説明

画像形成装置

【課題】原稿読み取り部と画像形成部から構成される画像形成装置では、各部がそれぞれ独立した外装カバーを備えるため、各外装カバーの表面を面一に揃えることが難しかった。
【解決手段】プリンタ3とスキャナ2を接続して構成し、プリンタ3の側面の一部を覆う第1の外装カバー(51,51)と、スキャナ2の側面を覆う第2の外装カバー(76,77)と、第1の外装カバー(51,51)と前記第2の外装カバー(76,77)とに係合する第3の外装カバー(31,32)とを有し、第3の外装カバー(31,32)は、第2の外装カバーに形成された係合部(76a,77a)と重なり、且つ当接してプリンタ3に固定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿読み取り部と画像形成部から構成される画像形成装置に関し、特に外装カバーの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の画像形成装置では、プリンタユニットとスキャナユニットとが剛性アームで連結され、スキャナユニットの外装カバー、プリンタユニットの外装カバー、及び剛性アームの外装カバーが、それぞれ独立して各ユニットやアームに取り付けられていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−23437号公報(第3頁、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記構成の画像形成装置においては、スキャナユニットの外装カバー、プリンタユニットの外装力バー、及び剛性アームの外装カバーが、それぞれ独立した状態で取り付けられるため、取り付け誤差等により、各外装カバー同士が均一に合わなく、段差が生じてしまう、という問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の画像形成装置は、第1のユニットと第2のユニットを接続して構成する画像形成装置であって、
前記第1のユニットの側面の一部を覆う第1の外装カバーと、前記第2のユニットの側面を覆う第2の外装カバーと、前記第1の外装カバーと前記第2の外装カバーとに係合する第3の外装カバーとを有し、
前記第3の外装カバーは、前記第2の外装カバーに形成された係合部と重なり、且つ当接して前記第1のユニットに固定されることを特徴とする。
【0006】
本発明による他の画像形成装置は、第1のユニットと第2のユニットを接続して構成する画像形成装置であって、
前記第1のユニットの側面の一部又は全部を覆う第3の外装カバーと、前記第2のユニットの側面を覆う第2の外装カバーとを有し、
前記第3の外装カバーは、前記第2の外装カバーに形成された係合部と重なり、且つ当接して前記第1のユニットに固定されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、複数のユニットを接続して構成した画像形成装置を、異なる外装カバーで覆う際に、各外装カバーの表面間に段差が生ずるのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明による実施の形態1の画像形成装置の外観斜視図である。
【図2】図1の画像形成装置を矢印A方向からみた正面図である。
【図3】画像形成装置の側面からみたプリンタの内部の要部構成を概略的に示す概略構成図である。
【図4】画像形成装置の正面からみたスキャナの内部の要部構成を概略的に示す概略構成図である。
【図5】実施の形態1の画像形成装置において、スキャナの回動部が、ベースブロックに対して開いた位置に回動した状態を示す外観斜視図である。
【図6】実施の形態1の画像形成装置において、更にプリンタのプリンタカバーがプリンタ本体に対して開いた位置に回動した状態を示す外観斜視図である。
【図7】実施の形態1の画像形成装置において、プリンタ、スキャナ、及び左カバー、右カバーが互いに分離した状態を示す分解斜視図である。
【図8】実施の形態1において、左カバーと左ステイカバーの取り付け位置関係を示す取付け説明図である。
【図9】実施の形態1において、左カバーと左ステイカバーの取り付け位置関係を示す取付け説明図である。
【図10】実施の形態1において、右カバーと右ステイカバーの取り付け位置関係を示す取付け説明図である。
【図11】実施の形態1において、右カバーと右ステイカバーの取り付け位置関係を示す取付け説明図である。
【図12】実施の形態1において、右カバーを右ステイカバーに取り付けた段階でのネジ止め部周辺を内側上方から見た部分拡大斜視図である。
【図13】図12においてネジ止め部を通る断部を矢印D−D方向からみた要部透視図である。
【図14】実施の形態2の画像形成装置において、プリンタ、スキャナ、及び左カバー、右カバーが互いに分離した状態を示す分解斜視図である。
【図15】実施の形態2において、左カバーと左ステイカバーの取り付け位置関係を示す取付け説明図である。
