説明

皮膚変色の処置のための組成物および方法

ヒトの皮膚へ適用するための美容的に受容可能な製品を開示する。新規の組成物は皮膚を明るくし、眼の下の「くま」の外観を減少させるのに適している。この組成物は、必要に応じて皮膚適合性の成分の添加をともなって、キャリア中に任意のいくつかの血管収縮薬を含有する。本発明は、鍵となる活性成分として血管収縮薬または血管収縮薬の塩を有する美容的に受容可能な組成物を含有する。この組成物は、薬学的に受容可能なキャリア中に処方され、好ましくは薬学的グレードの血管収縮薬を含有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本発明は、2005年1月18日に出願された同時係属出願第11/037,589号の優先権を主張するものであり、これは、2004年9月13日に出願された米国仮出願60/609,543号の利益を主張する。
【0002】
(発明の背景)
(発明の分野)
本発明は、皮膚変色を処置するために有用な局所的組成物およびこれら組成物の使用方法に関連する。
【背景技術】
【0003】
(背景技術の説明)
皮膚変色は、一般的な病気である。変色は、身体においてどの部位にも起こり得、目の下によく起こり得る。よく眼窩下の変色と言われ、また「くま(dark circle)」として記載されている。目の下の変色は、通常眼窩領域を囲う眼輪筋の解剖学的構造の結果として起こる。よく色素の状態と言われるが、本タイプの変色の原因は、多因子性の傾向にあり、そしてたいていは皮膚の半透明性、血管質および遺伝/民族性を含む因子の組み合わせの結果である。
【0004】
くまの変色は、もっとも代表的には、眼窩領域を囲う筋肉の結果として起こるので、たいていは色素過剰症に起因すると考える。下部まぶたの領域における色素過剰症の問題として眼窩下の変色を扱う試みにもかかわらず、これはすべての患者において必ずしも原因ではない。不運なことに、くまを経験しているほとんどの患者は、開発中の適した処置プロトコールに寄与し得る個人間の解剖学的構造要素の同定に関して調査されてこなかった。
【0005】
一般的に、くまに関する4つの主な原因のカテゴリーがあり、これは単独または組み合わせで存在し、深い血管のうっ血/表皮の血管質、過剰色素症、皮膚の半透明性および構造的な影が挙げられる。奏効した結果を得るための処置様式を適切に選択するために、これら種々の原因間を区別することは重要である。
【0006】
内側眼角および鼻眼窩周囲領域のまわりに位置する豊富な血管ネットワークは、慢性アレルギーまたは鼻腔疾患をもつ小児および成人に見られるくまの出現の原因である。代表的に「アレルギー性の目のまわりの黒あざ(allergic shiners)」と言われ、眼窩眼瞼溝におけるこれらの青みがかった変色は、鼻および副鼻腔のクロムのうっ血により引き起こされる。
【0007】
複雑な表面的な血管ネットワークは、まぶたの真皮内に存在する。これら小さい皮下の脈管が見えるようになると、この領域に赤みがかった変色を添える。見えるようになることは、慢性的に眼をこすることにより生じ得、この領域に頻回に表在性の外傷を生じる。眼をこすることはまた、色素の沈着を導く。
【0008】
色素過剰症は下部まぶたを含む半円形パターンに起こり、局部の状態または全身の状態の度合いから生じ得る。炎症後の色素過剰症は、表面(より一般的な)または深い(重篤な場合)パターンにおいて色素の蓄積を生じ得る。深い真皮−表皮ジャンクションを崩壊する炎症状態は、メラニンのターンオーバーが極めて遅い真皮のマクロファージにおいてしばしばメラニン沈着を修復する。重篤な場合、アレルギー性皮膚炎、外傷、薬物性発疹および光接触皮膚炎のような他のタイプの炎症状態は、真皮表皮ジャンクションにおける崩壊を導き得る。
【0009】
色素過剰症はまた、眼窩領域の非炎症性病変からも生じる。これらの状態の例としては、黒皮症、そばかす、単純性ほくろ、接合性母斑(juntional nevi)、日光黒子(「肝斑」)および母班が挙げられる。眼窩領域の色素症を導き得る全身性の状態は、種々の代謝障害および内分泌障害が挙げられる。
【0010】
まぶたの皮膚および眼窩領域は、顔の他の皮膚に比較して薄い。さらに、皮膚は、加齢にともないなお薄くなる。顔の下にある血管ネットワークは、見えるようになり、眼窩領域に赤−青の色調を導く。これは眼窩周囲の縁の領域において特に事実であり、顔において基礎をなす構造的に脂肪および筋肉の欠如は、根底をなす骨に対して浮き彫りになる色を配置する。
【0011】
眼窩周囲領域の多様な解剖学的局面は、眼窩下領域における影を生じ得る。古典的に、深くに位置した眼窩は、眼窩下領域における変色になるシャドーイングを引き起こし得る。眼窩周囲の脂肪の逸脱および顕著に鼻と離れたくぼみ(naso fugal fold)により、眼窩下領域の二重の凸形の外形は色の変化を生じ、それは構造的および血管的であり得る。この外形は、根底にある裂傷溝において影を生じる。影はまた、急な鼻梁、顕著に前面に隆起し深く位置した目、または眼球陥没症のような他の顔の構造から引き起こされ得る。
【0012】
