説明

移動通信端末とそのプログラム、及び、ICカードとそのプログラム

【課題】移動通信端末に装着されるICカードの処理負担を軽減させ、移動通信端末の端末制御部に効率的に動作を行わせることができる移動通信端末とそのプログラム、及び、ICカードとそのプログラムを提供する。
【解決手段】携帯電話機10は、UIM20を着脱可能な電話機であって、この携帯電話機10を制御するモバイル端末制御部12と、UIM20と非接触リーダライタ30との通信を中継し、その通信内容(コマンドやレスポンス)をモバイル端末制御部12に伝達するNFCチップ11とを備え、モバイル端末制御部12は、アプリケーション13に通信内容を送信し、アプリケーション13は、通信内容を解釈し、解釈した内容に基づいてLED14の点灯を行わせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信端末とそのプログラム、及び、ICカードとそのプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
接触型ICカードであるUIM(User Identity Module)と非接触リーダライタとの通信は、UIMに非接触通信用のインターフェースがないので、直接行うことはできない。そこで、非接触(無線)通信と接触通信との両方に対応したNFC(Near Field Communication)チップをUIMと非接触リーダライタとの通信系路上に配置することによって、UIMと非接触リーダライタとの通信が可能となる(例えば、特許文献1)。
また、UIMと携帯電話機本体との通信処理と、UIMと非接触リーダライタとの通信処理を平行して処理可能にすべく、双方の通信に関するUIMの入出力系統は、互いに独立させる必要がある。これらは、既存の技術を用いて実現可能である(例えば、特許文献2)。
しかし、上記モデルでは、NFCチップを仲介したUIMと非接触リーダライタとの通信に、携帯電話機の制御部は直接関与しない。例えば、以下の条件、(1)RF(Radio Frequency)フィールドの検知、(2)非接触通信の開始、(3)非接触通信の終了、を満たした場合に携帯電話機のLEDを点灯させるようなことはできない。
【0003】
UIMと非接触リーダライタとの通信に基づいて、携帯電話機のLED(発行ダイオード)を点灯させたい場合に、NFCチップのルータの機能を使って、UIMから携帯電話機の制御部に直接LEDの点灯を指示することが挙げられるが、以下の懸念点が存在する。
(1)通常のモバイル用途としてのUIMの処理と、非接触通信に関わるUIMの処理とが並行してしまい、処理の能率が低下する。これは、携帯電話機の制御部にLEDの点灯を指示するコマンド処理が発生する分だけUIMの通信処理時間が増大することに起因する。このコマンド処理は、UIMはコマンド送信、携帯電話機はコマンド受信処理がそれぞれ発生するため、接触・非接触ともに通信時間の増大を招き、通信時間の増大は、UIMのコマンド送信にも影響する。
(2)UIM上のアプリケーションは、LEDの点灯コマンドを追加実装すると、その分だけUIMのメモリを占有する。
【特許文献1】特開2006−246343号公報
【特許文献2】特開2003−69670号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、移動通信端末に装着されるICカードの処理負担を軽減させ、移動通信端末の端末制御部に効率的に動作を行わせることができる移動通信端末とそのプログラム、及び、ICカードとそのプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、ICカード(20)を着脱可能な移動通信端末(10)であって、この移動通信端末(10)を制御する端末制御部(12)と、前記ICカード(20)と外部装置(30)との通信を中継し、その通信内容を前記端末制御部(12)に伝達する中継制御部(11)とを備え、前記端末制御部(12)は、前記中継制御部(11)から伝達された前記通信内容に基づいて、この移動通信端末(10)に視覚的に認識可能な動作、聴覚的に認識可能な動作、感覚的に認識可能な動作のうち少なくとも1つの動作を行わせること、を特徴とする移動通信端末(10)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の移動通信端末(10)において、前記ICカード(20)は、前記中継制御部(11)に対して、前記端末制御部(12)に前記通信内容を伝達することを許可するか否かを決定するコマンドを送信し、前記中継制御部(11)は、前記ICカード(20)から受信したコマンドに基づいて、前記通信内容を前記端末制御部(12)に伝達するか否かを決定すること、を特徴とする移動通信端末(10)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の移動通信端末(10)において、前記中継制御部(11)は、NFCチップ(11)であること、を特徴とする移動通信端末(10)である。
請求項4の発明は、ICカード(20)を着脱可能な移動通信端末(10)を、この移動通信端末(10)を制御する端末制御部(12)と、前記ICカード(20)と外部装置(30)との通信を中継し、その通信内容を前記端末制御部(12)に伝達する中継制御部(11)として機能させ、前記端末制御部(12)に、前記中継制御部(11)から伝達された前記通信内容に基づいて、この移動通信端末(10)に視覚的に認識可能な動作、聴覚的に認識可能な動作、感覚的に認識可能な動作のうち少なくとも1つの動作を行わせること、を特徴とする移動通信端末プログラムである。
