説明

移動電話内のテーマを管理するシステムと方法

テーマ(204,208,212)は移動電話(202)へ、移動電話により提供される外見と音響に関する変更可能な特性を供給する。移動電話に関連するテーマ・プロファイル(図5)は、どのテーマが移動電話へ適用されるか、およびいつ他のテーマへ転移するかとともに、どこにテーマ・コンテンツが位置するかに関するデータを含む。それから移動電話は、トリガ・イベント(112)が起るのを待つ。そうしたトリガ・イベントが起ると、それは現在作動中のテーマから他のテーマ(116,118)へ転移させる。関連トリガ・イベントに基づいた新しいテーマが移動電話に適用されて、その外観と雰囲気を変化させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(背景技術)
今日の移動電話は、ユーザの経験を強化するように設計された高度なハードウェアとソフトウェアを含む。残念ながら、移動電話の能力を完全に活用するための面白いコンテンツがなお不足している。大部分の移動電話は、ユーザが個別に背景、壁紙、および着信音を設定できるようになっている。ソニー・エリクソン(登録商標)という製造会社は、これを更に一歩進めて、複数の背景、壁紙、および着信音を単一動作でグループとして設定できるテーマへ一括した。テーマは、その移動電話に全体的な性格を与える。あるテーマは、そのユーザがテーマを解除するかまたは他のテーマへ変更するまで移動電話で動作し続ける。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
本発明は、移動電話の外観と雰囲気(look and feel)に関連するテーマの管理を容易にする。移動電話により提供される外見と音響(appearance and sound)に関する変更可能な特性を、テーマが移動電話に供給する。移動電話に関するテーマ・プロファイルは、どのテーマが現在実行中であるかを決定する。それから移動電話は、トリガ・イベントが起って、現在実行中のテーマから他のテーマへ転移させるのを待つ。トリガ・イベントが起ると、関連トリガ・イベントに基づく新しいテーマが移動電話に割り当てられて、その外観と雰囲気を変更する。
【課題を解決するための手段】
【0003】
テーマ・プロファイルは、主として3つのタイプのデータを含む。その第1は、1つのテーマから他のテーマへ移動電話を転移させるトリガ・イベントに関するデータである。その第2は、複数のトリガ・イベントが競合する場合に、どのテーマが移動電話へ適用されるべきかを決定する一組の規則である。テーマ・プロファイル内の第3タイプのデータは、テーマ・コンテンツ自体、すなわち壁紙、着信音、スクリーン・セイバーなどに関する情報である。
【0004】
移動電話関連のテーマ・プロファイルは、移動電話上にローカルに記憶できるし、または、移動電話が加入するネットワーク上に遠く離れて記憶させることもできる。リモート・ネットワーク記憶装置のために、移動電話はネットワークと接続を確立して、テーマ・プロファイルへアクセスする。
【0005】
同様に、テーマに関連するコンテンツ・データを、移動電話またはネットワークに、ローカルに記憶できる。ネットワーク上ならば、移動電話はネットワークと接続を確立して、テーマ関連のコンテンツ・データにアクセスしてダウンロードする。テーマ・データがダウンロードされれば、それからそれは移動電話へ適用される。
【0006】
トリガ・イベントは、テーマの転移が所定時間に起るように時間をベースとできる。または、トリガ・イベントは移動電話が所定位置へ近づくときに起るテーマの転移に基づいても良い。トリガ・イベントが位置に基づく場合は、移動電話が位置決定システム(LDS)を使用して、移動電話が所定位置へ近づいているときを決定する。そうした位置決定システムの1つは、全地球測位衛星(GPS)システムである。本発明の範囲に影響することなしに、当業者は他のLDSを使用できる。
【実施例】
【0007】
図1は、テーマが移動電話内に記憶されまたはセルラ・ネットワークに常駐するときに、どのようにテーマを管理するかを図示するフローチャートである。102で、ダイナミック・テーマ管理をサポートする移動電話に電力が供給されると、ブート処理の1つがカレント・テーマ・フロファイル104をチェックして、どのテーマが現在動作すべきであるかを決定する。電力投入時におけるカレント・テーマの決定は、どこにテーマ・プロファイルが維持されているかによる。テーマ・フロファイルが移動電話にローカルに記憶されている場合は、テーマ・プロファイルをチェックしてどのテーマをアクティブにすべきかを、移動電話が決定しなければならない。テーマがネットワーク上に記憶されている場合は、電話へ電力を投入するたびに起るネットワーク登録処理の一部として、ネットワークが現在アクティブなテーマを移動電話へ押し付けることができる。
【0008】