【図16】(a)は実施の形態2において、左カバーと左ステイカバーの取り付け位置関係を示す取付け説明図であり、(b)は、(a)の部分拡大図である。
【図17】実施の形態2において、右カバーと右ステイカバーの取り付け位置関係を示す取付け説明図である。
【図18】(a)は実施の形態2において、右カバーと右ステイカバーの取り付け位置関係を示す取付け説明図であり、(b)は、(a)の部分拡大図である。
【図19】実施の形態2において、右カバーを右ステイカバーに取り付けた段階での係止爪と張出し部との係合部周辺を内側上方から見た部分拡大斜視図である。
【図20】図19において係合部を通る断部を矢印I−I方向からみた要部透視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
図1は、本発明による実施の形態1の画像形成装置の外観斜視図であり、図2は図1の画像形成装置を矢印A方向(X軸のマイナス側)からみた正面図である。図1、図2に示すように、画像形成装置1は、画像印刷装置としてのプリンタ3と、その上に配置された画像読取り装置としてのスキャナ2とから構成されている。図3は、側面(Y軸のプラス側)からみたプリンタ3の内部の要部構成を概略的に示す概略構成図であり、図4は正面からみたスキャナ2の内部の要部構成を概略的に示す概略構成図である。
【0010】
図3に示すように、第1ユニットに相当するプリンタ3には、記録用紙を収納する用紙カセット101、用紙カセット101から記録用紙を1枚ずつ用紙搬送経路(点線で示す)112に送り出す給紙ローラ102、記録用紙の通過を検知するセンサ110,111、記録用紙を搬送経路に沿って搬送する搬送ローラ対103、センサ111が記録用紙の通過を検出してから所定のタイミングで回転を開始することによって記録用紙のスキューを矯正すると共に、記録用紙を印刷プロセス部120に送り込むレジストローラ104、トナー潜像画像形成と転写を行う印刷プロセス部120、加熱ローラと加圧ローラにより構成されて、印刷プロセス部120で記録用紙に転写されたトナー画像を記録用紙に定着させる為の定着ユニット107、トナー画像が定着した記録用紙をプリンタ3の外部へ送り出すための排出ローラ対108,109、記録用紙のスタッカ121aを有するプリンタカバー121、が装備されている。尚、このプリンタカバー121は、後述するように、図3における左端側がプリンタ3本体に回動自在に保持されている。
【0011】
印刷プロセス部120は、それぞれブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー潜像画像を形成する画像形成ユニット105K,105Y,105M,105Cと、記録用紙を矢印B方向に搬送する過程で画像形成ユニット105によって形成された各色のトナー潜像画像を順次重ねて記録用紙に転写する転写ユニット106とから構成されている。
【0012】
一方、第2のユニットに相当するスキャナ2は、画像読取り部153、画像読取り部153のフラットベット165(図4)部分を覆うスキャナカバー154、及びスキャナカバー154の一部分を利用して、多数枚原稿を順次自動的に送るADF(自動原稿給紙装置)ユニット155、及び後述するようにこれらの各部を、一体的に回動自在に支えるコ字状のベースブロック170から構成されている。
【0013】
図4に示すように、ADFユニット155は、読取り原稿をセットする原稿トレイ156と原稿サブトレイ157、その読取り原稿の有無を判断する用紙有無センサ159、読取り原稿を一枚ずつ分離して送り出すADFローラ158、分離された読取り原稿を搬送する原稿搬送ローラ対160、読取り原稿の通過を検知する用紙通過センサ161、及び原稿排出ローラ対162で構成されている。尚、ADFローラ158、原稿搬送ローラ対160、及び原稿排出ローラ対162によって搬送される読取り原稿の用紙搬送経路164を点線で示す。
【0014】
画像読取り部153では、画像読取りユニット163が、Y軸方向にスライド可能に保持され、ADFユニット155にセットされた読取り原稿を読取る際にはその読取り部163aが固定読取り位置P1に位置決めされ、通過する読取り原稿を読取る。また画像読取りユニット163は、フラットベット165にセットされた読取り原稿も読取ることができ、この場合には、図4に点線で示すようにフラットベット165に沿って移動しながらセットされた読取り原稿を読取る。
【0015】
画像読取り部153、スキャナカバー154、及びADFユニット155は、後述するように、ベースブロック170によって一体的に回動可能に保持されているため、これらの画像読取り部153、スキャナカバー154、及びADFユニット155をスキャナ2の回動部171と称す場合がある。
【0016】