請求項5の発明は、移動通信端末(10)の端末制御部(12)に、前記移動通信端末(10)に装着したICカード(20)と外部装置(30)との通信内容を解釈させる解釈手順と、前記解釈手順で解釈した内容に基づいて、前記移動通信端末(10)に実行させるための視覚的に認識可能な動作、聴覚的に認識可能な動作、感覚的に認識可能な動作のうち少なくとも1つの動作を選択させる選択手順と、を実行させるための移動通信端末プログラムである。
請求項6の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の移動通信端末(10)に着脱可能なICカード(20)である。
請求項7の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の移動通信端末(10)に着脱可能なICカード(20)の機能を実行するための手順を備えるICカードプログラムである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、以下のような効果がある。
(1)端末制御部は、中継制御部から伝達された通信内容に基づいて、移動通信端末に視覚的に認識可能な動作、聴覚的に認識可能な動作、感覚的に認識可能な動作のうち少なくとも1つの動作を行わせるので、移動通信端末に装着されるICカードは、これらの動作の制御処理を直接行う必要がなくなり、ICカードの処理を軽減させることができる。
また、移動通信端末に装着されるICカード(UIMなど)は、携帯電話機に対する制御コマンド送信を実装する必要がなくなるため、ICカード上のメモリ占有率を軽減することができる。
(2)中継制御部は、ICカードから受信したコマンドに基づいて、通信内容を端末制御部に伝達するか否かを決定するので、状況に応じて通信内容を伝達するか否かを変更することができ、処理の効率化を図ることができる。
【0007】
(3)中継制御部は、NFCチップであるので、既存のNFCチップの機能を用いて、簡単な構成で中継処理を実現することができる。
(4)通信内容を解釈し、解釈した内容に基づいて、移動通信端末に実行させるための視覚的に認識可能な動作、聴覚的に認識可能な動作、感覚的に認識可能な動作のうち少なくとも1つの動作を選択させる移動通信端末プログラムとすることで、ICカードの処理負担を軽減させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について、さらに詳しく説明する。
(実施形態)
図1は、本発明による移動通信端末の実施形態を示す図である。
本実施形態の携帯電話機(移動通信端末)10は、UIM(ICカード)20を着脱可能な電話機であって、NFCチップ(中継制御部)11と、モバイル端末制御部12と、アプリケーション13と、LED14と、アンテナ15などとを備える。
【0009】
UIM20は、携帯電話会社が発行する、契約者情報を記憶した接触型ICカードであり、携帯電話機10に装着して利用者の識別に使用される。また、UIM20は、契約者情報以外に、電話帳などのプライベート情報や、クレジット決済用の個人識別情報を記憶している。
UIM20は、携帯電話機10に電源が投入されて動作可能になると、NFCチップ11に対して、モバイル端末制御部12に通信内容(コマンドやレスポンス)を伝達することを許可するか否かを決定するコマンドを送信する。
また、UIM20は、非接触リーダライタ(外部装置)30との通信を実現するために、NFCチップ11と接続するとともに、通常のモバイル用途の通信に対応すべくモバイル端末制御部12と接続している。
さらに、UIM20は、UIM20のROM(read only memory)やEEPROM(electrically erasable PROM)などに記憶されているプログラム(ICカードプログラム)をUIM20のCPUが実行することによって制御される。
【0010】
NFCチップ11は、モバイル端末制御部12とUIM20とのそれぞれに接続しており、非接触リーダライタ30と無線通信が可能である。
また、NFCチップ11は、接触通信のインターフェースと、非接触通信のインターフェースとを備え、非接触通信から接触通信、接触通信から非接触通信へのプロトコル変換とデータ伝送を行うことによって、UIM20と非接触リーダライタ30との通信を中継(ルーティング)し、その通信内容をモバイル端末制御部12に伝達する。
さらに、NFCチップ11は、UIM20から受信したコマンドに基づいて、モバイル端末制御部12に通信内容を伝達するか否かを決定する。例えば、受信したコマンドが伝達を許可するコマンドであれば、NFCチップ11は、UIM20と非接触リーダライタ30との通信内容を、モバイル端末制御部12に伝達する。受信したコマンドが伝達を許可しないコマンドであれば、UIM20と非接触リーダライタ30との通信内容を、モバイル端末制御部12に伝達しない。
【0011】
NFCチップ11は、非接触リーダライタ30との通信は、短距離無線通信規格のNFCによって行い、UIM20やモバイル端末制御部12との通信は、有線によって行う。
ここで、NFCとは、13.56MHzの電波を使い、10cm程度のごく近距離で100〜400kbpsの双方向通信が可能な通信方式である。
