説明

置換アザインドールオキソアセチルピペラジン誘導体の組成物および抗ウイルス活性

本発明は、薬物特性および生体作用特性を有する化合物、その医薬組成物および使用方法を提供し、特にアザインドールオキソアセチルピペラジンに関する。これらの化合物は、単独使用あるいは他の抗ウイルス薬、抗感染薬、免疫モジュレーターもしくはHIVエントリー・インヒビターとの組合せ使用のいずれの場合も、ユニークな抗ウイルス活性を有し、さらに詳しくは、HIVおよびAIDSの処置に関係する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式Iで示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【化1】

[式中、Qは
【化2】

からなる群から選ばれ;
,R,RおよびRはそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−COOR56、XR57、−C(O)R、−C(O)NR5556、B、DおよびEからなる群から選ばれ、但し、R〜Rの少なくとも1つはBまたはEから選ばれ、ここで、--- は炭素−炭素結合または存在せず;
mは1または2;
は水素または−(CH)nCH、−C(O)(CH)nCH、−C(O)O(CH)nCH、−C(O)(CH)nN(CH)、ここで、nは0〜5;
はOまたは存在せず;
AはC1−6アルコキシ、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、アリールはフェニルまたはナフチル、ヘテロアリールはピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾイミダゾリルおよびベンゾチアゾリルからなる群から選ばれ、およびアリールまたはヘテロアリールは必要に応じて、アミノ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、−C(O)NH、C1−6アルキル、−NHC(O)CH、ハロゲンおよびトリフルオロメチルからなる群から選ばれる同一もしくは異なる基の1または2つで置換されてよく;
−W−は
【化3】

