説明

管継手

【課題】スリーブと雌型本体の周壁との間に油が付着したとしても、スリーブと周壁との間の固着が生じないようにした管継手を提供する。
【解決手段】この管継手の雌型管継手12は、雄型管継手14の挿入部を受け入れるための受入部を有する筒状の雌型本体18、施錠子30、受入部を画定する周壁26上に軸線方向で変位可能とされた施錠子を半径方向外側から押圧するためのスリーブ20を有する。雄型管継手14は、挿入部の外周面に、施錠子30を受け入れる施錠凹部を有する。雌型本体の周壁26の外周面が、スリーブの内周面と摺動可能とされた摺動領域56と、該摺動領域よりも小さな半径とされてスリーブの内周面との間に空間を形成する空間形成領域とを有する。施錠子孔は摺動領域に開口するように形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は管継手に関し、特に、アルミダイカストなどにおいて金型を一定の温度に保つために該金型に熱媒体油を供給する管路に使われるのに適した管継手に関する。
【背景技術】
【0002】
アルミダイカストなどでは金型を一定の温度に保つために金型に熱媒体油を供給することが行われるが、金型を変えるたびに、金型内部の管路と該管路に対して熱媒体油を供給排出するための供給排出管路とを外さなければならない。このための作業を容易にするために近年は、雌型管継手と該雌型管継手に挿入連結される雄型管継手とからなる管継手が用いられるようになってきている。
【0003】
具体的には、雌型管継手は、雄型管継手を受け入れる受入部を画定する筒状の周壁を有し、該周壁にその半径方向を貫通するように施錠子孔が形成されている雌型本体と、施錠子孔に半径方向で変位可能で、一部が該受入部内に挿入される施錠位置と、該施錠位置よりも外側に変位した解放位置との間で変位可能とされた施錠子(施錠ボール)と、周壁の外周面上に設けられ、該施錠子を半径方向外側から押圧して該施錠子を施錠位置とする押圧位置と該施錠子が半径方向外側に変位して該解放位置となるのを許容する押圧解除位置との間で当該周壁の軸線方向で変位可能なスリーブを有する。これに対して、雄型管継手は雌型管継手の受入部内に挿入される挿入部を有し、該挿入部の外周面に、施錠子を受け入れて、当該挿入部を受入部内に施錠するための施錠凹部を有する。この管継手においては、スリーブを雌型管継手の軸線方向で変位することにより、雄型及び雌型管継手の連結・連結解除が行われる。この種の管継手としては特許文献1に開示されたようなものがある。
【0004】
このような管継手を用いている場合、金型取り替えのために、この管継手の連結を解除すると、熱媒体油が漏れ出して当該管継手の周囲に付着するが、この漏れ出た熱媒体油が上述のスリーブと雌型本体の周壁との間の空間に入り時間が経過すると、熱媒体油の粘性が高くなり、スリーブが雌型本体の周壁に固着してしまい、当該管継手の連結・連結解除操作ができなくなることがある。また、金型には離型剤としての油を金型に吹き付けるが、この離型剤も上述のスリーブ固着の原因となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−316983
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記のような点に鑑み、スリーブと雌型本体の周壁との間に油が付着したとしても、スリーブと周壁との間の固着が生じないようにした管継手を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
雌型管継手(以下に述べる実施形態では参照番号12を付して示す)と該雌型管継手に挿入連結される雄型管継手(14)とからなる管継手(10)であって、
該雌型管継手(12)が、
雄型管継手(14)を受け入れる受入部(24)を画定する筒状の周壁(26)を有し、該周壁にその半径方向を貫通するように施錠子孔(28)が形成されている雌型本体(18)、
該施錠子孔(28)に半径方向で変位可能で、一部が該受入部(24)内に挿入される施錠位置と、該施錠位置よりも外側に変位した解放位置との間で変位可能とされた施錠子(30)、及び、
該周壁(26)の外周面上に取り付けられたスリーブ(20)であって、その内周面が該施錠子(30)を半径方向外側から押圧して該施錠子(30)を該施錠位置とする施錠子押圧凸部(32)と、該施錠子押圧凸部(32)に該周壁の軸線方向で隣接して設けられ該施錠子(30)が半径方向外側に変位して該解放位置となるのを許容する施錠子解放凹部(36)とを有し、当該スリーブ(20)が、該施錠子押圧凸部(32)が該施錠子(30)の半径方向外側位置となって該施錠子(30)を該施錠位置とする施錠子押圧位置と、該施錠子解放凹部(36)が該施錠子の半径方向外側位置となって該施錠子が該解放位置となるのを許容する施錠子押圧解除位置との間で当該周壁(26)の軸線方向で変位可能なスリーブ(20)を有し、