尚、図1〜図4中のX、Y、Zの各軸は、記録用紙が印刷プロセス部120を通過する際の移動方向にX軸をとり、記録紙給紙ローラ102等の各ローラの回転軸方向にY軸をとり、これら両軸と直交する方向にZ軸をとっている。また、後述する他の図においてX、Y、Zの各軸が示される場合、これらの軸方向は、共通する方向を示すものとする。即ち、各図のXYZ軸は、各図の描写部分が、図1に示す画像形成装置1を構成する際の配置方向を示している。またここでは、Z軸が略鉛直方向となるように配置されるものとする。
【0017】
次に上記構成の画像形成装置1による、画像読み取り処理及び印刷処理を伴うコピー処理時の各動作について、図3及び図4を参照ながら説明する。
【0018】
ADFユニット155の原稿トレイ156と原稿サブトレイ157に読取り原稿を複数枚セットして、コピーボタン(図示なし)を押下する。これにより画像形成装置1は、用紙有無センサ159によって読取り原稿の有無を確認して、ADFローラ158によって複数枚の読取り原稿を一枚ずつ分離し、原稿搬送ローラ対160によって読取り原稿を搬送する。画像読取りユニット163は、用紙通過センサ161が読取り原稿の通過を検出してから一定時間後に読取り原稿の読み取りを開始し、原稿排出ローラ162対は、読取り済みの読取り原稿をADFユニット155から排出する。
【0019】
そして読取完了した読取りデータは、図示しないスキャナコントローラによって画処理され、プリンタ3内部のコントローラ(図示せず)へ転送されて印刷動作に移る。
【0020】
プリンタ3は、図3に示すように、給紙ローラ102によって用紙カセット101から記録用紙を1枚ずつ用紙搬送経路112に送り出し、センサ110を通過した記録用紙を搬送ローラ対103によってレジストローラ対104に送り込む。レジストローラ対104は、記録用紙がセンサ111を通過後、その先端部が一様にレジストローラ対104に当接するタイミングで回転を開始してその斜行を矯正すると共に、記録用紙を印刷プロセス部120に送り込む。
【0021】
印刷プロセス部120では、画データに基づいて、画像形成ユニット105K,105Y,105M,105Cが、それぞれブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー潜像画像を形成し、転写ユニット106によって、記録用紙を矢印B方向に搬送する過程で各画像形成ユニット105によって形成された各色のトナー潜像画像を順次重ねて記録用紙に転写し、トナー画像が転写された記録用紙を定着ユニット107に送り込む。定着ユニット107は、加熱及び加圧によってトナー画像を記録用紙に定着させ、排出ローラ対108,109は、定着ユニット107から送り出されて印刷処理が完了した記録用紙を、プリンタカバー121のスタッカ121a(図3)に排出する。
【0022】
次に、本実施の形態の画像形成装置における、第3の外装カバーに相当する左右のカバー31,32の取付け構造及び取付け方法について説明する。
【0023】
図5は、スキャナ2の回動部171が、ベースブロック170に対して開いた位置に回動した状態を示す外観斜視図であり、図6は、更にプリンタ3のプリンタカバー121がプリンタ3本体に対して開いた位置に回動した状態を示す外観斜視図であり、図7はプリンタ3、スキャナ2、及び左カバー31、右カバー32が互いに分離した状態を示す分解斜視図である。尚、図7において、プリンタカバー121は省かれている。
【0024】
図7に示すように、各部が分離している画像形成装置1を組み立てる場合、先ずスキャナ2をプリンタ3に取り付ける。以下にその取付け方法について説明する。
【0025】
プリンタ3には、図7に示すように、正面からみて(X軸のマイナス側からみて)両サイドの中央部の下部シャーシから植立する、一対のT字状の左スキャナステイ35及び右スキャナステイ36が形成されている。左スキャナステイ35及び右スキャナステイ36の各上腕部35a,36aには、それぞれX軸方向に沿って一対のポスト37,38及び39,40が配設されている。
【0026】
一方、スキャナ2のコ字状のベースブロック170は、図5に示すように、その連結部170aが回動部171を回動自在に保持し、左腕部170b及び右腕部170cがそれぞれ前記した左スキャナステイ35及び右スキャナステイ36に固定される。このため、左腕部170bには、左スキャナステイ35に形成されたポスト37及びポスト38(図7)と嵌合する係合孔71及び係合長孔72が形成され、右腕部170cには、右スキャナステイ36に形成されたポスト39及びポスト40(図7)と嵌合する係合孔73及び係合長孔74が形成されている。
【0027】
従って、スキャナ2をプリンタ3に取り付けるには、図7に示すように、スキャナ2の回動部171を閉じた状態、或いは図5に示すように開いた状態で図7の矢印方向に移動し、左スキャナステイ35のポスト37及びポスト38が、ベースブロック170の左腕部170bの係合孔71及び係合長孔72に嵌入し、右スキャナステイ36のポスト39及びポスト40が、ベースブロック170の右腕部170cの係合孔73及び係合長孔74に嵌入するように位置合わせしながら装着する。そして図5に示すようにスキャナ2の回動部171を開いた状態で、スキャナ2のベースブロック170をポスト37〜40にネジ止めする。尚、例えば、係合孔71,73及び係合長孔72,74の内部には、このとき対応するポストに圧接するフランジ部71a〜74a(図13参照)が形成されているものとする。