下部まぶたの皮膚は上部頬(cheek/malar)領域の皮膚に隣接する。加齢に伴い、顔の中央は、眼窩頬(orbitomalar)靭帯の外側の成分による支持の減少およびボリュームの減少により下がる。この顔の中央の下降により、裂傷溝の奇形が生じ、そして「くま」が生じる。
【0013】
剥離クリームおよび漂白クリームは、表面の色素過剰症を扱うために用いられてきた。検査により色素が表面であることが決定された場合、剥離クリーム(レチノイン酸のような)および漂白クリーム(ヒドロキノン類を含有する)は、剥離および明るくするため、ならびに色素沈着を軽減するために用いられてきた。この療法に対してさらに剥離剤の追加が報告されており、相乗的な効果になる。不運なことに、ヒドロキノリンの使用は病変を退色させることにおいて必ずしも奏効せず、ほとんどの場合もとの変色に戻る。
【0014】
色素の原因に関わらず、通常結果が見えるまで最小で3週間から数ヶ月かかる。さらにヒドロキノリンを含有する調製物において、ヒドロキノリンの濃度が高ければたかいほど、皮膚炎のような副作用の発症が高くなる。付加的にコルチコステロイドクロームを用いる併用処置が、時々皮膚炎の発症を軽減するために用いられてきた;しかしながら、毛細血管拡張、萎縮またはしゅさ性座蒼を発生し得るので、コルチコステロイドの顔への長期の使用に関して、注意しなければならない。皮膚の萎縮はまた眼窩周囲領域のすでに薄い皮膚において問題である。
【0015】
直接的に皮膚に薬剤を適用するため、アレルギー性反応が、常に考慮される。従って、ヒドロキノリン類に対するアレルギーに関して、パッチテストが重要である。さらにトレチノインおよびヒドロキノリン類に関して、日光曝露は最小に維持しなければならず、そして患者は規則的な基本に基づいて、日焼け止め、サングラスおよび帽子の使用を助言される。
【0016】
Intense Pulsed Light (IPL)は、その効果を達成するために小さな領域に特異的な波長の光を向けて使用する。IPLは、表面および深部の色素、皮膚の毛細血管拡張性の変化(しゅさのような)および望まれない毛のような、種々の良性の皮膚の不完全性を改善する。
【0017】
化学薬品による皮膚の剥離は、主に色素過剰症に起因するくまを処置するために用いられてきた。種々の溶液は、化学薬品による皮膚の剥離を行うために用いられ得、(強さが増加する順に):トリクロロ酢酸35%、トリクロロ酢酸50%、フェノール89%およびベーカーのフェノール処方物が挙げられる。化学薬品が強ければ強いほど、より大きな効果をもつ剥離が深くなるが、リスクの増加をともない、回復が長期化する。
【0018】
化学薬品による皮膚の剥離の潜在的な副作用としては、紅斑、感染、色素脱失、瘢痕性外反(cicatricial eetropion)、瘢痕化、眼の損傷および斑点の色素過剰症が挙げられる。
【0019】
レーザー治療は、眼窩周囲領域における過剰な色素沈着を対象とする。ダークサイクルのための色素を対象としたレーザー処置の領域においてほとんど報告されていない。
【0020】
Electro−Optical Synergy技術(ELOSTM)は、色素沈着性血管性の皮膚色異常における近年の進歩である。この新しい技術の裏にある理論は、光をベースにした技術の理論的な限界から生じる。光学的および電気的な(ラジオ波を伝導する)2つのタイプのエネルギーの組合せは、暗い皮膚にたいして一様に安全であるレベルで、より小さい光学エネルギーの使用を可能にする。
【0021】
皮膚の変色の処置において外科的介入の役割は、眼窩周囲のヘルニア様脂肪、頬骨の形成不全およびまたは裂傷溝の変形による影のようなくまの構造的な原因を処置することを主に目的とする。これらの状態は、分離してまたは一緒に、脂肪転移、頬のひだ形成(meloplication)、顔中央部の引き上げおよび/または顔の脂肪注入をともなうまたはともなわない下部まぶたの眼瞼形成により処置され得る。各々は、患者の構造に依存して異なるまたは多数の手順で施される。
【0022】
市場において多数の皮膚関連製品があり、多くが皮膚の変色の外観、特に「加齢スポット(age−spots)」を減少するためのクレームを含む。アイケア調製物は特に一般的であり、ほぼすべての化粧品会社による製品を含む。いくつかは、ヒドロキノン類を含有するが、ほとんどは種々の湿潤剤および皮膚柔軟剤を含有する。すべて天然の成分を使用していると宣伝する製品の1つの例として「Restorative Eye Gel」があり、Butcher’s Broom、Horsechestnut、D−βグルコサミンおよびSpin TrapTMを含む植物性抽出物を含有する。成分の1つであるButcher’s Broom Extractは、血管壁を増強することにより血管収縮作用を有すると言われるが、抽出物の組合せは、腫れを減少させ、さらに皮膚の加齢を防止する(Bydoctorsonly美容製品)。
【0023】
皮膚の所望されない色素沈着を処置および予防するための方法は、特許文献1に記載され、組成物は、種々のユビキノン類との組合せにおいてビタミンA関連化合物を含む。
【特許文献1】米国特許第6,503,523号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0024】
