説明

看板文字

【課題】簡単かつ容易に、しかも小さい文字から大きな文字もに多数の発光ダイオードを能率よく配置して組み立てコストを著しく低減する。
【解決手段】看板文字は、複数の発光ダイオード2をプリント基板3に実装して、文字の長手方向に沿って配置している。プリント基板3は、文字に沿って変形できると共に、発光ダイオード2を固定できる幅の溝底部5の両側に一対の側壁部6を有する横断面形状を溝形とするフレキシブル基板4としている。看板文字は、このフレキシブル基板4の溝底部5に所定の間隔で複数の発光ダイオード2を固定して、発光ダイオード2の接続端子2Bをフレキシブル基板4に電気接続している。看板文字は、このフレキシブル基板4の溝底部5を文字に沿って変形して、発光ダイオード2を文字の長手方向に沿って配置し、さらに、各々の発光ダイオード2をフレキシブル基板4から通電して発光させている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光ダイオードを光源として内蔵する看板文字に関する。
【背景技術】
【0002】
発光ダイオードを光源とする看板文字は開発されている。(特許文献1参照)
この看板文字は、図1に示すように、文字本体91の長手方向に多数の発光ダイオード92を配置している。この看板文字は、発光ダイオード92を文字に沿って配置しているので、文字全体を明るく発光できる特徴がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−331776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、図1に示すように、文字本体91に沿って多数の発光ダイオード92を配置する看板文字は、発光ダイオード92を配置するのに極めて手間がかかって製造コストが高くなる。それは、各々の文字によって多数の発光ダイオード92を異なる配列で配置するからである。文字の長手方向に沿って配置される発光ダイオードは、たとえば、文字本体と同じ形状に加工しているフレキシブル基板に固定して、文字本体の内部に配置される。この構造は、フレキシブル基板を文字本体の形状に加工するので、フレキシブル基板の製作に手間がかかり、また、フレキシブル基板の利用効率が悪いので、部品コストも高くなる欠点がある。
【0005】
フレキシブル基板を小さく分割して数個の発光ダイオードを固定してなる基板ユニットとし、複数の基板ユニットを文字本体に沿って配置することで、複数の発光ダイオードを文字に沿って配列することはできる。この構造は、基板ユニットを小さくすることでより小さい文字にも配置できる。ただ、基板ユニットを小さくすると、ひとつの文字本体に多数の基板ユニットを配置する必要があって、組み立てに手間がかかる欠点がある。反対に基板ユニットを大きくして、大きな文字本体に簡単に配置できるようにすると、小さい文字に基板ユニットを配置できなくなる欠点がある。したがって、この構造では、小さい文字から大きな文字まで、簡単に多数の発光ダイオードを配置できない欠点がある。
【0006】
本発明は、さらに以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、簡単かつ容易に、しかも小さい文字から大きな文字にも多数の発光ダイオードを能率よく配置して組み立てコストを著しく低減できる看板文字を提供することにある。
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
【0007】
本発明の看板文字は、複数の発光ダイオード2を文字の長手方向に沿って配列してなる発光ダイオード2の看板であって、発光ダイオード2をプリント基板3に実装して、文字に沿って配置している。プリント基板3は、文字に沿って変形できると共に、発光ダイオード2を固定できる幅の溝底部5の両側に一対の側壁部6を有する横断面形状を溝形とするフレキシブル基板4としている。看板文字は、このフレキシブル基板4の溝底部5に所定の間隔で複数の発光ダイオード2を固定して、発光ダイオード2の接続端子2Bをフレキシブル基板4に電気接続している。看板文字は、このフレキシブル基板4の溝底部5を文字に沿って変形して、発光ダイオード2を文字の長手方向に沿って配置し、さらに、各々の発光ダイオード2をフレキシブル基板4から通電して発光させている。