【0028】
また、ベースブロック170の表面には化粧カバーが施され、その左右腕部170b,170cの、第2の外装カバーに相当する化粧カバー76,77(図2参照)には、それぞれ内方に向かう断部を介して下方に垂下する左係合垂下部76a及び右係合垂下部77aが同様に形成されている。これらの左係合垂下部76a及び右係合垂下部77aは、後述するように、それぞれ左カバー31、右カバー32に覆われる。
【0029】
次に、図7に示すように分離している左カバー31、右カバー32の取り付け方法について説明する。
【0030】
図7に示すように、左スキャナステイ35の上腕部35aには、左カバー31を固定するための左ステイカバー33が一体的に配備され、右スキャナステイ36の上腕部36aには、右カバー32を固定するための右ステイカバー34が一体的に配備されている。尚、左右のステイカバー33,34は、図6に示すようにプリンタカバー121が開いた際の、プリンタ内における内側カバーを兼ねている。
【0031】
図8、図9は、左カバー31と左ステイカバー33の取り付け位置関係を示す取付け説明図であり、画像形成装置1の内部側(Y軸のマイナス側)からみた図である。これらの図では、便宜的な理由で、左ステイカバー33を単独で示し、相対的に左ステイカバー33を左カバー31に取り付けるように示しているが、実際には、前記したように左ステイカバー33が左スキャナステイ35(図7)に固定されているため、左カバー31を左ステイカバー33に取り付けるものである。
【0032】
図8に示すように、左カバー31の左ステイカバー33と対向する側(以後、内側と称す)には、対応する左ステイカバー33を左右、上下、前後で位置決めする、位置規制部31b、31c、31d、31e、及びネジ止めポスト31aが形成されている。更に左カバー31の下端部には、後述するように、第1の外装カバーに相当するプリンタ3の左下部カバー51(図7)と係合する係合突起52〜55が形成されている。
【0033】
一方、左ステイカバー33には、取り付け時に、左カバー31の位置規制部31b及び31cにそれぞれ当接する側面33b及び33c、左カバー31の位置規制部31d及び31eにそれぞれ当接する下面33d及び後端部33eが形成され、更に左カバー31のネジ止めポスト31aに対向するネジ穴33a、及び左カバー31の位置規制部31fに係合して移動を規制する規制突起33fが形成されている。
【0034】
従って、左カバー31を左ステイカバー33に取り付ける際には、図7に示すように左カバー31を左ステイカバー33に近づけ、先ずその下端部の係合突起52〜55(図8)がプリンタ3の左下部カバー51の内側に入り込んで、左カバー31の下端部の外方への移動が規制されるように位置決めする。尚、左カバー31は、その下辺が、プリンタ3の左下部カバー51の上辺と一致する形状を有し、上記したように位置決めされた時、左下部カバー51の上辺との間に隙間が生じないように、且つ左下部カバー51の表面と面一となるように、外形、及び係合突起52〜55の各当接面から表面までの高さが考慮されているものとする。
【0035】
更に、前記したように、左カバー31の位置規制部31b、31c、31d、31eが、それぞれ左ステイカバー33の側面33b,33c、下面33d、及び後端部33eに当接し、規制突起33fが位置規制部31fに係合し、図9に示すように、位置決め及び移動規制された状態で、図示しない止めネジを、ネジ穴33aを介してネジ止めポスト31aに締め付け、左カバー31を左ステイカバー33に固定する。このネジ止め時には、必要に応じて図6に示すように、プリンタ3のプリンタカバー121を開けて、内側からネジ止めする。
【0036】
尚、左カバー31は、その上辺31hが、ベースブロック170の左係合垂下部76aの側面に合致するように略コ字状に湾曲した形状を有し、固定される段階で、その内側が左係合垂下部76aの側面と当接し、段部との間に隙間が生じないように、且つベースブロック170の左腕部170bの化粧カバー76の表面と面一となるように、外形、及び断部の深さと上辺31hの厚みが考慮されているものとする。
【0037】
図10、図11は、右カバー32と右ステイカバー34の取り付け位置関係を示す取付け説明図であり、画像形成装置1の内部側(Y軸のプラス側)からみた図である。これらの図では、便宜的な理由で、右ステイカバー34を単独で示し、相対的に右ステイカバー34を右カバー32に取り付けるように示しているが、実際には、前記したように右ステイカバー34が右スキャナステイ36(図7)に固定されているため、右カバー32を右ステイカバー34に取り付けるものである。
【0038】