Bは−C(=NR46)(R47)、−C(O)NR4041、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式基、−S(O)、−C(O)R、−XR8a、−(C1−6)アルキルNR4041、−(C1−6)アルキルCOOR8bからなる群から選ばれ、ここで、アリール、ヘテロアリールおよびへテロ脂環式基は必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたは下記F群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜3つで置換されてよく、アリールはナフチルまたは置換フェニル、ヘテロアリールは1〜4個のへテロ原子を有するモノまたはジ環式系であって、モノ環式系の場合3〜7個の環原子を含有し、縮合のジ環式系では12個以下の原子を含有し、およびヘテロ脂環式基は3〜7員のモノ環式環であって、環骨格に1〜2個のへテロ原子を含有しかつベンゼンまたはピリジン環に縮合してもよく;
qは0、1または2;
Dは(C1−6)アルキルおよび(C2−6)アルケニルからなる群から選ばれ、ここで、(C1−6)アルキルおよび(C2−6)アルケニルは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたは−C(O)NR5556、ヒドロキシ、シアノおよびXR57からなる群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜3つで置換されてよく;
Eは(C1−6)アルキルおよび(C2−6)アルケニルからなる群から選ばれ、ここで、(C1−6)アルキルおよび(C2−6)アルケニルはそれぞれ独立して、必要に応じてフェニル、ヘテロアリール、SMe、SPh、−C(O)NR5657、−C(O)R57、−SO(C1−6)アルキルおよび−SOPhからなる群から選ばれる基で置換されてよく、ヘテロアリールは1〜4個のヘテロ原子を有するモノ環式系であって、3〜7個の環原子を含有し;
Fは(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式基、ヒドロキシ、(C1−6)アルコキシ、アリールオキシ、(C1−6)チオアルコキシ、シアノ、ハロゲン、ニトロ、−C(O)R57、ベンジル、−NR42−C(O)−(C1−6)アルキル、−NR42−C(O)−(C3−6)シクロアルキル、−NR42−C(O)−アリール、−NR42−C(O)−ヘテロアリール、−NR42−C(O)−へテロ脂環式基、4、5もしくは6員環環式N−ラクタム、−NR42S(O)−(C1−6)アルキル、−NR42S(O)−(C3−6)シクロアルキル、−NR42S(O)−アリール、−NR42S(O)−ヘテロアリール、−NR42S(O)−ヘテロ脂環式基、−S(O)(C1−6)アルキル、−S(O)−アリール、−S(O)−NR4243、−NR4243、−(C1−6)アルキルC(O)−NR4243、−C(O)−NR4243、−NHC(O)−NR4243、−OC(O)−NR4243、−NHC(O)−OR54、−(C1−6)アルキルNR4243、−COOR54、および−(C1−6)アルキルCOOR54からなる群から選ばれ、ここで、(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式基、(C1−6)アルコキシ、およびアリールオキシは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜9つまたは下記G群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜5つで置換されてよく、アリールはフェニル、ヘテロアリールは1〜4個のへテロ原子を有するモノ環式系であって、3〜7個の環原子を含有し、ヘテロ脂環式基はアジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピペラジン、ピペリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、アゼピンおよびモルホリンからなる群から選ばれ;
Gは(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式基、ヒドロキシ、(C1−6)アルコキシ、アリールオキシ、シアノ、ハロゲン、ニトロ、−C(O)R57、ベンジル、−NR48C(O)−(C1−6)アルキル、−NR48C(O)−(C3−6)シクロアルキル、−NR48C(O)−アリール、−NR48C(O)−ヘテロアリール、−NR48C(O)−ヘテロ脂環式基、4、5もしくは6員環環式N−ラクタム、−NR48S(O)−(C1−6)アルキル、−NR48S(O)−(C3−6)シクロアルキル、−NR48S(O)−アリール、−NR48S(O)−ヘテロアリール、−NR48S(O)−ヘテロ脂環式基、スルフィニル、スルホニル、スルホンアミド、−NR4849、−(C1−6)アルキルC(O)NR4849、−C(O)NR4849、−NHC(O)NR4849、−OC(O)NR4849、−NHC(O)OR54'、−(C1−6)アルキルNR4849、−COOR54、および−(C1−6)アルキルCOOR54からなる群から選ばれ、ここで、アリールはフェニル、ヘテロアリールは1〜4個のヘテロ原子を含有するモノ環式系であって、3〜7個の環原子を含有し、ヘテロ脂環式基はアジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピペラジン、ピペリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、アゼピンおよびモルホリンからなる群から選ばれ;
はアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ脂環式基からなる群から選ばれ、ここで、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ脂環式基は必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜3つで置換されてよく;
,R,R8a,R8bの場合の、アリールはフェニル、ヘテロアリールは1〜4個のヘテロ原子を有するモノまたはジ環式系であって、モノ環式系の場合3〜7個の環原子を含有し、ジ環式系では10個以下の原子を含有し、ヘテロ脂環式基はアジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピペラジン、ピペリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、アゼピンおよびモルホリンからなる群から選ばれ;
は水素、(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、(C2−6)アルケニル、(C3−7)シクロアルケニル、(C2−6)アルキニル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ脂環式基からなる群から選ばれ、ここで、(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、(C2−6)アルケニル、(C3−7)シクロアルケニル、(C2−6)アルキニル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ脂環式基は必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜6つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜5つで置換されてよく;
8aはアリール、ヘテロアリールおよびヘテロ脂環式基からなる群から選ばれる基、ここで、各基はそれぞれ独立して、必要に応じて同一もしくは異なるハロゲンの1〜6つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜5つで置換されてよく;
8bは水素、(C1−6)アルキルおよびフェニルからなる群から選ばれ;
,R10,R11,R12,R13,R14,R15,R16はそれぞれ独立して、水素および(C1−6)アルキルからなる群から選ばれ、ここで、(C1−6)アルキルは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つで置換されてよく;
XはNHもしくはNCH、OおよびSからなる群から選ばれ;
40およびR41はそれぞれ独立して、(a)水素、(b)同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換された(C1−6)アルキルもしくは(C3−7)シクロアルキル、および(c)(C1−6)アルコキシ、アリール、ヘテロアリールもしくはヘテロ脂環式基からなる群から選ばれるか、またはR40とR41はそれらが結合する窒素と共に合して、アジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピペラジン、4−NMeピペラジン、ピペリジン、アゼピンおよびモルホリンからなる群から選ばれる基を形成、ここで、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ脂環式基は必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよく;
40およびR41の場合の、アリールはフェニル、ヘテロアリールは1〜4個のヘテロ原子を有するモノ環式系であって、3〜6個の環原子を含有し、ヘテロ脂環式基はアジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピペラジン、ピペリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、アゼピンおよびモルホリンからなる群から選ばれ、但し、Bが−C(O)NR4041のとき、R40とR41の少なくとも一方は(a)または(b)の群からは選ばれず;
42およびR43はそれぞれ独立して、水素、(C1−6)アルキル、アリル、(C1−6)アルコキシ、(C3−7)シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ脂環式基からなる群から選ばれるか、またはR42とR43はそれらが結合する窒素と共に合して、アジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピペラジン、4−NMeピペラジン、ピペリジン、アゼピンおよびモルホリンからなる群から選ばれる基を形成、ここで、(C1−6)アルキル、(C1−6)アルコキシ、(C3−7)シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ脂環式基は必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはG群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよく;
42およびR43の場合の、アリールはフェニル、ヘテロアリールは1〜4個のヘテロ原子を有するモノ環式系であって、3〜6個の環原子を含有し、ヘテロ脂環式基はアジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピペラジン、ピペリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、アゼピンおよびモルホリンからなる群から選ばれる基;
RaおよびRbはそれぞれ独立して、H、(C1−6)アルキルまたはフェニル;
46はH、OR57および−NR5556からなる群から選ばれ;
47はH、アミノ、ハロゲン、フェニルおよび(C1−6)アルキルからなる群から選ばれ;
48およびR49はそれぞれ独立して、水素、(C1−6)アルキルおよびフェニルからなる群から選ばれ;
50はH、(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキルおよびベンジルからなる群から選ばれ、ここで、(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、およびベンジルのそれぞれは、必要に応じて同一もしくは異なるハロゲン、アミノ、OH、CNまたはNOの1〜3つで置換されてよく;
54は水素および(C1−6)アルキルからなる群から選ばれ;
54'は(C1−6)アルキル;
55およびR56はそれぞれ独立して、水素および(C1−6)アルキルからなる群から選ばれ;および
57は水素、(C1−6)アルキルおよびフェニルからなる群から選ばれる]
【請求項2】
が水素;
Qが(a)
【化4】

