説明

画像形成装置

【課題】 現像器に補給されるトナーを一時的に蓄積するホッパー内のトナーの量を検知するセンサが異常を発生した場合にも画像形成動作を続ける。
【解決手段】 ホッパー200内のトナーの量を検知するフォトダイオード204の異常を検知した場合、原稿から検知されるビデオカウント値の累積値が所定値以上となると、トナーボトル300からホッパー200へトナーを補給する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式の画像形成装置において、一時的にトナーを蓄積する蓄積容器を介して現像器にトナーを補給する処理に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置において、現像器内のトナーは、像担持体上の静電潜像がトナー像として顕像化される際に消費される。この現像器内のトナーが所定量より減少した場合、トナーを収容した容器(以後、トナーボトルと称す。)から、トナーを一時的に蓄積するホッパーを介して、現像器にトナーが補給されることで、現像器内のトナーが目標値となるように制御される。このような構成とすることで、トナーボトルだけを交換することで容易に現像器にトナーを補給することができる。さらに、ホッパーを設けることで、トナーボトル内のトナーが空となった後も、ホッパー内に蓄積されたトナーを現像器に補給することができ、トナーボトルを交換している間も画像形成動作を行うことが可能である。
【0003】
このような構成の画像形成装置としては、現像器側に現像器内のトナーの量を検知するトナー量検知センサが設けられ、ホッパー側にホッパー内のトナーの残量を検知する残量検知センサが設けられたものが知られている(例えば、特許文献1)。残量検知センサによりホッパー内のトナーが不足していることが検出されると、トナーボトルからホッパーにトナーが補給され、また、トナー量検知センサにより現像器内のトナーが所定量よりも少なくなると、ホッパーから現像器に不足分のトナーが補給される。
【0004】
また、特許文献1の画像形成装置においては、ホッパーから現像器にトナーを補給したにも拘わらず、現像器内にトナーの量が目標値とならない場合、現像器に異常が発生したと判定し、画像形成動作の実行を禁止する構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平6−186851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の画像形成装置は、残量検知センサに異常が発生すると、ホッパー内のトナーが不足しているにも拘わらず、このトナーボトルからホッパーへのトナーの補給が行われないまま、画像形成動作が終了してしまうという問題があった。
【0007】
これは、残量検知センサがホッパー内のトナーが不足していることを検出するまで、トナーボトルからホッパーへのトナーの補給が行われないためである。つまり、残量検知センサの検出結果が常にトナー有りを示す異常が発生すると、実際にはホッパー内のトナーが不足しているにも拘わらず、トナーボトルからホッパーにトナーが補給されない。
【0008】
このホッパーはトナーボトルからトナーが補給されない状態で、現像器にトナーを補給するため、ホッパー内のトナーが空となる。画像形成装置はホッパーから現像器にトナーを補給しようとしても、ホッパー内のトナーが空であるため、現像器にトナーを補給することができず、画像形成動作を終了させてしまう。
【0009】
そこで、本発明では、現像器に補給されるトナーを一時的に蓄積するホッパー内のトナーの残量を検知するセンサが異常を発生した場合にも画像形成動作を続けることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の画像形成装置は、トナーが蓄積される現像器を有し、画像データに対応するトナー像を形成する画像形成手段と、前記現像器に蓄積されるトナーの濃度を検知する第1の検知手段と、前記現像器に補給すべきトナーが蓄積される蓄積容器と、前記蓄積容器に蓄積されるトナーの量を検知する第2の検知手段と、前記第1の検知手段により検知される前記現像器のトナーの濃度が目標値となるように、前記蓄積容器から前記現像器にトナーを補給する第1の補給手段と、前記第2の検知手段により検知される前記蓄積容器のトナーの量が所定量よりも少なくなると、前記蓄積容器にトナーを補給する第2の補給手段と、前記第2の検知手段により前記蓄積容器に前記所定量以上のトナーが蓄積されていることが検知された状態で、前記第1の検知手段により検知される前記現像器のトナーの濃度が前記目標値よりも薄くなると、前記第2の検知手段が異常であることを示す信号を出力する出力手段と、画像データに基づき、前記現像器から消費されるトナーの量を算出する算出手段と、を有し、前記第2の補給手段は、前記出力手段から前記信号が出力された場合、前記算出手段により算出されるトナーの量を累積した値が所定値以上となると、前記蓄積容器に所定時間だけトナーを補給することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、現像器に補給されるトナーを一時的に蓄積するホッパー内のトナーの量を検知するセンサが異常を発生した場合にも画像形成動作を続けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】第1の実施形態の画像形成装置の概略断面図
