説明

管理機

【課題】トランスミッションの内部構造を簡素化してコストを低減することができる管理機を提供する。
【解決手段】エンジン12の動力をエンジン12の出力軸121からトランスミッション13の入力軸131に伝達して、入力軸131を正転させる正転用伝達機構15と、エンジン12の動力をエンジン12の出力軸121からトランスミッション13の入力軸131に伝達して、入力軸131を逆転させる逆転用伝達機構18と、を備え、正転用伝達機構15は、テンションローラ154が正転用ベルト153に張力を付与するときに、エンジン12の動力を出力軸121から入力軸131に伝達し、逆転用伝達機構18は、テンションローラ154が正転用ベルト153に張力を付与しないときに、出力ローラ181とアイドラ182とが係合して、エンジン12の動力を出力軸121から入力軸131に伝達するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンの動力をトランスミッションを介して車軸に伝達して、前進走行又は後進走行する管理機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、管理機においては、操作レバーの操作により前進走行するか又は後進走行するかが切り替わるものが公知となっている。例えば、特許文献1の管理機の動力伝達機構は、ミッションケース内の前進ギヤと後退スプロケットとに噛合可能なスライダと、スライダと連動連結される操作レバーと、を備える。そして、このような動力伝達機構を備える管理機は、オペレータが操作レバーを放すと、スライダと前進ギヤとが噛合して前進走行する一方、オペレータが操作レバーを握ると、スライダと後退スプロケットとが噛合して後進走行することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−293673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の管理機の動力伝達機構では、ミッションケース内にスライダ等が設けられるため、トランスミッションの内部構造が複雑化してコストが増加しやすい、という問題があった。
【0005】
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、トランスミッションの内部構造を簡素化してコストを低減することができる管理機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の解決しようとする課題は以上のとおりであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0007】
すなわち、請求項1においては、エンジンの動力をトランスミッションを介して車軸に伝達して、前進走行又は後進走行する管理機であって、前記エンジンの動力を前記エンジンの出力軸から前記トランスミッションの入力軸に伝達して、前記入力軸を正転させる正転用伝達機構と、前記エンジンの動力を前記エンジンの出力軸から前記トランスミッションの入力軸に伝達して、前記入力軸を逆転させる逆転用伝達機構と、を備え、前記正転用伝達機構は、前記出力軸に設けられる正転用出力プーリと、前記入力軸に設けられる正転用入力プーリと、前記正転用出力プーリ及び正転用入力プーリに巻かれる正転用ベルトと、該正転用ベルトに張力を付与可能なテンションローラと、を備え、前記逆転用伝達機構は、前記出力軸に設けられる出力ローラと、該出力ローラと係合可能なアイドラと、該アイドラと同軸に設けられる逆転用出力プーリと、前記入力軸に設けられる逆転用入力プーリと、前記逆転用出力プーリ及び逆転用入力プーリに巻かれる逆転用ベルトと、を備え、前記正転用伝達機構は、前記テンションローラが前記正転用ベルトに張力を付与するときに、前記エンジンの動力を前記出力軸から前記入力軸に伝達し、前記逆転用伝達機構は、前記テンションローラが前記正転用ベルトに張力を付与しないときに、前記出力ローラと前記アイドラとが係合して、前記エンジンの動力を前記出力軸から前記入力軸に伝達し、前記正転用伝達機構が前記エンジンの動力を前記出力軸から前記入力軸に伝達して、前記入力軸が正転することにより前進走行し、前記逆転用伝達機構が前記エンジンの動力を前記出力軸から前記入力軸に伝達して、前記入力軸が逆転することにより後進走行するものである。
