合(S1401 NO)は、S1406に移行する。寿命(1)が格納されている場合は、プロセスカートリッジ(K)異常信号有効/無効設定領域(図3 B14a)上の異常信号有効/無効フラグ(Fpv)が有効(0)であるか否かの判断(S1402)を行い、無効(1)の場合(S1402 NO)は、RAM11のプロセスカートリッジ(K)報知フラグ格納領域(図12 D1a)上の、ドラム寿命警告報知フラグ(Fdw)をセットし(S1412)、S1406に移行する。
【0099】
プロセスカートリッジ(K)異常信号有効/無効設定領域(図3 B14a)上の異常信号有効/無効フラグ(Fpv)が有効(0)の場合(S1402 YES)は、RAM11のプロセスカートリッジ(K)報知フラグ格納領域(図12 D1a)上の、ドラム寿命警告フラグ(Fdw)がセットしてあるか否かの判断(S1403)を行い、セットされていない場合(S1403 NO)は、S1405に移行する。
【0100】
プロセスカートリッジ(K)報知フラグ格納領域(図12 D1a)上の、ドラム寿命警告フラグ(Fdw)がセットされていた場合(S1403 YES)は、そのフラグをリセット(S1404)して、S1405へ移行する。S1405では、RAM11のプロセスカートリッジ(K)報知フラグ格納領域(図12D1a)上の、ドラム寿命停止報知フラグ(Fds)をセットし、S1406に移行する。
【0101】
次に、EEPROM12のプロセスカートリッジ(K)異常フラグ格納領域(図3 B11a)上の、トナーエンド状態フラグ(Fte)にトナーエンド(1)が格納されているか否かを判断(S1406)する。トナーエンド(1)が格納されていない場合(S1406 NO)は、S1411に移行する。
【0102】
トナーエンド(1)が格納されている場合は、プロセスカートリッジ(K)異常信号有効/無効設定領域(図3 B14a)上の異常信号有効無効フラグ(Fpv)が有効(0)であるか否かの判断(S1407)を行い、無効(1)の場合(S1407 NO)は、RAM11のプロセスカートリッジ(K)報知フラグ格納領域(図12 D1a)上のトナーエンド警告報知フラグ(Ftw)をセットし(S1413)、S1411に移行する。
【0103】
プロセスカートリッジ(K)異常信号有効/無効設定領域(図3 B14a)上の異常信号有効無効フラグ(Fpv)が有効(0)の場合(S1407 YES)は、RAM11のプロセスカートリッジ(K)報知フラグ格納領域(図12 D1a)上の、トナーエンド警告報知フラグ(Ftw)がセットしてあるか否かの判断(S1408)を行い、セットされていない場合(S1408 NO)は、S1410に移行する。
【0104】
プロセスカートリッジ(K)報知フラグ格納領域(図12 D1a)上の、トナーエンド警告報知フラグ(Ftw)がセットされていた場合(S1408 YES)は、そのフラグをリセット(S1409)して、S1410へ移行する。S1410では、RAM11のプロセスカートリッジ(K)報知フラグ格納領域(図12 D1a)上の、トナーエンド停止報知フラグ(Fts)をセットし、S1411に移行する。
【0105】
その後、すべてのプロセスカートリッジに対して同様の処理を行ったかの判断(S1411)を行い、すべてのプロセスカートリッジに対して実施していない場合(S1411 NO)は、S1401に移行して上記と同様のチェック処理を行う。すべてのプロセスカートリッジに対して実施した場合(S1411 YES)は、メイン処理に戻る。
【0106】
図15は、第2の実施例における異常処理(2−2)フローを示す図である。本処理がメイン処理から呼び出されると、RAM11のプロセスカートリッジ報知フラグ格納領域(図12 D1)上の全色のドラム寿命停止報知フラグ(Fds)及びトナーエンド停止報知フラグ(Fts)がセットされているか判断(S1501)し、すべてセットされていない場合(S1501 NO)は、S1508に移行する。
【0107】
何れかの停止報知フラグがセットされていた場合(S1501 YES)は、印刷を停止させ(S1502)、停止報知フラグに対応する要因の異常を報知する(S1503)。その後、異常が解消されたか否かの判断(S1504)を行い、異常が解消されない場合(S1504 NO)は、そのまま異常の解消をチェックし続ける。
【0108】
印刷停止要因のすべての異常が解消された場合(S1504 YES)は、S1505に移行する。その後、RAM11のプロセスカートリッジ報知フラグ格納領域(図4 C1)上の停止報知フラグをすべてリセット(S1505)するとともに、対応したEEPROM12のプロセスカートリッジ異常フラグ格納領域(図3 B11)上の異常フラグもクリア(S1506)し、印刷動作を再開する(S1507)。
【0109】
その後、S1508において、RAM11のプロセスカートリッジ報知フラグ格納領域(図12 D1)上の全色のドラム寿命警告報知フラグ(Fdw)及びトナーエンド警告報知フラグ(Ftw)がセットされているか判断(S1508)し、すべてセットされていない場合(S1508 NO)は、メイン処理にも戻る。何れかの警告報知フラグがセットされていた場合(S1508 YES)は、フラグに対応する要因の警告を報知する(S1509)。その後、メイン処理に戻る。
