説明

画像形成装置

【課題】本発明の目的は、装置本体内の像担持体ユニットの有無にかかわらず、過度の労力を要さずに開閉部材を閉めることができるようにし、開閉部材をロックすることである。
【解決手段】中間転写ベルト27Bを有する着脱可能な中間転写ユニット27と、二次転写ローラ26を保持する開閉可能な転写ガイド50と、二次転写ローラ26を加圧解除可能に加圧する加圧機構60と、加圧機構60に連結され、転写ガイド50をロック解除可能にロックするフック52F,52Rとを有し、転写ガイド50は、フック52F,52Rにより、中間転写ユニット27が装置本体に装着されている場合は中間転写ユニット27にロックされ、中間転写ユニット27が装置本体に装着されていない場合は装置本体にロックされ、かつ加圧機構60は、フック52F,52Rによる転写ガイド50のロックを解除する動作に連動して二次転写ローラ26の加圧を解除する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉部材を開閉することで像担持体を有する像担持体ユニットを着脱できる画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、感光体ドラムや中間転写ベルトなどの像担持体を有する像担持体ユニットを着脱可能に備えた画像形成装置は、開閉可能な開閉部材が設けられており、この開閉部材を開閉して像担持体ユニットを着脱できるように構成されている。像担持体には、像担持体に担持された現像剤像を記録媒体に転写するための転写部材が押圧されているが、像担持体と転写部材の間の紙詰まりを考慮して、開閉部材を開いた際に、像担持体に対する転写部材の押圧が解除されるようになっている。例えば、特許文献1には、本体に開閉可能に取り付けられた開閉部材が開かれた状態では、本体に設けられた像担持体と転写部材との押圧が解除され、像担持体と転写部材とが離間することが開示されている。
【0003】
更に特許文献2には、開閉部材の内側に、転写部材を軸支する開閉可能なガイドを設け、このガイドを開閉することで像担持体に対して転写部材を押圧位置又は離間位置に移動させる構成が開示されている。そして、像担持体ユニットの交換作業が完了し、開閉部材を閉じた後に、前述の如く離間位置へと移動された転写部材を、押圧位置へと戻し忘れたことを、容易且つ確実に検知する技術が開示されている。
【0004】
また上記構成の画像形成装置において、開閉可能なガイドが転写部材を一体に有する場合、転写部材を像担持体に対して位置決めするために、像担持体ユニットとガイドとの間に、ガイドの開閉を規制するためのロック機構を設けることが望ましい(特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平8−50438号公報(図14)
【特許文献2】特開2006−308799号公報(図4、図5)
【特許文献3】特開2006−235655号公報(図6)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献2の構成では、像担持体ユニットが装着されていない画像形成装置に対して像担持体ユニットを装着する際に、転写部材の押圧を解除し忘れた状態で開閉部材を開閉してしまうおそれがある。この場合、開閉部材を閉める際に、像担持体に対する転写部材の押圧力の反力が、開閉部材を操作するユーザにかかり、開閉部材を閉じることが困難になる。
【0007】
また、上記ロック機構を設ける構成では、像担持体ユニットが装置内部に装着されていない状態では、転写部材を有するガイドの開閉をロックすることができない。そのため、輸送時などの振動や衝撃でガイド及びガイドが一体に有する転写部材が傷付いてしまうおそれがある。
【0008】
そこで、本発明の目的は、装置本体内の像担持体ユニットの有無にかかわらず、過度の労力を要さずに開閉部材を閉めることができるようにすることである。
【0009】
また、本発明の他の目的は、装置本体内の像担持体ユニットの有無にかかわらず、装置本体に対して開閉部材の開閉をロックすることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための本発明の代表的な構成は、画像形成装置本体に対して着脱可能であり、像担持体を有する像担持体ユニットと、前記像担持体に形成された現像剤像を記録媒体に転写する転写部材と、画像形成装置本体に開閉可能に設けられ、前記転写部材を保持する第一の開閉部材と、前記第一の開閉部材に設けられ、前記像担持体に対して前記転写部材を加圧解除可能に加圧する加圧機構と、前記加圧機構に連結され、前記第一の開閉部材をロック解除可能にロックするロック機構と、を有し、前記第一の開閉部材は、前記ロック機構により、像担持体ユニットが装置本体に装着されている場合は像担持体ユニットにロックされ、像担持体ユニットが装置本体に装着されていない場合は装置本体にロックされ、かつ前記加圧機構は、前記ロック機構による第一の開閉部材のロックを解除する動作に連動して転写部材の加圧を解除することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ロック機構による第一の開閉部材のロックを解除する動作に連動して加圧機構による転写部材の加圧が解除される。すなわち、装置本体内の像担持体ユニットの有無にかかわらず、開閉部材を開けることで、転写部材の加圧機構が作動し、転写部材の加圧が解除される。そのため、装置本体内の像担持体ユニットの有無にかかわらず、過度の労力を要さずに開閉部材を閉めることができる。