図10に示すように、右カバー32の右ステイカバー34と対向する側(以後、内側と称す)には、対応する右ステイカバー34を左右、上下、前後で位置決めする、位置規制部32b、32c、32d、32e、及びネジ止めポスト32aが形成されている。更に右カバー32の下端部には、後述するように、第1の外装カバーに相当するプリンタ3の右下部カバー61(図7)と係合する係合突起62〜65が形成されている。
【0039】
一方、右ステイカバー34には、取り付け時に、右カバー32の位置規制部32b及び32cにそれぞれ当接する側面34b及び34c、右カバー32の位置規制部32d及び32eにそれぞれ当接する下面34d及び後端部34eが形成され、更に右カバー32のネジ止めポスト32aに対向するネジ穴34a、及び右カバー32の位置規制部32fに係合して移動を規制する規制突起34fが形成されている。
【0040】
従って、右カバー32を右ステイカバー34に取り付ける際には、図7に示すように右カバー32を右ステイカバー34に近づけ、先ずその下端部の係合突起62〜65(図10)がプリンタ3の右下部カバー61の内側に入り込んで、右カバー32の下端部の外方への移動が規制されるように位置決めする。尚、右カバー32は、その下辺が、プリンタ3の右下部カバー61の上辺と一致する形状を有し、上記したように位置決めされた時、右下部カバー61の上辺との間に隙間が生じないように、且つ右下部カバー61の表面と面一となるように、外形、及び係合突起62〜65の各当接面から表面までの高さが考慮されているものとする。
【0041】
更に、前記したように、右カバー32の位置規制部32b、32c、32d、32eが、それぞれ右ステイカバー34の側面34b,34c、下面34d、及び後端部34eに当接し、規制突起34fが位置規制部32fに係合し、図11に示すように、位置決め及び移動規制された状態で、図示しない止めネジを、ネジ穴34aを介してネジ止めポスト32aに締め付け、右カバー32を右ステイカバー34に固定する。このネジ止め時には、必要に応じて図6に示すように、プリンタ3のプリンタカバー121を開けて、内側からネジ止めする。
【0042】
尚、右カバー32は、その上辺32hが、ベースブロック170の右係合垂下部77aの側面に合致するように略コ字状に湾曲した形状を有し、固定される段階で、その内側が右係合垂下部77aの側面と当接し、段部との間に隙間が生じないように、且つベースブロック170の右腕部170cの化粧カバー77(図2参照)の表面と面一となるように、外形、及び断部の深さと上辺32hの厚みが考慮されているものとする。
【0043】
図12は、右カバー32を右ステイカバー34に取り付けた段階でのネジ止め部周辺を内側上方から見た部分拡大斜視図であり、図6において○で囲んだ部分を矢印C方向からみた図に相当する。図13は、図12においてネジ止め部を通る断部を矢印D−D方向(X軸マイナス方向)からみた要部透視図である。尚、図12では、ベースブロック170の右腕部170c及びプリンタ3のプリンタカバー121が省かれている。
【0044】
図12に示すように、右カバー32を右ステイカバー34に取り付けた段階で、右カバー32の固定凸部32iは、右ステイカバー34の切欠き部34gを介してプリンタ3内部に突出し、プリンタ3のシャーシから植立するポスト45に直接ネジ止めされる。
【0045】
図13には、ベースブロック170の右腕部170cを右スキャナステイ36(図7)に止める止めネジ81,82、右カバー32を右ステイカバー34に止める止めネジ83、及び右カバー32をプリンタ3のシャーシのポスト45に直接ネジ止めする止めネジ84が示されている。前記したように、止めネジ81,82は、右腕部170cに形成された係合孔73及び係合長孔74を介して右スキャナステイ36に形成されたポスト39,40にそれぞれ止められ、止めネジ83は、右ステイカバー34のネジ穴34a(図10)を介して右カバー32のネジ止めポスト32aに止められ、止めネジ84は、右カバー32の固定凸部32i(図10)に形成されたネジ穴を介してシャーシのポスト45に止められている。
【0046】
ここでは、ベースブロック170の右腕部170c、右スキャナステイ36、右カバー32、及び右ステイカバー34のネジ止め部について説明したが、ベースブロック170の左腕部170b、左スキャナステイ35、左カバー31、及び左ステイカバー33においても同様にネジ止めされるものである。
【0047】
以上のように、本実施の形態の画像形成装置1によれば、左右のカバー31,32は、その内側にネジ止めポスト31a,32aを設け、上方に位置するスキャナ2の左右の係合垂下部76a,77aを覆って、これら各係合垂下部と各々当接するように左右のステイカバー33,34に内側からネジ止めされる構成となっているので、左右のカバー31,32が装着された段階で、スキャナ2の表面と左右のカバー31,32の表面間に段差が生じるのを防ぐことが可能となる。
【0048】
実施の形態2.
