説明

画像形成装置

【課題】折り跡付け処理の生産性を向上させ、クリース刃交換コストを低減させ、折り跡付け装置が故障した場合でもダウンタイムを低減できる。
【解決手段】記録媒体に画像形成する画像形成部102と、前記画像形成された記録媒体を搬送する搬送部109と、前記搬送された記録媒体に折り跡付け処理を行う折り跡付け部200と、前記記録媒体が、所定の記録媒体であるか否かを判定する判定部112と、を有し、前記判定部112により前記所定の記録媒体であると判定された場合に、前記折り跡付け処理は禁止されることを特徴とする画像形成装置200。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体に折り跡を付けて画像形成する画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置による画像形成後の用紙に折り処理を行うと、図1(A)(B)に示すように、用紙Pの折り目の山部Pまたは谷部Pに形成された画像がはがれる(画像にヒビが入る)場合がある。折り処理とは用紙を2つ折りにする処理である。そこで、折り処理を行う前に、折る予定の箇所に予め折り跡を付ける折り跡付け装置が提案されている(例えば、特許文献1記載)。この折り跡付け装置は、クリース刃を用紙に当接させて、該当接させた箇所に折り跡を付ける。なお、折り跡付け処理を行うことをクリース処理といい、折り跡付け装置はクリーサーとも呼ばれる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1の折り跡付け装置では、用紙に折り跡を付ける際に、用紙の搬送を停止させる必要がある。特許文献1の折り跡付け装置では、折り処理を行う全ての用紙に折り跡付け処理を行う必要があるため、折り跡付け処理の生産性が低減するという問題が生じる。また折り処理を行う全ての用紙にクリース刃を当接させることから、クリース刃の受け台からの反発力などでクリース刃が磨耗しやすくなり、クリース刃の交換コストが増大するという問題が生じる。また、用紙の搬送が可能な状態で、折り跡付け装置が何らかの理由で故障した場合には、折り跡付け処理が行えなくなり、全く処理ができない期間(以下、「ダウンタイム」という。)が発生する。
そこで、本発明は、このような問題を鑑みて、折り跡付け処理の生産性を向上させ、クリース刃交換コストを低減させ、折り跡付け装置が故障した場合でもダウンタイムを低減できる折り跡付け装置、該折り跡付け装置を備えた画像形成装置を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記目的を達成するため、記録媒体に画像形成する画像形成部と、前記画像形成された記録媒体を搬送する搬送部と、前記搬送され、前記画像形成された記録媒体に折り跡付け処理を行う折り跡付け部と、前記記録媒体が、所定の記録媒体であるか否かを判定する判定部と、を有し、前記判定部により前記所定の記録媒体であると判定された場合に、前記折り跡付け処理は禁止されることを特徴とする画像形成装置を提供する。
【発明の効果】
【0005】
本発明の折り跡付け装置、画像形成装置であれば、折り跡付け処理の生産性を向上させ、クリース刃交換コストを低減させ、折り跡付け装置が故障した場合でもダウンタイムを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】2つ折りにされた用紙の斜視図。
【図2】折り跡付け装置および折り処理装置の簡略図。
【図3】折り跡付け処理および折り処理の流れを説明するための図(その1)。
【図4】折り跡付け処理および折り処理の流れを説明するための図(その2)。
【図5】折り跡付け処理および折り処理の流れを説明するための図(その3)。
【図6】折り跡付け処理および折り処理の流れを説明するための図(その4)。
【図7】折り跡付け処理および折り処理の流れを説明するための図(その5)。
【図8】折り跡付け処理および折り処理の流れを説明するための図(その6)。
【図9】折り跡付け処理および折り処理の流れを説明するための図(その7)。
【図10】折り跡付け処理および折り処理の流れを説明するための図(その8)。
【図11】折り跡付け処理および折り処理の流れを説明するための図(その9)。
【図12】折り跡付け処理および折り処理の流れを説明するための図(その10)。
【図13】折り跡付け処理および折り処理の流れを説明するための図(その11)。
【図14】クリース刃6の平面図を示した図。
【図15】クリース刃の斜視図を示した図。
【図16】クリース刃が下降したときを示す図。
【図17】クリース刃を図14とは違う角度から見た図。
【図18】クリース刃の動作を説明するための図(その1)。
【図19】クリース刃の動作を説明するための図(その2)。
【図20】折り跡付け装置200などの機能構成例を示した図。
【図21】折り跡付け装置200の処理フローを示した図。
【図22】クリース刃の動作を説明するための図(その3)。