【図2】第1の実施形態の現像器にトナーを補給する補給機構の要部概略図
【図3】第1の実施形態の画像形成装置の制御ブロック図
【図4】第1の実施形態の画像形成装置が画像を形成する処理を示すフローチャート図
【図5】第1の実施形態の画像形成装置がホッパーにトナーを補給する処理を示すフローチャート図
【図6】第1の実施形態の画像形成装置が現像器にトナーを補給する処理を示すフローチャート図
【図7】第1の実施形態の画像形成装置が残量検知センサの異常を検知した場合の画像形成処理を示すフローチャート図
【発明を実施するための形態】
【0013】
(第1の実施形態)
図1は本実施形態の画像形成装置の概略断面図である。本実施形態の画像形成装置100は画像読取部1Rで原稿画像を光学的に読み取り、色成分毎の画像信号を画像出力部1Pに送信する。
【0014】
画像読取部1Rでは原稿台に原稿が置かれ、ユーザによってコピーボタンが押されると、光源から光が照射され、原稿で反射した光を反射鏡を介してイメージセンサ90で受光される。イメージセンサ90に受光された原稿からの反射光は、カラーフィルタによってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分毎の反射光に分けられ、各色成分のトナー像を形成するための画像信号に変換される。この各色成分の画像信号は、後述の像形成部10a、10b、10c、10dの色成分毎に対応する露光装置13a、13b、13c、13dに入力される。
【0015】
画像出力部1Pには4つの像形成部10a、10b、10c、10dが一列に配列されている。像形成部10aはブラックのトナー像を形成し、像形成部10bはシアンのトナー像を形成し、像形成部10cはマゼンタのトナー像を形成し、像形成部10dはイエローのトナー像を形成する。
【0016】
像形成部10aは、ブラックのトナー像を担持する感光ドラム11aの周りに、帯電器12aと、露光装置13aと、現像器14aと、一次転写ローラ35aと、ドラムクリーナ15aを有している。ここで、帯電器12aは感光ドラム11aを帯電する。また、露光装置13aは前述のブラックの色成分に対応する画像信号が入力されることにより、感光ドラム11aにブラックの色成分に対応した静電潜像を形成するため、この感光ドラム11aを露光する。また、現像器14aは感光ドラム11a上に形成された静電潜像をトナーを有する現像剤を用いてトナー像として顕像化する。また、一次転写ローラ35aは感光ドラム11aに担持されたブラックの色成分のトナー像を後述の中間転写ベルト30に転写する。また、ドラムクリーナ15aは感光ドラム11aに残留したトナーを除去する。なお、像形成部10b、10c、10dは、像形成部10aと同様の構成を有しているため、ここではその説明を省略する。
【0017】
前述の中間転写ベルト30は、トナー像が担持される像担持体であり、各像形成部10a、10b、10c、10dで形成された各色成分のトナー像を重ねて担持することでフルカラーのトナー像が形成される。また、中間転写ベルト30は、この中間転写ベルト30を回転駆動させる駆動ローラ32と、従動ローラ33と、後述の二次転写対向ローラ34に掛け回されており、駆動ローラ32の回転により、図の矢印B方向へと回転駆動される。
【0018】
なお、一次転写ローラ35aが中間転写ベルト30を介して感光ドラム11aを押圧する部分を一次転写ニップ部Taとする。また、一次転写ローラ35bが中間転写ベルト30を介して感光ドラム11bを押圧する部分を一次転写ニップ部Tbとする。また、一次転写ローラ35cが中間転写ベルト30を介して感光ドラム11cを押圧する部分を一次転写ニップ部Tcとする。また、一次転写ローラ35dが中間転写ベルト30を介して感光ドラム11dを押圧する部分を一次転写ニップ部Tdとする。
【0019】
中間転写ベルト30の周囲には、この中間転写ベルト30上のトナー像を紙などの記録材Pへ転写するための二次転写ローラ36が配設されている。なお、二次転写ローラ36が中間転写ベルト30を介して二次転写対向ローラ34を押圧する部分を二次転写ニップ部Teとする。また、この中間転写ベルト30から記録材Pへと転写されずに残留したトナーを除去するベルトクリーナ50が配設されている。
【0020】
次に、本実施形態の画像形成装置100が、イメージセンサ90から入力される画像信号に応じた画像を出力する画像形成動作について説明する。
【0021】
各像形成部10a、10b、10c、10dにおいて、先ず、帯電器12a、12b、12c、12dが各感光ドラム11a、11b、11c、11dを一様に帯電する。次いで、露光装置13a、13b、13c、13dが各感光ドラム11a、11b、11c、11dに各色成分の画像信号に応じた露光光を照射することで、各色成分の画像信号に対応する静電潜像が形成される。その後、各感光ドラム11a、11b、11c、11d上の静電潜像は現像器14a、14b、14c、14dによって各色成分のトナー像として顕像化される。