ここで、Rは水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−O(C1−6)アルキル、シアノ、ニトロおよびXR57からなる群から選ばれ、Rは水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−O(C1−6)アルキル、シアノ、−COOR56、ニトロ、XR57、必要に応じて同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはメトキシ、ヒドロキシもしくはXR57の1つで置換されるフェニル、それぞれ必要に応じてハロゲン、メトキシ、(C1−3)アルキルもしくはXR57で置換されるフリル、オキサゾリルまたはピラゾリルからなる群から選ばれ;または
Qが(b)
【化5】

ここで、RおよびRはそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−O(C1−6)アルキル、シアノ、ニトロ、−COOR56、XR57、−C(O)NR5556、必要に応じて同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはメトキシ、ヒドロキシもしくはXR57の1つで置換されるフェニル、それぞれ必要に応じて(C1−3)アルキル、ハロゲンもしくはXR57で置換されるフリル、オキサゾリルまたはピラゾリルからなる群から選ばれ;
および
Qが(a)と(b)の両方の場合、mが2;
が水素;
が存在せず;
AがC1−6アルコキシ、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、アリールはフェニル、ヘテロアリールはピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリルおよびイソキサゾリルからなる群から選ばれ、およびアリールまたはヘテロアリールは必要に応じて、アミノ、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、−NHC(O)CH、ハロゲンおよびトリフルオロメチルからなる群から選ばれる同一もしくは異なる基の1または2つで置換されてよく;
---が炭素−炭素結合;
XがNHまたはNCH
57がHまたは(C1−3)アルキル;および
55およびR56がそれぞれ独立して、Hまたは(C1−6)アルキル
である請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項3】
Aがフェニルおよびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、ヘテロアリールはピリジニル、フラニルまたはチエニル、およびフェニルまたはヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるアミノ、C1−6アルキル、ヒドロキシまたはハロゲンの1〜2つで置換されてよく;
,R10,R11,R12,R13,R14,R15およびR16がそれぞれ独立して、水素またはメチル、但し、1つのみがメチル;
Qが(a)
【化6】

ここで、Rが水素、ハロゲンおよびメトキシからなる群から選ばれ、およぴRは水素;または
Qが(b)
【化7】

ここで、Rはハロゲンまたは水素およびRは水素;および
Qが(a)と(b)の両方;
がB群から選ばれ;
Bが−C(O)NR4041、置換フェニル、ヘテロアリール、オキサゾリン、ピラジノン、およびベンゼンもしくはピリジンに縮合するメチレンジオキシもしくはエチレンジオキシからなる群から選ばれ、ここで、ヘテロアリールまたはフェニルは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよい請求項2に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項4】
Bが−C(O)NR4041、置換フェニルおよびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、フェニルは置換され、およびヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよく;
Fが(C1−6)アルキル、(C3−6)シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式基、ヒドロキシ、(C1−6)アルコキシ、(C1−6)チオアルコキシ、シアノ、ハロゲン、−C(O)R57、ベンジル、−NR42C(O)−(C1−6)アルキル、−NR42C(O)(C3−6)シクロアルキル、−NR42C(O)−アリール、−NR42C(O)−ヘテロアリール、−NR42C(O)−へテロ脂環式基、4、5もしくは6員環環式N−ラクタム、−NR42S(O)−(C1−6)アルキル、−NR4243、−C(O)NR4243および−COOR54からなる群から選ばれ、ここで、(C1−6)アルキル、(C3−6)シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式基、(C1−6)アルコキシは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはG群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよく;
Gが(C1−6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−6)アルコキシ、ハロゲン、−NR48C(O)−(C1−6)アルキル、−NR48C(O)−(C)シクロアルキル、4、5もしくは6員環環式N−ラクタム、−NR48S(O)−(C1−6)アルキル、−NR4849、−(C1−6)アルキルC(O)NR4849、−C(O)NR4849および−(C1−6)アルキルNR4849からなる群から選ばれ;
40が水素;および
41が(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールは、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはメチル、(C1−3)アルコキシ、ヘテロアリールおよびアリールからなる群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換され、アリールまたはヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたは(C1−6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−6)アルコキシ、−NR42C(O)−(C1−6)アルキル、−NR4243および−C(O)NR4243からなる群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよい請求項3に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項5】
Qが
【化8】