【図23】クリース刃の動作を説明するための図(その4)。
【図24】クリース刃の動作を説明するための図(その5)。
【図25】クリース刃の動作を説明するための図(その6)。
【図26】クリース刃の動作を説明するための図(その7)。
【図27】(A)は冊子印刷された用紙を示し、(B)は中折りされた用紙を示し、(C)は、中綴じされる用紙を示す。
【図28】(A)は中折りされた用紙を示し、(B)は、中綴じされる用紙を示す。
【図29】図20とは別の観点の本実施例の画像形成装置1000全体の機能構成例のブロック図。
【図30】折り跡付け情報を生成するための処理フローを示した図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。なお、同じ機能を持つ構成部や同じ処理を行う過程には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
[用語の説明]
まず以下で用いる用語の説明を行う。画像形成装置とは例えば、プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機などである。また、記録媒体は、例えば、用紙、糸、繊維、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス、フィルムコートなどである。また、画像形成とは、文字や図形、パターンなどの画像を媒体に付与することや、単に液滴を記録媒体に着弾させることも意味する。また、液滴とは、例えば、インクを示す。インクとは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができる全ての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料も含まれる。
【0008】
以下では、特に断りがない限り、記録媒体を用紙として説明する。
[折り跡付け処理]
次に、折り跡付け処理について説明する。図2に本実施例の折り跡付け装置200と折り処理装置300の簡略化した機能構成例を示す。図2に示すように、折り跡付け装置200は折り処理装置300の上流側に配置される。図2に示すように、折り跡付け装置200は、折り跡付け部120と、搬送部109と、1組の搬送ローラ1と、1組の搬送ローラ2と、を含む。折り跡付け部120は、クリース刃6と受け台7を含む。ここで、クリース刃6は、凸刃として機能し、受け台7は、凹刃として機能する。そして、クリース刃6(凸刃)と受け台7(凹刃)とで用紙を挟み込むことで、用紙Pに対して、折り跡付け処理を行う。また、凸刃、凹刃を用いなくても、用紙Pに対して、折り跡を付けることができる手段であれば、何でもよい。折り処理装置300は、1組の搬送ローラ4、5、折りローラ9と、収容部(後端フェンス)11と、折り刃(折り手段)8と、処理部10と、積載手段12と、を含む。また、以下では、n枚目(ただし、nは自然数)の用紙Pの搬送方向をX2X1方向とし、高さ方向(クリース刃6の移動方向)をZ2Z1方向とする。
【0009】
図3〜図13に、折り跡付け処理および折り処理の主な処理の流れを説明するための図を示す。折り跡付け装置200で折り跡が付けられた後、用紙は下流の折り処理装置300へ搬送される。該搬送された用紙は、折り処理装置300で、折り処理が行われる。折り処理とは、用紙を2つ折りにする処理である。
【0010】
図3に示すように、画像形成処理された1枚目の用紙Pは、用紙Pの折り跡を付ける箇所が、クリース刃6と対向する位置S(「以下、「折り跡付け位置S」という。」まで搬送部109により、搬送される。
【0011】
そして、図4に示すように、用紙Pは、折り跡付け位置Sで停止される。用紙Pが、折り跡付け位置Sで停止されると、図5に示すように、クリース刃6が用紙Pに近づく方向(Z1方向)に移動し、用紙Pの折り跡を付ける箇所を圧接することで、用紙Pに折り跡を付ける(折り跡付け処理が行われる)。
【0012】
その後、図6に示すように、折り跡を付けられた1枚目の用紙P'は、搬送部109により、折り処理装置300に搬送される。それと共に、画像形成処理された2枚目の用紙Pは、折り跡付け装置200に搬送される。そして、図7に示すように、折り跡を付けた1枚目の用紙P'は処理部10に搬送され、2枚目の用紙Pは折り跡付け位置Sに搬送され折り跡が付けられる。図8に示すように、用紙P'は、収容部11に収容され、折り跡を付けられた2枚目の用紙P'は、処理部10に搬送される。それと共に、3枚目の用紙Pが、折り跡付け位置Sまで搬送され、折り跡が付けられる。
そして、図9に示すように、折り跡が付けられたn枚の用紙n枚の用紙P'〜P 'は、収容部11に収容される。図10に示すように、収容部たる後端フェンス11が上昇移動することで(Z2方向に移動し)、折り刃8と、n枚の用紙P'〜P 'の折られる箇所(折り跡が付けられている箇所)とが対向する位置(以下、「折り位置T」という。)まで、n枚の用紙は搬送される。そして、図11に示すように、ホープポジションに位置する折り刃8が、P'〜P 'の折られる箇所に圧接し、1組の折りローラ9のニップへ押し込んで折り処理を行う。図12に示すように、折り刃8はホームポジションまで戻る。そして、図13に示すように、折り処理された冊子状になった用紙束は積載手段12上に順次積載されていく。