【0022】
感光ドラム11a、11b、11c、11d上の各色成分のトナー像は、この各感光ドラム11a、11b、11c、11dの回転に伴い一次転写ニップ部Ta、Tb、Tc、Tdへと搬送される。一次転写ニップ部Ta、Tb、Tc、Tdにおいて、感光ドラム11a、11b、11c、11d上の各色成分のトナー像は一次転写ローラ35a、35b、35c、35dから一次転写電圧が印加され、中間転写ベルト30上に順次重ねて転写される。これにより、中間転写ベルト30上にはフルカラーのトナー像が形成される。また、感光ドラム11a、11b、11c、11dに残留したトナーは、ドラムクリーナ15a、15b、15c、15dによって除去される。
【0023】
中間転写ベルト30に転写されたトナー像は、この中間転写ベルト30の矢印B方向への回転に伴い、二次転写ニップ部Teに搬送される。一方、記録材Pはタイミングを調整されてフルカラーのトナー像と接触するように二次転写ニップ部Teへと搬送されると、二次転写電圧が印加された二次転写ローラ36により、中間転写ベルト30上のフルカラーのトナー像が記録材P上に転写される。また、二次転写ニップ部Teで記録材P上に転写されずに中間転写ベルト30に残留したトナーは、ベルトクリーナ50によって除去される。
【0024】
トナー像を担持した記録材Pが定着器40へと搬送されると、定着器40は、定着ローラ対41a、41bにより記録材Pを挟持、搬送しながら、定着ローラ41a内に設けられたヒータにより加熱することで、トナー像を記録材Pへと定着する。
【0025】
次に、本実施形態の画像形成装置に設けられた現像器14a、14b、14c、14dのトナー補給機構ついて詳しく説明する。
【0026】
図2は、現像器14a、14b、14c、14dの1つ(図中では説明の簡略化のため現像器14とした。)にトナーTを補給するトナー補給機構の要部断面図である。本実施形態のトナー補給機構は、装置本体に交換可能に装着されるトナーボトル300から、トナーを一時的に蓄積する蓄積容器としてのホッパー200を介して、現像器14にトナーを補給する構成となっている。
【0027】
現像器14には、トナーとキャリアとを有する2成分現像剤が収容されており、この現像剤を撹拌しながら搬送する撹拌スクリュー144と、撹拌された現像剤が担持される現像スリーブ143と、後述の透磁率センサ142が配設されている。
【0028】
現像器14内の現像剤が撹拌スクリュー144により撹拌されると、トナーは磁性体としてのキャリアに静電的に吸着する。このトナーが付着したキャリアは、不図示のマグネットからの磁力により現像スリーブ143に担持され、静電潜像をトナー像として現像することでトナーだけが消費される。また、本実施形態では、撹拌スクリュー144と、現像スリーブ143がギアを介して現像駆動モータ145により回転駆動される構成となっている。
【0029】
前述の透磁率センサ142は、その一部が現像器14内に蓄積される現像剤に接触するように配設されている。この透磁率センサ142は、接触している現像剤の透磁率に応じた電圧Iを出力する。
【0030】
現像器14に蓄積される現像剤は、静電潜像がトナーで現像されることにより現像剤中のトナーが消費されると、相対的に磁性体としてのキャリアの量が多くなるため、現像剤の透磁率が高くなる。一方、後述のトナーボトル300から新たなトナーが補給されることにより現像剤中のトナーの量が増加すると、相対的に磁性体としてのキャリアの量が少なくなるため、現像剤の透磁率が低くなる。
【0031】
なお、本実施形態の透磁率センサ142は、駆動コイルと、現像剤の透磁率の変化に応じて流れる電圧が変化する検知コイルと、現像剤の透磁率の変化による影響を受けない基準コイルとで構成された差動トランスを用いた公知の透磁率センサである。この透磁率センサは、交流電圧を駆動コイルに印加することで検知コイルと基準コイルに電圧が流れ、この検知コイルに流れる電圧と基準コイルに流れる電圧との電圧差に応じた信号Iを出力する。
【0032】
そのため、この透磁率センサ142は、現像器14内のトナーの量(以降、トナー濃度と称す)が減少すると出力信号Iが増加し、また、現像器14内のトナー濃度が増加すると出力信号Iが減少する特性を示す。
【0033】
本実施形態において、透磁率センサ142は、現像器14内のトナーの量を検知する第1の検知手段として機能する。
【0034】
現像器14に補給されるトナーは搬送路205を通って補給される。
【0035】
この搬送路205内に設けられた搬送スクリュー206は、スクリューモータ207によって回転駆動されることにより、予め決められた量のトナーが現像器14に補給されるように設計されている。なお、本実施形態では搬送スクリュー206が1回転することでホッパー200から現像器14に補給されるトナーの量を150[mg]とした。また、この補給量は、ホッパー200内に所定量以上のトナーが蓄積された状態で搬送スクリュー206が1回転したときの補給量である。
【0036】
また、搬送スクリュー206の回転軸近傍には、この回転軸に一体に形成された遮蔽部材208と、フォトインタラプタ209が設けられている。このフォトインタラプタ209からの光を遮蔽部材208が遮ることにより、搬送スクリュー206の回転数が検出される構成となっている。