カレント・テーマが決定されると、106でチェックが行われて、テーマに関連するテーマ・コンテンツ・データが移動電話にローカルに記憶されているかどうか、またはテーマ・データが移動電話ネットワークから検索されるようになっているかどうかが見られる。ローカルに記憶されたテーマ・データが実行されて、ネットワークへ連絡する必要なしに、移動電話へ適用される(108)。ネットワーク上に記憶されたデータは、実行されて移動電話へ移動電話へ適用される以前に、移動電話とネットワークの間のデータ接続を通じてダウンロードされる(110)。
【0009】
テーマがアクティブになると、移動電話のためのテーマを制御し管理するソフトウェアが待ち状態へ移行する(112)。待ち状態は、テーマの変更を信号するトリガ・イベントを待つ。トリガ・イベントが起ると、新しいテーマがローカルに記憶されているかまたはネットワーク上にあるかどうかを、移動電話が再びチェックする(114)。ローカルに記憶されたトリガ・イベント関連のテーマは実行されて移動電話へ直接に適用される(116)が、一方ネットワークのテーマは実行されて移動電話へ適用される以前にダウンロードされる(118)。それから移動電話は待ち状態へ戻って次のトリガ・イベントが起るのを待つ(112)。
【0010】
図2Aないし図2Cは、トリガ・イベントに基づいてテーマを変更するときの移動電話を図示する。この例では、テーマは一日のうちの時間によりトリガされる。朝には、移動電話202が日の出の画像204を表示する。トリガ・イベント206である昼には、日の出のテーマは太陽と雲の午後のテーマ208に置き換わる。もう一つのトリガ・イベント210である午後6時には、午後のテーマは月と星を示す晩のテーマ212へ置き換わる。
【0011】
その上、これらのテーマは、移動電話のディスプレイ上のちょうどイメージ以上のものを含み得る。テーマにあわせて音響と警報をカスタム化できる。種々の着信音を画像に連合させて、一層堅固なテーマを生成できる。たとえば、朝のテーマはレビリー(revilee)を演奏する着信音を含み得るし、一方晩のテーマは消灯ラッパを演奏する着信音を含み得る。
【0012】
図3Aないし図3Cは、トリガ・イベントに基づいてテーマを変更する移動電話のもう一つの例を図示する。この例において、テーマは休日の季節によりトリガされる。十月は、ハロウィーン・テーマへセットできる。ディスプレイはかぼちゃ302を表示できるし、着信音はハロウィーン・ミュージックまたは恐ろしいトーンを演奏するようにセットできる。カレンダーが11月1日を示すと、次のテーマがトリガされる(304)。このイベントは移動電話の内部クロック/カレンダーにより容易に検出される。ハロウィーン・テーマは、豊饒の角を表示する感謝祭テーマに取って代わられる。次のトリガ・イベントは12月1日であって(308)、感謝祭テーマは祝祭日テーマに取って代わられる。この例では、祝祭日の花310が表示されている。着信音は多様なホリデイ・ミュージックを演奏するようにセットできる。
【0013】
諸テーマは互いに重複しても良い。重複が起ると、トリガ・イベントに基づいて、1つのテーマが他に対して優先される。ユーザは年間の諸季節のための一般的なテーマ、および休日、休暇、ビジネス・トリップ、スポーツ・イベントなどのための特定テーマを設定できる。その上、その日のイベントに基づいて、1日のなかの時間ごとにテーマを変更できる。
【0014】
図4は、一ヶ月中またはその月の特定の一日中のテーマの階層を示すスケジュール表を図示する。この例では、10月のスケジュール表が図示されている。10月の全体的なテーマは、秋のテーマ404である。秋のテーマ404は、樹上の葉が紅葉するなど秋に関する画像を表示できる。10月中に、移動電話のテーマの変更をトリガするいくつかのイベントが計画されている。10月6日−8日には、このユーザはビジネス・トリップの予定がある。移動電話のクロック/カレンダーが10月6日になったと判断すると、移動電話は秋のテーマ404をビジネス・トリップのテーマ406へ置換える。ビジネス・トリップのテーマは、ブリーフ・ケースおよび航空機などの仕事関連の旅行を意味するアイコンを表示する。着信音は一層職業的に響くようにセットされる。
【0015】
第2のスケジュール表408が10月7日について図示されている。移動電話のテーマは依然として午前8:00まで一般的なビジネス・トリップである。午前8:00と10:00の間で、ビジネス・トリップのテーマから会議のテーマ410へ変更する。恐らく会議のテーマ410の最も重要な面の一つは、着信音をサイレントにセットすべきことであろう。会議が完了すると、テーマは、次のトリガまで、ビジネス・トリップのテーマ406へ切替えられる。次のトリガは正午に起り、このテーマはランチ・テーマへ変更される。ランチ・テーマ412が完了すると、再びビジネス・トリップ・テーマ406へ戻る。10月7日の最後のテーマが午後5:00にトリガされる。それは一層祝祭的なリラックス・モードを示す幸せ時間テーマ414である。移動電話は、マティーニ・グラスなどを表示できる。幸せ時間が過ぎると、テーマはビジネス・トリップ・テーマ406へ戻る。