【0008】
請求項2においては、前記テンションローラは、テンションアームの先端部に回転可能に軸支され、前記アイドラは、アイドラアームの先端部に回転可能に軸支され、前記テンションアーム及びアイドラアームは、それぞれの基端部が単一のアーム回動軸に回動可能に軸支され、単一の操作具の操作によって回動されるものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0010】
請求項1においては、正転用伝達機構及び逆転用伝達機構がトランスミッションの外部にて構成されることにより、トランスミッションの内部構造を簡素化してコストを低減することができる。
【0011】
請求項2においては、正転用伝達機構と逆転用伝達機構とで部品の共通化を図ることにより、部品点数が少なくなるため、コストをさらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係る管理機を示す側面図。
【図2】正転用伝達機構及び逆転用伝達機構を示す平面図。
【図3】管理機が前進走行する場合の正転用伝達機構及び逆転用伝達機構の状態を示す側面図。
【図4】管理機の後進走行する場合の正転用伝達機構及び逆転用伝達機構の状態を示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態に係る管理機1の全体構成について、図1及び図2により説明する。なお、図1の矢印Fで示す方向を「前方」、矢印Uで示す方向を「上方」、図2の矢印Lで示す方向を「左方」として、以下に述べる各部材の位置や方向等を説明する。
【0014】
図1に示すように、管理機1は、歩行型管理機(耕耘機)であり、走行部10と、耕耘部20と、操縦部30と、を備える。
【0015】
走行部10は、管理機1の前部に配置される。走行部10には、機体フレーム11が備えられる。機体フレーム11上の前部には、エンジン12が設けられる一方、機体フレーム11上の後部にてエンジン12の後方には、トランスミッション13が設けられる。トランスミッション13の前部下側には、左右一対の車輪17・17が取り付けられた車軸16が回転可能に軸支される。車軸16には、トランスミッション13を介してエンジン12の動力が伝達される。なお、詳しくは後述するが、エンジン12の動力は、伝達ケース14に内装された正転用伝達機構15及び逆転用伝達機構18を介して、エンジン12の出力軸121からトランスミッション13の入力軸131に伝達される。
【0016】
耕耘部20は、管理機1の後部に配置される。耕耘部20には、耕耘作業用の耕耘装置21が備えられる。耕耘装置21は、トランスミッション13の後方に配置される。耕耘装置21は、耕耘軸22、耕耘爪23・23・・・、及び耕耘カバー24から構成される。耕耘軸22は、トランスミッション13の後部下側に回転可能に軸支される。耕耘軸22には、耕耘爪23・23・・・が設けられるとともに、トランスミッション13を介してエンジン12の動力が伝達される。耕耘爪23・23・・・は、耕耘軸22の軸心方向(左右方向)に沿って適宜の間隔で配置される。耕耘爪23・23・・・の上部は、耕耘カバー24によって覆われる。
【0017】
操縦部30には、ハンドル31及び変速レバー32が備えられる。ハンドル31及び変速レバー32は、トランスミッション13から後上方に向かって斜めに延設されるとともに、側面視にて互いに略平行となる。また、ハンドル31の後端部には、主クラッチレバー33及び正逆転レバー34が設けられる。主クラッチレバー33の操作により、エンジン12の動力を出力軸121から入力軸131に伝達するか又はこの動力の伝達を遮断するかが切り替わる。なお、詳しくは後述するが、正逆転レバー34の操作により、管理機1が前進走行するか又は後進走行するかが切り替わる。
【0018】
次に、正転用伝達機構15及び逆転用伝達機構18について、図2及び図3により説明する。
【0019】
