説明

空圧式シリンダ装置および材料試験機

【課題】空圧式のシリンダ装置を用いて試験条件を変えて材料試験を行う。
【解決手段】空気圧によってシリンダ内をストロークするピストン20を有し、このピストン20のストロークにより試験片TPを負荷する空圧式シリンダ装置100において、シリンダ内の全体の容積を変更する容積変更部材13と、容積変更部材13を移動する移動手段40とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気圧によって伸縮する空圧式シリンダ装置および材料試験機に関する。
【背景技術】
【0002】
空気圧によって伸縮する空気圧シリンダにより試験片を負荷する材料試験機が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1記載の装置では、シリンダ本体内部のピストンの両側の受圧面にクッション材を装着し、ピストンが上下のストロークエンドに達したときに、クッション材によりクッション機能を発揮させるようにしている。
【0003】
【特許文献1】特開2005−337723号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の材料試験機では、シリンダのストローク量や試験周波数等、試験条件を変更して種々の試験を行う場合がある。しかしながら、上記特許文献1記載のものは、試験条件を変更するためにシリンダ装置を分解してクッション材の厚み等を変更する必要があり、設定変更が容易でない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明による空圧式シリンダ装置は、空気圧によってシリンダ内をストロークするピストンを有し、このピストンのストロークにより試験片を負荷する空圧式シリンダ装置であり、シリンダ内の全体の容積を変更する容積変更部材と、容積変更部材を移動する移動手段とを備えることを特徴とする。
容積変更部材を、ピストンロッドを摺動可能に支持する軸受け部材とすることもできる。
容積変更部材を移動する移動用アクチュエータと、容積変更部材の位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段による検出値に基づいて、移動用アクチュエータを制御する制御手段とにより、移動手段を構成することもできる。
この場合、空圧源からの空気をシリンダ内に導くための経路を変更する経路更手段をさらに備え、容積変更部材の移動に伴い経路変更手段を制御することが好ましい。
本発明による材料試験機は、以上の空圧式シリンダ装置と、支柱に沿って昇降し、空圧式シリンダ装置による試験荷重に対抗して試験片を支持するクロスヘッドとを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、容積変更部材の移動により空圧式シリンダの全体の容積を変更するようにしたので、シリンダの容積変更が容易であり、試験条件を変更した種々の材料試験を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
−第1の実施の形態−
以下、図1,図2を参照して本発明によるシリンダ装置の第1の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシリンダ装置を有する材料試験機の概略構成図である。材料試験機は、架台1と、架台1上に立設された支柱2と、支柱2により支持されたクロスヘッド3と、テーブル4とクロスヘッド3の間で試験片TPを把持する上下のつかみ具5,6と、下つかみ具6を介して試験片TPを負荷する空圧式のシリンダ装置100とを有する。
【0008】
シリンダ装置100は、テーブル4に固定されたシリンダ本体10と、シリンダ本体内に上下方向に摺動可能に収容されたピストン20とを有する。ピストン20の上下端面からはそれぞれ上下方向にピストンロッド21,22が延設され、ピストンロッド21の上端部はテーブル4を貫通して下つかみ具6に連結されている。シリンダ本体10の内部はピストン20によって上下の空気室A1,A2に区画され、サーボ弁31により空気室A1,A2への空気の流れが制御され、空気圧によりピストン20が駆動する。
【0009】
上つかみ具5とクロスヘッド3の間にはロードセル7が設けられ、ロードセル7により試験荷重が検出される。ピストンロッド22の下端部には変位計50が設けられ、変位計50によりピストン20のストローク量が検出される。ロードセル7と変位計50からの信号は制御回路30に入力され、この入力信号に応じて制御回路30がサーボ弁31に制御信号を出力し、疲労試験や耐久試験などが行われる。
【0010】
本実施の形態の特徴的構成は、シリンダ本体10の底部の下蓋13を昇降機構40により昇降可能とした点である。昇降機構40によりシリンダの容積、すなわちピストン20の最大ストローク量を変更する。以下、シリンダ装置100の詳細な構成について説明する。
【0011】
図2(a)は、本実施の形態に係るシリンダ装置100の構成を示す断面図であり、図2(b)は図2(a)のb−b線断面図である。シリンダ本体10は、略円筒形状の円筒体11と、円筒体11の上面を塞ぐ上蓋12と、下面を塞ぐ下蓋13とからなる。
【0012】