【0037】
本実施形態において、搬送スクリュー206とスクリューモータ207、搬送路205はホッパー200から現像器14にトナーを補給する第1の補給手段として機能する。
【0038】
トナーボトル300は、後述のホッパー200へ補給するためのトナーを収容しており、その内側面にトナーを搬送するらせん状の案内溝が形成されている。トナーボトル300がボトル駆動モータ301によって回転駆動されることで、このトナーボトル300内のトナーが開口部からホッパー200へと補給される。
【0039】
また、トナーボトル300からホッパー200へのトナーの補給量は、補給時間やトナーボトル300の回転数によって常に一定とならない。これは、トナーボトル300内のトナーが、トナーボトル300からホッパー200へ自由落下することによって補給されるためである。つまり、トナーボトル300に残っているトナーの量に応じて所定時間回転したときの補給量が、又は、所定の回転数分回転したときの補給量が変化してしまう。
【0040】
本実施形態において、トナーボトル300とボトル駆動モータ301は、ホッパー200にトナーを補給する第2の補給手段として機能する。
【0041】
ホッパー200は、その壁面に検知窓202を有し、この検知窓202を介してホッパー200内へ光を照射するLED203と、この検知窓202を介してホッパー200を透過した光を受光するフォトダイオード204とを有する。
【0042】
フォトダイオード204はホッパー200内のトナーが蓄積される領域を透過した光を受光することで、受光光量に応じた電流を出力する。また、フォトダイオード204は受光した光量が大きいほど、このフォトダイオード204から出力する電流も大きくなる。
【0043】
本実施形態ではフォトダイオード204から出力される電流が予め決められた閾値以上であれば、ホッパー200内に蓄積されたトナーが所定量よりも少ないと判定する。
【0044】
一方、フォトダイオード204から出力される電流が予め決められた閾値よりも小さければ、ホッパー200内に所定量以上のトナーが蓄積されていると判定する。
【0045】
なお、閾値は、ホッパー200内に所定量のトナーを蓄積した状態でLED203に所定の電流を流した場合に、フォトダイオード204から出力される電流値である。
【0046】
また、検知窓202は、ホッパー200に所定量のトナーが蓄積された場合に、ホッパー内に蓄積されたトナーで覆われるような位置に設けられている。これにより、LED203から検知窓202を介して照射される光は、検知窓を覆っているトナーによって遮られるため、フォトダイオード204から出力される受光光量に応じた電流値が減少する。
【0047】
本実施形態ではホッパー200に500[mg]以上のトナーが蓄積されると、フォトダイオード204から出力される電流値が閾値以下に減少する構成とした。
【0048】
なお、検知窓202、LED203、フォトダイオード204と後述のCPU800(図3)とをまとめて残量検知センサと呼ぶ。この残量検知センサは、ホッパー200内に蓄積されるトナーの量が所定量以上蓄積されているか否かを検知する第2の検知手段として機能する。
【0049】
本実施形態では、この残量検知センサの故障により、ホッパー200内にトナーが所定量以上蓄積されていることを示す信号が出力され続ける異常が検出された場合、この異常を考慮した画像形成を行う構成とした。
【0050】
以下、図3から図7より、本実施形態の画像形成装置が行う画像形成処理について説明する。
【0051】
図3は、本実施形態の画像形成装置の制御ブロック図である。
【0052】
画像読取部1Rは図1の画像読取部であり、照射した光が原稿で反射され、その反射光をイメージセンサ90(図1)が受光することにより、この原稿から検出される各色成分の信号レベルの値をCPU800へ出力する。
【0053】
画像出力部1Pは図1の画像形成部であり、CPU800からの指示によって画像形成処理を行う。
【0054】
CPU800は画像形成装置全体を制御する制御回路である。また、CPU800は、原稿から抽出された信号レベルから、1枚の画像を形成することで消費されるトナーの量を算出する算出手段としても機能する。
【0055】
ROM810には、画像形成装置で実行する各種処理を制御するための制御プログラムが格納されている。また、ROM810には、現像器14のトナー濃度と出力される出力信号との対応関係を示すデータが記憶されている。
【0056】
RAM820は、CPU800が画像形成処理のために使用するシステムワークメモリである。
【0057】
操作部840は、画像形成装置本体に設けられた液晶モニタ、コピー開始を指示するボタン、枚数を指定するボタン、片面印刷と両面印刷とを設定するボタンなどを有する。ユーザによって前述のボタンが操作されることにより、枚数や片面印刷か両面印刷か等の情報がCPU800へ入力される。また、操作部840は、CPU800から各種エラーを示す信号が入力されると、これら情報を液晶モニタに表示する。
【0058】