(当該分野で欠くこと)
眼の下のくまの処置に関して、手術を含む多くの様式があるが、この方法の多くは長期の使用に適しておらず、いくつかは皮膚過敏症のような所望されない副作用を有する。さらに、入手可能な美容調製物の多くは、実際効果がほとんどない。ヒドロキノリン類を含有する美容調製物は、副作用のため理想的ではない。
【0025】
従って、特に眼の下のくまのタイプの変色の外観を改善するために適した安全かつ効果的な組成物を必要とする。
【課題を解決するための手段】
【0026】
(発明の要旨)
皮膚の暗さを処置するための驚異的に効果的な局所組成物が発見され、眼窩下領域におけるくまの外観の改善において特に奏効することが示されてきた。皮膚を明るくする組成物が開発され、これは眼の血管収縮薬および/またはそれらの無機塩または有機塩を含み、局所投与のための種々の他の薬剤と結合し得る。新規の組成物は、顔における使用に関して特に有利であり、暗くなった皮膚を明るくし、眼の下の「くま」の外観を改善する。
【0027】
本発明はまた、皮膚特に顔、首および手において暗くなった領域を処置するために開示した組成物の使用を包含する。脚および腕を含む他の体の部分もまた、外傷、日光損傷または他の侵襲による暗くなる場合、新しい組成物で処置されることは有益であり得る。本発明の特に優位な特性は、成分が一般的に皮膚への適用に関して非毒性として認識されているため、比較的長期間にわたり使用するための選択肢である。
【0028】
本発明は、鍵となる活性成分として血管収縮薬または血管収縮薬の塩を有する美容的に受容可能な組成物を含有する。この組成物は、薬学的に受容可能なキャリア中に処方され、好ましくは薬学的グレードの血管収縮薬を含有する。
【0029】
血管収縮薬は、無機塩または有機塩の形態で存在し得、血管収縮薬のカチオン性部分、例えば、ナファゾリンイオンは、負の対イオンと結合して存在し得る。塩酸塩は、最も都合がよいが、対応する硫酸塩、リン酸塩または他の無機性で非毒性の生理学的に適合性の塩のような他の塩に関する考慮を排除すべきではない。
【0030】
血管収縮薬の有機塩は非常に好ましいと考えられ、乳酸塩、グリコール酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、サリチル酸塩、リンゴ酸塩および酒石酸塩が挙げられる。コストは高いが、ある血管収縮薬の有機塩が皮膚軟化特性および皮膚浸透特性の長所により付加的な利点を提供する。例えば、いくつかは優れた剥離薬剤であるが、他は皮膚の角質層のバリア層への浸透を促進し得るため、血管拡張性の皮膚を明るくする効果について増加した効果に寄与する。
【0031】
血管収縮薬の例は、開示した処方物中に使用され、テトラヒドロゾリン、エフェドリン、ナファゾリン、フェニレフリンおよびそれらの塩が挙げられ、テトラヒドロゾリン、フェニレフリンおよびナファゾリンの塩が特に好まれる。血管収縮薬の有機および無機の異なる塩の混合物が使用され得る。処方物の調製において、血管収縮薬は、他の成分の添加によりおよび/または水溶性キャリア中のpHの調整により形成し得る塩として直接的に使用され得る。
【0032】
使用される血管収縮薬または血管収縮薬の塩の量は、0.005重量%〜7.5重量%の好ましい量、さらに好ましくは0.01重量%〜5.00重量%を占める。血管収縮薬の量は、処方物ならびに添加成分の性質およびタイプに依存して、4〜5重量%または2.5重量%であり得る。例えば、高い効果の皮膚浸透剤が処方物の一部である場合、より少ない量が必要とされる。
【0033】
特に好ましい局所美容処方物としては、2.5重量%のマレイン酸フェニラミンが挙げられる。代替の好ましい処方物としては、2.5重量%の塩酸フェニラミンおよび2.5重量%の塩酸ナファゾリンが挙げられる。
【0034】
キャリアは、水溶性ゲル、無水ゲル、油中水型乳剤、水中油型乳剤または水をベースにし得る。例としては、精製水、ジメチコーン、トリエタノールアミン、ベンゼンフリーのカルボマー、フェノキシエタノール、ベンゼンフリーのカルボマー、メチルパラベン、イソプロピルパラベン、イソプロピルパラベン(ispropylparaben)、イソブチルパラベンおよびブチルパラベンが挙げられる。
【0035】
ほとんどの組成物は、好ましくは皮膚軟化剤、中和−増粘剤および/または防腐剤を含む。防腐剤は通常有効期間を増加するために添加され、ある期間にわたって使用することを対象とした多くの美容調製物中に使用され、室温以上で貯蔵される傾向にある。中和剤は、pHを調整するために用いられ得、皮膚調製物に関してpH7より下の酸性側が好まれ、しばしばpH3.5〜4.0の範囲である。当該分野において周知である増粘剤もまた、適用におけるきめおよび利便性のために添加され得る。
【0036】
皮膚軟化剤はしばしば美容調製物中に含有され、活性成分の浸透を促進する。有機酸は、皮膚軟化剤として作用するだけではなく、良好な剥離剤としても作用するため、特に開示した処方物における使用に関して所望される。これらの効果は、血管収縮薬の有機塩を使用することにより得られ得る。
【0037】
