説明

粒状物配設用複合資材、およびその製造方法

【課題】玉砂利の如き粒状物を簡単に配設でき、特に、粒状物間に見映えのよい隙間を確保可能な粒状物配設用複合資材、およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】粒状物配設用複合資材1は、網状体3の片面に複数の粒状物5が固着された構造になっている。網状体3は、4回回転対称性を持つ形状とされ、網状体3の周縁部は、交互に凹部6aおよび凸部6bのある輪郭をなす形状とされた波形周縁部6とされている。網状体3を縦横に配置した場合、網状体3の継ぎ目となる部分においては、一方の波形周縁部6と他方の波形周縁部6とで互いの凹凸をかみ合わせることにより、曲線状の継ぎ目を形成することができる。さらに、粒状物5は、所定の密度で配置された障害物を有する型の中に並べられることにより、障害物を避けた位置に分散配置された状態とされ、その状態のまま網状体3に固着されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粒状物配設用複合資材、およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、弾性を有するシート上にバインダ層を設けて、そのバインダー層に天然石を埋め込んでなる玉砂利マットが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このような玉砂利マットを利用すれば、玉砂利を容易に敷き詰めることができ、また、玉砂利が飛び散ったりしないので、容易に玉砂利の保守・管理を行うことができた。
【特許文献1】特開平08−60606号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記特許文献1に記載の玉砂利マットは、平面視正方形に構成されていたため(上記特許文献1の図1参照)、玉砂利マットの継ぎ目が目立つ、という問題があった。
【0004】
より詳しく説明すると、上記特許文献1に記載の玉砂利マットの場合、各玉砂利マットの中央部では、玉砂利が不規則に配置されているためん、玉砂利のなす隙間も不規則な形状となる。しかし、隣接する位置に配置された玉砂利マット同士の境界では、一直線に延びる隙間ができてしまうため、どうしても不自然な印象を与える要因となり、玉砂利マットの継ぎ目が目立ってしまう、という問題があった。
【0005】
ここで、個々の玉砂利間にできる隙間が最小限となるように玉砂利を密に敷き詰めると、上記境界部分にある一直線に延びる隙間が特に目立つので、これを緩和するためには、全体的に玉砂利の量を減らし、個々の玉砂利間にできる隙間を多めに確保する、というのも一案である。
【0006】
しかし、玉砂利の量を減らして個々の玉砂利間にできる隙間を多めに確保しようとすると、玉砂利を満遍なく分散させて配置することが難しくなる、という問題もあった。そのため、手作業で玉砂利をきれいに分散配置するには相当な手間がかかり、あるいは、そのような手間を省くと、玉砂利が過剰に密に配置された部分や過剰に疎らに配置された部分ができてしまうため、玉砂利間にできる隙間にばらつきが生じて見た目が悪くなる、という問題があった。
【0007】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、玉砂利の如き粒状物を簡単に配設でき、特に、粒状物間に見映えのよい隙間を確保可能な粒状物配設用複合資材、およびその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下、本発明において採用した構成について説明する。
本発明の粒状物配設用複合資材は、下地となる面に沿う形状に変形可能な網状体と、前記網状体の片面に固着された複数の粒状物とを備えており、前記網状体の周縁部の少なくとも一部は、交互に凹凸のある輪郭をなす形状とされた波形周縁部とされていて、前記網状体を前記下地となる面に配置した際に前記網状体の継ぎ目となる部分において、一方の前記波形周縁部と他方の前記波形周縁部とで互いの凹凸をかみ合わせることにより、曲線状の前記継ぎ目を形成可能とされていることを特徴とする。
【0009】