Aがフェニル、2−ピリジルまたは3−ピリジル;
Bが−C(O)NR4041またはヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、ヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよい請求項4に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項6】
Bがヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよい請求項5に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項7】
Qが
【化9】

が水素、ハロゲンおよびメトキシからなる群から選ばれ;
がB;
Bが−C(O)NR4041またはヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、ヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよい請求項4に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項8】
Aがフェニル、2−ピリジルまたは3−ピリジルである請求項7に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項9】
Bが−C(O)NR4041である請求項8に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項10】
Bがヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよい請求項8に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項11】
Fが(C1−6)アルキル、(C3−6)シクロアルキル、(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式基、メトキシ、−S(C1−3)アルキル、ハロゲン、−C(O)R57、−C(O)NR4243、−NR42C(O)−(C1−6)アルキル、−NR42C(O)(C3−6)シクロアルキル、−NR42C(O)−アリール、−NR42C(O)−ヘテロアリール、−NR42C(O)−へテロ脂環式基、4、5もしくは6員環環式N−ラクタム、−NR42S(O)−(C1−6)アルキル、−NR42S(O)−(C3−6)シクロアルキル、−NR42S(O)−アリール、−NR42S(O)−ヘテロアリール、−NR42S(O)−ヘテロ脂環式基、−NR4243、−NR55(C1−3)アルキルNR5556および−COOR54からなる群から選ばれる請求項4に記載の化合物。
【請求項12】
Aがフェニル、2−ピリジルまたは3−ピリジルである請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
Qが
【化10】