透磁率センサ142は、現像器14内の現像剤の透磁率を測定することで、現像器14内のトナー濃度に応じた出力信号IをCPU800へ出力する。CPU800は、この出力信号Iから、前述のROM810に記憶されている回転数のデータを参照し、現像器14へトナーを補給する際の搬送スクリューの回転数を特定する。
【0059】
LED203は、CPU800からの信号に応じて所定の電流値が印加され、ホッパー200内へ光を照射する。
【0060】
フォトダイオード204は、ホッパー200のトナーが蓄積される領域を透過した光を受光すると、受光光量に応じた電流をCPU800に出力する。
【0061】
ボトル駆動モータ301は、トナーボトル300内のトナーをホッパー200へと補給する際に、トナーボトル300を回転駆動させるモータである。
【0062】
スクリューモータ207は、ホッパー200に蓄積されているトナーを現像器14に補給するための搬送スクリュー206を回転駆動させるモータである。
【0063】
次に、画像形成装置が画像を形成する処理を図4に表すフローチャートに基づいて説明する。なお、説明を簡略とするため、1つの色成分のトナー像を形成する現像器14についてのみ記載し、他の色成分に関しては、この現像器14と同様なので説明を省略する。また、このフローチャートの処理はCPU800がROM810に格納されたプログラムを読み出すことにより実行される。
【0064】
CPU800は、装置の主電源がオンされると、トナー補給に関する異常を示すエラーフラグEをリセットし(S100)、トナーボトル300内のトナーが空の状態であることを示す空状態フラグWをリセットする(S101)。次いで、CPU800は、操作部840のコピー開始を指示するボタンが押されるまで待機する(S102)。
【0065】
ユーザによってコピー開始を指示するボタンが押されると、CPU800は、エラーフラグEが1に設定されているか否かを判定する(S103)。なお、エラーフラグEは後述の現像器へのトナーの補給処理(図6)で説明するため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0066】
ステップS103において、エラーフラグEに1が設定されていない場合、つまり、エラーフラグEに0が設定されている場合、CPU800は、画像出力部1Pを制御し画像信号に応じた画像形成を開始する(S104)。
【0067】
次いで、紙などの記録材の1枚分の画像形成を行うと、CPU800は、後述のトナーボトル300からホッパー200へのトナーの補給処理を行い(S105)、後述のホッパー200から現像器14へのトナーの補給処理を行う(S106)。ステップS105のホッパー200へのトナーの補給処理は、後述の図5で詳細に説明する。また、ステップS106の現像器14へのトナーの補給処理は、後述の図6で詳細に説明する。
【0068】
一方、ステップS103において、エラーフラグEに1が設定されている場合、CPU800は、後述の異常時の画像形成処理を行う(S107)。なお、ステップS107の異常時の画像形成処理は、後述の図7で詳細に説明する。
【0069】
ステップS106の現像器14へのトナーの補給処理を行った後、又は、ステップS107の異常時の画像形成処理を行った後、CPU800は、最終ページの画像形成が完了したか否かを判定する(S108)。ここで、CPU800は、最終ページの画像形成が完了している場合、ステップS102へ移行し、操作部840からコピー開始を指示するボタンが押されるまで待機する。一方、ステップS108において、最終ページの画像形成が完了していない場合、CPU800は、次の画像形成を開始するために、ステップS103へ移行し、エラーフラグEに1が設定されているか否かを判定する。
【0070】
次に、図4のステップS105に示したトナーボトル300からホッパー200へのトナーの補給処理を図5に表すフローチャートに基づいて説明する。
【0071】
先ず、CPU800は、ボトル回転数カウンタBをリセットし(S200)、ホッパー200に所定量以上のトナーが蓄積されているか否かを判定する(S201)。具体的には、CPU800は、LED203に電流を印加し、フォトダイオード204から出力される電流値が閾値よりも小さいか否かを判定する。CPU800は、フォトダイオード204からの出力電流が閾値よりも小さい場合、ホッパー200に所定量以上のトナーが蓄積されていると判定し、また、この出力電流が閾値以上である場合、ホッパー200に所定量以上のトナーが蓄積されていないと判定する。
【0072】
ステップS201において、フォトダイオード204からの出力電流が閾値よりも小さい場合、CPU800は、空状態フラグWを0に設定し(S202)、図5のホッパー200へのトナーの補給処理を終了し、図4の画像形成処理のステップS107へ移行する。なお、空状態フラグWとは、トナーボトル300からホッパー200へトナーを補給することにより、ホッパー200に所定量以上のトナーが蓄積された場合に0が設定され、ホッパー200に所定量以上のトナーが蓄積されない場合に1が設定される。つまり、トナーボトル300を10回転させても、ホッパー200に所定量以上のトナーが蓄積されないため、トナーボトルが空の状態、又は、空に近い状態であることを示している。