該雄型管継手が、
該雌型管継手の受入部(24)内に挿入される挿入部(22)を有し、該挿入部の外周面に、該施錠子(30)を受け入れて、当該挿入部(22)を該受入部(24)内に施錠するための施錠凹部(50)を有し、
該雌型本体の周壁(26)の外周面が、該スリーブ(20)の内周面の錠子押圧凸部(32)と摺動係合される摺動領域(56)と、該摺動領域(56)よりも小さな半径とされて該スリーブの内周面の錠子押圧凸部との間に空間(S)を形成する空間形成領域(58)とを有し、該施錠子孔(28)が該摺動領域(56)に開口するように形成されている管継手を提供する。
【0008】
この管継手においては、雌型管継手の周壁の外周面の摺動領域(56)がスリーブの内周面の施錠子押圧凸部(32)と摺動係合することにより、該スリーブが円滑に摺動することができるようにすると共に、同外周面に空間形成領域(58)を形成することにより、該外周面とスリーブの施錠子押圧凸部(32)との間に油が入り込んだとしても、該油による周壁外周面とスリーブとの固着が生じにくくすることを可能としている。
【0009】
具体的には、該雌型本体(18)の周壁(26)に設けられる該施錠子孔(28)は、周方向で相互に間隔をあけて少なくとも2つ設けられ、該摺動領域(56)が各施錠孔の開口を囲むように少なくとも2つ設けられ、該空間形成領域(58)が、該摺動領域(56)の間に形成されるようにすることができる。
【0010】
より具体的には、雌型本体の周壁(26)の外周面が全体的に円筒状とされ、該円筒状の外周面の一部を切削したような形態で平面を形成し、該平面を該空間形成領域(58)とし、他の領域(56)を摺動領域とすることができる。
【0011】
該スリーブの内周面が、全体的に円筒状とされ、該雌型管継手(12)が該雄型管継手(14)を受け入れる方向を基準にして、該施錠子押圧凸部(32)の手前側に該施錠子解放凹部(36)を有し、該施錠子押圧凸部(32)の奥側に該施錠子押圧凸部よりも内径の大きいバネ収納凹部(37)を有し、該スリーブ(20)が、該バネ収納凹部に収納されて該スリーブと該雌型本体の間に設定されたバネ(34)により該施錠子押圧位置に付勢するようにされ、該バネに抗して該スリーブ(20)を後方に変位させることにより該スリーブを該施錠子押圧位置から該施錠子解放位置に変位可能とされており、
該雌型本体(18)が、該施錠子押圧位置にあるスリーブ(20)の円筒状の内周面の後端部分と係合し、後方に変位されるスリーブ(20)の内周面と摺動係合する環状突起部(60)を有し、該環状突起部が該スリーブの軸線方向で見て多角形状とされてスリーブの円筒状の内周面の周方向で間隔をあけた位置で係合されるようにすることができる。これも油がスリーブの内周面と雌型本体の外周面との間に入って、スリーブの動きに支障となることを抑制するためである。
【0012】
更に、該スリーブ(20)が該施錠子押圧解除位置とされたときに、該雌型本体(18)の環状突起部(60)よりも後方に延びる該スリーブ(20)の部分に対応する該雌型本体の外周面を環状凹部(62)とすることもできる。これも油がスリーブの内周面と雌型本体の外周面との間に入って、スリーブの動きに支障となることを抑制するためである。
【0013】
該空間形成部(58)が該摺動領域(56)の並行に延び、該摺動領域(56)よりも後方まで延びるようにすることができる。雌型本体(28)の外周面とスリーブ(20)の内周面との間に形成される空間(S)をより大きくとるためである。
【0014】
以下、本発明に係る管継手を添付図面に示した実施形態に基づき説明する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、本発明に係る管継手の縦断面図で、雌型管継手及び雄型管継手が連結されている状態を示す。
【図2】図2は、同管継手の縦断面図で、雌型管継手及び雄型管継手が分離されている状態を示す。
【図3】図3は、雌型管継手を示す図で、(A)雌型管継手の上半部手前側を切り欠いて示した側面図、(B)は(A)における3B−3B線に沿ってみた図である。
【図4】図4は、雌型本体の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1及び図2に示すように、本発明に係る管継手10は、雌型管継手12と該雌型管継手12に挿入連結される雄型管継手14とからなる。
【0017】