上蓋12は大径部121と小径部122を含む段付き形状を呈し、その小径部122が円筒体11の上端開口を閉鎖している。上蓋12の中央部には、ピストンロッド22の貫通穴が設けられている。下蓋13は大径部131と小径部132を含む段付き形状を呈し、その大径部131が円筒体11の下端開口を閉鎖している。下蓋13の中央部には、ピストンロッド22の貫通穴が設けられている。小径部132は円筒体11の下端から突出するような長さを有している。下蓋13に必要なストローク長に応じて小径部132の長さは決定される。
【0013】
上下のピストンロッド21,22は、それぞれ軸受け23,24を介して上蓋12および下蓋13を貫通し、シリンダ本体10内に摺動可能に支持されている。空気室A1に面した上蓋12の底面および空気室A2に面した下蓋13の上面には、それぞれ径方向外側に向けて空気通路12a,13aが形成されている。また、上蓋12の底面および下蓋13の上面には、通路12a,13aを塞がないようにそれぞれクッション材14が装着されている。
【0014】
円筒体11の周面にはマニホールド15が取り付けられ、マニホールド15にサーボ弁31が装着されている。円筒体11の上部には、上蓋12の空気通路12aに連通して空気通路11aが形成され、マニホールド15には空気通路11aに連通して空気通路15aが形成されている。これによりサーボ弁31からのエアが、空気通路15a、11a、および12aを通過し、シリンダ本体10内の空気室A1に供給される。
【0015】
一方、円筒体11の下部には、上下方向に所定間隔を開けて空気通路11b〜11dが形成され、マニホールド15には各空気通路11b〜11dに連通して空気通路15b〜15dが形成されている。空気通路15b〜15dは、サーボ弁31に連通する空気通路15eから分岐して設けられ、各空気通路15b〜15dの途中には、それぞれ通路15b〜15dを開閉するための開閉バルブ16〜18が取り付けられている。
【0016】
空気通路13aは下蓋13の移動により空気通路11b〜11dのいずれかと連通可能である。そして、この連通可能な空気通路11b〜11dのバルブ16〜18を開放し、残りのバルブを閉鎖すると、サーボ弁31からの空気は、空気通路15e、15b〜15d、11b〜11d、および13aを通過し、シリンダ本体内の空気室A2に供給される。なお、上蓋12の小径部122の周面および下蓋13の大径部131の周面にはそれぞれシール部材19が取り付けられ、空気通路同士はシールされた状態で連通する。
【0017】
昇降機構40は次のように構成される。下蓋13の小径部132の外周面にはねじ部13cが形成されている。ねじ部13cには平リング状の回転プレート41が螺合されている。回転プレート41の外周面にはギア部41aが形成され、ギヤ部41aには平歯車42が噛合されている。平歯車42は円筒体11に回転可能に支持され、ハンドル43の操作により回転する。
【0018】
回転プレート41は、円筒体11に設けられたガイド部11eに挟まれ、上下方向の位置が拘束されている。下蓋13の小径部132の外周面には、図2(b)に示すように下蓋長手方向に直進溝13dが設けられている。直進溝13dにはガイド部11eを貫通した回り止め44が係合し、小径部132の回転が阻止されている。
【0019】
ハンドル43の操作により平歯車42を介して回転プレート41が回転すると、その回転量に応じて下蓋13が円筒体11の内周面に沿って上下方向に摺動し、ガイド部11eの下端面から小径部132の下端面までの距離Lが変化する。その結果、シリンダの容積が変化する。ここで、下蓋13の空気通路13aが円筒体11の空気通路11b,11c,11dと連通するときの距離LはそれぞれL1,L2,L3であり、L1<L2<L3の関係がある。なお、距離LがL1,L2,L3のときの下蓋の位置をそれぞれ上位置、中間位置、下位置と呼ぶ。
【0020】
変位計50は例えば以下のような差動トランスにより構成される。ピストンロッド22の底面には穴が穿設され、この穴の端面に可動鉄心51が取り付けられている。可動鉄心51の周囲にはコイル52が配設され、コイルは52はブラケット53を介して円筒体11から支持されている。ピストン20が上下動すると、可動鉄心51がコイル52に対して相対移動する。この可動鉄心51の移動量に応じてコイル52に発生する誘起電圧が変化し、ピストン20の変位量を検出できる。
【0021】
本実施の形態に係るシリンダ装置の動作を説明する。まず、図2に示すように、下蓋13を中間位置にセットし、バルブ17を開放、バルブ16,18を閉鎖した状態について説明する。この状態でサーボ弁31を駆動し、サーボ弁31を介して空気通路15aにドライエアを供給すると、空気室A1にエアが導かれ、ピストン20の上面に作用する圧力が上昇する。また、空気室A2の空気は空気通路13a,11c,15c,15eを順次通過し、サーボ弁31を介して排気され、ピストン20の下面に作用する圧力が減少する。これによりピストン20が下方に移動する。
【0022】
これとは反対に、サーボ弁31の駆動により空気通路15eにドライエアを供給し、空気通路15aからエアを排気すると、ピストン20の下面に作用する圧力が上昇し、ピストン20の上面に作用する圧力が減少する。これによりピストン20が上方に移動する。この動作の繰り返しにより試験片TPに繰り返し荷重を負荷し、疲労試験を行うことができる。この場合、シリンダの最大ストローク量は、ピストン20の上下端面がクッション材14を介して上下の蓋12,13に接触することで制限される。