ビタミンおよび日焼け止めを含有する開示した処方物において使用される血管収縮薬と結合され得る多くの他の薬剤がある。多くの市販のフェイスクリーム中に見出されるビタミンとしては、ビタミンA、E、C、D、F、CoQ10が挙げられる。これらは、起こりうる抗酸化の利点のために単独または組合せで添加され得る。
【0038】
日焼け止め薬剤としては、p−アミノ安息香酸、パラベン、トリオレイン酸ジガロイル、ジオキシベンゾン、エチルジヒドロキシプロピルPABA、p−メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、サリチル酸エチルヘキシル、グリセリルPABA、ホモサラート、アンスラニル酸メンチル、オクトクリレン、メトキシケイ皮酸オクチル、サリチル酸オクチル、オキシベンゾン、オクチルジメチルPABA、赤色ワセリン、二酸化チタンおよび酸化亜鉛が挙げられる。これら付加的な成分は、しばしばUV曝露に対して防御するために皮膚調製物中に使用され;しかしながら、UVAに対してすべてが防御するのではなく、いくつかは皮膚過敏症を引き起こし得るので、選択において注意が必要とされる。
【0039】
新しい組成物はまた、習慣的に眼の下のコンシーラーのようなメイクアップ処方物および異なる皮膚の色のためにカスタマイズされた液体処方物と組み合せて処方され得る。
【0040】
本発明の組成物が皮膚の変色、特に顔、もっとも特定的にくまとして一般的に記載される状態の眼の下において処置するために効果的である。本発明の適用から有益性をうける他の状態としては、過剰の色素沈着、光損傷、身体的外傷および疾患から生じる皮膚の変色が挙げられる。
【0041】
処置としては、冒された領域への開示した組成物の局所的適用が挙げられる。適用の数および処置を継続する期間は個々に従って変化する。ほとんどの場合において、即効性の可視的効果があるが、通常の改善は6〜8時間後に観察される。適用は、1日2回をベースにしたスケジュールが都合よく6〜8週間まで継続され得る。ある期間使用後、使用を中断する可能性があり得る;しかしながら、処置は、最適な結果のために継続的であるはずであると考えられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
(本発明の詳細な説明)
本発明は眼窩領域におけるあるタイプのダークサイクルを処置するための驚くほど効果的な方法を提供する。塩酸テトラヒドロゾリン、塩酸エフェドリン、塩酸ナファゾリン、塩酸フェニレフリン、マレイン酸フェニラミンのような血管収縮性の塩を含む非常に吸収される局所用の組成物は、いくつかの場合において劇的な結果をともなって、皮膚の暗い色素沈着を軽減することが示されてきた。この組成物は、眼の下の「くま」および血管の状態により引き起こされる暗くなった皮膚の処置に関して特に効果的である。あるタイプの色素過剰症はまた、効果的に処置され得、明るくなった皮膚のトーンはまた、皮膚の透明性に関して改善する結果となり得る。
【0043】
活性成分は、血管収縮薬であり、好ましくは、0.005〜7.5%の範囲、さらに好ましくは0.01〜5.00%の範囲であり得る。もちろん処方するビヒクルはどのくらいおよびどれくらい速く活性物質が吸収されるかに影響を与え得るので、処方物は、処方するビヒクルの性質に依存して調整され得る。
【0044】
血管収縮薬は、無機または有機であり得る塩として最もよく吸収される。議論されたように、無機塩としては、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩などが挙げられるが、典型的な有機塩としては、皮膚角質層のバリア層を浸透することが期待されるような乳酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、サリチル酸塩が挙げられ得る。コストおよび開示された血管収縮薬の種々の有機塩のアベイラビリティの観点から、これら化合物の有機塩および無機塩の組み合わせを使用することが、好まれ得る。
【0045】
典型的な組成物の調製において、1つは、サリチル酸、グリコール酸および/または乳酸を1つ以上の無機の血管収縮薬の塩と混合し、より大きな製品の効果に起因することにより増加した皮膚浸透性を示すことが期待される組成物を提供する。フリコール酸、クエン酸、リンゴ酸および/または酒石酸の塩を組み入れる付加的な利点としては、
さらにこれら有機塩のうちの1つを加えることから生じる利点は、周知の皮膚を剥離する特性であり、皮膚角質層において死んだ細胞の層を除去する助けをし、さらに血管収縮薬の浸透を促進する。
【0046】
この組成物は美容的に受容可能であり、局所的な適用に都合がよい。この組成物は、不活性であり得るキャリアに包含されるか、または好ましくは、血管収縮薬の吸収を促進する他の薬剤と組み合わされる。
【0047】
キャリアは、水溶性または無水のゲル、油中水型乳剤、水中油型乳剤または水溶性溶液であり得る。リン酸塩またはホウ酸塩のような単純な無機緩衝液を含む生理学的に相溶性の緩衝液を使用する水ベースのキャリアにpHを調整することは有利である。不活性なキャリアとしてはまた、水、皮膚軟化薬、中和増粘剤および防腐剤または防腐剤の混合物を包含し得る。適した防腐剤としては、低級アルキルパラベン、ヒダントイン、ジアゾリジニル尿素、パラベンDUおよびグレープフルーツの種子抽出物のようなある天然の成分が挙げられる。