【0016】
ユーザがビジネス・トリップから帰るとき、移動電話のテーマはトリップ以前にそこにあった秋のテーマ404へ戻る。10月での次のテーマは、10月12日にトリガされる。このテーマは、休暇416を表現する。このテーマは浜辺の画像を含み、着信音はレゲエ・ミュージックのように響く。休暇が過ぎると、再び秋のテーマが設立される。10月23日に、特別なイベント・テーマがセットされてトリガする。このテーマは、ユーザの愛好チームにより競われるスポーツ・イベントに集中する。それはユーザの母校により競技されるカレッジ・フットボールである。このテーマはスクール・ロゴまたはマスコットにより表示され、周期的に学校の競技歌を演奏する、この大ゲームの後の日に、携帯電話はテーマを秋のテーマ404へ切り替える。
【0017】
10月での最後のテーマは、ハロウィーンの休日テーマ420である。この例では、ユーザが最後の2日を選んで設定して、ハロウィーン画像を表示して恐ろしい音を出す。
【0018】
図4に示したテーマの階層は、全て時間でトリガされる。移動電話内のテーマ・プロファイルは、トリガ・イベントおよびこのトリガ・イベントに関連するテーマ・データへのポインタを記憶する。このポインタは、内部メモリ位置を指定したり、テーマ・データを検索できるネットワークの位置を指定したりできる。ネットワーク上のテーマは移動電話に、トリガ・イベントに際してネットワークとのデータ接続を確立することを要求する。データ接続が確立されると、テーマ・データをダウンロードして移動電話に適用することが可能になる。タイム・トリガされたテーマの期限が切れると、移動電話は、トリガ・イベント以前のところへテーマを戻す。
【0019】
トリガ・イベントは、時間だけに基づく必要はない。全地球測位衛星(GPS)のような位置決定能力を装備した移動電話は、移動電話の位置に基づいてテーマをトリガできる。たとえば、移動電話がユーザの住居の近くにあれば、テーマは一層くつろいだ不遜なものであり得る。携帯電話がユーザの職場に近づいて到着すると、テーマは一層専門的なものになる。
【0020】
図5は、テーマ・プロファイル、トリガ・イベント、およびテーマ・コンテンツを構成するデータのタイプを図示する。テーマ・プロファイルは、トリガ・イベント、データ・ポインタ、および複数のトリガ・イベントの間の競合をソートする優先順位のコレクションである。時間トリガが位置トリガまたは第三パーティ・プッシュ・トリガと競合する場合に、優先順位は特に重要である。テーマ・プロファイルは、多数のテーマとそれらのトリガ・イベントを識別する一組のデータである。移動電話ユーザはテーマ・プロファイルのパラメータを編集しセットする能力を有する。テーマ・プロファイルの主要パラメータは、トリガ・イベント、優先順位、テーマの期間、その移動電話へ適用されるテーマ・コンテンツへのポインタを含む。
【0021】
トリガ・イベントは、時間ベース、位置ベース、またはイベント・ベースのものであり得る。時間ベースのトリガ・イベントは、ある特定の時間にテーマの転移をトリガする。位置ベースのトリガ・イベントは、移動電話が所定位置に近づくときにテーマの転移をトリガする。イベント・ベースのトリガ・イベントは、移動電話が特定イベントをセンスするかまたは通知されたときに、テーマの転移をトリガする。たとえば、移動電話(およびユーザ)がレストランへ入るとき、イベント・ベースのトリガ・イベントが起る。このレストランは、たとえばBluetooth(登録商標)を介して、レストランのためのテーマを放送するが、それは、多様な背景ディスプレイとその日のスペシャルのようなレストランの提案を含む。
【0022】
イベント・ベースのトリガ・イベントは、ユーザがどこへ行っても、その位置がテーマを移動電話に押し付けようとするならば、移動電話のユーザにとってわずらわしいものになる。こうして、移動電話のユーザは、イベント・ベースのテーマから抜け出ることができ、またはイベント・ベースのテーマが検出されるたびに問い合わせるように、移動電話を設定することができる。
【0023】
優先パラメータは競合するトリガを有するテーマの適用を管理する。たとえば、あるテーマは1から10のスケール上で優先値を与えられる。番号が少ないほど、高い優先順位が与えられる。それで、2つまたはそれ以上のテーマが競合するトリガ・イベントを有するとき、最高の優先順位を有するものが電話へ適用される。このシナリオは、時間ベースのトリガ・イベントが位置ベースのトリガ・イベントと競合する場合に起り得る。イベント・ベースのトリガ・イベントもまた、他のテーマと競合することが起り得る。上記の例でのスケール上では、10件までの別個のテーマが、競合して解決される。しかしながら、当業者は、本発明の精神と範囲から離れずに、代わりの優先順位競合解決システムを、容易に工夫するであろう。