【0012】
また、装置本体内の像担持体ユニットの有無にかかわらず、開閉部材を閉じてロックすることができる。そのため、像担持体ユニットが装置内部に装着されていない場合の輸送時などに振動や衝撃があっても、開閉部材や開閉部材が一体に有する転写部材が傷付くのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】画像形成装置の概略構成を示す模式断面図
【図2】二次転写ローラを加圧解除可能に加圧する機能と転写ガイドのロック解除可能にロックする機能を持つ加圧機構の斜視図
【図3】二次転写ローラの加圧状態および加圧解除状態を示す断面図
【図4】中間転写ユニットが装着され、二次転写ローラが加圧され、転写ガイドがロックされている状態の前記加圧機構を示す断面図
【図5】中間転写ユニットが装着され、二次転写ローラの加圧が解除され、転写ガイドのロックが解除された状態の前記加圧機構を示す断面図
【図6】中間転写ユニットが装着されずに、転写ガイドが装置本体にロックされている状態の前記加圧機構を示す断面図
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。したがって、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0015】
まず図1を用いて、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成について説明する。図1は、画像形成装置の概略構成を示す模式断面図である。
【0016】
図1において、21は給送カセット、22はピックアップローラ、23はフィードローラ、24はリタードローラ、42は搬送ローラ、25はレジストローラ対であり、画像形成装置本体に設けられている。
【0017】
図1において、28,29,30,31は感光体ドラムであり、外装を兼ねる開閉部材41を開放することで、感光体ドラムの中心軸方向に着脱可能に装置本体に保持されている。この感光体ドラムは、後述する現像器(不図示)と共に装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジを構成している。32は露光手段であるレーザスキャナーであり、感光体ドラム上に露光する。
【0018】
図1において、33は定着器、34が排出ローラ対、35が排出トレイであり、それぞれ画像形成装置本体の上部に設けられている。
【0019】
図1において、27は像担持体ユニットとしての中間転写ユニットである。中間転写ユニット27は、像担持体としての中間転写ベルト27Bを有しており、画像形成装置本体に対して着脱可能に設けられている。無端ベルトである中間転写ベルト27Bは、駆動ローラ27D及びテンションローラ27Tによって張架されている。駆動ローラ27Dには、中間転写ベルト27Bを介して二次転写ローラ26が当接している。39Y,39M,39C,39Bkは一次転写ローラであり、中間転写ベルト27Bを介して各感光体ドラムに向けてバネによって加圧されている。この感光体ドラムと一次転写ローラとが対向する各一次転写部において、感光体ドラムの現像剤像が中間転写ベルトに順次重ねて転写される。
【0020】
二次転写ローラ26は、転写ガイド50に回転可能に保持されている。二次転写ローラ26は、中間転写ベルト27Bに形成された現像剤像を記録媒体に転写する転写部材である。この二次転写ローラ26を保持している転写ガイド50は、画像形成装置本体に開閉可能に設けられた第一の開閉部材である。また転写ガイド50は、記録媒体を案内するガイドである。この転写ガイド50の外側には、画像形成装置本体の外装をなす第二の開閉部材としての開閉ドア41が開閉可能に設けられている。したがって、中間転写ユニット27は、転写ガイド50及び本体側面の開閉ドア41を開放することで、装置本体に対して着脱することができる。
【0021】
この画像形成装置で記録媒体に画像を形成する場合には、まず記録媒体としてのシートがピックアップローラ22によって給送カセット21から数枚搬送され、フィードローラ23及びリタードローラ24によって1枚だけに分離される。その後、シートは、搬送ローラ42によってレジストローラ対25まで搬送され、ここで一旦停止する。一方、レーザスキャナー32によって感光体ドラム28〜31に露光された画像を現像器(不図示)によって現像し、中間転写ベルト27Bに順次一次転写する。中間転写ベルト27B上に一次転写された画像は、二次転写ローラ26へ進み、その画像に合わせて、レジストローラ対25で停止していたシートを再び搬送し始める。中間転写ベルト27B上の画像は、二次転写ローラ26によってシートに一括して転写される。画像が転写されたシートは、定着器33によって画像を定着され、排出ローラ対34によって排出トレイ35上に排出される。
【0022】
以上の一連の画像形成プロセスにおいて、二次転写部、すなわち中間転写ベルト27Bと二次転写ローラ26とのニップにおいて、中間転写ベルト27B上の画像をシートに転写するためには、ニップ圧が必要である。以下に、二次転写部のニップ圧を発生させる構成を説明する。
【0023】