この粒状物配設用複合資材において、
また、粒状物とは、床面や壁面などの下地に固着されるものであり、具体的には、粒状の天然石、擬石、ガラス粒、サンゴ粒、プラスチック粒、セラミックス粒などが用いられる。
【0010】
また、網状体は、片面に固着される粒状物が、裏側の面に通り抜けない程度の網目を持つもので、下地となる面に沿う形状に容易に変形させることができれば、特に材質については限定されず、各種天然繊維もしくは各種合成繊維で製造されたものを任意に利用することができる。これら粒状物と網状体は、双方の材質を考慮して選定される接着剤等を介して固着されていればよい。
【0011】
以上のように構成される粒状物配設用複合資材は、例えば、複数の粒状物が固着された面を表側、粒状物が固着されていない面を裏側として、裏側を下地となる面に向けて固着される。このとき、網状体は、下地となる面に沿う形状に変形させることができるので、下地となる面の凹凸に沿うように粒状物を固着することができる。なお、粒状物配設用複合資材を単に固着しただけでは、粒状物間にできる隙間から網状体が見えるので、この網状体を隠したい場合には、例えば、粒状物間にある隙間を目地材で埋めることにより、網状体については目地材の内部に埋没させ、粒状物については一部分が目地材の内部に埋没、残りの一部分が目地材の外部に露出する状態にするとよい。この場合、目地材としては、モルタル、あるいはモルタルに類する機能を有する各種目地用組成物を利用することができる。また、壁面に粒状物配設用複合資材を固着する場合は、モルタルの如き目地材で隙間を埋める必要があるが、床面に粒状物配設用複合資材を固着する場合は、粒状物よりも細かい砂などによって粒状物間の隙間を埋めることもできる。
【0012】
以上のように構成された粒状物配設用複合資材によれば、網状体を固着するだけで複数の粒状物を下地となる面に固着することができるので、複数の粒状物を満遍なく下地となる面に固着する作業を容易に実施することができる。
【0013】
また、本発明の場合、網状体の周縁部の少なくとも一部は、交互に凹凸のある輪郭をなす形状とされた波形周縁部とされており、網状体を柱状本体の側面に固着した際に網状体の継ぎ目となる部分においては、一方の前記波形周縁部と他方の前記波形周縁部とで互いの凹凸をかみ合わせることにより、曲線状の前記継ぎ目が形成されるようになっている。そのため、継ぎ目となる部分においては、一方の波形周縁部の凸部に固着された粒状物が他方の波形周縁部の凹部に入り込み、他方の波形周縁部の凸部に固着された粒状物が一方の波形周縁部の凹部に入り込むので、粒状物の存在しない隙間が直線状に延びるような領域が形成されなくなる。したがって、継ぎ目の存在が目立たなくなり、粒状物間に見映えのよい隙間を確保することができるようになる。
【0014】
また、本発明において、前記網状体は、90度回転させる毎に同一形状となる4回回転対称性を持つ形状とされていて、且つ、一つの網状体を基準にして当該網状体の四方に同形状の前記網状体を配設した際に、基準となる前記網状体と四方に配設された各網状体との継ぎ目となる部分において、基準となる前記網状体が持つ前記波形周縁部と四方に配設された各網状体が持つ前記波形周縁部とで互いの凹凸をかみ合わせることにより、曲線状の前記継ぎ目を形成可能とされていると好ましい。
【0015】
このように構成された粒状物配設用複合資材によれば、粒状物配設用複合資材を方眼のマス目に沿うような位置に縦横に配置することにより、簡単に波形周縁部の凹凸をかみ合わせることができ、所期の曲線状継ぎ目を形成することができる。しかも、網状体は、90度回転させる毎に同一形状となる4回回転対称性を持つ形状とされているので、網状体の上下左右の向きを意識して配置しなくてもよくなり、粒状物配設用複合資材をきわめて簡単に縦横に配置できるようになる。
【0016】
また、本発明において、前記複数の粒状物は、あらかじめ所定の密度で配置された障害物を有する型の中に並べられることにより、前記障害物を避けた位置に分散配置された状態とされて、その状態のまま前記網状体に固着されたものであるとよい。
【0017】