雌型管継手12は、前後方向に延びる貫通孔16を有する全体として筒状の雌型本体18と、該雌型本体上に摺動可能に取り付けられるスリーブ20とを有する。具体的には、雌型本体18は、雄型管継手14の挿入部22(図2)を受け入れる受入部24を画定する筒状の周壁26にその半径方向で貫通する施錠子孔28を有している。施錠子孔28内には球形の施錠子30が設けられており、該施錠子30は施錠子孔28内において半径方向で変位可能で、一部が受入部24内に挿入される施錠位置(図1乃至図3)と、該施錠位置よりも外側に変位した解放位置との間で変位可能とされている。
【0018】
スリーブ20は、雌型本体18の周壁26の外周面上に当該周壁26の軸線方向で摺動可能に設けられている。スリーブ20の内周面は、施錠子30を半径方向外側から押圧して施錠子を上記施錠位置とする環状の施錠子押圧凸部32、施錠子凸部32の前側にあり施錠子30が半径方向外側に変位して解放位置となるのを許容する環状の施錠子解放凹部36,施錠子凸部32の後側にある環状のバネ収納凹部37を有する。該スリーブ20は、バネ収納凹部37内に配置された圧縮コイルバネ34により、該施錠子押圧凸部32が施錠子30を半径方向外側に位置して、該施錠子を押圧する押圧位置に付勢されており、作業者が圧縮コイルバネ34に抗してスリーブ20を図2で見て左方に変位させることにより、施錠子解放凹部36が施錠子30の半径方向外側位置となって該施錠子30が解放位置に変位可能とする押圧解除位置となることができるようになっている。
【0019】
雌型本体18の周壁26の外周面は、図3の(B)に最もよく示すように、スリーブ20内周面の施錠子押圧凸部32と摺動係合される摺動領域56と、摺動領域56によりも小さな半径とされてスリーブ20の施錠子押圧凸部32との間に空間Sを形成する空間形成領域58とを有し、施錠子孔28が摺動領域56に開口するように形成されている。本実施形態においては、全体として円筒形とされた周壁26の外周面に対して、施錠子28が設けられている図3Bで見て上下左右の部分を上記摺動領域56として残し、それらの間を切削して雌型本体18の軸線に平行な図4で見て矩形状の面として、これを空間形成領域58としている。具体的には、周壁26の外周面は、スリーブ20の内周面の施錠子押圧凸部32が摺動する摺動領域56と、該摺動領域56の軸線方向後側に隣接して設けられた該摺動領域56よりも大きな直径とされてスリーブの施錠子押圧凸部32が該摺動領域よりも後方へ変位するのを阻止するためのスリーブ変位阻止領域59とを有しており、空間形成領域58は該スリーブ変位阻止領域59まで延びるように形成され、スリーブの施錠子押圧凸部32が移動可能な範囲よりも後方に長く延びるように形成されている(図4)。
【0020】
雌型本体18の外周面は、スリーブ20が図1乃至3の位置にあるときにスリーブ20の後端部分内周面が係合する環状突起部60を有しており、該環状突起部60は雌型本体の軸線の周りで正六角形とされて、その六カ所の角部分で、スリーブ20の後端部分内周面と摺動係合するようにされている。雌型本体18の外周面は更に、該環状突起部60に隣接する後側に環状凹部62を有しており、スリーブ20が後方に変位されるときに、この環状凹部62の部分では、該スリーブ20の内周面が雌型本体18の外周面と係合しないようにされている。これら環状突起部60の六角形の形状及び環状凹部62は、スリーブ20の内周面と雌型本体18の外周面との間に油が付着しても、スリーブ20を前後方向で変位させるのに余り影響を与えないようにするためのものである。
【0021】
雌型管継手12の貫通孔16内にはバルブ支持部材40によって該貫通孔16の軸線方向で変位可能とされたバルブ42が支持されている。該バルブ42は、圧縮コイルバネ44によって、バルブシート46に押圧されて密封係合されている。
【0022】
雄型管継手14は、該雌型管継手12の受入部24内に挿入される挿入部22の外周面に、施錠子30を受け入れて、当該挿入部22を受入部24内に施錠するための環状の施錠凹部50を有する。雄型管継手14は前後方向で貫通する貫通孔52を有しており、雌型管継手12と同様のバルブ54、バルブシート55、圧縮コイルバネ57を備えている。
【0023】
本発明に係る管継手の上述のように構成されるものであり、スリーブ20の内周面と雌型本体18の周壁26の外周面との間に前述の熱媒体油などが入ったとしても、それらの間に空間Sが形成されているために該熱媒体油によるスリーブ20と周壁26との間の固着は生じにくくなる。
【0024】
本発明に係る管継手を、アルミダイカストに対する熱媒体油の供給排出管路に用いる次のような実験を行った。
熱媒体油:バーレルサーム400(登録商標)
油温度:280℃
油圧力:0.5MPa以下
管継手の着脱頻度:2〜3日に一回(金型交換時)
運転状況:当初は18時間/日
末期は8時間/日
使用環境:管継手の着脱は温調ポンプを止め、温度が低い状態で行う。
一回の成形毎に離型剤をふりかける。
実験結果:従来品では1〜2ヶ月でスリーブが動かなくなった。