二次転写ローラ26への圧力は、開閉する転写ガイド50に設置された図2に示すような加圧機構60を用いて与えられている。この加圧機構60は、転写ガイド50に設けられ、中間転写ベルト27Bに対して二次転写ローラ26を加圧解除可能に加圧する。詳しくは、図2に示す二次転写ローラ26の加圧機構60は、転写ガイド50が加圧軸62の両端を回転可能に保持し、加圧ブロック54F,54Rを転写ガイド端部の軸によって揺動可能に保持することで、構成されている。転写ガイド50には、それぞれ二次転写ローラ加圧バネ51F,51Rが保持されている。この二次転写ローラ加圧バネ51F,51Rの付勢力をそれぞれ加圧ブロック54F,54Rを介して、二次転写ローラ26の両端部に配設されたベアリング63F,63Rに与える。これにより、二次転写ローラ26に押圧力が付与され、二次転写部のニップ圧を発生させる。
【0024】
また、図2に示す二次転写ローラ26の加圧機構60は、二次転写ローラ26の端部のベアリング63F,63Rに対して加圧および加圧解除することができる。加圧を解除する場合には、ユーザが解除ハンドル56を操作することで、ロッド58に連結された解除アーム57L,57Rが回転し、加圧軸62を回転させる。これにより、加圧軸62の両端に設けられた加圧カム59F,59Rが回転し、加圧ブロック54F,54Rをベアリング63F,63Rから離間する方向に揺動させる。その結果、図3(b)に示すような加圧解除状態となる。一方、この状態から加圧状態にする場合には、画像形成装置本体の側面に設けられた開閉ドア41を閉めることで、転写ガイド50に設けた加圧機構が二次転写ローラ26を加圧するように作動する。すなわち、開閉ドア41を閉めることで、開閉ドア41に設けられた突起(不図示)が加圧軸62に設けられた加圧アーム64を押して加圧軸62を回転させる。これにより、加圧軸62の両端に設けられた加圧カム59F,59Rが回転し、加圧ブロック54F,54Rがベアリング63F,63Rに当接する方向に揺動される。その結果、図3(a)に示すような加圧状態となる。
【0025】
また、図2に示すように、転写ガイド50を閉じた際にその開閉をロックするためのフック52F,52Rが設けられている。このフック52F,52Rは、転写ガイド50に設けられ、転写ガイド50をロック解除可能にロックするロック機構である。すなわち、フック52F,52Rは、加圧軸62と連動して回転するように、加圧軸62の両端部に設けられ、加圧機構と連結されている。図4に示すように、転写ガイド50と二次転写ニップ部と精度良く位置決めするために、フック52F,52Rは中間転写ユニット27の両端部に設けられた位置決めピン27Pに対して固定される。すなわち、転写ガイド50は、フック52F,52Rにより、中間転写ユニット27が装置本体に装着されている場合は中間転写ユニット27にロックされる。
【0026】
このフック52F、52Rは加圧軸62と連動して回転できるため、解除ハンドル56を操作することで、図5に示すように位置決めピン27Pとの係合が解除され、転写ガイド50の開閉のロックを解除することができる。解除ハンドル56を操作すると、まず前述したようにベアリング63F,63Rに負荷された圧力が開放され、次にフック52F,52Rが位置決めピン27Pから開放される。これにより、図5に示すような各部品の位置関係になり、二次転写ローラ26の加圧が解除されると共に、この二次転写ローラ26を有する転写ガイド50のロックが解除される。すなわち、加圧機構は、フック52F,52Rによる転写ガイド50のロックを解除する動作に連動して二次転写ローラ26の加圧を解除する。ここでは、前記加圧機構は、フック52F,52Rによる転写ガイド50のロックが解除される前に、二次転写ローラ26の加圧を解除すように作動する構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、フック52F,52Rが位置決めピン27Pから外れるタイミングとベアリング63の加圧解除のタイミングは同時でもよい。この機構により、ベアリング63F,63R(二次転写ローラ26)に対する加圧を解除した状態で、転写ガイド50を開けることができる。
【0027】
次に、中間転写ユニット27が装置本体内部に装着されていない場合を説明する。図6は、中間転写ユニット27が装置本体内部に装着されていない場合に、転写ガイド50を閉めた状態を表している。中間転写ユニット27が装置本体に装着されていない場合は、転写ガイド50はフック52F,52Rにより装置本体にロックされる。具体的には、図6に示すように、装置本体内部に設けられたロック部材53Fが、フック52Fの規制部65F(斜線部で表した形状)の動きを規制しているため、転写ガイド50の開閉を規制することができる。なお、反対側のフック52Rに対しても、同様の形状のロック部材53Rがフック52Rの規制部材65Rを規制している。したがって、中間転写ユニット27が装置本体内部に装着されていない状態でも転写ガイド50を閉め、その開閉を規制することができる。また、解除ハンドル56を操作して、フック52F,52Rを図5の矢印方向に回転させることで、ロック部材53F,53Rによるフック52F,52Rの規制が解除される。その場合、フック52F,52Rの規制の解除は、ベアリング63の加圧解除の後に行われる。ただし、フック52F,52Rがロック部材53F,53Rから外れるタイミングとベアリング63の加圧解除のタイミングは同時でもよい。これにより、二次転写ローラ26に対する加圧を解除した状態で、転写ガイド50を開けることができる。