このように構成された粒状物配設用複合資材によれば、全体の面積に対して所望の割合で障害物を設けておくことにより、簡単に複数の粒状物を分散させることができ、その分散状態を維持したまま下地となる面に粒状物および網状体を固着することができる。
【0018】
したがって、網状体の面積に対して粒状物の量が少ないような場合であっても、障害物を均一に設けておけば、きわめて簡単に粒状物を均一に分散配置することができる。
また、障害物をあえて不均一に設けておいてもよく、例えば、第1の部分では障害物の密度が高く、第2の部分では障害物の密度が低い型を用意すれば、第1の部分には少量の粒状物を分散させ、第2の部分にはより多くの粒状物を分散させることができるので、そのような分散状態の粒状物を、そのまま下地となる面に固着することができる。
【0019】
こうして粒状物間の隙間を十分に確保すれば、粒状物を過度に密に敷き詰めた場合とは異なり、粒状物配設用複合資材間の境界部分にある隙間が目立たなくなる。また、手作業で個々の粒状物を分散配置しなくてもよいので、簡単に粒状物を分散させることができ、粒状物間の隙間を十分に確保することができる。
【0020】
さらに、隙間を確保すると、個々の粒状物配設用複合資材毎に隙間の形態や位置にばらつきが生じやすいが、あらかじめ所定の密度で配置された障害物を有する型を用いれば、隙間の形態や位置にばらつきが生じるのを抑制することができる。この効果は、第1の部分には少量の粒状物を分散させ、第2の部分にはより多くの粒状物を分散させる、といった具合に分散状態をコントロールする場合にも同様であり、このコントロールの状態が個々の粒状物配設用複合資材毎にばらつくのを、所定の密度で配置された障害物を有する型を用いることにより、抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
図1は、本発明の粒状物配設用複合資材の一例を示す平面図、図2(a)は、同粒状物配設用複合資材9枚を縦横に敷き詰めた状態を示す平面図、図2(b)は、同粒状物配設用複合資材の部分縦断面図である。
【0022】
図1および図2に示す粒状物配設用複合資材1は、網状体3および複数の粒状物5とを備えている。
網状体3は、下地となる面に沿う形状に変形可能な柔軟なもので、90度回転させる毎に同一形状となる4回回転対称性を持つ形状とされていて、その網目の大きさが粒状物5の大きさよりも小さい網目となっている。また、この網状体3の周縁部は、交互に凹部6aおよび凸部6bのある輪郭をなす形状とされた波形周縁部6とされていて、網状体3を下地となる面に配置した際に網状体3の継ぎ目7となる部分において、一方の波形周縁部6と他方の波形周縁部6とで互いの凹部6aおよび凸部6bをかみ合わせることにより、曲線状の継ぎ目7を形成可能となっている。
【0023】
より詳しくは、図2(a)に示すように、一つの網状体3を基準にして当該網状体3の四方に同形状の網状体3を配設した際、基準となる網状体3とその四方に配設された各網状体3との継ぎ目7となる部分においては、基準となる網状体3が持つ波形周縁部6と四方に配設された各網状体3が持つ波形周縁部6とで互いの凹凸がかみ合い、曲線状の継ぎ目7が形成される。これにより、継ぎ目7となる部分においては、一方の波形周縁部6の凸部6bに固着された粒状物5が他方の波形周縁部6の凹部6aに入り込み、他方の波形周縁部6の凸部6bに固着された粒状物5が一方の波形周縁部6の凹部6aに入り込むので、粒状物5の存在しない隙間が直線状に延びるような領域が形成されなくなる。したがって、継ぎ目7の存在が目立たなくなり、粒状物5間に見映えのよい隙間を確保することができるようになる。
【0024】
粒状物5は、本実施形態の場合、天然石(玉砂利)が利用されており、接着剤によって網状体3の片面に固着されている。また、網状体3に固着された粒状物5の相互間には適度な隙間が確保されている。
【0025】
以上のように構成される粒状物配設用複合資材1は、例えば、図2(b)に示すように、下地となる面11(本実施形態の場合、床面)に固着して使用される。固着の際には、粒状物5が存在しない側の面が下地となる面11に向けられ、その状態で網状体3が下地となる面11に固着される。また、必要に応じて、粒状物5の相互間にある隙間が目地材13(本実施形態においては、モルタル)で埋められ、これにより、網状体3は目地材13の内部に埋没した状態、粒状物5は一部分が目地材13の内部に埋没、残りの一部分が目地材13の外部に露出する状態とされる。なお、このような目地材13に代えて、砂などで粒状物5の相互間にある隙間を埋めるようにしてもよい。