図14は、本発明に基づく実施の形態2の画像形成装置の、プリンタ3、スキャナ2、及び左カバー231、右カバー232が互いに分離した状態を示す分解斜視図である。尚、図14において、プリンタカバー121は省かれている。
【0049】
本実施の形態の画像形成装置201が、前記した図1に示す実施の形態1の画像形成装置1と主に異なる点は、左右のカバー231,232の、左右のステイカバー233,234への取付け方法である。従って、本実施の形態の画像形成装置201が前記した実施の形態1の画像形成装置1(図1)と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。尚、本実施の形態の画像形成装置201の要部構成は、上記相違点以外では図1〜図6に示す実施の形態1の画像形成装置1の要部構成と共通するため、必要に応じて図1〜図6を参照する。
【0050】
図14に示すように、各部が分離している画像形成装置201を組み立てる場合、先ずスキャナ2をプリンタ3に取り付けるが、この取付け方法は、前記した実施の形態1で説明した通りであるため、ここでの説明は省略する。
【0051】
次に、図14に示すように分離している左カバー231、右カバー232の取り付け方法について説明する。
【0052】
図15、図16は、左カバー231と左ステイカバー233の取り付け位置関係を示す取付け説明図であり、画像形成装置201の内部側(Y軸のマイナス側)からみた図である。これらの図では、便宜的な理由で、左ステイカバー233を単独で示し、相対的に左ステイカバー233を左カバー231に取り付けるように示しているが、実際には、前記実施の形態1と同様に、左ステイカバー233(実施の形態1では33)が左スキャナステイ35(図14)に固定されているため、左カバー231を左ステイカバー233に取り付けるものである。
【0053】
図15に示すように、左カバー231の左ステイカバー233と対向する側(以後、内側と称す)には、対応する左ステイカバー233を左右、上下、前後で位置決めする、位置規制部231b、231c、231d、231e、及び係止爪231aが形成されている。更に左カバー231の下端部には、後述するように、プリンタ3の左下部カバー51(図14)と係合する係合突起52〜55が形成されている。
【0054】
一方、左ステイカバー233には、取り付け時に、左カバー231の位置規制部231b及び231cにそれぞれ当接する側面233b及び233c、左カバー231の位置規制部231d及び231eにそれぞれ当接する下面233d及び後端部233eが形成され、更に左カバー231の係止爪231aと係合する張出し部233a、及び左カバー231の位置規制部231fに係合して移動を規制する規制突起233fが形成されている。
【0055】
従って、左カバー231を左ステイカバー233に取り付ける際には、図14に示すように左カバー231を左ステイカバー233に近づけ、先ずその下端部の係合突起52〜55(図15)がプリンタ3の左下部カバー51の内側に入り込んで、左カバー231の下端部の外方への移動が規制されるように位置決めする。尚、左カバー231は、その下辺が、プリンタ3の左下部カバー51の上辺と一致する形状を有し、上記したように位置決めされた時、左下部カバー51の上辺との間に隙間が生じないように、且つ左下部カバー51の表面と面一となるように、外形、及び係合突起52〜55の各当接面から表面までの高さが考慮されているものとする。
【0056】
更に、前記したように、左カバー231の位置規制部231b、231c、231d、231eが、それぞれ左ステイカバー233の側面233b,233c、下面233d、及び後端部233eに当接し、規制突起233fが位置規制部231fに係合し、図16(a)に示すように、位置決め及び移動規制された状態で、左カバー231の係止爪231aが左ステイカバー233の張出し部233aを乗り越えて係止状態となって左カバー231が左ステイカバー233に固定されるまで押し込む。
【0057】
尚、図16(b)は、図16(a)の矢印Eで示す○で囲った部分の部分拡大図であり、左カバー231の係止爪231aが左ステイカバー233の張出し部233aを乗り越える際、左ステイカバー233の張出し部233aは、図16(b)に示す矢印F方向に撓んだ状態となって係止爪231aが乗り越えるのを可能としている。
【0058】
また、左カバー231は、その上辺231hが、ベースブロック170の左係合垂下部76aの側面に合致するように略コ字状に湾曲した形状を有し、固定された時点で、その内側が左係合垂下部76aの側面と当接し、段部との間に隙間が生じないように、且つベースブロック170の左腕部170bの化粧カバー76の表面と面一となるように、外形、及び断部の深さと上辺231hの厚みが考慮されているものとする。
【0059】
図17、図18は、右カバー232と右ステイカバー234の取り付け位置関係を示す取付け説明図であり、画像形成装置201の内部側(Y軸のプラス側)からみた図である。これらの図では、便宜的な理由で、右ステイカバー234を単独で示し、相対的に右ステイカバー234を右カバー232に取り付けるように示しているが、実際には、前記実施の形態1と同様に、右ステイカバー234(実施の形態1では34)が右スキャナステイ36(図14)に固定されているため、右カバー232を右ステイカバー234に取り付けるものである。
【0060】
図17に示すように、右カバー232の右ステイカバー234と対向する側(以後、内側と称す)には、対応する右ステイカバー234を左右、上下、前後で位置決めする、位置規制部232b、232c、232d、232e、及び係止爪232aが形成されている。更に右カバー232の下端部には、後述するように、プリンタ3の右下部カバー61(図14)と係合する係合突起62〜65が形成されている。
