説明

画像投影制御装置及び会議システム並びに制御プログラム

【課題】投影した原稿画像と手書き画像との対応関係が不明瞭になるという問題を回避する。
【解決手段】画像投影制御装置に、プロジェクタに原稿画像データを出力し、ホワイトボード上に前記原稿画像データに基づく原稿画像を投影させる出力部と、前記ホワイトボードから、前記原稿画像が投影されたボード面に書き込まれた手書き画像のスキャン画像データを取得する入力部と、投影された前記原稿画像と前記ホワイトボードのボード面との位置関係に基づいて、前記原稿画像と前記手書き画像とを合成し、合成画像を生成する画像処理部と、前記原稿画像の表示形態の変更指示を受け付ける操作部と、前記操作部により、前記原稿画像の表示形態の変更が指示された場合に、前記表示形態の変更に先だって、前記入力部に、前記ホワイトボードから前記スキャン画像データを取得させる制御部と、を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像投影制御装置及び会議システム並びに制御プログラムに関し、特に、ボード面に画像を投影する投影装置を制御する画像投影制御装置及び当該画像投影制御装置と投影装置とボード面に描かれた手書き画像を読み取り可能なボードとを含む会議システム並びに制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
会議の際にプロジェクタやホワイトボードを使うことが多く、プロジェクタで画像を投影したホワイトボード上に、会議メモなどを書き込むことも行われている。このような用途のため、プロジェクタから投影された原稿画像とホワイトボードから読み取った手書き画像とを合成してプリント出力する製品も知られており、原稿画像と手書き画像との位置合わせに関して様々な提案がなされている。
【0003】
例えば、下記特許文献1には、筆記シートにマーカーによって筆記された画像を読取装置で読取る電子黒板と、この電子黒板の筆記シート上に画像を投影するプロジェクタとからなる会議システムにおいて、前記筆記シート上に前記プロジェクタからの投影画像の領域を示すための筆記マークを検出する投影領域検出手段を有し、前記投影画像と前記筆記シート上に筆記された筆記画像とを合成して合成画像を形成する合成手段とを有する会議システムが開示されている。
【0004】
また、投影画像が変化した時の処理に関して、下記特許文献2には、原稿を光学的かつ投影領域を変化させて投影する画像投影装置と、前記画像投影装置が投影領域を変化した投影画像の端部の光を検出した検出信号を出力する画像表示装置と、前記画像表示装置からの投影画面に書き込まれた画像を読み取った画像信号を出力する画像投影読取装置と、前記画像表示装置が出力する検出信号に基づいて、前記画像投影読取装置が読み取った画像の、所定の中心位置からの変位を、その所定の中心位置に補正して出力するタイミング調整装置と、前記タイミング調整装置からの画像信号を取り込み、かつ、前記原稿を複写した合成画像紙を送出する複写処理装置とを備える画像出力装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−301459号公報
【特許文献2】特開平9−51424号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1で示した会議システムのように、ホワイトボードにプロジェクタで原稿画像を投影し、投影された原稿画像に合わせて書き込んだ手書き画像を読み取り、原稿画像と手書き画像とを合成してホワイトボード上の見た目の画像を電子データ化するシステムにおいて、原稿画像の投影倍率を変更したり、原稿画像を上下左右に移動するなど、原稿画像の表示形態を変更すると、原稿画像と手書き画像との大小関係や位置関係が崩れてしまい、適切な合成画像を形成することができない。
【0007】
また、原稿画像のページを切り替えた場合も、原稿画像と手書き画像との対応関係が崩れてしまい、適切な合成画像を形成することができない。また、原稿画像がカラーで投影され、原稿画像の各部の色に合わせて手書きを行う場合(例えば、原稿画像が赤の部分に、赤のペンで手書きを行う場合)にも、カラーモードを変更すると、原稿画像と手書き画像との対応関係が分からなくなってしまう。
【0008】
原稿画像と手書き画像との大小関係や位置関係が崩れる問題に対して、特許文献2では、画像投影装置のズーム部を可変して拡大した画像を投影した際の投影画像の端部光を、上下部及び左右側に設けた四つの受光センサで検出し、この検出信号に基づいて所定の中心位置に補正した画像信号を出力することにより、原稿画像と手書き画像との位置合わせを行っているが、この方法では、投影された原稿画像の変化を検出するための検出機構が必要であるため、システム構成が複雑になるという問題がある。
【0009】
また、この方法では、投影する画像の位置やサイズの変化を伴わない、原稿画像のページ切替やカラーモードの変更を検出することはできない。