【0008】
以上の看板文字は、簡単かつ容易に、しかも小さい文字から大きな文字まで、多数の発光ダイオードを能率よく配置して組み立てコストを著しく低減できる特徴がある。それは、以上の看板文字が、発光ダイオードを実装しているプリント基板をフレキシブル基板とし、このフレキシブル基板を、溝底部の両側に一対の側壁部を有する溝形の横断面形状として、その溝底部に所定の間隔で複数の発光ダイオードを固定して、溝底部を文字に沿って変形して、複数の発光ダイオードを文字の長手方向に沿って配置しているからである。とくに、溝底部の両側に側壁部を設けて溝形としているフレキシブル基板は、溝底部を文字に沿って変形しやすく、大きな文字にあっては小さい曲率半径で湾曲し、大きな文字にあっては、大きな曲率半径で湾曲して、文字に沿って配置できる。また、両側に設けている側壁部でもって幅の狭いフレキシブル基板を補強でき、さらに側壁部に配線して、発光ダイオードを点灯できる特徴も実現する。
【0009】
本発明の看板文字は、フレキシブル基板4が、溝底部5に所定の間隔で複数の穴5Aを設けて穴5Aの間に連結部5Bを設けて、連結部5Bに発光ダイオード2を固定することができる。
以上の看板文字は、溝底部の幅を広くしながら、フレキシブル基板を小さい曲率半径で自由に変形しやすく、種々の大きさの文字に簡単かつ容易に、発光ダイオードを最適な位置に配置できる特徴がある。
【0010】
本発明の看板文字は、連結部5Bを、フレキシブル基板4の長手方向に直交する方向に伸びる所定の幅の帯状とすることができる。
以上の看板文字は、溝底部をさらに変形しやすく、フレキシブル基板を自由に変形して、簡単かつ容易に発光ダイオードを最適位置に配置できる特徴がある。
【0011】
本発明の看板文字は、フレキシブル基板4をU曲して、溝底部5の両側に側壁部6を設けることができる。
以上の看板文字は、フレキシブル基板をU曲することで自由に変形しやすく、大きな文字から小さい文字まで、複数の発光ダイオードを簡単に最適位置に配置できる特徴がある。
【0012】
本発明の看板文字は、断面形状を溝型として内側に溝型凹部10を有する文字本体1を備えて、この文字本体1の溝型凹部10の長手方向にフレキシブル基板4を配置することができる。
以上の看板文字は、文字本体で文字を表示し、さらに、この文字本体に沿って配置している複数の発光ダイオードで文字を明るく表示できる特徴がある。
【0013】
本発明の看板文字は、発光ダイオード2が溝型凹部10の開口部13に向かって光を照射するようにフレキシブル基板4を文字本体1の溝型凹部10に収納することができる。
以上の看板文字は、文字本体の溝型凹部に配置した発光ダイオードの光を強く外部に照射して明るく発光できる特徴がある。
【0014】
本発明の看板文字は、発光ダイオード2が溝型凹部10の底面14に向かって光を照射するようにフレキシブル基板4を文字本体1の溝型凹部10に収納して、溝型凹部10の底面14を透光プレート15とすることができる。
以上の看板文字は、文字本体で発光ダイオードを保護しながら、文字本体の溝型凹部に配置した発光ダイオードの光を透光プレートで外部に照射して、文字を明るく表示できる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】従来の看板文字の平面図である。
【図2】本発明の一実施例にかかる看板文字を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例にかかる看板文字の分解斜視図である。
【図4】本発明の一実施例にかかる看板文字の設置状態を示す拡大断面図である。
【図5】本発明の他の実施例にかかる看板文字の設置状態を示す拡大断面図である。
【図6】本発明の他の実施例にかかる看板文字の設置状態を示す拡大断面図である。
【図7】プリント基板の製造工程を示す斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例にかかる看板文字の設置状態を示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための看板文字を例示するものであって、本発明は看板文字を以下のものに特定しない。