【0061】
一方、右ステイカバー234には、取り付け時に、右カバー232の位置規制部232b及び232cにそれぞれ当接する側面234b及び234c、右カバー232の位置規制部232d及び232eにそれぞれ当接する下面234d及び後端部234eが形成され、更に右カバー232の係止爪232aと係合する張出し部234a、及び右カバー232の位置規制部232fに係合して移動を規制する規制突起234fが形成されている。
【0062】
従って、右カバー232を右ステイカバー234に取り付ける際には、図14に示すように右カバー232を右ステイカバー234に近づけ、先ずその下端部の係合突起62〜65(図17)がプリンタ3の右下部カバー61の内側に入り込んで、右カバー232の下端部の外方への移動が規制されるように位置決めする。尚、右カバー232は、その下辺が、プリンタ3の右下部カバー61の上辺と一致する形状を有し、上記したように位置決めされた時、右下部カバー61の上辺との間に隙間が生じないように、且つ右下部カバー61の表面と面一となるように、外形、及び係合突起62〜65の各当接面から表面までの高さが考慮されているものとする。
【0063】
更に、前記したように、右カバー232の位置規制部232b、232c、232d、232eが、それぞれ右ステイカバー234の側面234b,234c、下面234d、及び後端部234eに当接し、規制突起234fが位置規制部232fに係合し、図18(a)に示すように、位置決め及び移動規制された状態で、右カバー232の係止爪232aが右ステイカバー234の張出し部234aを乗り越えて係止状態となって右カバー232が右ステイカバー234に固定されるまで押し込む。
【0064】
尚、図18(b)は、図18(a)の矢印Gで示す○で囲った部分の部分拡大図であり、右カバー232の係止爪232aが右ステイカバー234の張出し部234aを乗り越える際、右ステイカバー234の張出し部234aは、図18(b)に示す矢印H方向に撓んだ状態となって係止爪232aが乗り越えるのを可能としている。
【0065】
また、右カバー232は、その上辺232hが、ベースブロック170の右係合垂下部77aの側面に合致するように略コ字状に湾曲した形状を有し、固定された時点で、その内側が右係合垂下部77aの側面と当接し、段部との間に隙間が生じないように、且つベースブロック170の右腕部170cの化粧カバー77(図示せず)の表面と面一となるように、外形、及び断部の深さと上辺232hの厚みが考慮されているものとする。
【0066】
図19は、右カバー232を右ステイカバー234に固定した段階での係止爪232aと張出し部234aとの係合部周辺を内側上方から見た部分拡大斜視図であり、図20は、この係合部を通る断部を矢印I−I方向(X軸マイナス方向)からみた要部透視図である。尚、図19では、ベースブロック170の右腕部170c及びプリンタ3のプリンタカバー121が省かれている。
【0067】
図19に示すように、右カバー232を右ステイカバー234に取り付けた段階で、右カバー232の固定凸部232iは、右ステイカバー234の切欠き部234gを介してプリンタ3内部に突出し、プリンタ3のシャーシから植立するポスト45に直接ネジ止めされる。
【0068】
図20には、ベースブロック170の右腕部170cを右スキャナステイ36(図14)に止める止めネジ81,82、右カバー32をプリンタ3のシャーシのポスト45に直接ネジ止めする止めネジ84と共に、右カバー232の係止爪232aが右ステイカバー234の張出し部234aを乗り越えて係止状態となっている様子が示されている。
【0069】
ここでは、ベースブロック170の右腕部170c、右スキャナステイ36、右カバー232、及び右ステイカバー234間の、ネジ止め部と係止部について説明したが、ベースブロック170の左腕部170b、左スキャナステイ35、左カバー231、及び左ステイカバー233間においても同様に構成されている。
【0070】
以上のように、本実施の形態の画像形成装置201によれば、左右のカバー231,232は、係止爪231a,232aを有し、上方に位置するスキャナ2の左右の係合垂下部76a,77aを覆って、これら各係合垂下部と各々当接するように、各係止爪231a,232aが対応する左右のステイカバー233,234の張出し部233a,234aを乗り越えて係止する構成となっているので、左右のカバー231,232が装着された段階で、スキャナ2の表面と左右のカバー231,232の表面間に段差が生じるのを防ぐことが可能となる。また、この係止構造によって、実施の形態1で使用した止めネジ83が不要となるため、左右のカバー231,232の取付け作業の簡略化が可能となる。
【0071】
尚、上記実施の形態では、プリンタ3に左右の下部カバー51,61を備えた例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの下部カバー51,61を除いて、左右のカバー31,32が下部カバー51,61の領域までカバーするように構成してもよいなど、種々の態様を取り得るものである。
【産業上の利用可能性】
【0072】
上記した各実施の形態では、スキャナとプリンタを組み合わせた装置のカバーに適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ファクシミリ装置やMFP(Multifunction Peripheral)等の複合機にも適用可能である。