【0024】
あるテーマへの期間(持続時間)パラメータは、オプションのパラメータである。これにより、ある特定のパラメータについて、ユーザが期限切れを設定することが可能になる。一定期間の後に、このテーマは、以前のテーマまたはデフォルト・テーマへ転移することができる。期間パラメータの他の設定は、新しいテーマが要求されるかまたは次のトリガ・イベントが起るまで、現在のテーマが残ることを指示できる。
【0025】
テーマ・コンテンツ・データへのポインタは、移動電話へ適用されるべきテーマ・データを得る場所を、移動電話へ告げる。コンテンツ・データ自体は、表示特性、着信音、着信音設定(たとえば音量、消音、振動)、特定データの要求、およびコンテンツを移動電話へ適用するための規則のコレクションである。あるテーマがトリガされると、移動電話がコンテンツ・データの位置を決定して、それを検索する。どのように表示が現れるか、またどのように着信音が鳴るかを、規則が指示する。
【0026】
これらの規則はまた、更新済みの情報を検索して電話機に表示させることができる点において、サブトリガとして作用する。たとえば、テーマがビジネス関連であって、コンテンツ項目の一つが株式相場であれば、規則は移動電話に、更新済み株価を15分ごとに取得して表示するように指示する。または、テーマが気象のテーマであれば、規則は移動電話に、更新済みの気象レーダー・マップを取得して表示するように指示する。
【0027】
これらの規則はまた、サブトリガに基づいて表示特性を変更させる。一日の時間のテーマとして広く特徴付けられたテーマを考えよう。これらの規則は、表示画像が太陽の絵から午後8:00以降には月の絵に変更されることを示す。
【0028】
本発明のコンピュータ・プログラム要素は、ハードウェアおよび/またはソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロ・コードなどを含む)に具体化することができる。本発明はコンピュータ・プログラム製品の形をとることができ、それは命令実行システムによりまたは共に使用される媒体に具体化されたコンピュータで使用可能またはコンピュータで読取り可能なプログラム命令、「コード」または「コンピュータ・プログラム」を有するコンピュータで使用可能またはコンピュータで読取り可能な記憶媒体により具体化されることができる。本書の文脈において、コンピュータで使用可能またはコンピュータで読取り可能な媒体は、命令実行システム、設備、または装置によりまたは共に使用されるプログラムを、収容し、記憶し、通信し、伝播し、または転送できるあらゆる媒体であり得る。コンピュータで使用可能なまたはコンピュータで読取り可能な媒体は、たとえば、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線の、または半導体システム、設備、装置、またはインターネットなどの伝播媒体であるが、これらに限定されない。注意すべきは、コンピュータで使用可能またはコンピュータで読取り可能な媒体は、たとえば紙または他の媒体の光学的走査により電子的に捕捉され、それからコンパイルされ、解釈され、または他の適当な方法で処理されるプログラムのように、プログラムが印刷された紙または他の適当な媒体でさえあり得ることである。本書で説明するコンピュータ・プログラム製品およびあらゆるソフトウェアとハードウェアは、例示の実施例における本発明の諸機能を実行する種々の手段を形成する。
【0029】
1つの発明の特定の諸実施例が本書に開示されている。当業者は、本発明が他の環境において他のアプリケーションを有し得ることを容易に理解するであろう。実際、多くの具体例と実施が可能である。添付の特許請求の範囲は、上述の特定実施例に本発明の範囲を限定することを決して意図していない。更に、「する手段(means for)」という言い方は、ある要素およびある請求項の手段プラス機能の読み取りを喚起することを意図するが、一方、「する手段」の言及が特にないあらゆる要素は、たとえその請求項が他に「手段(means)」という語を含んでいても、手段プラス機能として読まれることを意図していない。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】テーマが移動電話に記憶され、またはセルラ・ネットワークに常駐するときに、どのようにテーマが管理されるかを図示するフローチャートである。
【図2】トリガ・イベントに基づいてテーマを変更するときの移動電話を図示する。
【図3】トリガ・イベントに基づいてテーマを変更するときの移動電話のもう一つの例を図示する。
【図4】1ヶ月を通しておよび1ヶ月内の特定日を通してのテーマの階層を示すタイムラインを図示する。