【0073】
一方、ステップS201において、フォトダイオード204からの出力電流が閾値以上である場合、CPU800は、ボトル回転数カウンタBの値が10であるか否かを判定する(S203)。ここで、回転数カウンタBの値が10であれば、トナーボトル300が10回転されたことを意味する。
【0074】
ステップS203において、ボトル回転数カウンタBが10よりも小さい場合、CPU800は、ボトル駆動モータ301を駆動させ(S204)、ボトル回転数カウンタBを1増加させる(S205)。ステップS204において、ボトル駆動モータ301が駆動されると、トナーボトル300が回転し、このトナーボトル300に蓄積されているトナーがホッパー200へ補給される。
【0075】
なお、ステップS201からステップS205を繰り返すことにより、トナーボトル300は10回転するか、又は、ホッパー200に所定量以上のトナーが蓄積されるまで、このトナーボトル300に蓄積されているトナーをホッパー200へ補給し続ける。
【0076】
一方、ステップS203において、ボトル回転数カウンタBが10である場合、CPU800は、図4の空状態フラグWに1を設定し(S206)、ホッパー200へのトナーの補給処理を終了する。
【0077】
次に、図4のステップS106に示した現像器14へのトナーの補給処理を図6に表すフローチャートに基づいて説明する。
【0078】
先ず、CPU800は、スクリュー回転数カウンタSをリセットし(S300)、透磁率センサ142から出力される出力信号Iに基づいて、現像器14内のトナーの濃度が閾値以上であるか否かを判定する(S301)。
【0079】
ステップS301において、CPU800は、透磁率センサ142からの出力信号Iが目標値I以下であれば、現像器14に蓄積されるトナー濃度が閾値以上であると判定する。なお、図2の説明でも述べたが、透磁率センサ142は、トナーの量が減少すると出力信号Iが増加し、また、トナーの量が増加すると出力信号Iが減少する。そのため、ステップS301において、透磁率センサ142の出力信号Iが目標値Iよりも大きくなると、ホッパー200から現像器14へトナーの補給が必要となる。
【0080】
ステップS301において、出力信号Iが目標値I以下である場合、つまり、現像器14のトナー濃度が閾値以上である場合、CPU800は、図6の現像器14へのトナーの補給処理を終了し、図4の画像形成処理のステップS108へ移行する。
【0081】
一方、ステップS301において、出力信号Iが目標値Iよりも大きい場合、つまり、現像器14のトナー濃度が閾値よりも少ない場合、CPU800は、スクリュー回転数カウンタSが100であるか否かを判定する(S302)。ここで、スクリュー回転数カウンタSの値が100であれば、搬送スクリュー206が100回転されたことを意味する。
【0082】
ステップS302において、スクリュー回転数カウンタSが100よりも小さい場合、CPU800は、スクリューモータ207を駆動させ(S303)、スクリュー回転数カウンタSを1増加させる(S304)。CPU800は、ステップS303において、スクリューモータ207を駆動させることで、搬送スクリュー206が回転し、ホッパー200に蓄積されているトナーを現像器14へ補給させる。なお、ステップS301からステップS304を繰り返すことにより、搬送スクリュー206が100回転されるか、現像器14のトナー濃度が閾値以上となるまで、ホッパー200から現像器14へトナーが補給され続ける。
【0083】
一方、ステップS302において、スクリュー回転数カウンタSが100である場合、CPU800は、図4の空状態フラグWに0が設定されているか否かを判定する(S305)。ここで、CPU800は、トナーボトル300が空の状態であるために現像器14にトナーが補給されないのか、トナーボトル300にトナーが残っているにも拘わらず、残量検知センサの異常によって現像器14にトナーが補給されないのかを判定している。
【0084】
ステップS305において、空状態フラグWに1が設定されている場合、CPU800は、操作部840の液晶パネルにトナーボトル300が空であることを示す表示を行う(S305)。これにより、操作部840の液晶パネルにはトナーボトル300の交換が必要であることをユーザに報知するメッセージが表示される。次いで、CPU800は、トナーボトル300が空の状態であり、且つ、現像器14のトナー濃度が閾値以上となるまでトナーを補給することができないため、画像形成動作の続行を禁止する(S307)。そのため、ステップS307以降、ユーザにより操作部840からコピー開始を指示するボタンが押されても、画像形成動作は実行されない。
【0085】