【0048】
好ましくは、処方物は、DMSO、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エトキシジグリコール、ジメチルイソソルビド、5−フルオロウラシルなどを包含する。血管収縮薬の有機塩を包含する処方物において、ベンジルアルコール、αビサボロールおよび/またはエチルアルコールは、皮膚角質層への浸透を促進することを含む。
【0049】
適用する場所は、乾燥皮膚または高齢者の皮膚であり、アルコールを避け、保湿剤の特性を有しそして/またはアルコール性促進剤より炎症を起こさせにくいので皮膚促進剤を使用することが好まれ得る。例としては、アルキルエステル、メントール誘導体および不飽和のグリセロールモノエーテルのようなリン脂質、αリノレン酸、リノレン酸、タラ肝油、メントール、メントールのエチルエーテル誘導体、スクアレンおよびカモミールフラボン類、アピゲニン、ルテオリンおよびアピゲニン−O−β−グルコシドが挙げられる。皮膚浸透促進剤はまた、所望される期間内に血管収縮薬の吸収を最も効果的にするために選択され得る;例えば、7〜8時間の持続処置の夜間の処置に対して有益であると期待される。
【0050】
皮膚保湿剤はまた、開示された処方物に含まれ得る。例示的および一般的に使用される保湿剤としては、グリセリン、ヒアルロン酸ナトリウム、プロピレングリコール、乳酸塩、尿素、アミノ酸などが挙げられる。これら成分は、単独で使用されえるか、あるいはお互いにまたは鉱油、ワセリン、植物性油、合成有機エステル(イソステアリン酸セチル、カプリルトリグリセリド/カプリントリグリセリド、パルミチン酸イソプロピルなど)のような水不溶性の保湿剤との組み合わせで使用され得る。他の一般的な皮膚軟化薬としては、アロエベラ、キャスター油、アーモンド油、カカオ脂、トリグリセリドおよびホホバが挙げられる。
【0051】
処方物に依存して、乳化剤が加えられ得る。例としては、セチルアルコール、ジメチコーン、ステアリン酸グリセリルおよび乳酸ナトリウムが挙げられる。これら化合物のいくつかはまた、皮膚軟化薬および乳化の特性を有し、そして処方物において1つ以上の目的を供給し得る。
【0052】
ジェラントはまた、処方物に含まれ得る。これらの薬剤は代表的に、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、グアールゴム、キサンタンガム、ヒドロキシプロピルセルロースよびカチオン性セルロースのような非イオン性ポリマーまたはカチオン性ポリマーである。特定の例としては、Sepigelである。
【0053】
カルボマーのようなアニオン性ジェラントは、正に荷電した血管拡張因子との結合により、皮膚への血管拡張因子の放出を妨げるため、処方物における使用に対して所望されない。同じように、乳化ビヒクルがカチオン性または非イオン性でない場合、活性成分は不活性化または不溶化されないので、注意を払わなければならない。しかしながら、ある処方物において、アニオン性添加物は、皮膚への放出が時間放出の効果を有するか考慮され得、これは適している。
【0054】
処方物に加えられ得るいくつかの任意の成分があり、いくつかの芳香剤を含み、対象とした市場に従って選択され得る。ヒトに対する特別な処方物としては、例えば女性より男性により人気のある芳香剤が挙げられる。10代の女性は、強く、花のような芳香をよりしょもうすることが見出され得る。
【0055】
他の任意の成分としては、種々のビタミンおよび皮膚の日焼け防止化合物が挙げられる。日焼け止めは、曝露した皮膚に適用される局所的な処方物に対する一般的な添加物であり;例えば、p−アミノ安息香酸、パラベン、トリオレイン酸ジガロイル、ジオキシベンゾン、エチルジヒドロキシプロピルPABA、p−メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、サリチル酸エチルヘキシル、グリセリルPABA、ホモサリチル酸塩、アントラニル酸メンチル、オクトクリレン、メトキシケイ皮酸オクチル、サリチル酸オクチル、オキシベンゾン、オクチルジメチルPABA、赤色ワセリン、二酸化チタンおよび酸化亜鉛が挙げられる。
【0056】
皮膚調製物にしばしば加えられる代表的なビタミンとしては、ビタミンE、ビタミンCまたはビタミンFが挙げられる。
【0057】
開示した血管収縮組成物に加えられ得る広い範囲の任意の成分があり、それらのいくつかは、年齢群および製品購入者の生活環境に依存する。例えば、サンベルトの住民は、脂の少ない組成物を好み得るが、カナダにおいて販売される処方物にかんしては、異なる保湿剤が好まれ得る。異なる特性を処方する技術は周知であり、市場を考慮して、容易に実行され得る。基本の処方物は、皮膚の変色を引き起こす小さな血管における急激な効果を保障するために、少なくとも賦形剤またはキャリア中にいくつかの皮膚浸透薬剤を含有する。
【0058】