が水素およびメトキシからなる群から選ばれ;
が水素;および
Bが−C(O)NR4041およびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、ヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよい請求項4に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項14】
がフルオロである請求項8に記載の化合物。
【請求項15】
がメトキシである請求項8に記載の化合物。
【請求項16】
Bがチアゾール、ピリダジン、ピラジン、ピラゾール、イソキサゾール、イソチアゾール、イミダゾール、フリル、チエニル、オキサゾール、オキサジアゾール、チアジアゾール、ピリミジン、ピラゾール、トリアジン、トリアゾール、テトラゾール、ピリジル、インドール、アザインドールおよびジアザ−インドールからなる群から選ばれるヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよい請求項8に記載の化合物。
【請求項17】
Bがチアゾール、ピリダジン、ピラジン、ピラゾール、イソキサゾール、イソチアゾール、イミダゾール、フリル、チエニル、オキサゾール、オキサジアゾール、チアジアゾール、ピリミジン、ピラゾール、トリアジン、トリアゾール、テトラゾール、ピリジル、インドール、アザインドールおよびジアザ−インドールからなる群から選ばれるヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよい請求項5に記載の化合物。
【請求項18】
Bがチアゾール、ピリダジン、ピラジン、ピラゾール、イソキサゾール、イソチアゾール、イミダゾール、フリル、チエニル、オキサゾール、オキサジアゾール、チアジアゾール、ピリミジン、ピラゾール、トリアジン、トリアゾール、テトラゾール、ピリジル、インドール、アザインドールおよびジアザ−インドールからなる群から選ばれるヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよい請求項13に記載の化合物。
【請求項19】
Bがチアゾール、ピリダジン、ピラジン、ピラゾール、イソキサゾール、イソチアゾール、イミダゾール、フリル、チエニル、オキサゾール、オキサジアゾール、チアジアゾール、ピリミジン、ピラゾール、トリアジン、トリアゾール、テトラゾール、ピリジル、インドール、アザインドールおよびジアザ−インドールからなる群から選ばれるヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよい請求項7に記載の化合物。
【請求項20】
Bが必要に応じて同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cチオアルコキシ、アミノ、−C(O)H、−COOH、−COOC−Cアルキル、−NHC(O)−(C−Cアルキル)、−NHS(O)−(C−Cアルキル)、−C(O)−NH、−C(O)NHMe、−C(O)NMe、トリフルオロメチル、−NR5556、−NR5556−(C−Cアルキル)−NR5556−、チアゾール、ピロール、ピペラジン、ピロリジンおよびN−ピロリドンからなる群から選ばれる置換基で置換されるヘテロアリールである請求項6に記載の化合物。
【請求項21】
Bが−C(O)NH−ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはC−Cアルキル、アミノ、−NHC(O)−(C−Cアルキル)、メトキシ、−NHC(C−Cアルキル)および−N(C−Cアルキル)からなる群から選ばれる置換基で置換されてよい請求項7に記載の化合物。
【請求項22】
Bが必要に応じて同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはC−Cアルキル、アミノ、−NHC(O)−(C−Cアルキル)、−NHS(O)−(C−Cアルキル)、メトキシ、−C(O)−NH、−C(O)NHMe、−C(O)NMe、トリフルオロメチル、−NHC(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、ヘテロアリールおよび4、5もしくは6員環式N−ラクタムからなる群から選ばれる置換基で置換されるヘテロアリールである請求項10に記載の化合物。
【請求項23】
Bが−C(O)NH−ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはC−Cアルキル、アミノ、−NHC(O)−(C−Cアルキル)、メトキシ、−NHC(C−Cアルキル)および−N(C−Cアルキル)からなる群から選ばれる置換基で置換されてよい請求項9に記載の化合物。
【請求項24】
Bが必要に応じて同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cチオアルコキシ、アミノ、−C(O)H、−COOH、−COOC−Cアルキル、−NHC(O)−(C−Cアルキル)、−NHS(O)−(C−Cアルキル)、メトキシ、−C(O)−NH、−C(O)NHMe、−C(O)NMe、トリフルオロメチル、−NR5556、−NR5556−(C−Cアルキル)−NR5556−、チアゾール、ピロール、ピペラジン、ピロリジンおよびN−ピロリドンからなる群から選ばれる置換基で置換されるヘテロアリールである請求項16に記載の化合物。
【請求項25】
Bが−C(O)NH−ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはC−Cアルキル、アミノ、−NHC(O)−(C−Cアルキル)、メトキシ、−NHC(C−Cアルキル)および−N(C−Cアルキル)からなる群から選ばれる置換基で置換されてよい請求項13に記載の化合物。
【請求項26】
Bがチエニルである請求項5に記載の化合物。
【請求項27】
Bが必要に応じて同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cチオアルコキシ、アミノ、−C(O)H、−COOH、−COOC−Cアルキル、−NHC(O)−(C−Cアルキル)、−NHS(O)−(C−Cアルキル)、−C(O)−NH、−C(O)NHMe、−C(O)NMe、トリフルオロメチル、−NR5556、−NR5556−(C−Cアルキル)−NR5556、ヘテロアリール、ピペラジン、ピロリジン、N−ピロリドンおよびトリフルオロメチルからなる群から選ばれる置換基で置換されるチエニルである請求項24に記載の化合物。
【請求項28】
Bがチエニルである請求項10に記載の化合物。
【請求項29】
Bが必要に応じて同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはヒドロキシ、C−Cアルキル、アミノ、−NHC(O)−(C−Cアルキル)、−C(O)−NH、−C(O)NHMe、−C(O)NMeおよび−NR5556からなる群から選ばれる置換基で置換されるチエニルである請求項27に記載の化合物。
【請求項30】
Bが必要に応じて同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cチオアルコキシ、アミノ、−C(O)H、−COOH、−COOC−Cアルキル、−NHC(O)−(C−Cアルキル)、−NHS(O)−(C−Cアルキル)、メトキシ、−C(O)−NH、−C(O)NHMe、−C(O)NMe、トリフルオロメチル、−NR5556、−NR5556−(C−Cアルキル)−NR5556、ヘテロアリール、ピペラジン、ピロリジン、N−ピロリドンおよびトリフルオロメチルからなる群から選ばれる置換基で置換されるチエニルである請求項10に記載の化合物。
【請求項31】
Bがチアゾール、ピリダジン、ピラジン、ピラゾール、イソキサゾール、イソチアゾール、イミダゾール、フリル、チエニル、オキサゾール、オキサジアゾール、チアジアゾール、ピリミジン、ピラゾール、トリアジン、トリアゾール、テトラゾールおよびピリジルからなる群から選ばれるヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cチオアルコキシ、アミノ、−C(O)H、−COOH、−COOC−Cアルキル、−NHC(O)−(C−Cアルキル)、−NHS(O)−(C−Cアルキル)、メトキシ、−C(O)−NH、−C(O)NHMe、−C(O)NMe、トリフルオロメチル、−NR5556、−NR5556−(C−Cアルキル)−NR5556、ヘテロアリール、ピペラジン、ピロリジン、N−ピロリドンおよびトリフルオロメチルからなるF群から選ばれる置換基で置換されてよい請求項16に記載の化合物。
【請求項32】
Bがチアゾール、ピリダジン、ピラジン、ピラゾール、イソキサゾール、イソチアゾール、イミダゾール、フリル、チエニル、オキサゾール、オキサジアゾール、チアジアゾール、ピリミジン、ピラゾール、トリアジン、トリアゾール、テトラゾールおよびピリジルからなる群から選ばれるヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cチオアルコキシ、アミノ、−C(O)H、−COOH、−COOC−Cアルキル、−NHC(O)−(C−Cアルキル)、−NHS(O)−(C−Cアルキル)、メトキシ、−C(O)−NH、−C(O)NHMe、−C(O)NMe、トリフルオロメチル、−NR5556、−NR5556−(C−Cアルキル)−NR5556、ヘテロアリール、ピペラジン、ピロリジン、N−ピロリドンおよびトリフルオロメチルからなるF群から選ばれる置換基で置換されてよい請求項17に記載の化合物。
【請求項33】
Bがチアゾール、ピリダジン、ピラジン、ピラゾール、イソキサゾール、イソチアゾール、イミダゾール、フリル、チエニル、オキサゾール、オキサジアゾール、チアジアゾール、ピリミジン、ピラゾール、トリアジン、トリアゾール、テトラゾールおよびピリジルからなる群から選ばれるヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cチオアルコキシ、アミノ、−C(O)H、−COOH、−COOC−Cアルキル、−NHC(O)−(C−Cアルキル)、−NHS(O)−(C−Cアルキル)、メトキシ、−C(O)−NH、−C(O)NHMe、−C(O)NMe、トリフルオロメチル、−NR5556、−NR5556−(C−Cアルキル)−NR5556、ヘテロアリール、ピペラジン、ピロリジン、N−ピロリドンおよびトリフルオロメチルからなるF群から選ばれる置換基で置換されてよい請求項18に記載の化合物。
【請求項34】
明細書の表2に示される請求項3に記載の化合物。
【請求項35】
明細書の表2−1に示される請求項3に記載の化合物。
【請求項36】
明細書の表3に示される請求項3に記載の化合物。
【請求項37】
明細書の表4に示される請求項3に記載の化合物。
【請求項38】
明細書の表5に示される請求項3に記載の化合物。
【請求項39】
Aがフェニルおよびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、ヘテロアリールはピリジニル、フラニルまたはチエニルであり、フェニルまたはヘテロアリールはそれぞれ必要に応じて、同一もしくは異なるアミノ、C1−6アルキルまたはハロゲンの1〜2つで置換されてよく;
−−−が炭素−炭素結合;
,R10,R11,R12,R13,R14,R15およびR16がそれぞれ独立して、水素またはメチル、但し、0、1または2つのみがメチル;
Qが(a)
【化11】

