説明

画像形成装置

【課題】従来の押ボタン機構では、押ボタンを押下した場合、周囲の筐体であるケース部材に設けられたボタン孔の縁にオペレータの爪が引っ掛かるという問題があった。
【解決手段】操作面にボタン孔を有するケース部材35と、前記ケース部材の表面からボタン孔の内部に向けて押下される押ボタン34を有し、当該押ボタンの上面は、前記ケース部材の表面と略同一に配置され、操作面手前側と操作面奥側に異なる形状の凹凸が形成されている。当該凹凸は、操作面手前側に設けた湾曲状の凹部34−Cでもよく、操作面奥側に設けた凸部34−Eでもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置における押ボタン機構に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、印刷装置等においては、装置の小型化を図るために、排出された印刷媒体をトップカバーの上部に集積する構造を有するものがある。そしてトップカバーを回動可能に設け、印刷中に印刷媒体詰まり等の障害が発生した場合、或いは消耗品を交換する場合、トップカバーを90度以上開くことにより、装置の内部に対してアクセスし易い構造としている。即ち、オペレータは装置前面にあるトップカバー開閉用の押ボタンを押下してトップカバーを開き、印刷媒体詰まりの除去や、消耗品の交換を行なっている。
【特許文献1】特開2005−1797号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このような従来の押ボタン機構では、押ボタンを押下した場合、周囲の筐体であるケース部材に設けられたボタン孔の縁にオペレータの爪が引っ掛かるという問題があった。
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、周囲の筐体であるケース部材に設けられたボタン孔の縁にオペレータの爪が引っ掛からない押ボタン機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の請求項1記載の画像形成装置は、操作面にボタン孔を有するケース部材と、前記ケース部材内部における操作面手前側に設けられた回転支点を中心に回転し、前記ケース部材の表面からボタン孔の内部に向けて押下される押ボタンを有し、当該押ボタンの上面は前記ケース部材の表面と略同一に配置され、当該押ボタンの上面には、操作面手前側と操作面奥側に異なる形状の凹凸が形成され、操作面手前側に設けられた前記回転支点側に凹部を有する押ボタン機構を設けたものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、前記押ボタンの上面に、操作面手前側と操作面奥側に異なる形状の凹凸が形成されているものであるので、オペレータは注意して当該押ボタンを押下することができる。即ち、なるべく操作面手前側に指先を乗せて操作するので、特に長い爪を持ったオペレータの場合でも、周囲の筐体であるケース部材に設けられたボタン孔の縁に爪を引っ掛けることを抑制することができる。また、操作面奥側に凸部を形成したので、押ボタンを押下した際に、ケース部材の縁に爪を引っ掛けることを抑制するという効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について図1〜図4を用いて説明する。図1は第1の実施の形態におけるカバークローズ状態の押ボタン機構の断面図、図2は本実施の形態の画像形成装置に構成図、図3は本実施の形態の画像形成装置の操作部の上面図、図4はカバーオープン状態の押ボタン機構の断面図である。
【0008】
図2に示すように、画像形成装置1として内部に画像形成ユニット2K、2Y、2M、2Cの4つの大きなユニットと、それに対応する転写ローラ10K、10Y、10M、10Cと無端状で媒体の搬送を行なう搬送ベルト18、ベルト従動ローラ16、ベルト駆動ローラ17からなる転写ユニット27を有する。
【0009】
更に、画像形成装置1は記録紙を複数枚入れておき順次記録紙を取り出すための用紙カセット24、当該用紙カセット24から分離用舌片などを併用して1枚毎に記録紙を分離取り出すための給紙ローラ11、入り口センサ12、書き込みセンサ13、搬送ローラ14と15、内部にハロゲンランプなどの発熱体を有し記録紙を加熱及び加圧して記録紙に現像剤の定着を行なう定着ローラ19および定着バックアップローラ20からなる定着ユニット28を有する。