代表的な組成物は、約5重量%〜95重量%の精製水、約0,005重量%〜5重量%の1つ以上の血管収縮薬、約0.05重量%〜15重量%の1つの皮膚軟化薬、約0.05重量%〜5.5重量%の中和剤/増粘剤またはジェラント、1〜25重量%の皮膚軟化薬および約1重量%〜3重量%の防腐剤を含有する。トレース量のビタミンE、Cおよび/またはFのようなビタミンが加えられ得、約0.02重量%〜1重量%である。酸化亜鉛または二酸化チタンのような皮膚の日焼け防止剤はまた、加えられ得、約0.02重量%〜1重量%である。
【0059】
特に好まれる血管収縮薬の量は皮膚における使用に受容可能であり、一般的に2.00〜2.5%の範囲であるが、2津の血管収縮薬が使用される場合、各々は2.5%の範囲であり得る。任意の事象において、血管収縮薬の全量は、皮膚における起こりうる不快感または赤みの発生を考慮して7.5%重量%を超えるべきではない。特定の血管収縮薬に依存して、0.1〜1.0%、1.0〜1.5%、1.5〜2.0%、2.0〜2.5%の量の1つ以上の血管収縮薬が適せつであり得る。
【0060】
処置組成物は、最初に冒された領域に広げることにより適用され、次いで皮膚にすり込まれる。この処置は、1日あたり1〜3回またはそれ以上適用され、改善が起こるまで継続され得る。この処置組成物の使用において、ネガティブな副作用は観察されていない。一度処置を止めると、ある期間の後に暗い皮膚が再発し、処置を再開しなければならない。
【0061】
ある注意深い評価は、個人間の解剖学的構造要素の同定を含む被験者の病歴を必要とする場合、顔または他の身体部位の皮膚の変色に対して、本発明の使用を勧めるうえで専門家を助け得る。開示した組成物は、議論されたくまに不満を持つほとんどの個人有益であると考えられる。
【0062】
以下の実施例は、本発明の理解を助けるために記述され、本明細書中に記載され、請求される本発明を特別に限定すると解釈されるべきではない。現在公知または本明細書中の技術をベースに後に開発されたすべての同等物の代用を含むそのような本発明のバリエーションは、当業者の範囲内であり、処方物または組成物の変更は、本明細書中に開示される本発明の範囲内にあると考慮される。
【実施例】
【0063】
(実施例1:予備研究)
眼の下のくまを主訴とする45人の女性被験者を試験し、開示した組成物を試験するために適した候補者であることを決定した。この試験は、「くま」が
血管の変化により引き起こされることを明らかにした。くまを有する45人の患者に関して、広い病歴および身体検査を完了した。54%を「くま」の進展に寄与する色素沈着を有すると判断する一方で、82%を優位に血管要素を有すると診断した。
【0064】
表1〜6に記載されるように、2.5%塩酸ナファゾリンおよび2.5%マレイン酸フェニラミンを含有する一般的に処方されるクリームの組成物を45人の患者の眼の下の領域に適用した。この結果は、色素性および非色素性両方の個人における「変色」の存在により証明されるように眼窩周囲の変色は多因子性である。さらに、より色素性の患者の下部まぶたにおける変色は、この領域における過剰の色素の存在と同義ではない。より暗い色素性の患者の多くを、優位に血管要素による「くま」を有すると判断した。眼窩周囲の変色は、ほとんどが色素沈着より血管の原因の結果である判断した。
【0065】
(実施例2)
本実施例は開示したクリームを使用する研究に参加した18〜60歳の20人の女性被験者の分を含む。本群は、1人のラテンアメリカ人、1人のイタリア人および18人の白人を含む。各被験者は、左眼周囲の眼窩下にテトラヒドロゾリンを含有するクリーム処方物を適用した。すべての被験者は、処置療法が完了する前後に写真を撮った。この結果を客観的に各被験者の写真から色により評価した。処置した皮膚の色に対する改善を、退色をベースに少なくとも平均20%として判断した。処置組成物の効果が、適用後約6時間〜約8時間持続することを見出した。
【0066】
典型的な結果を図1〜3に示す。代表的な結果を図1に示し、ここで図1Aは、処置前の被験者を示す。図1Bは左眼のみの周囲を処置した後の被験者の眼領域を示す。眼の周囲の暗い領域が顕著に明るい。
【0067】
図3は左眼の領域に基づいた処置の結果を示す一連の写真であり、図3Bを処置なしの図3Aと比較した。顔の処置前(図3C)および処置後(図3D)は、明化効果を示す。
【0068】
(実施例3)
別の25人の被験者群において、25〜52歳の15人の女性および10人の男性を実質的に表2として処方された新たな組成物で処置した。この処方物は、右下部まぶたに置いた。まぶたの主観的変化および暗い領域の改善を評価するために1〜10のスケールを使用した。被験者は、最も改善された10を含めて1〜10のスケールにおいて主観的に結果を評価するために問われた。すべての被験者は、左眼のコントロールに比較して、右眼の改善が、5のスケール評価において少なくとも5であったことを提示した。
【0069】
表1は右眼下にクリームを再度投与した、15人の女性および5人の男性の20人の被験者の結果を示す。10分間後、被験者は、右眼下の改善が何%であるか問われ、どの場合も、左眼に比較して改善を認めた。
【0070】
【表1】