【0017】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0018】
図2に示す看板文字は、複数の発光ダイオード2を文字の長手方向に沿って配列している。この図の看板文字は、文字本体1にプリント基板3を介して発光ダイオード2を配置している。
【0019】
文字本体1は、図3の分解斜視図示すように、断面形状を溝型として内側に溝型凹部10を設けて、溝型凹部10の長手方向に、複数の発光ダイオード2を固定しているプリント基板3を配置している。
【0020】
文字本体1は、図4の拡大断面図に示すように、底板11の両側に対向壁12を設けて、内側に溝型凹部10を設けている。底板11と対向壁12は、ステンレス等の金属板やプラスチック板で製作される。底板11は金属板やプラスチック板を文字の形状に裁断して製作され、対向壁12は金属板やプラスチック板を底板11の両側に沿う形状に曲げ加工して製作される。一対の対向壁12は、底板11の両側縁に垂直に固定されて、底板11と対向壁12とで溝型凹部10のある文字本体1が製作される。
【0021】
図4の文字本体1は、底板11の両側に対向壁12を連結しているが、文字本体は、一対の対向壁のみで構成することもできる。この文字本体は、一対の対向壁を文字の形状に加工して、連結ロッド(図示せず)などを介して互いに平行に連結される。一対の対向壁のみで構成される文字本体は、対向壁の間にプリント基板を介して複数の発光ダイオードを文字に沿って配置する。
【0022】
図2ないし図4の看板文字は、溝型凹部10の開口部13に向かって光を照射するように発光ダイオード2を文字本体1に配置している。この看板文字は、発光ダイオード2を固定しているプリント基板3を文字本体1の溝型凹部10に収納して、複数の発光ダイオード2を文字に沿って配置している。この看板文字は、図2と図4に示すように、建物の壁面20などに固定されて、発光ダイオード2で文字を表示する。図4の看板文字は、文字本体1の底板11を建物の壁面20と対向する姿勢とし、図5の看板文字は、溝型凹部10の開口部13を建物の壁面20と対向させる姿勢として文字本体1を建物などに固定している。
【0023】
図4の看板文字は、発光ダイオード2の光を、壁面20から前面に照射して明るく文字を表示できる。図5の看板文字は、発光ダイオード2の発光で文字の周囲を明るく照射して、文字の輪郭を美しく表示する。
【0024】
図4と図5の看板文字は、発光ダイオード2を光を文字本体1の開口部13から外部に照射する。この看板文字は、発光ダイオード2の光を文字本体1の外部に直接に照射して、文字を明るく発光させる。
【0025】
図6の看板文字は、発光ダイオード2の光が溝型凹部10の底面14に向かって光を照射する。この看板文字も、プリント基板3を文字本体1の溝型凹部10に収納して複数の発光ダイオード2を文字の形状に配置している。この看板文字は、発光ダイオード2が文字本体1の底面14に向けて光を照射するので、文字本体1の底板11、すなわち溝型凹部10の底面14を透光プレート15としている。
【0026】
図6の看板文字は、発光ダイオード2の光を、透光プレート15の底板11に透過させて外部に照射する。この看板文字は、発光ダイオード2の光を底板11に透過させて外部に照射する。したがって、この看板文字は、溝型凹部10の開口部13を閉塞することができる。溝型凹部10の開口部13を閉塞する看板文字は、発光ダイオード2を雨水などから保護して内部に配置できる。ただ、前述の図4と図5に示す看板文字も、図示しないが、文字本体の開口部を、透光性を有するプレートで閉塞して、内部に収納された発光ダイオードの光をこのプレートに透過させて外部に照射しながら、発光ダイオードを雨水などから保護できる。
【0027】
発光ダイオード2は、プリント基板3に実装され、このプリント基板3が文字本体1に収納されて、複数の発光ダイオード2が文字に沿って配置される。プリント基板3は、文字に沿って変形でき、かつ発光ダイオード2を固定できる幅の溝底部5の両側に一対の側壁部6を有する横断面形状を溝形とするフレキシブル基板4である。
【0028】