【0010】
なお、画像形成ユニット2K、2Y、2M、2Cは、それぞれブラック、イエロー、マゼンタ、シアンを印刷するためのLEDヘッド3K、3Y、3M、3C(符号は3Kのみ図示)と、感光体ドラム4K、4Y、4M、4Cと、帯電ローラ5K、5Y、5M、5C(符号は5Kのみ図示)と、現像ローラ6K、6Y、6M、6C(符号は6Kのみ図示)と、トナータンク7K、7Y、7M、7Cと、現像ブレード8K、8Y、8M、8C(符号は8Kのみ図示)と、トナー供給用スポンジローラ9K、9Y、9M、9C(符合は9Kのみ図示)とから構成されている。
【0011】
また、画像形成装置1にはトップカバー29が設けられ、当該トップカバー29は支点30を中心に回動可能となっており、トップカバー29の回動により画像形成ユニット2K、2Y、2M、2C、転写ユニット27、定着ユニット28が着脱可能に構成されている。なお、35はフロントケースであり、34は後述するトップカバー29の開閉用の押ボタンである。
【0012】
図3に示すように、画像形成装置1のフロントケース35の上部には、トップカバー29が設けられ、更に、画像形成装置1の各種機能の設定を行なうための操作パネル36が設けられている。トップカバー29の開閉用の押ボタン34は、当該操作パネル36に隣接して設けられている。
【0013】
次に、本実施の形態の押ボタン機構の構成を説明する。図1に示すように、トップカバー29には金属板からなるインナープレート31が固定されており、インナープレート31には前記支点30(図2参照)の位置に図示しないトーションスプリング等の付勢部材が設けられている。トップカバー29は支点30を中心に、矢印C方向即ちトップカバー29が開く方向に付勢されている。トップカバー29の開閉は、これを規制するために設けられたカバー開閉規制部材としてのロックレバー32により規制される。インナープレート31には開口部31−Aが設けられており、ロックレバー32に設けられたカバー規制部としての爪部32−Aと係合する。即ち、トップカバー29を閉じた状態では、ロックレバー32の爪部32−Aが当該開口部31−Aに挿入され、トップカバー29をロックする構造となっている。
【0014】
ここで、ロックレバー32は支点32−Bを中心に回動可能に設けられ、押ボタン34の押下により、押ボタン34の底部がロックレバー32の被作用部としての作用面32−Cに係合し、矢印B方向に回動可能となっている。そして当該ロックレバー32は、スプリング33によって前記インナープレート31の開口部31−Aをロックする方向に付勢され、トップカバー29を閉じた状態で係止する。また、トップカバー29のロック状態を解除する押ボタン34には、筐体であるフロントケース35によって支持されている支点34−Aとロックレバー32の作用面32−Cと接触している作用リブ34−Bが設けられている。更に押ボタン34の表面(上面)はフロントケース35のボタン孔35−Aを通ってフロントケース35の表面側に配置される。
【0015】
ここで支点34−Aを操作面の手前側に設けた理由は、仮に支点34−Aをオペレータから見た操作面奥側に設けると、押ボタン34を押下げる方向がオペレータの指の曲げ動作方向に反して押込む操作を行なうことになり、操作性が損なうことになる。そのため、操作性を重視する目的で、支点34−Aは操作面の手前側に設けられている。
【0016】
支点34−Aを中心に押ボタン34の表面(上面)を押下することにより、押ボタン34の表面はフロントケース35の表面より内側に潜り込み、押ボタン34は支点34−Aを中心に回動する。そして、押ボタン34の回動により、押ボタン34の底部に設けられた作用リブ34−Bがロックレバー32の作用面32−Cをスプリング33の付勢力に抗して押下する。ロックレバー32の作用面32−Cを介して、押ボタン34の支点34−Aと対向する側にロックレバー32の支点32−Bが設けられている。作用面32−Cの押下により、ロックレバー32は矢印B方向に回動する。これにより、ロックレバー32の爪部32−Aが開口部31−Aから外れて、トップカバー29のロックを解除する構造となっている(図4参照)。
【0017】