[折り跡付け部の詳細]
図14に折り跡付け部121の駆動機構を示す。なお、用紙に折り跡が付けられる方向をY2Y1方向とする。折り跡付け部120は、クリース刃6の他、第1駆動部115、第2駆動部117などを有する。クリース刃6は回転体62と刃部64とを含む。図15にクリース刃6の斜視図を示す。回転体62は例えば、円柱形状をなす。円柱形状の周面には、円柱形状の長手方向に沿って、刃部64が取り付けられる。刃部64は略三角柱形状であり、刃部64の長手方向の長さと、回転体62の長手方向の長さは同一であるとする。
【0013】
図14に示すように、回転体62の長手方向の両端には、揺動部材132、133が取り付けられている。この例では、揺動部材132、133は略円盤状である。また、搬送部109の幅方向(Y2Y1方向であり、回転体62の長手方向)両端にはそれぞれ弾性部材130、131が配置されている。揺動部材132、133はそれぞれ回転可能に弾性部材130、131に保持され、かつ、弾性部材130、131により、搬送部109から離れる方向に付勢されている。
【0014】
揺動部材132、133は、それぞれ偏心カム122、124が当接されている。2つの偏心カム122、124には、駆動手段(駆動ベルト)126が掛け渡されており、2つの偏心カム122、124は一体的に回転可能である。また偏心カム122は、駆動手段(駆動ベルト)120に接続されている。第1駆動部115(例えば、駆動モータ)からの駆動力が、駆動手段120および駆動手段126により伝達されて、偏心カム122、偏心カム124は、回転する。偏心カム122、偏心カム124が回転すると、弾性部材130,131の付勢により、揺動部材132、133(つまりクリース刃6)は上下方向に移動する。この上下方向とは、搬送部109と近づく方向または離れる方向である。以下では、クリース刃6が上昇するとは、搬送部109から離れる方向に移動することであり、クリース刃6が下降するとは、搬送部109に近づく方向に移動することである。
図16にクリース刃6が下降した場合を示す。クリース刃6を下降させ、用紙Pに刃部64を圧接させることで、用紙に折り跡を付ける。
また、図17に回転体62の平面62a(図15参照)側から見たクリース刃6を示す。図17に示すように、クリース刃6は、第1駆動部115の駆動により、上昇又は下降する。
【0015】
また、図14に示すように、回転体62は回転軸125により回転可能に軸支されている。そして、回転軸125の一端にギヤ136が取り付けられている。ギヤ136と回転体62とで揺動部材133を挟んでいる。また、ギヤ136は、ギヤ134が噛合っている。ギヤ134は、第2駆動部(駆動モータ)117に接続されており、第2駆動部117の駆動により、ギヤ134は回転駆動される。ギヤ134が回転されると、ギヤ136、回転軸125、回転体62も一体的に回転する。
【0016】
図18、図19にクリース刃6(回転体62)が回転する様子を示す。クリース刃6は図18に示すように、刃部64が、搬送部109に対向しない位置に回転するか、または図19に示すように、刃部64が、搬送部109に対向する位置に回転する。クリース刃6の回転は、図18、図19に示すように、搬送部109と所定間隔L離れて行われる。以下では、刃部64が搬送部109に向いていないクリース刃6の位置をホームポジションという。
[折り跡付け装置200の構成]
図20に本実施例の折り跡付け装置200を備えた画像形成装置1000のハードウェア構成を示す。図20に示すように、本実施例の画像形成装置1000は、折り跡付け装置200と、画像形成機構100と、折り処理装置300と、を含む。図20の例では、折り跡付け装置200は、制御部105、第1モータドライバ114、第1駆動部115、第2モータドライバ116、第2駆動部117、クリース刃6と、を含む。制御部105は、受信部110と判定部112とを含む。画像形成機構100は、主として用紙に画像形成を行うものである。
【0017】
また、本実施例の折り跡付け装置200は、所定の用紙には折り跡を付けずに、折り処理装置300に搬送する。折り跡付け装置200が用紙に折り跡を付けるか否かは、判定部112が、折り跡情報を判定して決定する。
【0018】
画像形成機構100内の生成部104は、折り跡情報を生成する。図30に、生成部104による折り跡情報の生成の処理フローを示す。折り跡情報とは、記録媒体(用紙P)に折り跡を付けるか否かを示す情報である。まず、生成部104は、画像形成部102により印刷される用紙が、所定用紙か否かを判断する。「所定用紙の種類」および「所定用紙の判断手法」については、後述する。そして、生成部104が、所定用紙であると、判断した場合には(ステップS102のYes)、次のステップS104に進む。