【0010】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、ボード面に投影された原稿画像とボード面に書き込まれた手書き画像との対応関係が不明瞭になるという問題を回避することができる画像投影制御装置及び会議システム並びに制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の画像投影制御装置は、プロジェクタに原稿画像データを出力し、ホワイトボード上に前記原稿画像データに基づく原稿画像を投影させる出力部と、前記ホワイトボードから、前記原稿画像が投影されたボード面に書き込まれた手書き画像のスキャン画像データを取得する入力部と、投影された前記原稿画像と前記ホワイトボードのボード面との位置関係に基づいて、前記原稿画像と前記手書き画像とを合成し、合成画像を生成する画像処理部と、前記原稿画像の表示形態の変更指示を受け付ける操作部と、前記操作部により、前記原稿画像の表示形態の変更が指示された場合に、前記表示形態の変更に先だって、前記入力部に、前記ホワイトボードから前記スキャン画像データを取得させる制御部と、を有するものである。
【0012】
また、本発明の画像投影制御装置は、プロジェクタに原稿画像データを出力し、ホワイトボード上に前記原稿画像データに基づく原稿画像を投影させる出力部と、前記原稿画像の表示形態の変更指示を受け付ける操作部と、前記操作部により、前記原稿画像の表示形態の変更が指示された場合に、前記表示形態の変更に先だって、前記表示形態の変更の可否をユーザに確認するための情報を通知する制御部と、を有するものである。
【0013】
また、本発明の画像投影制御装置は、プロジェクタに原稿画像データを出力し、ホワイトボード上に前記原稿画像データに基づく原稿画像を投影させる出力部と、前記ホワイトボードから、前記原稿画像が投影されたボード面上に書き込まれた手書き画像のスキャン画像データを取得する入力部と、投影された前記原稿画像と前記ホワイトボードのボード面との位置関係に基づいて、前記原稿画像と前記手書き画像とを合成し、合成画像を生成する画像処理部と、前記原稿画像の表示形態の変更指示を受け付ける操作部と、前記操作部により、前記原稿画像の表示形態の変更が指示された場合に、前記表示形態の変更に先だって、前記表示形態の変更の可否をユーザに確認するための情報を通知する制御部と、を有するものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明の画像投影制御装置及び会議システム並びに制御プログラムによれば、ボード面に投影された原稿画像とボード面に書き込まれた手書き画像との対応関係が不明瞭になるという問題を回避することができる。
【0015】
その理由は、ボード面に原稿画像を投影する投影装置(プロジェクタ)を制御する画像投影制御装置(制御プログラム)では、原稿画像の表示形態の変更が指示された時に、表示形態の変更に先だって、ボード面に書き込まれた手書き画像を読み取るからである。
【0016】
また、表示形態の変更に先だって、表示形態の変更の可否をユーザに確認するための情報を通知するからである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施例に係る会議システムの構成を模式的に示す図である。
【図2】本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例に係る画像形成装置の操作パネルの構成例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例に係る会議システムの全体動作を示すフローチャート図である。
【図5】ホワイトボードに投影される警告情報の表示例を示す図である。
【図6】ホワイトボードに書き込まれた画像をスキャンする様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
背景技術で示したように、プロジェクタから投影された原稿画像とホワイトボードのボード面から読み取った手書き画像とを合成してプリント出力することが行われているが、原稿画像の表示形態が変化すると、原稿画像と手書き画像との大小関係や位置関係が崩れてしまい、適切な合成画像を形成することができない。この問題に対して、投影画像の変化を受光センサで検出し、検出信号に基づいて中心位置を補正する方法が提案されているが、この方法では、投影された原稿画像の変化を検出するための検出機構が必要となるため、システム構成が複雑になるという問題がある。
【0019】
そこで、本発明の一実施の形態では、ホワイトボードとプロジェクタとプロジェクタを制御する画像投影制御装置とを含む会議システムにおいて、画像投影制御装置では、プロジェクタからホワイトボードに投影している原稿画像の投影倍率の変更やページ切替、投影位置の移動、カラーモードの変更など、原稿画像の表示形態を変更する操作が行われた場合、原稿画像の表示形態の変更に先立って、ホワイトボードのボード面に書き込まれた手書き画像を入力し、原稿画像と手書き画像とを合成した合成画像を生成するようにする。また、原稿画像の表示形態の変更に先立って、警告通知を行い、ユーザに表示形態の変更の可否を確認するようにする。
【0020】