【符号の説明】
【0073】
1 画像形成装置、 2 スキャナ、 3 プリンタ、 31 左カバー、 31a ネジ止めポスト、 31b〜31f 位置規制部、 31h 上辺、 31i 固定凸部、 32 右カバー、 32a ネジ止めポスト、 32b〜32f 位置規制部、 32h 上辺、 32i 固定凸部、 33 左ステイカバー、 33a ネジ穴、 33b 側面、 33c 側面、 33d 下面、 33e 前端部、 33f 規制突起、 33g 切欠き部、 34 右ステイカバー、 34a ネジ穴、 34b 側面、 34c 側面、 34d 下面、 34e 前端部、 34f 規制突起、 34g 切欠き部、 35 左スキャナステイ、 35a 上腕部、 36 右スキャナステイ、 36a 上腕部、 37〜40 ポスト、 45 ポスト、 51 左下部カバー、 52〜55 係合突起、 61 右下部カバー、 62〜65 係合突起、 71 係合孔、 72 係合長孔、 73 係合孔、 74 係合長孔、 76 化粧カバー、 76a 左係合垂下部、 77 化粧カバー、 77a 右係合垂下部、 81〜84 止めネジ、 101 用紙カセット、 102 給紙ローラ、 103 搬送ローラ対、 104 レジストローラ対、 105 画像形成ユニット、 106 転写ユニット、 107 定着ユニット、 108 排出ローラ対、 109 排出ローラ対、 110 センサ、 111 センサ、 112 用紙搬送経路、 120 印刷プロセス部、 121 プリンタカバー、 121a スタッカ、 153 画像読取り部、 154 スキャナカバー、 155 ADFユニット、 156 原稿トレイ、 157 原稿サブトレイ、 158 ADFローラ、 159 用紙有無センサ、 160 原稿搬送ローラ対、 161 用紙通過センサ、 162 原稿排出ローラ対、 163 画像読取りユニット、 163a 読取り部、 164 用紙搬送経路、 165 フラットベット、 170 ベースブロック、 170a 連結部、 170b 左腕部、 170c 右腕部、 171 回動部、 201 画像形成装置、 231 左カバー、 231a 係止爪、 231b〜231f 位置規制部、 231h 上辺、 231i 固定凸部、 232 右カバー、 232a 係止爪、 232b〜232f 位置規制部、 232h 上辺、 232i 固定凸部、 233 左ステイカバー、 233a 張出し部、 233b 側面、 233c 側面、 233d 下面、 233e 前端部、 233f 規制突起、 233g 切欠き部、 234 右ステイカバー、 234a 張出し部、 234b 側面、 234c 側面、 234d 下面、 234e 前端部、 234f 規制突起、 234g 切欠き部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のユニットと第2のユニットを接続して構成する画像形成装置において、
前記第1のユニットの側面の一部を覆う第1の外装カバーと、
前記第2のユニットの側面を覆う第2の外装カバーと、
前記第1の外装カバーと前記第2の外装カバーとに係合する第3の外装カバーと
を有し、
前記第3の外装カバーは、前記第2の外装カバーに形成された係合部と重なり、且つ当接して前記第1のユニットに固定されることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記第3の外装カバーは、前記第1の外装カバーの内側に係合する係合突起を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
第1のユニットと第2のユニットを接続して構成する画像形成装置において、
前記第1のユニットの側面の一部又は全部を覆う第3の外装カバーと、
前記第2のユニットの側面を覆う第2の外装カバーと
を有し、
前記第3の外装カバーは、前記第2の外装カバーに形成された係合部と重なり、且つ当接して前記第1のユニットに固定されることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
前記第2の外装カバーの係合部の表面と該係合部以外の表面との間には断部が形成され、該断部の深さが前記第3の外装カバーの前記当接部の最大厚さと略等しく形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第3の外装カバーは、前記第1のユニットに固定された保持部材に固定されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第3の外装カバーは、ネジ止め用のポストを有し、前記第1のユニットの内側から前記保持部材にネジ止めされることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第3の外装カバーは、係止部を有し、前記保持部材に形成された被係止部と係合して前記保持部材に固定されることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記保持部材は、前記第1のユニットの内装カバーを兼ねることを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2012−54871(P2012−54871A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−197620(P2010−197620)
【出願日】平成22年9月3日(2010.9.3)
【出願人】(591044164)株式会社沖データ (2,444)
【Fターム(参考)】