更に、図1及び図3に示すように押ボタン34の表面(上面)には操作面の手前側に寄せて湾曲凹部34−Cが設けられている。当該湾曲凹部34−Cの形状は、指先40がフィットするくらいの湾曲面状に、望ましくは左右対称に形成される。また、押ボタン34の表面(上面)は筐体であるフロントケース35の上部表面側の装置の操作面の手前側に配置されているため、筐体としての表面の一部となっており、フロントケース35の表面と略同一面を形成している。ただし、オペレータがうっかりボタンを押してしまわないように、押ボタン34の表面(上面)はフロントケース35の表面よりあまり上に出ていないことが望ましい。
【0018】
本実施の形態の押ボタン機構の基本動作について図を用いて説明する。画像形成装置1において、画像形成ユニット2K、2Y、2M、2Cや転写ユニット27、定着ユニット28等の消耗品の交換を行なう場合や、印刷中に印刷媒体詰まり等の障害が発生した場合に、オペレータはトップカバー29の開閉を行なう。
【0019】
まず、押ボタン34の表面に設けられた湾曲凹部34−Cに指先40を図1のようにセットして、押ボタン34を押下する。すると、押ボタン34は支点34−Aを中心に、作用リブ34−Bがロックレバー32の作用面32−Cをスプリング33の付勢力に抗して押下する。更に、フロントケース35のボタン孔35−Aを通って、押ボタン34の表面がフロントケース35の表面より下側に潜り込み、矢印Aの方向に回転する。
【0020】
ここで、ロックレバー32は支点32−Bを中心に矢印Bの方向に回転して、爪部32−Aがインナープレート31の開口部31−Aから外れる。するとインナープレート31は支点30を中心に図示しないトーションスプリング等の付勢部材の付勢力によって矢印Cの方向に開かれ、図4に示す状態になる。
【0021】
ここで図4に示すように、押ボタン34の表面には操作面の手前側に寄せて湾曲凹部34−Cが形成されているため、トップカバー29を開ける場合、当該湾曲凹部34−Cに指先40がセットされるので、押ボタン34の表面(上面)がフロントケース35のボタン孔35−Aに潜り込む際にフロントケース35のボタン孔35−Aの縁に爪41(特に長い爪)が引っ掛かることがない。このように、ボタン表面に形成された凹部は、オペレータの指先40をボタンの手前に触れさせるように指先40をボタン表面手前に案内する案内部(ガイド)として機能する。
【0022】
以上のように、第1の実施の形態によると、押ボタン34の表面(上面)には操作面の手前側、即ちオペレータから見て操作面手前側に寄せて湾曲凹部34−Cが形成されているため、フロントケース35のボタン孔35−Aの縁に爪41(特に長い爪)が引っ掛かることを防止することができる。
【0023】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について、図2、図5、図6、図7を用いて説明する。図5は第2の実施の形態におけるカバークローズ状態の押ボタン機構の断面図、図6は本実施の形態の画像形成装置の操作部の上面図、図7はカバーオープン状態の押ボタン機構の断面図である。なお、第1の実施例と同じ構造を有するものについては同じ符号を付与することによってその説明を援用する。
【0024】
画像形成装置1のトップカバー29の開閉用の押ボタン34は、前記第1の実施の形態と同様、図6に示すように、各種機能の設定を行なうための操作パネル36に隣接して設けられている。本実施の形態では、押ボタン34の表面に操作面手前側に凹部段差34−Dと、操作面の奥側に寄せて凸部段差34−Eを設けている。 当該凹部段差34−Dと凸部段差34−Eとの境界は、直線ではなく、オペレータの指先40の形状に適合するよう、凸部段差34−E側に若干湾曲してもよい。
【0025】
前記画像形成装置1において、画像形成ユニット2K、2Y、2M、2Cや転写ユニット27、定着ユニット28等の消耗品の交換を行なう場合や、印刷中に印刷媒体詰まり等の障害が発生した場合に、オペレータはトップカバー29の開閉を行なう。
【0026】
まず、押ボタン34の表面に設けられた凸部34−Eに指先40を図5のようにセットして押ボタン34を押下すると、押ボタン34は支点34−Aを中心に、作用リブ34−Bがロックレバー32の作用面32−Cをスプリング33の付勢力に抗して下降する。フロントケース35のボタン孔35−Aを通って、押ボタン34の表面(上面)がフロントケース35の表面より下側に潜り込み、矢印Aの方向に回転する。他の動作については第1の実施例と同様である。