【図5】テーマ・プロファイル、トリガ・イベント、およびテーマ・コンテンツを形成するデータのタイプを図示する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動電話に適用可能なテーマを管理して、前記移動電話により提供される外見と音響に関する変更可能な特性をテーマが前記移動電話に供給する方法であって、
前記移動電話に関連するテーマ・プロファイルをチェックして、どのテーマが現在作動中であるかを決定することと、
トリガ・イベントが起るのを待って、現在作動中のテーマから新しいテーマへ転移させることと、
関連するトリガ・イベントに基づいて前記新しいテーマを適用することとを含む前記方法。
【請求項2】
前記テーマ・プロファイルが、
一つのテーマから他のテーマへ前記移動電話を転移させるトリガ・イベントに関するデータと、
トリガ・イベントが競合する場合に前記移動電話へ適用されるべきテーマを決定する優先順位設定と、
あるテーマに関連するコンテンツ・データの場所へのポインタとを含む請求項1記載の方法。
【請求項3】
所定時間にテーマ転移が起るように、トリガ・イベントが時間に基づいている請求項2記載の方法。
【請求項4】
前記移動電話が所定位置に近づくときにテーマ転移が起るように、トリガ・イベントが位置に基づいている請求項2記載の方法。
【請求項5】
前記所定位置へ前記移動電話が近づきつつあるときを決定するために、前記移動電話が位置決定システムを使用する請求項4記載の方法。
【請求項6】
前記移動電話に関連するテーマ・プロファイルが前記移動電話にローカルに記憶されている請求項2記載の方法。
【請求項7】
あるテーマに関連するコンテンツ・データが前記移動電話にローカルに記憶されている請求項2記載の方法。
【請求項8】
あるテーマに関連するコンテンツ・データが、前記移動電話が加入しているネットワーク上にリモートに記憶されており、前記移動電話が電気ネットワークと接続を確立して、あるテーマに関連する前記コンテンツ・データへアクセスしてダウンロードする請求項2記載の方法。
【請求項9】
移動電話に適用可能なテーマを管理して、前記移動電話により提供される外見と音響に関する変更可能な特性をテーマが前記移動電話に供給するシステムであって、
前記移動電話に関連するテーマ・プロファイルをチェックして、どのテーマが現在作動中であるかを決定する手段と、
トリガ・イベントが起るのを待って、現在作動中のテーマから新しいテーマへ転移させる手段と、
関連するトリガ・イベントに基づいて前記新しいテーマを適用する手段とを含む前記システム。
【請求項10】
前記テーマ・プロファイルが、
一つのテーマから他のテーマへ前記移動電話を転移させるトリガ・イベントに関するデータと、
トリガ・イベントが競合する場合に前記移動電話へ適用されるべきテーマを決定する優先順位設定と、
あるテーマに関連するコンテンツ・データの場所へのポインタとを含む請求項9記載のシステム。
【請求項11】
所定時間にテーマ転移が起るように、トリガ・イベントが時間に基づいている請求項10記載のシステム。
【請求項12】
前記移動電話が所定位置に近づくときにテーマ転移が起るように、トリガ・イベントが位置に基づいている請求項10記載のシステム。
【請求項13】
前記所定位置へ前記移動電話が近づきつつあるときを決定する手段とともに、前記移動電話が位置決定システムを使用する請求項12記載のシステム。
【請求項14】
前記移動電話に関連するテーマ・プロファイルが前記移動電話にローカルに記憶されている請求項10記載のシステム。
【請求項15】
あるテーマに関連するコンテンツ・データが前記移動電話にローカルに記憶されている請求項10記載のシステム。
【請求項16】
あるテーマに関連するコンテンツ・データが、前記移動電話が加入しているネットワーク上にリモートに記憶されており、前記ネットワークと接続を確立して、あるテーマに関連する前記コンテンツ・データへアクセスしてダウンロードするコンピュータ・プログラムを前記移動電話が含んでいる請求項10記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2007−536769(P2007−536769A)
【公表日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−534839(P2006−534839)
【出願日】平成16年5月27日(2004.5.27)
【国際出願番号】PCT/IB2004/001858
【国際公開番号】WO2005/039160
【国際公開日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願人】(502087507)ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】