一方、ステップS305において、空状態フラグWに0が設定されている場合、CPU800は、操作部840の液晶パネルにセンサが異常であることを示す表示を行い(S308)、図4のエラーフラグEを1に設定する(S309)。CPU800は、ホッパー200に所定量以上のトナーが蓄積されている状態で、このホッパー200から現像器14にトナーを補給しても、現像器14のトナー濃度が閾値以上とならない場合、ホッパー200内の残量検知センサに異常が発生していると判定する。なお、本実施形態の残量検知センサの異常とは、ホッパー200に所定量以上のトナーが蓄積されていることを示す信号が出力され続ける異常であり、つまり、フォトダイオード204から閾値よりも小さい出力電流が出力され続ける異常である。なお、エラーフラグEとは、ホッパー200に所定量以上のトナーが蓄積されている状態でホッパー200から現像器14へトナーを補給しても、現像器14内のトナーの量が所定量以上とならないことを示している。つまり、フォトダイオード204が常にトナーを所定量以上蓄積している状態を示す信号を出力し続ける異常を発生していることを示している。ここで、CPU800は、LED203とフォトダイオード204の異常を検知する異常検知手段として機能している。
【0086】
次いで、CPU800は、所定時間、ボトル駆動モータ301を駆動することで、トナーボトル300を回転させ(S310)、現像器14へのトナーの補給処理を終了する。ステップS310において、CPU800は、残量検知センサの異常によってトナーボトル300からホッパー200に補給している。
【0087】
前述の異常が発生している場合、本実施形態の画像形成装置は、画像形成処理を禁止するのではなく、異常時の画像形成処理を行う構成となっている。そのため、本実施形態では、図4のステップS103において、エラーフラグEに1が設定されている場合には、異常時の画像形成処理を実施する構成となっている。
【0088】
以下、図4のステップS107に示した異常時の画像形成処理を図7に表すフローチャートに基づいて説明する。
【0089】
先ず、CPU800は、トナー像を形成することにより消費されるトナーの量を算出するため、形成される画像のビデオカウント値を検出する(S400)。ここで、ビデオカウント値とは、画素ごとのデジタル画像信号の出力レベルを、形成する画像1枚分で積算した値である。このビデオカウント値を用いて消費されるトナーの量を算出する。
【0090】
次いで、CPU800は、ステップS400で算出したビデオカウント値から、この画像をトナー像として形成することで現像器14から消費されるトナーの量を算出し、消費量分のトナーを余分に蓄積した場合のトナー濃度の目標値を算出する(S401)。具体的には、透磁率センサ142からの出力信号が閾値Iとなるだけトナーが蓄積された現像器14に、ステップS400で算出した消費量分のトナーを補給した場合、この透磁率センサ142から出力される出力信号の目標値Iを特定する。
【0091】
次いで、CPU800は、ビデオカウント値の累積が所定値よりも少ないか否かを判定する(S402)。ステップS402において、累積したビデオカウント値が所定値以上となる場合、CPU800は、トナーボトル300が5回転するようにボトル駆動モータ301を所定時間駆動し(S403)、累積したビデオカウント値の値をリセットする(S404)。これにより、トナーボトル300にトナーが残っている場合、トナーボトル300からホッパー200へトナーが補給される。なお、トナーボトル300の回転数を前述の10回よりも少ない5回とする理由は、ホッパー200からトナーが溢れることを防ぐためである。その後、CPU800は、累積したビデオカウント値をリセットすると、後述のステップS405へ移行する。
【0092】
一方、ステップS402において、累積したビデオカウント値が所定値よりも少ない場合、CPU800は、スクリュー回転数カウンタSをリセットし(S405)、現像器14に蓄積されるトナーの濃度が目標値以上であるか否かを判定する(S406)。ステップS406において、CPU800は、透磁率センサ142からの出力信号Iが目標値I以下であれば、現像器14に蓄積されるトナー濃度が目標値以上であると判定する。なお、図2の説明でも述べたが、透磁率センサ142は、トナーの量が減少すると出力信号が増加し、また、トナーの量が増加すると出力信号が減少する。つまり、ステップS406において、現像器14に蓄積されるトナーの量が前述の消費量分だけ多い量に達していない場合、透磁率センサ142の出力信号は目標値Iより大きい値となる。
【0093】
ステップS406において、出力信号が目標値I以下である場合、つまり、現像器14のトナー濃度が目標値以上である場合、CPU800は、画像出力部1Pにより画像形成を行い(S407)、図4のステップS109へ移行する。
【0094】
一方、ステップS406において、出力信号が目標値Iよりも大きい場合、つまり、現像器14のトナー濃度が目標値よりも少ない場合、CPU800は、スクリューモータ207を駆動し、搬送スクリュー206を駆動させる(S408)。次いで、CPU800は、スクリュー回転数カウンタSを1増加させ(S409)、スクリュー回転数カウンタSが100であるか否かを判定する(S410)。ステップS410において、スクリュー回転数カウンタSの値が100よりも小さい場合、CPU800は、ステップS406へ移行する。
【0095】
一方、ステップS410において、スクリュー回転数カウンタSが100に達した場合、CPU800は、トナーボトル300及びホッパー200が空の状態であり、現像器14にトナーを補給できないと判定し、画像形成動作の続行を禁止する(S411)。なお、スクリュー回転数カウンタSの値が100であれば、搬送スクリュー206が100回転されたことを意味する。そのため、ステップS411以降、ユーザにより操作部840からコピー開始を指示するボタンが押されても、画像形成動作は実行されない。