【0026】
ところで、この粒状物配設用複合資材1において、粒状物5は、次のような手順で網状体3に固着されている。
まず、図3(a)に示すように、複数の粒状物5は、あらかじめ所定の密度で配置された障害物21を有する型23の中に並べられることにより、障害物21を避けた位置に分散配置された状態とされる。図3(a)に示した例では、障害物21は、粒状物5とほぼ同じ大きさで、粒状物5を型23の内側に敷き詰めた場合に、粒状物5の占める面積と障害物21の占める面積がほぼ等しくなり、且つ、粒状物5と障害物21が満遍なくランダムに存在するように構成してある。
【0027】
このような型23の内側に粒状物5を敷き詰めたら、図3(b)に示すように、粒状物5の表面または網状体3の表面に接着剤を塗布した上で、複数の粒状物5の上から網状体3が被せられる。
【0028】
その後、接着剤を十分に硬化させたら、図3(c)に示すように、型23から網状体3が取り出される。その結果、障害物21を避けた位置に分散配置された状態になっていた複数の粒状物5は、その分散状態のまま網状体3に固着され、網状体3とともに型23から取り出されることになる。なお、障害物21にも接着剤が付着している場合、障害物21と網状体3も接着されることになるが、障害物21の表面をフッ素樹脂加工するか、障害物21の表面に接着剤の接着を妨げる剥離剤をあらかじめ塗布しておけば、網状体3を容易に障害物21から剥離することができる。また、網状体3側が少々剥がれても問題ない場合は、網状体3の表面が少し剥がされるような状態で、網状体3を障害物21から剥離しても構わない。
【0029】
このような手順で複数の粒状物5を網状体3に固着してあるので、網状体3全体の面積に対して所望の割合で障害物21を設けておくことにより、簡単に複数の粒状物5を分散させることができ、その分散状態を維持したまま下地となる面11(図2(b)参照)に粒状物5および網状体3を固着することができる。
【0030】
したがって、網状体3の面積に対して粒状物5の量が少ないような場合であっても、障害物21を均一に設けておけば、きわめて簡単に粒状物5を均一に分散配置することができる。
【0031】
こうして粒状物5間の隙間を十分に確保すれば、粒状物5を過度に密に敷き詰めた場合とは異なり、粒状物配設用複合資材1間の継ぎ目7(図2(a)参照)付近にできる隙間が目立たなくなる。また、手作業で個々の粒状物5を分散配置しなくてもよいので、簡単に粒状物5を分散させることができ、粒状物5間の隙間を十分に確保することができる。
【0032】
さらに、粒状物5間に隙間を確保すると、個々の粒状物配設用複合資材1毎に隙間の形態や位置にばらつきが生じやすいが、あらかじめ所定の密度で配置された障害物21を有する型を用いれば、隙間の形態や位置にばらつきが生じるのを抑制することができる。
【0033】
加えて、粒状物5間の隙間を多めに確保することができるので、粒状物5を過度に密に敷き詰めた場合に比べ、粒状物5が多すぎることに起因する圧迫感を軽減することができ、粒状物5を敷設する箇所(床面ないし壁面)を軽い風合いに仕上げることができる。また、単位面積に含まれる粒状物5の数を削減することができるので、その分だけコストダウンを図ることができ、粒状物配設用複合資材1をより安価に提供できるようになる。
【0034】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態においては、型23の内部に障害物21を設けてあったが、図4(a)に示すように、障害物21が存在しない型31を利用してもよい。このような型31を用いると、粒状物5の密度を最も高くすることができる。
【0035】
また、図3に示した例では、型23の内部に設けた障害物21について、粒状物5の占める面積と障害物21の占める面積がほぼ等しくなるように構成してあったが、図4(b)に示すように、粒状物5の占める面積が障害物33の占める面積よりも大きい型35や、図4(c)に示すように、粒状物5の占める面積が障害物37の占める面積よりも小さい型39を用いてもよい。