ここで、Rは水素、ハロゲンおよびメトキシからなる群から選ばれ、およびRは水素;または
Qが(b)
【化12】

ここで、RおよびRは水素;および
Qが(a)と(b)の両方;
がB群から選ばれ;
Bがトリアゾール、ピラゾール、オキサゾール、ピラジン、ピリミジンおよびオキサジアゾールからなる群から選ばれるヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよく;
FがC1−6アルキル、ヘテロアリール、−NR42C(O)−(C1−6)アルキル、−NR4243および−C(O)NR4243からなる群から選ばれ;
が水素;
が存在せず;および
42およびR43がそれぞれ独立して、水素および(C1−6)アルキルからなる群から選ばれるか、またはR42とR43がそれらが結合する窒素と共に合して、アジリジン、アゼチジン、ピロリジン、ピペラジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、アゼピンおよびモルホリンからなる群から選ばれるヘテロ脂環式基を形成する請求項1に記載の化合物。
【請求項40】
がH、Cl、Fまたはメトキシ;および

【化13】

からなる群から選ばれる請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
がメトキシまたはフルオロ;および
,R10,R11,R12,R13,R14,R15またはR16の1つがメチルで、その他が水素である請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
がメトキシ;および
,R10,R11,R12,R13,R14,R15およびR16が共に水素である請求項40に記載の化合物。
【請求項43】
,R10,R11,R12,R13,R14,R15またはR16の1つが(R)−メチルで、その他が水素である請求項41に記載の化合物。
【請求項44】
,R10,R11,R12,R13,R14,R15またはR16の1つが(S)−メチルで、その他が水素である請求項41に記載の化合物。
【請求項45】
がメトキシ、水素、クロロまたはフルオロ;および
がオキサジアゾール
である請求項39に記載の化合物。
【請求項46】
がメトキシ、水素、クロロまたはフルオロ;および
がフルオロ、クロロ、アミノまたはメチル基の1つで置換されたオキサジアゾールである請求項39に記載の化合物。
【請求項47】
Aがフェニルおよびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、ヘテロアリールはピリジニル、フラニルまたはチエニルであり、およびフェニルまたはヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるアミノ、C1−6アルキル、ヒドロキシまたはハロゲンの1〜2つで置換されてよく;
,R10,R11,R12,R15およびR16が共に水素;
13およびR14がそれぞれ独立して、水素またはメチル、但し、1つのみがメチル;
Qが(a)
【化14】