これにより、ホワイトボード上に書き込んだ手書き画像の読み取りを行う前に、うっかり原稿画像の表示形態を変更してしまうというミスを未然に防止することができるため、原稿画像と手書き画像との位置ずれを未然に防止することができる。
【実施例】
【0021】
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る画像投影制御装置及び会議システム並びに制御プログラムについて、図1乃至図6を参照して説明する。図1は、本実施例の会議システムの構成を模式的に示す図であり、図2は、画像形成装置の構成を示すブロック図である。また、図3は、画像形成装置の操作パネルの構成例を示す図であり、図4は、本実施例の会議システムの動作を示すフローチャート図である。また、図5は、ホワイトボードに投影される警告情報の表示例を示す図であり、図6は、ホワイトボードに書き込まれた画像をスキャンする様子を示す図である。
【0022】
図1に示すように、本実施例の会議システム10は、ユーザ端末20と、電子黒板(本実施例では、ホワイトボード30とする。)と、原稿画像データに基づいてホワイトボード30に原稿画像を投影するプロジェクタ40と、原稿画像とホワイトボード30のボード面に描かれた手書き画像とを合成する画像合成装置(本実施例では、合成画像をプリント出力する機能を備えた画像形成装置50とする。)とで構成される。以下、各装置について詳述する。
【0023】
[ユーザ端末]
ユーザ端末20は、制御部、表示部、操作部、通信部などで構成される。制御部は、CPU(Central Processing Unit)とROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリとで構成され、ユーザ端末20全体の動作を制御すると共に、ホワイトボード30に投影する原稿画像データを生成する。表示部は、LCD(Liquid Crystal Display)などで構成され、原稿を作成するための画面などを表示する。操作部は、キーボードやマウスなどで構成され、原稿を作成するための各種操作を可能にする。通信部は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、画像形成装置50等との通信を行う。
【0024】
[ホワイトボード]
ホワイトボード30は、制御部、読取部、通信部などで構成される。制御部は、ホワイトボード30全体の動作を制御する。読取部は、マジックペンなどでボード面に書き込まれた文字や図形などの手書き画像を読み取り、電気信号に変換する。通信部は、画像形成装置50等との通信を行い、読取部で読み取ったスキャン画像データを画像形成装置50に出力する。
【0025】
[プロジェクタ]
プロジェクタ40は、制御部、光出力部、通信部などで構成される。制御部は、プロジェクタ40全体の動作を制御する。光出力部は、画像形成装置50から受信した原稿画像データに基づいてホワイトボード30に原稿画像を投影する。通信部は、画像形成装置50等との通信を行う。
【0026】
[画像形成装置]
画像形成装置50は、図2に示すように、制御部、表示・操作部(操作パネル52)、画像処理部53、原稿画像入力部54、投影画像出力部55、印刷部56、スキャン画像入力部57、外部インターフェース58などで構成される。
【0027】
制御部は、CPU51aとROM51bやRAM51cなどのメモリと必要に応じてHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部(図示せず)で構成される。CPU51aはROM51bに保存されている制御プログラムをRAM51cにコピーした後、RAM51c上の制御プログラムに従って各種制御を行う。
【0028】
上記制御部(制御プログラム)は、原稿画像の投影倍率の変更やページ切替、投影位置の移動、カラーモードの変更など、原稿画像の表示形態の変更が指示された時に、原稿画像の表示形態の変更に先だって、スキャン画像入力部57を介してホワイトボード30からスキャン画像データを取得し、画像処理部53に、原稿画像と手書き画像とを合成させる制御を行う。また、制御部(制御プログラム)は、原稿画像の表示形態の変更に先だって、原稿画像の表示形態の変更可否をユーザに確認するための警告情報を通知する(例えば、プロジェクタ40に投影させる)制御を行う。
【0029】
表示・操作部(操作パネル52)は、LCD等の表示部と、各種操作ボタンを配置した操作部とを備えている。図3は、操作パネル52の具体例を示す図である。本実施例の操作パネル52には、通常の操作ボタンに加えて、プロジェクタ40に画像を投影させる「Projector」ボタン、ホワイトボード30にボード面を読み取らせる「Scan」ボタン、動作モードを会議システムモードに設定する「会議システムモードONボタン」、次の原稿画像に切り替える「表示ページ進むボタン」、前の原稿画像に切り替える「表示ページ戻るボタン」、原稿画像を拡大する「拡大ボタン」、原稿画像を縮小する「縮小ボタン」などが設けられている。そして、会議システムモードONボタンで会議システムモードに設定した後、拡大ボタン、縮小ボタンで原稿画像の投影倍率を変化させる操作(画像処理による倍率変更、または、光学ズーム)を行ったり、表示ページ進むボタン、表示ページ戻るボタンで原稿画像のページを切り替える操作を行ったりする。