フレキシブル基板4は、図3と図7に示すように、溝底部5に所定の間隔で複数の発光ダイオード2を固定して、発光ダイオード2の接続端子2Bをフレキシブル基板4の導電部4Bにハンダ付けなどの方法で電気接続している。フレキシブル基板4は、可撓性のある絶縁シート4Aの表面に導電部4Bを設けて、導電部4Bを発光ダイオード2の接続端子2Bに電気接続している。発光ダイオード2に接続している導電部4Bは、発光ダイオード2を点灯する電源回路(図示せず)に接続されて、発光ダイオード2に通電して発光させる。フレキシブル基板4は、溝底部5を文字に沿って変形させて、文字本体1の溝型凹部10に配置される。溝底部5が文字に沿って変形されると、その両側に連結している側壁部6も文字に沿って変形される。
【0029】
図3と図7のフレキシブル基板4は、溝底部5に所定の間隔で複数の穴5Aを設けて、穴5Aの間に連結部5Bを設けている。連結部5Bの表面に発光ダイオード2は固定される。この図で示すフレキシブル基板4の連結部5Bは、フレキシブル基板4の長手方向に直交する方向に伸びる所定の幅の帯状である。
【0030】
溝底部5の横幅(W)は、文字に沿って変形でき、かつ、ここに発光ダイオード2を固定できるように、好ましくは2mm〜3mmとする。ただし、溝底部の横幅(W)は1mm〜5mmとすることもできる。溝底部の横幅(W)を狭くして、小さい曲率半径で湾曲でき、広くして大出力の大きい発光ダイオードを固定できる。溝底部5に穴5Aを設けて、穴5Aの間を連結部5Bで連結しているフレキシブル基板4は、溝底部5の横幅(W)を広くしながら小さい曲率半径で湾曲できる。
【0031】
図7のフレキシブル基板4は、所定の幅の帯状のものを中央に沿ってU曲して、溝底部5の両側に側壁部6を設けている。このフレキシブル基板4は、溝底部5をU曲部とするので、横幅(W)を広くしながら小さい曲率半径で湾曲できる。とくに、溝底部5をU曲し、かつ、ここに穴5Aを設けて連結部5Bで連結する構造は、溝底部5をより小さい曲率半径で湾曲できる。
【0032】
両側の側壁部6を一定の間隔で設けている複数の連結部5Bで連結しているフレキシブル基板4は、連結部5Bに発光ダイオード2を固定する。ただし、連結部の間に設けている穴の位置に発光ダイオードを配置して、発光ダイオードの両側にある接続端子やリード線を側壁部にハンダ付けなどの方法で連結して、フレキシブル基板に発光ダイオードを固定することもできる。
【0033】
側壁部6は、発光ダイオード2の接続端子2Bやリード線を接続する導電部4Bを表面側に設けている。導電部4Bに発光ダイオード2の接続端子2Bやリード線がハンダ付けされて、発光ダイオード2はフレキシブル基板4に電気接続され、また、固定される。
【0034】
側壁部6の横幅(D)は、好ましくは3mm〜10mmとする。ただし、本発明の看板文字は、側壁部の横幅(D)を前述の範囲に特定するものでなく、たとえば、側壁部の横幅(D)を2mmないし50mmとすることもできる。とくに、大きな看板文字は、側壁部の横幅(D)を広くして、フレキシブル基板の強度を強くして、文字本体に収納される。側壁部の横幅(D)を広くすることで、側壁部を含む面内での曲げ強度を強くして、フレキシブル基板を文字本体の溝型凹部に配置できる。また、側壁部は、横幅(D)を広くしても、文字に沿って簡単に変形できる。
【0035】
図の発光ダイオード2はチップタイプで、チップ2Aの両側に一対の接続端子2Bを設けている。チップタイプの発光ダイオード2は、両端に設けている接続端子2Bを側壁部6にハンダ付けなどの方法で接続して、しっかりと強固にフレキシブル基板4に固定される。ただし、フレキシブル基板に固定される発光ダイオードは、必ずしもチップタイプとする必要はない。発光ダイオードには、一対のリード線を後端から伸びるように設けている砲弾形のものも使用できる。砲弾形の発光ダイオードは、透明のプラスチックに発光チップを埋設して、後端に一対のリード線を引き出す構造としている。この発光ダイオードは、一対のリード線を、側壁部の導電部にハンダ付けしてフレキシブル基板に接続されて、発光部をフレキシブル基板の溝底部に配置する。
【0036】
溝底部5に所定の間隔で複数の発光ダイオード2を固定しているフレキシブル基板4は、溝底部5を文字に沿って湾曲して、文字本体1の溝型凹部10に入れて固定される。横幅(W)の広い溝底部5の文字本体1は、図8に示すように、複数列のフレキシブル基板4を文字に沿って湾曲して、溝型凹部10に収納して固定される。