ここで、Rは水素、ハロゲンおよびメトキシからなる群から選ばれ、およびRは水素;または
Qが(b)
【化15】

ここで、Rはハロゲンまたは水素およびRは水素;および
Qが(a)と(b)の両方;
がB群から選ばれ;および
Bが−C(O)NR4041、置換フェニル、ヘテロアリール、オキサゾリン、ピラジノン、およびベンゼンもしくはピリジンに縮合するメチレンジオキシもしくはエチレンジオキシからなる群から選ばれ、ここで、ヘテロアリールまたはフェニルは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよい請求項2に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項48】
Bが−C(O)NR4041、置換フェニルおよびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、フェニルは置換され、およびヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよく;
Fが(C1−6)アルキル、(C3−6)シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式基、ヒドロキシ、(C1−6)アルコキシ、(C1−6)チオアルコキシ、シアノ、ハロゲン、−C(O)R57、ベンジル、−NR42C(O)−(C1−6)アルキル、−NR42C(O)−(C3−6)シクロアルキル、−NR42C(O)−アリール、−NR42C(O)−ヘテロアリール、−NR42C(O)−ヘテロ脂環式基、4、5もしくは6員環環式N−ラクタム、−NR42S(O)−(C1−6)アルキル、−NR4243、−C(O)NR4243および−COOR54からなる群から選ばれ、ここで、(C1−6)アルキル、(C3−6)シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式基、(C1−6)アルコキシは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはG群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよく;
Gが(C1−6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−6)アルコキシ、ハロゲン、−NR48C(O)−(C1−6)アルキル、−NR48C(O)−(C)シクロアルキル、4、5もしくは6員環環式N−ラクタム、−NR48S(O)−(C1−6)アルキル、−NR4849、−(C1−6)アルキルC(O)NR4849、−C(O)NR4849および−(C1−6)アルキルNR4849からなる群から選ばれ;
40が水素;および
41が(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールであり、ここで、(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリールは、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたは同一もしくは異なるメチル、(C1−3)アルコキシ、ヘテロアリールまたはアリールの1〜2つで置換され、アリールまたはヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたは(C1−6)アルキル、ヒドロキシ、(C1−6)アルコキシ、−NR42C(O)−(C1−6)アルキル、−NR4243および−C(O)NR4243からなる群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよい請求項47に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項49】
Aがフェニルおよびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、ヘテロアリールはピリジニル、フラニルまたはチエニルであり、およびフェニルまたはヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるアミノ、C1−6アルキル、ヒドロキシまたはハロゲンの1〜2つで置換されてよく;
,R10,R11,R12,R13,R14,R15およびR16がそれぞれ独立して、水素またはメチル、但し、1つのみがメチル;
Qが(a)
【化16】

ここで、Rは水素、ハロゲンおよびメトキシからなる群から選ばれ、およびRは水素;または
Qが(b)
【化17】

ここで、Rはハロゲンまたは水素およびRは水素;および
Qが(a)と(b)の両方;
がB群から選ばれ;
Bが−C(O)NR4041、置換フェニル、ヘテロアリール、オキサゾリン、ピラジノン、およびベンゼンもしくはピリジンに縮合するメチレンジオキシもしくはエチレンジオキシからなる群から選ばれ、ここで、ヘテロアリールまたはフェニルは必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはF群から選ばれる同一もしくは異なる置換基の1〜2つで置換されてよい請求項2に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項50】
Bがピラジノン、およびベンゼン環に縮合するメチレンジオキシまたはエチレンジオキシからなる群から選ばれ、ここで、該基は必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはC−Cアルキル、アミノ、−NHC(O)−(C−Cアルキル)、−NHS(O)−(C−Cアルキル)、メトキシ、−C(O)−NH、−C(O)NHMe、−C(O)NMe、トリフルオロメチル、−NHC(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、ヘテロアリールおよび4、5もしくは6員環式N−ラクタムからなるF群から選ばれる置換基で置換されてよい請求項49に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項51】
Bがオキサジアゾール、トリアゾール、ピラゾール、ピラジンおよびピリミジンからなる群から選ばれ、ここで、該基は必要に応じて、同一もしくは異なるハロゲンの1〜3つまたはC−Cアルキル、アミノ、−NHC(O)−(C−Cアルキル)、−NHS(O)−(C−Cアルキル)、メトキシ、−C(O)−NH、−C(O)NHMe、−C(O)NMe、トリフルオロメチル、−NHC(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)、ヘテロアリール、4、5もしくは6員環式N−ラクタムおよび(C1−6)アルキルNR4849からなるF群から選ばれる置換基で置換されてよい請求項49に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項52】
Bのヘテロアリールがピラジンおよびピリミジンからなる群から選ばれる請求項49に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項53】
Bのヘテロアリールがピラジンおよびピリミジンからなる群から選ばれる請求項50に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項54】
,R10,R15およびR16が共に水素;およびR11,R12,R13およびR14がそれぞれ独立して、水素またはメチル、但し、1つのみがメチルとなりうる請求項1に記載の化合物。
【請求項55】
11,R12,R13およびR14の1つがメチルである請求項54に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項56】
11,R12,R13およびR14のメチル基が結合するピペラジン環の炭素原子が、(R)配置を有する請求項55に記載の化合物。
【請求項57】
11,R12,R13およびR14が共に水素;およびR,R10,R15およびR16がそれぞれ独立して、水素またはメチル、但し、1つのみがメチルとなりうる請求項1に記載の化合物。
【請求項58】
,R10,R15およびR16の1つがメチルである請求項57に記載の化合物。
【請求項59】
,R10,R15およびR16のメチル基が結合するピペラジン環の炭素原子が、(R)配置を有する請求項58に記載の化合物。
【請求項60】
が水素;
mが2;
が水素;
が存在せず;
AがC1−6アルコキシ、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、アリールはフェニル、ヘテロアリールはピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、フラニル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリルおよびイソキサゾリルからなる群から選ばれ、およびアリールまたはヘテロアリールは必要に応じて、同一もしくは異なるアミノ、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、−NHC(O)CH、ハロゲンおよびトリフルオロメチルの1または2つで置換されてよく;および
―――が炭素−炭素結合
である請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項61】
請求項1に記載の、抗ウィルス有効量の式Iの化合物またはその医薬的に許容しうる塩、および医薬的に許容しうる担体から成る医薬製剤。
【請求項62】
(a)AIDS抗ウィルス薬
(b)抗感染薬
(c)免疫モジュレーターおよび
(d)HIVエントリー・インヒビター
からなる群から選ばれるAIDS処置剤の抗ウィルス有効量をさらに含有する、HIVによる感染の処置に有用な請求項61に記載の医薬製剤。
【請求項63】
ウィルスで感染した哺乳類を処置する方法であって、該哺乳類に対して、請求項1に記載の、抗ウィルス有効量の式Iの化合物またはその医薬的に許容しうる塩を投与することから成る処置法。
【請求項64】
哺乳類に対して、抗ウィルス有効量の式Iの化合物を、AIDS抗ウィルス薬、抗感染薬、免疫モジュレーターおよびHIVエントリー・インヒビターからなる群から選ばれる抗ウィルス有効量のAIDS処置剤と組合せて投与する請求項63に記載の処置法。
【請求項65】
ウィルスがHIVである請求項63に記載の処置法。
【請求項66】
ウィルスがHIVである請求項64に記載の処置法。
【請求項67】
下記式Iaで示される請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【化18】