本発明に係る管継手では、略9ヶ月使用後も作業者の手でスリーブを動かし、管継手の着脱が可能であった。
以上、本発明に係る管継手を添付図面に示した実施形態に基づき説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、空間形成領域は切削に限らず、その他の成形方法によって形成することが可能である。
【符号の説明】
【0025】
管継手10;雌型管継手12;雄型管継手14;貫通孔16;雌型本体18;スリーブ20;挿入部22;受入部24;周壁26;施錠子孔28;施錠子30;施錠子押圧凸部32;圧縮コイルバネ34;施錠子解放凹部36;バネ収納凹部37;バルブ支持部材40;バルブ42;圧縮コイルバネ44;バルブシート46;施錠凹部50;貫通孔52;バルブ54;バルブシート55;摺動領域56;圧縮コイルバネ57;空間形成領域58;環状突起部60;環状凹部62;空間S

【特許請求の範囲】
【請求項1】
雌型管継手と該雌型管継手に挿入連結される雄型管継手とからなる管継手であって、
該雌型管継手が、
雄型管継手を受け入れる受入部を画定する筒状の周壁を有し、該周壁にその半径方向を貫通するように施錠子孔が形成されている雌型本体、
該施錠子孔に半径方向で変位可能で、一部が該受入部内に挿入される施錠位置と、該施錠位置よりも外側に変位した解放位置との間で変位可能とされた施錠子、及び、
該周壁の外周面上に取り付けられたスリーブであって、その内周面が該施錠子を半径方向外側から押圧して該施錠子を該施錠位置とする施錠子押圧凸部と、該施錠子押圧凸部(32)に該周壁の軸線方向で隣接して設けられ該施錠子が半径方向外側に変位して該解放位置となるのを許容する施錠子解放凹部とを有し、当該スリーブが、該施錠子押圧凸部が該施錠子の半径方向外側位置となって該施錠子を該施錠位置とする施錠子押圧位置と、該施錠子解放凹部が該施錠子の半径方向外側位置となって該施錠子が該解放位置となるのを許容する施錠子押圧解除位置との間で当該周壁の軸線方向で変位可能なスリーブを有し、
該雄型管継手が、
該雌型管継手の受入部内に挿入される挿入部を有し、該挿入部の外周面に、該施錠子を受け入れて、当該挿入部を該受入部内に施錠するための施錠凹部を有し、
該雌型本体の周壁の外周面が、該スリーブの内周面の施錠子押圧凸部と摺動係合される摺動領域と、該摺動領域よりも小さな半径とされて該スリーブの内周面の施錠子押圧凸部との間に空間を形成する空間形成領域とを有し、該施錠子孔が該摺動領域に開口するように形成されている管継手。
【請求項2】
該雌型本体の周壁に設けられる該施錠孔は、周方向で相互に間隔をあけて少なくとも2つ設けられ、該摺動領域が各施錠孔の開口を囲むように少なくとも2つ設けられ、該空間形成領域が、該摺動領域の間に形成されている請求項1に記載の管継手。
【請求項3】
該雌型本体の周壁の外周面が、全体的に円筒状とされ、該円筒状の外周面の一部を切削したような形態で平面を形成し、該平面を該空間形成領域とし、他の領域を摺動領域とした請求項1又は2に記載の管継手。
【請求項4】
該スリーブの内周面が、全体的に円筒状とされ、該雌型管継手が該雄型管継手を受け入れる方向を基準にして、該施錠子押圧凸部の手前側に該施錠子解放凹部を有し、該施錠子押圧凸部の奥側に該施錠子押圧凸部よりも内径の大きいバネ収納凹部を有し、該スリーブが、該バネ収納凹部に収納されて該スリーブと該雌型本体の間に設定されたバネにより該施錠子押圧位置に付勢するようにされ、該バネに抗して該スリーブを後方に変位させることにより該スリーブを該施錠子押圧位置から該施錠子解放位置に変位可能とされており、
該雌型本体が、該施錠子押圧位置にあるスリーブの円筒状の内周面の後端部分と係合し、後方に変位されるスリーブの内周面と摺動係合する環状突起部を有し、該環状突起部が該スリーブの軸線方向で見て多角形状とされてスリーブの円筒状の内周面の周方向で間隔をあけた位置で係合されるようにした請求項1乃至3のいずれかに記載の管継手。
【請求項5】
該スリーブが該施錠子押圧解除位置とされたときに、該雌型本体の環状突起部よりも後方に延びる該スリーブの部分に対応する該雌型本体の外周面が環状凹部とされている請求項4に記載の管継手。
【請求項6】
該空間形成部が該摺動領域並行に延び、該摺動領域よりも後方まで延びるようにされた請求項1乃至5のいずれかに記載の管継手。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−12692(P2011−12692A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−154842(P2009−154842)
【出願日】平成21年6月30日(2009.6.30)
【出願人】(000227386)日東工器株式会社 (158)
【Fターム(参考)】