【0030】
なお、操作パネル52の構成は適宜変更可能であり、例えば、投影位置の移動を指示するボタンを設けたり、カラーモードを変更するボタンを設けたりすることもできる。また、図3では、表示部と操作部が分離した構成を示しているが、LCD等の表示部上に、透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチパネル)を設けた構成としてもよい。
【0031】
画像処理部53は、ホワイトボード面上の原稿画像の位置を認識し、その結果に基づいて、原稿画像とホワイトボード面に描かれた手書き画像とを合成する。
【0032】
なお、ホワイトボード面上の原稿画像の位置を認識する方法は特に限定されず、例えば、投影画像の指定された位置に位置指示マークを表示するべく、指定された位置に対応する座標位置に位置指示マークを有した投影画像データを生成してホワイトボード上に投影させ、ホワイトボード面の所定の基準点を指示した時の、位置指示マークの座標位置を取得し、その座標位置と所定の基準点の座標位置とを対応付けることにより、ホワイトボード面上の投影画像の位置を認識する方法を用いることができる。また、特許文献1に開示されているように、筆記シート上にプロジェクタからの投影画像の領域を示すための筆記マークを検出する投影領域検出手段を設け、投影領域検出手段が検出した筆記マークに基づいて、投影画像と筆記シート上に筆記された筆記画像とを位置合わせする方法を用いることもできる。
【0033】
原稿画像入力部54は、ユーザ端末20から原稿画像データを取得する。
【0034】
投影画像出力部55は、原稿画像データや警告情報を通知するための画像データをプロジェクタ40に出力する。
【0035】
印刷部56は、電子写真方式や静電記録方式等の作像プロセスを利用した画像形成のために必要な要素、すなわち、帯電装置、感光体ドラム、露光装置、転写ローラ、転写ベルト、定着装置などで構成される。具体的には、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置から印刷データに応じた光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を一次転写ローラ、二次転写ベルトを介して紙媒体に転写して定着装置で定着させる処理を行う。
【0036】
スキャン画像入力部57は、ホワイトボード30からスキャン画像データを取得する。
【0037】
外部インターフェース58は、NICやモデムなどで構成され、ユーザ端末20やホワイトボード30、プロジェクタ40との通信を行う。
【0038】
なお、画像処理部53、原稿画像入力部54、投影画像出力部55、スキャン画像入力部57等はハードウェアとして構成してもよいし、制御部に上記各部の機能を実行させる制御プログラムとして構成してもよい。
【0039】
また、図1及び図2は、本実施例の会議システム10の一例であり、その構成は適宜変更可能である。例えば、図1及び図2では、画像形成装置50で原稿画像と手書き画像の位置合わせ/合成を行う構成としているが、ユーザ端末20で画像の位置合わせ/合成を行い、合成画像の画像データを画像形成装置50に出力する構成としてもよいし、プロジェクタ40に画像の位置合わせ/合成機能を持たせてもよいし、画像形成装置50にプロジェクタ40の機能を持たせてもよい。
【0040】
また、図1及び図2では、ユーザ端末20から原稿画像データを入力する構成としているが、画像形成装置50にスキャナ機能を設け、スキャナ機能で読み取った原稿画像をホワイトボード30に投影させてもよく、その場合はユーザ端末20を省略することができる。
【0041】
次に、上記構成の会議システム10の動作について、図4のフローチャート図を参照して説明する。なお、以下の説明では、原稿画像の表示形態の変更として、投影倍率の変更とページ切替を例示する。
【0042】
ユーザは、会議システム10の各装置を起動し、画像形成装置50の操作パネル52を操作して、これから使用するモードを会議システムモード若しくはプロジェクタモードに設定する(S101)。
【0043】
会議システムモードとは、プロジェクタ40とホワイトボード30の機能を連動させるモードであり、プロジェクタ40でホワイトボード30に投影した原稿画像とホワイトボード30に書き込んだ手書き画像の位置関係の整合を取った上で合成画像を作成し、画像形成装置50で保管、印刷するモードである。一方、プロジェクタモードとは、プロジェクタ40やホワイトボード30を個別に機能させるモードであり、プロジェクタ40に対しては画像形成装置50で準備した画像を投影させ、ホワイトボード30に対しては手書き画像の読み取りをさせた上で、画像形成装置50で画像保存する。すなわち、原稿画像と手書き画像との合成は行わないモードである。
【0044】