[式中、Rはメトキシ、フルオロまたはクロロ;
は式:
【化19】

の1,2,3−トリアゾリル基または式:
【化20】

の1,2,4−トリアゾリル基からなる群から選ばれ;
Dは水素またはC−Cアルキル;
Eは水素、(C−C)アルキル、−O(C−C)アルキルおよび−CHOCHからなる群から選ばれ;および
11は水素またはメチルで、ここで、メチルが結合する配置は(R)、但し、R
【化21】

のとき、R11は水素である]
【請求項68】
がメトキシまたはフッ素;
Dが水素またはメチル;および
Eが水素、メチルまたはエチル
である請求項67に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項69】
がメトキシ;
Dが水素またはメチル;および
Eが水素、メチルまたはエチル
である請求項68に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項70】
11が水素である請求項69に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項71】

【化22】

および
11が水素である請求項70に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項72】
Dが水素である請求項71に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項73】
Dがメチルである請求項71に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項74】

【化23】

である請求項70に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項75】
Eが水素である請求項74に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項76】
Eがメチルである請求項74に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項77】
Eがエチルである請求項74に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項78】
がフルオロ;
Dが水素またはメチル;および
Eが水素またはメチル
である請求項68に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項79】

【化24】

および
11が水素である請求項78に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項80】
Dが水素である請求項79に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項81】
Dがメチルである請求項79に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項82】

【化25】

である請求項78に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項83】
Eが水素である請求項82に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項84】
Eがメチルである請求項82に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項85】
がメトキシ;
Dが水素またはメチル;
Eが水素、メチルまたはエチル;および
11が(R)−メチル
である請求項68に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項86】

【化26】

である請求項85に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項87】
Eが水素である請求項86に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項88】
Eがメチルである請求項86に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項89】
Eがエチルである請求項86に記載の化合物またはその医薬的に許容しうる塩。
【請求項90】
請求項67に記載の、抗ウィルス有効量の式Iaの化合物またはその医薬的に許容しうる塩、および医薬的に許容しうる担体から成る医薬製剤。
【請求項91】
(a)AIDS抗ウィルス薬
(b)抗感染薬
(c)免疫モジュレーターおよび
(d)HIVエントリー・インヒビター
からなる群から選ばれるAIDS処置剤の抗ウィルス有効量をさらに含有する、HIVによる感染の処置に有用な請求項90に記載の医薬製剤。
【請求項92】
HIVウィルスで感染した哺乳類を処置する方法であって、該哺乳類に対して、請求項67に記載の、抗ウィルス有効量の式Iaの化合物またはその医薬的に許容しうる塩を投与することから成る処置法。
【請求項93】
哺乳類に対して、抗ウィルス有効量の式Iaの化合物を、AIDS抗ウィルス薬、抗感染薬、免疫モジュレーターおよびHIVエントリー・インヒビターからなる群から選ばれる抗ウィルス有効量のAIDS処置剤と組合せて投与する請求項92に記載の処置法。

【公表番号】特表2006−504669(P2006−504669A)
【公表日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−527742(P2004−527742)
【出願日】平成15年8月4日(2003.8.4)
【国際出願番号】PCT/US2003/024415
【国際公開番号】WO2004/014380
【国際公開日】平成16年2月19日(2004.2.19)
【出願人】(391015708)ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー (494)
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
【Fターム(参考)】