【0037】
小さい看板文字は、図2ないし図6に示すように、発光ダイオード2を1列に配置して文字に沿って発光させる。文字本体1の溝型凹部10に収納されたフレキシブル基板4は、側壁部6を文字本体1の対向壁12の内面に接着して固定され、あるいはU曲されたフレキシブル基板4の復元力、すなわち両側の側壁部6が拡開しようとする復元力で、側壁部6を文字本体1の対向壁12に押し付けて固定する。さらに、図5と図8に示すように、溝型凹部10にフレキシブル基板4を配置する状態で、溝型凹部10にポッティング樹脂7を充填し、このポッティング樹脂7でフレキシブル基板4を文字本体1に固定することもできる。ポッティング樹脂7でフレキシブル基板4を文字本体1に固定する看板文字は、フレキシブル基板4を確実に位置ずれしないように文字本体1に固定できる。
【符号の説明】
【0038】
1…文字本体
2…発光ダイオード 2A…チップ
2B…接続端子
3…プリント基板
4…フレキシブル基板 4A…絶縁シート
4B…導電部
5…溝底部 5A…穴
5B…連結部
6…側壁部
7…ポッティング樹脂
10…溝型凹部
11…底板
12…対向壁
13…開口部
14…底面
15…透光プレート
20…壁面
91…文字本体
92…発光ダイオード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の発光ダイオード(2)を文字の長手方向に沿って配列してなる発光ダイオード(2)の看板であって、発光ダイオード(2)がプリント基板(3)に実装されて、文字に沿って配置されると共に、このプリント基板(3)が、文字に沿って変形でき、かつ発光ダイオード(2)を固定できる幅の溝底部(5)の両側に一対の側壁部(6)を有する横断面形状を溝形とするフレキシブル基板(4)で、
このフレキシブル基板(4)の溝底部(5)に所定の間隔で複数の発光ダイオード(2)が固定されて、発光ダイオード(2)の接続端子(2B)をフレキシブル基板(4)に電気接続しており、
このフレキシブル基板(4)の溝底部(5)が文字に沿って変形されて、発光ダイオード(2)が文字の長手方向に沿って配置され、さらに、各々の発光ダイオード(2)がフレキシブル基板(4)から通電されて発光するようにしてなる看板文字。
【請求項2】
前記フレキシブル基板(4)が、溝底部(5)に所定の間隔で複数の穴(5A)を設けて穴(5A)の間に連結部(5B)を設けて、連結部(5B)に発光ダイオード(2)を固定してなる請求項1に記載される看板文字。
【請求項3】
前記連結部(5B)が、フレキシブル基板(4)の長手方向に直交する方向に伸びる所定の幅の帯状である請求項2に記載される看板文字。
【請求項4】
前記フレキシブル基板(4)がU曲されて溝底部(5)の両側に側壁部(6)を設けてなる請求項1ないし3のいずれかに記載される看板文字。
【請求項5】
断面形状を溝型として内側に溝型凹部(10)を有する文字本体(1)を有し、この文字本体(1)の溝型凹部(10)の長手方向に前記フレキシブル基板(4)を配置してなる請求項1ないし4のいずれかに記載される看板文字。
【請求項6】
前記発光ダイオード(2)が前記溝型凹部(10)の開口部(13)に向かって光を照射するようにフレキシブル基板(4)を前記文字本体(1)の溝型凹部(10)に収納してなる請求項5に記載される看板文字。
【請求項7】
前記発光ダイオード(2)が溝型凹部(10)の底面(14)に向かって光を照射するようにフレキシブル基板(4)を前記文字本体(1)の溝型凹部(10)に収納しており、前記溝型凹部(10)の底面(14)を透光プレート(15)としてなる請求項5に記載される看板文字。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2011−191653(P2011−191653A)
【公開日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−59378(P2010−59378)
【出願日】平成22年3月16日(2010.3.16)
【出願人】(599132096)シルバーメイキング株式会社 (4)
【Fターム(参考)】