次に、ユーザは、ユーザ端末20の操作部を操作して、原稿画像データを画像形成装置50に送信し、画像形成装置50の原稿画像入力部54は、ユーザ端末20から原稿画像データを取得し、プロジェクタ40に投影させる原稿画像を準備する(S102)。なお、ユーザ端末20から取得した原稿画像に代えて、画像形成装置50に設けたスキャナ機能で読み取った原稿画像を使用してもよい。
【0045】
そして、投影させる原稿画像が決定したら、画像形成装置50の投影画像出力部55は、プロジェクタ40に原稿画像データを出力し、プロジェクタ40は、画像形成装置50から受け取った原稿画像データに基づく原稿画像を、対向するホワイトボード30上に投影する(S103)。
【0046】
次に、画像形成装置50の制御部は、会議システム10の起動後に設定されたモードが会議システムモードか否かを判断する(S104)。
【0047】
会議システムモードでない場合は(S104のNo)、図の右上側のプロジェクタモードの処理に移行し、画像形成装置50に対するユーザの操作入力を待つ。
【0048】
操作パネル52の「拡大ボタン」又は「縮小ボタン」が操作された場合、画像形成装置50の制御部は、原稿画像の投影倍率変更の指示があったと判断し(S105のYes)、画像処理部53は、指示に従って原稿画像の投影倍率変更を行い(S106)、投影画像出力部55を介してプロジェクタ40に出力する。そして、再びユーザ操作入力待ち状態となる。
【0049】
操作パネル52の「表示ページ進むボタン」又は「表示ページ戻るボタン」が操作された場合、画像形成装置50の制御部は、原稿画像のページ切替指示があったと判断し(S107のYes)、画像処理部53は、指示に従って原稿画像のページ切替を行い(S108)、投影画像出力部55を介してプロジェクタ40に出力する。そして、再びユーザ操作入力待ち状態となる。
【0050】
操作パネル52の「Scan」ボタンが操作された場合、画像形成装置50の制御部は、ホワイトボード30上の手書き画像の読取指示があったと判断し(S109のYes)、ホワイトボード30に対して手書き画像の読み取りを命令し(S110)、スキャン画像入力部57を介してスキャン画像データを受け取り、RAM51cに保存する。そして、再びユーザ操作入力待ち状態となる。
【0051】
一方、会議システムモードが選択されている場合は(S104のYes)、図の下側の会議システムモードの処理に移行する。
【0052】
会議システムモードでは、プロジェクタ40でホワイトボード30に投影した原稿画像と、ホワイトボード30に書き込んだ手書き画像とを合成した合成画像を作成するため、まず、ホワイトボード30のボード面上の原稿画像の位置関係を設定する(S111)。なお、この位置関係の設定方法としては、上述したように、ホワイトボードに設けた基準位置と投影画像に設けた位置指示マークとを合わせることによって位置関係を設定する方法や、投影画像に対して書き込んだマークをホワイトボードが認識することによって位置関係を設定する方法などを用いることができる。
【0053】
次に、画像形成装置50の制御部は、操作確認動作が許可に設定されているかを判断する(S112)。この操作確認動作とは、ユーザが画像形成装置50に対して原稿画像の投影倍率変更やページ切替などの操作を行うことにより、原稿画像と手書き画像の位置関係が崩れる事が予想される場合、画像形成装置50が原稿画像の表示形態を変更する前に、プロジェクタ40に警告メッセージを出力させる動作であり、この操作確認動作を行うか否かは、予めユーザによって設定されている。
【0054】
そして、操作確認動作が許可されている場合は図の左下側の処理、許可されていない場合は図の右下側の処理に移行し、それぞれでユーザ操作入力待ち状態となる。
【0055】
操作確認動作が許可に設定されている場合(S112のYes)、画像形成装置50の制御部は、ユーザが操作パネル52を操作して、原稿画像の投影倍率変更を指示したか(S113)、原稿画像のページ切替を指示したか(S114)、を判断する。
【0056】
ユーザが操作パネル52の「表示ページ進むボタン」又は「表示ページ戻るボタン」を操作して原稿画像のページ切替を指示した場合は(S113のNo、S114のYes)、画像形成装置50の制御部は、操作入力に応じて原稿画像のページ切替を行う前に、図5(a)に示すような操作確認のための警告情報をプロジェクタ40に投影させ(S115)、確認操作の入力待ち状態となる。なお、ここでは、警告情報をプロジェクタ40によってホワイトボード30に表示する構成としているが、この警告情報はユーザに通知できればよく、例えば、画像形成装置50の操作パネル52の表示部に表示したり、画像形成装置50やユーザ端末20から音声で通知したりしてもよい。
【0057】
ユーザがこの警告情報を見てページ切替を中止しようと判断した場合、操作パネル52の「Stop/Reset」ボタンが操作されるので、画像形成装置50の制御部は、その入力を受け付けると(S116のキャンセル)、警告情報を消去し(S129)、S112に戻って同様の処理を繰り返す。
【0058】