【0023】
シリンダのストローク量を大きくして低サイクル疲労試験を行う場合は、ハンドル43の操作により下蓋13を降下し、円筒体11の端面から下蓋13の端面までの距離LをL3に設定する。そして、バルブ18を開放し、バルブ16,17を閉鎖する。距離Lの設定は例えばスケールなどを用いて行う。下蓋13の小径部132の外周面に目印を設けて、距離Lを設定することもできる。下蓋13と円筒体11との相対位置を測定するリニアセンサを設け、このリニアセンサの出力信号により、表示モニタに上位置、中位置、下位置との相対位置関係を表示してもよい。
【0024】
これにより下蓋13が下位置にセットされ、下蓋13の空気通路13aと円筒体11の下側の空気通路11dとが連通する。この状態でサーボ弁31を駆動して空気室A1,A2に交互にエアを供給し、ピストン20を往復運動させて、試験片TPに繰り返し荷重を負荷する。この場合、下蓋13を下位置にセットしたので、シリンダのストローク量が大きい低サイクルの疲労試験(低速長ストローク疲労試験)を行うことができる。
【0025】
一方、シリンダのストローク量を小さくして高サイクル疲労試験を行う場合は、ハンドル43の操作により下蓋13を上昇し、円筒体11の端面から下蓋13の端面までの距離LをL1に設定するとともに、バルブ16を開放し、バルブ17,18を閉鎖する。。
【0026】
これにより下蓋13が上位置にセットされ、下蓋13の空気通路13aと円筒体11の上側の空気通路11bとが連通する。この状態でサーボ弁31を駆動して空気室A1,A2に交互にエアを供給し、ピストン20を往復運動させて、試験片TPに繰り返し荷重を負荷する。この場合、下蓋13を上位置にセットしたので、シリンダの容積、すなわち空気室A1の容積と空気室A2の容積との合計値が小さくなり、高サイクルの疲労試験(高速小ストローク疲労試験)を応答性よく行うことができる。
【0027】
本実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)シリンダ本体10の下蓋13を円筒体11の内周面に沿って摺動可能に設け、下蓋13を昇降機構40により昇降させるようにした。これによりシリンダ装置を分解することなく、シリンダの容積を容易に変更することができる。シリンダの最大ストロークも同時に変更することができる。
(2)下蓋13の移動により軸受け24も移動するので、シリンダの容積変更に伴い軸受け間の距離を変更することができる。
(3)円筒体11とマニホールド15に、下蓋13の昇降位置に対応して空気通路11b〜11d、15b〜15dを形成するとともに、空気通路15b〜15dにバルブ16〜18を設けるようにした。これにより下蓋13の位置変更に拘わらず、ピストン20の受圧面に対向した下蓋13の上面から空気室A2にエアを供給することができる。
【0028】
−第2の実施の形態−
図3を参照して本発明によるシリンダ装置の第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、ハンドル43の操作により下蓋13を昇降するようにしたが、第2の実施の形態では、モータの駆動により昇降する。なお、図1,2と同一の箇所には同一の符号を付し、以下では第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
【0029】
図3は、第2の実施の形態に係るシリンダ装置の構成を示す図である。平歯車42の回転軸には電動モータ61の出力軸が連結され、平歯車42はモータ61により駆動される。マニホールド15には、手動式のバルブ16〜18に代えて、空気通路15b〜15dの開閉用の電磁弁62〜64が設けられている。図示は省略するが、制御回路30には、下蓋13と円筒体11との相対位置、つまり距離Lを検出するリニアセンサと、下蓋13の位置(上位置、中位置、下位置)を選択する選択スイッチが接続されている。選択スイッチの操作、およびリニアセンサからの信号に応じて、制御回路30はモータ61および電磁弁62〜64を制御する。
【0030】
すなわち、選択スイッチにより上位置が選択されると、制御回路30は、リニアセンサにより検出された円筒体11の端面から下蓋13の端面までの距離LがL1となるようにモータ61を制御するとともに、電磁弁62を開放および電磁63,64弁を遮断する。中位置が選択されると、距離LがL2となるようにモータ61を制御するとともに、電磁弁63を開放および電磁弁62,64を遮断する。下位置が選択されると、距離LがL3となるようにモータ61を制御するとともに、電磁弁64を開放および電磁弁62,63を遮断する。
【0031】
第2の実施の形態では、選択スイッチの操作に応じてモータ61を駆動し、下蓋13を昇降するようにしたので、シリンダの容積変更が容易である。電磁弁62〜64により空気通路11b〜11dを開閉するようにしたので、バルブの誤操作を防止できる。
【0032】