【0036】
さらに、上記実施形態においては、型23の内部に障害物21を満遍なく設けてある例を示したが、図4(d)に示すように、障害物41の存在密度が局所局所で何通りかに変わるように構成された型43を利用してもよい。この場合、粒状物5の密度を局所局所で変えることができ、しかも、その代わり具合を個体差のない代わり具合とすることができる。すなわち、障害物41をあえて不均一に設けておいてもよく、例えば、第1の部分では障害物41の密度が高く、第2の部分では障害物41の密度が低い型を用意すれば、第1の部分には少量の粒状物5を分散させ、第2の部分にはより多くの粒状物5を分散させることができるので、そのような分散状態の粒状物5を、そのまま下地となる面に固着することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の粒状物配設用複合資材の一例を示す平面図。
【図2】本発明の粒状物配設用複合資材を示す図であり、(a)は粒状物配設用複合資材9枚を縦横に敷き詰めた状態を示す平面図、(b)は粒状物配設用複合資材の固着状態を示す部分縦断面図。
【図3】粒状物を網状体に固着する手順を示す説明図。
【図4】粒状物を網状体に固着する際に用いる型の変形例を示す説明図。
【符号の説明】
【0038】
1・・・粒状物配設用複合資材、3・・・網状体、5・・・粒状物、6・・・波形周縁部、6a・・・凹部、6b・・・凸部、7・・・継ぎ目、11・・・下地となる面、13・・・目地材、21,33,37,41・・・障害物、23,31,35,39,43・・・型。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下地となる面に沿う形状に変形可能な網状体と、
前記網状体の片面に固着された複数の粒状物と
を備えており、
前記網状体の周縁部の少なくとも一部は、交互に凹凸のある輪郭をなす形状とされた波形周縁部とされていて、前記網状体を前記下地となる面に配置した際に前記網状体の継ぎ目となる部分において、一方の前記波形周縁部と他方の前記波形周縁部とで互いの凹凸をかみ合わせることにより、曲線状の前記継ぎ目を形成可能とされている
ことを特徴とする粒状物配設用複合資材。
【請求項2】
前記網状体は、90度回転させる毎に同一形状となる4回回転対称性を持つ形状とされていて、且つ、一つの網状体を基準にして当該網状体の四方に同形状の前記網状体を配設した際に、基準となる前記網状体と四方に配設された各網状体との継ぎ目となる部分において、基準となる前記網状体が持つ前記波形周縁部と四方に配設された各網状体が持つ前記波形周縁部とで互いの凹凸をかみ合わせることにより、曲線状の前記継ぎ目を形成可能とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の粒状物配設用複合資材。
【請求項3】
前記複数の粒状物は、あらかじめ所定の密度で配置された障害物を有する型の中に並べられることにより、前記障害物を避けた位置に分散配置された状態とされて、その状態のまま前記網状体に固着されたものである
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の粒状物配設用複合資材。
【請求項4】
あらかじめ所定の密度で配置された障害物を有する型の中に複数の粒状物を並べることにより、前記障害物を避けた位置に前記複数の粒状物を分散配置して、その状態のまま前記複数の粒状物を網状体の片面に固着する
ことを特徴とする粒状物配設用複合資材の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−170140(P2007−170140A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−373163(P2005−373163)
【出願日】平成17年12月26日(2005.12.26)
【出願人】(502355783)株式会社MAT (5)
【Fターム(参考)】