エンジン12の左側からは、出力軸121の左端部が左方に突出する。出力軸121は、エンジン12のシリンダブロック等に軸受けを介して回転可能に軸支される。また、トランスミッション13の左側からは、入力軸131の左端部が左方に突出する。入力軸131は、トランスミッション13のミッションケース等に軸受けを介して回転可能に軸支される。また、出力軸121と入力軸131との間には、正転用伝達機構15及び逆転用伝達機構18が設けられる。
【0020】
正転用伝達機構15は、出力軸121の左端部に設けられる正転用出力プーリ151、入力軸131の左端部に設けられる正転用入力プーリ152、正転用出力プーリ151及び正転用入力プーリ152に巻かれる正転用ベルト153、並びに正転用ベルト153に張力を付与可能なテンションローラ154から構成される。テンションローラ154は、テンションアーム155の先端部に回転可能に軸支される。テンションアーム155の基端部は、第一回動軸191に固定される。
【0021】
逆転用伝達機構18は、正転用伝達機構15の右側(管理機1の左右中心側)に配置される。逆転用伝達機構18は、出力軸121の左端部にて正転用出力プーリ151の右側に設けられる出力ローラ181、出力ローラ181と係合可能なアイドラ182、アイドラ182と同軸に設けられる逆転用出力プーリ183、入力軸131の左端部にて正転用入力プーリ152の右側に設けられる逆転用入力プーリ184、並びに逆転用出力プーリ183及び逆転用入力プーリ184に巻かれる逆転用ベルト185から構成される。アイドラ182及び逆転用出力プーリ183は、回転軸187を介してアイドラアーム186の先端部に回転可能に軸支される。逆転用出力プーリ183は、回転軸187にてアイドラ182の右側に設けられる。
【0022】
アイドラアーム186は、長手の板状部材がその中途部で折り曲げられて、左右の板面同士が対向するように形成される。アイドラアーム186の先端部における左右両板面間には、逆転用出力プーリ183及びアイドラ182が配置される。アイドラアーム186の基端部は、テンションアーム155とともに第一回動軸191に固定される。
【0023】
第一回動軸191は、パイプ状の部材であり、アーム回動軸19に回動可能に外嵌される。つまり、アーム回動軸19には、テンションアーム155及びアイドラアーム186のそれぞれの基端部が、第一回動軸191を介して回動可能に軸支される。さらに、第一回動軸191には、第一リンクアーム192の基端部が固定される。第一リンクアーム192の先端部には、連結ロッド193の一端部が係止される。連結ロッド193の他端部は、第二リンクアーム194の先端部に係止される。第二リンクアーム194の基端部は、第二回動軸195に固定される。
【0024】
さらに、第二回動軸195には、第三リンクアーム196の基端部が固定される。第三リンクアーム196の先端部には、引張バネ197の一端部が係止される。引張バネ197の他端部は、例えば機体フレーム11に係止される。引張バネ197の引張力によって、第二回動軸195を回動支点に時計回り方向に回動する付勢力が第三リンクアーム196に付与される。また、第三リンクアーム196の回動軌跡内には、第三リンクアーム196に当接可能なストッパ198が設けられる。さらに、第三リンクアーム196の先端部には、ワイヤ199等を介して正逆転レバー34が接続される。正逆転レバー34の握り操作によりワイヤ199が引っ張られると、引張バネ197の引張力に抗して第三リンクアーム196が第二回動軸195を回動支点に反時計回り方向に回動される。
【0025】
次に、管理機1が前進走行するか又は後進走行するかの切り替えについて、図3及び図4により説明する。
【0026】
先ず、管理機1を前進走行させる場合は、図3に示すように、オペレータは、正逆転レバー34から手を放す。
【0027】
すると、引張バネ197の引張力によって、第三リンクアーム196が第二回動軸195を回動支点に時計回り方向に回動するとともに、第二リンクアーム194も同様に回動する。なお、第三リンクアーム196がストッパ198に当接することにより、第二リンクアーム194及び第三リンクアーム196の回動が停止する。
【0028】
そして、第二リンクアーム194が時計回り方向に回動することにより、連結トッド193を介して、第一リンクアーム192が第一回動軸191(アーム回動軸19)を回動支点に時計回り方向に回動するとともに、テンションアーム155及びアイドラアーム186も同様に回動する。