なお、下蓋13の位置設定は上述したものに限らず、空気通路11a〜11d,12a,13a,15a〜15eの形状も上述したものに限らない。例えば空気通路13aに代えて、下蓋13の上面から底面にかけて軸手方向に貫通する空気通路を設け、この空気通路とマニホールド15の空気通路15eとをフレキシブルチューブなどを介して連通するようにしてもよい。これにより空気通路11b〜11d、15b〜15d、およびバルブ16〜18を設ける必要がないため、構成を簡素化できるとともに、下蓋13の位置を無段階に変更することができる。
【0033】
上記実施の形態では、容積変更部材としての下蓋13の移動によりシリンダの容積を変更したが、上蓋12を移動可能としてもよく、下蓋13と上蓋12の両方を移動可能としてもよい。軸受け部材としての軸受け23,24は、空気室A1,A2をシールしてピストンロッド21,22を摺動可能に支持するのであればいかなるものでもよい。昇降機構40により下蓋13を昇降させるようにしたが、移動手段の構成は上述したものに限らない。ピストン20の両側にシリンダロッド21,22を設けた両ロッド式ピストンに代えて、片側にのみピストンロッドを設けた方ロッド式ピストンにも本発明を適用できる。
【0034】
第2の実施の形態では、モータ61により下蓋13を移動するようにしたが、他の移動用アクチュエータを用いてもよい。位置検出手段としてのリニアセンサは接触式変位計、非接触式変位計いずれであってもよい。電磁弁62〜64の開閉により空気経路を変更するようにしたが、経路変更手段はこれに限らない。制御手段としての制御回路30の構成も上述したものに限らない。材料試験機の全体構成も図1に示したものに限らない。また、高速小ストローク疲労試験、中速中ストローク疲労試験、低速長ストローク疲労試験のように試験の種別を操作パネルから入力すると、シリンダ容積が予め定めた適切な値となるように移動手段によって容積変更部材を駆動するように構成してもよい。試験片TPの材質を選択することで、その材質に応じた試験を行うように移動手段によって容積変更部材を駆動してもよい。
【0035】
空圧式のシリンダ装置と、支柱に沿って昇降し、シリンダ装置による試験荷重に対抗して試験片を支持するクロスヘッドとを有する材料試験機であれば、いかなる種類の材料試験機にも本発明を同様に適用することができる。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態の材料試験機に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る材料試験機の全体構成を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るシリンダ装置の要部構成を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るシリンダ装置の要部構成を示す図。
【符号の説明】
【0037】
3 クロスヘッド
10 シリンダ本体
13 下蓋
20 ピストン
23,24 軸受け
30 制御回路
40 昇降機構
50 変位計
61 モータ
62〜64 電磁弁
100 シリンダ装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気圧によってシリンダ内をストロークするピストンを有し、このピストンのストロークにより試験片を負荷する空圧式シリンダ装置において、
前記シリンダ内の全体の容積を変更する容積変更部材と、
前記容積変更部材を移動する移動手段とを備えることを特徴とする空圧式シリンダ装置。
【請求項2】
請求項1に記載の空圧式シリンダ装置において、
前記容積変更部材は、ピストンロッドを摺動可能に支持する軸受け部材であることを特徴とする空圧式シリンダ装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の空圧式シリンダ装置において、
前記移動手段は、
前記容積変更部材を移動する移動用アクチュエータと、
前記容積変更部材の位置を検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段による検出値に基づいて、前記移動用アクチュエータを制御する制御手段とを備えることを特徴とする空圧式シリンダ装置。
【請求項4】
請求項3に記載の空圧式シリンダ装置において、
空圧源からの空気を前記シリンダ内に導くための経路を変更する経路更手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記容積変更部材の移動に伴い前記経路変更手段を制御することを特徴とする空圧式シリンダ装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の空圧式シリンダ装置と、
支柱に沿って昇降し、前記空圧式シリンダ装置による試験荷重に対抗して試験片を支持するクロスヘッドとを備えることを特徴とする材料試験機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−57604(P2008−57604A)
【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−233142(P2006−233142)
【出願日】平成18年8月30日(2006.8.30)
【出願人】(000001993)株式会社島津製作所 (3,708)
【Fターム(参考)】