【0012】
モバイル端末制御部12は、この携帯電話機10を統括制御する部分であり、NFCチップ11から伝達された通信内容に基づいて、LED14の点灯(視覚的に認識可能な動作)を制御する。
また、モバイル端末制御部12は、UIM20、LED14、アンテナ15にそれぞれ接続している。
【0013】
アプリケーション13は、モバイル端末制御部12から、UIM20と非接触リーダライタ30との通信内容を受信し、受信した通信内容を解釈し、解釈した内容に基づいて、LED14の点灯の有無、点灯の色、点灯の回数などを選択し、選択した内容をモバイル端末制御部12に送信する。
例えば、UIM20を使ったモバイルクレジットサービスによる決済処理であれば、携帯電話機10をコンビニエンスストアのレジに設置してある非接触リーダライタ30にかざして買い物の決済を行う場面が想定されるが、このような場合には、決済を開始する前の「認証処理」と、認証が終わった後の取引の「決済処理」と、決済の「終了処理」などが発生する。
そうすると、UIM20と非接触リーダライタ30との通信内容としては、「認証処理」のコマンド及びこれに対するレスポンス、「決済処理」のコマンド及びこれに対するレスポンス、「終了処理」のコマンド及びこれに対するレスポンスが発生する。
ここで、アプリケーション13では、「終了処理」のレスポンスを特定の処理と設定してある。このように設定しておけば、「終了処理」のレスポンスが、UIM20から非接触リーダライタ30に送信されたときに、その通信内容がアプリケーション13で解釈され、アプリケーション13は、モバイル端末制御部12にLED14の点灯指示を出す。
なお、アプリケーション13は、モバイル端末制御部12の一部でもあるが、説明の便宜上、図中では分離して図示してある。
【0014】
モバイル端末制御部12及びアプリケーション13は、ROMやEEPROMなどに記憶されているプログラム(移動通信端末プログラム)に基づいて実現される。
【0015】
LED14は、モバイル端末制御部12に接続された半導体素子であり、モバイル端末制御部12からの指示により発光する。
アンテナ15は、モバイル端末制御部12に接続され、基地局と無線通信を行うものであり、送話音声に関するデータやパケット通信用のデータなどを送受信する。
【0016】
図2は、携帯電話機10と非接触リーダライタ30との通信の流れを説明する図である。
まず、携帯電話機10の電源が投入されると、UIM20は、動作可能となり、UIM20と非接触リーダライタ30との通信開始に先立って、UIM20と非接触リーダライタ30との通信内容をモバイル端末制御部12に伝達することを許可するコマンドをNFCチップ11に送信する(#1)。
NFCチップ11は、このコマンドを受信すると、UIM20と非接触リーダライタ30との通信上で交換される通信内容をモバイル端末制御部12に伝達することができるようになる。
ついで、NFCチップ11を介して、UIM20と非接触リーダライタ30との通信が行われる(#2)。
このとき、NFCチップ11は、UIM20と非接触リーダライタ30との通信内容を、モバイル端末制御部12に伝達する(#3)。
【0017】
そして、モバイル端末制御部12は、NFCチップ11から受信したUIM20と非接触リーダライタ30との通信内容をアプリケーション13に伝達する(#4)。
アプリケーション13は、モバイル端末制御部12から受信した通信内容を解釈し、特定の通信内容(例えば、上述した「終了処理」のレスポンス)であれば、LED14の点灯指示をモバイル端末制御部12に伝達する(#5)。
モバイル端末制御部12は、アプリケーション13の指示に従ってLED14を点灯させる(#6)。
LED14の点灯により、携帯電話機10の利用者は、決済処理が終了したことを確認することができる。
【0018】
このように、本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)携帯電話機10にアプリケーション13を搭載しているので、UIM20は、携帯電話機10を制御するための特別な機能を用意する必要がなく、UIM20の処理負担が軽減されるとともに、UIM20とモバイル端末制御部12との通信量が軽減される。
また、UIM20は、通常のモバイル用途としての通信処理と非接触リーダライタ30との通信処理とを効率よく並行処理することができる。
(2)UIM20及びNFCチップ11は、携帯電話機10を制御するためのアプリケーションを実装する必要がなく、メモリ消費量を軽減することができる。
【0019】
(3)LED14の点灯の制御を、通信主体であるUIM20やNFCチップ11ではなく、携帯電話機10上のアプリケーション13が担うことにより、効率的に携帯電話機10のLED14を点灯させることができる。
(4)通常のモバイル用途としてのUIM20の機能を維持したまま、既存のNFCチップ11の仲介によって非接触リーダライタ30との通信を可能にすることができる。
【0020】
(5)NFCチップ11は、UIM20から受信したコマンドに基づいて、モバイル端末制御部12に通信内容を伝達するか否かを決定するので、状況に応じて通信内容を伝達するか否かを変更することができ、処理の効率化を図ることができる。