【0027】
ここで、図5及び図7に示すように、押ボタン34の表面には操作面の奥側に寄せて凸部34−Eが形成されているため、オペレータがトップカバー29を開ける場合、オペレータの指先40が凸部34−Eに当たり、指先40がそれ以上奥側に行かずにセットされるので、押ボタン34の表面がフロントケース35のボタン孔35−Aに潜り込む際に、フロントケース35のボタン孔35−Aの縁に爪41(特に長い爪)が引っ掛かることがない。
【0028】
以上のように、第2の実施の形態によると、押ボタン34の表面には操作面の奥側に寄せて凸部34−Eが形成されているため、当該凸部34−Eに指先40が当たるので、フロントケース35のボタン孔35−Aの縁に爪41(特に長い爪)がひっかかることを防止することができる。
【0029】
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について図8を用いて説明する。図8は第3の実施の形態における押ボタン機構の断面図である。本実施の形態は押ボタン34の表面が、操作面手前側(図8の右側)から奥側(同じく左側)に向けて上向きに傾斜した構造である。
【0030】
即ち、図中破線で示すフロントケース35の表面35−Bに対して、操作面手前側は谷部34−Fを形成し、操作面奥側は山部34−Gを形成している。当該谷部34―Fは、前記表面35−Bより押ボタン34の押下方向に凹部となし、山部34−Gは、前記表面35−Bより押ボタン34の押下方向の反対方向に凸部となっている。その間は操作面手前側の谷部34−Fから奥側の山部34−Gに向けて上向きに傾斜したスロープ状となしている。
【0031】
このような構造とすることにより、オペレータの指先40は押ボタン34の谷部34−Fにセットされると同時に、オペレータの指先40は押ボタン34の山部34−Gに当たるので、フロントケース35のボタン孔35−Aの縁に爪41(特に長い爪)がひっかかることを防止することができる。
【0032】
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態について図9を用いて説明する。図9(a)は第4の実施の形態における押ボタン機構の断面図、図9(b)は押ボタンの上面図である。本実施の形態は、押ボタン34の表面の操作面奥側に、オペレータの指先40が入らない程度の幅の切欠部34−Iが設けられている。
【0033】
即ち押ボタン34の表面34−Hに対して、操作面手前側はそのまま平面状であるが、操作面奥側は切欠部34−Iが形成されている。当該押ボタン34の表面34−Hの形状は同図(b)に示すように半円より大きい円の形状である。当該切欠部34−Iにより形成されるボタン孔35−Aとの間隔L1は、オペレータの指先40が入り込まない程度の間隔でなければならない。
【0034】
このような構造とすることにより、オペレータの指先40は押ボタン34の表面34−Hを押下することになると同時に、オペレータの指先40は、押ボタン34の切欠部34−Iには入り込むことはない。
【0035】
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態について図10を用いて説明する。図10(a)は第5の実施の形態における押ボタン機構の断面図、図10(b)は押ボタンの上面図である。本実施の形態は、前記第4の実施の形態の変形例であって、押ボタン34の表面34−Hの周囲にオペレータの指先40が入り込まない程度の幅の切欠部34―I、34−Jが設けられている。
【0036】
即ち、押ボタン34の表面34−Hは平面であるが、当該表面34−Hに対して、その周囲に切欠部が形成されている。当該切欠部は表面34−Hの周囲全周に形成され、従って、表面34−Hが形成する押ボタンは「島」状態を形成する。フロントケース35のボタン孔35−Aの縁と当該表面34−Hとの間は、操作面奥側の間隔L2の方が操作面手前側の間隔L−3より大きいことが望ましい。
【0037】
このような構造とすることにより、オペレータの指先40は押ボタン34の表面34−Hを押下することになると同時に、オペレータの指先40は、押ボタン34の切欠部34−I、34−Jには入り込むことはない。