一方、ユーザがこの警告情報を見てページ切替を実施すると判断した場合は、再度、操作パネル52の「表示ページ進むボタン」又は「表示ページ戻るボタン」が操作されるので、画像形成装置50の制御部は、その入力を受け付けると(S116のOK)、警告情報を消去し(S117)、手書読取指示が許可されているか否かを判断する(S118)。この手書読取指示とは、ユーザが画像形成装置50に対して原稿画像の投影倍率変更やページ切替などの操作を行うことにより、原稿画像と手書き画像の位置関係が崩れる事が予想される場合、画像形成装置50が原稿画像の表示形態を変更する前に、ホワイトボード30に対して手書き画像の読み取りを命令し、原稿画像と合成を行った上で保存する動作であり、この手書読取指示を行うか否かは、予めユーザによって設定されている。
【0059】
そして、手書読取指示が許可されていれば、画像形成装置50の制御部は、ホワイトボード30に対して手書き画像の読み取りを命令し、ホワイトボード30は、図6に示すようにボード面の手書き画像を読み取ってスキャン画像データを出力し、制御部は、ホワイトボード30からスキャン画像データを受け取り、原稿画像との合成を行った上で保存する(S119)。その後、原稿画像のページ切替を行い(S120)、S112に戻って同様の処理を繰り返す。
【0060】
ユーザが操作パネル52の「拡大ボタン」又は「縮小ボタン」を操作して原稿画像の投影倍率変更を指示した場合は(S113のYes)、操作入力に応じて原稿画像の投影倍率変更を行う前に、制御部は、図5(b)に示すような操作確認のための警告情報をプロジェクタ40に投影させ(S121)、確認操作の入力待ち状態となる。ユーザがこの警告情報を見て投影倍率変更を中止しようと判断した場合、操作パネル52の「Stop/Reset」ボタンが操作されるので、画像形成装置50の制御部は、その入力を受け付けると(S122のキャンセル)、警告情報を消去し(S129)、S112に戻って同様の処理を繰り返す。
【0061】
一方、ユーザがこの警告情報を見て投影倍率変更を実施すると判断した場合は、再度、操作パネル52の「拡大ボタン」又は「縮小ボタン」が操作されるので、画像形成装置50の制御部は、その入力を受け付けると(S122のOK)、警告情報を消去し(S123)、手書読取指示が許可されているか否かを判断する(S124)。手書読取指示が許可されていれば、画像形成装置50の制御部は、ホワイトボード30に対して手書き画像の読み取りを命令し、ホワイトボード30は、図6に示すようにボード面の手書き画像を読み取ってスキャン画像データを出力し、画像形成装置50の制御部は、ホワイトボード30からスキャン画像データを受け取り、原稿画像と合成を行った上で保存する(S125)。その後、原稿画像の投影倍率を変更し(S126)、S112に戻って同様の処理を繰り返す。
【0062】
ユーザが原稿画像のページ切替及び投影倍率変更を指示しなかった場合は(S113のNo、S114のNo)、ユーザ操作入力待ち状態となり、操作パネル52の「Scan」ボタンが操作された場合は、制御部は、ホワイトボード30上の手書き画像の読取指示があったと判断し(S127のYes)、ホワイトボード30に対して手書き画像の読み取りを命令し、ホワイトボード30からスキャン画像データを受け取り、RAM51cに保存した後(S128)、S112に戻って同様の処理を繰り返す。
【0063】
操作確認動作が禁止に設定されている場合(S112のNo)、画像形成装置50の制御部は、ユーザが操作パネル52を操作して、原稿画像の投影倍率変更を指示したか(S130)、原稿画像のページ切替を指示したか(S131)、を判断する。
【0064】
ユーザが操作パネル52の「表示ページ進むボタン」又は「表示ページ戻るボタン」を操作して原稿画像のページ切替を指示した場合は(S130のNo、S131のYes)、画像形成装置50の制御部は、その入力を受け付けると、警告情報を通知することなく、手書読取指示が許可されているか否かを判断する(S118)。手書読取指示が許可されていれば、画像形成装置50の制御部は、ホワイトボード30に対して手書き画像の読み取りを命令し、ホワイトボード30からスキャン画像データを受け取り、原稿画像との合成を行った上で保存する(S119)。その後、原稿画像のページ切替を行い(S120)、S112に戻って同様の処理を繰り返す。
【0065】
ユーザが操作パネル52の「拡大ボタン」又は「縮小ボタン」を操作して原稿画像の投影倍率変更を指示した場合は(S130のYes)、画像形成装置50の制御部は、その入力を受け付けると、警告情報を通知することなく、手書読取指示が許可されているか否かを判断する(S124)。手書読取指示が許可されていれば、画像形成装置50の制御部は、ホワイトボード30に対して手書き画像の読み取りを命令し、ホワイトボード30からスキャン画像データを受け取り、原稿画像と合成を行った上で保存する(S125)。その後、原稿画像の投影倍率を変更し(S126)、S112に戻って同様の処理を繰り返す。
【0066】
ユーザが原稿画像のページ切替及び投影倍率変更を指示しなかった場合は(S130のNo、S131のNo)、ユーザ操作入力待ち状態となり、操作パネル52の「Scan」ボタンが操作された場合は、画像形成装置50の制御部は、ホワイトボード上の手書き画像の読取指示があったと判断し(S127のYes)、ホワイトボード30に対して手書き画像の読み取りを命令し、ホワイトボード30からスキャン画像データを受け取り、RAM51cに保存した後(S128)、S112に戻って同様の処理を繰り返す。