【0019】
ステップS104では、生成部104は、折り跡情報として、「折り跡付け無」情報を生成する。「折り跡付け無」情報とは、用紙に折り跡を付けない旨を示す情報である。生成された「折り跡付け無」情報は、通信部106により、折り跡付け装置200に送信される(ステップS104)。
【0020】
また、生成部104が、所定用紙でないと、判断した場合には(ステップS102のNo)、次のステップS106に進む。
【0021】
ステップS106では、生成部104は、折り跡情報として、「折り跡付け有」情報を生成する。「折り跡付け有」情報とは、用紙に折り跡を付ける旨を示す情報である。生成された「折り跡付け有」情報は、通信部106により、折り跡付け装置200に送信される(ステップS106)。
【0022】
受信部110が折り跡情報を受信すると、判定部112が、折り跡情報(「折り跡付け有」情報または「折り跡付け無」情報)に基づいて、用紙に折り跡を付けるか否かを判定する。つまり、判定部112は、折り跡情報が、「折り跡付け無」情報(用紙に折り跡を付けない情報)であると判定すれば、判定部112は用紙に折り跡を付けないと判定する。また、判定部112は、折り跡情報が、「折り跡付け有」情報(用紙に折り跡を付ける情報)を示していれば、判定部は用紙に折り跡を付けると判定する。
【0023】
そして、制御部105は、第1モータドライバ114を制御することで、第1駆動部115(図14参照)を駆動させ、第2モータドライバ116を制御することで、第2駆動部117(図14参照)を駆動させる。上述したように、第1駆動部115を駆動させることでクリース刃6を上下方向(Z1Z2方向)に移動させ(図14〜図16参照)、第2駆動部117を駆動させることでクリース刃6を回転させる(図18、図19参照)。
【0024】
また、図18、図19に示すように、本実施例の搬送部109は、2つのガイド部材1091、1092とからなる。画像形成された用紙Pは、ガイド部材1091、1092とで挟まれて、搬送手段(図示しない)で搬送力が与えられることにより、搬送される。また、搬送部109には切り欠き部109aが設けられている。クリース刃6が搬送部109方向に移動し、刃部64がこの切り欠き部109aを通過して、用紙Pに折り跡を付ける。
【0025】
図21に折り跡付け装置200の処理フローを示す。図20と図21を用いて、折り跡付け装置200の処理を説明する。画像形成機構100内の画像形成部102で、用紙Pに画像形成処理が行われると、制御部105が、用紙の受入準備ができているか否かを判断する(ステップS2)。制御部105が、用紙の受入準備ができていると判断すると(ステップS2のYes)、画像形成後の用紙Pは、搬送部109(図2参照)により、折り跡付け位置Sまで搬送される。制御部105が、用紙の受入準備ができていないと判断すると(ステップS2のNo)、受入準備ができるまで待機する。
【0026】
次に、制御部105が、図18記載のようにクリース刃6の刃部64をホームポジション(刃部64を搬送部109に向けない方向)に移動させる(ステップS4)。刃部64のホームポジションへの移動は、上述のように、制御部105が第2駆動部117を駆動させることにより行われる(図14参照)。
【0027】
次に、図22に示すように、刃部64が搬送部109側を向いていない状態で、クリース刃6を下降させることで、クリース刃6の回転体62が搬送部109の切り欠き部109aを塞ぐ(ステップS6)。切り欠き部109aを塞ぐ理由は、用紙Pの先端が切り欠き部109aに引っかかる場合があるからである。ステップS3において、判定部112が、折り跡付け処理を行わないと判定した場合には(ステップS8のNo)、クリース刃6により折り跡付け処理を行わず、搬送部109は用紙を通過させ、折り処理装置300に搬送させる。
【0028】
次に、判定部121が、受信した折り跡付け情報が、「折り跡付け有」情報か、または「折り跡付け無」情報か、を判定する(ステップS8)。つまり、判定部121は、用紙が「所定の用紙」であるか否かを判定していることと同義である。判定部121が、折り跡付け情報が、「折り跡付け有」情報であると判断すると(つまり、用紙が「所定の用紙でない」と判断すると)(ステップS8のYes)、ステップS12に進む。
【0029】
また、ステップS8において、判定部121が、折り跡付け情報が、「折り跡付け無」情報であると判断すると(つまり、用紙が「所定の用紙である」と判断すると)(ステップS8のYes)、ステップS10に進む。
【0030】
ステップS12では、先端センサ(図示せず)が、用紙の先端が切り欠き部109aを通過したか否かを判定する(ステップS12)。先端センサが、用紙の先端が切り欠き部109aが通過すると(ステップS12のYes)、次のステップS14に進む。先端センサが、用紙の先端が切り欠き部109aが通過していないと判断すると(ステップS12のYes)、ステップS12に戻る。
【0031】