【0038】
本発明を実施するための最良の形態の説明において、画像形成装置1のトップカバー29を開閉するに当たり、押ボタン34に支点34−Aを設けて当該押ボタン34が回動する機構を説明したが、押ボタン34がフロントケース35や押ボタン表面に対して垂直に可動する構造であっても良い。また、本実施例では画像形成装置1の上面に配置されている押ボタン機構について説明したが、装置の側面や前面等に配置されている押ボタン機構であっても有効である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】第1の実施の形態におけるカバークローズ状態の押ボタン機構の断面図である。
【図2】第1の実施の形態の画像形成装置に構成図である。
【図3】第1の実施の形態の画像形成装置の操作部の上面図である。
【図4】カバーオープン状態の押ボタン機構の断面図である。
【図5】第2の実施の形態におけるカバークローズ状態の押ボタン機構の断面図である。
【図6】第2の実施の形態の画像形成装置の操作部の上面図である。
【図7】カバーオープン状態の押ボタン機構の断面図である。
【図8】第3の実施の形態における押ボタン機構の断面図である。
【図9】図(a)は第4の実施の形態における押ボタン機構の断面図、図(b)は押ボタンの上面図である。
【図10】図(a)は第5の実施の形態における押ボタン機構の断面図、図(b)は押ボタンの上面図である。
【符号の説明】
【0040】
1 画像形成装置
29 トップカバー
34 押ボタン
34−A 支点
34−C 湾曲凹部
34−D 凹部
34−E 凸部
34−F 谷部
34−G 山部
34−H 表面
34−I、34―J 切欠部
35 フロントケース


【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作面にボタン孔を有するケース部材と、
前記ケース部材内部における操作面手前側に設けられた回転支点を中心に回転し、前記ケース部材の表面からボタン孔の内部に向けて押下される押ボタンを有し、
当該押ボタンの上面は前記ケース部材の表面と略同一に配置され、当該押ボタンの上面には、操作面手前側と操作面奥側に異なる形状の凹凸が形成され操作面手前側に設けられた前記回転支点側に凹部を有する押ボタン機構を設けたことを特徴とする画像形成装置
【請求項2】
前記ケース部材に対して開閉可能なカバーと、
前記押しボタンの底部と係合する被作用部と、前記カバーが閉じられたときに該カバーと係合してカバーの開閉を規制するカバー規制部とを備え、かつ前記ケース部材内部に回動可能に設けたカバー開閉規制部材とを有し、
前記カバー開閉規制部材は、前記押ボタンが押下されると前記押ボタンの底部が前記被作用部に係合することにより回動し、この回動により前記カバーとの係合を解除することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記凹部は指先に適合する湾曲状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置
【請求項4】
前記凹凸は、操作面手前側に設けられた凹部段差と、操作面奥側に設けられた凸部段差とからなり、前記凹部段差と前記凸部段差の境界が湾曲形状を形成することにより、前記凹部を形成していることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記カバー開閉規制部材は、前記被作用部を介して前記押ボタンの回転支点と対向する側に回転支点が設けられていることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−267282(P2010−267282A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−144656(P2010−144656)
【出願日】平成22年6月25日(2010.6.25)
【分割の表示】特願2007−336034(P2007−336034)の分割
【原出願日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【出願人】(591044164)株式会社沖データ (2,444)
【Fターム(参考)】