【0067】
その後、画像形成装置50の操作パネル52を操作して電源をオフにすることにより、上記フローの処理を停止する。
【0068】
このように、画像投影制御装置として機能する画像形成装置50の制御部(制御プログラム)は、プロジェクタ40がホワイトボード30に投影している原稿画像の投影倍率の変更やページ切替、投影位置の移動、カラーモードの変更などの原稿画像の表示形態を変更する操作が行われた場合、原稿画像の表示形態の変更に先立って、必要に応じて警告情報を通知した後、ホワイトボード30に手書き画像を読み取らせ、原稿画像と手書き画像とを合成した合成画像を生成するため、簡便な構成で、ボード面に投影された原稿画像とボード面に書き込まれた手書き画像との対応関係を維持することができる。
【0069】
なお、本発明は上記実施例の記載に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
【0070】
例えば、上記説明では、ユーザの指示(警告情報の通知に対する操作パネル52の操作)により警告情報を消去する構成としたが、この警告情報は、所定時間が経過した後に消えるようにしてもよいし、警告情報の通知後の何らかの操作をトリガーとして消えるようにしてもよい。
【0071】
また、上記説明では、操作パネル52の「表示ページ進むボタン」又は「表示ページ戻るボタン」を操作することによってページ切替を行う構成としたが、例えば、所定の時間間隔でページ切替が行われる場合においても、ページ切替に先だって警告情報を通知することにより、原稿画像と手書き画像との対応関係が不明瞭になるという問題を回避することができる。
【0072】
また、上記説明では、原稿画像の表示形態を変更する操作が行われた場合、警告情報を通知した後、ホワイトボード30に手書き画像を読み取らせて、原稿画像と手書き画像とを合成する構成としたが、警告情報を通知することなく、直ちにホワイトボード30に手書き画像を読み取らせて、原稿画像と手書き画像とを合成する構成としてもよい。
【0073】
また、上記説明では、原稿画像と手書き画像とを合成することを前提にして説明したが、例えば、議論のためにホワイトボード30に手書き画像を書き込む場合には、原稿画像と手書き画像とを合成する必要はない。このような場合には、警告情報を通知することにより、原稿画像と手書き画像との対応関係が不明瞭になって議論が中断するといった不具合を未然に防止することができる。
【0074】
また、上記説明では、原稿画像と手書き画像とを合成した合成画像を印刷するために画像形成装置50を設けたが、例えば、原稿画像と手書き画像とを合成した合成画像を画面上に表示する場合は、画像形成装置50を省略することもできる。この場合は、ユーザ端末20若しくはプロジェクタ40に、画像形成装置50の制御部(制御プログラム)としての機能を持たせ、原稿画像の表示形態を変更する操作を監視し、当該操作が行われた場合に、表示形態の変更に先だって、警告情報を通知する制御を実行させることもできる。
【産業上の利用可能性】
【0075】
本発明は、画像を投影する装置と、スキャン機能を備えた装置と、これらを制御する装置とを含むシステムに利用可能である。
【符号の説明】
【0076】
10 会議システム
20 ユーザ端末
30 ホワイトボード
40 プロジェクタ
50 画像形成装置
51a CPU
51b ROM
51c RAM
52 操作パネル
53 画像処理部
54 原稿画像入力部
55 投影画像出力部
56 印刷部
57 スキャン画像入力部
58 外部インターフェース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロジェクタに原稿画像データを出力し、ホワイトボード上に前記原稿画像データに基づく原稿画像を投影させる出力部と、
前記ホワイトボードから、前記原稿画像が投影されたボード面に書き込まれた手書き画像のスキャン画像データを取得する入力部と、
投影された前記原稿画像と前記ホワイトボードのボード面との位置関係に基づいて、前記原稿画像と前記手書き画像とを合成し、合成画像を生成する画像処理部と、
前記原稿画像の表示形態の変更指示を受け付ける操作部と、
前記操作部により、前記原稿画像の表示形態の変更が指示された場合に、前記表示形態の変更に先だって、前記入力部に、前記ホワイトボードから前記スキャン画像データを取得させる制御部と、を有する、
ことを特徴とする画像投影制御装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記表示形態の変更に先だって、前記表示形態の変更の可否をユーザに確認するための情報を通知する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像投影制御装置。
【請求項3】
プロジェクタに原稿画像データを出力し、ホワイトボード上に前記原稿画像データに基づく原稿画像を投影させる出力部と、
前記原稿画像の表示形態の変更指示を受け付ける操作部と、