次に、図23に示すように、クリース刃6が切り欠き部109aを開ける(ステップS14)。つまり、制御部105は、クリース刃6を上昇させる。次に、図24に示すように、制御部105は、クリース刃6を回転させて、刃部64を搬送部109(用紙P)と対向させる(ステップS16)。クリース刃6の回転は、上述のように、制御部105が第2駆動部117を駆動させることで、行われる。
【0032】
そして、図25に示すように、刃部64が用紙Pと対向した状態で、制御部105は、クリース刃6を下降させる。図26に示すように、制御部105は、刃部64を用紙Pに圧接させることで、折り跡付け処理を行う(ステップS18)。その後、図19に示すように、再びクリース刃6を上昇させることで、切り欠き部109aを開ける(ステップS20)。それと共に、折り跡を付けられた用紙Pは、折り処理装置300に搬送される。
【0033】
また、ステップS10においては、用紙Pに対して、折り跡付け処理を行わずに、用紙Pを通過させる。
【0034】
このように、折り跡情報が、「折り跡付け無」情報(つまり、折り跡を付けないことを示す情報)であれば、ステップS8のNo、ステップS10の流れのように、制御部105は、折り跡付け部120による折り跡付け処理は禁止する。(折り跡付け部120は、用紙Pには折り跡を付けずに通過させる)。また、折り跡情報が、「折り跡付け有」情報(折り跡情報を付けることを示す情報)であれば、ステップS12〜ステップS20の流れのように、折り跡付け部120は、用紙Pに折り跡を付ける処理を行う。
【0035】
次に、以下、「所定の用紙」の具体例を説明する。
<(1)単色画像形成>
所定の用紙Pが、画像形成部102により単色画像形成される用紙である場合には、生成部104は、本実施例の折り跡付け装置200は、折り跡付け処理を行わないとしてもよい。ここで、単色画像形成とは、画像形成部102が、例えば、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックなどの単色で画像形成を行うことである。単色で画像形成を行うと、合成色で画像形成を行った場合と比べて、用紙に付着されるインクの厚さが薄い。合成色は、複数の単色インクが重畳されているからである。インク厚さが薄いと、折り処理が行われた場合でも、画像がはがれづらくなる。従って、単色画像形成される用紙については、生成部104が用紙に折り跡を付けないことを示す折り跡情報(「折り跡付け無」情報)を生成することで、折り跡付け装置200は、折り跡を付けないようにする。また、合成色画像形成される用紙については、生成部104が「折り跡付け有」情報を生成する。
【0036】
また、ブラックの単色で画像形成された用紙(つまり、白黒画像形成した場合)については、仮に、画像はがれが生じたとしても、人間の眼では、該画像はがれによる画像のヒビが視認し難い。従って、単色画像形成において、特にブラック単色で画像形成される用紙については、折り跡装置200が折り跡を付けない。
【0037】
なお、単色画像形成されるか否かの情報また、ブラック単色で画像形成されるか否かの情報は、ユーザにより操作部101により入力される。
<(2)伸縮性>
所定の用紙が、伸縮性を有する記録媒体(用紙)である場合には、折り跡付け装置200は、折り跡付け処理を行わないとしてもよい。伸縮性を有する用紙とは、例えばフィルムコートなどである。用紙Pが伸縮性を有さない場合には、用紙Pの折り目の山部Pまたは谷部P(図1(A)(B)参照)において、用紙の表面が伸びないことから、画像はがれが生じる。しかし、用紙Pが伸縮性を有する場合には、該用紙Pに折り処理が行われたとしても、山部Pおよび谷部Pの箇所の用紙の表面が伸びることから、画像はがれが生じにくくなる。従って、伸縮性を有する用紙については、生成部104が用紙に折り跡を付けないことを示す折り跡情報(「折り跡付け無」情報)を生成することで、折り跡付け装置200は、折り跡を付けないようにする。
【0038】
なお、用紙が伸縮性を有するか否かの情報は、ユーザが操作部101により入力するか、画像形成機構内の用紙判断部108が用紙を判断して、伸縮性を有するか否かを判断する。操作部101または用紙判断部108が、用紙が伸縮性を有するか否かの情報を生成部104に通知する。生成部108は、用紙が伸縮性を有するか否かの情報に基づいて、折り跡情報を生成する。つまり、生成部108は、用紙が伸縮性を有するのであれば、折り跡を付けないことを示す折り跡情報(「折り跡付け無」情報)を生成する。また、生成部108は、用紙が伸縮性を有さないのであれば、折り跡を付けることを示す折り跡情報(「折り跡付け有」情報)を生成する。
<(3)開き角度>
折り跡付け装置200での折り跡付け処理後の記録媒体(折り跡付け処理されていない記録媒体もある)は、折り処理装置(折り処理部)300に搬送される。例えば、図10〜図13の例では、折り処理装置300は、n枚の用紙に対して重ね折る処理(折り処理)を行う。
【0039】