改善の平均は44%であり、女性が平均45%および男性が平均25%であった。客観的な写真データをこの群において量的に評価しなかったが、何人かの患者は、外観においてはっきりとした改善を示した。結果は、眼の周囲の「クローズ フィート(crow’s feet)」領域において若い外観およびしわの減少を示した若い患者においてより顕著であった。
【0071】
(実施例4:例示的局所処方物)
以下の表は、皮膚の変色の処置において使用され得る例示的な処方物を記述し、それら処方物はくまの外観を改善するのに特に有用である。
【0072】
【表2】

【0073】
【表3】

【0074】
【表4】

【0075】
【表5】

【0076】
【表6】

【0077】
【表7】

表7は塩酸ナファゾリンおよび塩酸フェニラミンを含有する処方物を示し;しかしながら、塩酸ナファゾリンを欠き、塩酸塩の代わりにマレイン酸フェニラミンを使用する同様な処方物は、同様に有益な結果をもつ代替物として使用され得る。
【0078】
皮膚に対して有益であることが公知であるビタミンE、CまたはFのようなトレース量のビタミンおよび他の栄養補助剤もまた、添加され得る。一酸化亜鉛のような皮膚の日焼け防止剤もまた、表2〜7の処方物に添加され得る。
【0079】
美容的、薬学的および皮膚学的技術おいて公知の他のゲル化剤、増粘剤、保湿剤、皮膚軟化剤、乳化剤、防腐剤および皮膚浸透剤は、本明細書中での議論に加え、使用され得る。
【0080】
実施例1におけるように処方されるゲルは、50人のヒト被験者において安全性が試験されており、ヒトへの適用に関して皮膚過敏症またはアレルギー反応の事実がなく安全性が分かっている。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】左眼の下領域の処置について代表的な結果を示す写真。図1Aは、眼の下領域の処置前の白人女性被験者を示す。図1Bは、新しい組成物を左眼の下に適用した後の処置の結果を示す。処置は右眼下には施していない。
【図2】非白人女性被験者の左眼の下領域の処置についての結果を示す写真。図2Aは、眼の下領域の処置前の被験者を示す。図2Bは、新しい組成物を左眼の下に適用した後の処置の結果を示す。処置は右眼下には施していない。
【図3】開示した処置の結果を示す若い白人女性の写真。図3Aは、眼の下領域の処置前の被験者を示す。図3Bは、新しい組成物を左眼の下に適用した後の処置の結果を示す。図3Cは、新しい組成物を用いる処置前の被験者の顔を示す。図3Dは、顔を処置した後の被験者の顔を示し、染みによる変色における明確な改善を示す。
【図1A】