前記操作部により、前記原稿画像の表示形態の変更が指示された場合に、前記表示形態の変更に先だって、前記表示形態の変更の可否をユーザに確認するための情報を通知する制御部と、を有する、
ことを特徴とする画像投影制御装置。
【請求項4】
プロジェクタに原稿画像データを出力し、ホワイトボード上に前記原稿画像データに基づく原稿画像を投影させる出力部と、
前記ホワイトボードから、前記原稿画像が投影されたボード面上に書き込まれた手書き画像のスキャン画像データを取得する入力部と、
投影された前記原稿画像と前記ホワイトボードのボード面との位置関係に基づいて、前記原稿画像と前記手書き画像とを合成し、合成画像を生成する画像処理部と、
前記原稿画像の表示形態の変更指示を受け付ける操作部と、
前記操作部により、前記原稿画像の表示形態の変更が指示された場合に、前記表示形態の変更に先だって、前記表示形態の変更の可否をユーザに確認するための情報を通知する制御部と、を有する、
ことを特徴とする画像投影制御装置。
【請求項5】
前記操作部では、
前記表示形態の変更に先だって前記情報を通知するモードと、前記情報を通知せずに前記表示形態を変更するモードと、が選択可能である、
ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一に記載の画像投影制御装置。
【請求項6】
前記表示形態の変更とは、投影倍率の変更、ページ切替、投影位置の移動、カラーモードの変更の中から選択されるいずれか一つを含む、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の画像投影制御装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか一に記載の画像投影制御装置と、前記画像投影制御装置の指示に従って画像を投影するプロジェクタと、前記画像投影制御装置の指示に従ってボード面を読み取ってスキャン画像データを出力するホワイトボードと、を含む、
ことを特徴とする会議システム。
【請求項8】
ホワイトボード上に画像を投影するプロジェクタを制御する装置で動作する制御プログラムであって、
前記装置を、
前記プロジェクタに原稿画像データを出力し、前記ホワイトボード上に前記原稿画像データに基づく原稿画像を投影させる出力部、
前記ホワイトボードから、前記原稿画像が投影されたボード面上に書き込まれた手書き画像のスキャン画像データを取得する入力部、
投影された前記原稿画像と前記ホワイトボードのボード面との位置関係に基づいて、前記原稿画像と前記手書き画像とを合成し、合成画像を生成する画像処理部、
前記原稿画像の表示形態の変更が指示された場合に、前記表示形態の変更に先だって、前記入力部に、前記ホワイトボードから前記スキャン画像データを取得させる制御部、として機能させる、
ことを特徴とする制御プログラム。
【請求項9】
前記制御部は、前記表示形態の変更に先だって、前記表示形態の変更の可否をユーザに確認するための情報を通知する、
ことを特徴とする請求項8に記載の制御プログラム。
【請求項10】
ホワイトボード上に画像を投影するプロジェクタを制御する装置で動作する制御プログラムであって、
前記装置を、
前記プロジェクタに原稿画像データを出力し、前記ホワイトボード上に前記原稿画像データに基づく原稿画像を投影させる出力部、
前記原稿画像の表示形態の変更が指示された場合に、前記表示形態の変更に先だって、前記表示形態の変更の可否をユーザに確認するための情報を通知する制御部、として機能させる、
ことを特徴とする制御プログラム。
【請求項11】
ホワイトボード上に画像を投影するプロジェクタを制御する装置で動作する制御プログラムであって、
前記装置を、
前記プロジェクタに原稿画像データを出力し、前記ホワイトボード上に前記原稿画像データに基づく原稿画像を投影させる出力部、
前記ホワイトボードから、前記原稿画像が投影されたボード面上に書き込まれた手書き画像のスキャン画像データを取得する入力部、
投影された前記原稿画像と前記ホワイトボードのボード面との位置関係に基づいて、前記原稿画像と前記手書き画像とを合成し、合成画像を生成する画像処理部、
前記原稿画像の表示形態の変更が指示された場合に、前記表示形態の変更に先だって、前記表示形態の変更の可否をユーザに確認するための情報を通知する制御部、として機能させる、
ことを特徴とする制御プログラム。
【請求項12】
前記表示形態の変更とは、投影倍率の変更、ページ切替、投影位置の移動、カラーモードの変更の中から選択されるいずれか一つを含む、
ことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一に記載の制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−90135(P2012−90135A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−236104(P2010−236104)
【出願日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】