【0029】
すると、テンションローラ154が正転用ベルト153に圧接されて、正転用ベルト153に張力が付与される。これにより、エンジン12の動力が正転用伝達機構15によって出力軸121から入力軸131に伝達される。すなわち、エンジン12の動力が出力軸121から正転用出力プーリ151、正転用ベルト153、正転用入力プーリ152を経て、入力軸131に伝達される。
【0030】
なお、アイドラアーム186が時計回り方向に回動すると、アイドラ182が出力ローラ181から離れて、出力ローラ181とアイドラ182とが係合しないため、エンジン12の動力が逆転用伝達機構18によって出力軸121から入力軸131に伝達されない。
【0031】
こうして、エンジン12の動力が正転用伝達機構15によって出力軸121から入力軸131に伝達されると、入力軸131が正転して、管理機1が前進走行する。
【0032】
一方、管理機1を後進走行させる場合は、図4に示すように、オペレータは、正逆転レバー34を握る。
【0033】
すると、正逆転レバー34の握り操作によりワイヤ199が引っ張られると、引張バネ197の引張力に抗して第三リンクアーム196が第二回動軸195を回動支点に反時計回り方向に回動するとともに、第二リンクアーム194も同様に回動する。
【0034】
そして、第二リンクアーム194が反時計回り方向に回動することにより、連結ロッド193を介して、第一リンクアーム192が第一回動軸191(アーム回動軸19)を回動支点に反時計回り方向に回動するとともに、テンションアーム155及びアイドラアーム186も同様に回動する。
【0035】
すると、出力ローラ181とアイドラ182とが係合するため、エンジン12の動力が逆転用伝達機構18によって出力軸121から入力軸131に伝達される。すなわち、エンジン12の動力が出力軸121から出力ローラ181、アイドラ182、回転軸187、逆転用出力プーリ183、逆転用ベルト185、逆転用入力プーリ184を経て、入力軸131に伝達される。
【0036】
なお、テンションアーム155が反時計回りに回動すると、テンションローラ154が正転用ベルト153に圧接されなくなって、正転用ベルト153に張力が付与されないため、エンジン12の動力が正転用伝達機構15によって出力軸121から入力軸131に伝達されない。
【0037】
こうして、エンジン12の動力が逆転用伝達機構18によって出力軸121から入力軸131に伝達されると、入力軸131が逆転して、管理機1が後進走行する。
【0038】
以上のように、エンジン12の動力をトランスミッション13を介して車軸16に伝達して、前進走行又は後進走行する管理機1であって、エンジン12の動力をエンジン12の出力軸121からトランスミッション13の入力軸131に伝達して、入力軸131を正転させる正転用伝達機構15と、エンジン12の動力をエンジン12の出力軸121からトランスミッション13の入力軸131に伝達して、入力軸131を逆転させる逆転用伝達機構18と、を備え、正転用伝達機構15は、出力軸121に設けられる正転用出力プーリ151と、入力軸131に設けられる正転用入力プーリ152と、正転用出力プーリ151及び正転用入力プーリ152に巻かれる正転用ベルト153と、正転用ベルト153に張力を付与可能なテンションローラ154と、を備え、逆転用伝達機構18は、出力軸121に設けられる出力ローラ181と、出力ローラ181と係合可能なアイドラ182と、アイドラ182と同軸に設けられる逆転用出力プーリ183と、入力軸131に設けられる逆転用入力プーリ184と、逆転用出力プーリ183及び逆転用入力プーリ184に巻かれる逆転用ベルト185と、を備え、正転用伝達機構15は、テンションローラ154が正転用ベルト153に張力を付与するときに、エンジン12の動力を出力軸121から入力軸131に伝達し、逆転用伝達機構18は、テンションローラ154が正転用ベルト153に張力を付与しないときに、出力ローラ181とアイドラ182とが係合して、エンジン12の動力を出力軸121から入力軸131に伝達し、正転用伝達機構15がエンジン12の動力を出力軸121から入力軸131に伝達して、入力軸131が正転することにより前進走行し、逆転用伝達機構18がエンジン12の動力を出力軸121から入力軸131に伝達して、入力軸131が逆転することにより後進走行するものである。