【0110】
以上のように、第2の実施例によれば、限定印刷又は単色印刷時に、プロセスカートリッジ異常信号の有効/無効設定を切替可能とすることで、使用しないプロセスカートリッジのエラーを無効とし、警告報知を行うことができる。よって、印刷を停止させなくてはならないエラーが、使用しないプロセスカートリッジで発生した場合においても、印刷動作を継続することができ、かつ、使用しないプロセスカートリッジにおいてエラーが発生していることを利用者に通知することができる。したがって、次に全色印刷などの必要があり、エラーが発生したプロセスカートリッジを使用する場合は、プロセスカートリッジの交換を迅速に行うことが可能となる。
【0111】
以上の実施例では、プリンタに適用した例を説明したが、MFPやファクシミリ、複写機等の複数の画像形成部を有する画像形成装置に対しても適用可能である。
【0112】
なお、上述した各実施形態は、本発明の好適な実施形態であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、各構成は、適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0113】
【図1】本発明の画像形成装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明における制御ブロック図である。
【図3】第1の実施例におけるEEPROM12上のメモリマップを示す図である。
【図4】第1の実施例におけるRAM11上のメモリマップを示す図である。
【図5】第1の実施例における操作パネルの概観と各プロセスカートリッジに対する異常信号の有効/無効を設定する手順を示す図である。
【図6】第1の実施例における異常検知処理と異常処理を示す図である。
【図7】第1の実施例におけるプロセスカートリッジの異常信号有効/無効設定処理フローを示す図である。
【図8】第1の実施例における感光ドラムの寿命検知処理フローを示す図である。
【図9】第1の実施例におけるトナーエンド検出処理フローを示す図である。
【図10】第1の実施例における異常処理(1−1)フローを示す図である。
【図11】第1の実施例における異常処理(1−2)フローを示す図である。
【図12】第2の実施例におけるRAM11のメモリマップを示す図である。
【図13】第2の実施例における異常検知処理と異常処理を示す図である。
【図14】第2の実施例における異常処理(2−1)フローを示す図である。
【図15】第2の実施例における異常処理(2−2)フローを示す図である。
【符号の説明】
【0114】
1a−1d 感光ドラム
2a−2d 異常検出部
3a−3d トナーカートリッジ
4a−4d 切替部
5a−5d プロセスカートリッジ
6 制御部
7 操作/表示部
8 インターフェース
9 報知部
10 ROM
11 RAM
12 EEPROM
13 画像形成装置
14 帯電ローラ
15 現像剤
16 転写ローラ
17 LEDヘッド
18 転写ベルト
19 定着器
20 現像ローラ
21 給紙カセット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像形成部により画像を形成する画像形成装置であって、
前記画像形成部における異常を検出し、前記画像形成部の各々に対する異常信号を
生成する異常検出部と、
異常の発生を報知する報知部と、
前記画像形成部の各々に対する前記異常信号の有効/無効を切り替える切替部と、
前記異常信号が有効であるときに前記報知部に異常の発生を報知させるとともに画像形成を停止させ、
前記異常信号が無効であるときに画像形成を継続させる制御部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記異常信号が無効であるときに前記報知部に異常の発生を報知させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
操作/表示部を備え、
前記切替部における前記異常信号の有効/無効の設定は、前記操作/表示部を介して行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記切替部における前記異常信号の有効/無効の設定は、外部に接続された情報処理装置を介して行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2008−152162(P2008−152162A)
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−342222(P2006−342222)
【出願日】平成18年12月20日(2006.12.20)
【出願人】(591044164)株式会社沖データ (2,444)
【出願人】(594202361)株式会社沖データシステムズ (259)
【Fターム(参考)】