【0028】
上述したように、中間転写ユニット27が装置本体に装着されている場合も、装着されていない場合も、解除ハンドル56を操作し、転写ガイド50を開けることで、二次転写ローラ26の加圧は解除される。そのため、再度転写ガイド50を閉める際に二次転写部のニップ圧の反力をユーザが受けることなく、毎回同様の力で閉めることができる。また、中間転写ユニット27が装置本体に装着されていない場合でも、転写ガイド50を閉め、その開閉を規制することができる。そのため、中間転写ユニット27が装置本体に装着されていない場合の装置本体の輸送時に転写ガイド50や転写ガイド50が有する二次転写ローラ26が傷付くことない。
【0029】
なお、前述した実施形態では、像担持体ユニットとして、像担持体としての中間転写ベルトを有する中間転写ユニットを例示したが、これに限定されるものではない。例えば、像担持体ユニットは、像担持体としての感光体ドラムを一体に有するカートリッジであっても良い。このカートリッジの感光体ドラムと対向する転写部材が開閉部材に保持された画像形成装置に本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。
【0030】
また前述した実施形態では、感光体ドラムを有するプロセスカートリッジを4つ使用した画像形成装置を例示したが、この使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
【0031】
また前述した実施形態で例示した、画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジは、感光体ドラムの他に、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち、いずれか1つを一体に有するプロセスカートリッジであれば良い。
【0032】
また前述した実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
【符号の説明】
【0033】
26 …二次転写ローラ
27 …中間転写ユニット
27B …中間転写ベルト
27D …駆動ローラ
27P …位置決めピン
27T …テンションローラ
28,29,30,31 …感光体ドラム
41 …開閉ドア
50 …転写ガイド
51F,51R …二次転写ローラ加圧バネ
52F,52R …フック
53F,53R …ロック部材
54F,54R …加圧ブロック
56 …解除ハンドル
57L,57R …解除アーム
58 …ロッド
59F,59R …加圧カム
60 …加圧機構
62 …加圧軸
63F,63R …ベアリング
64 …加圧アーム
65F,65R …規制部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置本体に対して着脱可能であり、像担持体を有する像担持体ユニットと、
前記像担持体に形成された現像剤像を記録媒体に転写する転写部材と、
画像形成装置本体に開閉可能に設けられ、前記転写部材を保持する第一の開閉部材と、
前記第一の開閉部材に設けられ、前記像担持体に対して前記転写部材を加圧解除可能に加圧する加圧機構と、
前記加圧機構に連結され、前記第一の開閉部材をロック解除可能にロックするロック機構と、
を有し、
前記第一の開閉部材は、前記ロック機構により、像担持体ユニットが装置本体に装着されている場合は像担持体ユニットにロックされ、像担持体ユニットが装置本体に装着されていない場合は装置本体にロックされ、かつ前記加圧機構は、前記ロック機構による第一の開閉部材のロックを解除する動作に連動して転写部材の加圧を解除することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記像担持体ユニットは、像担持体としての中間転写ベルトを有する中間転写ユニットであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第一の開閉部材の外側に、画像形成装置本体の外装をなす第二の開閉部材を開閉可能に設け、第二の開閉部材を閉めることで、第一の開閉部材に設けた加圧機構が転写部材を加圧するように作動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第一の開閉部材は、記録媒体を案内するガイドであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記加圧機構は、前記ロック機構による第一の開閉部材のロックが解除される前に転写部材の加圧を解除するように作動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−194589(P2012−194589A)
【公開日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−156817(P2012−156817)
【出願日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【分割の表示】特願2007−219171(P2007−219171)の分割
【原出願日】平成19年8月27日(2007.8.27)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】