【0039】
このような構成により、正転用伝達機構15及び逆転用伝達機構18がトランスミッション13の外部にて構成されることにより、トランスミッション13の内部構造を簡素化してコストを低減することができる。
【0040】
そして、テンションローラ154は、テンションアーム155の先端部に回転可能に軸支され、アイドラ182は、アイドラアーム186の先端部に回転可能に軸支され、テンションアーム155及びアイドラアーム186は、それぞれの基端部が単一のアーム回動軸19に回動可能に軸支され、単一の操作具である正逆転レバー34の操作によって回動されるものである。
【0041】
このような構成により、正転用伝達機構15と逆転用伝達機構18とで部品の共通化を図ることにより、部品点数が少なくなるため、コストをさらに低減することができる。
【符号の説明】
【0042】
1 管理機
12 エンジン
13 トランスミッション
15 正転用伝達機構
16 車軸
18 逆転用伝達機構
19 アーム回動軸
34 正逆転レバー(操作具)
121 出力軸
131 入力軸
151 正転用出力プーリ
152 正転用入力プーリ
153 正転用ベルト
154 テンションローラ
155 テンションアーム
181 出力ローラ
182 アイドラ
183 逆転用出力プーリ
184 逆転用入力プーリ
185 逆転用ベルト
186 アイドラアーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンの動力をトランスミッションを介して車軸に伝達して、前進走行又は後進走行する管理機であって、
前記エンジンの動力を前記エンジンの出力軸から前記トランスミッションの入力軸に伝達して、前記入力軸を正転させる正転用伝達機構と、
前記エンジンの動力を前記エンジンの出力軸から前記トランスミッションの入力軸に伝達して、前記入力軸を逆転させる逆転用伝達機構と、を備え、
前記正転用伝達機構は、
前記出力軸に設けられる正転用出力プーリと、
前記入力軸に設けられる正転用入力プーリと、
前記正転用出力プーリ及び正転用入力プーリに巻かれる正転用ベルトと、
該正転用ベルトに張力を付与可能なテンションローラと、を備え、
前記逆転用伝達機構は、
前記出力軸に設けられる出力ローラと、
該出力ローラと係合可能なアイドラと、
該アイドラと同軸に設けられる逆転用出力プーリと、
前記入力軸に設けられる逆転用入力プーリと、
前記逆転用出力プーリ及び逆転用入力プーリに巻かれる逆転用ベルトと、を備え、
前記正転用伝達機構は、
前記テンションローラが前記正転用ベルトに張力を付与するときに、前記エンジンの動力を前記出力軸から前記入力軸に伝達し、
前記逆転用伝達機構は、
前記テンションローラが前記正転用ベルトに張力を付与しないときに、前記出力ローラと前記アイドラとが係合して、前記エンジンの動力を前記出力軸から前記入力軸に伝達し、
前記正転用伝達機構が前記エンジンの動力を前記出力軸から前記入力軸に伝達して、前記入力軸が正転することにより前進走行し、
前記逆転用伝達機構が前記エンジンの動力を前記出力軸から前記入力軸に伝達して、前記入力軸が逆転することにより後進走行する管理機。
【請求項2】
前記テンションローラは、テンションアームの先端部に回転可能に軸支され、
前記アイドラは、アイドラアームの先端部に回転可能に軸支され、
前記テンションアーム及びアイドラアームは、それぞれの基端部が単一のアーム回動軸に回動可能に軸支され、単一の操作具の操作によって回動される請求項1に記載の管理機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−127401(P2012−127401A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−278487(P2010−278487)
【出願日】平成22年12月14日(2010.12.14)
【出願人】(390029621)ニューデルタ工業株式会社 (55)
【Fターム(参考)】