【0096】
本実施形態によれば、ホッパー200内の残量検知センサが異常を発生した場合であっても、累積したビデオカウント値が所定値以上となる度にトナーボトル300からホッパー200にトナーを補給するため、画像形成動作を続けることができる。
【0097】
また、本実施形態では、画像読取部1Rに原稿が置かれ、操作部840のコピー開始を指示するボタンが押されることにより、画像形成を開始する構成としたが、外部装置のPCから画像データが入力されることで、画像形成が開始する構成としてもよい。この構成とした場合、CPU800は、入力される画像データの信号レベルから、消費されるトナーの量を算出する構成とする。
【0098】
また、本実施形態では、ステップS402において、累積したビデオカウント値が所定値以上となった場合に、トナーボトル300からホッパー200へトナーを補給する構成としたが、この所定値はどのような値であってもよく、適宜決めることができる。また、この所定値は画像形成枚数が増加するにつれて減少する値としてもよい。これは、トナーボトル300からホッパー200へ補給されるトナーの量が、トナーボトル300内のトナーの残量に応じて減少するためである。具体的には、トナーボトル300のトナー残量が減少するにより、このトナーボトル300を1回転させた場合にトナーボトル300からホッパー200へ補給されるトナーの量が減少してしまうためである。
【符号の説明】
【0099】
100 画像形成装置
1P 画像出力部
14 現像器
142 透磁率センサ
200 ホッパー
203 LED
204 フォトダイオード
206 搬送スクリュー
300 トナーボトル
800 CPU

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トナーが蓄積される現像器を有し、画像データに対応するトナー像を形成する画像形成手段と、
前記現像器に蓄積されるトナーの濃度を検知する第1の検知手段と、
前記現像器に補給すべきトナーが蓄積される蓄積容器と、
前記蓄積容器に蓄積されるトナーの量を検知する第2の検知手段と、
前記第1の検知手段により検知される前記現像器のトナーの濃度が目標値となるように、前記蓄積容器から前記現像器にトナーを補給する第1の補給手段と、
前記第2の検知手段により検知される前記蓄積容器のトナーの量が所定量よりも少なくなると、前記蓄積容器にトナーを補給する第2の補給手段と、
前記第2の検知手段により前記蓄積容器に前記所定量以上のトナーが蓄積されていることが検知された状態で、前記第1の検知手段により検知される前記現像器のトナーの濃度が前記目標値よりも薄くなると、前記第2の検知手段が異常であることを示す信号を出力する出力手段と、
画像データに基づき、前記現像器から消費されるトナーの量を算出する算出手段と、を有し、
前記第2の補給手段は、前記出力手段から前記信号が出力された場合、前記算出手段により算出されるトナーの量を累積した値が所定値以上となると、前記蓄積容器に所定時間だけトナーを補給することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
画像形成装置はさらに、前記現像器のトナーの濃度が前記目標値の状態で、前記算出手段により算出されるトナーを補給した場合に、前記第1の検知手段により検知されるトナーの濃度を特定する特定手段を有し、
前記第1の補給手段は、前記出力手段から前記信号が出力された場合、前記第1の検知手段により検知されるトナーの濃度が前記特定手段により特定される濃度となるように、前記蓄積容器から前記現像器にトナーを補給することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像形成手段は、前記第1の補給手段により前記現像器にトナーを補給しても、前記第1の検知手段により検知されるトナーの濃度が前記特定手段により特定される濃度よりも低い場合、画像形成動作の実行を禁止することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
画像形成装置はさらに、前記蓄積容器へのトナーの補給が必要であることを報知する報知手段を有し、
前記報知手段は、前記第1の補給手段により前記現像器にトナーを補給しても、前記第1の検知手段により検知されるトナーの濃度が前記特定手段により特定される濃度よりも低い場合、前記蓄積容器にトナーを補給させる必要があることを報知することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−128361(P2012−128361A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−282226(P2010−282226)
【出願日】平成22年12月17日(2010.12.17)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】