(6)通信内容を解釈し、解釈した内容に基づいて、移動通信端末に実行させるための視覚的に認識可能な動作、聴覚的に認識可能な動作、感覚的に認識可能な動作のうち少なくとも1つの動作を選択させるアプリケーション13を携帯電話機10に搭載することで、UIM20やNFCチップ11の処理負担を軽減させることができる。
【0021】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)ICカードは、UIMの例で説明したが、SIM(Subscriber Identity Module)であってもよい。
(2)視覚的に認識可能な動作は、LED14を点灯させる動作の例で説明したが、携帯電話機のディスプレイに情報を表示させる動作であってもよい。また、視覚的に認識可能な動作ではなく、スピーカによって音を発生させる聴覚的に認識可能な動作や、バイブレーションによって振動を発生させる感覚的に認識可能な動作であってもよい。
【0022】
(3)視覚的に認識可能な動作としてのLED14の点灯は、「終了処理」のレスポンス時に行う例で説明したが、その他の動作時に点灯させてもよい。例えば、RFフィールドの検知、非接触通信の開始、非接触通信の終了などのタイミングで点灯させてもよい。聴覚的に認識可能な動作や、感覚的に認識可能な動作も同様である。
(4)UIM20は、電源投入時に、NFCチップ11に対して通信内容を伝達することを許可するか否かを決定するコマンドを送信する例で説明したが、送信のタイミングは、非接触リーダライタ30からの最初のコマンドを受信したときであってもよい。また、UIM20は、処理の途中で、NFCチップ11に対して通信内容の伝達を許可しないコマンドを送信してもよい。このようにすれば、処理の効率化を図ることができる。
(5)アプリケーション13は、あらかじめ携帯電話機10に搭載されている例で説明したが、アプリケーション13の移動通信端末プログラムを携帯電話機に配信して動作させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明による移動通信端末の実施形態を示す図である。
【図2】携帯電話機10と非接触リーダライタ30との通信の流れを説明する図である。
【符号の説明】
【0024】
10 携帯電話機(移動通信端末)
11 NFCチップ(中継制御部)
12 モバイル端末制御部
13 アプリケーション
14 LED
15 アンテナ
20 UIM(ICカード)
30 非接触リーダライタ(外部装置)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ICカードを着脱可能な移動通信端末であって、
この移動通信端末を制御する端末制御部と、
前記ICカードと外部装置との通信を中継し、その通信内容を前記端末制御部に伝達する中継制御部とを備え、
前記端末制御部は、前記中継制御部から伝達された前記通信内容に基づいて、この移動通信端末に視覚的に認識可能な動作、聴覚的に認識可能な動作、感覚的に認識可能な動作のうち少なくとも1つの動作を行わせること、
を特徴とする移動通信端末。
【請求項2】
請求項1に記載の移動通信端末において、
前記ICカードは、前記中継制御部に対して、前記端末制御部に前記通信内容を伝達することを許可するか否かを決定するコマンドを送信し、
前記中継制御部は、前記ICカードから受信したコマンドに基づいて、前記通信内容を前記端末制御部に伝達するか否かを決定すること、
を特徴とする移動通信端末。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の移動通信端末において、
前記中継制御部は、NFCチップであること、
を特徴とする移動通信端末。
【請求項4】
ICカードを着脱可能な移動通信端末を、
この移動通信端末を制御する端末制御部と、
前記ICカードと外部装置との通信を中継し、その通信内容を前記端末制御部に伝達する中継制御部として機能させ、
前記端末制御部に、前記中継制御部から伝達された前記通信内容に基づいて、この移動通信端末に視覚的に認識可能な動作、聴覚的に認識可能な動作、感覚的に認識可能な動作のうち少なくとも1つの動作を行わせること、
を特徴とする移動通信端末プログラム。
【請求項5】
移動通信端末の端末制御部に、
前記移動通信端末に装着したICカードと外部装置との通信内容を解釈させる解釈手順と、
前記解釈手順で解釈した内容に基づいて、前記移動通信端末に実行させるための視覚的に認識可能な動作、聴覚的に認識可能な動作、感覚的に認識可能な動作のうち少なくとも1つの動作を選択させる選択手順と、
を実行させるための移動通信端末プログラム。
【請求項6】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の移動通信端末に着脱可能なICカード。
【請求項7】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の移動通信端末に着脱可能なICカードの機能を実行するための手順を備えるICカードプログラム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−71777(P2009−71777A)
【公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−240949(P2007−240949)
【出願日】平成19年9月18日(2007.9.18)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】