ここで、折り処理装置300により折られた用紙の開き角度θ(図1参照)が予め定められた閾値より大きい場合には、該用紙の全てについては、本実施例の折り跡付け装置200は、折り跡付け処理を行わないとしてもよい。開き角度θが大きい場合には、折り目の山部Pおよび谷部Pでの用紙の表面が引っ張られる力が弱くなるので、画像はがれが生じにくくなるからである。この例では、開き角度θとは、図1に示すように、折り処理で折られた用紙の開いている角度のうち、鋭角をいう。開き角度θは、折り処理装置300により、折り処理される用紙の枚数および用紙の厚さに依存する。
【0040】
また、折り処理される用紙の枚数については、操作部101から、ユーザにより入力される。用紙の厚さについては、用紙判断部108が判断する。そして、操作部101は、用紙の枚数を生成部104に送信し、用紙判断部108は、用紙の厚さを生成部104に送信する。生成部104は、用紙の枚数および用紙の厚さに基づいて、折り処理された用紙の開き角度θを演算する。そして、生成部104は予め定められた閾値θthと演算されたθを比較する。生成部104は、θがθth以上であると判断した場合には、折り跡を付けないことを示す折り跡情報(「折り跡付け無」情報)を生成する。また、生成部104は、θがθth未満であると判断した場合には、折り跡を付けることを示す折り跡情報(「折り跡付け有」情報)を生成する。
【0041】
また、全ての用紙の厚さが一定である場合がある。従って、折り跡付け装置200が、折り跡を付けるか否かは、用紙の枚数(記録媒体の部数)で判断しても良い。用紙の枚数が多いほど開き角度θは大きくなる。従って、所定の記録媒体が、折り処理装置300で重ね折られる用紙の枚数が予め定められた閾値より大きい場合の該用紙である場合には、折り跡付け装置200は、これら用紙の全てに折り跡をつけない(生成部104は折り跡をつけないことを示す情報を生成する)ようにしてもよい。具体的な処理として、生成部104が、操作部101からの印刷する(重ね折る)用紙の枚数と、予め定められた閾値とを比較する。用紙の枚数がこの閾値より大きければ、生成部104は、折り跡を付けないことを示す折り跡情報(「折り跡付け無」情報)を生成する。また、生成部104は、用紙の枚数がこの閾値より小さければ、折り跡を付けることを示す折り跡情報(「折り跡付け有」情報)を生成する。
<(4)冊子画像形成>
所定の用紙が、冊子画像形成が行われる用紙である場合には、折り跡付け装置200は、折り跡を付けないとしてもよい。以下では、冊子画像形成を冊子印刷として説明する。図27に冊子印刷について示す。図27に示すように、冊子印刷とは、用紙の中央で折って綴じ部材(例えば、ホッチキスの針)で綴じた場合に、ページの順番が揃うように、用紙の表面と裏面のそれぞれに、原稿2ページずつを印刷し、冊子を作れるように両面印刷することである。端的にいうと、冊子印刷(冊子画像形成)とは、冊子を作成できる順番で画像が並べられて画像形成されることである。図27の例では、12ページ分の冊子を印刷する場合の例である。
【0042】
図27(A)に示すように、画像形成部102により、1枚目の用紙の表面には、P1とP12の画像が印刷される。画像形成部102により、1枚目の用紙の裏面には、P2とP11の画像が印刷される。同様に、画像形成部102により、2枚目の用紙の表面には、P3とP10の画像が印刷され、2枚目の用紙の裏面には、P4とP9との画像が印刷される。同様に、画像形成部102により、3枚目の用紙の表面には、P8とP5の画像が印刷され、3枚目の用紙の裏面には、P6とP7との画像が印刷される。
【0043】
そして、図27(B)に示すように、折り処理装置300内の折り部302により、両面印刷された用紙は中央で折られる(図10〜図12参照)。次に、図27(C)に示すように、折り処理装置300内の中綴じ部304により、綴じ部材306(例えば、ホッチキスの針)で重ねあわされた用紙の中央が中綴じされて、冊子が完成する。該完成された冊子は画像形成装置1000から排出される。なお、中綴じ部304で、中綴じせずに、中央が折られた状態(図27(B)の状態)で画像形成装置1000から排出するようにしても良い。
【0044】
ここで、冊子印刷された用紙の折り目(用紙の中央部分)の折り目の谷部Pおよび山部Pには、画像は印刷されない。従って、折り部302におり、用紙が中折りされた場合でも、画像はがれは生じない。よって、冊子画像形成が行われる用紙については、折り跡装置200が折り跡を付けない。生成部104は、冊子画像形成される場合には、用紙に折り跡を付けないことを示す折り跡情報(「折り跡付け無」情報)を生成する。また、生成部104は、冊子画像形成されない場合には、用紙に折り跡を付けることを示す折り跡情報(「折り跡付け有」情報)を生成する。なお、冊子画像形成が行われるか否かの情報は、ユーザにより操作部101から入力される。
<(5)中折り綴じ>