【図1B】

【図2A】

【図2B】

【図3A】

【図3B】

【図3C】

【図3D】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
局所的に皮膚に適用するための美容的に受容可能な組成物であって、薬学的に受容可能なキャリア中に血管収縮薬または血管収縮薬の塩を含有する、組成物。
【請求項2】
請求項1に記載の組成物であって、ここで前記血管収縮薬の塩が無機塩または有機塩である、組成物。
【請求項3】
請求項1に記載の組成物であって、ここで前記無機塩は、塩化物、硫酸塩、リン酸塩およびそれらの混合物からなる群から選択される、組成物。
【請求項4】
請求項1に記載の組成物であって、ここで前記有機塩は乳酸塩、グリコール酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、サリチル酸塩、リンゴ酸塩および酒石酸塩からなる群から選択される、組成物。
【請求項5】
請求項4に記載の組成物であって、さらにベンジルアルコール、α−ビサボロール、エチルアルコール、DMSO、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、プロピレンングリコール、ブチレングリコール、エトキシジグリコール、ジメチルイソソルビドおよび5−フルオロウラシルからなる群から選択される浸透促進剤を含有する、組成物。
【請求項6】
請求項1に記載の組成物であって、ここで前記血管収縮薬または血管収縮薬の塩は、テトラヒドロゾリン、エフェドリン、ナファゾリン、フェニレフリン、フェニラミン、またはそれらの塩、およびそれらの混合物からなる群から選択される、組成物。
【請求項7】
請求項1に記載の組成物であって、前記血管収縮薬または血管収縮薬の塩は0.005重量%〜7.5重量%を占める、組成物。
【請求項8】
請求項7に記載の組成物であって、前記血管収縮薬は0.01重量%〜5.00重量%を占める、組成物。
【請求項9】
請求項1に記載の組成物であって、ここ前記キャリアは、水溶性ゲル、無水ゲル、油中水型乳剤、水中油型乳剤、精製水、ジメチコーン、トリエタノールアミン、フェノキシエタノール、ベンゼンフリーカルボマー、フェノキシエタノール、ベンゼンフリーカルボマー、メチルパラベン、イソプロピルパラベン、イスプロピルパラベン、イソブチルパラベンおよびブチルパラベンからなる群から選択される、組成物。
【請求項10】
請求項9に記載の組成物であって、前記キャリアがさらに、皮膚軟化剤、中和−増粘剤、防腐剤またはそれらの混合物を含有する、組成物。
【請求項11】
請求項9に記載の組成物であって、さらにビタミンまたは遮光剤を含有する、組成物。
【請求項12】
請求項11に記載の組成物であって、ここで前記ビタミンは、A、E、C、D、F、COQ10およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、組成物。
【請求項13】
請求項11に記載の組成物であって、ここで前記遮光剤は、p−アミノ安息香酸、パラベン、トリオレイン酸ジガロイル、ジオキシベンゾン、エチルジヒドロキシプロピルPABA、p−メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、サリチル酸エチルヘキシル、グリセリルPABA、ホモサラート、アンスラニル酸メンチル、オクトクリレン、メトキシケイ皮酸オクチル、サリチル酸オクチル、オキシベンゾン、オクチルジメチルPABA、赤色ワセリン、二酸化チタンおよび酸化亜鉛からなる群から選択される、組成物。
【請求項14】
被験体において皮膚変色を処置するための方法であって、請求項1に記載の組成物をそれを必要とする該被験体の皮膚に局所的に適用する工程を包含する、方法。
【請求項15】
請求項14に記載の方法であって、ここで前記皮膚変色が、過剰の色素沈着、光損傷、身体外傷または身体疾患に由来する、方法。
【請求項16】
請求項14に記載の方法であって、ここで前記皮膚変色が顔の眼窩下の領域におけるくまとして観察される、方法。
【請求項17】
請求項14に記載の方法であって、ここで前記適用は変色の減少が観察されるのに十分な一定の期間である、方法。
【請求項18】
請求項14に記載の方法であって、ここで前記適用が1日1回または1日2回である、方法。

【公表番号】特表2008−512469(P2008−512469A)
【公表日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−531296(P2007−531296)
【出願日】平成17年9月7日(2005.9.7)
【国際出願番号】PCT/US2005/031822
【国際公開番号】WO2006/031555
【国際公開日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【出願人】(507080891)
【Fターム(参考)】