中折り綴じ部が複数枚の用紙に対して中折り綴じした場合に、最も外側の用紙および最も内側の用紙以外の用紙(以下、「途中用紙(途中記録媒体)」という。)については、本実施例の折り跡付け装置200は、折り跡付け処理を行わないとしてもよい。中折り綴じ部306は、折り部302および中綴じ部304を含むものである(図20参照)。中折り綴じ部306による中折り綴じ処理とは、折り部302が用紙の中央を折り、中綴じ部304が中綴じを行うことである。この中折綴じ処理は、例えば、冊子印刷された用紙に対して行われるものであるが、他の印刷手法で印刷された用紙に対して行っても良い。他の印刷手法とは、表面、裏面にそれぞれ2ページ分印刷するのではなく(図27(A)参照)、表面、裏面にそれぞれ1ページ分印刷するなどの手法である。
【0045】
図28(A)(B)に中折り綴じ処理された用紙を示す。図28(A)は、折り部302により用紙の中央が折られたことを示す。図28(B)は、中綴じ部304により中央が折られた用紙を中綴じされたことを示す。また、図28(A)(B)に示すように、中折り綴じされた際の、最も外側の用紙を、最外紙POUTとし、最も内側の用紙を最内紙Pinとする。なお、最外紙POUTとは表紙のことである。また、最外紙POUT、最内紙Pin以外の用紙、つまり、最外紙POUT、最内紙Pinに挟まれている用紙を中途用紙Pとする。
【0046】
ここで、図28(B)に示すように、最外紙POUTについては、折り目の山部Pが露出し、最内紙Pinについては、折り目の谷部Pが露出する。従って、最外紙POUTおよび最内紙Pinについては、画像はがれが生じると、該画像はがれは人間により視認される。ところが、中途用紙Pの折り目の山部Pおよび谷部Pは、露出されない。従って、中東用紙Pにおいて、画像はがれが生じても、該画像はがれは人間により視認されない。従って、中途用紙Pの折り目の山部Pまたは谷部Pで画像はがれが生じても、視認されない。よって、中途用紙Pについては、折り跡装置200が折り跡を付けない。また、中途用紙Pについては、生成部104は、用紙に折り跡を付けないことを示す折り跡情報(「折り跡付け無」情報)を生成する。また、最外紙POUT、最内紙Pinについては、生成部104は、用紙に折り跡を付けることを示す折り跡情報(「折り跡付け有」情報)を生成する。
【0047】
つまり、所定の用紙(折り跡をつけない用紙)とは、「(1)単色画像形成される用紙」「(2)伸縮性を有する用紙」「(3)重ね折られた際の用紙の開き角度θが、閾値θthより大きい用紙」「(3)重ね折られた際の用紙の部数が、閾値より大きい用紙」「(4)冊子画像形成される用紙」「(5)中折り綴じした際の途中用紙」である。
【0048】
また、所定の用紙とは(1)〜(5)で説明したものに限らず、画像はがれが生じにくい用紙、画像はがれが視認し難い用紙であれば、本実施例の折り跡付け装置200は、折り跡付け処理を行わない。また、折り処理装置300により折り処理が行われない用紙については、本実施例の折り跡付け装置200は、折り跡付け処理は行わない。
【0049】
また、折り跡情報として、(1)〜(5)で説明したもののうち、少なくとも2つを組み合わせて用いても良い。
【0050】
また、図29に、図20とは別の観点の本実施例の画像形成装置1000全体の機能構成例のブロック図を示す。図29に示すようには、制御部105、主記憶部1012、補助記憶部1013、外部記憶装置I/F部1014、ネットワークI/F部1016、操作部1017、表示部1018、エンジン部1019を含む。
【0051】
制御部105は、コンピュータの中で、各装置の制御やデータの演算、加工を行うCPUである。また、制御部105は、主記憶部1012に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する。
【0052】
主記憶部1012は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などであり、制御部105が実行する基本ソフトウェアであるOSやアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
【0053】
補助記憶部1013は、HDD(Hard Disk Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。外部記憶装置I/F部1014は、USB(Universal Serial Bus)などのデータ伝送路を介して接続された記憶媒体1015(例えば、フラッシュメモリなど)と画像形成装置とのインタフェースである。
【0054】
また、記憶媒体1015に、所定のプログラムを格納し、この記憶媒体1015に格納されたプログラムは外部記憶装置I/F部1014を介して画像形成装置にインストールされ、インストールされた所定のプログラムは画像形成装置により実行可能となる。
【0055】
ネットワークI/F部1016は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器と画像形成装置とのインタフェースである。
【0056】
操作部101や表示部1018は、キースイッチ(ハードキー)とタッチパネル機能(GUIのソフトウェアキーを含む:Graphical User Interface)を備えたLCD(Liquid Crystal Display)とから構成され、画像形成装置が有する機能を利用する際のUI(User Interface)として機能する表示及び/又は入力装置である。
【0057】
エンジン部1019は、実際に画像形成に係る処理を行うプロッタ、スキャナ等の機構部分である。
つまり、本実施例の画像形成プログラムは、無端ベルトを用いて画像形成を行う画像形成プログラムにおいて、前記無端ベルト上にパターンを付加する付加手順と、前記パターンを検出する複数のパターン検出手順と、前記パターン検出手順の検出結果に基づいて、前記無端ベルトの移動方向の前記無端ベルトの傾き量を算出する算出手順と、前記傾き量に基づいて、前記無端ベルトの移動方向の傾きを補正する補正手順と、を有するコンピュータに実行させるための画像形成プログラムとなる。
【0058】
このように、本実施例の折り跡付け装置200は、全ての記録媒体に対して折り跡付け処理を行わず、所定の記録媒体以外の記録媒体に、折り跡付け処理を行う。従って、折り跡付け処理を行う頻度を低減させることができる。よって、折り跡付け処理の生産性を向上させ、クリース刃交換コストを低減させ、折り跡付け装置が故障した場合でもダウンタイムを低減できる。
【符号の説明】
【0059】
6・・・クリース刃
62・・・刃部
64・・・回転体
100・・・画像形成機構
102・・・画像形成部
104・・・生成部
106・・・通信部
105・・・制御部
110・・・受信部
112・・・判定部
114・・・第1モータドライバ
115・・・第1駆動部
116・・・第2モータドライバ
117・・・第2駆動部
300・・・折り処理装置
【先行技術文献】
【特許文献】
【0060】
【特許文献1】特開第2008−81258号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体に画像形成する画像形成部と、
前記画像形成された記録媒体を搬送する搬送部と、
前記搬送された記録媒体に折り跡付け処理を行う折り跡付け部と、
前記記録媒体が、所定の記録媒体であるか否かを判定する判定部と、を有し、
前記判定部により前記所定の記録媒体であると判定された場合に、前記折り跡付け処理は禁止されることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記折り跡付け部は、凸刃と凹刃を有し、前記搬送部により前記凸刃と凹刃の間に搬送された記録媒体に対して、凸刃と凹刃で挟み込むことにより前記折り跡付け処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記所定の記録媒体は、前記画像形成部により単色画像形成される記録媒体であることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記所定の記録媒体は、伸縮性を有する記録媒体であることを特徴とする請求項2または3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記記録媒体を重ね折る折り処理部を有し、
前記所定の記録媒体は、前記折り処理部により重ね折られた際の開き角度が予め定められた閾値より大きい記録媒体であることを特徴とする請求項2〜4何れかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記記録媒体を重ね折る折り処理部を有し、
前記所定の記録媒体は、前記折り処理部により重ね折られる記録媒体の部数が予め定められた閾値より大きい場合の該記録媒体であることを特徴とする請求項2〜4何れかに記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記所定の記録媒体は、前記画像形成部により、冊子を作成できる順番で画像が並べられて画像形成される冊子画像形成が行われる記録媒体であることを特徴とする請求項2〜6何れかに記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記記録媒体を中折り綴じする中折り綴じ部を有し、
前記所定の記録媒体は、前記中折り綴じ部が中折り綴じした際の、最も外側の記録媒体および最も内側の記録媒体以外の記録媒体であることを特徴とする請求項2〜7何れかに記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公開番号】特開2011−93708(P2011−93708A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−114682(P2010−114682)
【出願日】平成22年5月18日(2010.5.18)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】